JP4780637B2 - エレクトロルミネッセンスデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、集積回路(IC)製造に関し、より詳しくは、直流(dc)により動作するIV族基板エレクトロルミネッセンスデバイスとその製造方法に関する。
半導体が直接バンドギャップを形成するか間接バンドギャップを形成するかによらず、半導体デバイスから発光できる。p−n接合に高い逆バイアスをかけることにより、多数のホットキャリアが作り出され、このホットキャリアは光子の放射を伴い再結合する。シリコンデバイスの発光効率は悪いことが知られていて、その光子エネルギーは主に2eV付近である。電気エネルギーの光エネルギーへの変換はエレクトロルミネッセンス(EL)と呼ばれている。小さな電気信号による、室温において動作可能な効率の良いELデバイスは作られてきた。しかし、これらのデバイスは、シリコンと一般的に互換性のない材料、例えば、InGaN、AlGaAs、GaAsP、GaNおよびGaPといったIII−V族材料から製造される。使用する特定の材料によるが、これらのいずれかの基板上に形成されたELデバイスは、可視光域でバンド幅の狭い光を効率的に放つことができる。また、ZnSeといったII−VI族材料も使用されてきた。他のII−VI族材料であってZnSおよびZnOといったものは、acバイアスをかけた状態でエレクトロルミネッセンスを示すということが知られている。特別な(通常でない)CMOSプロセスを実行した場合では、発光デバイスとして使用するために、これらのデバイスをシリコン上に堆積できる。他の分類の発光デバイスには、有機発光ダイオード(OLED)、ナノ結晶シリコン(nc−Sc)およびポリマーLEDがある。
光デバイス(発光および光検出)を必要とするアプリケーションにおいては、シリコンと互換性があり、dc電圧により動作するシンプルで効率の良い発光デバイスが望ましい。効率の良いシリコン基板のELデバイスは、従来のメタライゼーションプロセスと比べ、高速かつ高信頼性の信号カップリング手段を使用可能にする。さらに、大きなシステムオンチップ型のデバイス上のチップ内接続には、光学的方法による信号のルーティングが望ましい。チップ間接続には、導波路または別々のシリコン片間の直接光カップリングにより、チップ間の電気接触なしに実装できる。小型ディスプレイにおいては、可視光の小さな点光源の生成方法により、シンプルかつ安価にディスプレイを形成できる。
従って、Si基板上にシンプルなELデバイスを製造できると有利である。
Si基板のELデバイスを低いdc電圧により動作できると有利である。
Si基板のELデバイスが、スペクトラムの青や近紫外領域の、短波長の光を放射することができると有利である。
本発明により、シリコンウエーハ上のサブマイクロメートルサイズから数マイクロメートルサイズのデバイスにより光を生成できる。有利なことに、放射される光の波長は350nm〜700nmであり、これはスペクトラムの近紫外と可視光領域である。また、主に370nm〜390nmの波長である。このELデバイスはSi基板上に形成されているので、多くの従来のCMOS回路プロセス工程を使用して、製造できる。さらに、このELデバイスは、高周波または交流(ac)電位ではなく、dc電圧により動作する。従って、このELデバイスは、GaまたはAsといったSiと互換性のない材料を導入せずに、CMOSフローに組み込むことができる。pn接合の接合部で発光し、動作ならびに立上りおよび立下がり時間が速い。
従って、エレクトロルミネッセンスデバイスを形成する方法を提供する。この方法は、IV族半導体基板を供給する工程、基板内でp/n接合を形成する工程、および基板のp+/n+接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を含む。複数のp/n接合をインターリーブでき、高強度の光を発生する。
IV族半導体基板の供給は、Si、C、Ge、SiGeまたはSiCといった材料からなる基板の供給を含む。例えば、この基板はシリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiまたはプラスチック上のSiである。この基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層の形成は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSといったII−VI族の材料からなるエレクトロルミネッセンス層の形成を含む。
ある局面では、本方法は、基板とエレクトロルミネッセンス層との間に置かれる絶縁膜の形成をさらに含む。別の局面では、本方法は、エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極の形成を含む。この電極は、制御電圧の制御すなわち発光光の制御に用いられ得る。
ある局面では、インターリーブされた複数のp/n接合の形成は、n領域とp領域が0μm〜2μmの幅を有するギャップの形成を含む。別の局面では、このギャップは0.4μm〜0.5μmである。
上記のELデバイスの製造方法、そのELデバイスの構造とELの操作方法のさらなる詳細は、後述する。
(項目1)
エレクトロルミネッセンスデバイスを製造する方法であって、
基板として、その表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域を含む基板を提供する工程と、
該基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程と
を包含し、
該エレクトロルミネッセンス層は、該p 領域及びn 領域に、これらが形成するp /n 接合にアバランシェ降伏電流が流れるよう逆バイアス電圧が印加されたとき、高エネルギー粒子が注入されるよう、該p 領域及びn 領域に跨るよう配置されている、方法。
(項目2)
上記基板内にp/n接合を形成する工程をさらに包含し、
上記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、該p/n接合をオーバーレイする該エレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板を提供する工程が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる該基板を提供する工程を包含する、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板を提供する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを包む群から選択される該基板を提供する工程を包含する、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えば、ZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなるエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、項目1に記載の方法。
(項目6)
上記エレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、10nm〜300nmの範囲にある厚みを有するエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、項目5に記載の方法。
(項目7)
上記基板と上記エレクトロルミネッセンス層との間にはさまれた絶縁膜を形成する工程をさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目8)
上記基板と上記エレクトロルミネッセンス層との間にはさまれた絶縁膜を形成する工程が、SiO、ならびに例えば、HfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体を包む群から選択される材料からなる該絶縁層を形成する工程を包含する、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記絶縁層を形成する工程が、12nmよりも薄い厚みを有する絶縁層を形成する工程を包含する、項目7に記載の方法。
(項目10)
上記基板内にp+/n+接合を形成する工程が、複数のp+/n+接合を形成する工程を包含し、上記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、該複数の /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、項目2に記載の方法。
(項目11)
上記複数のp/n接合を形成する工程が、上記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内の複数のp領域を形成する工程を包含する、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内における複数のp領域を形成する工程が、該n領域と該p領域との間のギャップを形成する工程を包含し、該ギャップは0μm〜2μmの幅を有する、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内における複数のp領域を形成する工程が、該n領域と該p領域との間のギャップを形成する工程を包含し、該ギャップは0.4μm〜0.5μmの幅を有する、項目12に記載の方法。
(項目14)
上記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内の複数のp領域を形成する工程が、
基板のアクティブ領域を酸化する工程と、
該アクティブ領域の第1のパターニングされた領域にドナー材料の注入する程と、
該アクティブ領域の第2のパターニングされた領域にアクセプター材料の注入する工程およびアニールする工程と
を包含する、項目11に記載の方法。
(項目15)
上記第1のパターニングされた領域および第2のパターニングされた領域にドナー材料およびアクセプター材料を注入する工程は、それぞれ、上記p領域および上記n領域の抵抗率が0.5ohm・cm以下であるに十分な不純物注入量およびエネルギー準位を有する注入工程を包含する、項目14に記載の方法。
(項目16)
上記アニール工程が、レーザーアニール工程および600℃よりも高温における熱アニール工程を含む群から選択されるプロセスを包含する、項目14に記載の方法。
(項目17)
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極を形成する工程をさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目18)
