JP4786935B2 - 生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラム - Google Patents
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Description
非特許文献1に示す技術では、決定変数を各品種の生産量とし、設備負荷を不等式制約で表現し、線形計画法を用いて、利益を最大化する品種構成を求めている。
・各生産ラインのボトルネック工程を事前に算出し、このボトルネック工程での利益速度(各品種の1個当たりの利益をボトルネック工程での処理時間で割った値)をもとに、利益の総和が最大化されるように各生産ラインでの製造品種と製造量を決定する。
・前半と後半の製造プロセスそれぞれにおいて、上記方法を適用することにより、プロセス全体として利益の総和が最大となる生産ラインの運用計画(各品種をどの工程でどれだけの量を作れるか)を作成する。
・各生産ラインの能力が異なる場合でも最適化を行うことができる。
・最適化計算には、線形計画法を用いることで、高速に最適解を求めることができる。
しかしながら、実際の生産プロセスにおいては、同じ品種であっても使用できる設備(代替設備)や設備群(代替工程ルート)が複数存在する場合、すなわち、複数の作り方(工程設計)が考えられる場合が多い。例えば、下記のケースが考えられる。
・鉄、アルミ、銅等の圧延ラインにおいて、冷間圧延機が複数あり、どの圧延機でも圧延でき、どの圧延機を使うかによりパス回数(圧延回数)が異なる場合
・連続焼却炉でもバッチ焼却炉でも使え、使う炉によって処理時間が大幅に異なる(バッチ焼却炉の方が長い)場合
・内作でも加工できるが、負荷に応じて外注加工もできる場合
従って、複数の作り方が考えられる場合には、非特許文献1に記載された技術を適用することができないという問題がある。
しかしながら、実際の生産プロセス(特に、鉄やアルミ等の素材加工系プロセス)では、品種や通過工程ルートにより、使用設備の種類や設備での処理時間が異なるために、品種構成が変わるとボトルネック工程が変化したり、1つの通過工程ルートの中でボトルネック工程が複数出現したりする場合がある。
従って、素材系プロセス等の実際の生産プロセスのように、品種や通過工程ルートにより、使用設備の種類や設備での処理時間が異なる場合には、事前にボトルネック工程を特定することができず、特許文献1の技術を適用することができないという問題がある。
ここで、各設備の「設備能力」とは、各設備の稼働能力のことであり、例えば、設備を最大限稼動させた場合に正味の処理に費やすことができる時間(実働率等)のことを意味する。また、各工程で処理することができる「処理能力」とは、各工程における製品または中間製品を処理する能力のことであり、例えば、各工程での所定時間あたりに処理できる製品または中間製品の重量のことを意味する。そして、処理能力により求めた「各設備のターム毎の総負荷」とは、各設備において実際の処理にかかる負荷のターム毎の合計のことであり、例えば、各設備において製品を単位量生産するのに必要な処理時間のターム毎の合計のことを意味し、処理能力をもとに計算される。
そして、制約を満たす各工程設計の各スパンの生産量の解が求められない場合に、従来技術のように1以上の制約条件を省いて解が求められるまで何回も計算を行わず、1以上の設備のタームに関して、設備能力に関する制約条件、または、生産量の範囲(生産量下限値以上生産量上限値以下)に関する制約条件(特に、生産量下限値以上であるという制約条件)を緩和することにより、計算時間や手間を増大させることなく、制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる各工程設計の各スパンの生産量の最適な解を簡便に求めることができる。
そして、設備能力に関する制約条件を緩和して各工程設計の各スパンの生産量の解が得られた場合は、設備能力をオーバーしているタームでの設備負荷を減らすような対応(例えば、適当な品種の生産量下限値を減らす)や、そのタームで設備能力を上げるような対応(残業をしたり、設備能力をフル稼働させたりする)の可否を検討することができる。尚、設備能力に関する制約条件を緩和するのは、一部の設備のタームに関してであっても良いし、全ての設備のタームに関してであっても良い。
また、生産量の範囲(生産量下限値以上生産量上限値以下)に関する制約条件(特に、生産量下限値以上であるという制約条件)を緩和して各工程設計の各スパンの生産量の解が得られた場合は、どの品種がどのタームで生産量下限値に満たないかといった、次の対応を意思決定するのに有効な情報を得ることができる。尚、生産量の範囲に関する制約条件を緩和するのは、一部の品種のタームに関してであっても良いし、全ての品種のタームに関してであっても良い。
そして、生産量の範囲に関する制約条件を緩和する場合は、1以上の品種のタームに関して、生産量の範囲(生産量下限値以上生産量上限値以下)に関する制約条件に生産量未達に対応する変数を追加して、生産量下限値に関する制約を緩和することにより、1回だけ線形計画法を解くことにより、制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる各工程設計の各スパンの生産量の解を必ず求めることができる。また、評価指標に生産量未達のペナルティを加えることにより、生産量未達を最小にする解が優先して求められる。
また、生産量の範囲に関する制約条件を緩和する場合は、操業の制約上、生産量下限値以下となる場合では生産ができない場合があり、生産量下限値を下回る場合は生産量ゼロとしたほうが合理的な生産計画となる場合がある。かかる場合に、1以上の品種のタームに関して、当該タームを構成するスパンの生産量の合計を生産量の範囲(生産量下限値以上生産量上限値以下)に関する制約条件にかかわらず0とするかどうかを表す0−1変数を追加して、生産量の範囲に関する制約を緩和することにより、1回だけ混合整数計画法を解くことにより、制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる各工程設計の各スパンの生産量の解を必ず求めることができる。
ここで、各工程で発生する「変動費」とは、例えば、各工程で処理するのに要するコストのことを意味する。
前記評価指標は、前記工程設計毎に、第一工程を処理するスパンと最終工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの製造リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コスト、又は、前記工程設計毎に、各工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの各工程における工程間リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コストを含めて設定して良い。
ここで、本願の第二の発明に係る生産計画作成方法は、前記生産計画作成装置を構成する生産量情報記憶手段により、前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶ステップ、を更に備え、前記最適品種構成計算ステップは、更に、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たすようにして良い。
