JP4779193B2 - ターボ式血液ポンプ - Google Patents

ターボ式血液ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP4779193B2
JP4779193B2 JP2000281018A JP2000281018A JP4779193B2 JP 4779193 B2 JP4779193 B2 JP 4779193B2 JP 2000281018 A JP2000281018 A JP 2000281018A JP 2000281018 A JP2000281018 A JP 2000281018A JP 4779193 B2 JP4779193 B2 JP 4779193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vane
line
inlet
outlet
blood pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000281018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002085554A (ja
Inventor
賢二 荒木
博文 穴井
裕之 前田
雅郁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JMS Co Ltd
Original Assignee
JMS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JMS Co Ltd filed Critical JMS Co Ltd
Priority to JP2000281018A priority Critical patent/JP4779193B2/ja
Publication of JP2002085554A publication Critical patent/JP2002085554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4779193B2 publication Critical patent/JP4779193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用送液ポンプに関し、特にインペラの回転によって血液に推力を与えて、送血するターボ式血液ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
人工心肺手術等の血液体外循環において、従来ではローラー式血液ポンプが多く使用されてきたが、最近では遠心型血液ポンプを使用する比率が高くなっている。それは、ローラー式血液ポンプに比べ、遠心型血液ポンプは血液損傷が少ない等、様々な利点があるからである。また、従来の大型のローラー式血液ポンプの駆動部に比べれば、遠心型血液ポンプのそれは小さくて済むため、設置や移動が非常に簡便となる。
【0003】
しかし、遠心型ポンプは臨床使用の際に、以下に記載するような問題点もあり、未だ充分に満足すべきものではなかった。第1に、遠心型ポンプの血液充填量の問題があった。遠心型血液ポンプでは、溶血を低減するために、低回転での駆動が望ましい。しかし、回転数を下げると、同じ駆出能(送液量)を得るためにはポンプを大型化する必要があった。ところが、血液ポンプを大型化すると、血液充填量が増加し、その結果体外循環血液量が増え、患者の負担は大きいものとなる。
【0004】
逆に、ポンプを小型化して充分な血液流量を得るためには、インペラを高速回転させなくてはならず、溶血(血液損傷)等の問題があった。また、回転数、液駆出量、充填量等の規格において、成人用に設計された遠心ポンプを、小児や血液循環量の多く取れない患者に適用すると、低回転域で使用しなくてはならず、低流量の調整や維持が困難であった。
【0005】
さらに、従来の遠心型ポンプはモーターの回転をインペラの回転軸に伝えるため、血液の流入・流出するポンプ室と駆動手段、或いは前記ポンプ室と駆動伝達のための従動磁石を収納した空間とを遮断する軸シールを有するものが多かったが、この軸シールが有ると、血液リークの対策を考慮しなくてはならず、また軸シール部分が発熱の原因になったり、血栓形成の誘引となったりして望ましくなかった。一方、軸シールが無い場合でも、従来の遠心ポンプは滞留し易い部分が少なくなかったので、血栓が形成し易く、長時間の体外循環に使用することが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は既述したような様々な問題を解決した血液ポンプを提供することである。即ち、第1に小型(血液充填量が小さく)で、微量の流量調整・流量維持が可能なターボ式血液ポンプを提供すること。第2に、(所定の駆出能を得るために必要な)実用上の高回転域で使用しても、溶血の少ないターボ式血液ポンプを提供すること。
【0007】
