JP2006202427A - 光ピックアップの高さ位置調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 調整を少ないコストと工数で出来る光ディスクの光ピックアップの高さ調整装置を提供する。
【解決手段】 光ディスク9を回転させるためのターンテーブル1と、光ディスク9にレーザー光を照射する光ピックアップ2を光ディスク10の半径方向に案内するためのガイド主軸3及びガイド従軸4とをシャーシー20に配置した光ディスク装置の光ピックアップの高さ調整装置において、シャーシー20を配置したステージ38,39の上方に配置したオートコリメータ31によりターンテーブル1上に載置した基準ミラー34の水平を確認し、水平でなければステージ38,39で調整し、基準ミラー34とガイド主軸3上の基準高さポイント8a上に高さ測定ミラー35を乗せ、オートコリメータ31により、高さ測定ミラー35の傾斜を測定し、相対高さに換算して、基準高さポイント8aを所定の高さに調整する。
【選択図】図1
【解決手段】 光ディスク9を回転させるためのターンテーブル1と、光ディスク9にレーザー光を照射する光ピックアップ2を光ディスク10の半径方向に案内するためのガイド主軸3及びガイド従軸4とをシャーシー20に配置した光ディスク装置の光ピックアップの高さ調整装置において、シャーシー20を配置したステージ38,39の上方に配置したオートコリメータ31によりターンテーブル1上に載置した基準ミラー34の水平を確認し、水平でなければステージ38,39で調整し、基準ミラー34とガイド主軸3上の基準高さポイント8a上に高さ測定ミラー35を乗せ、オートコリメータ31により、高さ測定ミラー35の傾斜を測定し、相対高さに換算して、基準高さポイント8aを所定の高さに調整する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ピックアップの高さ位置調整装置に関するものである。
従来、光ディスク装置において、光ディスクは、駆動源であるスピンドルモータのシャフトに形成されたターンテーブル上に装填され、ターンテーブルの回転中心を支点として回転駆動される。
このとき、光ディスク上に同心円状又は螺旋状に微小なピットとして記録されている信号は、光ピックアップから放射されたレーザ光が光ディスクで反射し、再び光ピックアップで受光されることにより読み取られるようになっている。
このとき、光ディスク上に同心円状又は螺旋状に微小なピットとして記録されている信号は、光ピックアップから放射されたレーザ光が光ディスクで反射し、再び光ピックアップで受光されることにより読み取られるようになっている。
光ピックアップは、メカのシャーシー上に設けられた互いに平行なガイド主軸とガイド従軸との間に架設されていて、それらの軸方向に沿って移動可能に駆動される。
ガイド主軸及びガイド従軸の軸方向は、ターンテーブルの中心から伸びる光ディスクの半径方向(ターンテーブルの回転軸に対して垂直)の一つと平行になっている。従って、光ピックアップを上記の軸方向に沿って移動させたとき、光ピックアップは、光ディスクの半径方向に移動するものであり、レーザ光の光軸と光ディスクとの交点(レーザ光の軌跡)の軌跡は直線となり、その延長線が光ディスクの中心(すなわちターンテーブルの中心)を通るように構成されている。
ガイド主軸及びガイド従軸の軸方向は、ターンテーブルの中心から伸びる光ディスクの半径方向(ターンテーブルの回転軸に対して垂直)の一つと平行になっている。従って、光ピックアップを上記の軸方向に沿って移動させたとき、光ピックアップは、光ディスクの半径方向に移動するものであり、レーザ光の光軸と光ディスクとの交点(レーザ光の軌跡)の軌跡は直線となり、その延長線が光ディスクの中心(すなわちターンテーブルの中心)を通るように構成されている。
ここで、光ディスクに、良好に信号を記録し、再生するには、光ディスクの回転中心軸(すなわちターンテーブルの回転中心軸)と光ピックアップから放射されるレーザ光の光軸が平行になっていること、光ディスクと光ピックアップとの間隔が一定に保持されていることが必要である。すなわち、ターンテーブルに装着された光ディスクに対し、光ピックアップが、移動する範囲について、高さ調整及びチルト調整されていることが必要である。
そのため、ガイド主軸の光ディスクの内周側(以下、単に内周側ともいう)の端部と光ディスクの外周側(以下、単に外周側ともいう)の端部と、ガイド従軸の内周側の端部と外周側の端部に、それぞれ高さ調整機構を設けてあり、それらを調整することにより、光ピックアップの高さ調整及びチルト調整を行っている。
これらの調整に際して、各測定点を、例えばリニアゲージで測定する例もある(例えば、特許文献1参照。)。
チルト調整には、オートコリメータを使用する例もある。
これらの調整に際して、各測定点を、例えばリニアゲージで測定する例もある(例えば、特許文献1参照。)。
チルト調整には、オートコリメータを使用する例もある。
例えば、以下のように、高さ調整がなされる。
まず、リニアゲージを備えた高さ測定装置に、シャーシーを取り付けて、ターンテーブルの光ディスクを装着する面(基準面である)上の、円周上で3分割した3つの位置の高さを、例えばリニアゲージで測定し、基準面を定める。次に、ガイド主軸の内周側の端部の所定の測定点の高さを測り、それが基準面に対し、所定の値になるように、ガイド主軸の内周側の端部の高さを調整機構により調整する。
まず、リニアゲージを備えた高さ測定装置に、シャーシーを取り付けて、ターンテーブルの光ディスクを装着する面(基準面である)上の、円周上で3分割した3つの位置の高さを、例えばリニアゲージで測定し、基準面を定める。次に、ガイド主軸の内周側の端部の所定の測定点の高さを測り、それが基準面に対し、所定の値になるように、ガイド主軸の内周側の端部の高さを調整機構により調整する。
次に、傾斜を自在に変えられる試料台とその上方にオートコリメータを配置したチルト測定装置に、シャーシーを取り付け、ターンテーブル上に基準ミラーを置いて、オートコリメータからの出射光と基準ミラーによる反射光とが一致するように、試料台の傾斜を調整する。これにより、ターンテーブル上の基準ミラー面の法線とオートコリメータの出射光の光軸が平行になる。
次に、ガイド主軸の内周側の端部の所定位置とガイド従軸の内周側の端部の所定位置とで支持して、内周チルトミラーを載置し、ガイド主軸の外周側の端部の所定位置とガイド従軸の外周側の端部の所定位置とで支持して、外周チルトミラーを載置し、内周チルトミラー及び外周チルトミラーにそれぞれオートコリメータより光を当て、その戻り光が出射光と一致するように、ガイド主軸の外周側の端部、ガイド従軸の内周側及び外周端部の高さ調整を行うことにより、チルト調整を行う。
その後、必要により光ディスクを装着し、実際に信号を再生し、そのジッターより、微妙なチルト調整を加える場合もある。
特開平9−320214号公報
その後、必要により光ディスクを装着し、実際に信号を再生し、そのジッターより、微妙なチルト調整を加える場合もある。
ところで、上述した光ピックアップの高さ調整及びチルト調整には、それぞれ専用の調整装置が必要であり、調整装置のコストも高く、測定に工数がかかるという問題がある。
さらに、確認のために行う光ディスクを再生してジッター信号値の読み取りには、ジッター信号値を読み取るまで時間が掛かることと、光ピックアップへのフレキ接続などで工数も掛かるという問題がある。
さらに、確認のために行う光ディスクを再生してジッター信号値の読み取りには、ジッター信号値を読み取るまで時間が掛かることと、光ピックアップへのフレキ接続などで工数も掛かるという問題がある。
そこで本発明は、光ピックアップの高さ調整及びチルト調整を1台の調整装置で出来るようにし、それにより、調整を少ないコストと工数で出来る光ピックアップの高さ位置調整装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための手段として、光ディスク装置のシャーシ上に設けられた光ディスクを載置するターンテーブルと前記シャーシーに固定された一対のガイド軸に両端が設けられスライドする光ピックアップとの位置調整を行う光ピックアップの高さ位置調整装置において、前記ターンテーブル上に載置する基準ミラー部と、前記基準ミラー部に点接触する支点を備えたミラー面と前記ミラー面と接続して前記一対のガイド軸のうちの一方に点接触し、かつ前記ガイド軸を中心として回動するアングル部とを有する高さ測定ミラー部と、前記ミラー面に光を照射するオートコリメータ部と、を備えたことを特徴とする光ピックアップの高さ位置調整装置を提供する。
本発明によれば、前記ターンテーブル上に載置する基準ミラー部と、前記基準ミラー部に点接触する支点を備えたミラー面と前記ミラー面と接続して前記一対のガイド軸のうちの一方に点接触し、かつ前記ガイド軸を中心として回動するアングル部とを有する高さ測定ミラー部と、前記ミラー面に光を照射するオートコリメータ部と、を備えているので、1台の装置で光ピックアップの高さ及びチルトを調整できる。
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の光ディスク装置のチルト調整装置の実施例を示す構成図である。
図2は、図1中に示すA−A断面視野図である。
図3は、光ディスク装置の機構部の要部を示す構成図である。
まず、図3により、光ディスク装置の機構部の要部を説明する。
同図において、光ディスク装置10について、図1の(A)は上面図を、図1の(B)は正面図をそれぞれ示す。図1の(C)は、図1の(A)中に示すA−A断面図であり、以下同様に、図1の(D)はB−B断面図を、図1の(E)はD−D断面図を、図1の(F)はC−C断面図を、図1の(G)はF−F断面図を、図1の(H)はE−E断面図をそれぞれ示す。
図2は、図1中に示すA−A断面視野図である。
図3は、光ディスク装置の機構部の要部を示す構成図である。
まず、図3により、光ディスク装置の機構部の要部を説明する。
同図において、光ディスク装置10について、図1の(A)は上面図を、図1の(B)は正面図をそれぞれ示す。図1の(C)は、図1の(A)中に示すA−A断面図であり、以下同様に、図1の(D)はB−B断面図を、図1の(E)はD−D断面図を、図1の(F)はC−C断面図を、図1の(G)はF−F断面図を、図1の(H)はE−E断面図をそれぞれ示す。
