JP4783546B2 - メガネフレーム及びこれを用いた検眼システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、可変焦点レンズを用いたメガネフレーム及びこれを用いた検眼システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、他覚式のレフラクトメータやビジョンテスター等の自覚式検眼装置を用いて、被検眼の遠視,近視,乱視等の屈折特性を測定し、この屈折特性からメガネのS(円柱度数),C(円柱度数),A(円柱軸の軸角度)等の処方値を作るようにしている。この様にして得られる処方値は、遠視,近視,乱視等を完全に矯正するためのものであるため、完全処方値と言うことができる。
【0003】
しかしながら、今までは遠視,近視,乱視等のために良く見えなかった被検者が完全処方値に基づいてメガネを作成した場合、被検者は目眩や頭痛を感じたり、目の疲労を感じたりすることもある。
【0004】
例えば、視力0.2の被検者がメガネの完全処方値による視力が1.2の場合、視力を1.2とするメガネの完全処方値はディオプターが−4.5である。しかし、視力0.2から1.2にいきなり矯正した場合には、矯正幅が大きくきつくなるため、被検者は目眩や頭痛を感じたり、目の疲労を感じたりすることもある。
【0005】
このため従来は、実際に作成するメガネのS,C,Aの値を測定により得られた完全処方値よりも低くした眼鏡処方値とすることにより、目眩や頭痛を感じたり、目の疲労を感じたりするのをできるだけ抑制するようにしている。ここで、上述した視力0.2の被検者の完全処方値による視力が1.2の場合には、例えば、最終的な矯正視力を完全処方値による視力1.2よりも低い0.8とすると良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この様な眼鏡処方値を作成する場合、レフラクトメータやビジョンテスター等により完全処方値を作成した後、この完全処方値よりも低くした処方値に基づいてレンズ交換法により装用テストを行って、最終的な確認を行うようにしている。
【0007】
このレンズ交換法では、適当なディオプターの基準レンズ(交換レンズの一つ)をトライアルフレーム等の検査用メガネフレームに装着すると共に、この基準レンズのディオプターを少しずつ増減するための交換レンズを多数用意しておいて、この交換レンズをトライアルフレームに順次装着し、被検者による見え方を聞きながら最終的に見やすい状態にする。例えば、視力が0.2で完全処方値による矯正視力が1.2の被検者の場合において、最終的な視力を得るためのメガネを処方する場合、トライアルフレームに例えば−4.5Dの基準レンズをセットすると共に、−0.25Dの交換レンズを複数用意しておいて、このレンズをトライアルフレームに順次装着し、被検者による見え方を聞きながら最終的に見やすい状態にする。そして、この見えやすい状態でトライアルフレームを数十分装用したときに違和感を感じなければ、このときの基準レンズと交換レンズによるレンズの合計ディオプターが眼鏡処方値となる。
【0008】
この眼鏡処方値は、通常メモをとっておいて、このメモの処方値をキーボードからパソコンに入力する等の処理をしていた。このため、従来はトライアルフレームによる最終的な眼鏡処方値の入力に手間がかかるものであった。
【0009】
そこで、この発明は、可変焦点レンズを用いたメガネフレーム、及びこのメガネフレームを用いることにより、最終処方値のメガネの屈折特性即ちメガネの処方データを得ることができる検眼システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、左右に延びるヘッドフレームと、前記ヘッドフレームの中央部に設けられた鼻当と、前記ヘッドフレームの両端部に設けられたテンプルと、前記ヘッドフレームの左右の部分にそれぞれ取り付けられたレンズ取付枠と、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ一対の非球面レンズを相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられた可変焦点レンズと、を有する検査用メガネフレームにおいて、
前記各レンズ取付枠には前記可変焦点レンズと組み合わせて用いられ且つ回転駆動可能に設けられたシリンダレンズが取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のメガネフレームにおいて、前記レンズ取付枠は前記ヘッドフレームに左右動調整可能に取り付けられていることを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のメガネフレームにおいて、前記可変焦点レンズは前記一対の非球面レンズを上下に相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられていることを特徴とする。
