JP4779958B2 - トラクタ用エンジン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定速のエンジン制御をするアクセルメモリ(登録商標)制御および条件に応じてエンジン回転の切換制御をするオートアクセル制御が可能なトラクタ用エンジン制御装置に関するものである。
特許文献1に示されるように、電子ガバナにより機体旋回時の旋回性能を高めつつ、圃場の荒れを防止できるトラクタの制御装置が知られている。
この制御装置は、アクセルメモリ(登録商標)制御により、設定した定速回転数による定速のエンジン制御をし、また、オートアクセル制御により、作業機の動作状況を切換条件として所定の切換回転数にエンジンを切換制御する。
特開平10−37775号公報
しかしながら、上記エンジン制御装置は、アクセルメモリ(登録商標)制御を低速に設定して適用した場合に、オートアクセル制御が組み合わさるとオペレータの意に反してその切換回転数まで高速化され、不測の事態を招くこととなる。
発明が解決しようとする課題は、所定の定速走行による作業運転を確保しつつ、作業機連動走行による一連の作業工程を円滑に進めることができるトラクタ用エンジン制御装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、エンジン回転数記憶スイッチで任意のエンジン回転数を設定記憶し、このエンジン回転数記憶スイッチの操作により設定した定速のエンジン回転数でエンジンの定速制御をして作業走行を行うアクセルメモリ(登録商標)制御を構成し、このエンジンの動力をトラクタの後部に接続した作業機にPTO軸を介して伝達し、この作業機が上昇することでエンジン回転数を設定している所定の切換回転数に切換制御を行うオートアクセル制御を構成したトラクタ用エンジン制御装置において、上記制御部は、アクセルメモリ(登録商標)制御とオートアクセル制御の両方を適用している状況下で、オートアクセル制御を行うエンジン回転の切換回転数がアクセルメモリ(登録商標)制御を行う定速のエンジン回転数より低速であることを条件に、オートアクセル制御を優先して実行することを特徴とする。
上記トラクタ用エンジン制御装置は、アクセルメモリ(登録商標)制御とオートアクセル制御の両制御適用している状況において、アクセルメモリ(登録商標)制御中にオートアクセル制御の切換条件に適合すると、オートアクセル制御を行うエンジン回転の切換回転数がアクセルメモリ(登録商標)制御を行う定速のエンジン回転数より低速の場合に限りオートアクセル制御が優先処理されてエンジンが低速化される。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成において、前記オートアクセル制御を実行中において、前記エンジン回転数記憶スイッチを操作することによりオートアクセル制御を解除してアクセルメモリ(登録商標)制御を実行することを特徴とする。
上記トラクタ用エンジン制御装置は、アクセルメモリ(登録商標)制御とオートアクセル制御の両制御適用している状況において、アクセルメモリ(登録商標)制御中にエンジン回転数記憶スイッチを操作することによりオートアクセル制御が強制解除され、以後、アクセルメモリ制御が継続して適用される。
請求項1の構成により、オートアクセル制御の切換条件に適合した時は、オートアクセル制御を行うエンジン回転の切換回転数がアクセルメモリ(登録商標)制御を行う定速のエンジン回転数より低速の場合に限りオートアクセル制御によってエンジンが低速化されることから、所定の定速のエンジン回転数での走行による作業運転を確保しつつ、作業機上昇時の連動走行による一連の作業工程を円滑に進めることができる。
請求項2の構成により、オートアクセルを排してアクセルメモリ(登録商標)の適用を意図するオペレータの意を反映することができる。
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
