JP3382602B2 - 河床および護岸部材とその施行方法 - Google Patents

河床および護岸部材とその施行方法

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    • E02B3/14Preformed blocks or slabs for forming essentially continuous surfaces; Arrangements thereof
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/40Protecting water resources
    • Y02A20/402River restoration

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,河床および護岸部
材とその施行方法に係り,特に魚類資源の保護と両生類
の生息地の提供をし,およびこれらの安全な移動路を確
保でき,環境に優しく生態学的に有効な護岸構造物を築
くことができる河床および護岸部材と,これらを利用し
た河床および護岸施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の河川落差工は重力植断面を有する
コンクリートビームである。このような落差工では通常
現場打設方式により水中コンクリートを打設するが,そ
の過程で水質の汚染を増進させまた河川魚類の生息環境
を害する等の反環境的な問題を起してきた。また,落成
後は落差工の下端部で洗掘現象が発生することが多く,
特に洪水時など,その衝撃に耐えられず破損することが
あり,補修や再施工しなくてはならないことも大きな問
題点としてあげられていた。
【0003】このような画一的コンクリート打設方法に
よる護岸施設の問題点を解消する案の一環として,護岸
ブロックを利用した護岸施工方法が試されてきた。しか
しながらこの方法は,河川魚類の産卵や安定した生息処
の確保,およびネコヤナギ,アシ,水草等水辺の植物の
息生空間の確保についてはあまり考えておらず,水質改
善等の自然浄化のみに重点を置いてきたので,河川は生
命力のないものに転落してきた。
【0004】したがって,今後は自浄能力と河川生態系
の保全を最優先とし,環境に優しく生態系に有効な方法
により施工する河床保護がいっそう求められる。
【0005】一方,護岸施設の場合,落差工と砂防ダム
等,河川施設構造物と地盤接続部分の水理学的特性を考
えなかったため,洪水の際接続部から流失が始まり結局
は堤防の崩壊につながるという水害を繰返すことも少な
くなかった。これは固定したコンクリート構造物に接し
た河床の砂や砂利等が,水流に脆弱で,流失したり,洗
掘しやすくなったためである。
【0006】したがって,このような面にも格別な関心
を傾け,護岸と河床の境界に対する耐屈揺性と連結部の
強化も共に充分考えた護岸施工が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
問題点に鑑みてなされたもので,その目的とするところ
は,河川の落差工および砂防ダム等の河床施設の施工に
おいて,魚類資源の保護や両生類の安定した生息地を提
供するとともに,魚類および両生類の安全な移動路を確
保して河川下流の魚類と両生類が自由に往来できるよう
にし,河川の生態系の復元・維持に寄与できる河床ブロ
ックを提供することである。
【0008】本発明の他の目的は,水辺植物の成長に有
効な護岸ブロックを含め,河川生態系を保護する,自然
に優しく,環境に優しい河床および護岸ブロックを提供
することである。
【0009】さらに,河床に鋪設する床ブロックと段差
のある河床の上流と斜面に施工して水流に瀬を作る瀬ブ
ロック,水の流れが緩慢な所に施工する魚巣ブロックと
水の流れが切れない河床に設置する魚道ブロックおよび
水辺植物の生長環境を造成するのに有効な表面構造の護
岸ブロックと,これらのブロックを利用した護岸施工方
法を提供することである。
【0010】
【発明を解決するための手段】前述した課題を達成する