【0012】
更に、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載のメガネフレームにおいて、前記可変焦点レンズはアルバレッツレンズであることを特徴とする。
【0014】
また、請求項の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のメガネフレームにおいて、前記シリンダレンズはバリアブルクロスシリンダレンズであることを特徴とする。
【0015】
また、請求項の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のメガネフレームにおいて、前記一対の非球面レンズは第1のモータにより相対的に駆動可能に設けられ、前記シリンダレンズは第2のモータにより回転駆動可能に設けられていることを特徴とする。
【0016】
また、請求項の発明は、左右に延びるヘッドフレームと、前記ヘッドフレームの中央部に設けられた鼻当と、前記ヘッドフレームの両端部に設けられたテンプルと、前記ヘッドフレームの左右の部分に左右動調整可能にそれぞれ取り付けられたレンズ取付枠と、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ一対の非球面レンズを相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられた可変焦点レンズと、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ前記可変焦点レンズと組み合わせて用いられ且つ回転駆動可能に設けられたシリンダレンズと、前記一対の非球面レンズを駆動する第1のモータと、前記シリンダレンズを駆動する第2のモータを備える検眼システムであって、レフラクトメータからの測定データ又はレンズメータからのメガネのデータを受けて前記各モータを駆動制御する演算制御回路が設けられている検眼システムとしたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項の発明は、左右に延びるヘッドフレームと、前記ヘッドフレームの中央部に設けられた鼻当と、前記ヘッドフレームの両端部に設けられたテンプルと、前記ヘッドフレームの左右の部分に左右動調整可能にそれぞれ取り付けられたレンズ取付枠と、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ一対の非球面レンズを相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられた可変焦点レンズと、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ前記可変焦点レンズと組み合わせて用いられ且つ回転駆動可能に設けられたシリンダレンズと、前記一対の非球面レンズを駆動する第1のモータと、前記シリンダレンズを駆動する第2のモータを備える検眼システムであって、レフラクトメータからの測定データ又はレンズメータからのメガネのデータを設定する設定手段と、前記設定手段の設定に基づいて作動制御されて前記各モータを作動制御する演算制御回路が設けられている検眼システムとしたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1〜図7は、この発明の検査用メガネフレーム300aを示すものである。この実施例では、図1に示した検査用メガネフレーム300aは図2に示したように左右に延びるヘッドフレーム400を有する。このヘッドフレーム400には左右に延び且つ下方に開口するガイド溝401が形成され、このガイド溝401の左右両側にはレンズ取付枠402R,402Lの突部403R,403Lが左右動自在に配設されている。このレンズ取付枠402R,402Lにはテンプル20,20が取り付けられている。
【0019】
