JP4783349B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を用いる遊技機に関するものである。
従来の遊技機において、遊技球を貯留する貯留タンクの遊技球を賞球又は貸し球として遊技機前面側の供給皿に排出する遊技球排出装置を備えるものが知られている。
特許文献1には、2条に整流されて供給される遊技球を、モータ等の駆動源で回転する一対のスプロケットによって排出する遊技球排出装置を備える遊技機が開示されている。
特開2001−129196号公報
特許文献1に開示の遊技機の場合、遊技球排出装置に遊技球を供給するにあたって遊技球を2条に整流する必要があった。これは、遊技球が2条に整流されて一対のスプロケットに供給される場合には、一対のスプロケットの全ての球受部に遊技球が流入するが、整流されずに1条で一対のスプロケットに供給された場合には、その遊技球は、本来流入すべきスプロケットではない方のスプロケットに流入してしまうことがある。このような場合には、遊技球を排出しない球受部が存在することになり、決められた個数の遊技球が排出されない事態が発生する。
そのため、一対のスプロケットに対して、遊技球を2条で供給するための整流装置を設ける必要があった。整流装置を設ける場合、遊技機の構造が複雑になると共に、コストが増加するという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技球排出装置を備える遊技機において、簡便な構造で遊技球を整流し排出することができる遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、所定の排出条件の成立に基づき所要数の遊技球を排出する排出装置を備えた遊技機において、前記排出装置は、同一の回転軸を中心に回転可能な一対の回転体と、前記一対の回転体に対して遊技球を2条で供給可能な待機流路と、前記一対の回転体のそれぞれの周面に形成され、前記待機流路の下流端部にて待機する遊技球を、当該回転体の回転に伴い1個保持可能な複数の球保持部と、前記球保持部に保持され前記回転体の回転により搬送された遊技球が排出される排出流路と、を備え、前記一対の回転体は、回転に伴ってそれぞれの前記球保持部が交互に前記待機流路の下流端部に臨むように、互いの前記球保持部が所定の位相差を持って前記回転軸に固定され、前記一対の回転体の周面には、前記待機流路の下流端部にて待機する遊技球が1個だけの場合に、その遊技球次に前記待機流路の下流端部に臨む球保持部へと誘導する誘導部が、前記一対の回転体の互いに隣合う前記球保持部の間に当該一対の回転体の境界に沿って隆起して形成され、前記誘導部は、前記一対の回転体の境界に沿って延びる頂部と、前記頂部から前記一対の回転体のそれぞれの周面に向けて傾斜する一対の傾斜面と、を有し、前記一対の傾斜面のうち一方は、前記一対の回転体の境界から後続の球保持部に向かって形成され、前記頂部は、前記一対の回転体の回転方向に対して所定の角度差を持って延在すると共に、前記頂部における回転方向前方側端部は、前記一対の回転体の境界に対して先行の球保持部側へと寄った位置に設けられることを特徴とする。
の発明は、前記頂部における回転方向後方側端部は前記境界上に設けられることを特徴とする。
の発明は、前記頂部は、前記回転方向後方側端部に向かって高く形成されることを特徴とする。
第1の発明によれば、待機流路の下流端部にて待機する遊技球が1個だけの場合でも、その遊技球は、誘導部によって次に待機流路の下流端部に臨む球保持部へと誘導されるため、一対の回転体の全ての球保持部に遊技球が収容される。このように、排出装置は、遊技球の排出と共に、回転体に供給される遊技球の整流も行うことができるため、遊技機に別途整流装置を設ける必要がなく、遊技機を簡便な構造にすることができる。また、誘導部は、一対の回転体の周方向に沿って隆起して形成されるため、待機流路の下流端部にて待機する遊技球が1個だけの場合には、その隆起した形状によって、次に待機流路の下流端部に臨む球保持部へと確実に誘導される。また、一対の傾斜面のうち一方は、一対の回転体の境界から後続の球保持部に向かって形成されるため、その一方の傾斜面は、一対の回転体の境界付近で待機する遊技球を、後続の球保持部へと誘導するように作用する。また、誘導部の頂部は、一対の回転体の回転方向に対して所定の角度差を持って延在するため、誘導部の傾斜面は、一対の回転体の境界を横切って形成される。したがって、一対の回転体の境界を横切る傾斜面は、一対の回転体の境界付近で待機する遊技球を、後続の球保持部へと誘導するように作用する。
