JP4785913B2 - 回転ドラム型磁気分離装置 - Google Patents

回転ドラム型磁気分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4785913B2
JP4785913B2 JP2008330609A JP2008330609A JP4785913B2 JP 4785913 B2 JP4785913 B2 JP 4785913B2 JP 2008330609 A JP2008330609 A JP 2008330609A JP 2008330609 A JP2008330609 A JP 2008330609A JP 4785913 B2 JP4785913 B2 JP 4785913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnets
rotating drum
yoke
drum type
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008330609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009172589A (ja
Inventor
和彦 宮川
信也 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Finetech Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Finetech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Finetech Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Finetech Ltd
Priority to JP2008330609A priority Critical patent/JP4785913B2/ja
Publication of JP2009172589A publication Critical patent/JP2009172589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4785913B2 publication Critical patent/JP4785913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、使用済みのクーラント液に含まれる微細スラッジを回収する回転ドラム型磁気分離装置に関する。
金属材料、特に鉄鋼材料に代表される磁性材料の切削加工、研削加工等において、クーラント液とともに排出される切削屑、切粉等は、液分と分離させて回収する。切削屑、切粉等は様々な形状を有していることから、回収効率の観点から種々の磁気分離(回収)装置が開発されている。
例えば、特許文献1には、従来の回転ドラム型磁気分離装置が開示されている。図1は、従来の回転ドラム型磁気分離装置の構成を示す回転ドラムの回転軸に直交する面での断面図である。図1に示すように、従来の回転ドラム型磁気分離装置は、箱型の本体1内にクーラント液を溜め置く液溜め部2が設けられている。液溜め部2を二分するように、本体1の中央部近傍に回転ドラム3が略水平方向に軸支されている。回転ドラム3は、ステンレス鋼等の非磁性材からなる円筒体をなしており、外周面に複数の磁石4、4、・・・を所定の配列で配置してある内筒5を外筒の内部に同軸に固定してある。複数の磁石4、4、・・・の極性は、クーラント液に含まれる切削屑、切粉等を磁着させることができるように、回転ドラム3の外周面近傍に所定の磁束を発生させるよう配置されている。
特許文献1では、回転ドラム3の液溜め部2に浸漬する部分から頂上部までの間、すなわち回転ドラム3の外周の略4分の3に相当する部分に対応する内筒5に、複数の磁石4、4、・・・が配置されている。残りの略4分の1に相当する部分には内筒5に磁石4、4、・・・が配置されておらず、磁力が作用しないように構成されている。
磁石4、4、・・・の磁力によって液溜め部2の底部にて回転ドラム3の外周面に吸着されたスラッジは、回転ドラム3の回転に伴って回転ドラム3の頂上部へと搬送され、頂上部を通過した時点で磁石4、4、・・・による吸着力を失い、回転ドラム3に当接するスクレーパ7にてスラッジが掻き取られて回収される。回転ドラム3の頂上部近傍には、ゴム等の弾性体を表面に配してある絞りローラ6が設けられており、所定の押圧で回転ドラム3の外周面に当接されている。回転ドラム3と絞りローラ6との間を吸着されたスラッジが通過することにより、スラッジに含まれている液分が絞り取られ、磁力が及ばない位置にて切削屑、切粉等のみが分離される。
特開2000−079353号公報
特許文献1では、回転ドラム3の外周面近傍に所定の磁束を発生させるよう、複数の磁石4、4、・・・を、半径方向にN極、S極が生じるように配置している。このような配置では、一方の磁石4からの磁束は、回転ドラム3から外に出ることなく、ほとんどが隣接する磁石4に入る。つまり、いわゆる有効磁束EMは少なく、回転ドラム3の外周面近傍の磁束密度は最大3000ガウス程度にしかならない。磁束密度が小さいため、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値も小さくなることから、非磁性体に生じる反発力も小さく、処理済クーラント液中の非磁性体をはじき飛ばすことができない。したがって、分別条件の悪い対象物、例えばステンレス、小粒径物等は、クーラント液から容易に分離することができないおそれがあるという問題点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、磁石の配列を変更すること、及びヨークの配置を工夫することにより、回転ドラムの外周面近傍の磁束密度を1テスラ近傍まで大きくして、処理済クーラント液中の非磁性体を確実に分離することができる回転ドラム型磁気分離装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、複数の磁石が配置され回転することが可能な内筒を内蔵し、該内筒の周囲を非磁性材からなる外筒が前記内筒と同心で回転することが可能な回転ドラムを備え、処理済クーラント液中の不要物を分離する回転ドラム型磁気分離装置において、前記内筒は、隣接する2つの磁石が同極同士で互いに向い合うよう、複数の磁石を周方向に配置してあり、前記内筒を固定させて前記外筒を回転させる、又は前記外筒を一の方向へ回転させて、前記内筒を前記外筒を回転させる方向と反対の方向に前記外筒よりも高速で回転させるかを、選択することが可能にしてあることを特徴とする。