本発明の作業車両の1例としての農用トラクタ1は、機体側面図を図1に示すように、前輪2、2と後輪3、3とを備えた機体の前部を覆うボンネット内にエンジン4を搭載し、このエンジン4の回転動力をミッションケース5内の変速伝動部5aに伝達し、この変速伝動部5aで適宜減速された動力を前輪2、2と後輪3、3とに伝達するとともに、不図示の3Pリンクに連結した作業機に不図示のPTO軸を介して後部出力するように構成されている。
ャビン内には、図2の斜視図に示すように、オペレータ操作のために、ミッションケース5の上部位置に運転座席7を配置し、この運転座席7の片側のアームレスト21およびその外側方に後述の操作装置22を設けるほか、運転座席7の他側方に、駐車ブレーキ7b、PTOチェンジレバー7c、7d等を配置して操作部を構成し、また、不図示のメータパネルを伴うステアリングハンドル11の近傍に前後進切換レバー11a、基部にクラッチペダル11b、左右ブレーキペダル11c、11d、アクセルペダル11e等の走行操作具が配置される。
アームレスト21には、作業機昇降レバー21a、作業機昇降スイッチ21b、走行変速スイッチ21c、21d等の作業走行用の操作具が配置される。
作業機昇降レバー21aは、後側が「上昇」、前側が「下降」で、機体旋回等の際に作業機を昇降する。
作業機昇降スイッチ21bは、シーソースイッチであり、その後側のワンプッシュ操作で上げ調整ダイヤルで調整した最大位置まで上昇し、前側のワンプッシュ操作で作業機昇降レバー21aの位置まで下降する。
2つ一組の走行変速スイッチ21c、21dは、それぞれを1回押すごとにシフトアップ、シフトダウンし、例えば、低速8段、中速8段、高速8段、路上走行速4段の範囲で速度調整する。
また、第1のPTOチェンジレバー7cは前から「2速」−「N(中立)」−「1速」のポジションによりPTO回転を変更する。第2のPTOチェンジレバー7dは、正逆切換(前側が正転、後側が逆転)用であり、そのバリエーションとして、エコノミーPTO切換レバー(前側が「切」、後側が「入」)の場合は、「入り」にするとPTOの回転が所定回転ダウンし、グランドPTO切換レバー(前側が「切」、後側が「入」)の場合は、「入り」にするとPTOの回転が車速にシンクロする。
作装置22は、拡大斜視図を図3に示すように、操作性を向上するために作業機や走行系およびエンジン回転数等の操作部を運転座席7の片側方に集中配置したものであり、トラクタを構成する走行系および作業系の機器を制御操作するための操作具23a〜25eと、これら操作具23a〜25eを支持して運転座席7の片側方に集中配置する操作パネル22tとから構成する。
作パネル22tは、運転座席7と隣接する平坦状の基段部23と、その奥側から急傾斜で起立する中段部24と、その上端から奥高に緩く傾斜する上段部25とからなり、それぞれに操作具を配置する。すなわち、一体のレバーガイドで上面をカバーして構成し、運転座席7に近いところは平面部23を設け、この平面部23より奥側の座席から遠いところに、やや傾斜して平面部23よりは高い位置の傾斜部25を設け、この傾斜部25と前記平面部23を前記傾斜部より傾斜角度のきつい傾斜面24でつなぐように配置面を構成し、全ての面に各々、操作スイッチやレバー等の操作具を配置する。
特に、運転座席7から近い基段部23と中段部24は、スイッチ等の電気系の操作具を配置し、比較的離れている上段部25はストローク動作するレバー類による操作具を配置することにより、操作具に応じた操作性を確保することができる。
記操作装置22の各操作具の具体的な説明は以下のとおりである。
基段部23には、取付け面見取図を図4に示すように、PTO入り切りスイッチ23a、PTO手動自動スイッチ23b、デフロックスイッチ23c等のトランスミッションの動力伝達と遮断を直接実施する操作スイッチを配置する。これらスイッチは、操作が比較的複雑なモード設定スイッチと異なり、操作が単純であることから、オペレータが腕を曲げた状態の比較的窮屈な姿勢でも容易に操作することができる。
PTO入り切りスイッチ23a(左で「切り」、右で「入り」)は、押して右に回すと「入り」、「入り」状態で押すと自動で「切り」に戻る。
