JP4787244B2 - 湯出しパイプ - Google Patents

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Description

本発明は、冶金学的溶融容器のための湯出しパイプ(湯出し火口とも呼ばれる)に関する。冶金学的溶融容器は、例えば転炉又はアーク炉のような、冶金学的溶融物がその中で生産され、処理され、及び/又は搬送されるものの集合体(aggregate)として理解される。
この場合、溶融容器に配置されている溶融金属は湯出しパイプに沿って下流の集合体の中に導かれる。例えば、転炉からの鋼は下流の連続鋳造設備へ取鍋を介して供給される。
溶融金属は可能な限り汚染無く搬送されなければならない。例えば、周囲環境(酸素、窒素)との接触は避けられるべきであり、スラグとともに運ばれる酸素、窒素との接触も避けられるべきである。
転炉の湯出し装置は特許文献1から知られており、この装置は軸方向の複数の耐火煉瓦又は耐火円板を備えている。入り口側の煉瓦は漏斗形状の通路溝(溝型貫通孔(troughhole)とも呼ばれる)を有し、湯出しパイプの通路溝は出口側の端部で最小径を有する。このように設計された湯出しパイプは20年間市場に出ており、性能が証明されている。
出口側の端部における寸法が特許文献2の要求に対応する湯出しパイプもまた、性能が証明されている。この場合、出口の断面の計算は、湯出しパイプの上の溶融金属の高さの平均値を仮定した、対応する溶融金属の流量プロファイルに基づいている。
転炉の湯出しパイプに対して、湯出し中の溶融金属の高さ(浴高)は、転炉は湯出し時間が経つにつれて傾斜(tracked)されるため、通常はほとんど一定である。しかし、浴高は、特に湯出しの最後には、自動的に減少する。同時に、スラグが溶融金属に誘導されて湯出しパイプに入り、通過する危険性が増大する。さらに、乱流が形成される恐れがあり、湯出しパイプの中に部分的な真空状態が生じる恐れがある。再酸化及び窒素の取り込みの危険が同時に増加する。
欧州特許第0057946号明細書 独国特許発明第4208520号明細書
本発明は、このような方法に引用された種類の湯出しパイプを最適化することを目的とし、湯出し時間の全体を通して望ましい(“一定の”)流量を確保すると共に、スラグが運ばれないようにする。“一定の”という言葉は、可能な限り、湯出しパイプの湯出しチャネル(tapping channel)の中の流量が湯出し時間の最後まで妨害されない、ということを意味する。また、酸素又は窒素の吸収は、可能な限り避けられるべきである。最後に、湯出しパイプは、可能な限り均一な流量が(技術的な許容限界の範囲内で)損耗とは独立して、湯出しパイプに沿って輸送されることが可能であるように、設計されるべきである。
特許文献2によれば、溶融金属の流量分布は次式から決定することができる。
A(x)=m/(ρ*(2gx)1/2
ここで、
A(x)=浴レベル(bath level)から距離xにおける望ましい流れ断面(flow cross−section)
m=溶融金属(溶融物)の流量
g=重力加速度=9.81m/s
x=浴レベルからの選択された距離
ρ=溶融金属(溶融物)の密度
この場合では、溶融金属の加速によって生じる落下高さの関数としての断面変化のみが考慮されている。計算の明確性及び理解可能性を確保するために、溶融金属の粘度、または壁部摩擦のような影響は、ここ及びこの明細書中に示されるさらなる計算において、軽視及び/又は無視されている。
従って、特定の溶融金属に対しては、出口端におけるフローチャネル(flow channel)の望ましい直径は、フローチャネルの垂直位置、予め定められた流量、及び浴レベルと出口端との間の予め定められた距離について、正確に決定することができる。これは下記の1つの例に基づいて示される。
m=700kg/s
x=2.7m
ρ=7200kg/m (鋼に対して)
A(x=2.7メータ)=700/7200*(2*9.81*2.7)1/2=0.01355m