また、ヘッドフレーム400の左右の部分には左右に延びる送りネジ404R,404Lが回転自在に保持されている。この送りネジ404R,404Lは、突部403R,403Lに螺着されていて、送りネジ404R,404Lと一体の操作ツマミ405R,405Lを回転操作することにより左右に移動調整されるようになっている。また、ヘッドフレーム400の左右方向の中央部には鼻当406が取り付けられている。このレンズ取付枠402R,402Lの内部の光学系の構成は同じであるので、レンズ取付枠402Rについてのみ説明し、レンズ取付枠402Lについてはレンズ取付枠402Rに付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。更に、レンズ取付枠402Rには、図3に示したように、第1のレンズ取付部402aと筒状の第2のレンズ取付部402bが設けられている。
<第1のレンズ取付部402a>
この第1のレンズ取付部402aは左右に側壁部407a,407bを有し、この側壁部407aには図4,図5に示したように上下に延びるガイド溝408a,409aが形成され、側壁部407bにはガイド溝408a,409aに対応して上下に延びるガイド溝408b,409bが形成されている。
【0020】
この側壁部407a,407b間には、アルバレッツレンズと呼ばれる可変焦点レンズ410が配設されている。この可変焦点レンズ410は、一対の非球面レンズ411,412を有し、非球面レンズ411,412を相対的に上下動させることにより焦点を変えることが出来るようになっている。
【0021】
また、ガイド溝408a,408bには、第1のモータである超音波リニアモータ(超音波モータ)413,414がそれぞれ配設されている。
【0022】
超音波リニアモータ413は、多数の電極(図示せず)と圧電素子を交互に接続して直線状に形成した圧電素子アレイ(振動発生部材)415と、この圧電素子アレイ415とは反対側に多数の歯(図示せず)が長手方向に配列され且つ圧電素子アレイ415により振動駆動される直線上の振動体(固定子)416と、振動体416の多数の歯に摩擦係合する可動子417を有する。そして、圧電素子アレイ415は振動体416に貼り付けられ、ガイド溝408a,408bの可動子417,417は非球面レンズ411の両側部に固定されている。
【0023】
この構成においては、圧電素子アレイ415の各電極に印加する電圧を制御することにより、固定子416の歯(図示せず)側に発生させる屈曲定在波振動(進行波)の位相を変えることができる。この位相を変えることで、固定子416の歯(図示せず)が可動子417を上方又は下方に駆動する。この様な超音波リニアモータ413の構造には周知の超音波モータの構造を採用できる。
【0024】
同様に超音波リニアモータ414は、多数の電極(図示せず)と圧電素子を交互に接続して直線状に形成した圧電素子アレイ(振動発生部材)418と、この圧電素子アレイ418とは反対側に多数の歯(図示せず)が長手方向に配列され且つ圧電素子アレイ418により振動駆動される直線上の振動体(固定子)419と、振動体419の多数の歯に摩擦係合する可動子420を有する。そして、圧電素子アレイ418は振動体419に貼り付けられ、ガイド溝409a,409bの可動子420,420は非球面レンズ412の両側部に固定されている。
【0025】
この構成においては、圧電素子アレイ418の各電極に印加する電圧を制御することにより、固定子419の歯(図示せず)側に発生させる屈曲定在波振動(進行波)の位相を変えることができる。この位相を変えることで、固定子419の歯(図示せず)が可動子420を上方又は下方に駆動する。この様な超音波リニアモータ414の構造にも周知の超音波モータの構造を採用できる。
<第2のレンズ取付部402b>
この第2のレンズ取付部402bは円筒状に形成されていて、第2のレンズ取付部402bの内周面には一対の環状溝421,422が軸線方向に間隔をおいて形成されている。また、第2のレンズ取付部402b内にはVccレンズ(バリアブルクロスシリンダレンズ)423が配設されている。
【0026】
このVccレンズ423は一対のシリンダレンズ424,425を有し、このシリンダレンズ424,425は環状溝421,422内に配設した第2のモータである超音波モータ426,427により回転駆動されるようになっている。
【0027】
超音波モータ426は、多数の電極(図示せず)と圧電素子を交互に接続して環状に形成した圧電素子アレイ(振動発生部材)428と、この圧電素子アレイ428とは反対側に多数の歯(図示せず)が周方向に配列され且つ圧電素子アレイ428により振動駆動される環状の振動体(固定子)429と、振動体429の多数の歯に摩擦係合する環状の可動子430を有する。そして、圧電素子アレイ428は振動体429の外周面に貼り付けられ、環状溝421の可動子430内にはシリンダレンズ424が固定されている。
【0028】
