JP4782611B2 - 明り窓及びその取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアの窓孔に嵌め込まれる明り窓及びその取付構造に関する。
例えば、特許文献1には、ドアの明り窓を、透明ガラスとブロンズフィルムと樹脂製断熱材と型板ガラスとを複合した断熱合わせガラスにより構成し、この断熱合わせガラスとアルミガラス枠との間に断熱シールを介装した、明り窓付き断熱ドアが提案されている。
特開平7−113385号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている明り窓付き断熱ドアでは、明り窓の採光部に断熱合わせガラスを嵌装し、十分な採光面積を具備させながら、断熱と安全・防犯性を具備させることが可能であるものの、以下の問題点が指摘されている。
(1)特許文献1に係る明り窓付き断熱ドアでは、明り窓を上記複合断熱合わせガラスで構成し、この複合断熱合わせガラスをアルミガラス枠内に嵌め込み挟持させており、明り窓の強度などを保持する観点から、アルミガラス枠の枠溝の寸法がドアの厚みに応じて変更されるが、この枠溝寸法の変更に伴って複合断熱合わせガラスの厚みも変更しなければならないので、1つの明り窓で互いに厚みの異なる2種類のドア間で共用することができない。
(2)特許文献1に係る明り窓付き断熱ドアでは、上記複合断熱合わせガラスから構成される明り窓を断熱ドアに予め組み込んだ状態で運搬・施工しなければならず、ドアの運搬時や施工時において明り窓に破損などが生じる虞がある。
本発明は、上記技術的課題に鑑みなされたもので、互いに厚みの異なる2種類のドア間での共用を可能とし、且つ、ドアの運搬時や施工時に破損などが生じない、明り窓及びその取付構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、厚みが互いに異なる2種類のドアに適用可能な明り窓であって、閉成時にドアが仕切る一方の空間と他方の空間とを連通するように形成されたドアの窓孔に、当該一方の空間側から嵌合される第1の部材と、当該他方の空間側から嵌合される第2の部材とから成り、前記第1の部材及び第2の部材の両者の形状は、同一平面上で所定の角度回転させても互いの合同関係を保持する形状をなし、前記第1の部材及び第2の部材の両者は、前記窓孔の開口を塞ぐ採光部と、前記窓孔内に嵌め込まれたときに前記採光部の周縁部が鍔となるようにその嵌合方向に沿って突出した筒状の嵌入部と、互いに対をなす第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部同士を互いに結合する結合手段とを備え、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部には、互いに線対称関係を有する複数の凹状領域と、互いに線対称関係を有する複数の凸状領域とが交互に形成され、前記第1の部材及び第2の部材の両者の凹状領域の長さ寸法は、当該凹状領域の凹み空間内に対をなす第1の部材及び第2の部材の凸状領域が収まるように設定されている。
また、本発明では、前記第1の部材及び第2の部材の両者の結合手段は、前記嵌入部の凹状領域の一側端部に形成された第1の被係合部と、前記嵌入部の凸状領域の一側端部に形成された第2の被係合部と、前記嵌入部の凸状領域の一側端部において、前記第1の被係合部及び第2の被係合部に挟まれるようにして当該凸状領域の端面よりも前記嵌合方向に沿って突出して形成された係合部とを含み、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部同士を結合する際には、第1の部材側の係合部の端部が前記第1の部材と対をなす第2の部材側の第1の被係合部又は第2の被係合部に係合される一方、第2の部材側の係合部の端部が前記第2の部材と対をなす第1の部材側の第1の被係合部又は第2の被係合部に係合されることが好ましい。
この場合、同一規格の厚みのドアに明り窓を取り付ける際に、明り窓自体でドアの公差を吸収することができる。
さらに、本発明では、 前記第1の部材及び第2の部材の両者の第1の被係合部、第2の被係合部及び係合部は、同一の角度を以って位相した位置に配置されていることが好ましい。
この場合、第1の部材及び第2の部材の第1の被係合部又は第2の被係合部と係合部との位置合わせが容易となる。
さらにまた、上記明り窓をドアに取り付けるための構造は、前記厚みが小の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凹状領域の端面及び前記第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさり、且つ、前記第1の部材の凸状領域の端面及び第2の部材の凹状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が前記窓孔内に嵌め込まれた状態で当該嵌入部同士が前記結合手段によって互いに結合され、前記厚みが大の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凸状領域の端面及び第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が前記窓孔内に嵌め込まれた状態で当該嵌入部同士が前記結合手段によって互いに結合されている。