A = d*π/4から、出口において円形状の断面を有する湯出し部に対して、出口の直径は次のように計算される。
d=(A*4/π)1/2
d=[(0.01335*4)/π]1/2=0.1304m
しかし、出口端における湯出しチャネルの予め定められた直径について、流量及び結果的な流量分布に関する決定因子(decisive aspect)は特定の浴高(湯出しパイプの出口端の上の溶融金属の高さ)である。湯出しパイプのフローチャネルの円形状の断面の望ましい半径が、出口端からの距離の関数としての異なる浴高さに対する例として、図1にプロットされており、ここで、出口端からの距離0は湯出しパイプの出口端を示し、1.35メータは(新規な)湯出しパイプの全長であり、2.70メータの(出口端から計算された)最大浴高さが仮定されている。湯出し入り口端の上の溶融金属浴の有効最大高さは、従って、1.35メータである。ベースとして予め定められた流量を使用すると、図示された曲線は、最大浴高さ(=2700mm)に対する、出口端からの異なる距離における湯出しチャネル(湯出しパイプの中のフローチャネル)の理論的な必要最小半径を示し、出口端において半径=65mmから始まっている。残りの曲線は、出口端における同一の断面(半径65mm)という仮定の下での、異なる浴高さに対する、出口端からの異なる距離における湯出しチャネルの理論的な必要最小半径を示している。
湯出しパイプの入り口領域の2700mmと2400mmとの間の浴高さにおいて、80mmという半径は、湯出しパイプの円形状断面を65mmの半径を有する出口端において完全に溶融金属の流れで満たすための、フローチャネルの断面としては十分である。
しかし、浴レベルがさらに下降し、例えば1600mmの最小浴高さまで下降した場合(湯出し入り口の上の溶融金属の有効高さが250mmとして図示されている)には、出口端での湯出しパイプの同じ断面に対して、湯出しパイプの入り口領域におけるフローチャネルの断面の必要半径として約110mmの値が結果として得られる。
湯出し部分の寸法について、特許文献2には30%から70%の範囲の浴レベルしか考慮されていない。
最低浴レベルが30%であり、装備された湯出し部(湯出し装置)の長さが750mmである場合を考慮した上述の例に対して、75mmの入り口径が結果として得られる。このことから、特許文献2の教示が、湯出しパイプの通路溝が入り口側で小さすぎる結果を算出するということが結論付けられる。
対照的に、本発明は湯出しパイプの通路溝の全く異なる寸法を結果的に算出する。
低い浴高さ(湯出しパイプの入り口領域の上の溶融金属の有効高さ<最大値の30%)を考慮することによって、入り口端に置ける望ましい断面は大きくなり、特許文献2に従って結果として得られる断面から大きく異なっている。
図2において、曲線(1)は、浴高さが1600mmであり、出口断面の半径が65mmである場合の出口溝の長軸方向の断面(理論的必要最小半径)の望ましい分布を示している。曲線(2)は、関連技術(入り口断面の半径:80mm)による湯出しパイプ中の流れの状態を示している。関連技術においては、本発明によって求められる入り口断面(半径=110mm)に比べ小さすぎる入り口断面の故に、湯出しパイプ中の流れの強い狭窄が生じる。流れが自由に形成される場合には、80mmという入り口断面の半径は、出口端における50mmという断面領域の半径にしか相当しない。したがって、入り口断面以下の領域において、湯出しチャネルの断面全体を満たし、湯出しチャネルを使用して溶融物を流し出すことはもはや可能ではない。これらの結果として、上述した乱流及び湯出しパイプ中の部分的な真空状態が生じるとともに、溶融金属の上に浮遊しているスラグが一緒に運ばれてしまう。同時に、パイプの経路に沿って生じる乱流によって体積流量が(さらに)減少し、よって湯出し時間が必要以上に長くなってしまう。このため、溶融金属の温度が低下してしまい、後続の処理において溶融金属を望ましい温度レベルまで再度過熱する必要が生じ、付加的なエネルギーコストが生じてしまう。