ここで、本願の第二の発明に係るプログラムは、前記生産計画作成装置を構成する生産量情報記憶手段により、前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶ステップ、を更に備え、前記最適品種構成計算ステップは、更に、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たすようにして良い。
ここで、本願の第二の発明に係る生産計画作成装置は、前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶手段、を更に備え、前記最適品種構成計算手段は、更に、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たすようにして良い。
そして、中間製品の滞留時間(即ち、製造開始から製造完了までの時間である製造リードタイム)と生産量に依存する在庫コストを評価関数に含めることにより、在庫コストを含めた総利益(即ち、全タームの(売値−原料費−変動費−在庫コスト)の総和、又は全タームの(売値−原料費−変動費−在庫コスト)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和)を最大化するような生産計画を作成することができる。特に、製造開始から製造完了までの各工程の在庫コスト単価を同じにしていることから、計算が容易である。または、製造開始から製造完了に至る中間製品の滞留時間(即ち、製造開始から製造完了までの各工程における工程間の時間である工程間リードタイム)と生産量に依存する在庫コストを評価関数に含めることにより、在庫コストを含めた総利益(即ち、全タームの(売値−原料費−変動費−在庫コスト)の総和、又は全タームの(売値−原料費−変動費−在庫コスト)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和)を最大化するような生産計画を作成することができる。特に、製造開始から製造完了までの各工程において、工程毎の在庫コストの単価が異なる場合において適用することができる。
更に、各品種のターム毎において、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内で決定されると、生産量下限値を設定することにより、戦略的に生産したい品種を生産した上で、他の品種構成を最適化することができる。また、生産量上限値を設定することにより、販売または保管不可能な量を生産することなく、他の品種構成を最適化することができる。更に、生産量下限値と生産量上限値を同じ値とすることにより、必ず一定量生産する必要がある品種を生産した上で、他の品種構成を最適化することができる。
また、工程設計での工程毎の情報である変動費の情報が、工程設計ごとに単位生産量あたりの発生コスト原単位として集約される。従って、線形計画法における変数の数を減らすことができ、計算の高速化が可能になる。
図2に示すように、原料100から製品160に至るまでの生産ラインは、溶解(溶解01及び溶解02)110、熱延120、冷延(冷延01、冷延02及び冷延03)130、焼純(焼純01及び焼純02)140及びスリッタ(スリッタ01、スリッタ02及びスリッタ03)150から構成されており、熱延120以外は能力の違う複数の設備で構成されている。ここでは、製品の種類(品種)により使用する設備とその順序が異なるものとし、図中の矢印は製造ルートを示している(個別のルートについては表3に基づいて後述する。)
表2に示すように、「品種」はA〜Eまでの5種類存在し、それぞれの品種の「工程設計」として2〜3種類の製造ルートが存在する。例えば、品種Cでは、工程設計番号5〜7までの3種類の工程設計が存在する。
また、表2に示すように、各品種には、各ターム内で要求される生産量、即ち、各ターム内で生産するべき下限量(「生産量下限値」)と、これ以上は生産しても販売できない、或いは、保管できないという上限量(「生産量上限値」)と、が与えられている。従って、与えられたいずれかの工程設計を使って、生産量下限値以上生産量上限値以内の範囲内において、生産を行う必要がある。
更に、表2に示すように、1トンあたりの「原料費」と「売値」とが与えられている。なお、本実施の形態においては、原料費は工程設計ごとに異なる値を設定できるようにした。
表3に示すように、各工程での処理時間1時間あたりに処理できる製品または中間製品の重量が各工程における「負荷」(処理能力)として定義されている。例えば、工程設計番号1の品種Aを、工程追番1の設備である溶解01では1時間あたり30.0トン処理することができる。
また、各工程で1トン処理するのに発生するコストが「変動費」として定義されている。例えば、工程設計番号1の品種Aを1トン処理するのに、工程追番1の設備である溶解01では変動費が45千円かかる。
更に、設備の出側と入側の重量費が「工程歩留」として定義されている。例えば、工程追番1の設備である溶解01では、工程設計番号1の品種Aを99トン完成させるには、100トンの入力が必要である。なお、1トンは先後端の不良部分として廃棄する。
次に、第一の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムについて、説明する。まず、第一の実施形態に係る生産計画作成装置について、図1に基づいて説明する。図1は、第一の実施形態に係る生産計画作成装置のブロック図である。
図1に示すように、生産計画作成装置1は、生産量情報記憶部(生産量情報記憶手段)2と、原料・売値情報記憶部(製品情報記憶手段)3と、設備情報記憶部(設備情報記憶手段)4と、評価指標設定部5と、ターム・スパン情報設定部(ターム・スパン情報設定手段)6と、工程負荷原単位計算部(工程負荷原単位計算手段)10と、製造ルート情報記憶部(製造ルート情報記憶手段)11と、発生コスト原単位計算部(発生コスト原単位計算手段)20と、発生コスト情報記憶部(発生コスト情報記憶手段)21と、最適品種構成計算部(最適品種構成計算手段)30と、結果出力部40と、から構成される。
本実施の形態においては、上述した表3の通過工程テーブルの「工程追番」における「設備」、及び「負荷」の列に相当する。
表4に示すように、例えば、工程設計番号1の工程追番5の設備である冷延02では、基準重量は、工程追番6の設備であるスリッタ03での工程歩留を用いて、1[トン]/0.9=1.11111111・・・[トン]となる。また、工程追番4の設備であるスリッタ01では、基準重量は、工程追番5の設備である冷延02の工程歩留と負荷とを使って、1.11111111・・・[トン]/0.98=1.13378685・・・[トン]となる。同様に、工程追番1の工程(第一工程)まで基準重量を計算する。そして、工程追番1の工程(第一工程)の基準重量と工程歩留を使って、製品を1トン生産する場合の必要原料を計算する。例えば、工程設計番号1では、必要原料は、1.42900859・・・[トン]/0.99=1.44344302・・・[トン]となる。
表4に示すように、例えば、工程設計番号1の工程追番3の設備である冷延01では、基準時間は、1.28839415・・・[トン]/60.0[トン/hr]=0.021473236・・・[hr]となる。
表4に示すように、例えば、工程設計番号2において、工程追番2の設備である熱延では、熱延の変動費と熱延の基準時間をもとに、基準コストは、21[千円/hr]×0.021473236・・・[トン]=4.509379509・・・[千円]となる。
尚、出力用インタフェースは、最適品種構成計算部30での計算結果を、結果出力部40(ディスプレイ、ハードディスク、またはプリンタ等)に出力するためのデータ変換や通信を行うプログラム又はハードウェアである。