第3に送血時に血栓の形成が極力抑えられ、長時間の体外循環に適応できる血液ポンプを提供すること。第4に長時間使用しても、安定した送液ができる血液ポンプを提供すること。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のターボ式血液ポンプは、血液導入口および血液出口を備えたハウジングの内部に回転自在となるようにインペラを配置し、前記インペラは、回転軸と、複数のベーンと、各ベーンの出口部側が連結される環状連結部と、複数の前記ベーンを前記回転軸に各々連結する複数の支持柄とを有し、前記環状連結部が前記ベーンの下部に形成する空間領域及び前記支持柄に対応する中央のスペースを介して、前記環状連結部の下面と前記ハウジングの底部壁面との間の間隙と、前記ベーンの上部空間とが連通しており、前記ベーンの入口上部端と入口下部端とを結ぶベーン入口線kが、前記回転軸に対し、前記インペラの回転の向きと同一の向きに倒れたねじれの位置にあり、前記ベーンの出口上部端と出口下部端とを結ぶベーン出口線lも前記ベーン入口線kに対し、ねじれの位置にあり、前記ベーン入口線kと前記回転軸とのなす角度が、前記ベーン出口線lと前記回転軸とのなす角度より大きいことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は以下のような種々の実施態様によって、さらなる利点を得ることができる。第1に、前記ベーン出口線lが回転軸に対し、実質的に平行である構成とすることである。
【0010】
第2に、前記ベーンの入口上部端と出口上部端とを結ぶベーン上面線mと前記回転軸とのなす角度(α)が、前記ベーンの入口下部端と出口下部端とを結ぶベーン下面線nと前記回転軸とのなす角度(β)よりも小さい構成とすることができる。
【0011】
第3に、前記ベーンの入口上部端と出口上部端とを結ぶベーン上面線mと、前記ベーン入口上部端を通る前記インペラと同心円のベーン入口における接線pとのなす角度θが、前記ベーンの入口下部端と出口下部端とを結ぶベーン下面線nと、前記ベーンの出口下部端におけるインペラ外周との接線qとのなす角度εより小さい構成とすることができる。
【0012】
第4に、前記インペラのプロフィールが、前記ベーン入口線kと前記ベーン出口線lとを滑らかにつないだ曲面形状をしており、前記回転軸に対してねじれの位置にある前記ベーンの入口線を、半径外方向に沿って、前記回転軸に平行になるように回旋させた軌跡を持つ構成とすることができる。
【0013】
第5に、前記インペラが、面積の異なる2種類のベーンがそれぞれ回転対称となるように交互に配置されたものであり、さらに前記ベーンの総数が4〜8の範囲である構成とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図によって本発明の医療用送液ポンプの実施態様を簡単に説明する。図1は、本発明の血液ポンプについて、1つの実施態様の内部構造を示す断面図である。1はハウジングであり、血液を通過させ流動させるためのポンプ室2を有する。ハウジング1には、ポンプ室2の上部に連通する入口ポート3と、ポンプ室2の側部に連通する出口ポート4とが設けられている。ポンプ室2内には、インペラ5が配置されている。
【0015】
インペラ5は複数枚(本例では、6枚)のベーン6、回転軸7、及びリング状の環状連結部8を有する。ベーン6の幾つかの中心部は支持柄40によって、回転軸に結合されており、ベーン6の全ての周縁部は環状連結部8に結合されている。ベーンの数が多ければ、それだけ駆出能が向上するが、流路の確保が困難となり、溶血を引き起こすもとになる。また、ベーンの数が多ければ、製造する上でもより困難になる。従って、より好ましいベーンの数は4〜8程度である。
【0016】
本例では、図1、3に示すように、3枚のベーン6aは大きめに形成され、それらの中心部が回転軸に結合されているが、残りの3枚のベーン6bは小さめに形成され、回転軸には結合されていない。ベーン6bは、ベーンの下端部が環状連結部8に結合されているだけである。
【0017】
ベーン6の全てを回転軸に結合すると、支持柄の数が多くなって、インペラを製造し難くなる。また、支持柄が多いと流路の妨げになるため、好ましくない。支持柄はインペラの回転を(回転)軸に伝える上で、最小限の数を有していれば良い。また、ベーンの大きさを異なったものにしたのは、流路の確保、流体の乱れの低減等といった理由からである。
【0018】
ベーン6(6a,6bとも)の形状は3次元曲面形状であり、流体に接触(衝突?)する入口部の回転軸に対する傾斜角度γを所定の値(20〜40度)に設定することによって、ベーン後面で発生するキャビテーション(流れの剥離,渦流?)を抑制し、溶血を低減化している。そして、出口部の回転軸に対する傾斜角度δを0°、即ち回転軸と平行に近くなるようにすることによって、駆出能を向上させている。すなわち、図5に示すように、インペラのベーン入口とインペラ回転軸とのなす角度γは、前記ベーン出口とインペラ回転軸とのなす角度δより大きく形成されている。より詳細には、以下のような構成が望ましい。
【0019】
図2に示すように、ベーン6の入口上部端と出口上部端とを結ぶ線(ベーン上面線m)と回転軸とのなす角度αは、ベーン6の入口下面と出口下面を結ぶ線(ベーン下面線n)と回転軸とのなす角度βよりも小さいものである。ベーン上面線mは回転軸に対して、45°〜 °の角度を形成し、また、ベーン下面線nは回転軸に対して、60°〜 °の角度を形成する。その結果、インペラでの血液の流れは回転軸に対して、垂直でも平行でもなく、斜めの流れとなる。
【0020】
