JP2848415B2 - 遠心血液ポンプ - Google Patents

遠心血液ポンプ

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JP2848415B2
JP2848415B2 JP2104392A JP10439290A JP2848415B2 JP 2848415 B2 JP2848415 B2 JP 2848415B2 JP 2104392 A JP2104392 A JP 2104392A JP 10439290 A JP10439290 A JP 10439290A JP 2848415 B2 JP2848415 B2 JP 2848415B2
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、肉体の外に血液を吸い出すことを意図した
遠心血液ポンプに関する。
「従来の技術およびその課題」 この種の知られている血液ポンプは、少なくともある
部分におけるその機械的複雑性および血液血栓の形成を
許す形状の使用により非常に確かというほどには明らか
ではない。
本発明の目的は、溶血および血栓の形成の危険性を低
減できる新規な遠心血液ポンプを提供することにある。
本発明の他の目的は、この種の既存のポンプより構造
上簡単で、そのためにより確実に操作できる遠心血液ポ
ンプを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明の遠心血液ポンプ
では、ほぼ円形の断面および長手方向の軸線を有し、長
手方向の軸線に沿って延在する血液入口通路およびチャ
ンバー周囲に位置する血液出口通路の形成された血液ポ
ンプチャンバーの範囲を定めるインペラーハウジング
と、チャンバ内に配置され、放射状に延在する多数のベ
ーンを備えたインペラーと、ポンプチャンバの長手方向
の軸線を中心として回転するインペラーを支持するシャ
フトと、ベーンが入口通路から出口通路に血液を放射状
に推進させるようにインペラーを回転させる駆動手段と
を備え、前記ベーンは、前記チャンバの周囲の方向に単
調に変化する羽根角を有するように各々形成されてお
り、前記ベーンは、インペラーが選定された回転数で回
転しているとき、長手方向の軸線に沿って密集した各ベ
ーン部分によって血液に与えられた速度が、前記入口通
路を通して流れる血液の速度と実質上等しように形成さ
れており、前記インペラーは、支持プレートを有し、前
記ベーンは、該支持プレートから軸線の両方向に突出す
ることを特徴としている。
本発明の目的は、さらにインペラーの他の新規な特徴
によっても達成され、新規な磁気駆動システムおよびイ
ンペラーシャフトのための新規なシール手段の配置によ
って達成され、これらは以下の詳細な説明で明らかにさ
れる。
「作用」 発明の主要な面に関して本発明の出願人は、この種の
ポンプを考慮するに際し、血栓は吸引の過程で血液に挿
入された機械的ストレスによって生じるとの結論を出す
とともに、思案して血栓の発生を著しく低減できるよう
に血液を作用する新規なインペラーの形状を開発した。
基本的には、本発明のインペラーは血液がポンプに入っ
て流れるとき、速度の変化を滑らかにし、ポンプのキャ
ビテーション、特に入口でのキャビテーションを低減す
るように血液を従わせるべく構成され、実際そのように
動作する。
また、出願人は、この目的はインペラーベーンに与え
られるポンプの入口に関連した端部からポンプの出口に
関連した端部まで変わるその羽根角によって達成される
ように決定しており、インペラー軸線からの放射距離に
基づく機能のために羽根角の接線が増加する。いま、上
記接線が入口から出口まで直線的に増加すると、若しく
は少なくともほぼ直線的に増加すると、最適な結果が達
成されることがやがて信じられるであろう。
「実施例」 本発明に係わる遠心血液ポンプの一実施例は第1図の
ように示され、同図はポンプインペラーの回転軸に沿っ
た断面図である。
図示のポンプは前部ハウジング部2および後部ハウジ
ング部4からなるハウジングを含み、各部2、4によっ
