JP4783315B2 - 光触媒分散体 - Google Patents

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Description

本発明は、光触媒活性を示す塗膜の形成に有用な光触媒分散体に関する。
半導体に光を照射すると強い還元作用を持つ電子と強い酸化作用を持つ正孔が生成し、半導体に接触した分子種を酸化還元作用により分解する。このような作用を光触媒作用と呼び、この光触媒作用を利用することによって水や大気中の有機物等の分解・無害化を行なうことができる。したがって、光触媒作用を示す物質すなわち光触媒は、近年、例えば、水処理、脱臭、排ガス処理、大気浄化、土壌処理、抗菌・抗カビ、防汚・防曇など、様々な用途に普及し始めている。
光触媒作用を示す物質すなわち光触媒としては、例えば酸化チタン粉末が最も汎用的であり、実用化もなされている。
ところで、酸化チタン粉末等の光触媒を実用化するに際しては、酸化チタン粉末等の光触媒を基材等に固定化する必要があり、その手法の1つとして、光触媒を液状媒体に分散させ、分散体の状態で基材等に塗布する方法がある。
光触媒の分散体は、酸性領域のpHを示すもの、中性領域のpHを示すもの、アルカリ性領域のpHを示すもの、に大別され、通常は用途等に応じて使いわけられている。例えば、基材に対する腐食性や人体への危険性が問題になる場合などには、酸性やアルカリ性ではなく中性領域のpHを有する分散体が望ましいと考えられている。しかし、中性領域においては光触媒粒子が分散し難いという欠点があり、分散安定性が悪くなる結果、安定して塗膜を形成できない恐れがあった。
そこで、従来、中性領域のpHを有する分散体において良好な分散安定性を確保するために、分散安定剤としてリン酸アンモニウム塩を含有させるという工夫がなされてきた。リン酸アンモニウム塩を含有する光触媒分散体としては、例えば、光触媒、重合性ケイ素化合物、リン酸アンモニウムおよび分散媒を含み、リン酸アンモニウムの含有量が重量比でリン酸アンモニウム/重合性ケイ素化合物=1/30〜1/8の範囲にある塗料(特許文献1参照)や、リン酸化合物バインダーおよび平均粒径1〜300nmの酸化物粒子を配合してなるコーティング材料(特許文献2参照)が提案されている。
特開2005−54139号公報 特開2003−231827号公報
しかしながら、光触媒分散体にリン酸アンモニウム塩や重合性ケイ素化合物を過剰に加えた場合には光触媒活性が低下する傾向があり、特許文献1や特許文献2で開示された分散体も用途によっては光触媒活性が不充分である場合があった。したがって、中性領域における分散安定性も確保しながら、高い光触媒活性を発揮する塗膜を形成することもできる光触媒分散体が求められていた。
そこで、本発明の課題は、可視光線の照射によって高い光触媒活性を示す塗膜を中性領域において容易に形成することができる光触媒分散体を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、分散安定剤として適量のリン酸アンモニウム塩を含有させることで中性領域においても安定した塗膜形成を可能にするとともに、従来バインダーとして含有させることの多かった重合性ケイ素化合物を全く含有させないか、又は含有させる場合であっても従来よりも少ない含有量(光触媒とリン酸アンモニウム塩の両方に対して少ない量)とすることにより、前記課題を一挙に解決しうることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の構成からなる。
(1)光触媒および水系溶媒を含む分散体であって、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し5重量部未満の割合で含有し、かつ、重合性ケイ素化合物を含有しないか又は光触媒100重量部に対し7.5重量部以下の割合で含有するとともに、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)の値が5以下であり、pHが5〜9である、ことを特徴とする光触媒分散体。
