JP4778951B2 - 対物レンズの傾き調整装置および対物レンズの傾き調整方法 - Google Patents

対物レンズの傾き調整装置および対物レンズの傾き調整方法 Download PDF

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本発明は、対物レンズの傾き調整装置および対物レンズの傾き調整方法に関し、さらに詳しくは、レーザー素子より放射されるレーザービームを収束して情報記録媒体に照射し、該情報記録媒体からの反射光を受光して情報を再生または/および記録する光ピックアップ装置の対物レンズの傾き調整装置および対物レンズの傾き調整方法に関するものである。
この種の光ピックアップ装置には、レーザービームを収束して情報記録媒体に照射するための複数の対物レンズと、これらの対物レンズを所定の傾きにそれぞれ傾き調整可能に支持したホルダーとを備えたアクチュエータが、通常搭載されている。
1つの対物レンズの傾き調整構造では、図7に示すように、対物レンズ30はその主点中心O1に傾き調整できる。すなわち、対物レンズ30は、その主点中心O1がそのコバ(レンズ周縁の平坦な領域)下面より上方(上位)にあるので、コバ下面の最外周部が対物レンズホルダー40に接触し、対物レンズホルダー40を傾けるだけで、レーザービームを収束して情報記録媒体に照射できるよう傾き調整できる。なお、40Rは対物レンズホルダー40の円弧面である。
これに対して、もう1つの対物レンズの傾き調整構造では、図8に示すように、対物レンズ35は、その主点中心O2が対物レンズ35のコバ下面より下方(下位)となるので、図7の対物レンズ30のごとくコバ下面の最外周部を対物レンズホルダー40に接触させても、レーザービームを収束して情報記録媒体に照射できるように傾き調整できない。
この場合には、対物レンズスペーサ45を対物レンズ35に接着材等で固定し、対物レンズスペーサ45の下面より対物レンズ35の主点中心O2が上方になるようしたものを対物レンズホルダー40に組立て、傾き調整する必要がある(特許文献1および2参照)。
しかしながら、これらの対物レンズの傾き調整構造は、複雑になり組立工数も多くなる。
特開2005−174485号公報 特開2006−19001号公報
上述のごとく、従来の対物レンズの主点中心に傾き調整する方法では、主点中心(または単に主点)が対物レンズのコバ下面より上方か下方によって組立工程を替えなければならない。
そこで、本発明の課題の1つは、対物レンズの主点中心の位置が対物レンズのコバ下面の上方または下方であれ、対物レンズの保持工程(組立工程)を替えることなく容易に対物レンズの傾き調整ができることである。
本発明は、レーザー素子より放射されるレーザービームを収束して情報記録媒体に照射し、該情報記録媒体からの反射光を受光して情報を再生または/および記録する光ピックアップ装置に搭載するための、レーザービームを収束する複数の対物レンズと、これらの対物レンズを支持するためのホルダーとからなるアクチュエータについて、ホルダーに対する対物レンズの傾きを調整する対物レンズの傾き調整装置であって、
1つの対物レンズを固定支持するホルダーを保持するホルダー保持台と、他の対物レンズのコバ下面を各先端部分で受承する少なくとも3本のピンと、これらのピンの末端部分を固定支持するピン固定支持部材と、前記他の対物レンズを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整可能にピン固定支持部材を傾斜させるピン固定支持部材の傾斜調整手段と、前記他の対物レンズの固定後除去可能に該対物レンズの上面を押える押え部材とを備えた対物レンズの傾き調整装置を提供する。
本発明によれば、アクチュエータの複数の対物レンズの内、1つの対物レンズを固定支持するホルダーを保持し、他の対物レンズを前記ホルダーに対し傾き調整可能に特定の、少なくとも3本のピンとそれらのピン固定支持部材とによって支持し、調整後固定支持できるようにすることによって、前記1つの対物レンズの傾きを任意に設定でき、しかも他の対物レンズを前記ホルダーに対し、つまり前記1つの対物レンズに対し所定の傾きに固定支持できるので、複数の対物レンズの固定支持が簡単な構成で、かつ作業性よく可能になる。