第1発明では、複数の磁石を配置した内筒にて、隣接する2つの磁石が同極同士で互いに向い合うよう、複数の磁石を周方向に配置する。隣接する2つの磁石が同極同士で互いに向い合うよう、複数の磁石を周方向に配置することにより、磁束が反発しあい、磁束密度が大きくなる。したがって、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値が大きくなり、非磁性体に生じる反発力が大きくなることから、処理済クーラント液中の非磁性体を確実にはじき飛ばすことが可能となる。また、内筒を固定させて外筒を回転させる、又は外筒を一の方向へ回転させて、内筒を外筒を回転させる方向と反対の方向に外筒よりも高速で回転させるかを、選択することが可能としてあることにより、処理済クーラント液中の磁性体を吸着させて分離するか、非磁性体をはじき飛ばすことにより分離するかを選択することができ、一の磁気分離装置で両方の用途に用いることが可能となる。
また、第2発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第1発明において、前記複数の磁石のうち、周方向に隣接する2つの磁石間に、磁性材又は非磁性材で構成されたヨークを挟設するようにしてあることを特徴とする。
第2発明では、周方向に隣接する2つの磁石間に、磁性材又は非磁性材で構成されたヨークを挟設することにより、ヨークの先端部分から磁束の反発により強い磁束密度を有する磁力線が出やすくなり、より回転ドラムの外周面近傍の磁束密度を大きくすることが可能となる。
また、第3発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第2発明において、前記ヨークは、周方向に隣接する2つの磁石間の外周側の一部に挟設してあることを特徴とする。
第3発明では、ヨークを、周方向に隣接する2つの磁石間の外周側の一部に挟設することにより、ヨークの先端部分から磁極の反発による磁束が出やすくなるので、ヨークは磁石の長さ全域にわたる必要がない。したがって、コスト低減を図ることが可能となる。
また、第4発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第2又は第3発明において、周方向に隣接する2つの磁石間であって、前記ヨークが挟設されていない部分に、前記回転ドラムの半径方向に磁極方向を有する第2の磁石を備え、該第2の磁石は、隣り合う第2の磁石と磁極方向が反対となるように挟設してあることを特徴とする。
第4発明では、周方向に隣接する2つの磁石間にてヨークが挟設されていない部分(内周側)に、回転ドラムの半径方向に磁極方向を有する第2の磁石を備え、互いに隣り合う第2の磁石の磁極方向が反対となるように挟設することにより、ヨークの先端部分からより大きな磁束密度で磁束が発生する。したがって、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値が大きくなり、非磁性体に生じる反発力が大きくなることから、処理済クーラント液中の非磁性体を確実にはじき飛ばすことが可能となる。
また、第5発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第2乃至第4発明のいずれか1つにおいて、前記内筒の外周側にて、前記ヨークごとに、前記ヨークの、前記回転ドラムの回転軸方向における両端部に磁極方向が相異なる一組の第3の磁石を備え、該一組の第3の磁石は、隣り合う一組の第3の磁石と磁極方向が反対となるようにしてあることを特徴とする。
第5発明では、内筒の外周側にて、ヨークごとに、ヨークの、回転ドラムの回転軸方向における両端部に磁極方向が相異なる一組の第3の磁石を設けてある。一組の第3の磁石は、隣り合う一組の第3の磁石と磁極方向が反対となることから、より反発しあう磁束が大きくなり、磁束密度が大きくなり、ヨークの先端部分からより大きな磁束密度で磁束が発生する。したがって、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値が大きくなり、非磁性体に生じる反発力が大きくなることから、処理済クーラント液中の非磁性体を確実にはじき飛ばすことが可能となる。
また、第6発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第2乃至第4発明のいずれか1つにおいて、前記内筒の外周側にて、前記ヨークごとに、周方向から挟むように前記ヨークの両側に磁極方向が相異なる一組の第4の磁石を備え、該一組の第4の磁石は、隣り合う一組の第4の磁石と磁極方向が反対となるようにしてあることを特徴とする。
第6発明では、内筒の外周側にて、ヨークごとに、周方向から挟むようにヨークの両側に磁極方向が相異なる一組の第4の磁石を設けてある。一組の第4の磁石は、隣り合う一組の第4の磁石と磁極方向が反対となることから、より反発しあう磁束が大きくなり、磁束密度が大きくなり、ヨークの先端部分からより大きな磁束密度で磁束が発生する。したがって、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値が大きくなり、非磁性体に生じる反発力が大きくなることから、処理済クーラント液中の非磁性体を確実にはじき飛ばすことが可能となる。