PTO手動自動スイッチ23b(左で「手動」、右で「自動」)は主に水田作業で利用し、「手動」の時はPTO入りでチェンジが入っていると常時回転し、「自動」の時はクラッチを踏んだり、3Pリンクを上げると回転が止まる。
デフロックスイッチ23cは、運転座席7に寄った手前側は押せないシーソースイッチであり、座席と反対側を押すとデフロック、もう一度押すとデフロックを解除する。
段部24には、パネル面見取図を図5に示すように、2つのエンジン回転数記憶スイチ24a、24b、ドラフト比調整ダイヤル24c、上げ調整ダイヤル24d、傾き調整ダイヤル24e、4WD切替スイッチ24f、水平シリンダ手動上げ下げスイッチ24g等を配置する。
第1のエンジン回転数記憶スイチ24aは指を離すと中立に自動で戻るシーソースイッチであり、後述のアクセルメモリ(登録商標)制御に使用し、上側がA回転数、下側がB回転数の2通り記憶できる。第2のエンジン回転数記憶スイッチ24bは指を離すと中立に自動で戻るシーソースイッチであり、上側が(+)であり、下側が(−)。第1のエンジン回転数記憶スイチ24aでA又はBを選んだ後、第2のエンジン回転数記憶スイッチ24bの(+)を押すと回転数が上昇し、(−)を押すと回転数が下がり、スイッチを離したところの回転数が記憶される。
ドラフト比調整ダイヤル24cはドラフトコントロールの感度を調整するダイヤルであり、圃場の状態やユーザーの好みで調整する。左の「ポジション」、右の「ドラフト」の範囲で調整でき、「ポジション」側にするほど鈍くなる。詳細には、「ポジション」側(左)に回すほど負荷に対する作業機の昇降変化量が少なくなり、「ドラフト」側(右)に回すほど負荷に対する作業機の昇降変化量が大きくなる。調整による耕深および土質は、ドラフト比調整ダイヤルが「1」(左回し)の場合の「浅くする」「軽い」、また、「ドラフト」(右回し)の場合の「深くする」「重い」の範囲で調整される。
上げ調整ダイヤル24dは、その左の「低」、右の「高」の範囲で3Pリンクの上げ高さを調整する。作業機によっては最上げにするとトラクタ本体に当たるものもあるので高さを調整する。また、不必要に上げなくてもよい作業機はこのダイヤルで調整して効率的な作業を行う。傾き調整ダイヤル24eは左の「右上がり」、右の「右下がり」の範囲で調整する。
4WD切替スイッチ24fの「走行ローダ」は路上走行やローダ作業時に使用する。通常は2輪駆動であり、ぬかるみに入ったり、急な坂道、凹凸道になると自動的に4輪駆動になるほか、ブレーキをかけると自動的に4輪駆動となる。即ち、停止距離が短くなり、運転中に停止すると4輪駆動状態になる。「2WD」は後輪駆動、「4WD」は4輪駆動である。「スーパーフルターン」は旋回時に前輪の速度が増速され、クイックな旋回となる。「2WDターン」は固い圃場などで旋回時のみ前輪の駆動を抜くことで、片ブレーキ旋回がクイックにスムーズに行える。
水平シリンダの手動上げ下げスイッチ24gは作業機の脱着等に使用し、3Pリンクの水平シリンダを手動で動かす。
作パネル22tの上段部25には、スロットルレバー25a、副変速レバー25b、サブコンレバー25c、25d、オプションのサブコンレバー25e、また、操作パネル22tの後部には、スイッチボックス26a、シガーライター26bを配置する。
スロットルレバー25aは、エンジンのアクセル開度を指示し、前に倒すとエンジン回転増大、一番手前にするとアイドリングとなる。このスロットルレバー25aは操作性を確保するべく、上段部25の前端位置に配置し、かつ、中段部24の前端位置に配置のエンジン回転数記憶スイチ24a、24bを近接配置することにより、両者の組合わせ操作の際の操作性を確保することができる。
副変速レバー25bは、前後左右方向のXY動作レバーにより、低速、中速、高速、路上走行速のポジションを備える。各ポジションについて、低速8段、中速8段、高速8段、路上走行速4段(高速8段の上側4段)の変速帯域をカバーする。
2つのサブコントロールレバー(サブコンレバー)25c、25dは、外部油圧取り出しレバーであり、トラクタの作業機の油圧シリンダなどに高圧のオイルを供給するためのものであり、例えば、1連目と2連目25c,25dを実装し、3連目、4連目をオプション25eで組込み可能に構成する。