表6は、利益最大となるように最適化された各工程設計のターム内のスパン毎の生産量を示すものである。表7は、利益最大となるように最適化された各工程設計の全タームの生産量の合計を示すものである。表8は、生産量最大となるように最適化された各工程設計の全タームの生産量の合計を示すものである。
図4は、利益最大となるように最適化された各工程設計の各タームの生産量の推移を示すものである。図5は、生産量最大となるように最適化された各工程設計の各タームの生産量の推移を示すものである。尚、図4(a−1)〜(e−1)及び図5(a−1)〜(e−1)は、それぞれ、品種A〜E内の製品、即ち、工程設計番号(図4及び図5中の「Product」に相当)1〜11の製品の生産量の推移を示すものである。そして、図4(a−2)〜(e−2)及び図5(a−2)〜(e−2)は、それぞれ、品種(図4及び図5中の「Item」に相当)A〜Eの製品の生産量の推移と各タームにおける生産量の範囲(図4及び図5中の「Production range」に相当)の関係を示すものである。ここで、生産量の範囲とは、各タームにおける生産量下限値以上生産量上限値以下の範囲のことを示す。
・各品種の生産量が、表2に示される生産量下限値以上生産量上限値以内の範囲内となっている。
・品種毎に用いる工程設計の割合(生産量比)が得られる。
・評価指標により、品種構成、使用する工程設計の割合が異なる。
ここで、利益は(売値−原料費−変動費)の総和を計算したものであり、総生産量は全品種の生産量の総和を計算したものである。
ここで、設備の負荷状況とは、各設備の設備能力(本実施の形態においては、スパン時間×設備毎の実働率)に対する総負荷(本実施の形態においては、工程設計毎の工程負荷原単位×生産量を設備毎に合計したもの)の割合を意味している。また、100%とは、各設備の設備能力と総負荷とが同じであることを示している。
尚、以下で説明する第一の実施形態に係る生産計画作成方法の処理は、コンピュータにおいても同様に、プログラムとしてCPUにより読み出して実行することができる。また、このプログラムは、CD−ROMやFD、MOなどのリムーバブルな記憶媒体に記録しておくことにより、様々なコンピュータの記憶装置にインストールすることが可能である。
尚、本ステップの詳細については、上述した生産計画作成装置1の発生コスト情報記憶部21、製造ルート情報記憶部11、生産量情報記憶部2、原料・売値情報記憶部3、設備情報記憶部4、評価指標記憶部5、及び、ターム・スパン情報設定部6の記載と同様であり、その説明を省略する。
尚、本ステップの詳細については、上述した生産計画作成装置1の工程負荷原単位計算部10の記載と同様であり、その説明を省略する。
尚、本ステップの詳細については、上述した生産計画作成装置1の発生コスト原単位計算部20の記載と同様であり、その説明を省略する。
尚、本ステップの詳細については、上述した生産計画作成装置1の最適品種構成計算部30の記載と同様であり、その説明を省略する。
尚、本ステップの詳細については、上述した生産計画作成装置1の結果出力部40の記載と同様であり、その説明を省略する。
従って、一つの品種の製品を生産する工程が複数存在する場合や、代替設備が存在する場合等、複数の工程設計が考えられる場合においても、生産計画作成を行う期間(全ターム)において予め設定した評価指標が最大となるような各工程設計の各スパンの生産量が決定される。
従って、下限量として生産量下限値を設定することにより、戦略的に生産したい品種を生産した上で、他の品種構成を最適化することができる。また、上限量として生産量上限値を設定することにより、販売または保管不可能な量を生産することなく、他の品種構成を最適化することができる。更に、生産量下限値と生産量上限値を同じ値とすることにより、必ず一定量生産する必要がある品種を生産した上で、他の品種構成を最適化することができる。
従って、同じ品種を生産する場合でも製造ルートが複数あり、それぞれの変動費や原料費が異なる場合においても、全体の利益を最大化することができる。
従って、シェアを優先する場合のように、総生産量を重視した品種構成を決定することが可能になる。
従って、品種や設備の数が多い場合であっても、工程設計毎の生産量を高速に最適化することができる。
従って、各工程における処理能力に基づいて、各設備の設備能力に対する制約を線形式で扱うことができ、最適品種構成計算部30での最適品種構成の決定に線形計画法を適用することができる。
従って、最適品種構成計算部30での線形計画法による評価指標の計算において、変数の数を減らすことができ、計算の高速化が可能になる。
上述の第一の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムでは、品種毎に利用可能な製造ルートが工程設計として事前に設定されている場合について説明しているが、品種によっては代替設備が存在する場合もあり、本発明は代替設備が存在する場合にも適用することができる。ここで、第一の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムの変形例として、代替設備に関するルールが存在する場合についての第二の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムについて、説明する。まず、第二の実施形態に係る生産計画作成装置1について、図6に基づいて説明する。図6は、第二の実施形態に係る生産計画作成装置のブロック図である。
表12に示すように、品種Fのスリッタ01(表12に示す「元の設備」)の代わりにスリッタ02(表12に示す「代替設備」)を使用できることが示されている。また、その際は、負荷[トン/hr]が0.8倍(表12に示す「負荷係数」)、変動費[千円/トン]が1.2倍(表12に示す「変動係数」)、工程歩留は88%(表12に示す「工程歩留」)になることがあわせて指定されている。尚、原料単価が変わる場合には、原料単価を指定しても良い。また、変動費の単位が上述の実施の形態における単位と異なっているが、この変形例の場合は、「変動費」と、工程負荷原単位計算部10で計算した「基準重量(各設備の入側の重量)」をもとに、製品を1トン生産する場合の各工程で発生するコスト(基準コスト)を計算すればよい。
表14に示すように、上述の代替設備ルール(表12)に従って、工程設計番号12から工程設計番号14が、工程設計番号12から工程設計番号15が作成されている。
上述の第一の実施形態及び第二の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムにおいては、制約を満たす各工程設計の各スパンの生産量の解が求められない場合も有りうる。かかる場合は、第三の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムを適用すると良い。まず、第三の実施形態に係る生産計画作成装置について、図8に基づいて説明する。図8は、第三の実施形態に係る生産計画作成装置のブロック図である。
図8に示すように、生産計画作成装置1は、生産量情報記憶部2と、原料・売値情報記憶部3と、設備情報記憶部4と、評価指標設定部5と、ターム・スパン情報設定部6と、工程負荷原単位計算部10と、製造ルート情報記憶部11と、発生コスト原単位計算部20と、発生コスト情報記憶部21と、最適品種構成計算部30と、制約緩和部(制約緩和手段)31と、結果出力部40と、から構成される。尚、第一の実施形態に係る生産計画作成装置と同一の部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