また、第7発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第2発明において、前記ヨークは楔形形状を有しており、周方向に隣接する2つの磁石間に挟設してあることを特徴とする。
第7発明では、ヨークが楔形形状を有しており、周方向に隣接する2つの磁石間に挟設する。ヨークが楔形形状であることから、ヨークの先端部分からより大きな磁束密度で磁束が発生する。したがって、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値が大きくなり、非磁性体に生じる反発力が大きくなることから、処理済クーラント液中の非磁性体を確実にはじき飛ばすことが可能となる。
また、第8発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第1乃至第7発明のいずれか1つにおいて、前記複数の磁石は、回転軸方向に複数の磁石列を構成しており、該磁石列が所定間隔で複数並置してあることを特徴とする。
第8発明では、複数の磁石は、回転軸方向に複数の磁石列を構成しており、該磁石列が所定間隔で複数並置してある。複数の磁石列とすることで、より広範囲に、より大きな磁束密度で磁束が発生する。したがって、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値が大きくなり、非磁性体に生じる反発力が大きくなることから、処理済クーラント液中の非磁性体を確実にはじき飛ばすことが可能となる。
また、第9発明に係る回転ドラム型磁気分離装置は、第1乃至第8発明のいずれか1つにおいて、前記複数の磁石は、アリ溝を介して前記内筒に固着するようにしてあることを特徴とする。
第9発明では、複数の磁石は、アリ溝を介して内筒に固着してある。アリ溝を介することにより、半径方向に強力な磁力が作用した場合であっても、磁石が半径方向へ飛び出すおそれがなく、安全に製造することが可能となる。
上記構成により、隣接する2つの磁石が同極同士で互いに向い合うよう、複数の磁石を周方向に配置することにより、磁束が反発しあい、磁束密度が大きくなる。したがって、処理済クーラント液中の非磁性体に生じる渦電流値が大きくなり、非磁性体に生じる反発力が大きくなることから、処理済クーラント液中の非磁性体を確実にはじき飛ばすことが可能となる。また、内筒及び外筒の回転速度及び回転方向を変えることにより、処理済クーラント液中の磁性体を吸着させて分離するか、非磁性体をはじき飛ばすことにより分離するかを選択することができ、一の磁気分離装置で両方の用途に用いることが可能となる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の構成を示す回転ドラムの回転軸に直交する面での断面図である。図2に示すように、本実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置は、箱型の本体1内にクーラント液を溜め置く液溜め部2が設けられている。液溜め部2を二分するように、本体1の中央部近傍に回転ドラム3が略水平方向に回転することが可能に軸支されている。
回転ドラム3は、ステンレス鋼等の非磁性材からなる円筒体をなしており、外周面に複数の磁石4、4、・・・を所定の配列で配置してある内筒5を外筒9の内部に同軸に回転可能に設けてある。複数の磁石4、4、・・・の極性は、従来とは異なり、回転ドラム3の外周面近傍に略1テスラの大磁束を発生させるよう工夫して配置されている。
図3は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3の内筒5の構成を示す回転軸方向から見た正面図である。図3に示すように、磁石ホルダ11を介して、隣接する2つの磁石4、4が同極同士で互いに向い合うよう、複数の磁石4、4、・・・を周面に、略環状の磁石列として配置してある。すなわち周方向にN極、S極が配置されるよう複数の磁石4、4、・・・を配置し、同極同士が互いに向かい合うように配置されている。
このように複数の磁石4、4、・・・を配置することにより、隣接する2つの磁石4、4間の磁束は、互いに反発し合い、そのほとんどが半径方向に外部へ出ることとなる。つまり、外部に出る有効磁束EMが著しく増大することになる。図4は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の内筒5での磁束の方向と流れを示す回転軸方向から見た部分模式図である。
図4では、隣接する2つの磁石4、4の間に、例えばSPCCで構成されているヨーク10、10、・・・を挟設してある。ヨーク10、10、・・・を挟設することで、外部に出る有効磁束EMの方向をより容易に制御することができる。ヨーク10、10、・・・の材質については、SPCCのような磁性材であっても良いし、非磁性材であっても良い。
図4に示すように、隣接する2つの磁石4、4間の磁束が互いに対向している場合には反発し合い、そのほとんどが半径方向に外部へ飛び出し、隣接するヨーク10、10、・・・方向へと回り込む。隣接する2つの磁石4、4間の磁束が互いに対向していない場合には、外部からの磁束を引き込む。つまり、外部に出た磁束を引き込むことになる。
本実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置は、外筒9、内筒5ともに回転可能となっている。例えば磁性体を吸着させる場合には、内筒5を固定しておき、外筒9のみを図2での反時計回りに比較的低速で回転させる。
また、非磁性体をはじき飛ばす場合には、外筒9を図2での反時計回りに比較的低速で回転させるとともに、内筒5を反対方向に比較的高速で回転させる。このようにすることで、非磁性体の表面に渦電流がより生じやすくすることができ、非磁性体をより確実に回収することが可能となる。その他、回収対象となる非磁性体の分量、成分等に応じて外筒9及び内筒5の回転速度及び回転方向を変動させることにより、より効果的に処理済クーラント液中の非磁性体を回収することが可能となる。はじき飛ばされた非磁性体は、スリット8を経由して外部へ排出される。