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極を形成する工程が、透明な電極を形成する工程を包含する、項目17に記載の方法。
(項目19)
上記透明な電極を形成する工程が、ITOおよびZnAlOを含む群から選択される材料からなる電極を形成する工程を包含する、項目17に記載の方法。
(項目20)
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする中間レベル誘電体を形成する工程をさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目21)
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする中間レベル誘電体を形成する工程が、SiO、プラズマCVD(PECVD) TEOS、ならびに例えばHfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体を含む群から選択される材料からなる中間レベル誘電体を形成する工程を包含する、項目20に記載の方法。
(項目22)
エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする放射変換層を形成する工程をさらに包含し、該放射変換層は蛍光色素および燐光色素を含む群から選択される色素を含む、項目1に記載の方法。
(項目23)
上記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程は、dcスパッタリング、無線周波数(RF)スパッタリング、原子層堆積(ALD)、有機金属化学気相成長法(MOCVD)およびソルゲル前駆物質を用いたスピンオン(spin−on)堆積を含む群から選択されたプロイセスを用いてエレクトロルミネッセンス層を堆積する工程を包含する、項目1に記載の方法。
(項目24)
上記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、
Znをdcスパッタリング堆積する工程と、
クリーンドライエア雰囲気中において、300℃よりも高温において該Znを酸化する工程と
を包含する、項目1に記載の方法。
(項目25)
上記/n接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、項目1に記載の方法。
(項目26)
上記基板は、IV族半導体基板であり、上記p/n接合を形成する工程が、IV族半導体基板内にp/n接合を形成する工程を包含する、項目25に記載の方法。
(項目27)
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板内にp+/n+接合を形成する工程が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる基板を提供する工程を包含する、項目25に記載の方法。
(項目28)
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板内にp+/n+接合を形成する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板を提供する工程を包含する、項目25に記載の方法。
(項目29)
上記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーおよびII−VI族材料を含む群から選択される材料からなるエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含し、該II−VI族材料は例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであることを特徴とする、項目25に記載の方法。
(項目30)
前記基板の表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域は、ダイオードを構成しており
前記エレクトロルミネッセンス層を形成する工程は、該ダイオードをオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、項目1に記載の方法。
(項目31)
上記基板は、IV族半導体基板であり、
上記ダイオードを形成する工程が、IV族半導体基板内にダイオードを形成する工程を包含する、請求項30に記載の方法。
(項目32)
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板内にダイオードを形成する工程が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる基板を提供する工程を包含する、項目30に記載の方法。
(項目33)
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板内にダイオードを形成する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板を提供する工程を包含する、項目30に記載の方法。
(項目34)
上記ダイオードをオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびにZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなるエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、項目30に記載の方法。
(項目35)
上記基板はSi基板であり、
上記エレクトロルミネッセンス層は、ZnO層である、項目1に記載の方法。
(項目36)
上記ダイオードと上記ZnO層との間にはさまれた絶縁層を形成する工程をさらに包含する、項目35に記載の方法。
(項目37)
上記ZnO層をオーバーレイする導電性電極を形成する工程をさらに包含する、項目35に記載の方法。
(項目38)
上記Si基板内にダイオードを形成する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板を提供する工程を包含する、項目35に記載の方法。
(項目39)
エレクトロルミネッセンスデバイスを操作する方法であって、
/n接合のn領域へ第1のdc電圧を印加する工程と、
該p/n接合のp領域へ基準電圧を印加する工程と、
該p+/n+接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程と
を包含し、
該p 領域及びn 領域は、基板の表面の隣接する領域に形成されており、
該p 領域及びn 領域には、該第1のdc電圧及び基準電圧の印加により、これらが形成するp /n 接合にアバランシェ降伏電流が流れて高エネルギー粒子が該エレクトロルミネッセンス層に注入されるよう逆バイアス電圧が印加される、方法。
(項目40)
上記p/n接合のn+領域への第1のdc電圧を印加する工程が、上記基準電圧よりも少なくとも3.4V大きなdc電圧を印加する工程を包含する、項目39に記載の方法。
(項目41)
上記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択されたエレクトロルミネッセンス材料から光を放射する工程を包含する、項目40に記載の方法。
(項目42)
上記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、350nm〜700nmの波長の光を放射する工程を包含する、項目39に記載
の方法。
(項目43)
上記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、370nm〜390nmの波長の光を放射する工程を包含する、項目42に記載の方法。
(項目44)
上記エレクトロルミネッセンスをオーバーレイする電極への、第1のdc電圧の40%〜60%の範囲にあるバイアス電圧を印加する工程と、
該バイアス電圧に応じた放射光を変調する工程とをさらに包含する、項目39に記載の方法。
(項目45)
放射光の放射変換層を通過する工程および400nmよりも短波長を有する放射光を400nmよりも長波長を有する光へ変換する工程をさらに包含し、該放射変換層が、蛍光性色素および燐光性色素を含む群から選択される色素を含む、項目39に記載の方法。
(項目46)
上記n+領域への第1のdc電圧を印加および上記p+領域への基準電圧の印加に応じた、上記 /n 接合内にホットキャリアを生成する工程と、
該p+/n+接合内のアバラッシェ降伏電流を生成する工程と、
上記エレクトロルミネッセンス層へのホットキャリアを注入する工程と
をさらに包含し、
該p+/n+接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、該エレクトロルミネッセンス層内のホットキャリアの放射的な再結合に応じて光を放射する工程を包含する、項目39に記載の方法。
(項目47)
上記p/n接合のn領域への第1のdc電圧を印加する工程が、1ギガヘルツ(GHz)以下の第1のレートで変調されたdc電圧を印加する工程を包含し、該p+/n+接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、該第1のレートでの放射光を変調する工程を包含する、項目39に記載の方法。
(項目48)
上記p/n接合のn領域への第1のdc電圧を印加する工程が、複数のn領域への該dc電圧を同時印加する工程を包含し、該p/n接合のp領域への基準電圧を印加する工程が、該n領域にインターリーブされた複数のp領域への該基準電圧を同時印加する工程を包含する、項目39に記載の方法。
(項目49)
上記第1のdc電圧を印加する工程が、上記インターリーブされたn領域とp領域との間のギャップに対応するdc電位を印加する工程を包含する、項目48に記載の方法。
(項目50)
上記インターリーブされたn領域とp領域との間のギャップに対応するdc電位を印加する工程が、約0.6μmのギャップに応じた7Vの電圧を印加する工程を包含する、項目49に記載の方法。
(項目51)
上記p/n接合のn領域への第1のdc電圧を印加する工程が、10ナノ秒よりも短い立上り時間および立下り時間を有するインパルス状の信号を印加する工程を包含する、項目39に記載の方法。
(項目52)
板と、
該基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層と
を備え
