JP3749557B2 - パチンコ機の回転入賞装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤に発射される発射球の連続入賞を禁止し、所定時間をおいて入賞させるパチンコ機の回転入賞装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機はマイクロコンピュータの普及に伴い、従来では困難であった制御が容易に実現可能になっている反面、被制御部材の点数が増大する傾向があることから、単位面積当りの部材の高密度化を抑止するだけでなく、電気制御の観点からも、パチンコ機各部の構成の簡素化および省力化が望まれている。
【0003】
たとえばドットマトリクス形式で、複数色が同時表示可能な液晶素子からなる識別情報表示手段をパチンコ機の遊技盤に設け、遊技の進行に応じ、きわめて複雑な表示内容を具現化し、またランプおよびLEDなども含め、視覚を通して、あるいは効果音など聴覚を通した相乗効果にて遊技変化を遊技者に付与する。
【0004】
ところで当業者間で第3種パチンコ遊技機といわれるものがあり、この種のパチンコ機には遊技者にとって有利な権利(以下、「権利」)の発生と消滅とを掌る権利入賞口が遊技盤に設けられ、その入賞の度に「権利」発生と「権利」消滅とのいずれか一方は他方に反転する。
【0005】
すなわち、その時点における権利入賞口への合計入賞球数が、「権利」発生時を含めて奇数である場合、「権利」は発生する一方、偶数の場合には発生している「権利」が消滅する。
【0006】
上述した「権利」は、遊技盤に設けられている権利入賞口とは異なる行使入賞口に入賞した場合に、通常遊技時には閉鎖されて入賞不能な大入賞口が所定時間だけ開放されて入賞可能な状態になる。
【0007】
そこで遊技盤に発射されるパチンコ球(以下、発射球)を開放状態の大入賞口に狙打ちすることによって、「権利」が行使され、遊技者は比較的短時間で集中的な賞品球の増大を図ることができる。
【0008】
その反面「権利」の発生中に上述した制限回数分をすべて行使する以前に、たとえば行使入賞口から外れた発射球が誤って権利入賞口に入賞した場合、発生中の「権利」は行使可能な制限回数を残して消滅する。
【0009】
このような現象は、誤って発射球を権利入賞口に入賞させることがほとんどで、「権利」は遊技者の意志に反して消滅するため、遊技者は上述した賞品球数の増大に対する期待感を消滅させ、遊技意欲の減退につながる。
【0010】
そこで第3種パチンコ遊技用のパチンコ機(以下、第3種パチンコ機)では、権利入賞口および行使入賞口を互いに隔てて配設することにより、制限回数分の「権利」をすべて行使する以前に、発生中の「権利」が権利入賞口への入賞に起因して消滅する可能性を減少させている。
【0011】
詳しくいえば、第1にパチンコ遊技は遊技盤の中央位置を狙打ちすることが一般的であり、第3種パチンコ機では権利入賞口も遊技盤の中央位置に設けられている機種が主流であるため、遊技盤の右側端部に行使入賞口を配置している。
【0012】
すなわち「権利」発生以前では遊技盤の中央位置の権利入賞口(いわゆる役物)を狙打ちしており、また発射球は遊技盤の左側から打ち出されるので、発射球が遊技盤面右側に打ち出されることはなく、遊技盤の左側で遊技される。
【0013】
一方、「権利」が発生すると、発射力を最強に調節して、いわゆる「右打ち」あるいは「ゴム打ち」することで、遊技盤面右側に位置する行使入賞口を狙打ちしており、障害釘の構成上理由から、遊技盤面右側に打ち出された発射球が遊技盤面の中央位置に誘導されることは考え難い。
【0014】
よって発生中の「権利」行使に際し、行使入賞口から外れた発射球が権利入賞口に入賞する確率はきわめて小さく、権利入賞口への入賞に起因して行使完了以前の「権利」が遊技者の意志に反して消滅することは抑止される。
【0015】
ちなみに行使入賞口を遊技盤の左側端部に設けた場合、「権利」行使に際して行使入賞口の狙打ちのため、権利入賞口すなわち遊技盤の中央位置を狙打ちしている発射力を弱めるが、権利入賞口と行使入賞口との配列上理由および障害釘の配列上理由から、行使入賞口から外れた発射球は、権利入賞口に入賞する可能性がきわめて大きい。
【0016】
また第3種パチンコ遊技では、「権利」行使に際し、2つの発射球が一緒に行使入賞口に入賞した場合、「権利」行使中、いいかえれば大入賞口の開放中、複数の発射球が行使入賞口に入賞した場合、1つ分のみの入賞球が有効であって、他の入賞球に対応する「権利」の行使は、有効な入賞球に対する行使と同時に行使されたと見做され、実質的には遊技者の意志に反して無効になる。
【0017】
このような場合、遊技者は無効となった「権利」行使分で得られる賞品球数が減少したように感じ、遊技意欲を減退させるので、行使入賞口を、発射球が入賞してから、所定時間が経過しない限り、つぎの発射球が入賞しない構造の回転入賞装置を特開平6−218099号公報に開示している。
【0018】
