JP4780380B2 - サブマージドモータ - Google Patents

サブマージドモータ Download PDF

Info

Publication number
JP4780380B2
JP4780380B2 JP2005298916A JP2005298916A JP4780380B2 JP 4780380 B2 JP4780380 B2 JP 4780380B2 JP 2005298916 A JP2005298916 A JP 2005298916A JP 2005298916 A JP2005298916 A JP 2005298916A JP 4780380 B2 JP4780380 B2 JP 4780380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
polytetrafluoroethylene
joint
polyethylene
submerged motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005298916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007110832A (ja
Inventor
光 宮崎
栄治 大角
耕司 西山
隆昭 山本
Original Assignee
西芝電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 西芝電機株式会社 filed Critical 西芝電機株式会社
Priority to JP2005298916A priority Critical patent/JP4780380B2/ja
Publication of JP2007110832A publication Critical patent/JP2007110832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4780380B2 publication Critical patent/JP4780380B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

本発明は、液化されたジメチルエーテル、LPG、LNG、エチレン、プロピレン等の荷液取り出し用サブマージドモータポンプの駆動用として用いるサブマージドモータに関する。
従来の液中モータは、特許文献1に記載されているように、複数の導体端部が集合して接続されるとともに、この集合接続部の周りに絶縁が施されて、導体接続装置を構成し、液中に配置されている。この複数の導体端部が集合接続される接続部分に、複数の接続端子を有するとともに、これら接続端子の部分を除く周囲が予め絶縁されている導体接続用プラグをあてがい、このプラグの接続端子と前記導体端部とをそれぞれ直線状に突き合わせて接続した後その周囲に絶縁を施すように構成されている。端子箱に接続されている三相固定子巻線はシール端子を介し、モータケース内の冷却水を漏らさないように電動機内部から取り出されている。
その他、固定子コイルと端子箱の接続部には、ケーブルにより接続を行い絶縁テープ又は常温硬化タイプのレジンにより絶縁を施す技術が提案されている。
しかしながら、上記した従来構造のサブマージドモータでは、長期間液化ジメチルエーテルを使用した場合、液化ジメチルエーテルが絶縁材料を膨潤させる等、絶縁材料を劣化させやすいことから上記接続部の絶縁性能に不安があった。また、従来構造のサブマージドモータは、製造上複雑な構成となっており、製造コストの増大に繋がっていた。
特開2000−245090
本発明は、上記状況に対応するためになされたもので、その課題は液化ジメチルエーテルを長期間使用しても、絶縁性能に優れ、更に生産性を向上したサブマージドモータを提供することである。
上記課題を達成するために、本発明の請求項1記載の発明は、液化ガス中で使用される端子箱を備えたサブマージドポンプの駆動用として用い、前記端子箱内の端子と前記モータの固定子コイル口出しケーブル被覆とを一体にモールド絶縁したサブマージドモータにおいて、前記端子を予めポリテトラフルオロエチレン又はポリエチレンによりモールドしておき、前記モールドされた端子部と固定子コイル口出しケーブルとの接続部をポリテトラフルオロエチレン継手又はポリエチレン継手で覆い、さらに前記端子および前記ポリテトラフルオロエチレン継手又はポリエチレン継手の間、前記ポリテトラフルオロエチレン継手又はポリエチレン継手および前記固定子コイル口出しケーブル被覆の間をポリテトラフルオロエチレン溶接又はポリエチレン溶接したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によると、端子箱内の端子と固定子コイル口出しケーブルとを一体モールドすることにより絶縁処理の作業性を向上でき、十分な気密性を持ったまま絶縁を行うことを可能にすることができる。
また、請求項記載の発明に記載の発明によると、長期間液化ジメチルエーテルを使用しても、十分な絶縁性能を有することができ、更に絶縁材のポリテトラフルオロエチレン溶接又はポリエチレン溶接を施す構造としたことにより、組立が容易になり、生産性を向上することができる。
請求項記載の発明は、請求項1記載のサブマージドモータにおいて、前記液化ガスは、ジメチルエーテルを主とし、不純物として、メタノール、水分等の導電性液体を含むことを特徴とする