上記構成の操作装置22は、基段部23および上段部25にはその広さの範囲内で操作具が配置でき、また、中段部24にはその起立高さ寸法に応じて操作具を配置することができることから、運転座席の片側方における操作具の操作性を損なうことなく、多数の操作具によりコンパクトに多様な機器操作が可能となる。
このように、スイッチ等の操作具が数多くあり、キャビン内において運転座席7の片側に集中レバー配置する場合に、上記装置により、大きな操作パネルを要することなく、多数の操作具をコンパクトに配置することができる。したがって、農用作業車両は圃場作業および移動走行の両面から受ける規制に対応するべく、車幅寸法を小さく抑えるとともに、左右バランス、車上スペースを確保することによってオペレータの作業環境の改善を図ることができる
また、上段部25には、傾動操作用のレバーを有する操作具25a〜25eを配置することにより、腕を伸ばした位置で運転座席から比較的離れた配置とすることにより、大きなストローク操作を要するシフトレバー式操作具の操作性を確保することができる。したがって、上段部の操作具は、レバー操作ストロークを機械的なリンク機構によってアクチュエータおよび最終稼動部に伝達する構成とし、入切の操作感覚と対応する大きなストロークを設定することができる。
に、前記スイッチボックス26aについて説明する。
スイッチボックス26aは、使用状態の正面図を図6に示すように、スイッチ類を複数収納したスイッチパネル31にカバー31aを開閉可能に設けて構成する。これを操作パネル22tの後部位置において運転座席7のオペレータに向けて傾斜して配置する。このスイッチボックス26aは、使用頻度が低い機能について操作部を小さくしてコンパクトに構成し、使用しない場合はオペレータの視界の外に位置し、使用する場合は運転座席7から操作できる近い位置に配置することにより、通常の作業に支障を来すことなく、ユーザーにより、或いは、作業により、必要に応じて、全ての機能を運転座席7から操作することができる。
上記スイッチボックス26aのスイッチ配置について具体的に説明する。
パネル面には、作業機上昇・下降モニタランプ32a、ATシフト作業感度ダイヤル32b、下げ速度ダイヤル32c、ブレーキ調整ダイヤル32dを比較的大きく配置し、その他、電子油圧制御を初めとする制御設定のスイッチ類33a〜33f、34a〜34eの操作ボタンBをモニタランプLとともに比較的小さく集中して配置する。
作業機上昇・下降モニタランプ32aは、上下配置の2つのLED等のランプL、Lにより作業機昇降出力と連動してモニタ表示する。半透明樹脂によってカバー31aを形成し、カバー31aを閉じたままでモニタできるように構成する。このモニタはドラフト作業中等に効き具合を見るために便利であり、LEDを基板に入れることにより安価に構成することができる。また、カバー31aを閉じたままLEDを確認できることから、安価な構成で確認が可能になる。
ATシフト作業感度ダイヤル32bは自動的に車速を増減速する感度を変更するダイヤルである。その下方に配置のATシフトの作業スイッチ33bを「入り」にすると、その設定感度で自動変速(オードドライブ)制御が適用される。
下げ速度ダイヤル32cは作業機下降速度を調整する。「速」側(右回り)に操作すると作業機は速く降り、作業機重量が軽い場合に適用する。「遅」側(左回り)に操作すると作業機は遅く降り、作業機重量が重い場合に適用する。
ブレーキ調整ダイヤル32dはオートブレーキスイッチ33eが「入り」のときに作用するブレーキ力を調整(左が弱、右が強)する。
また、電子油圧制御等の各制御設定スイッチ類33a〜33f、34a〜34eについては、それぞれ、スイッチボタンBとそのモニタランプLを対応して配置する。
ATシフト路上スイッチ33aは、「入り」にすると路上走行のときに自動変速(オートドライブ)する。
ATシフト作業スイッチ33bは、「入り」にすると作業走行のときに自動変速(オートドライブ)する。