の発明によれば、誘導部の傾斜面は、一対の回転体の境界を横切って形成されることになり、一対の回転体の境界付近で待機する遊技球を、後続の球保持部へと誘導するように作用する。
の発明によれば、頂部は回転方向後方側端部に向かって高く形成されるため、待機流路の下流端部にて待機する1個の遊技球は、誘導部にて誘導される際、一対の回転体の境界を横切る傾斜面にスムーズに乗り上げ、後続の球保持部へと誘導される。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る遊技機(パチンコ機)100の裏面側について説明する。図1は遊技機100の背面図である。
遊技機100は、島設備に固定される機枠(外枠)1にヒンジを介して一側部が開閉回動自在に取り付けられる前面枠2を備え、前面枠2の略正方形状の開口部には、遊技領域を有する遊技盤(図示省略)が取り付けられる。
遊技機100の裏面側、具体的には、前面枠2の裏面側には、中央に略正方形状の開口部を有する枠状の裏機構盤3が取り付けられる。裏機構盤3の開口部には、遊技盤に配設された入賞装置(図示省略)の後部や、遊技盤に形成された開口に遊技盤前方から嵌装されるセンターケース(図示省略)の後部等が配置され、これらは、裏機構盤3の開口部に取り付けられるカバー4によって後方から覆われる。
裏機構盤3の上部には、遊技機100を外部機器に電気的に接続するための外部ターミナル10と、島設備に設けられた補給装置(図示省略)から補給された遊技球を貯留すると共に、貯留した遊技球を排出する球貯留ユニット11とが配設される。
裏機構盤3の側部(図1中右側)には、球貯留ユニット11から排出された遊技球を、遊技機前面に配設された上皿及び下皿(図示省略)に払い出す球排出ユニット12が配設される。
裏機構盤3の下部には、球排出ユニット12を制御する排出制御装置13が配設される。
球貯留ユニット11は、遊技球を貯留可能な貯留タンク14と、貯留タンク14の下方に配置され、貯留タンク14から供給される遊技球を球排出ユニット12へと誘導する誘導樋15とを備える。なお、誘導樋15は、遊技球が2条で転動可能に形成される。
球排出ユニット12はカバー16によって覆われ、カバー16内には、所定の排出条件の成立に基づき所要数の遊技球を排出する排出装置20が収装される。
ここで、所定の排出条件の成立とは、打球発射装置より遊技領域内に発射された遊技球が遊技領域内に配設された各入賞口に入賞した場合や、遊技機100の前面側に配設されたカード球貸ユニット用の操作パネル(図示省略)の球貸スイッチが遊技者によって押された場合等である。
遊技球が各入賞口に入賞した場合には、遊技制御装置(図示省略)から排出制御装置13に賞球信号が出力され、排出装置20は、所要数の遊技球を上皿等に排出する。また、球貸スイッチが遊技者によって押された場合には、遊技機100に併設されたカード球貸ユニット(図示省略)から排出制御装置13に球貸し要求信号が出力され、排出装置20は、所要数の遊技球を上皿等に排出する。
以下に、図2〜図5を参照して、排出装置20について説明する。図2は排出装置20の斜視図であり、図3は排出装置20の内部の構成を示す正面図であり、図4は排出装置20の分解斜視図であり、図5は排出装置20の断面斜視図である。なお、図5に示す断面は、回転体の回転軸と平行な断面である。
排出装置20は、透明な合成樹脂からなるケーシング21と、ケーシング21内に配置され回転軸22を中心に回転可能な回転体23と、出力軸24aが回転軸22に連結され回転体23を回転駆動するモータ24とを備える。