この構成においては、圧電素子アレイ428の各電極に印加する電圧を制御することにより、振動体429の歯(図示せず)側に発生させる進行波の位相を変えることができる。この位相を変えることで、振動体429の歯(図示せず)が可動子430を正回転又は逆回転駆動する。この様な超音波モータ426の構造には周知の超音波モータの構造を採用できる。
【0029】
同様に超音波モータ427は、多数の電極(図示せず)と圧電素子を交互に接続して環状に形成した圧電素子アレイ(振動発生部材)431と、この圧電素子アレイ431とは反対側に多数の歯(図示せず)が周方向に配列され且つ圧電素子アレイ431により振動駆動される環状の振動体(固定子)432と、振動体432の多数の歯に摩擦係合する環状の可動子433を有する。そして、圧電素子アレイ431は振動体432の外周面に貼り付けられ、環状溝422の可動子433内にはシリンダレンズ425が固定されている。
【0030】
この構成においては、圧電素子アレイ431の各電極に印加する電圧を制御することにより、振動体432の歯(図示せず)側に発生させる進行波の位相を変えることができる。この位相を変えることで、振動体432の歯(図示せず)が可動子433を正回転又は逆回転駆動する。この様な超音波モータ427の構造には周知の超音波モータの構造を採用できる。
<制御回路>
上述したレンズ取付枠402R,402L内の圧電素子アレイ415,418,428,431の圧電素子は図示しない通信手段を介して図8に示した演算制御回路440で駆動制御されるようになっている。この通信手段としては無線でも有線でもよい。また、演算制御回路440には、球面度数の設定や変更または円柱軸の軸角度等を設定操作するための操作手段又はデータ入力手段等の設定手段が接続されている。この設定手段としては、キーボードやマウスあるいはデータ設定のためのボタン(スイッチ)を用いることができる。また、他のレフラクトメータやレンズメータ等からの眼鏡の処方データを取り込む手段も設定手段として用いることもできる。
[作用]
次に、この様な構成の作用を説明する。
【0031】
この様な構成の検査用メガネフレーム300aを使用しての被検者302のメガネの最終的な処方データを得るには、被検者302に図1に示したように検査用メガネフレーム300aを装用させて、被検者302に可変焦点レンズ410(アルバレッツレンズ)及びVccレンズ423を介して視力表や乱視表を視認させながら、上述した可変焦点レンズ410(アルバレッツレンズ)やVccレンズ423の操作をし、視力表や乱視表の見え方を確認させる。
【0032】
この際、被検者302にレフラクトメータからの被検者の測定データがある場合や、レンズメータによる被検者のメガネのデータがある場合には、これらのデータを通信手段を介して演算制御回路440に取り込んで、このデータを基に圧電素子アレイ415,418,428,431を演算制御回路440により以下のように作動制御させる。
(i)球面度数の可変操作
この可変焦点レンズ410(アルバレッツレンズ)の操作による球面度数の可変操作は、圧電素子アレイ415,418の作動制御により行うことができる。
【0033】
この制御において演算制御回路440は、圧電素子アレイ415,418の各電極に印加する電圧を制御することにより、振動体416の歯(図示せず)側及び振動体419の歯(図示せず)側を屈曲定在波振動させて、振動体416の歯(図示せず)側及び振動体419の歯(図示せず)側に長手方向の進行波を生じさせる。この振動体416の歯(図示せず)側の進行波により可動子417は上方又は下方に駆動され、振動体419の歯(図示せず)側の進行波により可動子420は上方又は下方に駆動される。
【0034】
この際、演算制御回路440は、振動体416の歯(図示せず)側及び振動体419の歯(図示せず)側に発生する進行波の向きは逆向きとなるように制御されて、可動子417と420は互いに反対方向に駆動(移動)制御される。そして、この可動子417と420の互いに反対方向への上下移動により、可動子417と420に保持された非球面レンズ411,412が互いに反対方向に上下動させられて、非球面レンズ411,412による焦点(球面屈折度数)が変更させられることになる。この変更は、レフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータに基づいて行われる。この様な焦点の変更により、被検者の視力表の見え方を確認させる。
【0035】
尚、この様なレフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータがない場合には、最初からキーボードやマウスあるいはデータ設定のためのボタン(スイッチ)等の設定手段を用いて、演算制御回路440により圧電素子アレイ415,418を作動制御させ、非球面レンズ411,412を互いに反対方向に上下動させることにより、非球面レンズ411,412による焦点を変更(球面屈折度数を0.25Dづつ変更)させて、メガネの処方データを得るようにする。