バックアップ入切スイッチ33cは、「入り」にすると後進動作と連動して作業機が上昇する。
オートリフト入切スイッチ33dは、「入り」にすると機体旋回時のハンドル操作と連動して作業機が上昇する。
オートブレーキ入切スイッチ33eは、「入り」にすると機体旋回時のハンドル操作と連動して旋回内側の後輪のみにブレーキがかかる。
オートアクセルスイッチ33fは、「入り」にした状態で作業機を上昇すると、エンジン回転数が低下する(例えば、1700rpmまでダウン)。
接続感度変速スイッチ34aは、入り切りすることで主変速を変速したときの接続フィーリングを変更する。「入り」(モニタ点灯)で緩やかな変速、「切り」(モニタ消灯)で急接続となる。プラウなどの牽引系の作業で使用することにより、主変速の変速操作時の接続時間が短くなる。
接続感度PTOスイッチ34bは、PTOのつながり方を切換える。「ロータリ」はPTOのつながりが早くなる。PTOが回転始めると、すぐに土の抵抗に負けない回転力で回るので、主にロータリなどの耕うん作業機で使用する。「牧草1」、「牧草2」はPTOのつながりが緩やか(2つの変速)となる。主に牧草作業機やスノーブロワーなどPTO接続をゆっくり行う作業機で使用する。
水平感度スイッチ34cは、自動水平制御装置の動作感度を切換える。スイッチを押すと、自動水平制御の動きが遅くなり、再びスイッチを押すと元に戻る。
水平切換スイッチ34dは、作業機の水平制御を行う。「自動水平」は水平センサにより、自動的に水平を保持する。「手動」は上記傾き調整ダイヤル24eによる手動調整用である。「平行」は本機に対して3Pリンクを常に平行にする。「傾斜」は地面に対してある一定の角度をもたせる。
3P切換スイッチ34eは、リフトシリンダ取り付け穴の選択によって、電子油圧操作ボックスの3P切換の選択を行う。カテゴリ1の作業機(ロワーリンクの前穴に付けるとき)は「1」を選択し、カテゴリ2の作業機(ロワーリンクの後穴に付けるとき)は「2」を選択する。
以上の各制御設定スイッチ類33a〜33f、34a〜34eは、機器動作メンテナンスにおけるチェックモード状態中は、スイッチがオンの時のみモニタを点灯制御することにより、スイッチの故障(ショート)を容易に把握することができる。
例えば、通常制御時は、スイッチ操作と対応してモニタが点灯・消灯することから、スイッチを押してもモニタが点灯しない場合は、スイッチとモニタの何れの故障か判断できないので、チェックモード状態でスイッチがオンの時のみ点灯する構成とすることにより、故障の部位(スイッチ、モニタ)の判断が行いやすい。また、スイッチの変化のみはメーターパネルで確認することができる(短絡、オープンは確認できない)。
また、チェックモードへの移行は所定のヒューズを外すことを条件とし、本機では、チェックモードに移行する前の操作パネルの設定で制御し、チェックモード状態においては、スイッチの操作による電子油圧や走行系の切換えを行わない制御構成とすることにより、機器の不意な動きを防止することができる。
この場合において、本機制御系コントローラの不揮発性メモリに設定状態の記憶がある時はその値を使用し、また、操作パネル自体の不揮発性メモリに設定状態の記憶がある時はその値を使用することにより、機器の不意な動きを防止することができる。
に、アクセルメモリ(登録商標)制御によるエンジン制御について説明する。
アクセルメモリ(登録商標)制御による制御処理は、そのフローチャートを図に示すように、制御開始時のスイッチ、センサの読込処理(S1)により、アクセルメモリ(登録商標)制御判定処理(S2)で該当する場合において、オートアクセルの切換条件判定処理(S3)から始まる一連の処理によってオートアクセル制御との競合を調整する。
まず、オートアクセルの切換条件判定処理(S3)は、作業機上昇の際のエンジン回転の変更要求の当否判定である。アームレスト21の作業機上昇スイッチ21bやコントロールレバー21aの操作またはオートリフト動作に伴うエンジン回転の切換要求が判定対象となる。