(2)光触媒が酸化チタンである、前記(1)の光触媒分散体。
(3)光触媒が蛍光灯による光照射に対して光触媒活性を示すものである、前記(1)または(2)に記載の光触媒分散体。
(4)リン酸アンモニウム塩が、リン酸二水素アンモニウムおよびリン酸水素二アンモニウムのいずれか一方または両方である、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の光触媒分散体。
本発明の光触媒分散体によれば、可視光線の照射によって高い光触媒活性を示す塗膜を中性領域において容易に形成することができる、という効果がある。すなわち、本発明の光触媒分散体は、例えば繊維材料、建築材料、自動車材料等の各種材料に光触媒体を塗布することを容易にし、これらの材料に高い光触媒活性を付与することを可能とするのである。本発明の光触媒分散体により光触媒活性が付与された各種材料は、大気中のNOxを分解したり、居住空間や作業空間での悪臭物質(例えば、煙草臭)を分解したり、細菌(例えば、放射菌)、藻類、黴類等の増殖を抑制したりすることができる。
本発明の光触媒分散体は、光触媒および水系溶媒を含むものである。
本発明における光触媒は、光触媒活性を示す成分を含む粉末であればよく、例えば、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Tc、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Bi、La、Ceのような金属元素の1種または2種以上の酸化物、窒化物、硫化物、酸窒化物、酸硫化物、窒弗化物、酸弗化物、酸窒弗化物などを成分とする粉末が挙げられる。これらの中でも特に、本発明における光触媒としては酸化チタンが好ましい。さらに詳しくは、酸化チタンにはアナターゼ型とルチル型とがあるが、光触媒活性の点ではアナターゼ型酸化チタンが好ましい。アナターゼ型酸化チタンの場合、そのアナターゼ化率は40%以上であるのが好ましく、より好ましくは60%以上、さらに好ましくは80%以上であるのがよい。なお、このときのアナターゼ化率は、X線回折法により回折スペクトルを測定し、このスペクトルにある酸化チタンの最強干渉線(面指数101)のピーク面積を求めることにより算出することができる。
光触媒として用いられる酸化チタンは、例えば、チタン化合物と塩基とを反応させ、生成物にアンモニアを添加して熟成した後、固液分離し、次いで固形分を焼成する方法(以下、この方法を「酸化チタン調製方法A」と称することもある)などで調製することができる。以下、この酸化チタン調製方法Aについて述べるが、本発明における光触媒は、勿論この調製方法によって得られたものに限定されるわけではない。
酸化チタン調製方法Aにおいては、チタン化合物として、例えば、三塩化チタン〔TiCl3〕、四塩化チタン〔TiCl4〕、硫酸チタン〔Ti(SO42・mH2O、0≦m≦20〕、オキシ硫酸チタン〔TiOSO4・nH2O、0≦n≦20〕、オキシ塩化チタン〔TiOCl2〕等を用い、チタン化合物と反応させる塩基として、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、アンモニア、ヒドラジン、ヒドロキシルアミン、モノエタノールアミン、非環式アミン化合物、環式脂肪族アミン化合物等を用いることができる。
酸化チタン調製方法Aにおいて、チタン化合物と塩基との反応は、pH2以上、好ましくはpH3以上であり、pH7以下、好ましくはpH5以下の範囲で行うのがよい。チタン化合物と塩基との反応の温度は、通常90℃以下、好ましくは70℃以下、より好ましくは55℃以下とするのがよい。また、チタン化合物と塩基との反応は、過酸化水素水存在下で行うこともできる。
酸化チタン調製方法Aにおいて、チタン化合物と塩基との反応で得られた生成物にアンモニアを添加して熟成するに際し、添加するアンモニアの量は、前記反応の際に用いた塩基の量をも加えた合計量が、水存在下でチタン化合物を水酸化チタンに変えるのに必要となる塩基の化学量論量を超えることとなるよう設定することが好ましい。具体的には、前記化学量論量を基準に1.1倍以上が好ましく、より好ましくは1.5倍以上がよい。なお、このときの上限は、塩基の量があまりに多くても量に見合った効果は得られず経済的に不利になるだけなので、前記化学量論量を基準に20倍以下が好ましく、より好ましくは10倍以下がよい。