該基板は、その表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域を含み、
該p 領域及びn 領域には、これらが形成するp /n 接合にアバランシェ降伏電流が流れて高エネルギー粒子が該エレクトロルミネッセンス層に注入されるよう逆バイアス電圧が印加される、エレクトロルミネッセンスデバイス。
(項目53
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる、項目52に記載のデバイス。
(項目54
上記基板は、IV族半導体基板であり、該IV族半導体基板が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板である、項目52に記載のデバイス。
(項目55
上記エレクトロルミネッセンス層が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなる、項目52に記載のデバイス。
(項目56
上記エレクトロルミネッセンス層の厚みが、10nm〜300nmの範囲にある、項目55に記載のデバイス。
(項目57
上記基板と上記エレクトロルミネッセンス層の間にはさまれた絶縁膜をさらに備える、項目52に記載のデバイス。
(項目58
上記絶縁膜が、SiOと、例えばHfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体とを含む群から選択された材料からなる、項目57に記載のデバイス。
(項目59
上記絶縁層の厚みが12nmよりも薄い、項目57に記載のデバイス。
(項目60
複数のp/n接合が上記基板内に形成され、上記エレクトロルミネッセンス層は該複数のp/n接合をオーバーレイする、項目52に記載のデバイス。
(項目61
多数の上記p/n接合が、上記基板内の複数のn領域および、インターリーブされ隣接した該基板内の複数のp領域を含む、項目60に記載のデバイス。
(項目62
上記隣接したn領域とp領域との間のギャップの幅が、0μm〜2μmの範囲にある、項目61に記載のデバイス。
(項目63
上記隣接したn領域とp領域との間のギャップの幅が、0.4μm〜0.5μmの範囲にある、項目62に記載のデバイス。
(項目64
上記複数のn領域およびp領域の抵抗率が、0.5ohm・cm以下である、項目61に記載のデバイス。
(項目65
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、項目52に記載のデバイス。
(項目66
上記導電性電極が透明である、項目65に記載のデバイス。
(項目67
上記透明な電極が、ITOおよびZnAlOを含む群から選択される材料からなる、項目66に記載のデバイス。
(項目68
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする中間レベル誘電体をさらに備える、項目52に記載のデバイス。
(項目69
上記中間レベル誘電体が、SiO、プラズマCVD(PECVD) TEOS、ならびに例えばHfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体を含む群から選択される材料からなる、項目68に記載のデバイス。
(項目70
蛍光性色素および燐光性色素を含む群から選択される色素を含む上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする放射変換層をさらに備える、項目52に記載のデバイス。
(項目71
上記基板と上記エレクトロルミネッセンス層の間にはさまれた絶縁膜をさらに備える、項目52に記載のデバイス。
(項目72
上記p/n接合が、IV族半導体基板内に形成されている、項目71に記載のデバイス。
(項目73
上記IV族半導体が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる、項目71に記載のデバイス。
(項目74
上記p/n接合が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択されるIV族半導体基板内に形成されている、項目71に記載のデバイス。
(項目75
上記エレクトロルミネッセンス層が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなる、項目71に記載のデバイス。
(項目76
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、項目71に記載のデバイス。
(項目77
上記基板の表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域は、ダイオードを構成している、項目52に記載のデバイス。
(項目78
上記ダイオードが、IV族半導体基板内に形成されている、項目77に記載のデバイス。
(項目79
上記ダイオードが、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなるIV族半導体内に形成されている、項目77に記載のデバイス。
(項目80
上記ダイオードが、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択されるIV族半導体基板内に形成されている、項目77に記載のデバイス。
(項目81
上記エレクトロルミネッセンス層が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなる、項目77に記載のデバイス。
(項目82
上記基板と上記エレクトロルミネッセンス層の間にはさまれた絶縁膜をさらに備える、項目77に記載のデバイス。
(項目83
上記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、項目77に記載のデバイス。
(項目84
上記基板はSi基板であり、
上記エレクトロフミネッセンス層はZnO層である、請求項52に記載のデバイス。
(項目85
上記p/n接合と上記ZnO層との間にはさまれた絶縁層をさらに備える、項目85に記載のデバイス。
(項目86
上記ZnO層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、項目84に記載のデバイス。
(項目87
上記p/n接合が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択されるSi基板内に形成されている、項目84に記載のデバイス。
(摘要)
エレクトロルミネッセンスデバイスを形成する方法を提供する。この方法は、IV族半導体基板を供給する工程と、基板内にp/n接合を形成する工程と、主に複数のインターリーブされたp/n接合を形成する工程と、基板のp+/n+接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成とを含む。IV族半導体基板は、Si、C、Ge、SiGe またはSiCであり得る。例えば、この基板は、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiまたはプラスチック上のSiであり得る。エレクトロルミネッセンス層は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよび CdSといったII−VI族の材料であり得る。ある局面では、この方法は、基板とエレクトロルミネッセンス層との間に置かれる絶縁膜の形成をさらに含む。別の局面では、この方法は、エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極の形成を含む。
図3は、本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの第1の局面の部分断面図である。図1の説明(後で説明する)の代わりに、最もシンプルな形態では、デバイス300は、p/n接合302とp/n接合302にオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層304を含むと理解し得る。図3に示されるように、p/n接合302はIV族半導体基板306内に形成され得る。p/n接合302は、IV族材料に加えて、他の型の基板材料にも形成され得るということに留意されたい。従来のCMOSプロセスにおいて使用可能なため、ここではIV族基板材料を引用している。
IV族半導体306は、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCであり得る。例えば、SOI基板、バルクSi基板、ガラス上のSi基板またはプラスチック上のSi基板が使用され得る。また、図1に示されるように、エレクトロルミネッセンス層304は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSといったII−VI族の材料である。
図示していないが、基板とエレクトロルミネッセンス層304との間に置かれる絶縁膜が形成され得る。さらに、エレクトロルミネッセンス層304にオーバーレイする導電性電極が形成され得る。デバイスのこれらの態様は図1を参照。
図4は、本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの第2の局面の部分断面図である。最もシンプルな形態では、図4のデバイス400は、ダイオード402とダイオード402にオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層404であると理解され得る。図1と図3に示されるように、ダイオード402は、上記IV族半導体のいずれかの基板406内に形成される。基板とエレクトロルミネッセンス層との間に置かれる絶縁膜および/またはエレクトロルミネッセンス層にオーバーレイした導電性電極の光学的使用は図1を参照。
図5は、本発明のZnOエレクトロルミネッセンスデバイスの部分断面図である。デバイス500は、Si基板504内に形成された形成されたp/n接合502を含む。p/n接合502にZnO層506がオーバーレイする。ある(光学的)局面では、絶縁層508がp/n接合502とZnO層506との間に置かれる。
別の(光学的)局面では、ZnO層506に導電性電極510がオーバーレイする。
/n接合502は、SOI基板、バルクSi基板、ガラス上のSi基板またはプラスチック上のSi基板内に形成され得る。
図1は、本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの部分断面図である。デバイス100は、IV族半導体基板102と基板102にオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層104を含む。p/n接合106は基板102内に形成され、エレクトロルミネッセンス層104はp/n接合106にオーバーレイする。