本発明に従って、乱流を回避し、湯出しチャネルの中の完全連続流を維持することが、湯出しチャネル全体が湯出し時間の全体を通して、例えば、低い浴高さ(湯出しパイプの入り口端の上の浴レベルの有効高さが最大高さの30%以下)であってさえも、溶融金属で完全に充填されるように湯出しチャネルを設計することによって達成される。
本発明の最も一般的な実施形態においては、本発明は冶金学的な溶融用容器のための湯出しパイプを備えてなり、この湯出しパイプの軸方向に設けられた通路溝の出口端と入り口端との間の溝断面A(y)は次の関係式で表される。
A(y)=A*√((h−h)/(h+h−y))
ここで、
A=出口端における断面積 [m
=入り口端の上の溶融金属の有効高さ[m](湯出しチャネルの軸方向の延長部において)
=湯出しパイプの入り口端と出口端との間の長さ[m]
y=出口端と湯出しパイプに沿う所定の点との間の軸方向距離[m]であり、0(h+h
“h”は、湯出しパイプの軸方向延長部における溶融用容器の中の溶融金属の最大高さ(hmax)の0.3倍より小さいか又は等しい。変動要因(h/hmax)は、特に低い浴高さでの、異なる流れ特性を考慮している。この場合、0.3という因子から、湯出しパイプの入り口端の上の溶融金属の有効高さが最高浴高さでの溶融金属の有効高さより少なくとも70%低い状態が検出できるという結果となる。
“h”は、湯出しパイプの入り口端と出口端との間の特定の長さを示している。湯出しパイプの出口端は自動的にその下方自由端となるが、入り口端の位置は湯出しパイプの使用期間とともに変化する。入り口端の耐火材料の消耗がこのことの原因である。形成されたままの状態では、入り口端は、隣接する冶金学的溶融用容器の耐火ライニングの耐火材料のレベルに一致している。湯出しパイプの長さは、浸食に従って短くなる。
最終的に“y”は、出口端と湯出しパイプに沿った所定の点との間の軸方向距離となる。出口端に対してy=0となり、次式が前述の式から導かれる。
(y=0)=A
次の関係式が、円形状の湯出し断面という特定のケースの場合の、出口端と入り口端との間の湯出し断面の直径d(y)に対して導かれる。
d(y)=d*√((h+h)/(h+h−y))
ここで、
d=出口端での直径
=湯出しパイプの軸方向の延長部における湯出し入り口の上の溶融用容器中の溶融金属の最大高さ(hmax)に対して0.3hmax以下
=湯出しパイプの出口端と入り口端との間の長さ
y=出口端と湯出しパイプに沿った所定の点との間の軸方向距離
この場合、“d”は予め設定された望ましい流量を有する出口端での直径を示している。望ましい体積流量が大きいほど、直径“d”は大きくなる。
後述には、本発明による教示が別の代表的な実施形態を基に説明されている。湯出しパイプの長さ(h)は1.35メータに、(パイプの入り口端からの)浴レベルの高さ(h)は0.25メータ(=湯出し入り口の上の溶融金属浴の最大高さ1.35メータの18.5%)に仮定している。出口端における直径“d”は、望ましい体積流量“X”を確保するため、0.13に固定されている。
上記の式を用いて、通路溝の入り口における内径は次のように計算することができる。
(y)=0.13*√((0.25+1.35)/(0.25+1.35−1.35))=0.21m
通路溝について、出口端での値は(上述のように)d=d、すなわち0.13mであるのに対し、出口端まで1メータの距離では、次の直径の値が得られる。
(y)=0.13*√((0.25+1.35)/(0.25+1.35−1.0))=0.17m
ベースとして2.0メータのパイプ長さを使うと(その他については、出口断面、出口径、入り口端の上のよくレベルの有効高さのような同じ構成データを用いて)、出口端に置ける望ましい直径は0.13メータであるのに対し、入り口端に置いては0.23メータであり、出口端から1メータの距離では0.15メータである。
このことから、湯出しパイプの長さを増加すると、入り口端の望ましい開口幅は大きくなるということが推論できる。
