JP4787069B2 - 車両用変速操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用変速操作装置に関するものである。
従来、車両用変速操作装置としては、オートマチック用レンジおよび手動で変速を行うためのマニュアルレンジを含む複数のレンジの間でシフト操作されるシフトレバーと、このシフトレバーを挿通するための挿通穴を有し、各レンジを表示する文字が印字されたシフトパネルとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、シフトレバーは、マニュアルレンジではシフトアップ操作またはシフトダウン操作されるようになっている。
また、このような車両用変速装置では、シフトレバーがオートマチック用レンジのドライブレンジからマニュアルレンジにシフト操作されたことを検知するための第1スイッチと、シフトレバーがシフトアップ操作されたことを検知するための第2スイッチと、シフトレバーがシフトダウン操作されたことを検知するための第3スイッチとが設けられている。
特開2001−105920号公報
特許文献1に記載の車両用変速操作装置では、シフトパネルに各レンジを表示する文字が印字されているが、シフトパネルに、各レンジを表示する透光性のある複数の表示部を設けるとともに、このシフトパネルの裏側に照明用ランプを配設して、この照明用ランプでシフトレバーの位置するレンジに対応する表示部を照らすようにすることも行われている。
しかしながら、このような構成では、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチに加えて、照明用ランプを個々に例えばベース部材に組み付ける必要があり、手間がかかる。また、各電気部品に接続された電線をそれぞれ外部電線に接続する作業も必要であるため、組み付けに時間がかかっていた。
本発明は、このような事情に鑑み、部品の組み付けの作業性を向上させることができる車両用変速操作装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ドライブレンジおよびマニュアルレンジを含む複数のレンジの間でシフト操作されるとともに、マニュアルレンジではシフトアップ操作またはシフトダウン操作されるシフトレバーと、このシフトレバーを挿通するための挿通穴および各レンジを表示する透光性のある複数の表示部を有するシフトパネルと、このシフトパネルの裏側から前記表示部を照らす照明用ランプと、前記シフトレバーがマニュアルレンジにシフト操作されたことを検知するための第1スイッチと、前記シフトレバーがシフトアップ操作されたことを検知するための第2スイッチと、前記シフトレバーがシフトダウン操作されたことを検知するための第3スイッチとを備えた車両用変速操作装置において、前記照明用ランプ、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチが設けられる配線基板と、この配線基板を収容するケースとをさらに備え、前記ケースには、前記配線基板とつながり、外部電線が連結可能なコネクタが設けられている一方、前記照明用ランプは、前記配線基板の表面に設けられており、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチは、配線基板の裏面に設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用変速操作装置において、前記表示部は、前記挿通穴の側方に前記レンジが並ぶ方向に沿って配列されており、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチは、前記シフトレバーに対して表示部側に配置されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両用変速操作装置において、前記表示部は、前記挿通穴に対して、シフトレバーがドライブレンジからマニュアルレンジにシフト操作される方向の側方に配列されていることを特徴とするものである。
例えば、請求項4の発明のように、請求項3に記載の車両用変速操作装置において、前記ケースに、ドライブレンジからマニュアルレンジにシフト操作される方向と平行な方向に移動可能に支持され、シフトレバーに連動して移動することにより第1スイッチを操作する第1スライド部材と、この第1スライド部材に、シフトレバーがシフトアップ操作およびシフトダウン操作される方向に移動可能に支持され、シフトレバーに連動して移動することにより第2スイッチまたは第3スイッチを操作する第2スライド部材とがさらに設けられている構成とすることができる。