図示してある局面では、複数のp/n接合106、108、110(この場合では3個の接合)は基板102内に形成され、複数のp/n接合106〜110にエレクトロルミネッセンス層がオーバーレイする。3個のp/n接合が図示されるが、本発明は特定のこの数に限定されたものではい。
図2は、図1のELデバイス基板の平面図である。複数のp/n接合は、基板102内の複数のn領域および基板102内のインターリーブし隣接した(ハッチングで示される)複数のp領域202を含む。隣接するn領域とp領域との間のギャップの幅206は0μm〜2μmである。別の局面では、幅206は0.4μm〜0.5μmである。CMOSプロセスにおいて標準的なように、n領域200とp領域202の抵抗率は0.5ohm・cm以下である。
図1へ戻り説明する、IV族半導体基板102はSi、C、Ge、SiGeまたはSiCといった材料であり得る。本発明のELデバイス100はこれらの材料に限られないということに留意されたい。正しくは、これらの材料を引用したのは、これらの材料が従来のCMOSプロセスにすでに組み込まれていて使い勝手が良いためである。例として、Siを用いたIV族半導体基板102は、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiまたはプラスチック上のSiであり得る。この場合もやはり、一般的に知られた基板材料をリストアップしたものである。当業者にはここに挙げていない基板材料も知られ得る。
エレクトロルミネッセンス層104は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSといったII−VI族の材料であり得る。ある局面では、エレクトロルミネッセンス層104の厚さ120は10nm〜300nmである。
別の局面では、デバイス100は、基板102とエレクトロルミネッセンス層104の間に置かれる絶縁膜114をさらに含む。絶縁膜114は、SiO、または、HfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlといったhigh−k(高誘電率)誘電体であり得る。ある局面では、絶縁層114の厚さ122は12nmよりも薄い。
図示してある局面では、デバイス100は、エレクトロルミネッセンス層104にオーバーレイした導電性電極124をさらに含む。導電性電極124は透明であり得、これにより光の放射は助長される。透明電極124はITOやZnAlOといった材料から作ることができる。
別の局面では、デバイス100は、エレクトロルミネッセンス層104にオーバーレイした中間レベル誘電体(ILD)130をさらに含む。図示したとおり、中間レベル誘電体130は電極124に直接オーバーレイする。中間レベル誘電体130は、SiOといった材料、プラズマCVD(PECVD) TEOS、または、HfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlといったhigh−k誘電体であり得る。
別の局面では、デバイス100は、エレクトロルミネッセンス層104にオーバーレイした放射変換(emission conversion)(EC)層140をさらに含む。図示したとおり、放射変換層140は、中間レベル誘電層130に直接オーバーレイする。放射変換層140は、蛍光性色素および燐光性色素といった色素を含み、これにより短波長のUV光を可視光に変換する。ある局面では、この色素は中間レベル誘電層130に挿入されている。つまり、中間レベル誘電層と放射変換層が同じ層である。別の局面では、この色素は導電性電極124に挿入され得る。
デバイス100には絶縁層114、トップ電極124、中間レベル誘電層130および放射変換層140が図示されているが、これらの各層は選択が自由であり、このデバイスは、選択が自由な層114、124、130および140の任意の組み合わせによって、またはどれも含まないように製造され得る。
図6は、本発明のELデバイスの別の部分断面図である。図6を例示的な製造方法の説明の助けに用いる。図中において、このデバイスは(111)方位のp型Si基板上に製造されているが、他の方位、例えば(001)方位、によっても製造できる。このp領域とn領域は、NMOSFETとPMOSFETのソース領域とドレイン領域と同一条件下で、イオンが注入されアニールされている。一般的には、熱酸化物はZnO堆積前に活性域(露出したシリコン)上に成長される。この酸化物絶縁は実施に必要ではないが、この酸化物を使用することにより、発光の電圧しきい値を下げることができる。例えば7nmの厚みの酸化物が使用され得る。トランジスタのゲート酸化膜成長方法と同様に、この層はゲート酸化膜になり得る。HfO、ZrO、TiO、SiN、Al等のhigh−k誘電体を含む他の絶縁膜も使用され得る。
図示されるように、選択可能な酸化誘電体層の上にZnOを堆積する。この堆積方法は多数ある。ある局面では、クリーンドライエア(CDA)雰囲気において、dcスパッタリングを用い200nmの厚みのZnを堆積し、その後410℃または800℃で熱酸化を行う。結果としてランダム・フェーズのZnO膜が得られることは良く知られている。
図7は、400℃〜900℃において金属的なZnが不揃いなZnOに変換されたことを確証するX線回折(XRD)データを示しているグラフである。一般的に、900℃よりも高温ではケイ酸Znクリスタライトが生成される。X線回折の最大ピークは約34.4°にあり、これはZnO(002)相に対応し、c軸相として知られている。クリスタライトの大きさの平均はピーク幅から見積もられ、800℃においてアニールされた膜では69nmであり、400℃においてアニールされた膜では約42nmであることが分かった。
代替的に、無線周波数(RF)スパッタリング堆積、原子層堆積(ALD)、有機金属化学気相成長法(MOCVD)あるいはソルゲル前駆物質を用いたスピンオン(spin−on)により、ZnOを堆積しうる。各方法は、ELデバイスの効率に影響を与え得る結晶方向の様々な程度を生じる。
特定のZnOのELデバイスについて記載したが、類似の方法によって、他の材料を機能させ得る。この、他の材料は、例えば、ZnS、ZnSe、CdSe、CdS、既知の有機蛍光体、ナノ結晶シリコン、ナノ結晶ゲルマニウムまたは蛍光性ポリマーであり得る。
透明性は必要ではなく選択可能であると考えられるが、トップ導電性ゲートや電極は透明であり得る。インジウムスズ酸化物(ITO)やZnAlOは、透明な導電性ゲートに使用され得る材料としてよく知られている。ゲートをフォトリソグラフィーで定めた後、スタックはITOを除去するためにエッチングされ、ZnO内部で部分的に止まる。希薄なHClのウェットエッチングにより、露出領域に残存するZnOは効率的に除去される。フォトレジストは除去され、中間レベル誘電体、PECVD TEOSまたはSiOが堆積され得る。シリコンヘのコンタクトはパターニングおよびエッチングされ、その後金属層の堆積、パターニングおよびエッチングが行われる。
ZnO膜(または上記EL材料のいずれかひとつ)はn/p接合に近接して配置される。n/p接合に逆バイアスをかけると、ZnO材料の中へホットキャリアが生成され、発光を引き起こす。n/p接合は全ての半導体上に作ることができる。ここの例では、n/p接合は、従来のCMOSと互換性のある製造方法を用い、シリコン中に形成される。n領域とp領域との間隔は発光強度とオンセット電圧の決定の助けになる。
図8は、3個の異なるデバイスのレイアウトの平面図である。下図は2個のp/n接合からなるELデバイスを示す。中央図は、5個のp/n接合からなるELデバイスを示す。上図は、15個のp/n接合からなるELデバイスを示す。
図9は、図8の中央のデバイスの拡大図である。このデバイスは、櫛に5つの歯があるような構造を有し、隣接したn領域とp領域との間のギャップは0.6μmである。15ボルトのdcバイアスをn領域に加えることによってオン状態にされると、このデバイスは光を放射する。p領域が接地され、n領域に順バイアスをかけ、pn接合に効率的に逆バイアスをかけた場合では、光の放射は安定し、ぐらつかない。
放射された光は肉眼で見える。従って、400nmよりも長い波長を含む。このZnOのフォトルミネッセンス(短波長の光で励起した試料からの光の生成)は400nmよりも短波長の発光を示すということが一般的に知られている。実際に、ピークはたいてい370nmから380nmの間に見られる。従って、多くのエレクトロルミネッセンスは、400nmよりも短波長において起こる。放射されたUV光は、蛍光性染色体または燐光性染色体を用いて可視領域光に変換できる。小型ディスプレイにおける用途では、ZnOの上のコーティングがUV光を可視光に効率的に変換する。この光は、液晶シャッター、カラーフィルターまたは帯域通過フィルターと組み合わせて、ほとんど全ての着色光源の形成に使われ得る。
観察される放射は、ZnO燐光体中の電子と正孔との再結合が起源であり、固有バンド間放射再結合機構(UV)および可視光の生成を可能にする欠陥(例えばO−空格子、O−格子間原子、Zn−格子間原子)を介在した放射再結合を介して起きる。
この発光機構は、逆バイアスのかけられた接合からポテンシャル障壁を越え、ZnO燐光体への、「ホット」キャリアの注入に起因していると考えられる。この方法は、ある意味で、短チャンネルMOSデバイスにおけるホットキャリアの注入に類似する。大きなアバランシェ降伏電流が流れるように、燐光体(ここではZnO)に隣接した、シリコン内のp−nダイオードに逆バイアスがかけられている。ここで使用した降伏という用語は、MOSデバイスの薄いゲート酸化膜にしばしば付随する破壊的な降伏を意味するのではなく、むしろ、p−n接合ダイオードの破壊的でないアバランシェ動作モードを意味する。逆バイアスのかけられたpn接合ダイオードでは、大半の電圧降下は接合部を介して起きる。この動作モードにおいては、少数キャリアは接合部の両側から(正孔はnから、電子はpから)強電場空乏層領域へと注入される。ここで再び少数キャリアは、バンドエッジのポテンシャルを越える運動エネルギーを得ながら、接合部の逆側へ向かい加速される、すなわち「ホット」になる。この途中で、これらの高エネルギーの電子は散乱し、衝撃イオン化と呼ばれるプロセスにより新たな付加的な電子−正孔対を生成し得る。しきい値よりも大きな電場の場合には、新たに生成されたキャリアもまた、付加的なキャリアを生成し得る。このプロセスは、「アバランシェ」に類似したプロセスであり、高電流になるまで続く。これらのキャリアは「ホット」な(すなわち、バンドエッジよりも大きなエネルギーを有する)ため、障壁を越え、Siから、放射的に再結合し観測される光を作り出すZnOへ注入されるに十分なエネルギーおよび適切な運動量を有するものもある。