本発明に係る対物レンズの傾き調整装置は、レーザー素子より放射されるレーザービームを収束して情報記録媒体に照射し、該情報記録媒体からの反射光を受光して情報を再生または/および記録する光ピックアップ装置に搭載され、レーザービームを収束する複数の対物レンズと、これらの対物レンズを支持するためのホルダーとを備えたアクチュエータにおいて、ホルダーに対して対物レンズの傾きを調整する。
そして、この対物レンズの傾き調整装置は、1つの対物レンズを固定支持するホルダーを保持するホルダー保持台と、他の対物レンズのコバ下面を各先端部分で受承する少なくとも3本のピンと、これらのピンの末端部分を固定支持するピン固定支持部材と、前記他の対物レンズを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整可能にピン固定支持部材を傾斜させるピン固定支持部材の傾斜調整手段と、前記他の対物レンズの固定後除去可能に該対物レンズの上面を押える押え部材とを備えている。
ここで、アクチュエータの複数の対物レンズは、1つの対物レンズをホルダーに固定支持し、他の対物レンズ(複数の対物レンズの内、前記1つの対物レンズを除く1つまたは複数の対物レンズ)を傾き調整後固定支持可能に後述の3本のピンとピン固定支持部材とで仮支持する。傾き調整後の固定支持は、例えば、接着により固定支持であり、他の対物レンズとホルダーとの間に接着剤を注入する。
本発明においては、対物レンズを所定の傾きにそれぞれ傾き調整可能に支持するために、他の対物レンズのコバ下面を各先端部分で受承する少なくとも3本のピンと、これらのピンの末端部分を固定支持するピン固定支持部材とが採用される。
ここで、これらの少なくとも3本のピンは、それぞれの先端に他の対物レンズを受承するための半球面部を備えると、各ピン(の先端)が傾斜して対物レンズに当接しても、対物レンズに押し上げる力が加わるだけで、偏った力を加えたり傷をつけたりしないので好ましい。
本発明において、ピン固定支持部材の傾斜調整手段は、ピン固定支持部材を傾斜可能に支持するピン固定支持部材の支持手段と、前記1つの対物レンズおよび他の対物レンズのコバ面からの反射光をそれぞれ検出する検出器と、この検出器で得られる検出信号を比較して、前記他の対物レンズのコバ面の傾きを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整すべく、ピン固定支持部材の支持手段を介してピン固定支持部材を傾斜させる傾斜機構とからなるので、ピン固定支持部材の傾斜調整、つまりピンによる他の対物レンズの傾き調整を、自動的にかつ正確にできる。
本発明において、ピン固定支持部材の支持手段は、上面に凹面部または凸面部を有する固定支持ステージと、ピンの末端部分を固定支持し、前記他の対物レンズを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整するために固定支持ステージの凹面部または凸面部上にスライド可能に支持され傾斜機構によって揺動する傾き調整ベース(固定支持ステージ上面の凹面部または凸面部に対応して、底面に凸面部または凹面部を有する)とからなるので、傾き調整時にどの角度でも対物レンズを安定して受承でき、固定(接着固定)が容易である。
ここで、ピンは、他の対物レンズを傾き調整して固定後、ピン固定支持部材から除去可能とするか、ピンおよびピン固定支持部材が、他の対物レンズを傾き調整して固定後、ホルダーから除去可能であってもよい。
本発明は、別の観点によれば、レーザー素子より放射されるレーザービームを収束して情報記録媒体に照射し、該情報記録媒体からの反射光を受光して情報を再生または/および記録する光ピックアップ装置に搭載するための、レーザービームを収束する複数の対物レンズと、これらの対物レンズを支持するためのホルダーとからなるアクチュエータについて、ホルダーに対する対物レンズの傾きを調整する対物レンズの傾き調整方法であって、
1つの対物レンズを固定支持するホルダーを保持するステップと、
他の対物レンズのコバ下面を、少なくとも3本のピンの各先端部分で受承し、それらのピンの末端部分をピン固定支持部材で固定支持するステップと、
前記他の対物レンズの上面を押え部材で押えながら、ピン固定支持部材を傾斜させ、前記他の対物レンズを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け、主点中心に傾き調整するステップと、
前記他の対物レンズを傾き調整後、ホルダーに固定するステップと