【0036】
そして、この様な処方データに基づいて得られた球面度数での見え方を更に変更したい場合や、見え方に不具合がある場合、キーボードやマウスあるいはデータ設定のためのボタン(スイッチ)等の設定手段を用いて、演算制御回路440により圧電素子アレイ415,418を作動制御させ、非球面レンズ411,412を互いに反対方向に上下動させることにより、非球面レンズ411,412による焦点(球面屈折度数)を変更させ、被検者302による視力表の見え方が良くなるようにさせる。この様な変更操作は演算制御回路440により行われるので、この変更に伴うデータも演算制御回路440により得られてメガネの処方データとできる。
(ii)円柱度数の設定
また、被検者302の被検眼に乱視がある場合には、被検者302に可変焦点レンズ410(アルバレッツレンズ)及びVccレンズ423を介して乱視表を視認させると共に、圧電素子アレイ428,431を作動制御して、Vccレンズ423のシリンダレンズ424,425を相対的に回転制御することにより、Vccレンズ423の円柱度数を変更操作して、乱視表の見え方を確認させる。この円柱度数の変更制御は、レフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータに基づいて、以下の様に行われる。
【0037】
この制御において演算制御回路440は、圧電素子アレイ428,431の各電極に印加する電圧を制御することにより、振動体429,432の歯(図示せず)側に発生させる進行波の位相を変えることができる。
【0038】
この位相を変えることで、振動体429,432の歯(図示せず)が可動子430,433を正回転又は逆回転駆動して、Vccレンズ423のシリンダレンズ424が可動子430と一体に正回転又は逆回転し、シリンダレンズ425が可動子433と一体に正回転又は逆回転させられる。
【0039】
従って、演算制御回路440は、レフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータに基づいて、振動体429,432の歯(図示せず)側に発生させる進行波の位相を逆にして、振動体429,432の歯(図示せず)が可動子430,433を互いに反対方向に回転駆動することにより、シリンダレンズ424,425を互いに反対方向に回転させて、円柱度数を変更させる。
【0040】
そして、この様な処方データに基づいて得られた円柱度数での見え方を更に変更したい場合や、見え方に不具合がある場合、キーボードやマウスあるいはデータ設定のためのボタン(スイッチ)等の設定手段を用いて、演算制御回路440により圧電素子アレイ428,431を作動制御させ、シリンダレンズ424,425を互いに逆方向に相対回転させることにより、シリンダレンズ424,425を用いたVccレンズ423の円柱度数を変更(例えば0.25Dづつ変更)させ、被検者302による乱視表の見え方が良くなるようにさせる。
【0041】
尚、この様なレフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータがない場合には、最初からキーボードやマウスあるいはデータ設定のためのボタン(スイッチ)等の設定手段を用いて、演算制御回路440により圧電素子アレイ428,431を作動制御させ、シリンダレンズ424,425を互いに逆方向に回転させることにより、シリンダレンズ424,425を用いたVccレンズ423の円柱度数を変更(例えば0.25Dづつ変更)して、被検者302による乱視表の見え方が良くなるようにさせる。
【0042】
この様な円柱度数の変更操作に際して演算制御回路440は、可変焦点レンズ410(アルバレッツレンズ)を(i)の様に駆動操作して、円柱度数の変化に伴う球面度数の変化を相殺する。
【0043】
この様な変更操作は演算制御回路440により行われるので、この変更に伴うデータも演算制御回路440により得られてメガネの処方データとできる。
(iii)円柱軸の設定
また、被検者302の被検眼に乱視がある場合には、被検者302に可変焦点レンズ410(アルバレッツレンズ)及びVccレンズ423を介して乱視表を視認させると共に、圧電素子アレイ428,431を作動制御して、Vccレンズ423を回動制御することにより、Vccレンズ423の円柱軸の向きを操作して、乱視表の見え方を確認させる。この円柱軸の向きの変更操作は、従来の乱視検査法と同様な操作により行う。この円柱軸の向きの変更操作は、レフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータに基づいて、以下の様に行われる。