このオートアクセルの切換条件判定処理(S3)において該当する場合は、両制御について回転数比較判定処理(S4)を行う。この回転数比較判定処理(S4)は、アクセルメモリ(登録商標)制御について設定されている「定速回転数」がオートアクセル制御について設定されている「切換回転数」より大きい場合に該当の判定をする。
上記回転数比較判定処理(S4)において「定速回転数」が「切換回転数」より大に該当すればオートアクセル制御に移行する。すなわち、エンジン回転をオートアクセルの「切換回転数」(S5a)としてオートアクセル制御を優先処理するとともに、それを明示するべく、メーターパネルの該当するアクセルメモリ(登録商標)モタの点滅処理(S5b)によって表示する一連の制御ステップを構成する。
このような制御処理構成により、「切換回転数」が「定速回転数」より低速の場合に限りオートアクセル制御に移行することによってエンジンが低速化される。したがって、アクセルメモリ(登録商標)制御によって所定の定速走行による作業運転を確保しつつ、競合するオートアクセル制御を優先することにより、作業機連動走行による一連の作業工程を円滑に進めることができる。
また、上記回転数比較判定処理(S4)において非該当であれば、すなわち、「定速回転数」が「切換回転数」以下であれば、オートアクセルによる回転切換要求のリセット処理(S6)によってオートアクセル制御の適用を解除し、次いで、前述のオートアクセルの切換条件判定処理(S3)において非該当の場合を含め、アクセルメモリ(登録商標)の「定速回転数」によるエンジン制御処理(S7a)、アクセルメモリ(登録商標)モタ点灯処理(S7b)によってアクセルメモリ(登録商標)制御による定速回転を継続する一連の制御ステップを構成する。
このような制御処理構成により、「切換回転数」が「定速回転数」より高速の場合に限りオートアクセル制御が強制解除され、以後、アクセルメモリ(登録商標)制御が継続して適用される。したがって、オートアクセル制御の「切換回転数」より低速の回転数で定速走行する状況においてオートアクセル制御の切換条件に適合する場合は、オートアクセル制御の適用について特段の適用操作がなされない限り、オートアクセル動作無しに安定した定速走行を継続することができる。
なお、オートアクセル制御の適用は、スイッチボックス26aのオートアクセルスイッチ33fで操作することができ、「入り」の場合はスイッチ横のランプが点灯する。このオートアクセル制御により、アームレスト21の作業機昇降スイッチ21bや作業機昇降レバー21aで作業機を上昇するか、オートリフトの作動で作業機が上昇すると、高速作業中であっても、エンジン回転が「切換回転数」(約1700rpm)の前後まで下がるので、旋回等に無理なく対応することができる。
に、アクセルレバー制御について説明する。
アクセルレバー制御は、図8のフローチャートに示すように、オートアクセル制御との競合調整のために、オートアクセルの回転変更要求がアクセルレバー制御中に発生した場合(S11〜S13)においても前記同様に処理する。
すなわち、両制御について回転数比較判定処理(S14)を行い、アクセルレバーによる「定速回転数」が「切換回転数」より大に該当すればオートアクセル制御に移行(S15)し、非該当であれば、オートアクセルによる回転切換要求のリセット処理(S16a)によってオートアクセル制御の適用を解除し、次いで、アクセルレバーの「定速回転数」によるエンジン制御処理(S16b)によってアクセルレバー制御による定速回転を継続する一連の制御ステップを構成することにより、オペレータの意に沿った制御が可能となる。
に、アクセルメモリ(登録商標)制御におけるスイッチ操作時の制御については、図9のフローチャートに示すように、アクセルメモリ(登録商標)制御下におけるオートアクセル作動の「切換回転数」によるエンジン制御中(S21〜S23)にあっては、再度のアクセルメモリ(登録商標)制御スイッチ操作(S24)によりオートアクセルの適用を解除(S25a)してスイッチ対応の「定速回転数」によりエンジン制御(S25b)をする。この制御処理により、オートアクセルを排してアクセルメモリ(登録商標)の適用を意図するオペレータの意を反映することができる。