からなる対物レンズの傾き調整方法を提供できる。
以下、本発明に係る対物レンズの傾き調整装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明に係る対物レンズの傾き調整装置の実施の形態1示す一部破断基本構成概略説明側面図、図2は図1の概略説明平面図、図3は図2の要部拡大平面図、図4は図3に対応する要部拡大縦断面図である。
図1〜4において、光ピックアップ装置(単に「光ピックアップ」と称することもある)の対物レンズの傾き調整装置Kは、光ピックアップ装置に搭載されるアクチュエータにおいて、対物レンズの傾きを調整する。ここで、アクチュエータは、レーザービームを収束して情報記録媒体に照射するための2つの対物レンズ、つまり第1の対物レンズ1(本発明の1つの対物レンズに相当)および第2の対物レンズ2(本発明の他の対物レンズに相当)と、これらの対物レンズ1,2を所定の傾きにそれぞれ傾き調整可能に支持したホルダー(対物レンズホルダー)3とを備えている。
このホルダー3は、第1の対物レンズ1を固定支持し、第2の対物レンズ2を傾き調整後固定支持する。
さて、対物レンズの傾き調整装置Kは、第1の対物レンズ1を固定支持するホルダーを保持する保持台としての位置決め台52と、第2の対物レンズ2のコバ下面を各先端部分で受承する少なくとも3本のピン57a、57b、57cと、これらのピンの末端部分を固定支持するピン固定支持部材57と、第2の対物レンズ2を第1の対物レンズ1のコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整可能にピン固定支持部材57を傾斜させるピン固定支持部材の傾斜調整手段と、第2の対物レンズ2の固定後除去可能に対物レンズ2の上面を押える押え部材54とからなる。
なお、ピン57a、57b、57cは、それぞれの先端に第2の対物レンズ2を受承するための半球面部を備えている。また、これらのピン57a、57b、57cは、第2の対物レンズ2を傾き調整して固定後、除去可能である。
ホルダー3は、2つの対物レンズ1,2の支持部分4に、第1の対物レンズ1のレンズ孔3aと、第2の対物レンズ2のレンズ孔3bと、ピン57a、57b、57cの逃げ孔3cと、接着剤溜り3d、3e・・・とを有している。
なお、位置決め台52は、第1の対物レンズ1に接触しないように、第1対物レンズ1の調整孔52aと、第2の対物レンズ2に接触しないように、第2対物レンズ2の調整孔52b有している。
ピン固定支持部材の傾斜調整手段は、ピン固定支持部材57を傾斜微動させることができる第1調整ステージ53としてX軸Y軸方向の2軸ゴニオステージを使用している。ハンドルのごとき傾斜機構(図示省略)と、第1の対物レンズ1および第2の対物レンズ2のコバ面からの反射光をそれぞれ検出する検出器100と、この検出器で得られる検出信号を比較できるモニタ100aとからなる。
そして、第1調整ステージ53と、第1の対物レンズ1の位置決め台52とは、第2調整ステージ51に傾斜調整可能に支持されている。ここで、第2調整ステージ51は、X軸、Y軸方向の2軸ゴニオステージを使用し傾き調整できるようになっている。
なお、55は、押え部材54の回転ツマミであり、第2の対物レンズ2を傾き調整し固定した後、回転操作によって第2の対物レンズ2上から除去できる。
以上の構成を備えた対物レンズの傾き調整装置Kの作動は、次のとおりである。
まず、第1の対物レンズ1および第2の対物レンズ2のコバ面からの反射光が、検出器100によってそれぞれ検出され、モニタ100aに比較表示される。
この比較表示された内容を、測定者が見て、第1調整ステージ53のX軸Y軸方向の2軸ゴニオステージのハンドルのごとき傾斜機構を適宜操作し、ピン固定支持部材57を傾斜微動させて第2の対物レンズ2を第1の対物レンズ1のコバ面に対し相対的に傾け、第2の対物レンズ2を主点中心に傾き調整することによって、第1の対物レンズ1および第2の対物レンズ2からのレーザービームが共に情報記録媒体20に照射できるように調整する。
次いで、接着剤溜り3d、3e・・・内に、接着剤を投入して、仮支持していた第2の対物レンズ2をホルダー3に固定する。接着剤の一例として、紫外線硬化樹脂が使用可能である。固定後、押え部材54を、その回転ツマミ55を操作することによって固定された第2の対物レンズ2上から除去する。