この放射は、2種類のSi間のpn接合部から、電子と正孔を連続して注入することにより持続する。1種類のキャリアしか注入されない場合では、観測されるように発光を持続させ得ない。
/n接合とZnO層との間にSiOが挿入されている場合では、キャリアは、障壁を越え放射的に再結合し発光し得るZnOへ注入され得るのみならず、薄いSiO障壁を直接トンネリングを介して、またはファウラー・ノルドハイム・トンネリング(電場方向が正しいと想定している)を介して注入され得る。
適した状況下において、ZnOまたはSiO被覆層の片方で破壊的な降伏が起きないことが保障されている場合では、キャリアの注入はゲート電圧により調節できる。
このSiのアバランシェ降伏電圧は臨界電場Ecrに比例し、半導体の誘電率はドープ量に反比例し次式で与えられる。

br〜(Ecr /2q)*[(N+N)/N] (1)

crは臨界降伏電場であり、所定の半導体に固有の物理定数である。半導体を変更すると、異なる臨界電場と誘電率になる。しかし、定量的には変わるものの、主要なデバイスの動作は実質的には同じままである。
原則として、デバイスの動作は、ドープ量を変えることにより変化され得る。接合部の片側のドープ量を少しでも増やすことにより、降伏電圧は低下する。この降伏電圧の低下は潜在的にデバイスの動作電圧の低下につながる。しかし、ドーピング量が多い場合には、ツェナー(バンド間トンネル)降伏が優勢になり、高いエネルギーのキャリアの生成が少なくなると考えられるため、ドープ量を多くしすぎることは避けなければならない。
片面接合では、ドープ量の少ない領域にドープすることにより、降伏電圧を制御する。しかし、ZnO層とp/n接合との境界面にSiOを有するデバイスにおいて、より低いしきい値が観測された局面もある。これらのデバイスにおいては、ホウ素(p型)ドーパントは熱酸化工程中に表面から奪われ得る。これが起こることにより、降伏電圧が高くなり、従って、所定の電圧において得られる高エネルギーのキャリアは少なくなる。
温度もデバイスの動作に影響を及ぼす。アバランシェ降伏では、低い温度ほど格子散乱が少なくなるために、温度の低下により降伏電圧が下がる。最終的に散乱されるまでにより長く移動するために、キャリアはより多くのエネルギーを蓄積できる。必要になるのはより低い電圧であり、これにより動作電圧がより低くなる。
さらに、例示的なZnOデバイスから放たれる光は、Siのn領域のバイアスを変えることにより速やかに調節できる。発光は、pnダイオードの動作により制御されているため、極めて高速であり、従来の静電容量型のELデバイスに付随する高電場動作を要さない。また、ac動作は不必要であり、本発明のデバイスがSiのIC集積化とより高い互換性をもたせる。
図10〜図12は、本発明の例示的なZnOデバイスの該当するダイオードの特性を示している。図10は、p/n接合の逆バイアス動作のアバランシェモードを強調したグラフである。図11は、電子と正孔のアバランシェ増幅をエネルギー的に表現したものである。図12は、電子と正孔のアバランシェ増幅を空間的に表現したものである。
図13と図14は、それぞれ平衡状態とバイアス状態におけるデバイスのバンド図である。図13はSiとZnOとの境界面におけるnSiとpSiのバンド図である。図14は逆バイアス下におけるELデバイスのバンド図である。図示されるように、逆バイアス状態は、電子と正孔のSiからZnOへの注入を許容する。
図15〜図20は、例示的なZnOのエレクトロルミネッセンスデバイスの完了までの内の所定の工程の平面図と部分断面図である。図15において、四角のウィンドウが開いており、熱酸化されたシリコンウエーハの活性域を形成している。図16において、n注入域がパターニングされ注入される。図17において、p注入域(平行線模様のある領域)がパターニングされ注入される。次いで、nインプラントとpインプラントは高温におけるアニールにより活性化される。図18において、選択可能なゲート酸化膜が露出したシリコン領域上に成長される。その後、ZnOが堆積される。選択可能な、トップ透明導電性ゲート(ITO)が堆積され、パターニングされ、エッチングされる。図19において、中間レベル誘電層、例えばPECVD TEOS酸化物、が堆積される。コンタクトホールがパターニングされ、エッチングされる。図20において、Alのメタライゼーション層が堆積され、パターニングされ、エッチングされ、このデバイスの製造が完成する。
図21は、本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法を示すフローチャートである。この方法(後述する方法を含む)は、明確にするために、番号付けした工程のシーケンスとして示しているが、明確に記載している場合以外では、番号付けから順番を推測すべきでない。これらの工程には、省略し得るもの、平行して行われ得るものやシーケンスの順番を忠実に守らずに行われ得るものもあるということに留意されたい。この方法は工程2200から始まる。
工程2202において、IV族半導体基板を提供する。工程2204において、基板内にp/n接合を形成する。工程2206において、基板上にエレクトロルミネッセンス層を形成する。すなわち、エレクトロルミネッセンス層はp/n接合にオーバーレイして形成されている。
ある局面では、工程2202におけるIV族半導体基板の提供は、Si、C、Ge、SiGeまたはSiCといった材料からなる基板の提供を含む。例えば、この基板は、SOI、バルクSi、ガラス上のSiまたはプラスチック上のSiであり得る。
別の局面では、工程2206における基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層の形成は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSといったII−VI族の材料からなるエレクトロルミネッセンス層の形成を含む。ある局面では、工程2206において、10nm〜300nmの厚みを有するエレクトロルミネッセンス層を形成する。
工程2206において、dcスパッタリング、RFスパッタリング、原子層堆積(ALD)、有機金属化学気相成長法(MOCVD)またはソルゲル前駆材料を用いたスピンオン(spin−on)といった工程を行い、エレクトロルミネッセンス層を堆積し得る。例えば、工程2206aにおいて、Znをdcスパッタリングによって堆積し得る。次に、工程2206bにおいて、クリーンドライエア雰囲気中において300℃よりも高い温度でZnを酸化する。
別の局面では、工程2205において、基板とエレクトロルミネッセンス層の間に置かれた絶縁膜を形成する。この工程2205において形成される絶縁膜は、SiOといった材料または、HfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlといったhigh−k誘電体であり得る。しかし、当業者にはここに挙げていない基板材料も知られ得る。ある局面では、工程2205において、12nmよりも薄い厚みを有する絶縁層を形成する。
他の様態では、基板の中のp/n接合の形成(工程2204)は、複数のp/n接合の形成を含む。次いで、工程2206において複数のp/n接合にオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層を形成する。より明確には、複数のp/n接合の形成は、複数の基板内のn領域と、これにインターリーブされ隣接した基板内のp領域の形成を含む。ある局面では、n領域とp領域の間に0μm〜2μmの幅のギャップが形成される。別の局面では、このギャップの幅は0.4μm〜0.5μmである。
別の局面では、複数の基板内のn領域と、これにインターリーブされ隣接した基板内のp領域の形成はサブ工程を含む。工程2204aにおいて、基板のアクティブな領域を酸化する。工程2204bにおいて、第1のパターニングされたアクティブな領域の範囲にドナー材料を注入する。工程2204cにおいて、第2のパターニングされたアクティブな領域の範囲にアクセプター材料を注入する。工程2204dにおいて、アニールする。工程2204cは工程2204bの前に行われ得ることに注意されたい。さらに、第1のパターニングされたおよび第2のパターニングされたアクティブな領域の範囲へのそれぞれドナーおよびアクセプター材料の注入(工程2204bおよび工程2204c)は、pおよびn領域への、抵抗が0.5ohm・cm以下になるに十分な不純物注入量およびエネルギー準位を有する注入を含む。ある局面では、工程2204dにおいて、レーザーアニールまたは600℃よりも高温における熱アニールが行われる。
この方法の別の局面では、工程2208において、エレクトロルミネッセンス層にオーバーレイした導電性電極を形成する。導電性電極は、ITOまたはZnAlOといった材料からなる透明電極であり得る。
さらにある局面では、工程2210において、エレクトロルミネッセンス層にオーバーレイした中間レベル誘電体を形成する。中間レベル誘電体は、SiOといった材料、プラズマCVDまたはHfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlといったhigh−k誘電体から作られ得る。
別の局面では、工程2212において、エレクトロルミネッセンス層にオーバーレイした放射変換(EC)層を形成し、放射変換層は蛍光性色素および燐光性色素を含む群から選択された色素を含む。
図22は、本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法の第1の局面を示すフローチャートである。この方法は工程2300から始まる。工程2302において、p/n接合を形成する。工程2314において、このp/n接合上にエレクトロルミネッセンス層を形成する。ある局面では、工程2302におけるp/n接合の形成は、Si、C、Ge、SiGeまたはSiCといったIV族半導体基板内のp/n接合の形成を含む。例えば、SOI、バルクSi、ガラス上のSiまたはプラスチック上のSi基板が使用され得る。
別の局面では、p/n接合にオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層の形成(工程2304)は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSといったII−VI族といった材料からなるエレクトロルミネッセンス層の形成を含む。