代替的に、入り口端の上の溶融金属レベルの有効高さが0.4メータ(最大浴高さの約30%に対応する)であり、パイプの長さが1.35メータ、出口端に置ける直径が0.13メータの場合に対して上記の計算を行うと、入り口領域におけるフローチャネルの直径は0.19メータと計算され、出口端まで1メータの高さでは0.16メータと計算される。
一の実施形態によると、因子(h/hmax)は、>0.05及び/又は<0.3(hmaxは、湯出しパイプの軸方向延長部における湯出しパイプの入り口領域の上の溶融用容器中の溶融金属の最大高さ)と仮定される。更なる実施形態によれば、その値は>0.1及び/又は<0.2の間にある。
上述の通り、入り口側部分における湯出しパイプの寸法は特に重要である。この場合、低い有効高さでの浴レベル(入り口端の上の浴レベルの最大有効高さの<30%)における比率が特に重要である。出口側端における断面寸法は、主として予め決められた体積流量(最大浴高さでの流量)の値によって定められる。
従って、一の実施形態によれば、フローチャネルに対する断面の計算は、“y”>湯出しパイプの全体長さの50%である場合の、“y”の値に関係している。さらなる実施形態によれば、これらの値は>70%の値まで増加する。このことは、パイプの全体長さの(入り口端から)50%または3分の1が本質的に本発明に従って設計されるべきであるということを意味している。
この区画は連続的に傾斜した円錐形状にされても良い。また、出口側端への方向の必要な傾斜は、必要に応じて段状にされても良い。また、フローチャネルの最適化された寸法を、(長さ方向の断面において)多角形状で勾配のある形状(図3〜5に示す)、又はアーチ状の形状にすることも可能である。また、本発明によって計算された理想的な寸法に加え、容易に製造できる技術的に設けられた段状の壁からなる進路が、図3〜5に示され、同様に望ましい効果を実現している。
特に、湯出しパイプの下方の出口側半分を、(上方の)入り口側部分に倣って円錐形状にすることができる。しかし、この部分をより傾斜の少ない円錐形状にして、円筒形状に近い形状までにすることもできる。この形状は、特に湯出しパイプの長さの終端10〜20%の部分に適用される。
フローチャネルの傾斜に関して、本発明は一の実施形態(円形状の溝断面及び内部形状を溝の軸に対して対照的にすること)によってフローチャネルの内部形状の傾斜(S)が次式に従うように壁部を設計することを教唆している。
S=r/4・√((h+h)/h+h−y)
ここで、
r=出口端における溝の断面の半径
この場合、傾斜Sは、湯出し部の出口端までの距離yの関数としての湯出しチャネルの円形状の断面の半径r(y)の変化を記述している。
例えば、下記の表に記載された値は、異なる浴高さに対する、湯出しパイプの出口端からの異なる距離において、要求される最小の傾斜Sを示している。
=1.35m
max=1.35m
r=0.065m
の場合
=2.0m
max=1.35m
r=0.065m
の場合
=0.75m(例えば、消耗した転炉ライニングの減少した湯出し部長さ)
max=1.95m
r=0.065m
の場合
例は、入り口側領域(溝長さの最初の3分の1)において、傾斜の値が0.02であることを示している。有効浴高さが非常に低く、湯出し口の長さが短い場合には、Sが0.02である領域が、湯出しチャネルの入り口側半分まで延在する。このSの値は、0.025、0.05、または0.25まで増加することができる。
このことは、湯出しチャネルの少なくとも(入り口端に隣接する)上半分及び/又は(入り口端に隣接する)上部3分の1に適用されるが、また、湯出しチャネルの長さ全体に亘って延在しても良い。まさに入り口端その場所(湯出しパイプの全体長さの0.05の長さ)においては、その値は>>0.25、例えば1、5、10、30、50、70、又は100とすることができる。湯出しチャネルの壁部の設計が完全に、若しくは部分的に段状である場合、又は設計が生産設備に適用される場合には、“傾斜”は長さ方向の連続的な段の端部の間にプロットすることのできる直線的な接続線の傾斜を示している。