ために本発明は,所定形状の床ブロックと,上面に突出
部が形成される瀬ブロックと,表面に突出部が形成さ
れ,内部には魚類などが生息,移動できる空間部を備え
る魚巣ブロックと,上面に水溢れが形成され,端部には
魚類などの通路を備える魚道ブロックと,境界に溝を有
する複数の突出部が形成される護岸ブロックとを含んで
成り,これらの各ブロックが相互連結手段を有すること
を特徴とする河床および護岸部材である。
【0011】瀬ブロックは,上面に形成された荒い表面
の突出部が水中曝気を導き,水中微生物の生育を促進
し,水質浄化を助けることができる。さらに突出部上に
は魚類などが移動できる通路を穿孔するのがよい。ま
た,魚巣ブロックは上面に水辺植物用の植裁孔や空間部
の一側に両生類が行き来する斜路を設けてもよい。
【0012】魚道ブロックは,底面を施行の現場に合わ
せて所定の傾斜を持たせるのが望ましく,護岸ブロック
は,底面にアンカーを形成してもよい。
【0013】また,本発明は河床に紡糸シート,河床境
界線から堤防上段まで不織布を敷き,河床の平坦面には
床ブロックを鋪設し,上流と下流間の斜面の境界部には
瀬ブロックを鋪設し,また上下流の斜面には瀬ブロック
を施工し,上流側の河床には床ブロックと瀬ブロックと
を鋪設し,河床と斜面の境界部に魚巣ブロックを鋪設
ると同時に上流側と下流側に魚道ブロックを鋪設する一
方,河岸の不織布上には護岸ブロックを施工することを
特徴とする河床および護岸施工方法である。
【0014】上流河床側の床ブロックの上に瀬ブロック
を積層させることもできる。また,魚巣ブロックの植裁
孔と護岸ブロックの溝には水辺植物を植裁することもで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,図面に基づいて,本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1に示した河床に鋪設する床ブロック1
は,コンクリート製で,河床の洗掘を防止する機能を兼
ねている。表裏面の端部と両側面の中央には瀬ブロック
2や魚巣ブロック3および魚道ブロック4との相互連結
のための連結環11が備えられ,略正方形および正六角
形状の定形物である。
【0017】図2に示した瀬ブロック2は,河床で主に
上流の平坦な床に鋪設する床ブロック1の上と斜面に鋪
設して水流中に泡沫が起きるようにするもので,コンク
リート製である。床ブロック1と平面と同じ形状および
サイズで,床ブロック1の上や斜面いずれに施工しても
規格が合うようになっており,落差工の上段に設置すれ
ば普段は飛び石の役割をする水に優しい施設を兼ねる。
【0018】瀬ブロック2の上面には自然石のように表
面が荒く水中の瀬を助長しやすい突出部21が形成され
ており,この突出部21には前後左右に通す河川魚類用
移動通路22が穿孔されている。表裏面の端部と両側面
の中央には床ブロック1や魚巣ブロック3および魚道ブ
ロック4との相互連結のための連結環23を有してい
る。
【0019】図3に示した魚巣ブロック3は,魚類の生
息空間31と魚類の移動通路32を有するコンクリート
製六面体である。生息空間31の一側は両生類が行き来
する斜路33が形成されており,上面の中央には水中植
物を植える際に活用する植裁孔34が穿孔されている。
上面と両側面で移動通路32と植裁孔34のない部位の
表面には前記瀬ブロック2の突出部21と類似した突出
部35を形成して河床の自然石のような役割を図る。さ
らに,両側面の下端辺には床ブロック1や瀬ブロック
2,魚道ブロック4または最下端の護岸ブロック5に連
結する連結環36が設置されている。
【0020】図4に示した魚道ブロック4は,六面のう
ち,上面と裏面だけに完全に開いた箱形をしており,床
底面41が平坦で河床や斜面の施工に適宜なコンクリー
ト製である。魚道が形成された上面内に瀬ブロック2の
突出部21と類似した突出部47を形成し,全面の上面
にはつくれらた魚道に魚類の移動に適合するレベルの水
位が維持され,また余分な水は下流の河川に流れるよう
に誘導する水溢れ44が形成される。前面の下部には魚