図23は、本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法の第2の局面を示すフローチャートである。この方法は工程2400から始まる。工程2402において、ダイオードを形成する。工程2404において、ダイオードにオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層を形成する。ある局面では、工程2402におけるダイオードの形成は、Si、C、Ge、SiGeまたはSiCといったIV族半導体基板内のダイオードの形成を含む。例えば、SOI、バルクSi、ガラス上のSiまたはプラスチック上のSi基板が使用され得る。
別の局面では、ダイオード上のエレクトルミネッセンス層の形成(工程2404)は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSといったII−VI族といった材料からなるエレクトロルミネッセンス層の形成を含む。
図24は、本発明のZnOエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法を示しフローチャートである。この方法は工程2500から始まる。工程2502において、Si基板内にダイオードを形成する。交互に、工程2502において、基板内にp/n接合を形成する。工程2502においては、SOI、バルクSi、ガラス上のSiまたはプラスチック上のSi基板内にダイオードを形成し得る。工程2504において、ダイオードにオーバーレイした絶縁層を形成する。ある局面では、工程2503において、ダイオードとZnO層の間に絶縁層を形成する。別の局面では、工程2506において、ZnO層にオーバーレイした導電性電極を形成する。
図25は、本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの操作方法を示すフローチャートである。この方法は工程2600から始まる。工程2602において、p/n接合のn領域に第1のdc電圧を印加する。工程2604において、p/n接合のp領域に基準電圧、例えばグランド電圧を印加する。工程2606において、p/n接合にオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層から光を放射する。
ある局面では、工程2602におけるp/n接合のn領域への第1のdc電圧の印加は、基準電圧(工程2604)と比べ少なくとも3.4ボルト大きなdc電圧の印加を含む。別の局面では、p/n接合にオーバーレイしたエレクトロルミネッセンス層からの光放射(工程2606)は、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーといった材料、あるいはZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSといったII−VI族といった材料からなるエレクトロルミネッセンス材料からの光放射を含む。例えば、工程2606において、350nm〜700nmの波長の光を放射し得る。別の局面では、工程2606において、370nm〜390nmの波長の光を放射する。
他の局面では、工程2608において、エレクトロルミネッセンス層にオーバーレイした電極へ、第1のdc電圧の40%〜60%のバイアス電圧を印加する。次いで工程2610において、バイアス電圧に応じて放射光を変調する。
別の局面では、工程2612において、放射光は、蛍光色素または燐光色素といった色素を含む放射変換層を通過する。次いで工程2614において、400nmよりも短波長の放射光を400nmよりも長波長の光に変換する。
ある局面では、工程2605aにおいて、n領域への第1のdc電圧の印加(工程2602)とp領域への基準電圧の印加(工程2604)に応じて、p/n接合にホットキャリアを生成する。工程2605bにおいて、p/n接合にアバランシェ降伏電流を生成する。工程2605cにおいて、ホットキャリアをエレクトロルミネッセンス層へ注入する。次いで工程2606において、エレクトロルミネッセンス層内のホットキャリアの放射的な再結合に応じて光を放射する。
別の局面では、p/n接合のn領域への第1のdc電圧の印加(工程2602)は、1GHz以下の第1のレートで変調したdc電圧の印加を含む。次いで、この第1のレートで変調された光を放射する。
ある局面では、p/n接合のn領域への第1のdc電圧の印加(工程2602)は、複数のn領域へのdc電圧の同時印加を含む。次いで、p/n接合のp領域への基準電圧の印加(工程2604)は、n領域にインターリーブされた複数のp領域への基準電圧の同時印加を含む。ある局面では、工程2602において、インターリーブされたn領域とp領域との間のギャップに応じた第1のdc電位を印加する。例えば、工程2602において、約0.6μmのギャップに応じた(少なくとも)7Vの電圧を印加する。
別の局面では、工程2602におけるp/n接合のn領域への第1のdc電圧の印加は、立上りおよび立下り時間が10ナノ秒よりも短いインパルス状の信号の印加を含む。
IV族基板材料上に形成されたELデバイスを提供した。対応するEL製造工程についても記載した。本発明を理解しやすくするためにプロセスを例示した。しかしながら、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、ZnOのELデバイスについても記載した。しかしながら、本発明はさらに広い範囲のEL材料にも適用され得る。本発明は、オプトエレクトロニクス、フォトニックインターコネクトおよびディスプレイ技術の発光デバイスとして使用され得る。当業者には本発明の変形や別の局面が生じ得る。
本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの部分断面図である。 図1のELデバイス基板の平面図である。 本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの第1の局面の部分断面図である。 本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの第2の局面の部分断面図である。 本発明のZnOエレクトロルミネッセンスデバイスの部分断面図である。 本発明のELデバイスの別の部分断面図である。 400℃〜900℃において金属的なZnが不揃いなZnOに変換されたことを確証するX線回折(XRD)データを示すグラフである。 3個の異なるデバイスのレイアウトの平面図である。 図8の中央デバイスの拡大図である。 本発明の例示的なZnOデバイスのダイオードの特性を示す。 本発明の例示的なZnOデバイスのダイオードの特性を示す。 本発明の例示的なZnOデバイスのダイオードの特性を示す。 平衡状態でのデバイスのバンド図である。 バイアス状態におけるデバイスのバンド図である。 例示的なZnOのエレクトロルミネッセンスデバイスの完了までの内の所定の工程の平面図と部分断面図である。 例示的なZnOのエレクトロルミネッセンスデバイスの完了までの内の所定の工程の平面図と部分断面図である。 例示的なZnOのエレクトロルミネッセンスデバイスの完了までの内の所定の工程の平面図と部分断面図である。 例示的なZnOのエレクトロルミネッセンスデバイスの完了までの内の所定の工程の平面図と部分断面図である。 例示的なZnOのエレクトロルミネッセンスデバイスの完了までの内の所定の工程の平面図と部分断面図である。 例示的なZnOのエレクトロルミネッセンスデバイスの完了までの内の所定の工程の平面図と部分断面図である。 本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法を示すフローチャートである。 本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法の第一の局面を示すフローチャートである。 本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法の第二の局面を示すフローチャートである。 本発明のZnOエレクトロルミネッセンスデバイスの製造方法示すフローチャートである。 本発明のエレクトロルミネッセンスデバイスの操作方法を示すフローチャートである。
符号の説明
100、 400 デバイス
102、306、406、504 IV族半導体基板
104、304、404 エレクトロルミネッセンス層
106、108、110、302、502 p/n接合
114、508 絶縁層
124、510 電極
120、122 厚さ
130 中間レベル層
140 放射変換層
200 n領域
202 p領域
206 ギャップ幅
402 ダイオード
106 p/n接合
506 ZnO層

Claims (87)

  1. エレクトロルミネッセンスデバイスを製造する方法であって、
    基板として、その表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域を含む基板を提供する工程と、
    該基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程と
    を包含し、
    該エレクトロルミネッセンス層は、該p 領域及びn 領域に、これらが形成するp /n 接合にアバランシェ降伏電流が流れるよう逆バイアス電圧が印加されたとき、高エネルギー粒子が注入されるよう、該p 領域及びn 領域に跨るよう配置されている、方法。
  2. 前記基板内にp/n接合を形成する工程をさらに包含し、
    前記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、該p/n接合をオーバーレイする該エレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板を提供する工程が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる該基板を提供する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板を提供する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを包む群から選択される該基板を提供する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えば、ZnO、 ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなるエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記エレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、10nm〜300nmの範囲にある厚みを有するエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記基板と前記エレクトロルミネッセンス層との間にはさまれた絶縁膜を形成する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記基板と前記エレクトロルミネッセンス層との間にはさまれた絶縁膜を形成する工程が、SiO、ならびに例えば、HfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体を包む群から選択される材料からなる該絶縁層を形成する工程を包含する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記絶縁層を形成する工程が、12nmよりも薄い厚みを有する絶縁層を形成する工程を包含する、請求項7に記載の方法。