尚、以下で説明する第二の実施形態に係る生産計画作成方法の処理は、コンピュータにおいても同様に、プログラムとしてCPUにより読み出して実行することができる。また、このプログラムは、CD−ROMやFD、MOなどのリムーバブルな記憶媒体に記録しておくことにより、様々なコンピュータの記憶装置にインストールすることが可能である。
上述の第一〜第三の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムにおいては、設備能力に関する制約、生産量の範囲(生産量下限値以上生産量上限値以内)に関する制約、及び、前後工程の製造量に関する制約を考慮しつつ、(売値−原料費−変動費)の総和である総利益と、全品種の生産量の総和である総生産のいずれかの評価指標を最大化するような工程設計毎の生産量を求めている。従って、製品の製造開始から製造完了までの時間(製造リードタイム)に依存する在庫コストを含めた総利益を考えたものではなく、設備能力に関する制約を満たすために、製造リードタイムが長くなっても(つまり製造開始を早めても)総利益(=(売値−原料費−変動費)の総和)が悪化しないので、必要以上に製造リードタイムが長い生産計画が作成される可能性がある。そこで、在庫コストを含めた総利益を考える場合には、第四の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムを適用することができる。まず、第四の実施形態に係る生産計画作成装置について、図10に基づいて説明する。図10は、第四の実施形態に係る生産計画作成装置のブロック図である。
1)最終工程を処理する各スパン(例えば日)を各スパンでの生産量の重み付き平均する。
2)第一工程を処理する各スパンを各スパンでの生産量の重み付き平均する。
3)1)と2)の差にトータルの生産量と在庫コスト単価をかける。(数6に示す式では、トータルの生産量は約分でキャンセルされている。)
ことにより、計算される。
上述の第四の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムにおいては、各工程の在庫コスト単価を同じにして在庫コストを計算しているがそれに限らない。即ち、各工程で在庫コスト単価が異なる場合には、第五の実施形態に係る生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラムを適用することができる。まず、第五の実施形態に係る生産計画作成装置について説明する。尚、第五の実施形態にかかる生産計画作成装置は、第四の実施形態に係る生産計画作成装置と同一の部材を備え、図10に基づいて説明する。
1)工程kを処理する各スパン(例えば日)を各スパンでの生産量の重み付き平均する。
2)工程k´=k−1(工程kの直前工程)を処理する各スパンを各スパンでの生産量の重み付き平均する。
3)1)と2)の差に工程kでの生産量と工程kでの在庫コスト単価をかける。(数7に示す式では、工程kでの生産量は約分でキャンセルされている。)
4)第二工程(k=2)から最終工程(k=Ki)まで1)〜3)を繰り返す。
ことにより、計算される。
例えば、利益と生産量の重み和としてもよい。この場合は、下記のような場合に適用することができる。
・生産量を確保しながら利益を極力大きくする場合。
・生産量をなるべく小さくして利益を極量大きくする場合(評価指標について、生産量に負の重みを掛ける)。
・利益が同じであれば、生産量が大きい製品構成が望ましい場合。
この場合は、利益よりも入金総額を重視した品種構成を決定したい場合に適用することができる。
2 生産量情報記憶部(生産量情報記憶手段)
3 原料・売値情報記憶部(製品情報記憶手段)
4 設備情報記憶部(設備情報記憶手段)
5 評価指標設定部
6 ターム・スパン情報設定部(ターム・スパン情報設定手段)
7 在庫コスト単価記憶部(在庫コスト単価記憶手段)
10 工程負荷原単位計算部(工程負荷原単位計算手段)
11 製造ルート情報記憶部(製造ルート情報記憶手段)
12 製造ルート生成部(製造ルート生成手段)
13 代替設備ルール記憶部
20 発生コスト原単位計算部(発生コスト原単位計算手段)
21 発生コスト情報記憶部(発生コスト情報記憶手段)
30 最適品種構成計算部(最適品種構成計算手段)
31 制約緩和部(制約緩和手段)
S0 製造ルート生成ステップ
S1 生産量情報記憶ステップ、製品情報記憶ステップ、設備情報記憶ステップ、ターム・スパン情報設定ステップ、発生コスト情報記憶ステップ、在庫コスト単価記憶ステップ
S2 工程負荷原単位計算ステップ
S3 発生コスト原単位計算ステップ
S4 最適品種構成計算ステップ
S7 制約緩和ステップ
Claims (36)
- CPUと記憶装置を備えるコンピュータにおいて、複数の工程で生産する複数の品種の製品の生産量を最適化する生産計画作成装置により実行される生産計画作成方法であって、
前記生産計画作成装置を構成するターム・スパン情報設定手段により、制約を評価する最小時間の単位であるスパンと、1以上のスパンから構成され生産計画作成の単位であるタームと、生産計画作成を行うターム数と、を記憶するターム・スパン情報設定ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する製造ルート情報記憶手段により、前記品種毎に、製品を製造するための複数の工程について処理可能な設備を割り当てた1以上の製造ルートを工程設計として登録するとともに、前記工程設計毎に、各工程の処理能力を登録する製造ルート情報記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する設備情報記憶手段により、前記各設備の前記ターム毎に、設備能力を登録する設備情報記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する生産量情報記憶手段により、前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する最適品種構成計算手段により、前記処理能力と、前記設備能力と、を参照して、前記工程設計毎の各工程について、後工程は、前工程に対して、前工程と後工程の間に必要な工程間時間だけ先までの時刻において後工程で処理する量が前工程で処理する量を超えないとする前後工程の製造量に関する制約と、前記処理能力により求めた前記各設備の前記ターム毎の総負荷が前記設備能力を超えないとする設備能力に関する制約と、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たしつつ、予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法により算出する最適品種構成計算ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する制約緩和手段により、前記制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量が算出できない場合に、1以上の前記設備の前記タームに関して、前記設備能力に関する制約、または、前記生産量の範囲に関する制約を緩和して、前記各工程設計の各スパンの生産量を算出する制約緩和ステップと、
を備えることを特徴とする生産計画作成方法。 - 前記制約緩和ステップは、
前記処理能力に関する制約を緩和する場合は、前記処理能力により求めた1以上の前記設備の前記タームの総負荷が前記設備能力を超えた設備負荷オーバーに対応する変数を追加するとともに、前記評価指標に対して前記設備負荷オーバーのペナルティを加えて、前記処理能力に関する制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法で算出し、