ここで、上記明り窓をドアに取り付けるための詳細な構造は、前記厚みが小の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凹状領域の端面及び前記第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさり、且つ、前記第1の部材の凸状領域の端面及び第2の部材の凹状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部各々が前記窓孔内に嵌め込まれると共に、前記第1の部材側の係合部の端部が前記第1の部材と対をなす第2の部材側の凹状領域の第1の被係合部に係合される一方、前記第2の部材側の係合部の端部が前記第2の部材と対をなす第1の部材側の凹状領域の第1の被係合部に係合され、前記厚みが大の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凸状領域の端面及び前記第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部各々が前記窓孔内に嵌め込まれると共に、前記第1の部材側の係合部の端部が前記第1の部材と対をなす第2の部材側の凸状領域の第2の被係合部に係合される一方、前記第2の部材側の係合部の端部が前記第2の部材と対をなす第1の部材側の凸状領域の第2の被係合部に係合されている。
本発明では、厚みが小の方のドアに明り窓を取り付ける際には、第1の部材及び第2の部材の両者の凹状領域及び凸状領域の各端面同士が合わさるように、第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が窓孔内に嵌め込まれた状態で当該嵌入部同士が互いに結合される。詳細には、第1の部材及び第2の部材の両者の凹状領域及び凸状領域の各端面同士が合わさるように、第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が窓孔内に嵌め込まれると共に、第1の部材側の係合部の端部が当該第1の部材と対をなす第2の部材側の凹状領域の第1の被係合部に係合され、且つ、第2の部材側の係合部の端部が当該第2の部材と対をなす第1の部材側の凹状領域の第1の被係合部に係合される)他方、厚みが大の方のドアに明り窓を取り付ける際には、第1の部材及び第2の部材の両者の凸状領域の端面同士が合わさるように、第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が窓孔内に嵌め込まれた状態で当該嵌入部同士が互いに結合される。詳細には、第1の部材及び第2の部材の両者の凸状領域の端面同士が合わさるように、第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が窓孔内に嵌め込まれると共に、第1の部材側の係合部の端部が当該第1の部材と対をなす第2の部材側の凸状領域の第2の被係合部に係合され、且つ、第2の部材側の係合部の端部が第2の部材と対をなす第1の部材側の凸状領域の第2の被係合部に係合される。したがって、互いに厚みの異なる2種類のドア間の明り窓の共用化が可能となる。
また、上記のように、明り窓はドアの施工作業が終了した後に組み込むことができるので、ドアの運搬時や施工時において明り窓に破損などが生じないで済む。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1及び図2を参照して、本実施の形態1に係る明り窓は、厚みが互いに異なる2種類のドア11,12に適用可能である。
かかる明り窓は、閉成時にドア11,12が仕切る一方の空間21と他方の空間22とを連通するように形成された円形の窓孔111,121に、一方の空間21側から嵌合される第1の部材31と、他方の空間22側から嵌合される第2の部材32とから構成されている。
第1の部材31及び第2の部材32の両者は、PPなどの半透明の合成樹脂を素材として製作されている。これら第1の部材31及び第2の部材32の両者の形状は、同一平面上で略90度回転させても互いの合同関係を保持し得る丸型形状をなしている。
図3を参照して、第1の部材31は、上記の窓孔111,121の一方の開口を塞ぐ採光部311と、上記の窓孔111,121内に嵌め込まれたときに採光部311の内面側周縁部が鍔となるように、その嵌合方向(矢印X方向(図1及び図2参照))に沿って突出した嵌入部312とを備えている。
採光部311は、円板状をなしており、他方嵌入部312は、採光部311と同心の円筒状をなしている。
嵌入部312は、互いに線対称関係を有する2つの凹状領域313と、互いに線対称関係を有する2つの凸状領域314とを備えている。具体的には、凹状領域313が互いに180度位相した位置に対向配置されると共に凸状領域が互いに180度位相した位置に対向配置されるように、これら凹状領域313と凸状領域とが交互に連続して形成されている。