  10. 前記基板内にp/n接合を形成する工程が、複数のp/n接合を形成する工程を包含し、前記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、該複数の /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、請求項2に記載の方法。
  11. 前記複数のp/n接合を形成する工程が、前記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内の複数のp領域を形成する工程を包含する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内における複数のp領域を形成する工程が、該n領域と該p領域との間のギャップを形成する工程を包含し、該ギャップは0μm〜2μmの幅を有する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内における複数のp領域を形成する工程が、該n領域と該p領域との間のギャップを形成する工程を包含し、該ギャップは0.4μm〜0.5μmの幅を有する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記基板内における複数のn領域およびインターリーブされ隣接した該基板内の複数のp領域を形成する工程が、
    基板のアクティブ領域を酸化する工程と、
    該アクティブ領域の第1のパターニングされた領域にドナー材料の注入する程と、
    該アクティブ領域の第2のパターニングされた領域にアクセプター材料の注入する工程およびアニールする工程と
    を包含する、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第1のパターニングされた領域および第2のパターニングされた領域にドナー材料およびアクセプター材料を注入する工程は、それぞれ、前記p領域および前記n領域の抵抗率が0.5ohm・cm以下であるに十分な不純物注入量およびエネルギー準位を有する注入工程を包含する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記アニール工程が、レーザーアニール工程および600℃よりも高温における熱アニール工程を含む群から選択されるプロセスを包含する、請求項14に記載の方法。
  17. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極を形成する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  18. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極を形成する工程が、透明な電極を形成する工程を包含する、請求項17に記載の方法。
  19. 前記透明な電極を形成する工程が、ITOおよびZnAlOを含む群から選択される材料からなる電極を形成する工程を包含する、請求項17に記載の方法。
  20. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする中間レベル誘電体を形成する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  21. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする中間レベル誘電体を形成する工程が、SiO、プラズマCVD(PECVD) TEOS、ならびに例えばHfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体を含む群から選択される材料からなる中間レベル誘電体を形成する工程を包含する、請求項20に記載の方法。
  22. エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする放射変換層を形成する工程をさらに包含し、該放射変換層は蛍光色素および燐光色素を含む群から選択される色素を含む、請求項1に記載の方法。
  23. 前記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程は、dcスパッタリング、無線周波数(RF)スパッタリング、原子層堆積 (ALD)、有機金属化学気相成長法(MOCVD)およびソルゲル前駆物質を用いたスピンオン(spin−on)堆積を含む群から選択されたプロイセスを用いてエレクトロルミネッセンス層を堆積する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  24. 前記基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、
    Znをdcスパッタリング堆積する工程と、
    クリーンドライエア雰囲気中において、300℃よりも高温において該Znを酸化する工程と
    を包含する、請求項1に記載の方法。
  25. 前記/n接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工
    包含する、請求項1に記載の方法。
  26. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    前記p/n接合を形成する工程が、IV族半導体基板内にp/n接合を形成する工程を包含する、請求項25に記載の方法。
  27. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板内にp/n接合を形成する工程が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる基板を提供する工程を包含する、請求項25に記載の方法。
  28. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板内にp/n接合を形成する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板を提供する工程を包含する、請求項25に記載の方法。
  29. 前記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマーおよびII−VI族材料を含む群から選択される材料からなるエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含し、該II−VI族材料は例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSe およびCdSであることを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  30. 前記基板の表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域は、ダイオードを構成しており
    前記エレクトロルミネッセンス層を形成する工程は、該ダイオードをオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  31. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    前記ダイオードを形成する工程が、IV族半導体基板内にダイオードを形成する工程を包含する、請求項30に記載の方法。
  32. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板内にダイオードを形成する工程が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる基板を提供する工程を包含する、請求項30に記載の方法。
  33. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板内にダイオードを形成する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板を提供する工程を包含する、請求項30に記載の方法。
  34. 前記ダイオードをオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層を形成する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびにZnO、 ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなるエレクトロルミネッセンス層を形成する工程を包含する、請求項30に記載の方法。
  35. 前記基板はSi基板であり、
    前記エレクトロルミネッセンス層は、ZnO層である、請求項1に記載の方法。
  36. 前記ダイオードと前記ZnO層との間にはさまれた絶縁層を形成する工程をさらに包含する、請求項35に記載の方法。
  37. 前記ZnO層をオーバーレイする導電性電極を形成する工程をさらに包含する、請求項35に記載の方法。
  38. 前記Si基板内にダイオードを形成する工程が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板を提供する工程を包含する、請求項35に記載の方法。
  39. エレクトロルミネッセンスデバイスを操作する方法であって、
    /n接合のn領域へ第1のdc電圧を印加する工程と、
    該p/n接合のp領域へ基準電圧を印加する工程と、
    該p/n接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程と