以上のごとく、対物レンズの傾き調整装置Kによれば、2つの対物レンズ1,2の内、第1の対物レンズ1を固定支持するホルダーを保持し、第2の対物レンズ2をホルダーに対し傾き調整可能に特定の、少なくとも3本のピンと、これらのピン固定支持手段とによって支持し、調整後固定支持できるようにすることによって、第1の対物レンズ1の傾きを任意に設定でき、しかも第2の対物レンズ2を前記ホルダーに対し、つまり第1の対物レンズ1に対し所定の傾きに固定支持できるので、2つの対物レンズ1,2の固定支持が簡単な構成で、かつ作業性よく可能になる。
ここで、3波長の光ピックアップ装置Pの基本構成を図5および6図を用いて説明する。
図5および図6において、光源Aとしての半導体レーザー素子11から出射された放射光は、コリメートレンズA14で平行光となった後、ダイクロイックプリズム13で反射し、平行光として対物レンズ17に向かう。この平行光は、対物レンズ17を通過することで収束光となり、情報記録媒体であるディスク20上の一点で収束し反射される。
一方、光源Bとしての半導体レーザー素子12から出射された放射光は、シリンドリカルレンズ19を介してコリメートレンズ15で平行光となった後、ダイクロイックプリズム13を透過し、平行光の状態で対物レンズ16に向かう。この平行光は、同じく対物レンズ16および対物レンズ17を通過することで収束光となり、情報記録媒体であるディスク20上の一点で収束し反射される。
なお、10は光ピックアップ装置Pのハウジング、18はアクチュエータである。
本発明に係る対物レンズの傾き調整装置の実施の形態1示す一部破断基本構成概略説明側面図である。 図1の概略説明平面図である。 図2の要部拡大平面図である。 図3に対応する要部拡大縦断面図である。 3波長の光ピックアップ装置Pの基本構成を説明する説明平面図である。 図5の説明断面図である。 従来の対物レンズの傾き調整構造を説明する、アクチュエータの要部構成説明図である。 図7とは異なる従来の対物レンズの傾き調整構造を説明する、アクチュエータの要部構成説明図である。
符号の説明
1 第1の対物レンズ
2 第2の対物レンズ
3 ホルダー
3a 第1の対物レンズ穴
3b 第2の対物レンズ穴
3c ピンの逃げ穴
3d 第1の対物レンズ接着材溜り
3e 第2対物レンズ接着剤溜り
4 支持部分
10 ハウジング
11 光源A
12 光源B
13 ダイクロイックプリズム
14 コリメートレンズA
15 コリメートレンズB
16 第1の対物レンズ
17 第2の対物レンズ
18 アクチュエータ
19 シリンドリカルレンズ
20 光ディスク
30 主点中心がコバ下面より上にある対物レンズ
35 主点中心がコバ下面より下にある対物レンズ
40 対物レンズホルダー
40R対物レンズホルダー円弧面
45 対物レンズスペーサ
50 装置ベース
51 第2調整ステージ
52 対物レンズホルダーの位置決め台
52a第1の対物レンズの調整孔(逃げ孔)
52b第2の対物レンズ調整孔
53 第1調整ステージ
54 対物レンズ押え部材(金具)
55 対物レンズ押え金具回転ツマミ
56 対物レンズ押え金具回転台
57 ピン固定支持部材(対物レンズ保持ベース)
57a対物レンズ受けピン
57b対物レンズ受けピン
57c対物レンズ受けピン
100検出器
100aモニタ

Claims (13)

  1. レーザー素子より放射されるレーザービームを収束して情報記録媒体に照射し、該情報記録媒体からの反射光を受光して情報を再生または/および記録する光ピックアップ装置に搭載するための、レーザービームを収束する複数の対物レンズと、これらの対物レンズを支持するためのホルダーとからなるアクチュエータについて、ホルダーに対する対物レンズの傾きを調整する対物レンズの傾き調整装置であって、
    1つの対物レンズを固定支持するホルダーを保持するホルダー保持台と、他の対物レンズのコバ下面を各先端部分で受承する少なくとも3本のピンと、これらのピンの末端部分を固定支持するピン固定支持部材と、前記他の対物レンズを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整可能にピン固定支持部材を傾斜させるピン固定支持部材の傾斜調整手段と、前記他の対物レンズの固定後除去可能に該対物レンズの上面を押える押え部材とを備えた対物レンズの傾き調整装置。