また、本発明による湯出しパイプの寸法取りは、湯出しパイプの長さの変化を、隣接するライニングの消耗の関数として考慮しており、湯出し口長さの特定の値及び湯出し口の上の溶融物の高さは計算に包含されている。
軸に沿って出口端から入り口端まで、理想的な流れの状況の下で通路溝の断面の変化が見られ、この断面の変化を正規化した場合には、次式が成り立つ。
A(y)/A=1/2√((h+h)/(h+h−y)
ここで、
A(y)=点yにおける断面の変化をm/mで表したもの
A=通路溝の湯出しパイプの出口端における断面積
=湯出しパイプの軸方向延長部の湯出し入り口の上の溶融用容器中の溶融金属の最大高さ(hmax)の0.3hmax又はそれ以下
=湯出しパイプの入り口端と出口端との間の長さ
y=出口端と湯出しパイプに沿う所定の位置との間の軸方向距離
溶融金属のレベルを、湯出しチャネルの入り口端の上の最大有効浴高さの最大30%と仮定すると、次の値が湯出しチャネルの入り口側半分に対して導かれる。
A(y)/A>1/2*√((2.4)/(2.4−1)
A(y)/A>0.468 [l/m]
ここで、
=2m
=0.4m
y=1m
これは、湯出しチャネルの入り口側半分においては、好ましい流れ状態を提供するためには、断面積が溝長さのメータあたり少なくとも47%増加しなければならない、ということを意味している。
本発明による湯出しパイプの設計によって、湯出し工程は、たとえ低い浴高さにおいても、軽減された乱流及び一定の溶融金属流量で作業することができ、よってスラグの持ち出しを大幅に削減することを可能としている。また、温度損失の軽減及び消耗を軽減することにより、エネルギーの節約及び湯出し部の寿命の延長のような、さらなる経済的な利点が得られる。
出口端からの距離の関数としての異なる浴高さに対する、湯出しパイプのフローチャネルの円形状の断面の望ましい半径。 浴高さが1600mmであり、出口断面の半径が65mmである場合の出口溝の長軸方向の断面(理論的必要最小半径)の望ましい分布(1)及び入り口断面の半径が80mmの湯出しパイプ中の流れの状態(2)。 フローチャネルの最適化された寸法を、多角形状で勾配のある形状にした場合の湯出しパイプのフローチャネルの円形状の断面の望ましい半径。 フローチャネルの最適化された寸法を、多角形状で勾配のある形状にした場合の湯出しパイプのフローチャネルの円形状の断面の望ましい半径。 フローチャネルの最適化された寸法を、多角形状で勾配のある形状にした場合の湯出しパイプのフローチャネルの円形状の断面の望ましい半径。

Claims (4)

  1. 溶融金属浴を中に保持するように設けられた溶融金属用容器と、
    該溶融金属用容器に作用可能に接続されている湯出しパイプであって、該湯出しパイプは、入口端と、出口端と、前記入口端と前記出口端との間に軸方向に延びる通路導管を含み、該軸方向に延びる通路導管は、前記入口端と前記出口端との間において次式:
    A(y)=A×√{(h+h)/[(h+h)−y]}
    A=通路溝の出口端における断面積[m
    =湯出しパイプの入り口端の上の溶融用容器中の溶融金属の有効高さ(湯出しパイプの軸方向延長部)[m](h <0.2h max の状態で)
    max =溶融金属用容器が、湯出しパイプの入口端におけるより上に溶融金属浴を保持することができる最大高さ(湯出しパイプの軸方向延長部)[m]
    =湯出しパイプの入り口端と出口端との間の長さ[m]
    y=出口端と湯出しパイプに沿う所定の点(yは0より大きく、(h +h )に等しいか又は(h +h )より小さい)との間の軸方向距離[m]
    に従う断面を有する湯出しパイプと、
    を備える装置。
  2. >0.05hma あることを特徴とする請求項1に記載の湯出しパイプ。
  3. >0.1hmaxかつ<0.2hmaxであることを特徴とする請求項2に記載の湯出しパイプ。
  4. 円形状断面の軸方向に延びる通路導管を有することを特徴とする請求項1に記載の湯出しパイプ。
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