請求項1の発明によれば、照明用ランプ、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチを配線基板に設けるとともに、この配線基板をケースに収容して、電気部品を1つのユニットにまとめたから、このケースを例えばベース部材に取り付けることによって全ての電気部品を一度に組み付けることができる。しかも、ケースには、配線基板とつながり、外部電線が連結可能なコネクタを設けたから、このコネクタに外部電線を連結するだけで各電気部品に外部電線を接続することができる。従って、組み付けの作業性を向上させることができる。
また、配線基板の表裏両面を利用して照明用ランプおよび各スイッチを配設することができ、配線基板およびケースの小型化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、表示部を挿通穴の側方にレンジが並ぶ方向に沿って配列し、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチをシフトレバーに対して表示部側に配置したから、照明用ランプと各スイッチをまとめて配置することができるため、配線基板の大きさを小さく設定することが可能になるとともに、ケースをコンパクトな形状にすることができる。
請求項3の発明のように、表示部は、挿通穴に対して、シフトレバーがドライブレンジからマニュアルレンジにシフト操作される方向の側方に配列されていれば、シフトレバーと第1スイッチとの間にシフトレバーに連動して移動する部材を設けるだけの簡単な構成で、シフトレバーがマニュアルレンジにシフト操作されたことを検知できるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用変速操作装置1は、平面視で略長方形状のベース部材2を備えている。なお、本実施形態では、図1および図2に示すように、平面視におけるベース部材2の長手方向を前後方向、短手方向を左右方向として説明する。
前記車両用変速操作装置1は、ベース部材2に加えて、ベース部材2の後部に取り付けられるゲート部材4と、このゲート部材4に当該ゲート部材4を上方から覆うように取り付けられるシフトパネル5と、ゲート部材4およびシフトパネル5を貫通して上下に延びるシフトレバー3とを備えている。
前記シフトレバー3は、球状の下端部31がベース部材2に形成された図略の球面受け部に支持されることにより、下端部31を支点として傾動可能となっている。なお、シフトレバー3は、図略の回動規制部がベース部材2と係合することにより、軸心回りには回動不能となっている。
前記ゲート部材4は、シフトレバー3の傾動方向を前後方向または左右方向に規制しながら当該シフトレバー3を案内するためのゲート41を有している。具体的には、ゲート41は、図3に示すように、パーキングレンジP、リバースレンジR、ニュートラルレンジN、ドライブレンジD、マニュアルレンジMに跨って屈曲しながら左右方向または前後方向に延びるシフト操作用ゲートG1と、マニュアルレンジMから前後方向に延びるマニュアル操作用ゲートG2とを有している。なお、マニュアルレンジMとドライブレンジDは、左右に並ぶ位置に設定されており、シフト操作用ゲートG1のドライブレンジDとマニュアルレンジMとに跨る部分は、マニュアル操作用ゲートG2と直交している。
一方、シフトレバー3には、軸心方向の略中央に角柱部32が設けられており、この角柱部32がゲート41内に嵌り込むようになっている。そして、シフトレバー3は、角柱部32がシフト操作用ゲートG1に案内されることにより、前記レンジP,R,N,D,Mの間でシフト操作可能となっているとともに、マニュアルレンジMでは角柱部32がマニュアル操作用ゲートG2に案内されることにより、シフトアップ操作(前方への傾動操作)またはシフトダウン操作(後方への傾動操作)可能となっている。
前記シフトパネル5は、前記ゲート部材4のゲート41に対応する形状の挿通穴51を有している一方、シフトレバー3は、前記角柱部32の上側位置に円柱部33を有しており、シフトレバー3の円柱部33がシフトパネル5の挿通穴51に挿通されている。