図3のようなインペラを上方からみた図、またベーン上面線m、下面線nを位置関係を模式的に示した図6において、ベーン上面線mと(ベーン入口上部端を通過するインペラと同心円のベーン入口における)接線pとのなす角度θが、ベーン下面線nと(ベーン出口下面におけるインペラ外周との)接線qとのなす角度εより小さいものである。また、インペラのベーン入口線k(即ち、入口上部端と入口下部端とを結ぶ線分)は回転軸(仮想線)oに対して約30°になるように角度γを形成し、インペラベーン出口線l(即ち、出口上部端と出口下部端とを結ぶ線分)は仮想線oに対して0°、即ち回転軸に平行になるように角度δを形成する。上記のような構成をとることによって、充分な駆出能を有しながら、溶血の低減した血液ポンプが実現できる。
【0021】
また、複数のベーン6を下部の環状連結部8で連結し、インペラをフルオープン構造にすることによって、中央のスペース41にも血液が流通し、血液の滞留を防止することができる。
【0022】
インペラ及びハウジングの素材として、軽量化、易成型性、強度、寸法安定性等の点からポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルフォン等の合成樹脂が望ましい。
【0023】
回転軸7は、ハウジング1に設けた上部軸受け9及び下部軸受け10により、回転自在に支持されている。軸受けの素材は耐摩耗性の大きいものであれば良く、例えば超高分子量ポリエチレン、ポリエーテルエーテルケトン(以下、PEEKともいう)等の高耐久性プラスチックが好適に利用できる。環状連結部8には、複数個の従動磁石12が一定間隔でもって埋設、固定されている。ハウジングの下部にはロータ13が配置されている。ロータ13は、互いに結合された駆動軸14と略円柱状の軸結合部15を有する。図1に示されるように、軸結合部の上面部にはインペラの環状連結部8下方に埋設された従動磁石12と磁気結合できるように、駆動磁石16が埋設されている。
【0024】
前述の各磁石を埋設された環状連結部下面と磁気結合部上面部は、強力な磁気結合を得ると同時に、溶血性や滞留部位の低減を実現するため、回転軸に対して斜め方向に対面している。図示しないが、ローターにモーターを結合し、モーターを回転させることによって、ローターやインペラを回転させ、その結果推力によって血液が送液される。
【0025】
ハウジングの下方内周面部43と、環状連結部の出口側周面44とは所定の距離を置いて配置されている。上記の離間距離は血液ポンプの回転数によって、影響される。上記距離が小さ過ぎると、溶血し易くなるが、逆に多過ぎると、血液充填量が増えるなどの問題を引き起こす。
【0026】
また、血栓形成を防止するため、ハウジング内やインペラ外面等のポンプ室内で血液と接触する全ての構成要件を抗血液凝固化しても良い。抗血液凝固の手段としては、特に限定されないが、抗血栓性ムコ多糖を血液接触表面にイオン結合させる方法は応用範囲が広く、且つ効果的である。例えば、本出願人による特願平11-99485号の明細書中に開示した、ヘパリンと4級化アンモニウム塩との複合体をプラスチック表面にコーティングする方法等が好適に適用される。
【0027】
【実施例】
図4に本発明の、小型で軽量のターボ式血液ポンプを示す。各構成の図番は既述した実施態様で使用した図番と一致させている。ポンプの寸法は外径、高さがそれぞれ58mm、56mmであり、重量は43g、ポンプ室の血液充填量は20mLである。ハウジング、インペラの素材はポリカーボネート等であり、回転軸はステンレス鋼、上部および下部軸受けは前述のPEEKによって形成されている。
【0028】
ベーンの取付位置について、前述した規定角度によって説明する。ベーン上面線と回転軸とのなす角度αが45°、ベーン下面線と回転軸とのなす角度βが60°、ベーン入口線kと回転軸とのなす角度γは30°、ベーン出口線lと回転軸とのなす角度δが0°、ベーン上面線と接線pとのなす角度θが26°、ベーン下面線と接線qとのなす角度εが95°である。環状連結部の外円直径は39.0mm、内円直径は22.0mm、環状連結部からベーン入口上端部までの長さは20.0mmで、回転軸長さは10.0mmである。
【0029】
【発明の効果】
本発明の医療用送液ポンプを使用することによって、既述した様々な問題を解消することができる。第1に小型(血液充填量が小さく)の送液ポンプであっても、高流量の送液が可能である。一方、回転数を下げることによって、微量の流量調整や設定した低流量維持も簡易にできる。第2に、本送液ポンプを実用上の高回転域で駆動しても、溶血度が小さく生体に与えるダメージを軽減できる。その結果、長時間の血液体外循環にも対応可能となる。
【0030】
第3に、送血時での血栓の形成が抑えられること。本願の血液ポンプでは、ポンプ内の滞留し易い箇所・構造を避け、(滞留し難いように)改善されているため、血栓の形成が抑制できる。そのため、低流量域の送液においても、血栓の形成が抑えられ、且つ長時間の使用にも耐え得る。
【0031】
第4に、インペラの回転軸を支える軸受けが高い摺動特性と寸法安定性を有しているため、長時間の駆動によっても、疲労する度合いが少なく、良好な耐久性を示し、その結果、安定した送液能(特性)を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態であるターボ式血液ポンプ本体部の大まかな構造を示す断面的概略図。
【図2】本発明の一例の血液ポンプにおいて、インペラ部分の形状を示す側面概略図。
【図3】本発明の一例の血液ポンプにおいて、インペラ部分の形状を示す平面概略図。