前記生産量の範囲に関する制約を緩和する場合は、1以上の前記品種の前記タームに関して、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値に満たなかった生産量未達に対応する変数を追加するとともに、前記評価指標に対して前記生産量未達のペナルティを加えて、前記生産量の範囲に関する制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法で算出するか、1以上の前記品種の前記タームに関して、当該タームを構成するスパンの生産量の合計を前記生産量下限値及び前記生産量上限値にかかわらず0とするかどうかを表す0−1変数を追加して、前記制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を混合整数計画法で算出することを特徴とする請求項1に記載の生産計画作成方法。
- 前記生産計画作成装置を構成する製品情報記憶手段により、前記品種毎に、売値と原料費を登録する製品情報記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する発生コスト情報記憶手段により、前記工程設計毎に、各工程で発生する変動費を登録する発生コスト情報記憶ステップと、を更に備え、
前記評価指標は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和、又は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和、と設定することを特徴とする請求項1または2に記載の生産計画作成方法。 - 前記生産計画作成装置を構成する在庫コスト単価記憶手段により、前記工程設計毎に、単位時間・単位量あたりの在庫コスト単価を登録する在庫コスト単価記憶ステップ、を更に備え、
前記評価指標は、前記工程設計毎に、第一工程を処理するスパンと最終工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの製造リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コスト、又は、前記工程設計毎に、各工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの各工程における工程間リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コストを含めて設定することを特徴とする請求項3に記載の生産計画作成方法。 - CPUと記憶装置を備えるコンピュータにおいて、複数の工程で生産する複数の品種の製品の生産量を最適化する生産計画作成装置により実行される生産計画作成方法であって、
前記生産計画作成装置を構成するターム・スパン情報設定手段により、制約を評価する最小時間の単位であるスパンと、1以上のスパンから構成され生産計画作成の単位であるタームと、生産計画作成を行うターム数と、を記憶するターム・スパン情報設定ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する製造ルート情報記憶手段により、前記品種毎に、製品を製造するための複数の工程について処理可能な設備を割り当てた1以上の製造ルートを工程設計として登録するとともに、前記工程設計毎に、各工程の処理能力を登録する製造ルート情報記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する設備情報記憶手段により、前記各設備の前記ターム毎に、設備能力を登録する設備情報記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する製品情報記憶手段により、前記品種毎に、売値と原料費を登録する製品情報記憶ステップと、 前記生産計画作成装置を構成する発生コスト情報記憶手段により、前記工程設計毎に、各工程で発生する変動費を登録する発生コスト情報記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する在庫コスト単価記憶手段により、前記工程設計毎に、単位時間・単位量あたりの在庫コスト単価を登録する在庫コスト単価記憶ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する最適品種構成計算手段により、前記処理能力と、前記設備能力と、を参照して、前記工程設計毎の各工程について、後工程は、前工程に対して、前工程と後工程の間に必要な工程間時間だけ先までの時刻において後工程で処理する量が前工程で処理する量を超えないとする前後工程の製造量に関する制約と、前記処理能力により求めた前記各設備の前記ターム毎の総負荷が前記設備能力を超えないとする設備能力に関する制約を満たしつつ、予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法により算出する最適品種構成計算ステップと、
を備え、
前記評価指標は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和、又は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和、と設定し、更に、前記工程設計毎に、第一工程を処理するスパンと最終工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの製造リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コスト、又は、前記工程設計毎に、各工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの各工程における工程間リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コストを含めて設定することを特徴とする生産計画作成方法。 - 前記生産計画作成装置を構成する生産量情報記憶手段により、前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶ステップ、を更に備え、
前記最適品種構成計算ステップは、更に、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たすことを特徴とする請求項5に記載の生産計画作成方法。 - 前記製造リードタイムは、第一工程を処理するスパンと、最終工程を処理するスパンを、それぞれスパン毎の生産量の重み付き平均として扱うことによりを計算し、
前記工程間リードタイムは、各工程を処理するスパンを、それぞれスパン毎の生産量の重み付き平均として扱うことにより計算することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の生産計画作成方法。 - 前記生産計画作成装置を構成する製造ルート生成手段により、代替設備が存在する場合に、予め設定した代替設備のルールをもとに、代替設備を割り当てた製造ルートを工程設計として作成して登録する製造ルート生成ステップ、を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の生産計画作成方法。
- 前記評価指標は、全品種の全タームの生産量の総和と設定することを特徴とする請求項1または2に記載の生産計画作成方法。