類用の移動通路42が穿孔されていて表裏面の端部と両
側面には床ブロック1や瀬ブロック2または魚巣ブロッ
ク3および最下端の護岸ブロック5に連結するための連
結環43を有している。
【0021】図5に示した他の実施例による魚道ブロッ
ク4aは,魚道ブロック4と類似した形状をしている。
下流河川の平坦な河床から上流に向う四角である四面下
端との境界に安定して設置できるよう,床45と壁46
を上流側に斜めで床の底面41aは水平になるように形
成される。
【0022】図6に示した護岸ブロック5は,コンクリ
ート製で放射状の形状をしている。表面積を任意に分け
て自然石に似た突出部51を形成するが,各突出部51
の境界に植裁溝52を残して水辺植物を植栽したり,自
生水辺植物の成長空間にしたりできるようにしたもので
ある。また護岸ブロック5の左右には隣接した護岸ブロ
ック5や水辺に配置される床ブロック1,瀬ブロック
2,魚巣ブロック3,魚道ブロック4などとの相互連結
のための連結環53を有している。
【0023】植栽溝52は幅が7〜10cmで,護岸ブ
ロックの連結時に空隙が生じ,その幅は10〜15cm
に至る。ここに土壌を充填し,水辺植物を植えて水草と
昆虫および微生物の成長を助け河川の緑化を促進するこ
とができる。そして,このように造成される河岸水草帯
は両生類等が魚巣ブロック3の斜路33を経て誘入した
後生息する生息処を提供することとなる。
【0024】図7に示した他の実施例による護岸ブロッ
ク5aは,底面にアンカー54を形成して堤防に打ち込
むように施工することによって堤防に対する護岸ブロッ
ク5aの施工安定性を高めたものである。
【0025】図8と図9に示したように,実際は中・小
河川の勾配,流速,流量を予想して選択的適用公式によ
る落差工の高さに伴う積層段数,局部洗掘深さ計算に基
づき,上流側先端部の長さと下流側後尾部の長さに相応
して河床補強および護岸ブロックを施工する。
【0026】先ず,河床補強および護岸工事が要求され
る現場で河床と堤防との境界部を調節した後,河床に紡
糸シ−ト6を敷き,河床と堤防との境界部に沿って魚巣
ブロック3を施工する。
【0027】この時の魚巣ブロック3は,生息空間31
が河床辺に沿って一線になるよう併置して,水の流れを
ズムーズにすることによって下流河川の魚類が無理なく
遊泳してやってくるようにするとともに,斜路33は下
流河川の両生類がのぼりやすくするために高い側が上流
に向かうように配置する。このようにして河床辺に魚道
を構築した後,河床から堤防の上段まで不織布7を敷い
て護岸ブロック5,5aを築造する。
【0028】図10には水の流れが急な河床の施行例を
示す。上流には床ブロック1を鋪設し,河床と斜面の境
界部には魚巣ブロック3,斜面には瀬ブロック2,上流
側には床ブロック1と瀬ブロック2を,斜面と河床が下
流までつながる所には魚道ブロック4または他の実施例
の魚道ブロック4aを相引き続き施工する。
【0029】また,堤防の境界部には護岸ブロック5,
5aを施工する。この場合,魚巣ブロック3は河川の生
息魚種と両生類の種類によって1〜3本を施工する。
【0030】このように,床ブロック1と瀬ブロック
2,魚巣ブロック3,魚道ブロック4,4aおよび護岸
ブロック5または5aを順番に施工しながら,前後左右
に位置するブロック同士対向する連結環11,23,3
6,43,53の間に鉄製「U」形環をはめてねじり結
ぶかU−ボルトにより結束する。
【0031】図11は図8〜図10で説明した施工順序
の通り河床と河岸に対する保護および環境に優しく施工
された場面を総合的に図示したものである。
【0032】このような方法により河床と河岸を保護す
るための工事が終了すると,魚巣ブロック3により造成
された数多くの生息空間31によって河川魚類の産卵お
よび安定した生息処が充分に提供される。また生息空間
31内の斜路33は両生類が登り易く河岸の水草辺での
自由な往来ができるので破壊された河川の生態系復元と
復元された河川生態系の活性化および維持に寄与するこ
とができる。
【0033】また,魚道ブロック4に造成される魚道
は,稚魚から大魚まではもちろん,水面の上に飛び上が