【図4】本発明の他の実施形態であるターボ式血液ポンプ本体部の大まかな構造を示す断面的概略図。
【図5】本発明の血液ポンプにおいて、ベーンの取付け位置を示す模式図。
【図6】本発明の血液ポンプにおいて、インペラ上方からみたベーンの取付け位置を示す模式図。
【符号の説明】
1.ハウジング
2.ポンプ室
3.入口ポート
4.出口ポート
5.インペラ
6.ベーン
6a.ベーン(大)
6b.ベーン(小)
7.回転軸
8.環状連結部
9.上部軸受け
10.下部軸受け
12.従動磁石
13.ローター
14.駆動軸
15.軸結合部
16.駆動磁石
17.入口上部端
18.入口下部端
19.出口上部端
20.出口下部端
40.支持柄
41.スペース
43.下方内周面部
44.出口側周面
k.ベーン入口線
l.ベーン出口線
m.ベーン上面線
n.ベーン下面線
o.回転軸仮想線
p.ベーン入口上部端を通るインペラと同心円のベーン入口における接線
q.ベーン出口下面におけるインペラ外周との接線
α.ベーン上面線と回転軸とのなす角度
β.ベーン下面線と回転軸とのなす角度
γ.ベーン入口線kと回転軸とのなす角度
δ.ベーン出口線lと回転軸とのなす角度
θ.ベーン上面線と接線pとのなす角度
ε.ベーン下面線と接線qとのなす角度

Claims (6)

  1. 血液導入口および血液出口を備えたハウジングの内部に回転自在となるようにインペラを配置した血液ポンプにおいて、
    前記インペラは、回転軸と、複数のベーンと、各ベーンの出口部側が連結される環状連結部と、複数の前記ベーンを前記回転軸に各々連結する複数の支持柄とを有し、
    前記環状連結部が前記ベーンの下部に形成する空間領域及び前記支持柄に対応する中央のスペースを介して、前記環状連結部の下面と前記ハウジングの底部壁面との間の間隙と、前記ベーンの上部空間とが連通しており、
    前記ベーンの入口上部端と入口下部端とを結ぶベーン入口線kが、前記回転軸に対し、前記インペラの回転の向きと同一の向きに倒れたねじれの位置にあり、
    前記ベーンの出口上部端と出口下部端とを結ぶベーン出口線lも前記ベーン入口線kに対し、ねじれの位置にあり、
    前記ベーン入口線kと前記回転軸とのなす角度が、前記ベーン出口線lと前記回転軸とのなす角度より大きいことを特徴とするターボ式血液ポンプ。
  2. 前記ベーン出口線lが回転軸に対し、実質的に平行であることを特徴とする請求項1に記載のターボ式血液ポンプ。
  3. 前記ベーンの入口上部端と出口上部端とを結ぶベーン上面線mと前記回転軸とのなす角度(α)が、前記ベーンの入口下部端と出口下部端とを結ぶベーン下面線nと前記回転軸とのなす角度(β)よりも小さい請求項1または2に記載のターボ式血液ポンプ。
  4. 前記ベーンの入口上部端と出口上部端とを結ぶベーン上面線mと、前記ベーンの入口上部端を通る前記インペラと同心円のベーン入口における接線pとのなす角度θが、前記ベーンの入口下部端と出口下部端とを結ぶベーン下面線nと、前記ベーンの出口下部端におけるインペラ外周との接線qとのなす角度εより小さい請求項1〜3のいずれかの項に記載のターボ式血液ポンプ。
  5. 前記インペラのプロフィールが、前記ベーン入口線kと前記ベーン出口線lとを滑らかにつないだ曲面形状をしており、前記回転軸に対してねじれの位置にある前記ベーンの入口線を、半径外方向に沿って、前記回転軸に平行になるように回旋させた軌跡を持つ請求項1〜4のいずれかの項に記載のターボ式血液ポンプ。
  6. 前記インペラが、面積の異なる2種類のベーンがそれぞれ回転対称となるように交互に配置されたものであり、さらに前記ベーンの総数が4〜8の範囲である請求項1〜5のいずれかの項に記載のターボ式血液ポンプ。
JP2000281018A 2000-09-14 2000-09-14 ターボ式血液ポンプ Expired - Fee Related JP4779193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000281018A JP4779193B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 ターボ式血液ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000281018A JP4779193B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 ターボ式血液ポンプ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007141597A Division JP4548450B2 (ja) 2007-05-29 2007-05-29 ターボ式血液ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002085554A JP2002085554A (ja) 2002-03-26