- 前記生産計画作成装置を構成する製品情報記憶手段により、前記品種毎に、売値を登録する製品情報記憶ステップ、を更に備え、
前記評価指標は、全品種の全タームの売値の総和と設定することを特徴とする請求項1または2に記載の生産計画作成方法。 - 前記生産計画作成装置を構成する工程負荷原単位計算手段により、前記処理能力をもとに、製品を単位量生産する場合の前記工程設計毎の各工程の負荷を工程負荷原単位として計算する工程負荷原単位計算ステップと、
前記生産計画作成装置を構成する発生コスト原単位計算手段により、前記変動費をもとに、製品を単位量生産する場合に要する前記工程設計毎の発生コストを発生コスト原単位として計算する発生コスト原単位計算ステップと、を更に備え、
前記評価指標の計算は、前記工程負荷原単位と前記発生コスト原単位を用いて線形計画法により行うことを特徴とする請求項3〜8のいずれか一項に記載の生産計画作成方法。 - 前記生産計画作成装置を構成する工程負荷原単位計算手段により、前記処理能力をもとに、製品を単位量生産する場合の前記工程設計毎の各工程の負荷を工程負荷原単位として計算する工程負荷原単位計算ステップ、を更に備え、
前記評価指標の計算は、前記工程負荷原単位を用いて線形計画法により行うことを特徴とする請求項9または10に記載の生産計画作成方法。 - 記憶装置とCPUを有するコンピュータにおいて、複数の工程で生産する複数の品種の製品の生産量を最適化するための生産計画作成装置により実行されるプログラムであって、
前記生産計画作成装置を構成するターム・スパン情報設定手段により、制約を評価する最小時間の単位であるスパンと、1以上のスパンから構成され生産計画作成の単位であるタームと、生産計画作成を行うターム数と、を記憶するターム・スパン情報設定ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する製造ルート情報記憶手段により、前記品種毎に、製品を製造するための複数の工程について処理可能な設備を割り当てた1以上の製造ルートを工程設計として登録するとともに、前記工程設計毎に、各工程の処理能力を登録する製造ルート情報記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する設備情報記憶手段により、前記各設備の前記ターム毎に、設備能力を登録する設備情報記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する生産量情報記憶手段により、前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する最適品種構成計算手段により、前記処理能力と、前記設備能力と、を参照して、前記工程設計毎の各工程について、後工程は、前工程に対して、前工程と後工程の間に必要な工程間時間だけ先までの時刻において後工程で処理する量が前工程で処理する量を超えないとする前後工程の製造量に関する制約と、前記処理能力により求めた前記各設備の前記ターム毎の総負荷が前記設備能力を超えないとする設備能力に関する制約と、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たしつつ、予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法により算出する最適品種構成計算ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する制約緩和手段により、前記制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量が算出できない場合に、1以上の前記設備の前記タームに関して、前記設備能力に関する制約、または、前記生産量の範囲に関する制約を緩和して、前記各工程設計の各スパンの生産量を算出する制約緩和ステップ、
を備え、前記記憶装置にインストールして前記CPUにより読み出して実行されることを特徴とするプログラム。 - 前記制約緩和ステップは、
前記処理能力に関する制約を緩和する場合は、前記処理能力により求めた1以上の前記設備の前記タームの総負荷が前記設備能力を超えた設備負荷オーバーに対応する変数を追加するとともに、前記評価指標に対して前記設備負荷オーバーのペナルティを加えて、前記処理能力に関する制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法で算出し、
前記生産量の範囲に関する制約を緩和する場合は、1以上の前記品種の前記タームに関して、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値に満たなかった生産量未達に対応する変数を追加するとともに、前記評価指標に対して前記生産量未達のペナルティを加えて、前記生産量の範囲に関する制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法で算出するか、1以上の前記品種の前記タームに関して、当該タームを構成するスパンの生産量の合計を前記生産量下限値及び前記生産量上限値にかかわらず0とするかどうかを表す0−1変数を追加して、前記制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を混合整数計画法で算出することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。 - 前記生産計画作成装置を構成する製品情報記憶手段により、前記品種毎に、売値と原料費を登録する製品情報記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する発生コスト情報記憶手段により、前記工程設計毎に、各工程で発生する変動費を登録する発生コスト情報記憶ステップ、を更に備え、
前記評価指標は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和、又は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和、と設定することを特徴とする請求項13または14に記載のプログラム。 - 前記生産計画作成装置を構成する在庫コスト単価記憶手段により、前記工程設計毎に、単位時間・単位量あたりの在庫コスト単価を登録する在庫コスト単価記憶ステップ、を更に備え、
前記評価指標は、前記工程設計毎に、第一工程を処理するスパンと最終工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの製造リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コスト、又は、前記工程設計毎に、各工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの各工程における工程間リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コストを含めて設定することを特徴とする請求項15に記載のプログラム。 - 記憶装置とCPUを有するコンピュータにおいて、複数の工程で生産する複数の品種の製品の生産量を最適化するための生産計画作成装置により実行されるプログラムであって、