れない魚種の水面内での魚類移動通路を提供して,安定
した状態で生きることができる環境の造成に寄与するこ
とができる。
【0034】また,自然石のように表面の荒い瀬ブロッ
ク2と魚巣ブロック3および護岸ブロック5のうち,水
中に沈む護岸ブロックの全ての突出部21,35,51
は水中で水流を撹乱させる曝気槽の役割を担い,水中の
酸素供給を促進させ水中生物を助け,さらに水質の自然
浄化にも大きく寄与する。
【0035】また,魚巣ブロック3の植栽空間34と護
岸ブロック5,5aの植栽溝52は,水草または水辺植
物を植栽したり,自生しやすいよう優しい環境を造成す
る。特に護岸ブロック5,5aの植栽溝52と組立空隙
に充填された土壌は,河岸および堤防の基礎地盤とつな
がることにより水草と昆虫または微生物等が生きていく
環境を造成することができるので,生態系保全と河川緑
化を具現するには素晴しい条件である。
【0036】また洪水の際は上流側からの土石流による
土石の移動が,中,下流河川の河床高の上昇と通水端面
の縮小により堤防の破損と災害を起こす原因となるが,
床ブロック1により補強された河床は,特に砂防ダムで
洪水の際に押し流される土石を貯蔵する機能が優れてお
り,水は床ブロック1のすき間にだけ流れるように誘導
されるため土石流による中流および下流河川の水害防止
にも一役かうことができる。
【0037】また,全ての構成ブロックは個体が屈揺性
を持っていて,部分沈下流失にも自らの重さにより押さ
れるので,さらなる洗掘進行を防止するとともに落差工
の先端部と後尾部で起きる水流による洗掘作用にもブロ
ク個体の離脱や流失が起きにくい構造を備えることにな
る。
【0038】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる河床および護岸部材とその施行方法の好適な実施形
態について説明したが,本発明はかかる例に限定されな
い。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術
的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想
到し得ることは明らかでありそれについても当然に本発
明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0039】例えば,上記実施形態においては,相互連
結手段としてブロックに予め形成された連結環に鉄製
「U」形環をはめてねじり結ぶかU−ボルトにより結束
する方法を適用した場合を例にあげて説明したが,本発
明はかかる例に限定されない。
【0040】
【発明の効果】以上,詳細に説明したように本発明によ
れば,河川の落差工および砂防ダム等の河床施設の施工
において,魚類資源の保護や両生類の安定した生息地を
提供するとともに,魚類および両生類の安全な移動路を
確保して河川下流の魚類と両生類が自由に往来できるよ
うにし,河川の生態系の復元・維持に寄与できる河床ブ
ロックを提供することができる。
【0041】また,水辺植物の成長に有効な護岸ブロッ
クを含め,河川生態系を保護する,自然に優しく,環境
に優しい河床および護岸ブロックを提供することがで
き,河川の自然緑化あるいは人工緑化を具現するのに大
変役立つ。
【0042】さらに河床に鋪設する床ブロック,段差の
ある河床の上流と斜面に施工して水流に瀬を作る瀬ブロ
ック,水の流れが緩慢な所に施工する魚巣ブロックと水
の流れが切れない河床に設置する魚道ブロックおよび水
辺植物の生長環境を造成するのに有効な表面構造の護岸
ブロックと,これらのブロックを利用した護岸施工方法
を提供することができる。
【0043】また,床ブロックと瀬ブロック,魚巣ブロ
ックおよび水中に沈める護岸ブロックの突出部による活
発な擬似曝気現象は,水質の自然浄化を促進し水質改善
効果を期待することができる。
【0044】言い換えれば,この河床補強および護岸施
工方法は,環境に優しくまた生態系の保全にかける期待
値がかなり大きい落差工と砂防ダムの補強工法ともいえ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る床ブロックの斜視図である。