特開平6−218099号公報に開示された技術は、発射球を1球のみ受入れる凹所(26)を備える回転盤(25)と、この回転盤を遊技盤(2) に直交する回転軸で所定速度で回転させるモータ(36)と、回転盤の一部で被覆され、回転盤の回転に伴って所定の周期で凹所に連通する行使入賞口(30)と、発射球を回転盤に誘導し、この誘導に基づいて発射球を回転盤に対して当接可能に支持し、この当接球を回転盤の回転に伴って凹所に流入させる流入ガイド(19)とを設けている。
【0019】
上記構成では、凹所内の発射球が流入ガイドにより、回転盤に当接した状態で待機し、この当接球は、回転盤の回転に伴って行使入賞口の開口と凹所とが連通したときに行使入賞口に入賞するので、発射球が凹所内に流入しても、即座に行使入賞口に入賞することはない。
【0020】
すなわち当接球は、凹所が回転盤の回転によって行使入賞口の開口に連通する位置に再度、戻って来るまで、回転盤に当接した状態で待機するので、回転盤の回転速度を1回の「権利」行使に要する時間に基づいて設定すれば、複数の発射球が一緒に行使入賞口に入賞すること、および、「権利」行使中に他の発射球が行使入賞口に入賞することを防止できる。
【0021】
また第3種パチンコ機には、液晶表示素子などからなる識別情報表示手段を遊技盤に設け、この遊技盤に設けた始動口に、発射球が入賞したときに複数種類の識別情報のうちのいずれかを停止表示するようにした機種がある。
【0022】
そして識別情報表示手段に停止表示された識別情報が特定のものである場合、通常遊技時には入賞不能な権利入賞口への入賞を所定時間、たとえば5秒間だけ可能にせしめ、発射球が権利入賞口に入賞した場合に「権利」を発生させる。
【0023】
この種のパチンコ機では、一般的に「権利」の発生が確定した時点で、識別情報表示手段と、これとは別個に設けられている権利発生表示手段とによって、効果音などとともに遊技者に表示される。
【0024】
そして「権利」行使中には、「権利」の行使に伴って変動する遊技情報が権利発生表示手段によって表示される。この遊技情報は、たとえば「権利」の連続行使回数、および、1回当りの「権利」行使に際して大入賞口に入賞した発射球数を主構成とする。
【0025】
また上述した特開平6−218099号公報には、遊技情報を専用の情報表示器(42)によって表示する技術が開示されている。この情報表示器(42)は遊技盤面に沿って下方に延長して形成しているカバー(13)に取り付け、情報表示器と回転入賞装置とが一体形成される。
【0026】
そのため情報表示器に行使入賞口への入賞球数と「権利」との連続行使回数など「権利」の行使に伴って変動する遊技情報を識別情報表示手段と別個に表示できるので、「権利」行使における狙打ちのために回転入賞装置を見る一方、遊技情報の変位を認識するために識別情報表示手段を見ることもなく、回転入賞装置のみを集中して目視しながら「権利」行使できる。
【0027】
また上述した公報の技術において回転入賞装置の外形寸法、とくに回転盤について考えれば、回転盤は遊技盤から前方に突出しており、遊技盤の直交方向の寸法、すなわち回転盤の回転軸方向の寸法の減少が困難になっている。
【0028】
これに対し、実開平6−77787号公報には回転盤の回転軸方向の寸法を減少させた技術が開示されている。
【0029】
この公報に開示された技術は、発射球を1球のみ受入れる凹所(16)を備える回転盤(10)と、この回転盤を遊技盤(2) に直交する回転軸で所定速度で回転させるモータ(14)と、回転盤の一部で被覆され、回転盤の回転に伴って所定の周期で凹所に連通する行使入賞口(15)と、発射球を回転盤に誘導し、この誘導に基づいて発射球を回転盤に対して当接可能に支持し、この当接球を回転盤の回転に伴って凹所に流入させる流入ガイド(29)とを一体に形成している。
【0030】
このように実開平6−77787号公報に開示された技術では、回転盤が遊技盤に埋め込まれている構成なので、上述した2つの公報の技術においてモータおよび遊技盤の厚さ方向の寸法がともに同一であれば、回転入賞装置の奥行寸法は、実開平6−77787号公報の技術を採用した場合、特開平6−218099号公報の技術を採用した場合よりも、遊技盤の厚さ寸法分だけ小さくできる。
【0031】
そこで両公報の技術を採用すれば、回転入賞装置の奥行寸法を減少させつつ、回転入賞装置に情報表示器を一体に設けて、「権利」行使に際して情報表示器のみに視線を集中させながら、第3種パチンコ遊技を進行させることができる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した公報の技術は、情報表示器と回転入賞装置とを一体に形成しているものの、回転入賞装置に、情報表示器を取り付けるためのカバーを遊技盤面に沿って延長して形成しているので、省スペース上の問題が残る。
【0033】
その問題を解決するため、かりに回転盤の表面すなわち遊技盤面とパチンコ機前面のガラス面との間に情報表示器を配置し、情報表示器を回転入賞装置に一体に設けたとしても、上述した両従来例は、流入ガイドが回転軸よりも下側に配置され、流入ガイドおよび凹所が情報表示器、前面の装飾用パネルなどによって被覆され、また情報表示器の上方から覗き込んだとしても、回転軸で視界が遮られるので、凹所に流入する発射球の目視は困難で、遊技の進行に支障を来す。