図5は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3に用いる磁石ホルダ11の構成を示す斜視図である。磁石ホルダ11は、ステンレス(例えばSUS304)、Cu、Al、しんちゅう等の非磁性材で構成されており、図5に示すように、互いに反発しあう磁石4、4、・・・を確実かつ安全に固定するために、アリ溝12を介して磁石4、4、・・・を装着するようになっている。同様にヨーク10、10、・・・についてもアリ溝13を介して装着するようになっている。
図6は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3に用いる磁石ホルダ11へ磁石4、4、・・・及びヨーク10、10、・・・を装着する状態を模式的に示す斜視図である。例えば図6に示す矢印の方向に、まず一のヨーク10を一のアリ溝13に嵌め込み、次に一の磁石4を一のアリ溝12に嵌め込む。以下、順次ヨーク10と磁石4とを交互にアリ溝13、12に嵌め込むことにより、互いに反発しあう磁石4、4、・・・が周方向に飛び出ることなく磁石4、4、・・・を磁石ホルダ11へ固着することができる。
図7は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3に用いる磁石ホルダ11への磁石4、4、・・・及びヨーク10、10、・・・の装着状態を模式的に示す斜視図である。図7に示すように、磁石4、4、・・・及びヨーク10、10、・・・が互いに密着して磁石ホルダ11に装着されている。磁石4、4、・・・の磁石ホルダ11への固着方法がアリ溝を介する方法に限定されるものでないことは言うまでもない。
図8は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3の構成部品を模式的に示す斜視図である。わかりやすくするために、磁石ユニット30を3個とし、左端の磁石ユニット30は磁石を装着しない状態で、他の磁石ユニット30、30も一部磁石を装着しない状態で表示してある。図8に示すように、磁石ホルダ11に複数の磁石4、4、・・・が周方向に配置された磁石列を磁石ユニット30として、複数の磁石ユニット30、30、・・・を、回転ドラム3の回転軸方向に複数備え、所定間隔で並置することにより、回転ドラム3の内筒5が形成される。
まず、磁石ホルダ11に磁石4、4、・・・及びヨーク10、10、・・・を配置した状態で、両側から磁石端面押さえリング16、16を固定ねじ20、20、・・・により固着する。これにより磁石4、4、・・・及びヨーク10、10、・・・は磁石ホルダ11、11、・・・に固着され、磁石ユニット30、30、・・・を形成する。
次に、回転ドラム軸14に嵌挿し、磁石ホルダ固定リング15を固定ボルト21、21、・・・により磁石ユニット30、30、・・・に装着する。これにより、回転ドラム軸14に磁石ユニット30、30、・・・を取り付けることができ、回転ドラム軸14の回転に従って磁石列を回転させることができる。
そして、各磁石ユニット30、30、・・・の回転位置を揃えるために、ユニット固定ボルト22、22、・・・により、複数の磁石ユニット30、30、・・・の磁石配置を揃えて固着する。このようにすることで、回転ドラム3の内筒5が完成する。
図9は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3の内筒5の完成状態を示す回転ドラム軸14を含む面での断面図である。図9に示すように、磁石4、4、・・・及びヨーク10、10、・・・は磁石端面押さえリング16、16により両側から固定されており、磁石ユニット30、30、・・・は磁石ホルダ固定リング15により回転ドラム軸14に固着されている。そして、ユニット固定ボルト22、22、・・・により、複数の磁石ユニット30、30、・・・の磁石配置を揃えて固着することができる。
図10は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3の内筒5の完成状態を示す斜視図である。わかりやすくするために、一部磁石4、4、・・・を装着しない状態で表示してある。斯かる構成の内筒5を覆うように外筒9を設置し、状況に応じて両者の回転速度及び回転方向を変動させることにより、磁性体成分を吸着するとともに、従来の回転ドラム3では回収することが困難であった非磁性体のうち微量の磁性体を含むものについては吸着して分離することができる回転ドラム型磁気分離装置として用いることができ、非磁性体を確実にはじき飛ばして分離回収する回転ドラム型磁気分離装置としても用いることができる。
図11は、従来の回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3の表面磁力と、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3の表面磁力とを比較したグラフである。図11において、従来の回転ドラム3の表面からの距離と表面磁力との関係を破線112で、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラム3の表面からの距離と表面磁力との関係を実線111で、それぞれ示している。両者を対比すればわかるように、回転ドラム3の表面では従来の回転ドラム3の構成では0.4テスラが限界であったのに対し、本実施の形態に係る回転ドラム3の構成では、1.1テスラを超えた強い磁力が生じていることがわかる。したがって、このようにして発生した強力な磁力により磁性体成分を確実に吸着することができ、従来の回転ドラム型磁気分離装置では吸着することができなかった微量の磁性体を含む非磁性体も吸着して分離することができる。また、回転速度及び回転方向を変えることにより、非磁性体を確実にはじき飛ばして分離回収することもできる。したがって、二次的に非磁性体のみを分離する例えば二次濾過装置等を別途設ける必要がなくなり、低コストの回転ドラム型磁気分離装置を提供することが可能となる。