  2. ピン固定支持部材の傾斜調整手段が、ピン固定支持部材を傾斜可能に支持するピン固定支持部材の支持手段と、前記1つの対物レンズおよび他の対物レンズのコバ面からの反射光をそれぞれ検出する検出器と、この検出器で得られる検出信号を比較して、前記他の対物レンズのコバ面の傾きを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整すべく、ピン固定支持部材の支持手段を介してピン固定支持部材を傾斜させる傾斜機構とからなる請求項1に記載の対物レンズの傾き調整装置。
  3. ピン固定支持部材の支持手段が、上面に凹面部または凸面部を有する固定支持ステージと、ピンの末端部分を固定支持し、前記他の対物レンズを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整するために固定支持ステージの凹面部または凸面部上にスライド可能に支持され傾斜機構によって揺動する傾き調整ベースとからなる請求項2に記載の対物レンズの傾き調整装置。
  4. ピンが、前記他の対物レンズを傾き調整して固定後、ピン固定支持部材から除去可能である請求項1〜3のいずれか1つに記載の対物レンズの傾き調整装置。
  5. ピンおよびピン固定支持部材が、前記他の対物レンズを傾き調整してホルダーに固定後、ピン固定支持部材の傾斜調整手段から除去可能である請求項1〜3のいずれか1つに記載の対物レンズの傾き調整装置。
  6. 少なくとも3本のピンが、それぞれの先端に前記他の対物レンズを受承するための半球面部を備えた請求項1〜5のいずれか1つに記載の対物レンズの傾き調整装置。
  7. ホルダー保持台が、各対物レンズを介してレーザー光を照射可能な位置決め台を備えた請求項1〜6のいずれか1つに記載の対物レンズの傾き調整装置。
  8. 複数の対物レンズが、2つの対物レンズからなる請求項1〜7のいずれか1つに記載の対物レンズの傾き調整装置。
  9. レーザー素子より放射されるレーザービームを収束して情報記録媒体に照射し、該情報記録媒体からの反射光を受光して情報を再生または/および記録する光ピックアップ装置に搭載するための、レーザービームを収束する複数の対物レンズと、これらの対物レンズを支持するためのホルダーとからなるアクチュエータについて、ホルダーに対する対物レンズの傾きを調整する対物レンズの傾き調整方法であって、
    1つの対物レンズを固定支持するホルダーを保持するステップと、
    他の対物レンズのコバ下面を、少なくとも3本のピンの各先端部分で受承し、それらのピンの末端部分をピン固定支持部材で固定支持するステップと、
    前記他の対物レンズの上面を押え部材で押えながら、ピン固定支持部材を傾斜させ、前記他の対物レンズを前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け、主点中心に傾き調整するステップと、
    前記他の対物レンズを傾き調整後、ホルダーに固定するステップと
    からなる対物レンズの傾き調整方法。
  10. 主点中心に傾き調整するステップが、
    ピン固定支持部材を傾斜させる傾斜機構と、前記1つの対物レンズおよび他の対物レンズのコバ面からの反射光をそれぞれ検出し、得られる検出信号を比較するステップと、
    検出信号を比較しながら、前記他の対物レンズのコバ面の傾きを、前記1つの対物レンズのコバ面に対し相対的に傾け主点中心に傾き調整すべくピン固定支持部材を傾斜させるステップと
    を含む請求項9に記載の対物レンズの傾き調整方法。
  11. 前記他の対物レンズのホルダーへの固定が、接着固定である請求項9または10に記載の対物レンズの傾き調整方法。
  12. レーザー素子より放射されるレーザービームを収束して情報記録媒体に照射し、該情報記録媒体からの反射光を受光して情報を再生または/および記録する光ピックアップ装置に搭載され、レーザービームを収束する複数の対物レンズと、これらの対物レンズを支持するためのホルダーとを備えたアクチュエータであって、複数の対物レンズが、請求項9〜11のいずれか1つに記載の対物レンズの傾き調整方法によって傾き調整され、ホルダーに固定されたアクチュエータ。
  13. 請求項12に記載のアクチュエータを搭載した光ピックアップ装置。
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