    を包含し、
    該p 領域及びn 領域は、基板の表面の隣接する領域に形成されており、
    該p 領域及びn 領域には、該第1のdc電圧及び基準電圧の印加により、これらが形成するp /n 接合にアバランシェ降伏電流が流れて高エネルギー粒子が該エレクトロルミネッセンス層に注入されるよう逆バイアス電圧が印加される、方法。
  40. 前記p/n接合のn+領域への第1のdc電圧を印加する工程が、前記基準電圧よりも少なくとも3.4V大きなdc電圧を印加する工程を包含する、請求項39に記載の方法。
  41. 前記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択されたエレクトロルミネッセンス材料から光を放射する工程を包含する、請求項40に記載の方法。
  42. 前記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、350nm〜700nmの波長の光を放射する工程を包含する、請求項39に記載の方法。
  43. 前記 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、370nm〜390nmの波長の光を放射する工程を包含する、請求項42に記載の方法。
  44. 前記エレクトロルミネッセンスをオーバーレイする電極への、第1のdc電圧の40%〜60%の範囲にあるバイアス電圧を印加する工程と、
    該バイアス電圧に応じた放射光を変調する工程とをさらに包含する、請求項39に記載の方法。
  45. 放射光の放射変換層を通過する工程および400nmよりも短波長を有する放射光を400nmよりも長波長を有する光へ変換する工程をさらに包含し、該放射変換層が、蛍光性色素および燐光性色素を含む群から選択される色素を含む、請求項39に記載の方法。
  46. 前記n領域への第1のdc電圧を印加および前記p領域への基準電圧の印加に応じた、前記p/n接合内にホットキャリアを生成する工程と、
    該p/n接合内のアバラッシェ降伏電流を生成する工程と、
    前記エレクトロルミネッセンス層へのホットキャリアを注入する工程と
    をさらに包含し、
    /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、該エレクトロルミネッセンス層内のホットキャリアの放射的な再結合に応じて光を放射する工程を包含する、請求項39に記載の方法。
  47. 前記p/n接合のn領域への第1のdc電圧を印加する工程が、1ギガヘルツ(GHz)以下の第1のレートで変調されたdc電圧を印加する工程を包含し、該 /n 接合をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層から光を放射する工程が、該第1のレートでの放射光を変調する工程を包含する、請求項39に記載の方法。
  48. 前記p/n接合のn領域への第1のdc電圧を印加する工程が、複数のn領域への該dc電圧を同時印加する工程を包含し、該p/n接合のp領域への基準電圧を印加する工程が、該n領域にインターリーブされた複数のp領域への該基準電圧を同時印加する工程を包含する、請求項39に記載の方法。
  49. 前記第1のdc電圧を印加する工程が、前記インターリーブされたn領域とp領域との間のギャップに対応するdc電位を印加する工程を包含する、請求項48に記載の方法。
  50. 前記インターリーブされたn領域とp領域との間のギャップに対応するdc電位を印加する工程が、約0.6μmのギャップに応じた7Vの電圧を印加する工程を包含する、請求項49に記載の方法。
  51. 前記p/n接合のn領域への第1のdc電圧を印加する工程が、10ナノ秒よりも短い立上り時間および立下り時間を有するインパルス状の信号を印加する工程を包含する、請求項39に記載の方法。
  52. 板と、
    該基板をオーバーレイするエレクトロルミネッセンス層と
    を備え
    該基板は、その表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域を含み、
    該p 領域及びn 領域には、これらが形成するp /n 接合にアバランシェ降伏電流が流れて高エネルギー粒子が該エレクトロルミネッセンス層に注入されるよう逆バイアス電圧が印加される、エレクトロルミネッセンスデバイス。
  53. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる、請求項52に記載のデバイス。
  54. 前記基板は、IV族半導体基板であり、
    IV族半導体基板が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択される基板である、請求項52に記載のデバイス。
  55. 前記エレクトロルミネッセンス層が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなる、請求項52に記載のデバイス。
  56. 前記エレクトロルミネッセンス層の厚みが、10nm〜300nmの範囲にある、請求項55に記載のデバイス。
  57. 前記基板と前記エレクトロルミネッセンス層の間にはさまれた絶縁膜をさらに備える、請求項52に記載のデバイス。
  58. 前記絶縁膜が、SiOと、例えばHfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体とを含む群から選択された材料からなる、請求項57に記載のデバイス。
  59. 前記絶縁層の厚みが12nmよりも薄い、請求項57に記載のデバイス。
  60. 複数のp/n接合が前記基板内に形成され、前記エレクトロルミネッセンス層は該複数のp/n接合をオーバーレイする、請求項52に記載のデバイス。
  61. 多数の前記p/n接合が、前記基板内の複数のn領域および、インターリーブされ隣接した該基板内の複数のp領域を含む、請求項60に記載のデバイス。
  62. 前記隣接したn領域とp領域との間のギャップの幅が、0μm〜2μmの範囲にある、請求項61に記載のデバイス。
  63. 前記隣接したn領域とp領域との間のギャップの幅が、0.4μm〜0.5μmの範囲にある、請求項62に記載のデバイス。
  64. 前記複数のn領域およびp領域の抵抗率が、0.5ohm・cm以下である、請求項61に記載のデバイス。
  65. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、請求項52に記載のデバイス。
  66. 前記導電性電極が透明である、請求項65に記載のデバイス。
  67. 前記透明な電極が、ITOおよびZnAlOを含む群から選択される材料からなる、請求項66に記載のデバイス。
  68. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする中間レベル誘電体をさらに備える、請求項52に記載のデバイス。
  69. 前記中間レベル誘電体が、SiO、プラズマCVD(PECVD) TEOS、ならびに例えばHfO、ZrO、TiO、SiNおよびAlであるhigh−k誘電体を含む群から選択される材料からなる、請求項68に記載のデバイス。
  70. 蛍光性色素および燐光性色素を含む群から選択される色素を含む前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする放射変換層をさらに備える、請求項52に記載のデバイス。
  71. 前記基板と前記エレクトロルミネッセンス層の間にはさまれた絶縁膜をさらに備える、請求項52に記載のデバイス。
  72. 前記p/n接合が、IV族半導体基板内に形成されている、請求項71に記載のデバイス。
  73. 前記IV族半導体が、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなる、請求項71に記載のデバイス。
  74. 前記p/n接合が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択されるIV族半導体基板内に形成されている、請求項71に記載のデバイス。
  75. 前記エレクトロルミネッセンス層が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなる、請求項71に記載のデバイス。
  76. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、請求項71に記載のデバイス。
  77. 前記基板の表面の隣接する領域に形成されたp 領域及びn 領域は、ダイオードを構成している請求項52に記載のデバイス。
  78. 前記基板が、IV族半導体基板である、請求項77に記載のデバイス。
  79. 前記ダイオードが、Si、C、Ge、SiGeおよびSiCを含む群から選択される材料からなるIV族半導体内に形成されている、請求項77に記載のデバイス。
  80. 前記ダイオードが、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択されるIV族半導体基板内に形成されている、請求項77に記載のデバイス。
  81. 前記エレクトロルミネッセンス層が、ナノ結晶Si、ナノ結晶Ge、蛍光性ポリマー、ならびに例えばZnO、ZnS、ZnSe、CdSeおよびCdSであるII−VI族材料を含む群から選択される材料からなる、請求項77に記載のデバイス。
  82. 前記基板と前記エレクトロルミネッセンス層の間にはさまれた絶縁膜をさらに備える、請求項77に記載のデバイス。
  83. 前記エレクトロルミネッセンス層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、請求項77に記載のデバイス。
  84. 前記基板はSi基板であり、
    前記エレクトロフミネッセンス層はZnO層である、請求項52に記載のデバイス。
  85. 前記p/n接合と前記ZnO層との間にはさまれた絶縁層をさらに備える、請求項84に記載のデバイス。
  86. 前記ZnO層をオーバーレイする導電性電極をさらに備える、請求項84に記載のデバイス。
  87. 前記p/n接合が、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、バルクSi、ガラス上のSiおよびプラスチック上のSiを含む群から選択されるSi基板内に形成されている、請求項84に記載のデバイス。
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