なお、上述の実施の形態では、ヨーク10、10、・・・の形状が薄板状であり、周方向に隣接する2つの磁石4、4間の外周側の一部に挟設してある場合について説明しているが、もちろん、斯かる形状及び配置に限定されるものではない。
図12は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10が他の形状である場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図及び部分側面図である。図12(a)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10が他の形状である場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図であり、図12(b)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10が他の形状である場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分側面図である。
図12に示すように、ヨーク10、10、・・・は楔形形状を有しており、周方向に隣接する2つの磁石4、4間に挟設してある。楔形形状の先端角度は、磁石4、4、・・・の極数に応じて、回転ドラム3の表面磁力が最大となる角度に設定すれば良い。
また、上述の実施の形態では、ヨーク10、10、・・・を支持している部分は非磁性体であったが、ヨーク10、10、・・・が挟設されていない部分に、回転ドラム3の半径方向に磁極方向を有する第2の磁石を備えても良い。
図13は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の支持部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図及び部分側面図である。図13(a)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の支持部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図であり、図13(b)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の支持部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分側面図である。
図13に示すように、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の支持部分に第2の磁石41、41、・・・を配置し、第2の磁石41、41、・・・は、ヨークから磁束が飛び出すヨーク10、すなわちN極同士が隣接している位置に挟設されているヨーク10の内側には、磁束が外へ出る方向、すなわちN極側がヨーク10と接するように配置する。一方、磁束が入り込むヨーク10、すなわちS極同士が隣接している位置に挟設されているヨーク10の内側には、磁束が回転中心方向へ出る方向、すなわちS極側がヨーク10と接するように配置する。このようにすることで、より強い磁力が回転ドラム3の表面に生じることが期待できる。
さらに、回転ドラム3の周面近傍にて、ヨーク10、10、・・・を両端から挟み込むように第3の磁石を備えても良い。図14は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の両端部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図及び部分側面図である。図14(a)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の両端部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図であり、図14(b)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の両端部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分側面図である。
図14に示すように、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の支持部分に第2の磁石41、41、・・・を配置し、さらにヨーク10の両端部分に互いに対向する磁極方向を有する第3の磁石42、42、・・・を備えている。そして、ヨークから磁束が飛び出すヨーク10、すなわちN極同士が隣接している位置に挟設されているヨーク10の両端部分には、磁束が外へ出る方向、すなわちN極側がヨーク10と接するように配置する。一方、磁束が入り込むヨーク10、すなわちS極同士が隣接している位置に挟設されているヨーク10の両端部分には、磁束が回転中心方向へ出る方向、すなわちS極側がヨーク10と接するように配置する。このようにすることで、さらにより強い磁力が回転ドラム3の表面に生じることが期待できる。
また、回転ドラム3の周面近傍にて、ヨーク10、10、・・・を周方向に両側から挟み込むように第4の磁石を備えても良い。図15は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の周方向の両側部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図及び部分側面図である。図15(a)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の周方向の両側部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分断面図であり、図15(b)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の周方向の両側部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラム3の部分側面図である。