凹状領域313の長さ寸法は、当該凹状領域313の凹み空間に凸状領域314が収まるように当該凸状領域314の長さ寸法と略同寸に設定されている。
凹状領域313の一側端部には第1の被係合孔315が形成され、他方凸状領域314の一側端部には第2の被係合孔316が形成されている。加えて、凸状領域314の一側端部においては、第1の被係合孔315及び第2の被係合孔316に挟まれるようにして係合爪317が当該凸状領域314の端面よりも上記嵌合方向(矢印X方向)に沿って突出形成されている。
凸状領域314における係合爪317の形成領域両側には、切欠318が形成されており、これにより当該係合爪317が前後に撓み易いようになっている。
係合爪317の先端部は、嵌入部312の径方向外方に向って突出した鉤形形状をなしている。
上記第1の被係合孔315、第2の被係合孔316及び係合爪317は、それぞれ、180度位相した位置に対向配置(線対称配置)されている。
第2の部材32は、上記の第1の部材31と同じ構成を有している。具体的には、図3を参照して、第2の部材32は、上記の窓孔111の開口を塞ぐ採光部321と、上記の窓孔111,121内に嵌め込まれたときに採光部321の内側周縁部が鍔となるようにその嵌合方向(矢印Y方向(図1及び図2参照))に沿って突出した嵌入部322とを備えている。
採光部321は、円板状をなしており、他方嵌入部322は、採光部321と同心の円筒状をなしている。
嵌入部322は、互いに線対称関係を有する2つの凹状領域323と、互いに線対称関係を有する2つの凸状領域324とを備えている。具体的には、凹状領域323が互いに180度位相した位置に配置されると共に凸状領域324が互いに180度位相した位置に配置されるように、これら凹状領域323と凸状領域324とが交互に連続して形成されている。
凹状領域323の長さ寸法は、当該凹状領域323の凹み空間に凸状領域324が収まるように当該凸状領域324の長さ寸法と略同寸に設定されている。
凹状領域323の一側端部には第1の被係合孔325が形成され、他方凸状領域324の一側端部には第2の被係合孔326が形成されている。加えて、凸状領域324の一側端部においては、第1の被係合孔325及び第2の被係合孔326に挟まれるようにして係合爪327が当該凸状領域324の端面よりも上記嵌合方向(矢印Y方向)に沿って形成されている。
凸状領域324における係合爪327の形成領域両側には、それぞれ、切欠328が形成されており、これにより当該係合爪327が前後に撓むようになっている。
係合爪327の先端部は、嵌入部322の径方向外方に向って突出した鉤形形状をなしている。
上記の第1の被係合孔325、第2の被係合孔326及び係合爪327は、180度位相した位置に対向配置(線対称配置)されている。
上記の第1の部材31及び第2の部材32同士を結合する際には、第1の部材31側の係合爪317の先端部が第1の部材31と対をなす第2の部材32側の第1の被係合孔325又は第2の被係合孔326に係合され、他方第2の部材32側の係合爪327の先端部が第2の部材32と対をなす第1の部材31側の第1の被係合孔315又は第2の被係合孔326に係合される。それゆえ、本実施の形態1においては、第1の部材31側の第1の被係合孔315、第2の被係合孔316及び係合爪317、並びに第2の部材32側の第1の被係合孔325、第2の被係合孔326及び係合爪327が互いに対をなす第1の部材31及び第2の部材32の嵌入部312同士を結合する結合手段として機能する。
ここで、本明り窓のドアへの取付手順の一例について説明する。因みに、本明り窓の取付はドアの据え付けが完了した後に行われることを申し述べておく。
図1(A)及び図2(A)を参照して、厚みが小の方のドア11に取り付ける場合には、まず、第1の部材31の嵌入部312を一方の空間21側からドア11の窓孔111内に嵌め込む。次に、第1の部材31の凹状領域313の端面及び第2の部材32の凸状領域324の端面同士が合わさり、且つ、第1の部材31の凸状領域314の端面及び第2の部材32の凹状領域323の端面同士が合わさるようにして、第2の部材32の嵌入部322を他方の空間22側からドア11の窓孔111内に嵌め込む。そして、第1の部材31側の凸状領域314から突出した係合爪317の先端部を第1の部材31と対をなす第2の部材32側の凹状領域323の第1の被係合孔325に係合すると共に、第2の部材32側の凸状領域324から突出した係合爪327の先端部を第2の部材32と対をなす第1の部材31側の凹状領域313の第1の被係合爪317に係合する。これにより、互いに対をなす第1の部材31及び第2の部材32同士がドア11の窓孔111内で結合することになる。
このとき、ドア11の厚みの公差が最小であると、図1(A)に示すように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の係合爪317,327は、その先端部が直立した状態で第1の部材31及び第2の部材32の両者の第1の被係合孔315,325に係合する。