【図2】 瀬ブロックの(飛び石ブロック)の斜視図で
ある。
【図3】 魚巣ブロックの斜視図である。
【図4】 魚道ブロックの斜視図である。
【図5】 他の実施例に係る魚道ブロックの斜視図であ
る。
【図6】 護岸ブロックの斜視図である。
【図7】 他の実施例に係る護岸ブロックの斜視図であ
る。
【図8】 魚巣ブロックにつなぐ護岸ブロックの施工例
示図である。
【図9】 図8の断面図である。
【図10】 床ブロックと瀬ブロック,魚巣ブロック,
魚道ブロックの施工例を示す河床の断面図である。
【図11】 本発明の一実施の形態に係る河床の保護お
よび護岸施工例の総合的斜視図である。
【符号の説明】
1 床ブロック 2 瀬ブロック(飛び石ブロック) 3 魚,巣ブロック 4,4a 魚道ブロック 5,5a 護岸ブロック 11,23,36,43,53 連結環 21,35,47,51 突出部 22,32,42 魚類用移動通路 33 両生類の斜路 34 水辺植物用の植栽空間 52 水辺植物用の植栽溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−315527(JP,A) 特開 平7−259050(JP,A) 特開 平10−114927(JP,A) 特開 平11−229354(JP,A) 特開 平11−172650(JP,A) 特開 平10−46549(JP,A) 特開2000−129687(JP,A) 実公 昭56−9701(JP,Y2) 実公 昭55−10422(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/14 301

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の床ブロックと,上面に突出部
    が形成される瀬ブロックと,表面に突出部が形成され,
    内部には魚類などが生息,移動でき,一側に両生類が行
    き来する斜路が形成された空間部を備える魚巣ブロック
    と,上面に水溢れが形成され,端部には魚類などの通路
    を備える魚道ブロックと,境界に溝を有する複数の突出
    部が形成される護岸ブロックとを含んで成り,前記各ブ
    ロックが相互連結手段を有することを特徴とする河床お
    よび護岸部材。
  2. 【請求項2】 前記瀬ブロックは,その突出部上に魚類
    などの移動通路が穿孔されることを特徴とする請求項1
    記載の河床および護岸部材。
  3. 【請求項3】 前記魚巣ブロックは上面に水辺植物用の
    植裁孔を有することを特徴とする請求項1記載の河床お
    よび護岸部材。
  4. 【請求項4】 前記魚道ブロックは底面が所定の傾斜を
    有することを特徴とする請求項1記載の河床および護岸
    部材。
  5. 【請求項5】 前記護岸ブロックは,底面にアンカーが
    形成されることを特徴とする請求項1記載の河床および
    護岸部材。
  6. 【請求項6】 河床に紡糸シート,河床境界線から堤防
    上段まで不織布を敷き,河床の平坦面には床ブロックを
    鋪設し,上流と下流間の斜面の境界部には瀬ブロックを
    鋪設し,また上下流の斜面には瀬ブロックを施工し,上
    流側の河床には床ブロックと瀬ブロックとを鋪設すると
    同時に上流側と下流側に魚道ブロックを鋪設し,前記河
    床と前記斜面の境界部に魚巣ブロックを鋪設する一方,
    河岸の不織布上には護岸ブロックを施工することを特徴
    とする河床および護岸施工方法。
  7. 【請求項7】 前記上流河床側の床ブロックの上に瀬ブ
    ロックを積層させることを特徴とする請求項記載の河
    床および護岸施工方法。
  8. 【請求項8】 前記魚巣ブロックの植裁孔と護岸ブロッ
    クの溝に水辺植物を植裁することを特徴とする請求項
    記載の河床および護岸施工方法。
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