てポンプチャンバ6が取り囲まれる。ポンプハウジング
は、さらにベアリングハウジング8およびベアリングキ
ャップ10を含んでおり、ベアリングハウジング8の後端
はキャップ10によって閉止され、ベアリングハウジング
8の前端は後部ハウジング部4によって閉止されてい
る。前部ハウジング部2は、ポンプの軸線に沿って延在
する入口通路12およびチャンバ6の周囲の接線方向に大
体拡張している出口通路14を有するように形成されてい
る。
チャンバ6内には本発明によるインペラーが設けら
れ、インペラーは前部インペラー部16および後部インペ
ラー部18からなり、各部16、18は結合されるとともに、
ポンプ軸線に垂直な平面に沿って互いに接着されてい
る。インペラー16、18はインペラーシャフト20に取り付
けられ、インペラーシャフト20はベアリングハウジング
8に固定された一対のジャーナルベアリング22によって
回転可能に支持されている。ハウジング8における各ベ
アリング22の間の領域は適当なグリース24によって適切
に満たされている。キャップ10の内面には鋼球26を含む
円筒上の盲孔が形成され、鋼球26はシャフト20およびイ
ンペラー16、18を軸方向に支持するスラストベアリング
を構成している。後部ハウジング部4とジャーナルベア
リング22の間の近傍にはシャフトシール36が配置され、
その詳細は以下に記述される。
インペラー部16および18は円周的に離れた多数の極チ
ャンバー、本発明の実用的なこの実施例では6つのチャ
ンバーの範囲を定めるように形成されている。各チャン
バーは磁気透過性ではあるが、磁化されていない物質か
ら極駆動プレート28を有している。プレート28は比較的
薄く作られ、その厚さは適当なものとして0.04インチ程
度である。
前部インペラー部16は円周的に離れた多数の長いベー
ン30および連続している長いベーン30の間に挿入された
短いベーン32を持っている。全てのベーン30、32は入口
通路12の軸線に向かって突出し、入口通路12に向かうベ
ーン30、32の端部面は前部ハウジング部2の外形におよ
そ一致している。後部インペラー部18は多数の短いベー
ン34を持っており、ベーン34はそれぞれ1つの短いベー
ン32および長いベーン30の外側部の形状に一致してい
る。それぞれベーン34によって放射状に取り囲まれてい
る長いベーン30の各部分は、関連のあるベーン34と同じ
レベルで後部ハウジング第4の軸線に向かって延在し、
そのため後部ハウジング部4の側面では各ベーン34がベ
ーン30と放射状に継続している。インペラーシャフト20
は後部ハウジング部4に形成された通路を経由してチャ
ンバー6に入り、この通路はシャフト20に対する最小の
許容クリアランスが設定されている。好ましくは、放射
クリアランスは0.001から0.002インチ程度がよい。さら
に、チャンバー6に接しているシャフト通路の端部はは
さみの端部を構成するように鋭く形成されている。シャ
フト20のための通路はシャフトシール36によってベアリ
ングハウジング8の内部から遮断されている。
第2図に示すように、シャフトシール36は環状のフラ
ンジ部38を有し、フランジ部38は後部ハウジング部4の
近くのジャーナルベアリング22を支えている。シャフト
シール36は、さらに同中心で放射状に離れた2つの円筒
部40を含み、その外側の1つは後部ハウジング部4内に
形成された円筒のリリーフ開口部の面を支えている。内
側の円筒部40はシャフト20と密接するように設定されて
いる。2つの円筒部40の間には、螺旋状に曲げられトロ
イダル形で、ステンレススプリング鋼のような適当な物
質からなるスプリングにより構成された圧力部材42が挿
入されている。圧力部材42は円筒部40への放射圧力に適
合して形成され、それによってシャフト20の部分および
後部ハウジング部4内に形成された円筒のリリーフ開口
部の面がそれぞれ押される。このようにしてチャンバー
6とベアリングハウジング8の間の効率的なシール性が
保たれる。
シャフト20と後部ハウジング部4内の開口部との間の