また、アクセルメモリ(登録商標)制御の解除については、図10のフローチャートに示すように、アクセルメモリ(登録商標)制御下(S31,S32)であれば、ブレーキ操作またはPTOスイッチの切操作(S33、S34)により、原則としてアクセルメモリ(登録商標)制御の適用を解除(S35,S36a)するが、オートアクセル作動中であれば、アクセルメモリ(登録商標)の一時的中断(S36b)をする一連の制御ステップを構成する。このような制御処理により、オートアクセルによる作業を継続し、その後のアクセルメモリ(登録商標)制御への移行が可能となる。
上記制御処理に関し、PTOスイッチとの関係においては、操作パネル22tのPTO回転スイッチ23aを「入」から「切」に切換えると、エンジン回転速度がアクセルレバーで設定している回転速度になり、メーターパネルのアクセルメモリ(登録商標)表示灯の該当側が「消灯」に変わる。また、ブレーキ操作との関係においても同様に、両ブレーキペダル11c、11dを踏み込むと、エンジン回転速度がアクセルレバーで設定している回転速度になり、メーターパネルのアクセルメモリ表示灯の該当側が「消灯」に変わる。
ートアクセルの「切換回転数」の調整は、図11のフローチャートに示すように、アクセルメモリ(登録商標)制御下(S41〜S44)にあっては、アクセルメモリ(登録商標)の「定速回転数」未満の範囲であることを条件(S45)にスイッチ操作で「切換回転数」が変更(S46)され、オートアクセルのエンジン制御に反映(S47)する一連の制御ステップを構成する。このような制御構成により、オートアクセルの基本である回転ダウン制御の範囲内で、オートアクセル作動解除後のエンジン回転より高くなることがない。これは、アクセルレバー制御の場合についても同様に適用することができる。また、上記S45の条件処理ステップでは、スロットルレバー25aの指示回転>オートアクセル指示回転であることを条件とする別実施例の処理構成としてもよい。
に、アクセルセンサ異常対応制御について説明する。
アクセルセンサ異常時のエンジン制御は、図12のフローチャートに示すように、アクセルセンサが異常値を検出した時にセットされた「異常フラグ」についての判定処理(S51〜S54)を行う。
上記判定処理により、該当する場合には、アクセルセンサが実質的な範囲でアイドリング基準位置相当であることについての判定処理(S55)により、非該当であればエンジン回転を固定回転制御とし(S56)し、また、該当であれば「異常フラグ」のリセットとともにアクセルセンサ値に応じたエンジン回転制御(S57,S58)に復帰する一連の制御ステップを構成する。上記固定回転制御は、自動変速制御の減速制御が有効になる回転数の範囲である。
このような制御構成により、異常値が正常範囲になった瞬間におけるアクセルセンサ値によってエンジン回転がいきなり高回転になるような不測の事態を回避することができる。
に、PTO対応の制御については、図13のフローチャートに示すように、アクセルメモリ(登録商標)制御下でPTOスイッチ入の場合(S61〜S64)は、ブレーキ操作(S63)があれば、副変速位置が「路上」の場合(S65)に限りアクセルメモリ(登録商標)を解除(S66a)するが、副変速位置が作業用であればアクセルメモリ(登録商標)制御を継続(S66a)する一連の制御ステップを構成する。
次に、アクセルメモリ(登録商標)スイッチに関しては、図14のフローチャートに示すように、エンジンの始動(S71,S72)の後においてアクセルメモリ(登録商標)のスイッチ判定等の処理(S73,S74)を行い、この時、アクセルレバーによるエンジン制御(S73)の後に、アクセルメモリ(登録商標)指示のエンジン制御等(S75,S76)を行う一連の制御ステップを構成する。
記制御構成により、エンジン始動前のスイッチ誤操作により、エンジン始動後にいきなり回転が上がることによって初期表示中におけるメーター等の解除に時間をとられるような事態を回避でき、また、アクセルレバーやアクセルペダルに優先して所望のエンジン回転を確保することができる。