【0044】
この制御において演算制御回路440は、上述した様に圧電素子アレイ428,431の各電極に印加する電圧を制御することにより、振動体429,432の歯(図示せず)側に発生させる進行波の位相を変えることができる。この位相を変えることで、振動体429,432の歯(図示せず)が可動子430,433を正回転又は逆回転駆動して、Vccレンズ423のシリンダレンズ424が可動子430と一体に正回転又は逆回転し、シリンダレンズ425が可動子433と一体に正回転又は逆回転させられる。
【0045】
従って、演算制御回路440は、レフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータに基づいて、振動体429,432の歯(図示せず)側に発生させる進行波の位相を同期させると共に、レフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータに等に基づいて、振動体429,432の歯(図示せず)が可動子430,433を同方向に同期して回転駆動することにより、シリンダレンズ424,425を同方向に一体的に回転させ、円柱軸の向きを変える。
【0046】
そして、この様な処方データに基づいて得られた円柱軸の向きでの見え方を更に変更したい場合や、見え方に不具合がある場合、キーボードやマウスあるいはデータ設定のためのボタン(スイッチ)等の設定手段を用いて、演算制御回路440により圧電素子アレイ428,431を作動制御させ、シリンダレンズ424,425を同期回転させることにより、シリンダレンズ424,425の円柱軸の向きを変更させ、被検者302による乱視表の見え方が良くなるようにさせる。
【0047】
尚、この様なレフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータがない場合には、最初からキーボードやマウスあるいはデータ設定のためのボタン(スイッチ)等の設定手段を用いて、演算制御回路440により圧電素子アレイ428,431を作動制御させ、シリンダレンズ424,425を回転させることにより、被検者302による乱視表の見え方が良くなるようにさせる。
【0048】
この様な円柱軸の向きの変更操作は演算制御回路440により行われるので、この変更に伴うデータも演算制御回路440により得られてメガネの処方データとできる。
【0049】
尚、上述した演算制御回路440による制御は、レフラクトメータからの被検者の測定データや、レンズメータによる被検者のメガネのデータに基づいて行うようにしたが、自覚式検眼装置からの完全矯正値のデータに基づいて行うようにすることもできる。
【0050】
また、上述した実施例では、可変焦点レンズ410の一対の非球面レンズ411,412を超音波リニアモータ(超音波モータ)413,414により駆動し、Vccレンズ423のシリンダレンズ424,425を超音波モータ426,427で駆動するようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。通常のピニオン等を用いた歯車動力伝達機構を用いて、パルスモータの動力を非球面レンズ411,412やシリンダレンズ424,425等に伝達して、非球面レンズ411,412やシリンダレンズ424,425等を上述したように駆動制御してもよい。
【0051】
【発明の効果】
この発明のメガネフレームは、以上説明したように構成したので、焦点を変えることができる。また、この発明の検眼システムは、このメガネフレームを用いることにより、最終処方値のメガネの屈折特性即ちメガネの処方データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の検査用メガネフレームの例を示す側面図である。
【図2】図1の検査用メガネフレーム正面図である。
【図3】図2のレンズ取付部のK−K線に沿う断面図である。
【図4】図3の可変焦点レンズの部分のL−L線に沿う横断面図である。
【図5】図3の可変焦点レンズのM−M線に沿う縦断面図である。
【図6】図3のVccレンズの駆動系の説明図である。
【図7】図3の可変焦点レンズとVccレンズの説明のための斜視図である。
【図8】図1〜7の検査用メガネフレームの制御回路図である。
【符号の説明】
423…Vccレンズ(バリアブルクロスシリンダレンズ)
20…テンプル
300a…メガネフレーム
400…ヘッドフレーム
402L,402R…レンズ取付枠
406…鼻当
410…可変焦点レンズ(アルバレッツレンズ)
411,412…非球面レンズ
424,425…シリンダレンズ
413,414…超音波リニアモータ(第1のモータ)
426,427…超音波モータ(第2のモータ)
440…演算制御回路

Claims (8)

  1. 左右に延びるヘッドフレームと、前記ヘッドフレームの中央部に設けられた鼻当と、前記ヘッドフレームの両端部に設けられたテンプルと、前記ヘッドフレームの左右の部分にそれぞれ取り付けられたレンズ取付枠と、
    前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ一対の非球面レンズを相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられた可変焦点レンズと、を有する検査用メガネフレームにおいて、
    前記各レンズ取付枠には前記可変焦点レンズと組み合わせて用いられ且つ回転駆動可能に設けられたシリンダレンズが取り付けられていることを特徴とするメガネフレーム。
  2. 請求項1に記載のメガネフレームにおいて、前記レンズ取付枠は前記ヘッドフレームに左右動調整可能に取り付けられていることを特徴とするメガネフレーム。
  3. 請求項1又は2に記載のメガネフレームにおいて、前記可変焦点レンズは前記一対の非球面レンズを上下に相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられていることを特徴とするメガネフレーム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載のメガネフレームにおいて、前記可変焦点レンズはアルバレッツレンズであることを特徴とするメガネフレーム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載のメガネフレームにおいて、前記シリンダレンズはバリアブルクロスシリンダレンズであることを特徴とするメガネフレーム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のメガネフレームにおいて、前記一対の非球面レンズは第1のモータにより相対的に駆動可能に設けられ、前記シリンダレンズは第2のモータにより回転駆動可能に設けられていることを特徴とするメガネフレーム。
  7. 左右に延びるヘッドフレームと、前記ヘッドフレームの中央部に設けられた鼻当と、前記ヘッドフレームの両端部に設けられたテンプルと、前記ヘッドフレームの左右の部分に左右動調整可能にそれぞれ取り付けられたレンズ取付枠と、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ一対の非球面レンズを相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられた可変焦点レンズと、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ前記可変焦点レンズと組み合わせて用いられ且つ回転駆動可能に設けられたシリンダレンズと、前記一対の非球面レンズを駆動する第1のモータと、前記シリンダレンズを駆動する第2のモータを備える検眼システムであって、
    レフラクトメータからの測定データ又はレンズメータからのメガネのデータを受けて前記各モータを駆動制御する演算制御回路が設けられていることを特徴とする検眼システム。
  8. 左右に延びるヘッドフレームと、前記ヘッドフレームの中央部に設けられた鼻当と、前記ヘッドフレームの両端部に設けられたテンプルと、前記ヘッドフレームの左右の部分に左右動調整可能にそれぞれ取り付けられたレンズ取付枠と、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ一対の非球面レンズを相対的に移動させることにより焦点が調整可能に設けられた可変焦点レンズと、前記各レンズ取付枠に取り付けられ且つ前記可変焦点レンズと組み合わせて用いられ且つ回転駆動可能に設けられたシリンダレンズと、前記一対の非球面レンズを駆動する第1のモータと、前記シリンダレンズを駆動する第2のモータを備える検眼システムであって、
    レフラクトメータからの測定データ又はレンズメータからのメガネのデータを設定する設定手段と、前記設定手段の設定に基づいて作動制御されて前記各モータを作動制御する演算制御回路が設けられていることを特徴とする検眼システム。
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