JP4784728B2 - 魚巣マングローブ護岸ブロック及びそれを用いた護岸工法 - Google Patents

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Description

本発明は、河川や海岸のビオトープ護岸として使用されて好適な、環境に優しい魚巣マングローブ護岸ブロック及びそれを用いた護岸工法に関する。
従来、河川や海岸(岸壁を含む)に対する護岸は、古くは防災一辺倒の考え方から、コンクリートブロックを用いるのが一般的であった。しかしながら、近年、より自然に近く、生き物が生息できる自然工法が要求されるようになった。このため、フトン篭や自然石を使用したもの(例えば、非特許文献1参照)、あるいは、コンクリートブロックであっても、特に水辺植物の生育が可能なように、土壌を入れるための空間や段差を設けたもの(例えば、非特許文献2参照)、あるいは、魚道を設けたもの(例えば、非特許文献3参照)等が使用されるようになった。
カタログ「ハニカムストーン」、大阪製鐵株式会社、1999年6月2日発行 カタログ「水辺物語」、技研興業株式会社、1994年7月発行 カタログ「魚道用根固コンクリートブロックととろっく」、技研興業株式会社、1996年1月発行
しかしながら、上述の従来の自然工法は、フトン篭のように、内部に石材が詰め込まれて護岸そのものを目的とするものや、空間や段差を設けたコンクリートブロックのように、内部に土壌を入れて水辺の植生を回復すると共に、その植生によって日陰などを形成し、間接的に魚類等の水生生物の生息を図るもの等に限定されている。
したがって、これらの従来の自然工法においては、河川の生態系に必要な、築堤側からの伏流水や湧水が遮断されると共に、魚類等の水生生物の生息域がほとんど存在しないものとなっている。また、これらの従来の自然工法では、一旦洪水が発生すると、その流域の水生生物は根こそぎ下流へ押し流されて死滅する。このように、水辺は魚類等の水生生物の生息場所として極めて重要な空間である一方、従来の自然工法の中には生態系を無視したものが多く、特に水生生物の生息域を積極的に形成するものにはなっていないという問題がある。
また、上述の従来の自然工法においては、工場生産したコンクリートブロック等を、施工現場にトラック、クレーン等によって運び込む場合、一つ一つを比較的小型のブロック体として製造するほかはない。このため、特に内部に大きな空間を有する大型ブロックや連続ブロック体を用いた護岸形成を行なう場合、そのブロックは現場生産とせざるを得ず、工期等に大きな影響を及ぼす。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、防災型でありながら、特に魚類等の水生生物の生息域を積極的に形成することができる、魚巣マングローブ護岸ブロック及びそれを用いた護岸工法を提供することを課題とする。
また、工場での大量生産が可能のみならず施工現場への運搬及び設置も容易であり、特に内部に大きな空間を有する大型ブロックや連続ブロック体を用いた護岸形成が極めて容易になる、マングローブ護岸ブロック及びそれを用いた護岸工法を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明が採用する手段は、下部が川床又は海床に埋設されて立設される3本以上の支柱部材と支柱部材の2本を連結する側板部材とからなると共に上部と下部が開放されて内部空間が形成された単位ブロック体を備えた護岸ブロックにおいて、この単位ブロック体は、少なくとも一方向に複数列に連続されてなる連続ブロック体を形成し、側板部材は、少なくとも一部が水面下に没する開口部を有することにある。
このように、本発明の魚巣マングローブ護岸ブロックは、防災型でありながら単位ブロック体は内部空間を有し、かつ、その側板部材が水面下に没する開口部を有するから、内部空間に川水又は海水が自由に出入りすることができると共に、魚類等の水生生物にとって必要な生息域を積極的に形成することができる。また、単位ブロック体が、複数列に連続されてなる連続ブロック体を形成することにより、魚類等の水生生物に自然かつ複雑な生息域を提供することができる。