なお、エンジン始動後においてアクセルメモリ(登録商標)スイッチ24aを押すと、メーターパネルの液晶表示部において、スイッチ操作による選択区分とそのエンジン回転速度が当初の所定時間について表示され、また、該当するアクセルメモリ(登録商標)モタ表示灯が以後点灯して操作状況が表示される。
に、アクセルメモリ(登録商標)の設定変更用の増減スイッチについては、図15のフローチャートに示すように、スイッチ等の読込(S81)に応じて、現在作動中の制御の回転を変更(S82a〜S82c、S83a〜S83c)する一連の制御ステップを構成する。この制御構成により、アクセルメモリ(登録商標)のみ作動中はその設定変更、オートアクセル作動中はその設定変更ができる。
この場合におけるアクセルレバー操作については、図16に示すように、アクセルメモリ(登録商標)作動中のアクセルレバー操作(S91〜S93)によりアクセルメモリ(登録商標)指示回転と一致もしくは通過した時に限ってアクセルメモリ(登録商標)制御を解除(S94,S95)し、そのほかの操作については、アクセルメモリ(登録商標)制御を維持する一連の制御ステップを構成する。
オートアクセルとの関係についても上記同様であり、アクセルレバー操作については、図17に示すように、オートアクセル作動中のアクセルレバー操作(S101〜S103)によりオートアクセル指示回転と一致もしくは通過した時に限ってオートアクセル制御を解除(S104,S105)し、そのほかの操作については、オートアクセル制御を維持する一連の制御ステップを構成する。
農用トラクタの機体側面図である。 キャビン内の斜視図である。 操作装置の拡大斜視図である。 基段部の取付け面見取図である。 中段部のパネル面見取図である。 スイッチボックスのパネルr正面見取図である。 アクセルメモリ(登録商標)制御のフローチャートである。 アクセルレバー制御のフローチャートである。 スイッチ処理のフローチャートである。 アクセルメモリ(登録商標)制御解除処理のフローチャートである。 オートアクセル処理のフローチャートである。 アクセルセンサ異常時処理のフローチャートである。 PTO対応処理のフローチャートである。 アクセルメモリ(登録商標)スイッチ操作処理のフローチャートである。 増減スイッチ操作処理のフローチャートである。 アクセルレバー操作時のアクセルメモリ(登録商標)処理のフローチャートである。 アクセルレバー操作時のオートアクセル処理のフローチャートである。
1 農用トラクタ
4 エンジン
22t 操作パネル
24a エンジン回転数記憶スイ
24b エンジン回転数記憶スイッチ
25a スロットルレバー
26a スイッチボックス
31 スイッチパネル
33a〜33f 作業スイッチ

Claims (2)

  1. エンジン回転数記憶スイッチで任意のエンジン回転数を設定記憶し、このエンジン回転数記憶スイッチの操作により設定した定速のエンジン回転数でエンジンの定速制御をして作業走行を行うアクセルメモリ(登録商標)制御を構成し、
    このエンジンの動力をトラクタの後部に接続した作業機にPTO軸を介して伝達し、この作業機が上昇することでエンジン回転数を設定している所定の切換回転数に切換制御を行うオートアクセル制御を構成したトラクタ用エンジン制御装置において、
    上記制御部は、アクセルメモリ(登録商標)制御とオートアクセル制御の両方を適用している状況下で、オートアクセル制御を行うエンジン回転の切換回転数がアクセルメモリ(登録商標)制御を行う定速のエンジン回転数より低速であることを条件に、オートアクセル制御を優先して実行することを特徴とするトラクタ用エンジン制御装置。
  2. 前記オートアクセル制御を実行中において、前記エンジン回転数記憶スイッチを操作することによりオートアクセル制御を解除してアクセルメモリ(登録商標)制御を実行することを特徴とする請求項1記載のトラクタ用エンジン制御装置。
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