請求項記載の発明によると、不純物にメタノール、水分等を含んだ導電性を有するジメチルエーテル中で使用される従来なかったサブマージドモータを提供することができる。
本発明によれば、接続部分の絶縁処理を簡素化することができ、さらには絶縁性能を向上させたサブマージドモータおよび導電性を有するジメチルエーテル中で運転可能なサブマージドモータを提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態のサブマージドモータの全体構成図である。
図に示すように、本実施形態のサブマージドモータは、固定子コイル1、固定子鉄心2、フレーム3、モータケーブル4、端子5、シャフト7、回転子8、端子箱12から構成されており、固定子鉄心2はフレーム3に取り付けられ、固定子コイル1は固定子鉄心2に納められている。固定子コイル1はモータケーブル4を介して端子5に接続され、端子5は端子箱12に取り付けられている。また、シャフト7には回転子8が取り付けられている。
図2は、図1の第1実施形態のサブマージドモータの端子箱の断面図である。
図に示すように、モールドされた端子5をパッキン6と共に押え金具17を用い、締付けボルト9の締付力によりステンレス製端子板18に固定されている。モールドされた端子5は各相(U、V、W)毎に押え金具17により押えられており、端子5はケーブル被覆25と一体にモールドされたモールド部24により覆われている。
次に、本実施形態の機能について説明すると、モールドされた端子5は、端子箱12の外側で固定するので、端子箱12内部にモールド端子を固定する部品が不要となり、端子箱12の内部の簡素化を図ることができる。また、端子5とケーブル被覆25の接続部分は、一体にモールドされてモールド部24を形成することにより完全に覆われているため、接続部分へのジメチルエーテルの侵入を阻止することができ、接続部分の絶縁処理の簡素化を図ることができる。
本実施形態によれば、端子箱内部の部品の削減、電線ケーブルと端子の直接接続等から端子箱内部の簡素化を図ることができ、角張りを改善することができるので、絶縁処理の作業性を向上することができ、かつ十分な気密性を持った絶縁を行うことができる。端子5とケーブル被覆25の接続部分をモールドすることにより、生産性に優れ、簡単に組み立てることができ、接続部分へのジメチルエーテルの侵入を阻止できることから、接続部分の絶縁処理を簡素化でき、さらには絶縁性能を向上することができる。
本発明の第2の実施形態を上記図2を用いて説明する。
図2に示すように、端子5とケーブル被覆25の接続部分は一体にモールドされてモールド部24を形成しており、このモールド材はポリテトラフルオロエチレン又はポリエチレンが用いられている。
上記モールド材はジメチルエーテルに優れていることが本発明者等の実験による知見から明らかになった。すなわち、エポキシ樹脂とポリテトラフルオロエチレンを長期間液化ジメチルエーテルに浸漬した場合の重量変化率は図3に示すとおりである。この結果からも分かるように、ポリテトラフルオロエチレンは、長期間液化ジメチルエーテルに浸漬しても影響がほとんどみられない。したがって、第1実施形態と同様に、端子5とケーブル被覆25の接続部分は、一体にモールドされたモールド部24により完全に覆われているため、接続部分へのジメチルエーテルの侵入を阻止することができ、接続部分の絶縁処理の簡素化を図ることができる。
本実施形態によれば、端子箱内部の部品の削減、電線ケーブルと端子の直接接続等から端子箱内部の簡素化を図ることができ、角張りを改善することができるので、絶縁処理の作業性を向上することができ、かつ十分な気密性を持った絶縁を行うことができる。端子5とケーブル被覆25の接続部分をモールドすることにより、生産性に優れ、簡単に組み立てることができ、しかも接続部分へのジメチルエーテルの侵入を阻止できることから、接続部分の絶縁処理を簡素化することができ、さらには絶縁性能を向上させることができる。
図4は本発明の第3実施形態のサブマージドモータのケーブルと端子の接続部近傍の断面図である。
図4に示すように、ポリテトラフルオロエチレン継手26により端子箱内の端子5と固定子コイル口出しケーブル25の接続部を覆い、両端をポリテトラフルオロエチレン溶接27する構成となっている。端子5は、予め単体でポリフルオロエチレンによりモールドされている。尚、前記ポリテトラフルオロエチレンの替わりにポリエチレンを用いてもよい。
本実施形態によると、ポリテトラフルオロエチレン溶接又はポリエチレン溶接により、容易に絶縁性能に優れたケーブルと端子部の接続部の絶縁をすることができる。
こうして得られたサブマージドモータは、不純物により導電性を有するジメチルエーテル中でも十分な絶縁性能を有し、品質上、問題なく運転することができる。
本発明の第1実施形態のサブマージドモータの全体の構成図。 本発明の第1実施形態のサブマージドモータの端子部分の断面図。 エポキシ樹脂とポリテトラフルオロエチレンをジメチルエーテルに浸漬した場合の経過日数における重量変化率を示す図。 本発明の第3実施形態のサブマージドモータのケーブルと端子の接続部分の断面図。
符号の説明
1…固定子コイル、2…固定子鉄心、3…フレーム、4…モータケーブル、5…端子、6…パッキン、7…シャフト、8…回転子、9…締付けボルト、12…端子箱、17…押え金具、18…ステンレス製端子板、24…端子とコイル口出しケーブルの一体モールド、25…ケーブル被覆、26…ポリテトラフルオロエチレン継手、27…ポリテトラフルオロエチレン溶接。