前記生産計画作成装置を構成するターム・スパン情報設定手段により、制約を評価する最小時間の単位であるスパンと、1以上のスパンから構成され生産計画作成の単位であるタームと、生産計画作成を行うターム数と、を記憶するターム・スパン情報設定ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する製造ルート情報記憶手段により、前記品種毎に、製品を製造するための複数の工程について処理可能な設備を割り当てた1以上の製造ルートを工程設計として登録するとともに、前記工程設計毎に、各工程の処理能力を登録する製造ルート情報記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する設備情報記憶手段により、前記各設備の前記ターム毎に、設備能力を登録する設備情報記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する製品情報記憶手段により、前記品種毎に、売値と原料費を登録する製品情報記憶ステップ、 前記生産計画作成装置を構成する発生コスト情報記憶手段により、前記工程設計毎に、各工程で発生する変動費を登録する発生コスト情報記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する在庫コスト単価記憶手段により、前記工程設計毎に、単位時間・単位量あたりの在庫コスト単価を登録する在庫コスト単価記憶ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する最適品種構成計算手段により、前記処理能力と、前記設備能力と、を参照して、前記工程設計毎の各工程について、後工程は、前工程に対して、前工程と後工程の間に必要な工程間時間だけ先までの時刻において後工程で処理する量が前工程で処理する量を超えないとする前後工程の製造量に関する制約と、前記処理能力により求めた前記各設備の前記ターム毎の総負荷が前記設備能力を超えないとする設備能力に関する制約を満たしつつ、予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法により算出する最適品種構成計算ステップ、
を備え、
前記評価指標は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和、又は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和、と設定し、更に、前記工程設計毎に、第一工程を処理するスパンと最終工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの製造リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コスト、又は、前記工程設計毎に、各工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの各工程における工程間リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コストを含めて設定し、
前記記憶装置にインストールして前記CPUにより読み出して実行されることを特徴とするプログラム。 - 前記生産計画作成装置を構成する生産量情報記憶手段により、前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶ステップ、を更に備え、
前記最適品種構成計算ステップは、更に、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たすことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。 - 前記製造リードタイムは、第一工程を処理するスパンと、最終工程を処理するスパンを、それぞれスパン毎の生産量の重み付き平均として扱うことによりを計算し、
前記工程間リードタイムは、各工程を処理するスパンを、それぞれスパン毎の生産量の重み付き平均として扱うことにより計算することを特徴とする請求項16〜18のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記生産計画作成装置を構成する製造ルート生成手段により、代替設備が存在する場合に、予め設定した代替設備のルールをもとに、代替設備を割り当てた製造ルートを工程設計として作成して登録する製造ルート生成ステップ、を更に備えることを特徴とする請求項13〜19のいずれか一項に記載のプログラム。
- 前記評価指標は、全品種の全タームの生産量の総和と設定することを特徴とする請求項13または14に記載のプログラム。
- 前記生産計画作成装置を構成する製品情報記憶手段により、前記品種毎に、売値を登録する製品情報記憶ステップ、を更に備え、
前記評価指標は、全品種の全タームの売値の総和と設定することを特徴とする請求項13または14に記載のプログラム。 - 前記生産計画作成装置を構成する工程負荷原単位計算手段により、前記処理能力をもとに、製品を単位量生産する場合の前記工程設計毎の各工程の負荷を工程負荷原単位として計算する工程負荷原単位計算ステップ、
前記生産計画作成装置を構成する発生コスト原単位計算手段により、前記変動費をもとに、製品を単位量生産する場合に要する前記工程設計毎の発生コストを発生コスト原単位として計算する発生コスト原単位計算ステップ、を更に備え、
前記評価指標の計算は、前記工程負荷原単位と前記発生コスト原単位を用いて線形計画法により行うことを特徴とする請求項15〜20のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記生産計画作成装置を構成する工程負荷原単位計算手段により、前記処理能力をもとに、製品を単位量生産する場合の前記工程設計毎の各工程の負荷を工程負荷原単位として計算する工程負荷原単位計算ステップ、を更に備え、
前記評価指標の計算は、前記工程負荷原単位を用いて線形計画法により行うことを特徴とする請求項21または22に記載のプログラム。 - CPUと記憶装置を備えるコンピュータにおいて、複数の工程で生産する複数の品種の製品の生産量を最適化する生産計画作成装置であって、
制約を評価する最小時間の単位であるスパンと、1以上のスパンから構成され生産計画作成の単位であるタームと、生産計画作成を行うターム数と、を記憶するターム・スパン情報設定手段と、
前記品種毎に、製品を製造するための複数の工程について処理可能な設備を割り当てた1以上の製造ルートを工程設計として登録するとともに、前記工程設計毎に、各工程の処理能力を登録する製造ルート情報記憶手段と、
前記各設備の前記ターム毎に、設備能力を登録する設備情報記憶手段と、
前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶手段と、
前記処理能力と、前記設備能力と、を参照して、前記工程設計毎の各工程について、後工程は、前工程に対して、前工程と後工程の間に必要な工程間時間だけ先までの時刻において後工程で処理する量が前工程で処理する量を超えないとする前後工程の製造量に関する制約と、前記処理能力により求めた前記各設備の前記ターム毎の総負荷が前記設備能力を超えないとする設備能力に関する制約と、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たしつつ、予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法により算出する最適品種構成計算手段と、
前記制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量が算出できない場合に、1以上の前記設備の前記タームに関して、前記設備能力に関する制約、または、前記生産量の範囲に関する制約を緩和して、前記各工程設計の各スパンの生産量を算出する制約緩和手段と、