密着の結果、シャフトシール36は効率良くチャンバー6
から遮蔽される。これは、シール36における血栓の形成
を防止するのに役立つ。ボールベアリングタイプに代え
てのジャーナルベアリング22によるシャフト20の支持、
およびグリースからなるマス24により満たされることに
よるベアリングチャンバーからの空気の除去は、本発明
による遠心血液ポンプの非常な信頼性に貢献する主要な
要素である。この配置により、シール36には完全な密封
効果をもたらすことが要求されず、血液やグリースの著
しい濡れを防止する必要があるのみである。
第3図は液体がポンプに流入する方向から見た前部イ
ンペラー部16の平面図であり、前部インペラー部16は基
本的に内側ハブ部44および外側環状部46からなり、これ
ら各部44、46は長いベーン30を用いて互いに固定されて
いる。ベーン30、32は前部インペラー部16のほぼ周囲に
等しく離れるように、短いベーン32は長いベーン30の間
に挿入されている。
第4図は液体がポンプに流入する方向と反対、例えば
第3図の方向と反対から見た後部インペラー部18の平面
図である。後部インペラー部18は基本的に短いベーン34
を支持する環状リング48からなり、各ベーン34はベーン
30または32のそれぞれの1つに関連する部分に配置され
ている。本発明の好ましい実施例では、各ベーン30、3
2、34は湾曲しており、インペラー半径の機能としての
羽根角の接線の変動が、各羽根の長さに対応する正の値
を持つようになっている。
第3、4図は、さらに駆動プレート28の1つを描いて
おり、駆動プレート28はインペラー部16、18の間に取り
付けられ、インペラーの周辺から離れている。ベーン3
0、32、34の軸線からの距離およびハウジング部2、4
に関しては、満足すべき吸い込み力が達成される範囲で
十分に小さくなるように選定され、また、血液に奪われ
る力が最少になる範囲で十分に大きくなるように選定さ
れる。これらの考慮に基づき、本発明の1つの模範的な
実施例ではベーン30、34およびハウジング部4の間の軸
線方向の距離は、インペラーの外径の所で0.12インチ程
度である。本実施例では、これは第1図に描かれ、チャ
ンバー6の範囲を定める後部ハウジング部4の表面はシ
ャフト20に向かうに従ってわずかに上方に傾斜し、ベー
ンおよびハウジング部4の表面との間の軸線方向の距離
は、シャフト20に向かう方向で漸次減少するように示さ
れている。この軸線方向の離隔の単位は、ポンプのイン
ペラーベーンの形状によって与えられ、そのため、各ベ
ーン30の内側端部はシャフト20の回転軸から0.3インチ
の距離だけ離れ、各ベーンの外側端部はシャフト20の回
転軸から1.4インチの距離だけ離れている。事実、第1
図は上述した寸法のポンプを代表し、一定の比率に拡大
して描かれている。
後部ハウジング部4の方に突出したベーン34およびベ
ーン30の部分は、放射外方の力によりインペラーと後部
ハウジング部4の間に存在する血液に従って動き、それ
により、インペラーの外側端部の周りに血液が再循環す
ることが防止される。したがって、チャンバー6の側に
接するシャフト20の周りにおける後部ハウジング部4に
よってもたらせる鋭い端部と一緒のこれらのベーン部の
動きは、血行停止の可能性のある後部ハウジング部4を
通ってシャフト20の領域から血液を吐き出させ、その場
所での血栓の形成を防止する。
前述したように、ベーン30、32、34は加速およびポン
プ内の血液によって経験を積んだ衝撃の最少化という目
標をもって形成されている。好ましくは、各ベーンの入
口羽根角、つまり羽根角は、羽根に沿ったどのポイント
でも羽根の表面とインペラー回転の軸線の中心との間の
角度および問題となるポイントの通過に対応して選定さ
れ、各ベーンによって生じた速度、選定されたインペラ
ー速度は厳密に血液の流入速度に一致する。
本発明の好ましい実施例では、各ベーン30、32、34の
形状は次の式に基づいて決定される。
R=R1+C1・Θ+C2・ΘC3 ここで、Rはベーンに沿った各ポイントからシャフト
20の回転軸線までの放射距離である。R1は、シャフト20