ケーシング21は、図4に示すように、回転体23を収容する第1ケース25及び第2ケース26と、モータ24を収容する第3ケース27の3つのケースからなり、第2ケース26を第1ケース25と第3ケース27とによって挟んで一体に締結される。なお、図3は、第1ケース25を取り外した状態の図である。
図2に示すように、第1ケース25及び第2ケース26の上面には、それぞれ凹部25a、26aが形成される。この凹部25a及び凹部26aによって、ケーシング21の上面には、球貯留ユニット11の誘導樋15によって導かれる遊技球がケーシング21内へ流入する際の入口部28が形成される。
入口部28は、遊技球が2条でケーシング21内へと流入可能なように、幅が少なくとも遊技球の直径の2倍以上に形成される。
回転体23は、同一の回転軸22に固定され、同一の形状である一対の第1回転体23A及び第2回転体23Bからなる。なお、以下において、一対の第1回転体23A及び第2回転体23Bを総称する場合、回転体23と称する。
第1回転体23A及び第2回転体23Bの周面には、遊技球を1個保持可能な球保持部30が等間隔に複数形成される。球保持部30は、円弧状に窪んで形成される。本実施の形態では、球保持部30は、図3に示すように、第1回転体23A及び第2回転体23Bのそれぞれの周面に120度間隔で3個形成される。
第1回転体23Aと第2回転体23Bは、互いの球保持部30が所定の位相差を持って回転軸22に固定される。本実施の形態では、第1回転体23Aと第2回転体23Bの互いに隣合う球保持部30が60度の位相差を持って固定される(図6参照)。
図3に示すように、第1ケース25と第2ケース26の内部には、入口部28からケーシング21内に流入した遊技球を回転体23に対して供給する待機流路31が形成される。
待機流路31は、回転体23の回転軸22の軸方向の幅が少なくとも遊技球の直径の2倍以上に形成され、回転体23に対して遊技球を2条で供給可能なように構成される。また、待機流路31は、下流端部が回転体23の周面に臨んで形成される。したがって、遊技球が待機流路31を2条で流下する場合には、第1回転体23A及び第2回転体23Bのそれぞれの周面に遊技球が1球ずつ供給されることになる。
また、図3に示すように、待機流路31は、下流端部の鉛直下方に回転体23の回転軸22が位置するように配置される。したがって、回転体23の回転の過程で、球保持部30の開口部が真上を向いたときに、球保持部30は待機流路31の下流端部に臨むことになる。なお、本実施の形態では、回転体23は、図3及び図4の方向から見て時計回りに回転する。
遊技球は、球貯留ユニット11の貯留タンク14から待機流路31の下流端部まで数珠つなぎ状態で存在するため、待機流路31の下流端部では、回転体23の周面上に遊技球が待機した状態となる。そして、第1回転体23A及び第2回転体23Bのそれぞれの球保持部30は、回転体23の回転に伴って交互に待機流路31の下流端部に臨むため、待機流路31の下流端部で待機している遊技球は、交互に第1回転体23Aと第2回転体23Bの球保持部30に収容される。搬送される。
第2回転体23Bの球保持部30に収容された遊技球は、第2ケース26に形成された円弧状のガイド34(図3参照)に案内されて搬送される。そして、第1ケース25と第2ケース26の内部に形成された排出流路32に臨んだ時点で、自重によって球保持部30から流出し排出流路32へと排出される。同様に、第1回転体23Aの球保持部30に収容された遊技球は、第1ケース25に形成された円弧状のガイド34(図示省略)に案内されて搬送され、排出流路32に臨んだ時点で、自重によって球保持部30から流出し排出流路32へと排出される。
排出流路32に排出された遊技球は、第2ケース26下部に配設された排出センサ33の開口部33aからケーシング21の外部へと排出される。
このように、回転体23は、待機流路31の下流端部にて待機した遊技球を、球保持部30にて保持すると共に回転によって搬送し、排出流路32へと排出する。ここで、第1回転体23Aと第2回転体23Bは、互いの球保持部30が所定の位相差を持って回転軸22に固定されているため、遊技球は、第1回転体23Aと第2回転体23Bとから交互に排出流路32に排出される。具体的には、第1回転体23Aと第2回転体23Bは、互いに隣合う球保持部30が60度の位相差を持って配置されているため、遊技球は、回転体23の1/6回転毎に1球ずつ排出流路32に排出され、排出センサ33を通過する。したがって、排出センサ33の開口部33aは、遊技球が1個通過可能な程度の大きさに形成される。
モータ24は、モータ本体の締結部24b(図4参照)を介して第2ケース26の背面に固定されて配置されると共に、出力軸24aが第2ケース26に形成された開口部26bを挿通して回転体23の回転軸22に直接連結される(図5参照)。また、モータ24は、後端部が第3ケース27に形成された放熱用の円形の開口部27aに臨んで配置されるため、モータ24にて発生する熱は、開口部27aを通じて排出される。なお、ケーシング21の側部には、排出制御装置13とモータ24とを電気的に接続する中継基板36が配設される。
モータ24は、パルスモータが用いられ、Nパルスで1/6回転するように設定される。したがって、排出制御装置13に遊技球X個の排出要求があった場合には、モータ24には、排出制御装置13からN×Xパルスの信号が入力される。なお、排出センサ33では、開口部33aにおける遊技球の通過が検出され、その検出信号に基づいて排出制御装置13では賞球数や貸し球数が正常であるかが定期的に監視される。
次に、図6〜図10を参照して、回転体23について詳しく説明する。図6は回転体23の斜視図であり、図7は回転体23の正面図であり、図8は回転体23の側面図であり、図9は待機流路31の下流端部にて遊技球が2個待機している状態の図であり、図10は待機流路31の下流端部にて遊技球が1個待機している状態の図である。なお、第1回転体23Aに形成される3つの球保持部を30A,30B,30C、第2回転体23Bに形成される3つの球保持部を30a,30b,30cとし、全てを総称する場合、球保持部30と称する。球保持部30は、回転体23の回転に伴って、30A、30a、30B、30b、30C、30cの順番で、待機流路31の下流端部に臨む。
上述のように、待機流路31は、回転体23の回転軸22の軸方向の幅が少なくとも遊技球の直径の2倍以上に形成される。したがって、通常は、遊技球は、待機流路31を2条で流下し、図9に示すように、第1回転体23A及び第2回転体23Bのそれぞれの周面上に1球ずつ供給され、待機流路31の下流端部にて遊技球が2個(図9中、符号40a,40bにて示す遊技球)待機する状態となる。この場合には、回転体23の回転に伴い、待機流路31の下流端部にて待機する遊技球40a,40bは、第1回転体23A及び第2回転体23Bのそれぞれの球保持部30に交互に収容されるため、回転体23の全ての球保持部30にて遊技球が保持されることになる。
しかし、遊技機100は、球貯留ユニット11の誘導樋15に遊技球を2条に整流するための装置を有さないため、図10に示すように、待機流路31の下流端部にて遊技球が1個(図10中、符号40cにて示す遊技球)しか待機しない状態、つまり、直上の2個の遊技球40dと40eの間の溝に嵌り込んだ状態となる場合がある。この状態は、排出装置20に遊技球が全く無い状態で、遊技球を排出装置20へと供給開始する際に起こり易い。また、遊技球が誘導樋15から排出装置20へと導かれる過程で、前2個と後2個の遊技球の間に嵌り込んだ場合にも起こり得る。
待機流路31の下流端部にて遊技球が1個しか待機しない状態では、その遊技球40cは、第1回転体23Aと第2回転体23Bとの境界23a付近で待機することとなるため、回転体23が回転し、球保持部30が待機流路31の下流端部に臨んでも、球保持部30へと収容されない場合がある。また、図10の状態では、遊技球40cは、回転体23の回転に伴い、次に待機流路31の下流端部に臨む第2回転体23Bの球保持部30aに収容されなければならいが、第2回転体23Bの球保持部30aには収容されずに、その次に待機流路31の下流端部に臨む第1回転体23Aの球保持部30Bに収容されてしまう場合がある。
このように、待機流路31の下流端部にて遊技球が1個しか待機しない状態では、その1個の遊技球40cは、収容されるべき球保持部30へと収容されない場合があり、その場合には、排出装置20は、排出要求通りの遊技球を排出できないことになる。
このような事態を回避するため、回転体23の周面には、待機流路31の下流端部にて待機する遊技球が1個だけの場合に、その遊技球を、次に待機流路31の下流端部に臨む球保持部30へと誘導する誘導部41が複数形成される。
誘導部41は、図6及び図8に示すように、第1回転体23Aと第2回転体23Bの互いに隣合う球保持部30の間に配設され、回転体23の周方向に沿って隆起して形成される。また、誘導部41は、第1回転体23Aと第2回転体23Bとの周面を跨いで形成される。本実施の形態では、誘導部41は、図7に示すように、6個(41A〜41F)形成され、41A,41B,・・・41Fの順番で待機流路31の下流端部に臨む。
誘導部41は、第1回転体23Aと第2回転体23Bとの境界23aに沿って延びる頂部42と、頂部42から第1回転体23A及び第2回転体23Bのそれぞれの周面に向けて傾斜する一対の傾斜面43a,43bとを有する。このように、誘導部41は、断面が略三角形状に形成され、回転方向前方側及び後方側のそれぞれの端部に略三角形状の前方側端面41a及び後方側端面41bが形成される。
頂部42は、図8に示すように、第1回転体23Aと第2回転体23Bとの境界23a付近で待機する遊技球を後続の球保持部30へと誘導可能なように、第1回転体23Aと第2回転体23Bとの境界23aに対して、つまり、回転体23の回転方向に対して所定の角度差を持って延在する。
具体的には、頂部42における回転方向前方側端部42aは、境界23aに対して先行の球保持部30側へと寄った位置に設けられ、頂部42における回転方向後方側端部42bは境界23a上に設けられる。ここで、後続の球保持部30、先行の球保持部30とは、誘導部41を挟む2つの球保持部30のうち、それぞれ回転方向後方側、回転方向前方側のものを指す。
傾斜面43a,43bは、頂部42から回転体23の周面に向けて円弧状に傾斜して形成される。具体的には、遊技球の外周面と同じ曲率半径で形成される。したがって、誘導部41の前方側端面41a及び後方側端面41bは、図9に示すように、遊技球が2個並んだときに形成される隙間と相似に形成される。
また、誘導部41における頂部42は、図7に示すように、回転方向後方側端部42bに向かって高く形成される。つまり、回転方向前方側端部42aが低く形成される。したがって、誘導部41の前方側端面41aは、後方側端面41bと比較して小さく形成される。
具体的には、後方側端面41bは、図9に示すように、待機流路31の下流端部にて遊技球が2個待機する状態におけるその2個の遊技球によって形成される隙間と略同一の形状に形成され、かつ同一の位置に配置される。
前方側端面41aは、待機流路31の下流端部にて遊技球が2個待機する状態における一方の遊技球と、待機流路31の下流端部にて遊技球が1個待機する状態におけるその1個の遊技球とによって形成される隙間と略同一に形成され、かつ同一の位置に配置される。例えば、図9及び図10に示す誘導部41Bの前方側端面41aは、図9に示す遊技球40aと図10に示す遊技球40cとによって形成される隙間と略同一に形成され、かつ同一の位置に配置される。
誘導部41がこのように形成されることによって、誘導部41の傾斜面43a,43bのうち一方、例えば、誘導部41Bについては、図8に示すように、傾斜面43bが境界23aを横切って形成される。このように、誘導部41Bの傾斜面43bは、第1回転体23Aと第2回転体23Bとの境界23aから、後続の球保持部30に向かって形成される。これにより、誘導部41Bは、待機流路31の下流端部にて遊技球が1個待機する状態では、第1回転体23Aと第2回転体23Bとの境界23a付近で待機する遊技球を、後続の球保持部30aへと誘導するように作用する。また、待機流路31の下流端部にて遊技球が2個待機する状態では、前方側端面41aは、待機している2個の遊技球に接触しないため、誘導部41Bが遊技球に対して影響を及ぼすことはない。
このように、誘導部41は、待機流路31の下流端部にて遊技球が1個待機する状態では、その待機する遊技球を後続の球保持部30へと誘導するに作用し、待機流路31の下流端部にて遊技球が2個待機する状態では、待機する遊技球に対して影響を及ぼさないように形成されている。
また、頂部42は、回転方向後方側端部42bに向かって高く形成されるため、遊技球は、誘導部41にて誘導される際、傾斜面43a,43bのうち境界23aを横切る一方の傾斜面にスムーズに乗り上げ、後続の球保持部30へと誘導される。
以上で説明した誘導部41について、図6及び図8に示す符号を参照して説明する。
誘導部41Aは、傾斜面43aが境界23aを横切って形成され、遊技球を第1回転体23Aに形成された後続の球保持部30Aへと誘導する。また、誘導部41Bは、傾斜面43bが境界23aを横切って形成され、遊技球を第2回転体23Bに形成された後続の球保持部30aへと誘導する。また、誘導部41Cは、傾斜面43aが境界23aを横切って形成され、遊技球を第1回転体23Aに形成された後続の球保持部30Bへと誘導する。このように、誘導部41は、後続の球保持部30へと遊技球を誘導可能なように、1つ毎に逆向きに配設される。
なお、第1ケース25内には光電センサ37(図4及び図5参照)が配設される。光電センサ37は、凹状に形成され、一方の突部が発光部であり、他方の突部が受光部である。第1回転体23Aには、回転軸22の周りに環状に配置された6つの遮光棒38が配設され、各遮光棒38は、回転体23の回転に伴って順次に光電センサ37の凹部を通過する。
光電センサ37は、回転軸22の鉛直上方に配設され、また、各遮光棒38は、図7に示すように、各誘導部41A〜41Fに対応して配設される。したがって、光電センサ37は、各誘導部41A〜41Fが待機流路31の下流端部に臨んだ状態を検出することができるため、その検出信号を基に、遊技球が球保持部30に収容される直前の状態(図9の状態)で回転体23を止めることができる。これにより、回転体23の停止位置を正確に制御することができ、遊技球が余分に排出することを防止することができる。
次に、主に図9〜図11を参照して、誘導部41の作用について説明する。
まず、図9に示すように、待機流路31の下流端部に2個の遊技球40a,40bが待機する通常の場合について説明する。誘導部41Bは第1回転体23Aと第2回転体23Bとの境界23aに沿って配置されるため、回転体23の回転の際、誘導部41Bの頂部42は、待機する2個の遊技球40aと40bとの間を通過する。したがって、待機する遊技球40a,40bは、誘導部41Bに影響を受けることはなく、第2回転体23Bの周上にて待機する遊技球40bは、次に待機流路31の下流端部に臨む第2回転体23Bの球保持部30aに収容され、第1回転体23Aの周上にて待機する遊技球40aは、その次に待機流路31の下流端部に臨む第1回転体23Aの球保持部30Bに収容される。
このように、誘導部41は、待機流路31の下流端部にて待機する遊技球が2個の場合には、その待機する2個の遊技球に影響を及ぼすことはない。
次に、図10に示すように、待機流路31の下流端部に1個の遊技球40cだけが待機し、その遊技球40cを誘導部41Bにて誘導する場合について説明する。誘導部41Bは、回転方向前方側端部42aが境界23aに対して先行の球保持部30A側へと寄った位置に設けられるため、傾斜面43bは、境界23aを横切り後続の球保持部30aに連通して形成される。したがって、回転体23の回転に伴って、境界23a付近にて待機する遊技球40cは、誘導部41Bの傾斜面43bに乗り上がり、傾斜面43bによって第2回転体23B側へと移動する。そして、図11に示すように、第2回転体23Bの周面上へと導かれ、次に待機流路31の下流端部に臨む第2回転体23Bの球保持部30aに収容される。
このように、誘導部41は、待機流路31の下流端部にて待機する遊技球が1個の場合には、その待機する1個の遊技球を、次に待機流路31の下流端部に臨む球保持部30へと誘導する。
以上に示す実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
待機流路31の下流端部にて待機する遊技球が1個だけの場合でも、その遊技球は、誘導部41によって次に待機流路31に下流端部に臨む球保持部30へと確実に誘導されるため、第1回転体23A及び第2回転体23Bの全ての球保持部30に遊技球が収容される。このように、排出装置20は、遊技球の排出と共に、回転体23に供給される遊技球の整流も行うことができるため、遊技機100に別途整流装置を設ける必要がなく、遊技機100を簡便な構造にすることができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の遊技機は、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る遊技機の背面図である。 排出装置の斜視図である。 排出装置の内部の構成を示す正面図である。 排出装置の分解斜視図である。 排出装置の断面斜視図である。 回転体の斜視図である。 回転体の正面図である。 回転体の側面図である。 待機流路の下流端部にて遊技球が2個待機している状態の図である。 待機流路の下流端部にて遊技球が1個待機している状態の図である。 誘導部の作用を説明する図である。
符号の説明
100 遊技機
3 裏機構盤
11 球貯留ユニット
12 球排出ユニット
13 排出制御装置
14 貯留タンク
15 誘導樋
20 排出装置
21 ケーシング
22 回転軸
23 回転体
23A 第1回転体
23B 第2回転体
23a 境界
24 モータ
25 第1ケース
26 第2ケース
27 第3ケース
28 入口部
30 球保持部
31 待機流路
32 排出流路
41 誘導部
41a 前方側端面
41b 後方側端面
42 頂部
42a 回転方向前方側端部
42b 回転方向後方側端部
43a,43b 傾斜面

Claims (3)

  1. 所定の排出条件の成立に基づき所要数の遊技球を排出する排出装置を備えた遊技機において、
    前記排出装置は、
    同一の回転軸を中心に回転可能な一対の回転体と、
    前記一対の回転体に対して遊技球を2条で供給可能な待機流路と、
    前記一対の回転体のそれぞれの周面に形成され、前記待機流路の下流端部にて待機する遊技球を、当該回転体の回転に伴い1個保持可能な複数の球保持部と、
    前記球保持部に保持され前記回転体の回転により搬送された遊技球が排出される排出流路と、を備え、
    前記一対の回転体は、回転に伴ってそれぞれの前記球保持部が交互に前記待機流路の下流端部に臨むように、互いの前記球保持部が所定の位相差を持って前記回転軸に固定され、
    前記一対の回転体の周面には、前記待機流路の下流端部にて待機する遊技球が1個だけの場合に、その遊技球次に前記待機流路の下流端部に臨む球保持部へと誘導する誘導部が、前記一対の回転体の互いに隣合う前記球保持部の間に当該一対の回転体の境界に沿って隆起して形成され、
    前記誘導部は、
    前記一対の回転体の境界に沿って延びる頂部と、
    前記頂部から前記一対の回転体のそれぞれの周面に向けて傾斜する一対の傾斜面と、を有し、
    前記一対の傾斜面のうち一方は、前記一対の回転体の境界から後続の球保持部に向かって形成され、
    前記頂部は、前記一対の回転体の回転方向に対して所定の角度差を持って延在すると共に、前記頂部における回転方向前方側端部は、前記一対の回転体の境界に対して先行の球保持部側へと寄った位置に設けられることを特徴とする遊技機。
  2. 前記頂部における回転方向後方側端部は前記境界上に設けられることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記頂部は、前記回転方向後方側端部に向かって高く形成されることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
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