【0034】
そのため実開平6−77787号公報の技術では、専用の情報表示器を回転入賞装置とは別個に設けるか、識別情報表示手段に遊技情報の表示機能を兼用させているのである。
【0035】
なお上述した専用の情報表示器は、遊技盤上には様々な入賞装置、装飾部材などが集中的に配設されているので、その設置箇所の選定が困難で、また「権利」行使時の視線を集中させ易くするため、障害釘の配列上の問題から鑑みても、情報表示器と回転入賞装置とを隣接させることは、きわめて困難である。
【0036】
専用の情報表示器の設置箇所は、識別情報表示手段の下方に定めている機種が一般的で、また上述したように部材が集中的に配設されていることから、情報表示器の配線も引き回しが困難になることもある。
【0037】
情報表示器の配線は、その引き回し箇所によっては回転盤の回転に伴って、巻き込まれたり、切欠開口の鋭角な箇所で破損ある断線する問題も発生する。
【0038】
そこで本発明は、外形寸法の増大化を防止しつつ、情報表示器の一体形成が可能なパチンコ機の回転入賞装置の提供を目的とするものである。
【0039】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は上記目的を達成するために、円盤形状に形成されている回転盤を有し、該回転盤の周縁部位には遊技盤に発射される発射球を1球のみ受入れ、受入れた発射球の外郭が前記回転盤の周縁から径方向に突出する凹所を穿設し、前記回転盤を前記遊技盤に交差する回転軸を中心として所定速度で回転させるための駆動源を設け、前記回転軸を挿通させる挿通孔を有し、前記回転盤を前記遊技盤に回転可能に収容するために凹状に形成されており、前記回転軸よりも上流側の少なくとも一部の内径が、前記凹所に受入れられる発射球の突出部位を前記回転盤の回転に伴って、その内側壁に対して摺接可能な第1寸法に定められ、前記回転軸よりも下流側の少なくとも一部の内径が、前記第1寸法よりも小さく、かつ、前記回転盤の周縁部位を前記内側壁に対して摺接する寸法よりも大きな第2寸法に定められている収容凹部を設け、発射球を前記遊技盤から前記回転軸よりも上流に位置する部位に対して当接可能に誘導するとともに、前記回転盤に当接する発射球を前記回転盤の回転に伴い、前記収容凹部の前記第1寸法の部位から前記凹所に流入させるための流入ガイドを前記回転軸よりも上流に配置し、前記収容凹部の前記第1寸法の範囲には、前記回転盤の一部によって被覆され、前記回転盤の回転に伴って前記速度に応じた周期で前記凹所に連通し、該連通時には前記転動される発射球を前記凹所から入賞させる行使入賞口を形成し、前記流入ガイドの下方で前記回転盤の前面位置には、パチンコ遊技の進行に伴って変化する遊技情報を目視可能に表示するための情報表示器を配置し、該情報表示器に接続されている信号線と前記回転盤とを分別するための仕切板を前記回転軸よりも下流に配置し、さらに前記情報表示器、回転盤、収容凹部、駆動源および流入ガイドを一体に形成している。
【0040】
上記構成により、凹所は、発射球が凹所の開口から突出、すなわち発射球径寸法よりも小さい深さ寸法に定められるので、回転盤の直径寸法の増大を抑止でき、また回転盤が遊技盤から前面側に突出しない構成であるため、回転盤の回転軸の方向への寸法の増大を抑止するため、遊技盤面に沿う方向と、直交する方向とにおいて装置全体の設置空間が増大することを抑止する。
【0041】
さらには発射球が流入ガイドによって回転盤の凹所に流入した場合、流入ガイドは回転軸よりも上流に配置されているので、情報表示器を前記回転盤の前面側に取り付けても、流入ガイドを経て凹所に流入する過程が回転軸および情報表示器によって視覚的に遮られることはない。
【0042】
また情報表示器の配線は仕切板を境界として回転盤から分別されるので、回転盤の回転に伴って配線が巻き込まれたり、切欠の開口で破損あるいは断線を確実に防止する。
【0043】
また特に、前記回転軸よりも上流側の少なくとも一部の内径が、前記凹所に受入れられる発射球の突出部位を前記回転盤の回転に伴って、その内側壁に対して摺接可能な第1寸法に定められ、前記回転軸よりも下流側の少なくとも一部の内径が、前記第1寸法よりも小さく、かつ、前記回転盤の周縁部位を前記内側壁に対して摺接する寸法よりも大きな第2寸法に定められている収容凹部を設け、発射球を前記遊技盤から前記回転軸よりも上流に位置する部位に対して当接可能に誘導するとともに、前記回転盤に当接する発射球を前記回転盤の回転に伴い、前記収容凹部の前記第1寸法の部位から前記凹所に流入させるための流入ガイドを前記回転軸よりも上流に配置し、前記収容凹部の前記第1寸法の範囲には、前記回転盤の一部によって被覆され、前記回転盤の回転に伴って前記速度に応じた周期で前記凹所に連通し、該連通時には前記転動される発射球を前記凹所から入賞させる行使入賞口を形成している構成では、収容凹部の第2寸法の部位は第1寸法の部位よりも小径に設定できるので、差寸法の部位に情報表示器の配線を引き回すことができ、装置全体の設置空間の増大を抑止できる。
【0044】
【実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基いて説明する。図1は本発明のパチンコ機の回転入賞装置(以下、回転入賞装置という)で、回転入賞装置1は図2に示した遊技盤2に設けられ、第3種パチンコ遊技に使用される。
【0045】
遊技盤2には回転入賞装置1のほか、通常入賞口3、可変入賞球装置4、電動役物5および図柄表示装置6が設けられている。
【0046】
可変入賞球装置4および電動役物5は周知のように、図1に示す発射球7が図2に示すように入賞し易い第1状態と、発射球7が入賞しない第2状態(図示省略)とに変化し得る構造を、図示を省略した駆動源によって備えている。
【0047】
本実施の形態において、可変入賞球装置4はいわゆるアタッカータイプと呼ばれる形式で、開閉板8によって第1および第2状態に変化される一方、電動役物5は図2中、左右方向に開閉する一対の可動片9,9によって第1および第2状態に変化される。
【0048】
なお図2において可変入賞球装置4および電動役物5は、いずれも第1状態を示しており、可変入賞球装置4では開閉板8が、その下側端を中心として手前に倒れることで、発射球7を内方に誘導する。
【0049】
他方、電動役物5では可動片9,9がともに外側へ向けて開放し、発射球7を両可動片9,9間から内方に誘導するようになっており、この電動役物5内には図2に破線で示す権利入賞口10が備えられている。
【0050】
回転入賞装置1は図3に示すように円盤状に形成されている回転盤11、回転盤11を収容するための収容枠体12、収容枠体12を前側から被覆するためのカバー枠体13、後述する行使入賞口を包含する連通枠体14、回転盤11を回転駆動させるためのモータ(図4参照)15、および、遊技情報を目視可能に表示するための情報表示器16、を主構成としている。
【0051】
回転盤11は半円形断面に形成され、外周部位には凹所としての切欠17が回転盤11の周縁部位に設けられており、中心位置には後述する挿通孔18が貫通して設けられ、本実施の形態における回転盤の直径寸法は28mmに定められている。
【0052】
また切欠17は発射球7を1球分だけ受入れるもので、図3および図4中に1点鎖線によって示されている回転軸Lに直交する方向の断面形状が、弧状に切り欠かれ、その直径寸法は発射球7径寸法(約11mm)よりも大径寸法、本実施の形態では遊技盤2面に沿う側端で12mmの円形の一部に形成されている。
【0053】
さらに回転盤11は図4に示す組立済の状態で、回転軸Lに沿う切欠17の断面形状が、情報表示器16側からモータ15側にかけて下位に傾斜される底面を形成している結果、切欠17の内側面は情報表示器16側からモータ15側にかけて、本実施の形態では12mmから15mmまで、漸次増大するようになっている。
【0054】
また切欠17内側面の深さ寸法は、本実施の形態では図4において、情報表示器16寄りの側端では7mm、モータ15寄りの端面では10mmに定められているので、発射球7が切欠17に収容されると、図1および図5に示すように発射球7の外郭の一部が回転盤11の周縁から径方向に突出する。
【0055】
なお回転盤11の挿通孔18の内径寸法は、本実施の形態において5.1mmに定められ、モータ15寄りの開口近傍では断面半月形状(図示せず)に形成され、挿通孔18には図3に示すモータ15の駆動軸19が嵌合軸20を介して嵌合される。
【0056】
嵌合軸20の先端断面形状は、挿通孔18の断面形状に対応させて半月形状に形成され、挿通孔18に係合する嵌合軸20頭部の直径寸法は、本実施の形態において5mm程度に定められ、頭部にはビス孔21が刻み込まれ、回転盤11は嵌合軸20先端に係合され、さらにビス(図示省略)止めされる。
【0057】
また嵌合軸20の基端には断面半月形状の嵌合孔(図示省略)が穿設され、この嵌合孔は図3に示すモータ15の駆動軸19の先端に嵌合軸20を嵌合させるもので、駆動軸19は先端断面形状を上記嵌合孔に対応する半月形状に形成している。
【0058】
そして駆動軸19はベース盤22を介して嵌合軸20の上記嵌合孔に嵌合させて設け、嵌合軸20の先端は連通枠体14を介して挿通孔18に嵌合させて設けており、回転盤11はモータ15の駆動動作に伴い、遊技盤2に直交する回転軸Lを中心として、におよそ30秒間に1周する程度の速度で常時回転される。
【0059】
連通枠体14およびベース盤22には、嵌合軸20すなわち回転軸Lを挿通させるための挿通孔23,24がそれぞれ穿設されており、回転入賞装置1を組立てるときに、回転盤11、嵌合軸20および駆動軸19を同軸に係合させる。
【0060】
その際、嵌合軸20の嵌合孔と駆動軸19との係合状態はビス25で固定される一方、モータ15は両側に配設されている一対の耳状部26,26を通して、連通枠体14にビス(図示省略)止めされる。
【0061】
さらにベース盤22はモータ15および連通枠体14間に、耳状部26,26のビス止めで挟持されるため、回転盤11、モータ15、連通枠体14およびベース盤22は一体に形成され、これら15,14,22には(回転盤11を除く)相互を位置決めするため、互いに係合する位置決ボスと位置決孔とが設けられている(ともに図示省略)。
【0062】
この組立時には行使入賞口27の開口が回転軸Lよりも上流位置において、回転盤11の一部で被覆され、かつ、回転盤11の回転動作に伴い、切欠17は図4ないし図8に示すように行使入賞口27の開口に連通し、このような被覆状態と連通状態とを上述したおよそ30秒間の周期で、交互に繰り返すように回転軸Lは配置されている。
【0063】
その行使入賞口27の開口形状は長孔で、図1からわかるように回転軸Lを中心として湾曲し、長径寸法は回転盤11の切欠17の開口内径寸法よりも大きく、短径寸法は発射球7径よりもわずかに大きく定められている。
【0064】
なお回転盤11は、挿通孔18の内壁と切欠17との肉厚寸法がおよそ1mmないし2mmに定められ、回転盤11の半径寸法(14mm)から挿通孔18の半径寸法(2.55mm)および肉厚寸法(1〜2mm)を除くと、その値は10.45ないし9.45であって、発射球7径寸法の11mmよりも小さく定められている。
【0065】
さらに切欠17の開口部位および底面は情報表示器16側からモータ15側にかけて下位になるテーパ加工が施されているため、本実施の形態において発射球7が切欠17に収容されているとき、回転盤11の外形から突出する寸法は上記テーパのため、回転盤17の情報表示器16寄りの側端で2.8mm、モータ15寄りの側端で3.8mmになり、その値は切欠17内における発射球7の配置に依存する。
【0066】
連通枠体14は行使入賞口27を形成するために中空に形成され、図示を省略した上記底板に流出口(図示省略)が形成されている。この連通枠体14には連通枠体14の前面に位置する前板28に行使入賞口27の開口が形成されている。
【0067】
そして行使入賞口27を通過する発射球7の検出のために周知の近接センサ29が行使入賞口27に設けられている。近接センサ29は発射球7の通過に基づく、遮光有無、接点の開閉成、および、磁界の変位などの手段のいずれかで検出する。
【0068】
近接センサ29は、先端側が連通枠体14の下方に形成されている収容リブ(図4参照)30に係合し、基端側はベース盤22の下方に形成されている収容枠31に係合する。
【0069】
収容リブ30と収容枠31とは、その組立時に連通して近接センサ29の収容空間を図4に示すように形成する。
【0070】
図4中、収容枠31に連続して形成されている係止片32は近接センサ29の収容時において、先端に突設されている係止爪33を近接センサ29の側端に係止させ、近接センサ29が収容リブ30および収容枠31から脱落することを抑止する。
【0071】
なお近接センサ29は係止片32の基端を中心にして、先端の係止爪33を図4中、時計方向に回動させることによって着脱可能に設けられる。
【0072】
連通枠体14の前板28下方には、仕切板34が片持ち梁状に情報表示器16側に突出して設けられ、後述する収容枠体12に仕切板34の先端側から係合するようになっている。
【0073】
仕切板34は情報表示器16に接続されている複数の信号線35を、収容枠体12内で回転盤11から分別するためのものである(図3および図4参照)。
【0074】
収容枠体12はカバー枠体13と連通枠体14との間に配置され、回転盤11を収容するために連通枠体14側に突設されたリブからなる収容凹部36と、収容凹部36に連続する分別凹部37とを形成している。
【0075】
また収容枠体12には連通枠体14側に突出する取付リブ38と、収容枠体12側に突出する取付リブ39とが設けられ、収容枠体12と連通枠体14とは取付リブ38へのビス(図示省略)止めで一体に形成され、収容枠体12とカバー枠体13とは取付リブ39へのビス(図示省略)止めで一体に形成される。
【0076】
収容枠体12と連通枠体14とを一体に形成することにより、収容凹部36は、収容凹部36の一部として前板28を構成要素とし、前板28が底板として概略円形凹状に形成されると同時に、収容凹部36および分別凹部37間は仕切板34によって分離され、信号線35は仕切板34および分別凹部37間に収容される。
【0077】
なお収容枠体12および連通枠体14間、収容枠体12およびカバー枠体13間には、相互を位置決めするため、互いに係合する位置決ボスと位置決孔とが設けられている(ともに図示省略)。
【0078】
また収容枠体12、カバー枠体13および連通枠体14を一体に形成するために、カバー枠体13には上記ビスを挿通させるための挿通孔40が設けられ、連通枠体14には上記ビスを挿通させるための挿通孔(図3参照)41が形成されている。
【0079】
収容凹部36には、回転軸Lを中心として図5ないし図8中、回転軸Lを挟んで一対の段部42,42が同図中、ほぼ左右位置に配置され、右側段部42は水平位置よりも下方に配置されている。
【0080】
そのため収容凹部36の内径寸法は、段部42,42を境界として上側よりも下側、すなわち回転軸Lよりも下流側の一部では上流側の一部よりも小さく、かつ、回転盤11の周縁部位を内側壁に対して摺接可能な寸法よりも大きく形成される。
【0081】
収容凹部36の回転軸Lを中心とする半径寸法を詳しくいえば、段部42,42を境界として図5ないし図8中、上側では第1寸法として18mm、同図中、下側では第2寸法(<第1寸法)として14.5mmに定められ、行使入賞口27は第1寸法の範囲に配置されている。
【0082】
なお収容凹部36における第1寸法の部位は以下、大径部という一方、第2寸法の部位は以下、小径部ということにする。
【0083】
また上述したように回転盤11は半径寸法が14mmであり、さらに切欠17に収容される発射球7は、上記テーパ加工を鑑みて外郭を切欠17から2.8mmないし3.8mm突出させるが、大径部の半径寸法は、発射球7の切欠17からの突出部位の寸法と回転盤11の半径寸法との和よりも小さく定められている。
【0084】
そして図6に示すように切欠17に収容された発射球の重心が鉛直方向から外れると、発射球は重力によって収容凹部36から脱落しようとするが、収容凹部36の内側壁に当接して脱落は防止される。
【0085】
このとき回転盤11の回転は継続しているので、発射球は収容凹部36の内側壁および切欠17間で保持されながら、収容凹部36の内側壁に摺接されつつ、大径部の範囲で転動する。
【0086】
やがて回転盤11の回転に伴って切欠17が行使入賞口27に連通したとき、上述した重心の外れと重力とにより、発射球は切欠17から行使入賞口27に入賞し、発射球が小径部の範囲で切欠17に収容されることはない(図7ないし図8参照)。
【0087】
なお本実施の形態では第1寸法と第2寸法との差が3.5mmあり、仕切板34の下方に信号線35の配線のため、信号線35の外径寸法(1mmないし1.5mm程度)よりも充分に大きく引き回しのための空間を設けているが、上述した差寸法の範囲内に情報表示器16の信号線35を収容することは、その外径寸法から鑑みて、きわめて容易であり、仕切板34は信号線35と回転盤11とを確実に分離する。
【0088】
これにより信号線35の引き回しが困難になることはなく、切欠17の開口縁が信号線35に引っ掛かること、延いては開口縁による信号線35の破損あるいは断線を招くこともない。
【0089】
さらに収容枠体12にはビス(図示省略)止め用の挿通孔43が穿設され、遊技盤2に穿設された収容孔(図4参照)44に収容枠体12を係合させた状態で、遊技盤2に収容枠体12を固定できる。
【0090】
そのとき回転盤11と遊技盤2面とは図4に示すように同一平面上に配置され、遊技盤2に収容枠体12を固定した状態で、収容孔44には収容枠体12の下方に信号線35のために空隙が形成される。
【0091】
つぎにカバー枠体13についてを説明する。カバー枠体13には情報表示器16、レンズ45および流入ガイド46が設けられ、カバー枠体13の表面にはいわゆるダイヤカットが施された透光性を有する合成樹脂製のカバー板47が貼付されている。
【0092】
情報表示器16は図3に示す表示素子48と基板49とを主構成とし、表示素子48は図3からわかるように、いわゆるドット付のセブンセグメントLEDで構成され、基板上に実装されている。
【0093】
表示素子48はいわゆるドット付のセブンセグメントLEDで構成されており、「権利」の行使に伴って変動する遊技情報を10進・1桁で目視可能に発光表示する。
【0094】
またカバー枠体13は、情報表示器16の全体を位置決めし、かつ、固定するために、複数の収容リブ50が図4中、モータ15側に突出して設けられ、情報表示器16は各収容リブ50間に支持された状態でビス(図示省略)止めされ、表示素子48の表示面がレンズ45の裏面に対向させた状態で収容される。
【0095】
基板49には位置決のための位置決孔51が穿設され、位置決孔51は図4中、上位置の収容リブ50の先端に突出されている位置決突起52に係合し、下位置の収容リブ50にビス(図示省略)止めされることでカバー枠体13に取り付けられる。
【0096】
本実施の形態では「権利」行使連続回数を第1回から第16回にわたって、「権利」の行使開始時に目視可能に表示する一方、「権利」の行使中には可変入賞球装置4への入賞球数を目視可能に表示する。
【0097】
なお表示素子48は、行使連続回数が9回までの場合には上記ドットを消灯させ、行使連続回数が9回を越えた場合には上記ドットを点灯させる。
【0098】
また情報表示器16を表示するための電気回路の図示は省略され、この電気回路および表示素子48間は信号線35を通し、コネクタ53を介して制御用の基板(図示省略)に電気的に接続されており、ドライブされた情報表示器16の表示内容はレンズ45を通し、さらにカバー板47を通して発光表示されることになる。
【0099】
さらに上記制御用の基板にはモータ15のドライブ回路(図示省略)、および、近接センサ29の検出回路(図示省略)が実装されており、それぞれ信号線54,54を通し、コネクタ55,55によって一旦、図3に示す中継基板56を介在させて上記制御用の基板に電気的に接続されている。
【0100】
中継基板56はモータ15の背面に電気的な絶縁性を有する絶縁板57を介在させて設けられ、ベース盤22に突設されている取付ボス58にビス(図示省略)止めすることで、中継基板56をベース盤22に一体に取付けると同時に、モータ15を支持している。
【0101】
流入ガイド46は収容凹部36の第1寸法の部位から切欠17に流入させるためのもので、情報表示器16の直上すなわち図1および図4中、カバー枠体13の最上位置でモータ15側に、断面「コ」の字形状に突出するように配設されている。
【0102】
そして流入ガイド46は、対向する側片間が立設するように、また両側片間が発射球径よりもわずかに広い寸法に定められ、さらに底面は平面状に形成されるとともに、回動盤11側が下位になるように傾斜されている。
【0103】
また流入ガイド46の底面は、回動盤11の回転に伴って切欠17が最上位位置を取るとき、その最下流に位置する側端片が切欠17の断面半円形状の底部において接線になるように配置されている。
【0104】
すなわち発射球が遊技盤2から流入ガイド46上に流下すると、流入ガイド46は、その傾斜によって発射球を回動盤11の方向に流下させ、切欠17が最上位位置にない場合には、回転盤11の回転軸Lよりも上流に位置する部位に対し、1球のみ当接可能に誘導する(図1参照)。
【0105】
ここで発射球は流入ガイド46上で回転盤11の表面に摺動されながら待機し、後続の発射球が流入ガイド46上に誘導されることを、この待機球自身によって排除する。
【0106】
回転盤11の回転に伴って切欠17が最上位位置に到達したとき、発射球は上述した切欠17および流入ガイド46の傾斜によって、発射球を切欠17の内方に誘導することができる。
【0107】
このように構成された回転入賞装置1の構成部材、すなわち回転盤11、収容枠体12、カバー枠体13、連通枠体14、モータ15、ベース盤22、および情報表示器16を組立てるには、まず情報表示器16を位置決孔51および位置決突起52の係合に基づいて、位置決めしたのちに挿通孔40に挿通させた上記ビスで取付リブ50に上述したようにビス止めすることにより、情報表示器16とカバー枠体13とが一体に形成される。
【0108】
つづいてコネクタ53を収容凹部36に挿通し、分別凹部37に信号線35をまとめて収容した状態でカバー枠体13と収容枠体12とを位置決めしてビス止めする。これによりカバー枠体13、収容枠体12および情報表示器16が一体に形成される。
【0109】
そののち駆動軸19には挿通孔23,24に挿通させている嵌合軸20の基端を係合してビス止めし、さらに中継基板56を絶縁板57にビス止めしつつ、取付ボス58にビス止めする。
【0110】
ついでモータ15の耳状部26,26でベース盤22を連通枠体14によって挟持して上述したようにビス止めするが、このとき嵌合軸20は先端を挿通孔23から突出させており、また近接センサ29を収容リブ30および収容枠31に係合させつつ、近接センサ29のコネクタ55を収容枠31に挿通させておく。
【0111】
そして信号線54を収容枠31の反対側に挿通させ、近接センサ29およびモータ15の各コネクタ55,55を中継基板56に接続し、中継基板56と上記制御用の基板とを接続する。
【0112】
ついで挿通孔23から突出している嵌合軸20の先端に回転盤11を係合させ、ビス孔21によって回転盤11をビス止めする。
【0113】
これにより回転盤11、連通枠体14、モータ15、ベース盤22、中継基板56および絶縁板57が一体に形成され、さらに連通枠体14と収容枠体12とを位置決めして、挿通孔41に挿通させた上記ビスで、取付リブ38にビス止めすることによって、回転入賞装置1が一体に形成される。
【0114】
上記構成の装置を遊技盤2に取り付けるには、回転入賞装置1を絶縁板57側をパチンコ機前面(図4中、右)側から収容孔44に挿通させて位置決めしたのち、挿通孔43に上記ビスを挿通させて遊技盤2に回転入賞装置1をビス止めする。
【0115】
ここで回転盤11は図4からわかるように、遊技盤2面とほぼ同一平面を形成しており、遊技盤2から突出しない構成であるため、回転盤11の回転軸Lの方向への寸法の増大を回転盤11の厚み分だけ抑止して、設置空間が遊技盤2面に直交する方向に増大することを抑止する。
【0116】
これにより情報表示器16を回転盤11の前面側に取り付けることができるため、遊技盤2面に沿う方向において設置空間の増大を情報表示器16について抑止すると同時に、情報表示器16と入賞装置とが別個に配置されることを回転入賞装置1全体について防止することができる。
【0117】