の回転の軸線で、長い各ベーン30の端部に近い部分か
ら、軸線例えば各長いベーン30の入口端の軸線までの放
射距離である。Θはラジアンを単位とするシャフト20の
回転軸線についての角度で、シャフト20の回転軸線と各
長いベーン30の入口端の軸線との間に延びるラインと、
シャフト20の回転軸線と該回転軸線に近い同じベーンの
端部の部分との間に延びるラインとの間の角度である。
C1は次式で与えられる。
C1=R1・tanβ1 β1はラジアンを単位とするベーン30の入口端部につ
いての羽根角である。
C2は次式で与えられる。
C2=(R2・tanβ2−C1)/(C3・Θ2 (C3-1)) R2は各ベーンの最も遠い端部からの放射距離であり、
シャフト20の回転軸線から該端部までの距離である。β
2はラジアンを単位とする羽根角であり、シャフト20の
回転軸線から最も遠い各ベーンの端部における羽根角で
ある。Θ2は放射距離R2に関連したΘについての値であ
る。
C3は次式で与えられる。
C3=(R2・tanβ2−C1)・Θ2/(R2−R1−C1・
Θ2) そして、下記のパラメータが用いられて選定される。
R1=0.3インチ R2=1.4インチ β1=0.1745Rad=10゜ β2=1.047Rad=60゜ Θ2=2.094Rad=120゜ これらのR1、R2、β1、β2およびΘ2は第3図のよ
うに示される。羽根角βはベーンに沿った角度であり、
羽根表面の接線のラインとシャフト20の回転軸線の中心
点を通って描かれる円の接線のラインとの間の角度であ
る。
第5図は本発明による磁気駆動手段の基本的な構成を
示す図である。この駆動手段は多数の永久磁石ユニット
50を備え、ユニット50は中央に駆動モータのシャフトと
連結するための開口部53が形成されたプレート52の上に
取り付けられている。駆動手段の半分が第5図に描かれ
ている。各磁気ユニット50は2つの棒状磁気片54からな
り、各磁気片54の磁気軸線はプレート52の回転軸線と平
行な方向を向いている。また、図示のように各磁気ユニ
ット50の磁気片54は互いに他の極性を持つような方向に
配置されている。さらに、各磁気ユニット50の磁極は、
その近くのユニットと反対の磁極を持つような方向に配
置されている。
各磁気ユニット50は、その端部に関連のある磁気回路
を完成する鉄の磁気物質からなる極プレート56を有して
いる。磁気駆動手段は後部ハウジング部4の下に直接的
に配置されており、そのため、ハウジング8およびプレ
ート52を取り囲んでいる磁気ユニット50はキャップ10の
背後に位置している。したがって、プレート52から離れ
ている各磁気ユニット50の端部は、プレート28のそれぞ
れの1つの面に面している。プレート28および磁気ユニ
ット50の間の距離は、各プレート28とそれに関連した磁
気ユニット50の間のエアーギャップを最少にするために
可能な限り小さくなるように作られており、そのために
各プレート28に用いる磁気吸引力は最大になる。磁気ユ
ニット50の配列は、各ユニットの磁束通路がプレート28
のそれぞれの1つの面を通して完成されるようになされ
ており、プレート28の1つの近くに関連した磁気通路
は、磁気ユニット50の近くに関連した磁気の方向によっ
て他のものから遮断されるように維持されている。この
ようにして、プレート52が回転することにより、プレー
ト28に及ぼされる磁気吸引力がインペラー16、18を回転
させるように一致して生じる。また、磁気ユニット50に
よって及ぼされた磁気吸引は、鋼球26に対してシャフト
20を押さえるために下方にインペラー16、18を引っ張
る。第5図に示す駆動の配置は、特に強い磁気力を生
じ、ポンプの薄い使用を可能にし、磁化されないプレー
ト28、および磁気ユニット50とプレート28の間に比較的
に大きいエアーギャップを伴っていてさえもインペラー
16、18に効率的な駆動力が分け与えられるようにする。
本発明の上記実施例についての記述により、この考え
方から離れることなく、多くの変形態様を実施すること
ができると理解されるであろう。要求している請求の範