図15に示すように、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3のヨーク10の支持部分に第2の磁石41、41、・・・を配置し、さらにヨーク10の周方向の両側部分に互いに対向する磁極方向を有する第4の磁石43、43、・・・を備えている。そして、ヨークから磁束が飛び出すヨーク10、すなわちN極同士が隣接している位置に挟設されているヨーク10の周方向の両側部分には、磁束が外へ出る方向、すなわちN極側がヨーク10と接するように配置する。一方、磁束が入り込むヨーク10、すなわちS極同士が隣接している位置に挟設されているヨーク10の周方向の両側部分には、磁束が回転中心方向へ出る方向、すなわちS極側がヨーク10と接するように配置する。このようにすることで、さらにより強い磁力が回転ドラム3の表面に生じることが期待できる。
なお、本実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の処理済クーラント液中の難磁性体の吸着効果を従来機種と比較した。図16は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置と従来の回転ドラム型磁気分離装置との難磁性体の回収率を比較するグラフである。図16では、80番の砥石を用いてワークSK3を研削する円筒研削盤における切削屑から回収した難磁性体の、粒子径ごとの粒度数に基づいて算出した回収率を表示している。なお、クーラント液には水溶性のユシローケンFGC822Jを使用し、処理流量は毎分60Lとした。
図16は、ハッチングを施した棒グラフが本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回収率を、併記してあるハッチングを施していない棒グラフが従来の回転ドラム型磁気分離装置の回収率を、それぞれ示している。図16からも明らかなように、あらゆる粒子径に対して、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回収率の方が高い。
また図17は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置と従来の回転ドラム型磁気分離装置との難磁性体の回収率を比較するグラフである。図17では、80番の砥石を用いてワークSK3を研削する円筒研削盤における切削屑から回収した難磁性体の質量に基づいて算出した回収率を表示している。なお、図16と同様、クーラント液には水溶性のユシローケンFGC822Jを使用し、処理流量は毎分60Lとした。
図17において、(a)は、フェライト磁石を用いた回転ドラムを、(b)は、希土類磁石を、(c)は、希土類磁石を用い回転ドラム径の比較的大きな回転ドラムを、(d)は、本発明の実施の形態に係る回転ドラム3を、それぞれ用いた回転ドラム型磁気分離装置での回収率を示している。(c)の回転ドラム径と(d)の回転ドラム径とは同一である。図17からも明らかなように、従来のいずれの回転ドラムを用いた回転ドラム型磁気分離装置よりも、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の方が回収率が高く、回収率が略95%と、ほとんど全ての難磁性体を回収することができていることがわかる。
なお、ヨークの形状及び配置は上述した例に限定されるものではなく、回転ドラム3の表面近傍の磁束密度を高めるべくさらに複数の磁石を備えても良いし、上述した配置例単独であっても、任意の組み合わせで組み合わせても良いことは言うまでもない。
また、上述した実施の形態では、回転ドラム3をいわゆる20極型を例に挙げて説明しているが、磁石の極数は20極に限定されるものではなく、用途に応じて極数を変更することができる。さらに、回転ドラム3は、磁石ユニット30を3列に配置した構成として説明しているが、磁石ユニット30の個数も3個に限定されるものではなく、用途に応じて変更することが可能であることは言うまでもない。
従来の回転ドラム型磁気分離装置の構成を示す回転ドラムの回転軸に直交する面での断面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の構成を示す回転ドラムの回転軸に直交する面での断面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムの構成を示す回転軸方向から見た正面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムの磁束の方向と流れを示す回転軸方向から見た部分模式図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムに用いる磁石ホルダの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムに用いる磁石ホルダへ磁石及びヨークを装着する状態を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムに用いる磁石ホルダへの磁石及びヨークの装着状態を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムの構成部品を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムの内筒の完成状態を示す回転ドラム軸を含む面での断面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムの内筒の完成状態を示す斜視図である。 従来の回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムの表面磁力と、本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置の回転ドラムの表面磁力とを比較したグラフである。 本発明の実施の形態に係る回転ドラムのヨークが他の形状である場合の構成を模式的に示す回転ドラムの部分断面図及び部分側面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラムのヨークの支持部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラムの部分断面図及び部分側面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラムのヨークの両端部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラムの部分断面図及び部分側面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラムのヨークの周方向の両側部分に磁石を配置した場合の構成を模式的に示す回転ドラムの部分断面図及び部分側面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置と従来の回転ドラム型磁気分離装置との難磁性体の回収率を比較するグラフである。 本発明の実施の形態に係る回転ドラム型磁気分離装置と従来の回転ドラム型磁気分離装置との難磁性体の回収率を比較するグラフである。
符号の説明
2 液溜め部
3 回転ドラム
4 磁石
5 内筒
9 外筒
10 ヨーク
12、13 アリ溝
41 第2の磁石
42 第3の磁石
43 第4の磁石

Claims (9)

  1. 複数の磁石が配置され回転することが可能な内筒を内蔵し、該内筒の周囲を非磁性材からなる外筒が前記内筒と同心で回転することが可能な回転ドラムを備え、処理済クーラント液中の不要物を分離する回転ドラム型磁気分離装置において、
    前記内筒は、隣接する2つの磁石が同極同士で互いに向い合うよう、複数の磁石を周方向に配置してあり、
    前記内筒を固定させて前記外筒を回転させる、又は前記外筒を一の方向へ回転させて、前記内筒を前記外筒を回転させる方向と反対の方向に前記外筒よりも高速で回転させるかを、選択することが可能にしてあることを特徴とする回転ドラム型磁気分離装置。
  2. 前記複数の磁石のうち、周方向に隣接する2つの磁石間に、磁性材又は非磁性材で構成されたヨークを挟設するようにしてあることを特徴とする請求項1記載の回転ドラム型磁気分離装置。
  3. 前記ヨークは、周方向に隣接する2つの磁石間の外周側の一部に挟設してあることを特徴とする請求項2記載の回転ドラム型磁気分離装置。
  4. 周方向に隣接する2つの磁石間であって、前記ヨークが挟設されていない部分に、前記回転ドラムの半径方向に磁極方向を有する第2の磁石を備え、該第2の磁石は、隣り合う第2の磁石と磁極方向が反対となるように挟設してあることを特徴とする請求項2又は3記載の回転ドラム型磁気分離装置。
  5. 前記内筒の外周側にて、前記ヨークごとに、前記ヨークの、前記回転ドラムの回転軸方向における両端部に磁極方向が相異なる一組の第3の磁石を備え、該一組の第3の磁石は、隣り合う一組の第3の磁石と磁極方向が反対となるようにしてあることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の回転ドラム型磁気分離装置。
  6. 前記内筒の外周側にて、前記ヨークごとに、周方向から挟むように前記ヨークの両側に磁極方向が相異なる一組の第4の磁石を備え、該一組の第4の磁石は、隣り合う一組の第4の磁石と磁極方向が反対となるようにしてあることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の回転ドラム型磁気分離装置。
  7. 前記ヨークは楔形形状を有しており、周方向に隣接する2つの磁石間に挟設してあることを特徴とする請求項2記載の回転ドラム型磁気分離装置。
  8. 前記複数の磁石は、回転軸方向に複数の磁石列を構成しており、該磁石列が所定間隔で複数並置してあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の回転ドラム型磁気分離装置。
  9. 前記複数の磁石は、アリ溝を介して前記内筒に固着するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回転ドラム型磁気分離装置。
JP2008330609A 2007-12-28 2008-12-25 回転ドラム型磁気分離装置 Active JP4785913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008330609A JP4785913B2 (ja) 2007-12-28 2008-12-25 回転ドラム型磁気分離装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007341143 2007-12-28
JP2007341143 2007-12-28
JP2008330609A JP4785913B2 (ja) 2007-12-28 2008-12-25 回転ドラム型磁気分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009172589A JP2009172589A (ja) 2009-08-06
JP4785913B2 true JP4785913B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=41028304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008330609A Active JP4785913B2 (ja) 2007-12-28 2008-12-25 回転ドラム型磁気分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4785913B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101741315B1 (ko) * 2015-05-28 2017-05-29 강원대학교산학협력단 경사형 와전류 선별장치
KR101752548B1 (ko) * 2015-05-28 2017-06-29 강원대학교산학협력단 수평회전형 습식 와전류 선별장치
KR20180001764U (ko) * 2018-05-28 2018-06-14 주식회사 맥솔 미세금속을 포집하기 위한 장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6774734B2 (ja) * 2014-10-01 2020-10-28 住友重機械ファインテック株式会社 回転ドラム型磁気分離装置
CN104437844B (zh) * 2014-11-19 2016-09-21 中国地质科学院郑州矿产综合利用研究所 提高磁场分选区磁场强度的方法及磁选设备
KR102657820B1 (ko) * 2018-07-20 2024-04-15 스미도모쥬기가이 파인테크 가부시키가이샤 마그넷드럼 및 자기분리장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250507A (en) * 1975-10-20 1977-04-22 Hitachi Metals Ltd Magnetic rotor
JP3230268B2 (ja) * 1992-01-28 2001-11-19 神鋼電機株式会社 非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置
JP4112062B2 (ja) * 1998-02-23 2008-07-02 高橋 謙三 反撥磁束誘導型マグネットプーリ装置
JP4289517B2 (ja) * 1998-09-04 2009-07-01 住友重機械ファインテック株式会社 回転ドラム型磁気分離装置
JP3441390B2 (ja) * 1998-12-16 2003-09-02 日立機材株式会社 ドラム型磁性体選別回収装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101741315B1 (ko) * 2015-05-28 2017-05-29 강원대학교산학협력단 경사형 와전류 선별장치
KR101752548B1 (ko) * 2015-05-28 2017-06-29 강원대학교산학협력단 수평회전형 습식 와전류 선별장치
KR20180001764U (ko) * 2018-05-28 2018-06-14 주식회사 맥솔 미세금속을 포집하기 위한 장치
KR200491785Y1 (ko) * 2018-05-28 2020-06-03 주식회사 맥솔 미세금속을 포집하기 위한 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009172589A (ja) 2009-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4785913B2 (ja) 回転ドラム型磁気分離装置
JP4948514B2 (ja) 回転ドラム型磁気分離装置
KR102386599B1 (ko) 회전드럼형 자기분리장치
JP5143300B1 (ja) 回転ドラム型磁気分離装置
CA1332819C (en) Separating constituents of a mixture of particles
EP1076601A1 (en) A magnetic filtration system
JP5430271B2 (ja) 回転ドラム型砥粒回収装置
JP2006341202A (ja) 磁気分離装置
RU2460584C1 (ru) Магнитный сепаратор
KR100345735B1 (ko) 철계미세입자수거를위한압연용자력선별기
WO2001085347A1 (fr) Appareil de separation magnetique
JP3635335B2 (ja) ドラム型金属回収装置
JP2005262058A (ja) 磁力選別方法およびその装置
JP2003103195A (ja) 移動磁界式ドラム磁選機
JP2014151314A (ja) 回転ドラム及び回転ドラム型磁気分離装置
US4190540A (en) Permanent magnetic separator for liquids
JP2001062336A (ja) 磁気力による選別方法および選別機
JP2006289263A (ja) 磁気選別機用の着磁体およびこれを用いた磁気選別機
JP2000033286A (ja) 乾式磁力選別機
JP3818883B2 (ja) 磁力選別機
JP2900241B2 (ja) ドラム型金属選別回収装置
JP4658496B2 (ja) 磁性異物除去装置
JPH084758B2 (ja) 誘導磁気ドラム式磁選機
JP2003038907A (ja) 磁性体を用いた浄化装置
KR101193702B1 (ko) 자력선에 대한 금속칩 이송장치

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20100215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4785913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250