他方、ドア11の厚みの公差が最大であると、図2(A)に示すように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の係合爪317,327は、その先端部が後ろ側に撓んだ状態で第1の部材31及び第2の部材32の両者の第1の被係合孔315,325に係合する。
厚みが大の方のドア12に取り付ける場合には、図1(B)及び図2(B)に示すように、まず、第1の部材31の嵌入部312を一方の空間21側から嵌め込む。次に、第1の部材31の凸状領域314の端面及び第2の部材32の凸状領域324の端面同士が合わさるようにして、第2の部材32の嵌入部322を他方の空間22側からドア12の窓孔121内に嵌め込む。そして、第1の部材31側の凸状領域314から突出した係合爪317の先端部を第1の部材31と対をなす第2の部材32側の凸状領域324の第2の被係合孔326に係合すると共に、第2の部材32側と凸状領域324から突出した係合爪327の先端部を第2の部材32と対をなす第1の部材31側の凸状領域324の第2の被係合孔316に係合する。これにより、互いに対をなす第1の部材31及び第2の部材32同士がドア12の窓孔121内で結合することになる。
このとき、ドア12の厚みの公差が最小であると、図1(B)に示すように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の係合爪317,327は、その先端部が直立した状態で第1の部材31及び第2の部材32の第2の被係合孔316,326に係合する。
他方、ドア12の厚みの公差が最大であると、図2(B)に示すように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の係合爪317,327は、その先端部が後ろ側に撓わんだ状態で第1の部材31及び第2の部材32の第2の被係合孔316,326に係合する。
以上の説明から明らかな通り、本実施の形態1によると、以下の作用・効果を奏する。
(1)厚みが小の方のドア11に明り窓を取り付ける場合には、第1の部材31及び第2の部材32の両者の凹状領域313,323及び凸状領域314,324の各端面同士を合わせるように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の嵌入部312,322をドア11の窓孔111内に嵌め込んで結合すればよい。他方、厚みが大の方のドア12に明り窓を取り付ける場合には、第1の部材31及び第2の部材32の両者の凸状領域314,324の端面同士を合わせるように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の嵌入部312,322をドア12の窓孔121内に嵌め込んで結合すればよい。したがって、1つの明り窓で互いに厚みの異なる2種類のドア11,12での共用化が可能となる。
(2)本明り窓は、ドア11,12の施工作業が終了した後に組み込むことができるので、ドア11,12の運搬時や施工時において破損などが生じない。
(3)ドア11,12の厚みの公差が最小であると、第1の部材31及び第2の部材32の両者の係合爪317,327は、ドア11,12の厚みの規格に応じて、その先端部が直立状態で第1の部材31及び第2の部材32の両者の第1の被係合孔315,325又は第2の被係合孔316,326に係合する。他方、ドア11,12の厚みの公差が最大であると、第1の部材31及び第2の部材32の両者の係合爪317,327は、ドア11,12の厚みの規格に応じて、その先端部が撓わんだ状態で第1の部材31及び第2の部材32の両者の第1の被係合孔315,325又は第2の被係合孔316,326に係合する。したがって、同一規格の厚みのドアに明り窓を取り付ける際に、本明り窓自体でドアの交差を吸収することができる。
(4)第1の部材31及び第2の部材32の両者の第1の被係合孔315,325、第2の被係合孔316,326及び係合爪317,327は、互いに180度位相した位置(線対称位置)に配置されているので、第1の被係合孔315,325又は第2の被係合孔316,326と係合爪317,327との位置合わせ(換言すると、第1の部材31側の凹状領域313及び凸状領域314と第2の部材32側の凹状領域323及び凸状領域324との位置合わせ)が容易となる。
<実施の形態2>
図7及び図8を参照して、本実施の形態2に係る明り窓の特徴は、互いに対をなす第1の部材31及び第2の部材32の両者の形状は、同一平面上で90度回転させてもその合同関係を保持し得る角型形状をなしている点にあり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
第1の部材31は、図7に示すように、ドア11,12の正方形の窓孔111,121(図5及び図6参照)の一方の開口を塞ぐ正方形の採光部311と、窓孔111,121内に嵌め込まれたときに採光部311の内面側周縁部が鍔となるようにその嵌合方向(矢印X方向(図5及び図6参照))に沿って突出した四角筒状の嵌入部312とを備えている。四角筒状の嵌入部312は、その中心を正方形の採光部311の中心と同じくしている。