囲は、本発明の真の範囲および精神内に入るので、この
ような変形態様をカバーすることを意図している。
現実に開示した実施例は、それ故に全ての面で実証的
であって限定的なものでないように考慮されており、前
述の開示よりもむしろ添付の請求の範囲によって示され
た発明の範囲は、請求の範囲の意味内の全ての変形およ
び請求の範囲と等価の範囲内にあるものについては全
て、そこに包含される。
「発明の効果」 本発明によれば、血液がポンプに入って流れるとき、
速度の変化を滑らかにし、ポンプのキャビテーション、
特に入口でのキャビテーションを低減することができ
る。したがって、溶血および血栓の形成の危険性を低減
することができる。また、既存のポンプより構造上簡単
で、そのためにより確実に操作することができる。
さらに、インペラーのベーンは、支持プレートから軸
線の両方向に突出することにより、ハウジング(後部ハ
ウジング)と支持プレートとの間に血液が停止して滞留
することはなく、この部分での血栓の発生を確実に防止
できるので、インペラーの回転不良等の致命的なトラブ
ルは発生しない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の遠心血液ポンプの垂直断面
図、第2図は第1図のポンプにおける1のエレメントの
垂直断面図、第3図は第1図のポンプにおける1つのイ
ンペラ部の平面図、第4図は第1図に示すポンプの第2
のインペラエレメントの底面図、第5図は第1図のポン
プに適用される磁気駆動システムの一部の切断斜視図で
ある。 2……前部ハウジング部、 4……後部ハウジング部、 6……ポンプチャンバ、 8……ベアリングハウジング、 10……ベアリングキャップ、 12……入口通路、 14……出口通路、 16……前部インペラー部、 18……後部インペラー部、 20……インペラーシャフト、 22……ジャーナルベアリング、 24……グリース、 26……鋼球、 28……極駆動プレート、 30……長いベーン、 32……短いベーン、 34……短いベーン、 36……シャフトシール、 38……フランジ部、 40……円筒部、 42……圧力部材、 44……内側ハブ部、 46……外側環状部、 48……環状リング、 50……永久磁石ユニット、 52……プレート、 53……開口部、 54……棒状磁気片、 56……極プレート。

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ円形の断面および長手方向の軸線を有
    し、長手方向の軸線に沿って延在する血液入口通路およ
    びチャンバーの周囲に位置する血液出口通路の形成され
    た血液ポンプチャンバーの範囲を定めるインペラーハウ
    ジングと、 チャンバ内に配置され、放射状に延在する多数のベーン
    を備えたインペラーと、 ポンプチャンバの長手方向の軸線を中心として回転する
    インペラーを支持するシャフトと、 ベーンが入口通路から出口通路に血液を放射状に推進さ
    せるようにインペラーを回転させる駆動手段とを備え、 前記ベーンは、前記チャンバの周囲の方向に単調に変化
    する羽根角を有するように各々形成されており、 前記ベーンは、インペラーが選定された回転数で回転し
    ているとき、長手方向の軸線に沿って密集した各ベーン
    部分によって血液に与えられた速度が、前記入口通路を
    通して流れる血液の速度と実質上等しいように形成され
    ており、 前記インペラーは、支持プレートを有し、 前記ベーンは、該支持プレートから軸線の両方向に突出
    することを特徴とする遠心血液ポンプ。
  2. 【請求項2】前記支持プレートは、その一端から他端に
    軸状に血液を通させるために、前記ベーンの放射内方端
    の近傍に環状の開口部を有することを特徴とする請求項
    1記載の遠心血液ポンプ。
  3. 【請求項3】前記ハウジングは、前記血液入口通路から
    遠いインペラーの側部に形成され、 前記ベーンとハウジングの間の距離は前記シャフトから