また、上述の課題を解決するために、本発明が採用する手段は、下部が川床又は海床に埋設されて立設される3本以上の支柱部材と支柱部材の2本を連結する側板部材とからなると共に、上部と下部が開放されて内部空間が形成された単位ブロック体を備えた護岸ブロックにおいて、側板部材は、支柱部材とは別体に形成されて支柱部材との組立により単位ブロック体を形成することにある。
このように、本発明の魚巣マングローブ護岸ブロックは、支柱部材とは別体に形成された側板部材を有し、支柱部材との組立により単位ブロック体が形成されるから、大型ブロックや連続ブロック体であっても工場での大量生産が可能であり、施工現場への運搬及び設置も極めて容易である。
上記単位ブロック体は、2本の支柱部材と支柱部材を連結する一つの側板部材とを共有して少なくとも一方向に複数列に連続されてなる連続ブロック体を形成し、側板部材は、少なくとも一部が水面下に没する開口部を有することが望ましい。
このように、内部空間を有する単位ブロック体は、防災型でありながらその側板部材が水面下に没する開口部を有するから、内部空間に水や魚類等の水生生物が自由に出入りすることができると共に、水生生物にとって必要な生息域を積極的に形成することができる。また、単位ブロック体が複数列に連続されてなる連続ブロック体を形成することにより、魚類等の水生生物により自然かつ複雑な生息域を提供することができる。特に、支柱部材と側板部材との上記組立方式によって、このような連続ブロック体の形成が極めて容易になる。
上記いずれかの魚巣マングローブ護岸ブロックにおいて、単位ブロック体は、横断面形状が4本の支柱部材と4つの側板部材とからなる平行四辺形、又は、3本の支柱部材と3つの側板部材とからなる三角形に形成されることが望ましい。このように、単位ブロック体の横断面形状を平行四辺形又は三角形に形成することにより、河岸又は海岸線が蛇行する場合にも、この平行四辺形又は三角形の傾斜角度を任意に変化させることにより、河岸又は海岸線に沿った凹凸形状を有する護岸を容易に形成することができる。この護岸の凹凸形状により、水際の流速を変化させたり、土砂堆積を期待することができ、魚類等の水生生物に極めて自然に近い生息域を提供することができる。なお、平行四辺形には菱形も含まれる。
上記いずれかの魚巣マングローブ護岸ブロックにおいて、支柱部材は、川床又は海床に埋設される下部に水平方向に突出して埋設後に川床又は海床に係止するアンカー部を備えることが望ましい。このように、川床又は床岸に埋設される下部に、水平方向に突出して埋設後に川床又は海床に係止するアンカー部を備えたことにより、支柱部材の洗掘や浮き上がりを防止することができる。
上記いずれかの魚巣マングローブ護岸ブロックにおいて、支柱部材は、その上端部が側板部材の上端部よりも上方に突出していることが望ましい。このように、支柱部材の上端部を側板部材の上端部よりも上方に突出させることにより、このブロックを土壌中に埋設したときに、ブロックの安定化とその上に被せた土砂等の滑り止め防止を図ることができる。
上記いずれかの魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法であって、連続ブロック体の連続する単位ブロック体を水辺側から築堤側へ配設し、水辺側第1列の単位ブロック体の内部空間に木杭を打ち込み、水辺側第2列以降の単位ブロック体の内部空間に石材を投入し、水辺側第2列以降の単位ブロック体を川床又は海床に埋設する。
このような護岸工法によって、水辺側第1列の単位ブロック体の木杭により、疑似マングローブ空間を形成することができ、魚類等の水生生物に快適な生息域を提供することができる。この木杭は連続ブロック体の固定にも役立つ。また、石材を投入した水辺側第2列以降の単位ブロック体を河岸又は海岸に埋設することにより、側面部材の開口部を通して伏流水及び湧水の進入が可能となって、魚類等の水生生物にとって一段と快適な生息域を提供することができる。この石材によって、連続ブロック体の固定及び安定化を図ることができる。
上記護岸工法において、水辺側第1列の単位ブロック体の上方を蓋部材で覆い、水辺側第1列の単位ブロック体を河岸又は海岸に埋設することが望ましい。これにより、水辺側第1列の単位ブロック体の上部がすべて覆われ、魚類等の水生生物に、外敵又は洪水に対する安全な生息域を提供することができると共に、水辺側第1列の単位ブロック体上を有効土地として利用することが可能となる。
上記いずれかの魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法であって、連続ブロック体の連続する単位ブロック体を水辺側から築堤側へ配設し、水辺側第1列の単位ブロック体の内部空間に木杭を打ち込み、水辺側第2列以降の単位ブロック体の内部空間に石材を投入すると共に、連続ブロック体を上下方向に複数段を重設し、下段の連続ブロック体の水辺側第n列の単位ブロック体上に上段の連続ブロック体の水辺側第n−1列の単位ブロック体を重設し、最上段の連続ブロック体の水辺側第2列以降の単位ブロック体を河岸又は海岸に埋設する。ここで、nは2以上の整数である。
このような多段式護岸ブロックとすることにより、水深の深い河岸や海岸(岸壁を含む)に対しても、本護岸工法を実施することが可能となる。特に、海岸(岸壁を含む)に実施すれば波消し効果を生むことができ、魚類等の水生生物にとって、さらに住みやすい環境を提供することができる。
上記いずれかの護岸工法において、石材の粒径を単位ブロック体の列毎に水辺側から築堤側へ順次小さくすることが望ましい。このように、築堤側の石材の粒径を小さくすることにより、築堤側土壌の流入を防止すると共に、側板部材の開口部から進入する伏流水や湧水の浄化を図ることができる。
上記いずれかの魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法であって、連続ブロック体の連続する単位ブロック体を川床に下流側から上流側へ配設し、下流側第1列の単位ブロック体の内部空間に木杭を打ち込むと共に上方を蓋部材で覆い、下流側第2列以降の単位ブロック体の内部空間に石材を投入する。
このようにすることにより、下流側第1列の単位ブロック体の内部空間に疑似マングローブを形成することができ、魚類等の水生生物に快適な生息域を提供することができる。また、連続ブロック体によって上流側から流れてくる土砂が塞き止められて滝の形成が可能となり、魚類等の水生生物にとって安全な滝口の形成が可能になる。
上記護岸工法において、石材の粒径を単位ブロック体の列毎に下流側から上流側へ順次小さくすることが望ましい。このように、上流側の石材の粒径を小さくすることにより、上流側土砂の流れ込みを防止すると共に、側板部材の開口部から進入する伏流水や湧水の浄化を図ることができる。
本発明の魚巣マングローブ護岸ブロック及びそれを用いた護岸工法は、下部が川床又は海床に埋設されて立設される3本以上の支柱部材と支柱部材の2本を連結する側板部材とからなると共に上部と下部が開放されて内部空間が形成された単位ブロック体を備えた護岸ブロックにおいて、この単位ブロック体は、少なくとも一方向に複数列に連続されてなる連続ブロック体を形成し、側板部材は、少なくとも一部が水面下に没する開口部を有するから、防災型でありながら、特に魚類等の水生生物の生息域を積極的に形成することができる、という優れた効果を奏する。
また、本発明の魚巣マングローブ護岸ブロック及びそれを用いた護岸工法は、下部が川床又は海床に埋設されて立設される3本以上の支柱部材と支柱部材の2本を連結する側板部材とからなると共に、上部と下部が開放されて内部空間が形成された単位ブロック体を備えた護岸ブロックにおいて、側板部材は、支柱部材とは別体に形成されて支柱部材との組立により単位ブロック体を形成するから、工場での大量生産が可能のみならず施工現場への運搬及び設置も容易であり、特に内部に大きな空間を有する大型ブロックや連続ブロック体を用いた護岸形成が極めて容易になる、という優れた効果を奏する。
本発明に係る魚巣マングローブ護岸ブロック及びそれを用いた護岸工法の発明の実施の形態を、図1ないし図12を参照して詳細に説明する。
図1に、本発明に係る魚巣マングローブ護岸ブロックを示す。この護岸ブロック1は、その下部が川床又は海床に埋設されて立設される4本の支柱部材3と、各2本の支柱部材を連結する側板部材4とによって単位ブロック体2を形成し、この単位ブロック体2の連続ブロック体として形成される。単位ブロック体2は、例えば、水辺側から築堤側へ3列(複数列)に、また、上流側から下流側へ必要な長さ分の列として連続され、連続ブロック体である護岸ブロック1を形成する。このように、支柱部材3と側板部材4とを順次組み立てることにより、安定した枠型の防災型連続ブロック体が形成される。