JP4779193B2 true JP4779193B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=18765748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000281018A Expired - Fee Related JP4779193B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 ターボ式血液ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4779193B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4655231B2 (ja) * 2007-01-30 2011-03-23 株式会社ジェイ・エム・エス ターボ式血液ポンプ
JP5267227B2 (ja) * 2009-03-09 2013-08-21 株式会社ジェイ・エム・エス ターボ式血液ポンプ
JP5440528B2 (ja) * 2011-03-16 2014-03-12 株式会社ジェイ・エム・エス ターボ式血液ポンプ及びその製造方法
WO2014109029A1 (ja) * 2013-01-10 2014-07-17 テルモ株式会社 遠心ポンプ
WO2015098711A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 テルモ株式会社 遠心ポンプ
JP5899528B2 (ja) * 2014-02-19 2016-04-06 株式会社サンメディカル技術研究所 摺動装置、メカニカルシール、ポンプ及び補助人工心臓システム
CN112915293B (zh) * 2021-01-22 2022-09-23 深圳汉诺医疗科技有限公司 用于体外膜肺氧合的离心泵泵头及设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL160634C (nl) * 1969-03-05 1979-11-15 Stork Koninklijke Maschf Centrifugaalpomp.
JP2848415B2 (ja) * 1990-04-19 1999-01-20 シー アール バード インコーポレーテッド 遠心血液ポンプ
JP3693121B2 (ja) * 1994-06-10 2005-09-07 株式会社 荏原製作所 遠心または斜流ターボ機械
JP4016441B2 (ja) * 1996-10-02 2007-12-05 株式会社ジェイ・エム・エス ターボ式血液ポンプ
KR20010071171A (ko) * 1998-04-22 2001-07-28 톰 메이져 하이브리드 자기 베어링을 갖춘 이식가능한 원심 혈액펌프

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002085554A (ja) 2002-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4548450B2 (ja) ターボ式血液ポンプ
JP3085835B2 (ja) 血液ポンプ
US6135710A (en) Turbo blood pump
US5316440A (en) Blood pump apparatus
EP0810374B1 (en) Centrifugal fluid pump assembly
JP5267227B2 (ja) ターボ式血液ポンプ
US5746575A (en) Blood pump as centrifugal pump
EP1598087B1 (en) blood pump with hydrodynamic bearing
JP2869886B2 (ja) 遠心血液ポンプ
US20020031436A1 (en) Turbo blood pump
US11672968B2 (en) Blood-immersed bearing system for a blood pump
US20060129024A1 (en) Pulsatile blood pumping systems
EP3088015B1 (en) Centrifugal pump
JPH07509156A (ja) 低プライミング量の遠心血液ポンプ
JP4779193B2 (ja) ターボ式血液ポンプ
CA2411739C (en) Turbo blood pump
JP2927460B2 (ja) ポンプ
EP0518050B1 (en) Liquid pump apparatus
JP2012161526A (ja) 遠心式血液ポンプおよび遠心式血液ポンプ装置
JP3729889B2 (ja) 磁気軸受ポンプ
EP0421280B1 (en) Precessing centrifugal pump integrally combined with a motor
JP6674802B2 (ja) 遠心型血液ポンプ
JP3247718B2 (ja) 血液ポンプ
WO2002027225A1 (en) Turbo blood pump with inclined impeller vanes
WO2022019201A1 (ja) ポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110224

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4779193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees