JP4781651B2 - 農用車輪 - Google Patents

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Description

本発明は、水田作業機等の走行装置として利用される農用車輪に関するものである。
例えば、羽根ラグと台形ラグとを有する従来の農用車輪では、台形ラグの蹴り面側にスパイクを設け、畦等の傾斜面を乗り越えようとするときに、スパイクにより、対地への突き刺さりを確保し、登板力を向上させてスリップを防ぎ、畦等の斜面を乗り越えるようにしたものがある(例えば特許文献1)。
特開2002−248901号公報
しかし、従来の場合、各台形ラグに設けたスパイクは比較的大きな形状であったため、畦を乗り越える際に、スパイクで畦の草等を引き抜いてこれがスパイクに引っ掛かった状態になり、農用車輪が回転する毎にスパイク部分に泥が付着して増大するという問題があり、このため、田植え時等に面倒な泥を落とすための作業が必要になった。また、農用車輪で走行する際に、スパイクで路面等を剪断破壊するおそれが大であった。また、羽根ラグ等の薄肉部にはスパイクを埋設したり打ち付けたりすることは困難であるし、スパイクの支持部分の剛性不足により、スパイクが不測に脱落するおそれもあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、登板力を向上させてスリップを防ぎ、畦等の斜面をスムーズに乗り越えるようにすると同時に、ラグの滑り止め部分に泥が付着して増大するのを防ぐことができ、また、ラグの薄肉部分にも滑り止めを簡単に形成できるようにする。また、滑り止めで路面等を剪断破壊するおそれを少なくすると共に、滑り止めがラグから不測に脱落するおそれが少なくなるようにしたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、径方向外方に突出するラグを有し適正な回転方向が定められた農用車輪であって、前記適正な回転方向に回転するとき周方向を向き前側となる前記ラグの表面における少なくとも前記径方向外方側に滑り止め用の凹凸部が設けられており、前記凹凸部は、前記ラグの表面から突出し回転軸方向に複数が列として並びかつ前記列が径方向に複数並ぶ突起により形成されている。
ここで「適正な回転方向」とは、走行装置が通常走行するとき農用車輪が回転する方向であり、農用車輪の設計において滑り止めが考慮された回転方向をいう。
また、本発明の他の技術的手段は、前記滑り止め用の凹凸部が、シボ加工により形成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記突起が、円錐状又は角錐状である点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、径方向外方に突出するラグを有し適正な回転方向が定められた農用車輪であって、前記適正な回転方向に回転するとき周方向を向き前側となる前記ラグの表面における少なくとも前記径方向外方側に滑り止め用の凹凸部が設けられており、前記凹凸部は、前記ラグの表面から突出し回転軸方向に延びる線状の突起が径方向に複数並んで形成された点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記突起の高さが0.5mm〜5.0mmに設定されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記凹凸部が設けられたラグが、羽根ラグ又は台形ラグの少なくとも一方である。
本発明によれば、滑り止め用の凹凸部により、小さな突起をラグにある程度広い面積に亘って連続的に形成できるため、路面を剪断せずに引っ掛かり面積を増やすことができ、
登板力を向上させてスリップを防ぎ、畦等の傾斜面をスムーズに乗り越えるようになる。しかも、滑り止め用の凹凸部による突起は、比較的高さの低い突起となるため、ここに泥が付着して増大するのを防ぐことができる。また、ラグの薄肉部分にも滑り止め用の凹凸部を簡単に形成でき、滑り止め用の凹凸部で路面等を剪断破壊するおそれを少なくすることができるし、滑り止め用の凹凸部が不測に脱落するおそれも少なくなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図5は本発明の一実施の形態を示している。図4において、農用車輪1は、回転中心に車軸取付ボス2を備え、この車軸取付ボス2から放射状にスポーク3が突出され、スポーク3の先端には円環状のリム4が固着され、リム4を芯としてリム4の全体をゴム等の弾性材料で被覆した弾性輪体5が設けられている。弾性輪体5に、径外方向と軸方向とにそれぞれ突出する板状の羽根ラグ6が円周方向に間隔を有して一体に設けられ、弾性輪体5の外周部の羽根ラグ6間に台形ラグ7が一体に設けられている。
図1〜図3において、弾性輪体5におけるリム4の左右両側部位8よりも径外側に、段差部9を介して幅狭な接地部10が設けられ、この接地部10から前記台形ラグ7がやや先細り状に突出形成されている。台形ラグ7によって、深田での沈下を確保し、左右の振れを防止するように構成されている。
羽根ラグ6は、台形ラグ7よりもやや幅狭な中央突起部12を有すると共に、この中央突起部12から軸方向両側に突出した一対の平板状部13を有するものとされ、羽根ラグ6は、農用車輪1が前進により矢印a方向に回転するとき、径内側から径外側に向かって土中に接地してフロート作用と牽引作用をすべく傾斜されている。
羽根ラグ6の回転方向(a方向)後側は、図3及び図4に示す如く厚肉部14とされ、土中に侵入するとき、羽根ラグ6が過度に変形するのを防止するようになっている。台形ラグ7の頂面17は、図3に示す如く六角形状とされていて、直進安定性を確保している。而して、羽根ラグ6で路面を蹴り上げることで推進力及び浮力を主として発揮し、台形ラグ7によって推進力とともに直進性を確保し、ラグ6,7を含む弾性輪体1の弾性力によって走行振動を吸収しながら走行するようになっている。
前記各羽根ラグ6及び各台形ラグ7蹴り面19に、滑り止め用の凹凸部20が設けられている。この滑り止め用の凹凸部20は、シボ加工等により形成されていて、円錐状又は角錐状の突起21を多数配列して形成されている。前記凹凸部20の突起21の高さは、0.5〜5.0mmに設定されている。ただし、突起21の高さが5.0mmを超えると、湿田作業時での泥の付着が増加し、田植え時等に面倒な泥落とし作業が必要になり、突起21の高さが低くなりすぎると、凹凸部20の突起21の路面へ引っかかりが小さくなり、農用車輪1のスリップ防止機能が損なわれるため、凹凸部20の突起21の高さは、2.0mm〜5.0mmに設定するのが好ましい。ここで、蹴り面19とは、羽根ラグ6又は台形ラグ7の表面の一部であって、ラグ6,7の回転方向前側の表面であり、農用車輪1が回転するとき先行して対地に作用(接地)して推進力(牽引力)を発揮する面部をいう。
前記実施の形態によれば、図5に示すように、農用車輪1で畦23を乗り越える場合、農用車輪1が矢印a方向に回転すると、各羽根ラグ6及び台形ラグ7の蹴り面19が畦23の斜面に順次接当して、各羽根ラグ6及び台形ラグ7の蹴り面19にある凹凸部20の各突起21が、畦23等の斜面に接当乃至突刺る。この場合、滑り止め用の凹凸部20により、小さな突起21を各羽根ラグ6及び台形ラグ7にある程度広い面積に亘って連続的に形成できるため、引っ掛かり面積を増やすことができ、これにより、農用車輪1の登板力を向上させて農用車輪1のスリップを防ぎ、畦23の斜面をスムーズに乗り越えることができるようになる。
しかも、滑り止め用の凹凸部20による突起21は、比較的高さの低い突起となるため、ここに泥が付着して増大するのを防ぐことができる。また、羽根ラグ6等の薄肉部分にも滑り止め用の凹凸部20を簡単に形成でき、滑り止め用の凹凸部20で路面等を剪断破壊するおそれを少なくすることができるし、滑り止め用の凹凸部20が不測に脱落するお
それも少なくなる。
図6〜図8は他の実施形態を示し、各羽根ラグ6及び各台形ラグ7の表面である蹴り面19に設けた滑り止め用の凹凸部20が、直線状の突起25を多数配列して形成されている。線状の突起25の高さは、0.5mm〜5.0mmに設定されている。ただし、線状の突起25の高さは、2.0mm〜5.0mmに設定するのが、前記実施の形態の場合と同様の理由で好ましい。
その他の点は前記実施の形態の場合同様の構成であり、前記実施の形態の場合と同様の作用効果を奏する。
なお、図6〜図8の図例では、突起25は直線状であるが、これに代え、突起25を曲線状に形成し、滑り止め用の凹凸部20を、曲線状の突起25を多数配列して形成するようにしてもよい。
なお、前記実施の形態では、羽根ラグ6及び台形ラグ7の両方の蹴り面19に、凹凸部20を設けているが、これに代え、羽根ラグ6又は台形ラグ7のうちの一方の蹴り面19にのみ凹凸部20を設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、農用車輪1の弾性輪体5に羽根ラグ6及び台形ラグ7を設けているが、これに代え、農用車輪1の弾性輪体5は、羽根ラグ6のみ又は台形ラグ7のみを設けるようにしたものであってよいし、また、農用車輪1の弾性輪体5に、羽根ラグ6又は台形ラグ7以外のラグを設け、このラグの蹴り面に滑り止め用の凹凸部20を設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、羽根ラグ6及び台形ラグ7の両方の蹴り面19に、凹凸部20を設けているが、羽根ラグ6又は台形ラグ7の蹴り面19の他に、台形ラグ7の頂面17や羽根ラグ6の台形ラグ7の車輪回転方向の後面にも凹凸部20を設けるようにしてもよい。
本発明の一実施形態を示す図4のA−A線断面図である。 同図4のB−B線断面図である。 同弾性輪体の要部の平面図である。 同農用車輪の側面図である。 同畦越えをする際の作用説明図である。 他の実施形態を示す羽根ラグ部分の断面図である。 同台形ラグ部分の断面図である。 同弾性輪体の要部の平面図である。
1 農用車輪
6 羽根ラグ
7 台形ラグ
20 凹凸部
21 突起
25 突起

Claims (6)

  1. 径方向外方に突出するラグを有し適正な回転方向が定められた農用車輪であって、
    前記適正な回転方向に回転するとき周方向を向き前側となる前記ラグの表面における少なくとも前記径方向外方側に滑り止め用の凹凸部が設けられており、
    前記凹凸部は、
    前記ラグの表面から突出し回転軸方向に複数が列として並びかつ前記列が径方向に複数並ぶ突起により形成された
    ことを特徴とする農用車輪。
  2. 前記滑り止め用の凹凸部が、シボ加工により形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の農用車輪。
  3. 前記突起は、円錐状又は角錐状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の農用車輪。
  4. 径方向外方に突出するラグを有し適正な回転方向が定められた農用車輪であって、
    前記適正な回転方向に回転するとき周方向を向き前側となる前記ラグの表面における少なくとも前記径方向外方側に滑り止め用の凹凸部が設けられており、
    前記凹凸部は、
    前記ラグの表面から突出し回転軸方向に延びる線状の突起が径方向に複数並んで形成された
    ことを特徴とする農用車輪。
  5. 前記突起の高さが0.5mm〜5.0mmに設定されている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の農用車輪。
  6. 前記凹凸部が設けられたラグは、羽根ラグ又は台形ラグの少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の農用車輪。
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