また、シフトパネル5は、挿通穴51の左方で前後方向に延びる直線上に並ぶように配列された4つの表示部52を有している。これらの表示部52は、各レンジP,R,N,DおよびMを表示するものであり、図4に示すように、各レンジP,R,N,DおよびMの左方に設けられた窓52a,52bと、これらの窓52a,52bを裏側から塞ぐ表示プレート55とからなっている。前から3つの窓52aは、円形状をなしているが、最も後側の窓52bは、左右に延びる長穴状をなしている。前記表示プレート55は、透光性のある材料で構成されており、図5に示すように、窓52a,52bから上方に露出する部分に各レンジを示す文字が設けられている。なお、表示部52は、レンジの並ぶ前後方向に沿って配列されていればよく、必ずしも直線上に配列されている必要はない。例えば、挿通穴51の形状に合わせて、後側に向かうに従って段々と左方に位置するように配列されていてもよい。
前記シフトパネル5の表示部52が並ぶ部分の裏側には、平面視で前後方向に延びる長方形状のケース6が配設されている。このケース6は、ゲート部材4を介してベース部材2に取り付けられるようになっており、図6に示すように、上方に開口する容器状をなしている。そして、このケース6の内部には、配線基板8が当該ケース6の開口を略全面的に塞ぐ状態で収容されている。さらに、ケース6には、前後方向の略中央の下部に、配線基板8とつながり、図略の外部電線が連結可能なコネクタ10が設けられている。
具体的には、前記ケース6は、図7に示すように、上方および右方に開口する収容体61と、この収容体61の右側の開口を塞ぐ蓋体62とを有している。前記収容体61は、前部に段差部を有する底壁61cと、この底壁61cの左端部から立ち上がる主壁61aと、底壁61cの前後両端部からそれぞれ立ち上がる側壁61bとを有している。両側壁61bの内側面には、配線基板8を上下から挟持可能な挟持部63がそれぞれ設けられており、これらの挟持部63に配線基板8が挟持されている。
前記配線基板8のケース6から上方に露出する表面には、各表示部52に対応する位置に4つの照明用ランプ85が設けられている。これらの照明用ランプ85は、シフトレバー3が位置するレンジに対応する表示部52をシフトパネル5の裏側から照らすものである。
また、配線基板8の裏面には、シフトレバー3がマニュアルレンジMにシフト操作されたことを検知するための第1スイッチ90と、シフトレバー3がシフトアップ操作されたことを検知するための第2スイッチ9Aと、シフトレバー3がシフトダウン操作されたことを検知するための第3スイッチ9Bとが設けられている。
第1スイッチ90は、配線基板8の裏面に形成された配線パターンにより構成される一対の固定接点(図示せず)と、可動接点78とを有しており、可動接点78が両固定接点に接触することにより、固定接点同士の間の導通が可能となるものである。
第2スイッチ9Aおよび第3スイッチ9Bは、平面視で矩形をなす板状の本体の下面に、上下動可能な押しボタン91aを有する操作部91が設けられた押しボタンスイッチであり、本体の上面が配線基板8の裏面に接する状態で配線基板8に固定されている。
そして、第1スイッチ90は、ケース6に左右方向に移動可能に支持される第1スライド部材71によって操作され、第2スイッチ9Aおよび第3スイッチ9Bは、第1スライド部材71に前後方向に移動可能に支持される第2スライド部材72によって操作されるようになっている。これらの第1スライド部材71および第2スライド部材72は、ケース6の蓋体62の下部に設けられた切り欠き62aを通じてケース6の内側から外側に張り出している。
第2スライド部材72は、マニュアルレンジMに対応する位置で右方に開口する凹溝72aを有している。そして、図10に示すように、シフトレバー3がドライブレンジDからマニュアルレンジMにシフト操作されたときには、シフトレバー3の円柱部33が凹溝72aに嵌り込むことにより第2スライド部材72とシフトレバー3とが係合し、マニュアルレンジMでシフトレバー3がシフトアップ操作またはシフトダウン操作されると、第2スライド部材72がシフトレバー3に連動して前方または後方に移動するようになる。
第1スライド部材71は、シフトレバー3がドライブレンジDからマニュアルレンジMにシフト操作されたときに第2スライド部材72と共に左方に移動し、シフトレバー3がマニュアルレンジMからドライブレンジDにシフト操作されたときに第2スライド部材72と共に右方に移動する。