各単位ブロック体2は、上部と下部が開放されて内部に空間が形成され、側板部材4は、この護岸ブロック1が川床又は海床に設置されたときに、少なくともその一部が水面下に没する開口部5を有する。支柱部材3は、その上端部が側板部材4の上端部よりも上方に突出している。このように支柱部材3の上端部を側板部材4の上端部よりも上方に突出させることにより、この護岸ブロック1を土壌中に埋設したときに、護岸ブロック1の安定化のみならず、護岸ブロック1上に被せた土砂等のすべり止め防止となる。
図2は、護岸ブロック1を示す平面図であり、護岸ブロック1の各単位ブロック体2は、4本の支柱部材3と4つの側板部材4とによって、横断面形状が正方形又は長方形に形成される。側板部材4は、支柱部材3とは別体に形成されて、支柱部材3との組立により各単位ブロック体2が形成される。支柱部材3と側板部材4は、予め工場生産され、施工現場でそれらの組立が行われる。
図3(a)ないし(c)は、護岸ブロック1の支柱部材3を示す平面図である。支柱部材3は、ブラケット6が工場出荷時に一体に取り付けられている。支柱部材3は、使用箇所に応じてブラケット6の個数が異なり、3種類の支柱部材3a,3b,3cが用意される。側板部材4は、支柱部材3に取り付けられたブラケット6に、ボルト及びナットで容易に取り付けことができる。
図4は、護岸ブロック1を示す側面図であり、図5(a)及び図5(b)は、護岸ブロック1の水辺側第1列の水辺側の側板部材4及び水辺側第3列の築堤側の側板部材4を示す正面図である。図1,図4,図5(a)及び(b)に示すように、水辺側第1列の単位ブロック体2の水辺側及び側面側の側板部材4の開口部5は、空洞のままとされる。
しかし、必要により、水辺側第2列の単位ブロック体2の水辺側及び側面側の側板部材4の開口部5には、粗目の金網パネル7が、また、水辺側第3列の単位ブロック体2の水辺側及び側面側の側板部材4の開口部5には、細目の金網パネル8が、そして、水辺側第3列の単位ブロック体2の築堤側の側板部材4の開口部5には、微細目の金網パネル9がそれぞれ取り付けられる。
図6は、図1とは異なる支柱部材を示す正面図である。この支柱部材13には、アンカー部14が付設される。このアンカー部14は、川床又は海床に埋設される下部に、水平方向に突出して埋設後に川床又は床岸に係止する。アンカー部14は、中心部に孔の開いたコンクリート板15を支柱部材13の下端部に挿入して、鉄棒等の係止部材16で係止することにより形成される。このようなアンカー部14を備えたことにより、支柱部材13の洗掘や浮き上がりを防止することができる。
図7は、図1とは異なる護岸ブロックを示す平面図であり、図8は、図7の護岸ブロックの細部を示す平面図である。図7に示すように、この護岸ブロック21において、単位ブロック体22は、4本の支柱部材23と4つの側板部材24とにより形成されて、横断面形状が平行四辺形に形成される。この平行四辺形には菱形も含まれる。
図8に示すように、単位ブロック体22の傾斜部分を形成する支柱部材23と側板部材24との間は、その傾斜角度に応じて折曲された角度調整板25を介在させて、ボルト及びナット結合される。このような角度調整板25を介在させることにより、護岸ブロック21の単位ブロック体22の支柱部材23及び側板部材24は、上述の横断面形状が正方形や長方形の単位ブロック2を有する護岸ブロック1で用いた支柱部材3及び側板部材4を、そのまま使用することができる。また、角度調整板25の角度変更によって、平行四辺形からなる横断面形状の傾斜角度を容易に変更することができる。
このように、単位ブロック体22の横断面形状を平行四辺形に形成することにより、河岸又は海岸線が蛇行する場合にも、横断面形状である平行四辺形の傾斜角度の変更によって、河岸又は海岸線に沿った凹凸形状を有する護岸を容易に形成することができる。この凹凸形状により、水際の流速を変化させたり、土砂堆積を期待することができ、魚類等の水生生物に極めて自然に近い生息域を提供することができる。
また、単位ブロック体の横断面形状を3本の支柱部材と3つの側板部材とからなる三角形にすることによっても、横断面形状が平行四辺形の場合と同様に、河岸又は海岸線に沿った凹凸形状を有する護岸を容易に形成することができ、同様の作用を奏することができる。
このように、本魚巣マングローブ護岸ブロックにおいては、内部空間を有する単位ブロック体2において、その側板部材4が水面下に没する開口部5を有するから、内部空間に川水又は海水が自由に出入りすることができ、魚類等の水生生物の回遊も可能になり、これら水生生物にとって重要な生息域を積極的に形成することができる。
護岸ブロック1は、単位ブロック体2が水辺側から築堤側へ3列に連続されてなる連続ブロック体として形成されることにより、魚類等の水生生物に自然かつ複雑な生息域を提供することができる。また、支柱部材3と側板部材4との組立方式により、このような大型の連続ブロック体の工場での大量生産が可能となるのみならず、施工現場への運搬及び設置も容易になり、内部に大きな空間を有する大型ブロックや連続ブロック体を用いた護岸形成が極めて容易になる。
なお、上述の魚巣マングローブ護岸ブロックは一例にすぎず、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
例えば、上述の単位ブロックは4本の支柱部材と4つの側面部材とにより形成されたが、これに限定されるものではなく、3本以上の支柱部材とその支柱部材の2本を連結する側板部材とにより形成されるものであれば、どのようなものでもよい。すなわち、各単位ブロックの横断面形状は、正方形、長方形、菱形を含む平行四辺形、三角形に限定されるものではなく、五角形以上の多角形であってもよい。また、上述の護岸ブロックは、例えば、水辺側から築堤側へ3列に連続されてなる連続ブロック体であったが、これに限定されるものではなく、2列又は4列以上に連続するものでもよいことは勿論である。
次に、本発明の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法について説明する。
図9は、図1の護岸ブロック1を用いた護岸工法を示す縦断面図である。護岸ブロック1の3列に連続されてなる単位ブロック体2を、水辺側から築堤側へ配設する。水辺側第1列の単位ブロック体2の内部空間に、例えば、流木、間伐材等を利用した木杭31を打ち込む。水辺側第1列の単位ブロック体2の水辺側及び側面側の側板部材4の開口部5を通して、水及び魚類等の水生生物の出入りが自由となる。
水辺側第2列の単位ブロック体2の内部空間に、粒径の比較的大きい石材32、例えば大割石、中割石、玉石等を投入する。水辺側第3列の単位ブロック体2の内部空間に、粒径の比較的小さい石材33、例えば栗石、砂利等を投入する。水辺側第2列及び第3列の単位ブロック体2を河岸又は海岸に埋設する。このように、石材の粒径を単位ブロック体2の列毎に水辺側から築堤側へ順次小さくすることにより、築堤側からの土壌の流入を防止すると共に、側板部材4の開口部5から進入する伏流水や湧水の浄化を図ることができる。粒径の比較的大きい石材32が投入された水辺側第2列の単位ブロック体2の内部空間は、稚魚の生育場所ともなる。
図4及び図5に示すように、水辺側第2列の単位ブロック体2の開口部5には粗目の金網パネル7が、また、水辺側第3列の単位ブロック体2の開口部5には細目の金網パネル8がそれぞれ取り付けられることにより、各石材32,33の流出が防止される。また、水辺側第3列の単位ブロック体2の、特に築堤側の側板部材4の開口部5に微細目の金網パネル9が取り付けられることにより、築堤側からの土砂等の流入が防止される。さらに、この金網パネル7,8,9に対しては、マングローブの根茎と同様に、藻類の付着が期待でき、これによる微生物の増殖によって魚類の餌場ともなる。
このような護岸工法によって、水辺側第1列の単位ブロック体2の木杭31により、水辺の森として疑似マングローブ空間を形成することができ、水辺環境が復元されて、魚類等の水生生物に快適な生息域を提供することができる。木杭31は護岸ブロック1の固定及び安定化にも役立つ。また、石材32,33を投入した水辺側第2列及び第3列の単位ブロック体2を河岸又は海岸に埋設することにより、側面部材4の開口部5を通して伏流水及び湧水の進入が可能となり、魚類等の水生生物にとって一段と快適な生息域を提供することができる。
この石材32,33によって、護岸ブロック1の固定及び安定化を図ることができる。さらに、金網ネット等を支柱部材3に固定して単位ブロック体2の底に敷いてから石材32,33を投入すれば、護岸ブロック1の一層の安定化を図ることができる。水辺側第1列の単位ブロック体2の木杭31の上部に、例えば、隙間を有するコンクリート蓋、自然石等を載せ、さらに土壌を被せて植生を行えば、植物の根茎が水中に張り出し、より自然な形の疑似マングローブ空間を形成することができる。
図10は、図1の護岸ブロック1を用いた別の護岸工法を示す縦断面図である。この護岸工法においては、水辺側第1列の単位ブロック体2の上方をコンクリート板等の蓋部材41で完全に覆い、この水辺側第1列の単位ブロック体2を河岸又は海岸に埋設する。これにより、水辺側第1列の単位ブロック体2の上部がすべて覆われ、魚類等の水生生物に、外敵又は洪水に対する安全な生息域を提供することができる。また、水辺側第1列の単位ブロック体2上を、遊歩道等の有効土地として利用することが可能となる。その他は、上述の図9に示した護岸工法の場合と同様である。
図11は、図1とは異なる護岸ブロック50を用いた護岸工法を示す縦断面図である。護岸ブロック50は、図1に示した護岸ブロック1と同様の連続ブロック体51,61を上下方向に2段に重設し、下段の連続ブロック体51の水辺側第2列の単位ブロック体52上に、上段の連続ブロック体61の水辺側第1列の単位ブロック体62が重なるように、1単位ブロック体ずつずらして配設したものである。
ただし、下段の連続ブロック体51の水辺側第2列から第3列までの単位ブロック体52の支柱部材53は、上段の連続ブロック体61の水辺側第1列第1列から第2列までの支柱部材と一体に形成されている。この通し柱方式により、上下段の連続ブロック体51,61の一体化、それによる剛性の強化が図られている。
そして、上段の護岸ブロック61の水辺側第2列以降の単位ブロック体62が河岸又は海岸に埋設され、下段の護岸ブロック51の水辺側第1列の単位ブロック体52は水中に没するように設置される。各段の水辺側第1列の単位ブロック体52,62の内部空間に木杭65を打ち込み、水辺側第2列以降の単位ブロック体52,62の内部空間に石材66,67を投入する。各水辺側第3列の石材67は、各水辺側第2列の石材66よりも粒径がそれぞれ小さい。下段の護岸ブロック51の水辺側第1列の単位ブロック体52の上部には、葦等の水生植物の植生が行われる。
このような多段式護岸ブロックとすることにより、水深の深い河岸や海岸(岸壁を含む)に対しても、本護岸工法を実施することが可能となる。特に、水深の深い海岸については波消し効果を生むことができ、魚類等の水生生物にとって、さらに住みやすい環境を提供することができる。なお、重設する連続ブロック体の段数は、必ずしも2段に限定されるものではない。その他は、上述の図9に示した護岸工法の場合と同様である。
図12は、連続ブロック体を図1及び図11とは異なる落差式護岸工法を示す縦断図である。連続ブロック体71の連続する単位ブロック体72を川床に、下流側から第1列、上流側へ第2列、第3列と順次水平もしくは低く配設する。そして第2列、第3列の内部には石材78を投入し、上流側の石材の粒径は小さくする。下流側第1列の単位ブロック体72の内部に木杭や間伐材及び伐根等を投入し、上方を蓋部材77で覆う。
このようにすることにより、下流側第1列の単位ブロック体72の内部は疑似マングローブ空間を形成することができ、水生生物が遡上する時の生息空間であり隠れ家となる。又、洪水時には避難場所として安心、安全な快適な生息域を提供することができる。
又、下流側第1列の単位ブロック体72の前面の側板部材74を図5(a)(c)に示すように、上部をV字型の切欠を入れ開口部を形成することにより、水量の少ない時でもこの部分に水の流れが集中し、滝口となり魚道が形成される。更に連続ブロック体71を複数段(図11参考)重設し、下段の第3列の上が重段の第1列目になるように重設して、順次複数段にすることで魚道の形成が可能になる。
なお、上述の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法は一例にすぎず、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明に係る魚巣マングローブ護岸ブロックを示す斜視図である。 図1の護岸ブロックを示す平面図である。 図1の護岸ブロックの支柱部材を示す平面図ある。 図1の護岸ブロックの支柱部材を示す平面図である。 図1の護岸ブロックの支柱部材を示す平面図である。 図1の魚巣マングローブ護岸ブロックを示す側面図である。 図1の魚巣マングローブ護岸ブロックの水辺側第1列の水辺側の側板部材を示す正面図である。 図1の魚巣マングローブ護岸ブロックの水辺側第3列の築堤側の側板部材を示す正面図である。 図12の魚巣マングローブ護岸ブロックの下流側第1列の側板部材を示す正面図である。 図1とは異なる支柱部材を示す正面図である。 図1とは異なる魚巣マングローブ護岸ブロックを示す平面図である。 図7の魚巣マングローブ護岸ブロックの細部を示す平面図である。 図1の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法を示す縦断面図である。 図1の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた別の護岸工法を示す縦断面図である。 図1とは異なる魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法を示す縦断面図である。 図1及び図11とは異なる魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法を示す縦断面図である。
符号の説明
1 護岸ブロック
2 単位ブロック体
3,3a,3b,3c 支柱部材
4 側板部材
5 開口部
6 ブラケット
7,8,9 金網パネル
13 支柱部材
14 アンカー部
15 コンクリート板
16 係止部材
21 護岸ブロック
22 単位ブロック体
23 支柱部材
24 側板部材
25 角度調整板
31 木杭
32,33 石材
41 蓋部材
50 護岸ブロック
51 連続ブロック体
52 単位ブロック体
53 支柱部材
61 連続ブロック体
62 単位ブロック体
65 木杭
66,67 石材
71 連続ブロック体
72 単位ブロック体
74 側板部材
76 木杭
77 蓋部材
75 開口部
78,79 石材

Claims (12)

  1. 下部が川床又は海床に埋設されて立設される3本以上の支柱部材(3,13,23,53)と3枚以上の側板部材(4,24,74)をそれぞれ連結して多角形を形成すると共に、上部と下部が開放されて内部に空間が形成された単位ブロック体(2,22,52,62,72)を備えた護岸ブロックにおいて、前記単位ブロック体は少なくとも一方向に複数列に連続されてなる連続ブロック体(1,21,51,61,71)を形成し、前記側板部材は少なくとも一部が水面下に没する開口部(5,75)を有することを特徴とする魚巣マングローブ護岸ブロック。
  2. 下部が川床又は海床に埋設されて立設される3本以上の支柱部材(3,13,23,53)と3枚以上の側板部材(4,24,74)をそれぞれ連結して多角形を形成すると共に、上部と下部が開放されて内部に空間が形成された単位ブロック体(2,22,52,62,72)を備えた護岸ブロックにおいて、前記側板部材、前記支柱部材とは別体に形成されて前記支柱部材との組立により前記単位ブロック体を形成することを特徴とする魚巣マングローブ護岸ブロック。
  3. 前記単位ブロック体(2,22,52,62,72)は、2本の前記支柱部材と前記支柱部材を連結する一つの前記側板部材とを共有して少なくとも一方向に複数列に連続されてなる連続ブロック体(1,21,51,61,71)を形成し、前記側板部材は、少なくとも一部が水面下に没する開口部(5,75)を有することを特徴とする請求項2に記載の魚巣マングローブ護岸ブロック。
  4. 前記単位ブロック体(2,22,52,62,72)は、横断面形状が4本の前記支柱部材(3,13,23,53)と4つの前記側板部材(4,24,74)とからなる平行四辺形、又は、3本の前記支柱部材と3つの前記側板部材とからなる三角形に形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の魚巣マングローブ護岸ブロック。
  5. 前記支柱部材(13)は、前記川床又は海床に埋設される前記下部に水平方向に突出して埋設後に前記川床又は海床に係止するアンカー部(14)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の魚巣マングローブ護岸ブロック。
  6. 前記支柱部材(3,13,23,53)は、上端部が前記側板部材(4,24,74)の上端部よりも上方に突出していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の魚巣マングローブ護岸ブロック。
  7. 請求項1,3,4,5,6のいずれかに記載の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法であって、前記連続ブロック体(1)の連続する前記単位ブロック体(2)を水辺側から築堤側へ配設し、水辺側第1列の前記単位ブロック体の前記内部空間に木杭(31)を打ち込み、水辺側第2列以降の前記単位ブロック体の前記内部空間に石材(32,33)を投入し、前記水辺側第2列以降の前記単位ブロック体を前記河岸又は海岸に埋設することを特徴とする魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法。
  8. 前記水辺側第1列の前記単位ブロック体(2)の上方を蓋部材(41)で覆い、前記水辺第1列の前記単位ブロック体を前記河岸又は海岸に埋設することを特徴とする請求項7に記載の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法。
  9. 請求項1,3,4,5,6のいずれかに記載の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法であって、前記連続ブロック体(51,61)の連続する前記単位ブロック体(52,62)を水辺側から築堤側へ配設し、水辺側第1列の前記単位ブロック体の前記内部空間に木杭(65)を打ち込み、水辺側第2列以降の前記単位ブロック体の前記内部空間に石材(66,67)を投入すると共に、前記連続ブロック体を上下方向に複数段を重設し、下段の前記連続ブロック体の水辺側第n列の前記単位ブロック体上に上段の前記連続ブロック体の水辺側第n−1列の前記単位ブロック体を重設し、最上段の前記連続ブロック体の水辺側第2列以降の前記単位ブロック体を前記河岸又は海岸に埋設することを特徴とする魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法。
  10. 前記石材(32,33,66,67)の粒径を前記単位ブロック体(2,52,62)の列毎に水辺側から築堤側へ順次小さくしたことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一つに記載の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法。
  11. 請求項1,3,4,5,6のいずれかに記載の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた護岸工法であって、前記連続ブロック体(71)の連続する前記単位ブロック体(72)を川床の落差工に下流側から上流側へ配設し、下流側第1列の前記単位ブロック体の前記内部空間に木杭(76)や間伐材及び伐根等を投入すると共に上方を蓋部材(77)で覆い、下流側第2列以降の前記単位ブロック体の前記内部空間に石材(78,79)を投入して魚道の機能を特徴とする魚巣マングローブ護岸を用いた落差式護岸工法。
  12. 前記石材(78,79)の粒径を前記単位ブロック体の列毎に下流側から上流側へ順次小さくしたことを特徴とする請求項11に記載の魚巣マングローブ護岸ブロックを用いた落差式護岸工法。
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