    放射方向に漸次増加することを特徴とする請求項1記載
    の遠心血液ポンプ。
  4. 【請求項4】前記インペラーハウジングは、チャンバー
    内に延びるシャフトを通す開口部を有し、 該開口部は、前記シャフトの外形に厳密に一致する外形
    を有し、 さらに、前記インペラーハウジングに固定され、シャフ
    トが延びる軸受チャンバーの範囲を定める軸受ハウジン
    グと、 前記軸受チャンバーに配置され、シャフトを回転可能に
    支持する軸受手段と、 前記開口部の近傍の軸受チャンバーに位置し、血液ポン
    プチャンバーと軸受チャンバーの間の液封を行うために
    シャフトを取り囲むシール手段と、を備えることを特徴
    とする請求項1記載の遠心血液ポンプ。
  5. 【請求項5】前記開口部の端部は、鋭角の端を持つよう
    に形成された前記チャンバーに接していることを特徴と
    する請求項4記載の遠心血液ポンプ。
  6. 【請求項6】前記軸受手段は、前記長手方向の軸線に沿
    って離間する2つのジャーナル軸受を備えるとともに これらのジャーナル軸受の間の軸受チャンバーの領域に
    満たされた潤滑のためのグリースを備えていることを特
    徴とする請求項4記載の遠心血液ポンプ。
  7. 【請求項7】前記軸受チャンバー内に配置され、シャフ
    トを軸線方向に支持するスラスト軸受を備えることを特
    徴とする請求項4記載の遠心血液ポンプ。
  8. 【請求項8】前記スラスト軸受は、金属のボールによっ
    て構成されていることを特徴とする請求項7記載の遠心
    血液ポンプ。
  9. 【請求項9】前記開口部は、その半径と前記シャフトの
    半径との違いが0.002インチより大きくないように設定
    されていることを特徴とする請求項4記載の遠心血液ポ
    ンプ。
  10. 【請求項10】前記駆動手段は、前記インペラーに固定
    され、長手方向の軸線から離間している磁気を帯びた多
    数のプレートと、 前記インペラーハウジングの外側に配置され、長手方向
    の軸線を中心として回転するように取り付けられた回転
    可能な磁気駆動部材とを備え、 該磁気駆動部材は、回転中のインペラーを引き付けるた
    めに各プレートを通過する磁場を発生する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の遠心血液ポンプ。
  11. 【請求項11】前記磁場を発生する手段は、各プレート
    のために分離した磁場を生じるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項10記載の遠心血液ポンプ。
  12. 【請求項12】前記磁場を発生する手段は、多数の磁気
    ユニットを有し、 各磁気ユニットは、それぞれのプレートと関連して配置
    されるとともに、その磁気軸線が長手方向の軸線に平行
    に方向付けされ、互いに反対する極性である2つの棒状
    磁気片を有し、 前記インペラーハウジングから遠い該2つの棒状磁気片
    の端部の間に延在している鉄の磁気プレートを備えてい
    ることを特徴とする請求項11記載の遠心血液ポンプ。
  13. 【請求項13】前記各棒状磁気片の磁気軸線は、近くの
    磁気ユニットの棒状磁気片の磁気軸線と同じ極性を有す
    る各磁気ユニットによって生成された磁場がそれぞれに
    近くの磁気ユニットの磁場によって反発し合うように方
    向付けされていることを特徴とする請求項12記載の遠心
    血液ポンプ。
  14. 【請求項14】ほぼ円形の断面および長手方向の軸線を
    有し、長手方向の軸線に沿って延在する血液入口通路お
    よびチャンバーの周囲に位置する血液出口通路の形成さ
    れた血液ポンプチャンバーの範囲を定めるインペラーハ
    ウジングと、 チャンバ内に配置され、放射状に延在する多数のベーン
    を備えたインペラーと、 ポンプチャンバの長手方向の軸線を中心として回転する