Claims (2)

  1. 液化ガス中で使用される端子箱を備えたサブマージドポンプの駆動用として用い、前記端子箱内の端子と前記モータの固定子コイル口出しケーブル被覆とを一体にモールド絶縁したサブマージドモータにおいて、
    前記端子を予めポリテトラフルオロエチレン又はポリエチレンによりモールドしておき、前記モールドされた端子部と固定子コイル口出しケーブルとの接続部をポリテトラフルオロエチレン継手又はポリエチレン継手で覆い、さらに前記端子および前記ポリテトラフルオロエチレン継手又はポリエチレン継手の間、前記ポリテトラフルオロエチレン継手又はポリエチレン継手および前記固定子コイル口出しケーブル被覆の間をポリテトラフルオロエチレン溶接又はポリエチレン溶接したことを特徴とするサブマージドモータ。
  2. 前記液化ガスは、ジメチルエーテルを主とし、不純物として、メタノール、水分等の導電性液体を含むことを特徴とする請求項1記載のサブマージドモータ
JP2005298916A 2005-10-13 2005-10-13 サブマージドモータ Active JP4780380B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005298916A JP4780380B2 (ja) 2005-10-13 2005-10-13 サブマージドモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005298916A JP4780380B2 (ja) 2005-10-13 2005-10-13 サブマージドモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007110832A JP2007110832A (ja) 2007-04-26
JP4780380B2 true JP4780380B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=38036242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005298916A Active JP4780380B2 (ja) 2005-10-13 2005-10-13 サブマージドモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4780380B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5208577B2 (ja) * 2008-05-22 2013-06-12 本田技研工業株式会社 モータユニット
US20120133224A1 (en) * 2010-11-29 2012-05-31 Grosskopf Andrew P Arc resistant terminal block

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822063A (ja) * 1981-07-30 1983-02-09 チッソ株式会社 芳香剤
JPS58224536A (ja) * 1982-06-23 1983-12-26 Nishishiba Denki Kk 液中電動機の端子装置
JPH02168829A (ja) * 1988-12-21 1990-06-28 Shibaura Eng Works Co Ltd 水中モータの口出線接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007110832A (ja) 2007-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2672117B1 (en) Motor-driven compressor
JP4788769B2 (ja) 電動機の固定子およびモールドモータ
KR101013781B1 (ko) 모터
US7511394B2 (en) Rotational electric machine stator and manufacturing method therefor
KR102207662B1 (ko) 모터용 커넥터 및 모터용 커넥터 조립체
US8122589B2 (en) Method of manufacturing an electric motor
JP3660820B2 (ja) 電機機器コイルの絶縁構造及びその製造方法
JP4780380B2 (ja) サブマージドモータ
JP5722096B2 (ja) レゾルバ
JPS6160661B2 (ja)
JP5032054B2 (ja) 電気モータのためのカプセル封入された固定子のための接続部品、カプセル封入された固定子、及び電気モータ
JP3668085B2 (ja) 回転電機のシリーズ接続部の絶縁処理方法
JP2000134851A (ja) 電動機のステータ
JP2020021907A (ja) モールド形静止誘導機器
CN102656779B (zh) 具有绝缘罩的密封压缩机
JP2002078276A (ja) 液中電動機
JP2006129661A (ja) サブマージドモータ
JP2016181951A (ja) モータ
MXPA00001692A (es) Motor sumergible, aparato para conectar un conductor del motor sumergible y metodo para conectar un conductor del mismo.
JP6209496B2 (ja) 回転電機の端子保持構造
JP2002345195A (ja) 回転電機のコイル
JPH0348740B2 (ja)
CN117879220A (zh) 呈外动子结构形式的电子换向的电动马达
JPH043574Y2 (ja)
JPH07106162A (ja) 屋外用モールド変圧器とその製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4780380

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150