具体的には、図7〜図9に示すように、第1スライド部材71は、平面視で矩形をなす板状の底部71eと、この底部71eの左端部から立ち上がる立上り部71fと、この立上り部71fの上端部から底部71eの略中央に対応する位置まで右方に張り出す天井部71gとを有している。
前記底部71eの下面には、前後方向の略中央に、左右方向に延びる突起71bが設けられている。一方、ケース6の底壁61cには、前後方向の中央よりもやや後側位置に、左右方向に延びるスリット64が設けられているとともに、底壁61cの上面には、スリット64の前後両脇に、左右方向に延びる突条部65が設けられている。そして、突起71bがスリット64に嵌め込まれるとともに、底部71eが突条部65の間に嵌め込まれることにより、第1スライド部材71が図10(a)に示す待機位置と図10(b)に示す操作位置との間で左右方向に移動可能となっている。
前記天井部71gの上面には、第1スイッチ90の可動接点78が固定されていて、可動接点78は、第1スライド部材71と共に左右方向に移動するようになっている。
また、ケース6の主壁61aには、前記立上り部71fに対応する位置に、左方に窪む窪み部66が形成されており、この窪み部66内に立上り部71fを右方に付勢する圧縮コイルばね75が配設されている。
そして、第1スライド部材71は、図10(a)に示すように、シフトレバー3がマニュアルレンジM以外のレンジに位置しているときには、立上り部71fが圧縮コイルばね75で付勢されることにより天井部71gがケース6の蓋体62に押し付けられて待機位置で静止している。
一方、図10(b)に示すように、シフトレバー3がドライブレンジDからマニュアルレンジMにシフト操作されたときには、第1スライド部材71は、シフトレバー3に第2スライド部材72を介して押されることにより、圧縮コイルばね75の不勢力に抗して待機位置から操作位置に移動する。このとき、可動接点78が図略の固定接点に接触することにより、第1スイッチ90がONとなる。これにより、シフトレバー3がマニュアルレンジMにシフト操作されたことが検知される。
前記第1スライド部材71の底部71eの上面には、前後方向に延びる突条の左右一対のレール部71aが設けられており、このレール部71aに第2スライド部材72が嵌合することにより、第2スライド部材72が前後方向に移動可能になっている。
第2スライド部材72は、左方に屈曲しながら上方に立ち上がって第1スライド部材71の天井部71gに係合する係合部72cを有している一方、蓋体62の切り欠き62aは、前後方向の略中央に係合部72cが嵌り込み可能な凹部62bを有している。そして、第2スライド部材72は、第1スライド部材71が待機位置に位置している状態では、係合部72cが凹部62bに嵌り込むことにより前後方向の移動が規制されるようになっているが、第1スライド部材71が操作位置に移動したときには、係合部72cと凹部62bとの係合状態が解除されて、前後方向に移動できるようになる。
前記第1スライド部材71の立上り部71fの右側面には、前後方向に延びる板ばね73が保持されている。この板ばね73は、その長さが第2スイッチ9Aと第3スイッチ9Bに跨って延びる程度に設定されていて、中央部から両端部73aに向かって下方に凸となる湾曲部73bを有している。一方、第2スライド部材72は、係合部72bが凹部62bに嵌り込むことが可能な図9に示す中立位置で、両湾曲部73bにそれぞれ接触する前後一対の傾斜面72bを有している。
板ばね73の両端部73aには、第2スイッチ9Aおよび第3スイッチ9Bの押しボタン91aを押し操作するための操作部材74が連結されている。この操作部材74は、側面視で上方に開口する略コ字状をなしており、その中央に押しボタン91aを押すための操作部74aを有しているとともに、その下部に板ばね73の端部73aに連結される連結部74bを有している。
また、操作部材74の前後の両端部には、左右方向に延びるとともに外側に向かって開口するガイド溝74cが設けられている一方、ケース6の主壁61aには、操作部材74のガイド溝74cに係合可能な左右方向に延びる前後一対のガイド部67が各操作部材74に対応する位置に設けられており、ガイド溝74cの上面がガイド部67に上方から係合することにより、操作部材74がガイド部67でガイドされて左右方向に移動可能になっている。
なお、前記ガイド溝74cの溝幅(上下方向の幅)は、前記ガイド部67の高さよりも大きく設定されていて、操作部材74は、上下方向にも移動可能となっている。
前記操作部材74は、図10(a)に示すように、シフトレバー3がマニュアルレンジM以外のレンジに位置しているときには、第1スライド部材71が待機位置に位置することにより、第2スイッチ9Aおよび第3スイッチ9Bの真下ではなく少し右側に位置しているが、シフトレバー3がドライブレンジDからマニュアルレンジMにシフト操作されたときには、第1スライド部材71と共に左方に移動して、第2スイッチ9Aおよび第3スイッチ9Bの真下に位置する。このとき、操作部材74の操作部74aは、第2スイッチ9Aおよび第3スイッチ9Bの押しボタン91aと上下方向で合致する位置に至る。
そして、シフトレバー3がマニュアルレンジMでシフトアップ操作されたときには、図11(a)に示すように、第2スライド部材72が前方に移動し、第2スライド部材72の前側の傾斜面72bで板ばね73の前側の湾曲部73bが上方に押し上げられることにより、前側の操作部材74が上方に移動し、操作部74aで第2スイッチ9Aの押しボタン91aが押し操作される。これにより、シフトレバー3がシフトアップ操作されたことが検知される。
一方、シフトレバー3がマニュアルレンジMでシフトダウン操作されたときには、図11(b)に示すように、第2スライド部材72が後方に移動し、第2スライド部材72の後側の傾斜面72bで板ばね73の後側の湾曲部73bが上方に押し上げられることにより、後側の操作部材74が上方に移動し、操作部74aで第3スイッチ9Bの押しボタン91aが押し操作される。これにより、シフトレバー3がシフトダウン操作されたことが検知される。
本実施形態の車両用変速操作装置1では、照明用ランプ85、第1スイッチ90、第2スイッチ9A、および第3スイッチ9Bを配線基板8に設けるとともに、この配線基板8をケース6に収容して、電気部品を1つのユニットにまとめたから、このケース6をゲート部材4を介してベース部材2に取り付けることによって全ての電気部品を一度に組み付けることができる。しかも、ケース6には、配線基板8とつながり、外部電線が連結可能なコネクタ10を設けたから、このコネクタ10に外部電線を連結するだけで各電気部品に外部電線を接続することができる。従って、組み付けの作業性を向上させることができる。
また、照明用ランプ85は、配線基板8の表面に設けられており、第1スイッチ90、第2スイッチ9A、および第3スイッチ9Bは、配線基板8の裏面に設けられているので、配線基板8の表裏両面を利用して照明用ランプ85および各スイッチ90,9A,9Bを配設することができ、配線基板8およびケース6の小型化を図ることができる。
なお、本実施形態では、表示部52を挿通穴51の左方で直線上に並ぶように配列するとともに、第1スイッチ90、第2スイッチ9A、および第3スイッチ9Bをシフトレバー3に対して表示部52側に配置しているが、第1スイッチ90、第2スイッチ9A、および第3スイッチ9Bをシフトレバー3に対して表示部52側と反対側に配置することも可能である。ただし、このようにした場合には、配線基板8およびケース6をシフトレバー3に干渉しないように例えば平面視でU字状にする必要があるが、本実施形態のようにすれば、照明用ランプ85と各スイッチ90,9A,9Bをまとめて配置することができるため、配線基板8の大きさを小さく設定することが可能になるとともに、ケース6をコンパクトな形状にすることができる。
さらに、表示部52は、挿通穴51に対して、シフトレバー3がドライブレンジDからマニュアルレンジMにシフト操作される方向である左方に配列されているので、シフトレバー3と第1スイッチ90との間にシフトレバー3に連動して移動する第1スライド部材71を設けるだけの簡単な構成で、シフトレバー3がマニュアルレンジMにシフト操作されたことを検知できるようになる。
なお、前記実施形態では、各表示部52に対応する位置に照明用ランプ85が設けられている形態を示したが、照明用ランプ85を1つだけ設けることも可能である。この場合には、例えばシフトレバー3に追従して移動する塞ぎプレートを表示プレート55の下方に設けるとともに、この塞ぎプレートにシフトレバー3の真横に対応する位置に穴を設け、この穴からシフトレバー3の位置するレンジに対応する表示部52を照らすようにすればよい。
さらに、表示部52は、窓52a,52bと表示プレート55とからなっている必要はなく、シフトパネル5に前後方向に延びる開口を設けるとともに、この開口に表示プレート55を嵌め込んで、表示プレート55の文字部分のみで構成することも可能である。
また、ゲート部材4のゲート41の形状は、図3に示す形状に限らず適宜選定可能である。
さらには、第1スイッチ90、第2スイッチ9A、第3スイッチ9Bは、前記実施形態で示したものに限らず、他の構成のものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用変速操作装置を右側から見た斜視図である。 車両用変速装置を左側から見た分解斜視図である。 ゲート部材に形成されたゲートの形状を示す平面図である。 シフトパネルおよびケースの斜視図である。 表示プレートの平面図である。 配線基板が収容されたケースを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図6に示すケースの分解斜視図である。 図6(a)のVIII−VIII線断面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 配線基板を省略したケースの平面図であり、(a)はシフトレバーがドライブレンジにある状態、(b)はシフトレバーがマニュアルレンジにある状態を示す。 図9に対応する図であり、(a)はシフトレバーがシフトアップ操作された状態、(b)はシフトレバーがシフトダウン操作された状態を示す。
符号の説明
1 車両用変速操作装置
2 ベース部材
3 シフトレバー
4 ゲート部材
5 シフトパネル
51 挿通穴
52 表示部
6 ケース
71 第1スライド部材
72 第2スライド部材
8 配線基板
90 第1スイッチ
9A 第2スイッチ
9B 第3スイッチ
10 コネクタ

Claims (4)

  1. ドライブレンジおよびマニュアルレンジを含む複数のレンジの間でシフト操作されるとともに、マニュアルレンジではシフトアップ操作またはシフトダウン操作されるシフトレバーと、このシフトレバーを挿通するための挿通穴および各レンジを表示する透光性のある複数の表示部を有するシフトパネルと、このシフトパネルの裏側から前記表示部を照らす照明用ランプと、前記シフトレバーがマニュアルレンジにシフト操作されたことを検知するための第1スイッチと、前記シフトレバーがシフトアップ操作されたことを検知するための第2スイッチと、前記シフトレバーがシフトダウン操作されたことを検知するための第3スイッチとを備えた車両用変速操作装置において、
    前記照明用ランプ、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチが設けられる配線基板と、この配線基板を収容するケースとをさらに備え、前記ケースには、前記配線基板とつながり、外部電線が連結可能なコネクタが設けられている一方、
    前記照明用ランプは、前記配線基板の表面に設けられており、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチは、配線基板の裏面に設けられていることを特徴とする車両用変速操作装置。
  2. 前記表示部は、前記挿通穴の側方に前記レンジが並ぶ方向に沿って配列されており、第1スイッチ、第2スイッチ、および第3スイッチは、前記シフトレバーに対して表示部側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用変速操作装置。
  3. 前記表示部は、前記挿通穴に対して、シフトレバーがドライブレンジからマニュアルレンジにシフト操作される方向の側方に配列されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用変速操作装置。
  4. 前記ケースに、ドライブレンジからマニュアルレンジにシフト操作される方向と平行な方向に移動可能に支持され、シフトレバーに連動して移動することにより第1スイッチを操作する第1スライド部材と、この第1スライド部材に、シフトレバーがシフトアップ操作およびシフトダウン操作される方向に移動可能に支持され、シフトレバーに連動して移動することにより第2スイッチまたは第3スイッチを操作する第2スライド部材とがさらに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用変速操作装置。
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