を備えることを特徴とする生産計画作成装置。 - 前記制約緩和手段は、
前記処理能力に関する制約を緩和する場合は、前記処理能力により求めた1以上の前記設備の前記タームの総負荷が前記設備能力を超えた設備負荷オーバーに対応する変数を追加するとともに、前記評価指標に対して前記設備負荷オーバーのペナルティを加えて、前記処理能力に関する制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法で算出し、
前記生産量の範囲に関する制約を緩和する場合は、1以上の前記品種の前記タームに関して、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値に満たなかった生産量未達に対応する変数を追加するとともに、前記評価指標に対して前記生産量未達のペナルティを加えて、前記生産量の範囲に関する制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法で算出するか、1以上の前記品種の前記タームに関して、当該タームを構成するスパンの生産量の合計を前記生産量下限値及び前記生産量上限値にかかわらず0とするかどうかを表す0−1変数を追加して、前記制約を満たした予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を混合整数計画法で算出することを特徴とする請求項25に記載の生産計画作成装置。 - 前記品種毎に、売値と原料費を登録する製品情報記憶手段と、
前記工程設計毎に、各工程で発生する変動費を登録する発生コスト情報記憶手段と、を更に備え、
前記評価指標は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和、又は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和、と設定することを特徴とする請求項25または26に記載の生産計画作成装置。 - 前記工程設計毎に、単位時間・単位量あたりの在庫コスト単価を登録する在庫コスト単価記憶手段、を更に備え、
前記評価指標は、前記工程設計毎に、第一工程を処理するスパンと最終工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの製造リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コスト、又は、前記工程設計毎に、各工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの各工程における工程間リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コストを含めて設定することを特徴とする請求項27に記載の生産計画作成装置。 - CPUと記憶装置を備えるコンピュータにおいて、複数の工程で生産する複数の品種の製品の生産量を最適化する生産計画作成装置であって、
制約を評価する最小時間の単位であるスパンと、1以上のスパンから構成され生産計画作成の単位であるタームと、生産計画作成を行うターム数と、を記憶するターム・スパン情報設定手段と、
前記品種毎に、製品を製造するための複数の工程について処理可能な設備を割り当てた1以上の製造ルートを工程設計として登録するとともに、前記工程設計毎に、各工程の処理能力を登録する製造ルート情報記憶手段と、
前記各設備の前記ターム毎に、設備能力を登録する設備情報記憶手段と、
前記品種毎に、売値と原料費を登録する製品情報記憶手段と、 前記工程設計毎に、各工程で発生する変動費を登録する発生コスト情報記憶手段と、
前記工程設計毎に、単位時間・単位量あたりの在庫コスト単価を登録する在庫コスト単価記憶手段と、
前記処理能力と、前記設備能力と、を参照して、前記工程設計毎の各工程について、後工程は、前工程に対して、前工程と後工程の間に必要な工程間時間だけ先までの時刻において後工程で処理する量が前工程で処理する量を超えないとする前後工程の製造量に関する制約と、前記処理能力により求めた前記各設備の前記ターム毎の総負荷が前記設備能力を超えないとする設備能力に関する制約を満たしつつ、予め設定した評価指標が最大となる前記各工程設計の各スパンの生産量を線形計画法により算出する最適品種構成計算手段と、
を備え、
前記評価指標は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和、又は、全タームの(売値−原料費−変動費)の総和と全品種の全タームの生産量の総和との重み付きの和、と設定し、更に、前記工程設計毎に、第一工程を処理するスパンと最終工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの製造リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コスト、又は、前記工程設計毎に、各工程を処理するスパンをもとにして得られる製造開始から製造完了までの各工程における工程間リードタイムと、生産量とから、前記在庫コスト単価に基づいて計算される在庫コストを含めて設定することを特徴とする生産計画作成装置。 - 前記各品種の前記ターム毎に、要求される生産量の範囲として、生産量下限値と生産量上限値とを登録する生産量情報記憶手段、を更に備え、
前記最適品種構成計算手段は、更に、前記各品種の前記ターム毎に、当該タームを構成するスパンの生産量の合計が前記生産量下限値以上前記生産量上限値以内の範囲内であるとする生産量の範囲に関する制約を満たすことを特徴とする請求項29に記載の生産計画作成装置。 - 前記製造リードタイムは、第一工程を処理するスパンと、最終工程を処理するスパンを、それぞれスパン毎の生産量の重み付き平均として扱うことによりを計算し、
前記工程間リードタイムは、各工程を処理するスパンを、それぞれスパン毎の生産量の重み付き平均として扱うことにより計算することを特徴とする請求項28〜30のいずれか一項に記載の生産計画作成装置。 - 代替設備が存在する場合に、予め設定した代替設備のルールをもとに、代替設備を割り当てた製造ルートを工程設計として作成して登録する製造ルート生成手段、を更に備えることを特徴とする請求項25〜31のいずれか一項に記載の生産計画作成装置。
- 前記評価指標は、全品種の全タームの生産量の総和と設定することを特徴とする請求項25または26に記載の生産計画作成装置。
- 前記品種毎に、売値を登録する製品情報記憶手段、を更に備え、
前記評価指標は、全品種の全タームの売値の総和と設定することを特徴とする請求項25または26に記載の生産計画作成装置。 - 前記処理能力をもとに、製品を単位量生産する場合の前記工程設計毎の各工程の負荷を工程負荷原単位として計算する工程負荷原単位計算手段と、
前記変動費をもとに、製品を単位量生産する場合に要する前記工程設計毎の発生コストを発生コスト原単位として計算する発生コスト原単位計算手段と、を更に備え、
前記評価指標の計算は、前記工程負荷原単位と前記発生コスト原単位を用いて線形計画法により行うことを特徴とする請求項27〜32のいずれか一項に記載の生産計画作成装置。 - 前記処理能力をもとに、製品を単位量生産する場合の前記工程設計毎の各工程の負荷を工程負荷原単位として計算する工程負荷原単位計算手段、を更に備え、
前記評価指標の計算は、前記工程負荷原単位を用いて線形計画法により行うことを特徴とする請求項33または34に記載の生産計画作成装置。
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