    インペラーを支持するシャフトと、 ベーンが入口通路から出口通路に血液を放射状に推進さ
    せるようにインペラーを回転させる駆動手段とを備え、 前記インペラーハウジングは、チャンバー内に延在する
    前記シャフトを通過させる開口部を備え、 該開口部は、前記シャフトの外形に厳密に一致した外形
    を有し、 さらに、前記インペラーハウジングに固定され、シャフ
    トが延びる軸受チャンバーの範囲を定める軸受ハウジン
    グと、 前記軸受チャンバーに配置され、シャフトを回転可能に
    支持する軸受手段と、 前記開口部の近傍の軸受チャンバーに位置し、血液ポン
    プチャンバーと軸受チャンバーの間の液封を行うために
    シャフトを取り囲むシール手段と、を備えることを特徴
    とする遠心血液ポンプ。
  15. 【請求項15】前記開口部の端部は、鋭角の端を持つよ
    うに形成された前記チャンバーに接していることを特徴
    とする請求項14記載の遠心血液ポンプ。
  16. 【請求項16】前記軸受手段は、前記長手方向の軸線に
    沿って離間する2つのジャーナル軸受を備えるととも
    に、 これらのジャーナル軸受の間の軸受チャンバーの領域に
    満たされた潤滑のためのグリースを備えていることを特
    徴とする請求項14記載の遠心血液ポンプ。
  17. 【請求項17】前記軸受チャンバー内に配置され、シャ
    フトを軸線方向に支持するスラスト軸受を備えることを
    特徴とする請求項14記載の遠心血液ポンプ。
  18. 【請求項18】前記スラスト軸受は、金属のボールによ
    って構成されていることを特徴とする請求項17記載の遠
    心血液ポンプ。
  19. 【請求項19】前記開口部は、その半径と前記シャフト
    の半径との違いが0.002インチより大きくないように設
    定されていることを特徴とする請求項14記載の遠心血液
    ポンプ。
  20. 【請求項20】ほぼ円形の断面および長手方向の軸線を
    有し、長手方向の軸線に沿って延在する血液入口通路お
    よびチャンバーの周囲に位置する血液出口通路の形成さ
    れた血液ポンプチャンバーの範囲を定めるインペラーハ
    ウジングと、 チャンバ内に配置され、放射状に延在する多数のベーン
    を備えたインペラーと、 ポンプチャンバの長手方向の軸線を中心として回転する
    インペラーを支持するシャフトと、 ベーンが入口通路から出口通路に血液を放射状に推進さ
    せるようにインペラーを回転させる駆動手段とを備え、 前記駆動手段は、前記インペラーに固定され、長手方向
    の軸線から離間している磁気を帯びた多数のプレート
    と、 前記インペラーハウジングの外側に配置され、長手方向
    の軸線を中心として回転するように取り付けられた回転
    可能な磁気駆動部材とを備え、 該磁気駆動部材は、回転中のインペラーを引き付けるた
    めに各プレートを通過する磁場を発生する手段を有し、 前記磁場を発生する手段は、各プレートのために分離し
    た磁場を生じさせる多数の磁気ユニットを有し、 各磁気ユニットは、それぞれのプレートと関連して配置
    されるとともに、その磁気軸線が長手方向の軸線に平行
    に方向付けされ、互いに反対する極性である2つの棒状
    磁気片を有し、 前記インペラーハウジングから遠い該2つの棒状磁気片
    の端部の間に延在している鉄の磁気プレートを備えてい
    ることを特徴とする遠心血液ポンプ。
  21. 【請求項21】前記各棒状磁気片の磁気軸線は、近くの
    磁気ユニットの棒状磁気片の磁気軸線と同じ極性を有す
    る各磁気ユニットによって生成された磁場がそれぞれに
    近くの磁気ユニットの磁場によって反発し合うように方
    向付けされていることを特徴とする請求項20記載の遠心
    血液ポンプ。
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