酸化チタン調製方法Aにおいて、アンモニアを添加して熟成する際の温度は、例えば、0℃以上、好ましくは10℃以上であり、110℃以下、好ましくは80℃以下、より好ましくは55℃以下であり、熟成する時間は、1分間〜10時間、好ましくは10分間〜2時間であるのがよい。熟成は、攪拌しながら保持する方法で行うことができる。
酸化チタン調製方法Aにおいて、熟成された生成物の固液分離は、例えば、加圧濾過、減圧濾過、遠心分離、デカンテーションなどで行うことができる。また、固液分離では、得られた固形分を洗浄する操作をあわせて行うことが好ましい。
酸化チタン調製方法Aにおいて、固液分離された固形分または任意の洗浄を行った固形分の焼成は、例えば、気流焼成炉、トンネル炉、回転炉などの装置を用いて、通常300℃以上、好ましくは350℃以上であり、600℃以下、好ましくは500℃以下、より好ましくは400℃以下である範囲内の温度で行うことができる。焼成時間は、焼成温度や焼成装置等に応じて決定すればよく、一義的ではないが、通常10分間〜30時間、好ましくは30分間〜5時間とするのがよい。
酸化チタン調製方法Aにおいては、焼成して得られた酸化チタンに、必要に応じて、タングステン酸化物、ニオブ酸化物、鉄酸化物、ニッケル酸化物のような固体酸性を示す化合物や、ランタン酸化物、セリウム酸化物のような固体塩基性を示す化合物や、インジウム酸化物、ビスマス酸化物のような可視光線を吸収する金属化合物等を担持させてもよい。
本発明における光触媒は、蛍光灯による光照射に対して光触媒活性を示すものであることが好ましい。詳しくは、波長約430nm〜約830nmの光照射に対して光触媒活性を示す光触媒が好ましい。具体的には、密閉式容器内に粉末状の光触媒とアセトアルデヒドを入れ、密閉した後、光触媒から約15cm離れた位置にある光源(例えば500Wキセノンランプ)により波長約430nm〜約830nmの光を照射したとき、アセトアルデヒドの20分間(照射開始から20分後まで)の平均分解速度が、光触媒1gあたり10μmol/h以上であるものが好ましく、20μmol/h以上であるものがより好ましい。
本発明の光触媒分散体中に存在する光触媒粉末は、その平均一次粒子径が通常500nm以下、好ましくは200nm以下、より好ましくは180nm以下であるのがよく、また、その平均二次粒子径は通常15μm以下であるのがよい。
本発明の光触媒分散体中に占める光触媒の含有量は、用途に応じて適宜設定すればよく特に制限されないが、通常、下限は0.1重量%以上、好ましくは1重量%以上、上限は30重量%以下になるように設定される。なお、光触媒の含有量(すなわち分散体中の粉末の量)が多くなるほど、後述する混合(特に初期混合)を効率的に行うことができる。このことを考慮して、仕込み時には光触媒の含有量が所定量よりも多くなるような設定にしておき、後工程で溶媒を添加して希釈することにより所望の含有量となるようにすることもできる。
本発明における水系溶媒は、水を主成分とし、後述するリン酸アンモニウム塩を溶解するものであればよく、例えば、水;エタノール、メタノール、2−プロパノール、ブタノール等のアルコール類と水との混合溶媒のような水性媒体;などが挙げられる。これらの中でも特に、水が好ましい。
本発明の光触媒分散体はリン酸アンモニウム塩を含有するものである。分散安定剤として機能するリン酸アンモニウム塩を含有させることにより、中性領域のpHを有する分散体でありながら光触媒粉末の分散安定性を充分に保持し、安定した塗膜形成が可能になるのである。また、例えば湿式媒体ミルで一定時間分散処理を行う等することで、より微粒の分散体が得られ、より透明度の高い光触媒膜を形成することができる。
前記リン酸アンモニウム塩としては、リン酸二水素アンモニウムおよびリン酸水素二アンモニウムのいずれか一方または両方が、少量でも充分な分散安定性が得られやすい点で、好ましく挙げられる。特に、リン酸二水素アンモニウムが好ましい。
前記リン酸アンモニウム塩の含有量は、光触媒100重量部に対し5重量部未満の割合であることが重要である。リン酸アンモニウム塩は、前述したように分散体中の光触媒粉末の分散安定性を向上させるという利点があり、このような利点はリン酸アンモニウム塩の含有量が多いほど顕著になる。しかし、一方で、リン酸アンモニウム塩の含有量が多いと(具体的には、光触媒100重量部に対し8重量部以上であると)、分散体を用いて得られる塗膜の光触媒活性が低下したり、保存中に(特に、高温(具体的には、40℃程度)の雰囲気下に長時間保存したときに)分散体の粘度が上昇することがある、といった問題が生じる。
本発明の光触媒分散体は、重合性ケイ素化合物を含有しないか又は光触媒100重量部に対し7.5重量部以下の割合で含有する。つまり、従来バインダーとして含有させることの多かった重合性ケイ素化合物を全く含有させないか、又は含有させる場合であっても前記範囲のように従来よりも少ない含有量とする。
前記重合性ケイ素化合物としては、例えば、アルコキシシラン、アルコキシシランの加水分解生成物、アルコキシシランの部分縮合物、水ガラス、コロイダルシリカ等が挙げられる。これら重合性ケイ素化合物は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
本発明の光触媒分散体が重合性ケイ素化合物を含有する場合、前述した通り、その含有量は光触媒100重量部に対し7.5重量部以下の割合である。好ましくは、重合性ケイ素化合物の含有量は光触媒100重量部に対し2重量部未満であり、光触媒100重量部に対し0重量部、すなわち含有しないことがより好ましい。重合性ケイ素化合物の含有量が多いほど、得られる光触媒塗膜の光触媒活性が低下する傾向があるため、可能な限り重合性ケイ素化合物の含有量は少ないほうがよい。
本発明の光触媒分散体が重合性ケイ素化合物を含有する場合、加えて、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)の値は5以下である。前述したように、本発明においては、光触媒活性の観点から、光触媒に対する重合性ケイ素化合物の含有量は前記範囲内でなければならないが、光触媒活性を充分に向上させるためにはそれだけでは不充分であり、リン酸アンモニウムとの比率においても前記特定範囲内にあること、言い換えればリン酸アンモニウム塩に対しても非常に少ない量であることが加えて必要となる。重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)の値が5を超える場合、たとえ光触媒に対する重合性ケイ素化合物の割合が前記範囲内であったとしても、得られる光触媒塗膜の光触媒活性が低下することとなる。
本発明の光触媒分散体は、pHが5〜9である。より好ましくはpHが6〜8であるのがよい。本発明の光触媒分散体は、このように中性領域のpHを有するので、各種基材に対する腐食性や人体への危険性がないという利点がある。
本発明の光触媒分散体には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、各種添加剤を含有させることができる。各種添加剤としては、例えば、非晶質シリカ、シリカゾルのような珪素酸化物、非晶質アルミナ、アルミナゾルのようなアルミニウムの酸化物や水酸化物、ゼオライト、カオリナイトのようなアルミノ珪酸塩、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウムのようなアルカリ土類金属の酸化物や水酸化物、リン酸カルシウム、モレキュラーシーブ、活性炭、ならびにTi、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Tc、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Bi、La、Ceのような金属元素の水酸化物およびこれらの金属元素の非晶質酸化物などが挙げられる。これら添加物は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
本発明の光触媒分散体を得るには、例えば、前記光触媒と、前記リン酸アンモニウム塩と、前記水系溶媒と、必要に応じて重合性ケイ素化合物と、さらに必要に応じて各種添加剤とを混合すればよい。
前記混合には、水系溶媒中に光触媒粉末を分散させることが可能な装置を用いればよく、例えば、媒体攪拌式分散機、転動ボールミル、振動ボールミルのような装置を採用することができる。これらの中でも特に媒体攪拌式分散機の適用が推奨される。また、これらの装置における分散媒体としては、例えば、材質がジルコニア、アルミナまたはガラスであり、直径が0.65mm以下、好ましくは0.5mm以下、より好ましくは0.3mm以下のビーズなどを用いればよい。
前記混合は、2段階以上に分けて行ってもよく、例えば、1段目では、直径が相対的に大きい分散媒体を入れた装置を用い、2段目以降では、順次直径が小さいものを入れた装置を用いて行うことができる。このように混合を多段階で行うことにより、効率的に光触媒粉末を水系溶媒中に分散させることができ、光触媒が均一に分散した分散体が得られることとなる。
前記混合は、通常40℃未満、好ましくは30℃以下で行い、通常10℃以上、好ましくは20℃以上で行うのがよい。前記範囲を外れる温度で混合を行なうと、分散性が低下する恐れがある。
本発明の光触媒分散体を得るに際しては、前記混合で得られた混合物に、さらに必要に応じて、粗大粒子の除去、光触媒含有量の調整(希釈等)、pH調整などの操作を施すことができる。これら操作の具体的手法としては、特に制限はなく、従来公知の方法を採用すればよい。
本発明の光触媒分散体を保管する際には、光が当たらない条件下で保管することが好ましく、例えば、暗室内に保管するか、もしくは、紫外線および可視光線の透過率が各々10%以下の遮光性容器に入れて保管することが好ましい。
本発明の光触媒分散体を用いて塗膜を形成するに際しては、例えば、スピンコート、ディップコート、ドクターブレード、スプレーまたはハケ塗りなど従来公知の方法により分散体を塗布し、その後、分散体中の水系溶媒を除去しうる温度で加熱する等すればよい。本発明の光触媒分散体による塗膜形成は、例えば、硝子、プラスチック、金属、陶磁器、コンクリートなど、あらゆる基材に対して行なうことができる。
本発明の光触媒分散体により形成された塗膜(すなわち光触媒体)は、例えば、以下のようにして使用される。すなわち、可視光線を透過するガラス容器内に光触媒体と被処理物とを入れ、光源を用いて光触媒体に波長430nm以上である可視光線を照射する方法等が挙げられる。照射時間は、光源の光線強度および被処理物の種類や量により適宜選択すればよい。用いる光源は、波長が430nm以上である可視光線を照射できるものであれば制限されるものではなく、太陽光線、蛍光灯、ハロゲンランプ、ブラックライト、キセノンランプ、ネオンサイン、LED、水銀灯またはナトリウムランプ等が適用できる。
本発明の光触媒分散体は、例えば繊維材料、建築材料、自動車材料等の各種材料に光触媒体を形成することを容易にし、これらの材料に高い光触媒活性を付与することを可能とする。本発明の光触媒分散体により光触媒活性が付与された各種材料は、大気中のNOxを分解したり、居住空間や作業空間での悪臭物質(例えば、煙草臭)を分解したり、細菌(例えば、放射菌)、藻類、黴類等の増殖を抑制したりすることができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例および比較例における平均粒子径の測定および光触媒活性の評価は以下の方法で行った。
<平均粒子径の測定>
サブミクロン粒度分布測定装置(コールター社製「N4Puls」)を用いて、試料の平均粒子径(nm)を測定した。
<光触媒活性(アセトアルデヒド分解能)の評価>
得られた光触媒分散体を酸化チタン濃度が10重量%となるように純水で希釈した後、外径70mm、内径66mm、高さ14mm、容量約48mLのガラス製シャーレ容器内に固形分で1.75g/m2となるように滴下し、シャーレ全体に均一にいきわたるように展開した。これを110℃の乾燥機で60分間乾燥させて、光触媒膜(酸化チタン膜)を形成し、得られた光触媒膜付きシャーレを測定サンプルとして用いた。
1リットルのガスバッグ(gas bag)に測定サンプルとして上記の光触媒膜付きシャーレを入れて密閉し、ガスバッグ内を真空にした後、酸素と窒素の混合ガス(酸素:窒素=1:4(体積比))を600mL封入した。このガスバックの中にさらに1%アセトアルデヒド溶液12mLを封入し、暗所で1時間安定化させた後、市販の蛍光灯を光源として光照射を開始してアセトアルデヒドの分解反応を行った。光照射は、測定サンプルの膜表面の照度が16000ルクスになるようにシャーレを設置して行った。光照射を開始してから1.5時間毎にガスバッグ内のガスをサンプリングし、アセトアルデヒドの残存濃度をガスクロマトグラフ(島津製作所製「GC−14A」)にて測定した。そして、照射時間に対し、照射時間毎のアセトアルデヒドの濃度減少を対数軸にプロットし、得られた直線の傾きを一次反応速度定数として求め、この値を以ってアセトアルデヒド分解能を評価した。一次反応速度定数が大きいほど、アセトアルデヒド分解能は優れ、光触媒活性が高いと言える。
(製造例−光触媒合成)
pH電極と、該pH電極に接続され、25重量%アンモニア水を供給してpHを一定に調整する機構を有するpHコントローラーとを備えた反応容器に、イオン交換水30kgを入れ、pHコントローラーのpH設定値を4とした。この反応容器では、容器内の液のpHが設定値(4)より低くなるとアンモニア水が供給されはじめ、pHが設定値になるまで連続供給されることになる。
オキシ硫酸チタン75kgをイオン交換水50kgに溶解させることにより調製したオキシ硫酸チタン水溶液に、冷却下で35%過酸化水素水30kgを添加して、混合溶液とした。この混合溶液を、イオン交換水が入った前述の反応容器に、42rpmで攪拌しながら530mL/分の速度で添加し、pHコントローラーにより反応容器に供給されるアンモニア水と反応させて、生成物を得た。このとき、反応温度は20℃〜30℃の範囲であった。混合溶液を全て添加した後、得られた生成物を攪拌しながら1時間保持し、次いで、pHが4となるまで25重量%アンモニア水を供給してスラリーを得、得られたスラリーを濾過した後、水洗浄を行い、固形物(ケーキ)を得た。反応容器に供給された25重量%アンモニア水の合計量は90kgであり、オキシ硫酸チタンを水酸化チタンに変えるために必要な量の2倍であった。
次に、上記で得られた固形物(ケーキ)2.3kgを30cm×40cmのステンレス製トレイ12枚に分け入れた。このトレイ12枚を箱型乾燥機(旭科学製「スーパーテンプオーブン HP−60」、内容積:216リットル)に入れ、40m3/時間で乾燥空気を流通させ、115℃で5時間保持した後、続けて250℃で5時間乾燥を行ない、BET比表面積18.0m2/gの乾燥粉末を得た。このときの乾燥機内最大水蒸気分圧は27.4kPaであった。次いで、得られた乾燥粉末を空気雰囲気下350℃で2時間焼成した後、室温まで冷却して、光触媒である酸化チタン粉末を得た。
(実施例1)
イオン交換水10.74kgにリン酸二水素アンモニウム(和光純薬製、特級試薬)172.8gを溶解してリン酸アンモニウム塩水溶液を調製した。このリン酸アンモニウム塩水溶液と製造例で得られた光触媒(酸化チタン粉末)4.0kgとを媒体攪拌式分散機(シンマルエンタープライゼス社製「ダイノーミルKDL−PILOT A型」)に入れ、直径0.3mmのジルコニア製ビーズ 4.2kgを分散媒体とし、攪拌速度は周速8m/秒とし、循環液量3リットルで処理液循環して、合計処理時間72分間の条件で混合した。ここで得られた分散体中の酸化チタンの平均粒子径は420nmであった。次に、この分散体を媒体攪拌式分散機(コトブキ技研製「ウルトラアペックスミル」)に入れ、直径0.05mmのジルコニア製ビーズ13kgを分散媒体とし、攪拌速度は周速8m/秒(2000rpm)として94分間混合した。ここで得られた分散体中の酸化チタンの平均粒子径は183nmであった。さらに、得られた分散体を1リットル用遠沈管に1リットル採取して1500rpmで30分間遠心分離を行うことにより粗粒分を除去し、固形分濃度16.7重量%の光触媒分散体を得、これをイオン交換水で希釈して固形分濃度10重量%とした。
得られた光触媒分散体のpHは6.9であり、アセトアルデヒド分解能は0.66(1/h)であった。なお、該光触媒分散体は、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し4.3重量部含有するとともに、重合性ケイ素化合物を含有しないものであり、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)は0である。
また、得られた光触媒分散体中の酸化チタンの平均粒子径は155nmであり、該光触媒分散体の粘度はBL型粘度計にて25℃で測定したところ3mPa・sであった。さらに、この平均粒子径と粘度は1ヶ月後も変化がなく、得られた光触媒分散体は保存安定性にも優れるものであった。
(実施例2)
実施例1と同様にして得られた固形分濃度16.7重量%の光触媒分散体30gに、重合性ケイ素化合物としてコロイダルシリカ(日産化学製「IPA−ST−ZL」、固形分濃度30重量%)を0.42g加えて、光触媒分散体を得、これをイオン交換水で希釈して固形分濃度10重量%とした。
得られた光触媒分散体のpHは6.9であり、アセトアルデヒド分解能は0.64(1/h)であった。なお、該光触媒分散体は、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し4.3重量部含有するとともに、重合性ケイ素化合物を光触媒100重量部に対し2.5重量部含有するものであり、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)は0.57である。
(実施例3)
実施例1と同様にして得られた固形分濃度16.7重量%の光触媒分散体30gに、重合性ケイ素化合物としてコロイダルシリカ(日産化学製「IPA−ST−ZL、固形分濃度30重量%」)を1.25g加えて、光触媒分散体を得、これをイオン交換水で希釈して固形分濃度10重量%とした。
得られた光触媒分散体のpHは6.9であり、アセトアルデヒド分解能は0.64(1/h)であった。なお、該光触媒分散体は、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し4.3重量部含有するとともに、重合性ケイ素化合物を光触媒100重量部に対し7.5重量部含有するものであり、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)は1.74である。
(比較例1)
イオン交換水10.84kgに60%硝酸(和光純薬製、特級試薬)157.5gを溶解して硝酸水溶液を調製した。この硝酸水溶液をリン酸アンモニウム塩水溶液の代わりに用いたこと以外は実施例1と同様にして、光触媒分散体を得た(分散体中の硝酸の量は、酸化チタンに対して重量比で0.026である)。
得られた光触媒分散体のpHは2.3であり、アセトアルデヒド分解能は0.62(1/h)であった。なお、該光触媒分散体は、リン酸アンモニウム塩を含有しないとともに、重合性ケイ素化合物をも含有しないものであり、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)は0である。
得られた光触媒分散体中の酸化チタンの平均粒子径は132.7nmであり、該光触媒分散体の粘度はBL型粘度計にて25℃で測定したところ3mPa・sであった。
(比較例2)
実施例1と同様にして得られた固形分濃度16.7重量%の光触媒分散体30gに、重合性ケイ素化合物としてコロイダルシリカ(日産化学製「IPA−ST−ZL」、固形分濃度30重量%)を2.09g加えて、光触媒分散体を得、これをイオン交換水で希釈して固形分濃度10重量%とした。