嵌入部312は、対角線L1に関連して対角をなす隅部において略L字状に延び且つ当該対角線L1を挟んで互いに線対称関係を有する2つの凹状領域313と、対角線L2に関連して対角をなす隅部において略L字状に延び且つ当該対角線L2を挟んで互いに線対称関係を有する2つの凸状領域314とを備え、これら凹状領域313と凸状領域とが交互に連続して形成されている。
第2の部材32は、図8に示すように、上記窓孔111,112の開口を塞ぐ略正方形の採光部321と、上記窓111,121内に嵌め込まれたときに採光部321の内面側周縁部が鍔となるようにその嵌合方向(矢印Y方向(図5及び図6参照))に沿って突出した四角筒状の嵌入部322とを備えている。四角筒状の嵌入部322は、その中心を正方形の採光部321の中心と同じくしている。
上記構成において、厚みが小の方のドア11に明り窓を取り付ける際には、図5(A)及び図6(A)に示すように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の凹状領域313,323及び凸状領域314,324の各端面同士を合わせるようにして、第1の部材31及び第2の部材32の両者の嵌入部312,322を窓孔111内に嵌め込むと共に、第1の部材31側の係合爪317を第1の部材31と対をなす第2の部材32側の凹状領域323の第1の被係合孔325に係合し、且つ、第2の部材32側の係合爪327を第2の部材32と対をなす第1の部材31側の凹状領域313の第1の被係合孔315部に係合する。
他方、厚みが大の方のドア12に明り窓を取り付ける際には、図5(B)及び図6(B)に示すように、第1の部材31及び第2の部材32の両者の凸状領域314,324の端面同士を合わせるようにして、第1の部材31及び第2の部材32の両者の嵌入部312,322を窓121内に嵌め込むと共に、第1の部材31側の係合爪317を第1の部材31と対をなす第2の部材32側の凸状領域324の第2の被係合孔326に係合し、且つ、第2の部材32側の係合爪327を第2の部材32と対をなす第1の部材31側の凸状領域314の第2の被係合孔316に係合する。
また、ドア11,12の厚みの公差が最小であると、図5(A)及び図5(B)に示すように、ドア11,12の厚み規格に応じて、第1の部材31及び第2の部材32の両者の係合爪317,327は、直立状態で第1の部材31及び第2の部材32の両者の第1の被係合孔315,325又は第2の被係合孔316,326に係合する。
他方、ドア11,12の厚みの公差が最大であると、図6(A)及び図6(B)に示すように、ドア11,12の厚み規格に応じて、第1の部材31及び第2の部材32の係合爪317,327は、撓わんだ状態で第1の部材31及び第2の部材32の両者の第1の被係合孔315,325又は第2の被係合孔316,326に係合する。
以上の説明から明らかな通り、本実施の形態2によると、上記実施の形態1の(1)〜(4)と同様の作用・効果を奏する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本明細書に添付した特許請求の範囲内での種々の設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
本発明では、互いに厚みの異なる2種類のドア間での共用を可能とし、且つ、ドアの運搬時や施工時に破損などが生じないゆえ、ドアの窓孔に嵌め込まれる明り窓及びその取付構造として有用である。
本発明の実施の形態1に係る明り窓を厚み公差が最小のドアに取り付けた状態を示す断面図である。 同明り窓を厚み公差が最大のドアに取り付けた状態を示す断面図である。 同明り窓の第1の部材の構成を示しており、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(A)のA矢視図、同図(C)は同図(A)のB−B断面図、同図(D)は同図(A)のC矢視図である。 同明り窓の第2の部材の構成を示しており、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(B)のD矢視図、同図(C)は同図(A)のE−E断面図、同図(D)は同図(A)のF矢視図である。 本発明の実施の形態2に係る明り窓を厚み公差が最小のドアに取り付けた状態を示す断面図である。 同明り窓を厚み公差が最大のドアに取り付けた状態を示す断面図である。 同明り窓の第1の部材の構成を示しており、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(A)のG矢視図、同図(C)は同図(A)のH矢視図である。 同明り窓の第2の部材の構成を示しており、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(B)のI矢視図、同図(C)は同図(A)のJ矢視図である。
符号の説明
11,12 ドア
111,121 窓孔
21 一方の空間
22 他方の空間
31 第1の部材
311 採光部
312 嵌入部
313 凹状領域
314 凸状領域
315 第1の被係合孔
316 第2の被係合孔
317 係合爪
32 第2の部材
321 採光部
322 嵌入部
323 凹状領域
324 凸状領域
325 第1の被係合孔
326 第2の被係合孔
327 係合爪