しかも流入ガイド46は回転軸Lよりも上流に配置されているので、情報表示器16を回転盤11の前面側に取り付けても、発射球7が流入ガイド46によって収容凹部36の第1寸法の部位から回転盤11の切欠17に流入した場合に、流入ガイド46を経て切欠17に流入する過程が、回転軸Lおよび情報表示器16によって視覚的に遮られることはない。
【0118】
したがって「権利」発生時には情報表示器16によって遊技情報を目視で認識しながら、回転入賞装置1を狙打ちした発射球の入賞過程を視線で追うことが容易にできるため、意識を「権利」の行使に集中させることができ、遊技意欲の減退を抑止することができる。
【0119】
さらに切欠17は、発射球7が切欠17の開口から突出、すなわち発射球7径寸法よりも小さい深さ寸法に定められるので、回転盤11の直径寸法の増大を抑止し、収容凹部36の第2寸法の部位は第1寸法の部位よりも小径に設定できる。
【0120】
そのため情報表示器16の配線を第1寸法および第2寸法の差の部位に引き回すことができるので、回転入賞装置1に情報表示器16を一体に設けた場合でも、配線の引き回しに起因して外形寸法が増大することを抑止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の回転入賞装置を設けているパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
【図3】図1の回転入賞装置の構成を示す斜視図である。
【図4】図2の回転入賞装置を設けたパチンコ機の遊技盤の側面図である。
【図5】図4の回転入賞装置の発射球を受入れる状態を示す正面図である。
【図6】図5とは異なる状態の回転入賞装置の発射球を受入れる状態を示す正面図である。
【図7】図6とは異なる状態の回転入賞装置の発射球を受入れる状態を示す正面図である。
【図8】図7とは異なる状態の回転入賞装置の発射球を受入れる状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 回転入賞装置
2 遊技盤
7 発射球
11 回転盤
15 モータ
16 情報表示器
17 切欠
23,24 挿通孔
27 行使入賞口
34 仕切板
36 収容凹部
46 流入ガイド
L 回転軸
Claims (3)
- 円盤形状に形成されている回転盤を有し、
該回転盤の周縁部位には遊技盤に発射される発射球を1球のみ受入れ、受入れた発射球の外郭が前記回転盤の周縁から径方向に突出する凹所を穿設し、
前記回転盤を前記遊技盤に交差する回転軸を中心として所定速度で回転させるための駆動源を設け、
前記回転軸を挿通させる挿通孔を有し、前記回転盤を前記遊技盤に回転可能に収容するために凹状に形成されており、前記回転軸よりも上流側の少なくとも一部の内径が、前記凹所に受入れられる発射球の突出部位を前記回転盤の回転に伴って、その内側壁に対して摺接可能な第1寸法に定められ、前記回転軸よりも下流側の少なくとも一部の内径が、前記第1寸法よりも小さく、かつ、前記回転盤の周縁部位を前記内側壁に対して摺接する寸法よりも大きな第2寸法に定められている収容凹部を設け、
発射球を前記遊技盤から前記回転軸よりも上流に位置する部位に対して当接可能に誘導するとともに、前記回転盤に当接する発射球を前記回転盤の回転に伴い、前記収容凹部の前記第1寸法の部位から前記凹所に流入させるための流入ガイドを前記回転軸よりも上流に配置し、
前記収容凹部の前記第1寸法の範囲には、前記回転盤の一部によって被覆され、前記回転盤の回転に伴って前記速度に応じた周期で前記凹所に連通し、該連通時には前記転動される発射球を前記凹所から入賞させる行使入賞口を形成し、
前記流入ガイドの下方で前記回転盤の前面位置には、パチンコ遊技の進行に伴って変化する遊技情報を目視可能に表示するための情報表示器を配置し、
該情報表示器に接続されている信号線と前記回転盤とを分別するための仕切板を前記回転軸よりも下流に配置し、
さらに前記情報表示器、回転盤、収容凹部、駆動源および流入ガイドを一体に形成していることを特徴とするパチンコ機の回転入賞装置。 - 所定の「権利」条件が満足されたときに遊技者に有利な「権利」が発生し、該「権利」発生中に発射球が行使入賞口に入賞したときに「権利」行使可能になり、
該「権利」の行使に伴って変動する遊技情報が情報表示器に表示されることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の回転入賞装置。 - 通常時には入賞不能で、所定の入賞条件が満足されたときに所定時間だけ入賞可能になり、該入賞に基づいて「権利」発生と「権利」消滅とのいずれか一方から他方に反転する権利入賞口を遊技盤に設け、
前記「権利」の発生中、行使入賞口への入賞に基づき、通常時に入賞不能な大入賞口が所定時間だけ入賞可能になる可変入賞球装置を前記遊技盤に設けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機の回転入賞装置。
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