得られた光触媒分散体のpHは6.9であり、アセトアルデヒド分解能は0.60(1/h)であった。なお、該光触媒分散体は、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し4.3重量部含有するとともに、重合性ケイ素化合物を光触媒100重量部に対し12.5重量部含有するものであり、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)は2.91である。
(比較例3)
実施例1と同様にして得られた固形分濃度16.7重量%の光触媒分散体20gに、重合性ケイ素化合物としてコロイダルシリカ(日産化学製「IPA−ST−ZL」、固形分濃度30重量%)を5.57g加えて、光触媒分散体を得、これをイオン交換水で希釈して固形分濃度10重量%とした。
得られた光触媒分散体のpHは6.9であり、アセトアルデヒド分解能は0.54(1/h)であった。なお、該光触媒分散体は、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し4.3重量部含有するとともに、重合性ケイ素化合物を光触媒100重量部に対し50重量部含有するものであり、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)は11.62である。
(比較例4)
リン酸二水素アンモニウムの量を2倍に増やしたこと以外は実施例1と同様にして、固形分濃度21.0重量%、pH6.9の光触媒分散体を得た(イオン交換水で希釈して固形分濃度10重量%にすることは行なわなかった)。
この光触媒分散体は室温下で放置しておくとゲル化してしまったため、アセトアルデヒド分解能の測定はできなかった。なお、該光触媒分散体は、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し8.6重量部含有するとともに、重合性ケイ素化合物を含有しないものであり、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)は0である。
以上、実施例および比較例の結果から、以下のことがわかった。すなわち、実施例1は重合性ケイ素化合物を含有しない光触媒分散体であり、実施例2および実施例3は重合性ケイ素化合物を本発明で規定する範囲内で含有する光触媒分散体であるので、いずれも光触媒活性が高い塗膜を形成することができることがわかった。より詳しく実施例1と実施例2または実施例3とを比べると、重合性ケイ素化合物を含有していない実施例1の方がアセトアルデヒド分解能が高いことから、より光触媒活性の高い塗膜を得るためには重合性ケイ素化合物が少ないほど良いことがわかった。
これに対し、比較例1はpHを酸性領域にすることで光触媒粒子を充分に分散させるようにしたものであるが、酸性であるので基材に対する腐食性や人体への危険性等が懸念されるとともに、光触媒活性も本発明の光触媒分散体よりも若干劣っていた。また、比較例2および比較例3は重合性ケイ素化合物を本発明で規定する範囲を超えて含有する光触媒分散体であるので、形成される塗膜の光触媒活性はいずれも実施例に比べて劣っていた。また、比較例4はリン酸アンモニウム塩を本発明で規定する範囲を超えて含有する光触媒分散体であるので、粘度上昇が起こり室温でゲル化が生じた。

Claims (4)

  1. 光触媒および水系溶媒を含む分散体であって、リン酸アンモニウム塩を光触媒100重量部に対し5重量部未満の割合で含有し、かつ、重合性ケイ素化合物を含有しないか又は光触媒100重量部に対し7.5重量部以下の割合で含有するとともに、重合性ケイ素化合物/りん酸アンモニウム塩(重量比)の値が5以下であり、pHが5〜9である、ことを特徴とする光触媒分散体。
  2. 光触媒が酸化チタンである、請求項1記載の光触媒分散体。
  3. 光触媒が蛍光灯による光照射に対して光触媒活性を示すものである、請求項1または2に記載の光触媒分散体。
  4. リン酸アンモニウム塩が、リン酸二水素アンモニウムおよびリン酸水素二アンモニウムのいずれか一方または両方である、請求項1〜3のいずれかに記載の光触媒分散体。
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