Claims (5)

  1. 厚みが互いに異なる2種類のドアに適用可能な明り窓であって、
    閉成時にドアが仕切る一方の空間と他方の空間とを連通するように形成されたドアの窓孔に、当該一方の空間側から嵌合される第1の部材と、当該他方の空間側から嵌合される第2の部材とから成り、
    前記第1の部材及び第2の部材の両者の形状は、同一平面上で所定の角度回転させても互いの合同関係を保持する形状をなし、
    前記第1の部材及び第2の部材の両者は、前記窓孔の開口を塞ぐ採光部と、前記窓孔内に嵌め込まれたときに前記採光部の周縁部が鍔となるようにその嵌合方向に沿って突出した筒状の嵌入部と、互いに対をなす第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部同士を互いに結合する結合手段とを備え、
    前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部には、互いに線対称関係を有する複数の凹状領域と、互いに線対称関係を有する複数の凸状領域とが交互に形成され、
    前記第1の部材及び第2の部材の両者の凹状領域の長さ寸法は、当該凹状領域の凹み空間内に対をなす第1の部材及び第2の部材の凸状領域が収まるように設定されている
    ことを特徴とする明り窓。
  2. 請求項1に記載の明り窓において、
    前記第1の部材及び第2の部材の両者の結合手段は、
    前記嵌入部の凹状領域の一側端部に形成された第1の被係合部と、前記嵌入部の凸状領域の一側端部に形成された第2の被係合部と、前記嵌入部の凸状領域の一側端部において、前記第1の被係合部及び第2の被係合部に挟まれるようにして当該凸状領域の端面よりも前記嵌合方向に沿って突出して形成された係合部とを含み、
    前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部同士を結合する際には、第1の部材側の係合部の端部が前記第1の部材と対をなす第2の部材側の第1の被係合部又は第2の被係合部に係合される一方、第2の部材側の係合部の端部が前記第2の部材と対をなす第1の部材側の第1の被係合部又は第2の被係合部に係合される
    ことを特徴とする明り窓。
  3. 請求項2に記載の明り窓において、
    前記第1の部材及び第2の部材の両者の第1の被係合部、第2の被係合部及び係合部は、同一の角度を以って位相した位置に配置されている
    ことを特徴とする明り窓。
  4. 請求項1に記載の明り窓をドアに取り付けるための構造であって、
    前記厚みが小の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凹状領域の端面及び前記第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさり、且つ、前記第1の部材の凸状領域の端面及び第2の部材の凹状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が前記窓孔内に嵌め込まれた状態で当該嵌入部同士が前記結合手段によって互いに結合され、
    前記厚みが大の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凸状領域の端面及び第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部が前記窓孔内に嵌め込まれた状態で当該嵌入部同士が前記結合手段によって互いに結合されている
    ことを特徴とする明り窓の取付構造。
  5. 請求項2又は3に記載の明り窓をドアに取り付けるための構造であって、
    前記厚みが小の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凹状領域の端面及び前記第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさり、且つ、前記第1の部材の凸状領域の端面及び第2の部材の凹状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部各々が前記窓孔内に嵌め込まれると共に、前記第1の部材側の係合部の端部が前記第1の部材と対をなす第2の部材側の凹状領域の第1の被係合部に係合される一方、前記第2の部材側の係合部の端部が前記第2の部材と対をなす第1の部材側の凹状領域の第1の被係合部に係合され、
    前記厚みが大の方のドアに前記明り窓を取り付ける際には、前記第1の部材の凸状領域の端面及び前記第2の部材の凸状領域の端面同士が合わさるように、前記第1の部材及び第2の部材の両者の嵌入部各々が前記窓孔内に嵌め込まれると共に、前記第1の部材側の係合部の端部が前記第1の部材と対をなす第2の部材側の凸状領域の第2の被係合部に係合される一方、前記第2の部材側の係合部の端部が前記第2の部材と対をなす第1の部材側の凸状領域の第2の被係合部に係合されている
    ことを特徴とする明り窓の取付構造。
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