同図に示すように、光ディスク装置10は、光ピックアップ2を移動する際にガイドするガイド主軸3とガイド従軸4とを有する。シャーシ20の所定の位置にスピンドルモータ21が固定配置されており、スピンドルモータ21のシャフトはシャーシ20に対し直立している。スピンドルモータ21の回転自在のシャフトには、ターンテーブル1が取り付けられている。ターンテーブル1の基準面7上には光ディスク9を搭載する。光ピックアップ2は、その対物レンズ2bを光ディスク9に対向させて、光ディスク9の下方に、配置される。
ガイド主軸3は、その一端(光ディスク9の内周側:以下、単に内周側ともいう)をシャーシ20上に固定された保持部材22aにより上下方向の高さを調整ネジ5aにより調整可能に所定の高さに保持されている。さらに詳しくは、保持部材22aに設けられている挿入部26aにガイド主軸3の一端が、上下方向に移動可能であるが、左右方向にはクリアランスなく挿入されている。ガイド主軸3の一端は保持部材22aに取り付けられた調整ネジ5aにより下側から保持され、板バネ6aにより上側から圧力をかけられて所定の位置に保持されるようになっている。調整ネジ5aを所定方向に所定量回転させることにより、ガイド主軸3の一端の高さを変更できる。板バネ6aは保持部材22aをシャーシー20に固定するためのネジ24aによって固定されている。
同様に、ガイド主軸3は、その他端(光ディスク9の外周側:以下、単に外周側ともいう)をシャーシー20上に固定された保持部材22bにより上下方向の高さを調整ネジ5bにより調整可能に所定の高さに保持されている。さらに詳しくは、保持部材22bに設けられている挿入部26bにガイド主軸3の他端が、上下方向に移動可能であるが、左右方向にはクリアランスなく挿入されている。ガイド主軸3の他端は保持部材22bに取り付けられた調整ネジ5bにより下側から保持され、板バネ6bにより上側から圧力をかけられて所定の位置に保持されるようになっている。調整ネジ5bを所定方向に所定量回転させることにより、ガイド主軸3の他端の高さを変更できる。板バネ6bは保持部材22bをシャーシー20に固定するためのネジ24bによって固定されている。
ガイド従軸4は、その一端(内周側)をシャーシ20上に固定された保持部材22cにより上下方向の高さを調整ネジ5cにより調整可能に所定の高さに保持されている。さらに詳しくは、保持部材22cに設けられている挿入部26cにガイド従軸4の一端が、上下方向に移動可能であるが、左右方向にはクリアランスなく挿入されている。ガイド従軸4の一端は保持部材22cに取り付けられた調整ネジ5cにより下側から保持され、板バネ6cにより上側から圧力をかけられて所定の位置に保持されるようになっている。調整ネジ5cを所定方向に所定量回転させることにより、ガイド従軸4の一端の高さを変更できる。板バネ6cは保持部材22cをシャーシー20に固定するためのネジ24cによって固定されている。
同様に、ガイド従軸4は、その他端(外周側)をシャーシー20上に固定された保持部材22dにより上下方向の高さを調整ネジ5dにより調整可能に所定の高さに保持されている。さらに詳しくは、保持部材22dに設けられている挿入部26dにガイド従軸4の他端が、上下方向に移動可能であるが、左右方向にはクリアランスなく挿入されている。ガイド従軸4の他端は保持部材22dに取り付けられた調整ネジ5dにより下側から保持され、板バネ6dにより上側から圧力をかけられて所定の位置に保持されるようになっている。調整ネジ5dを所定方向に所定量回転させることにより、ガイド従軸4の一端の高さを変更できる。板バネ6dは保持部材22dをシャーシー20に固定するためのネジ24dによって固定されている。
ここで、基本的に、ガイド主軸3とガイド従軸4は互いに略平行になるように設定されている。
光ピックアップ2は、保持部18aによりガイド従軸4に、保持部18b及び保持部18cによりガイド主軸3に図示左右方向に滑らかに移動可能に保持されている。
光ピックアップ2は、保持部18aによりガイド従軸4に、保持部18b及び保持部18cによりガイド主軸3に図示左右方向に滑らかに移動可能に保持されている。
次に、図1及び図2を参照して本実施例の光ディスク装置の光ピックアップ高さ調整装置を説明する。
図1に示すように、光ディスク装置の光ピックアップの高さ調整装置50は、基台41と基台41上の所定位置に配置された傾斜ステージ39と、傾斜ステージ39上に固定配置されたシャーシー置き台38と、シャーシー置き台38上に配置された3個のシャーシ押え37a、37b、37cと、基台41に固定配置されておりオートコリメータ31を保持する保持台42とから構成される。また、光ピックアップの高さ調整装置50においては、調整時に使用される基準ミラー34と高さ測定ミラー35、及び図示しない外周チルトミラーと内周チルトミラーとが用意されている。
図1に示すように、光ディスク装置の光ピックアップの高さ調整装置50は、基台41と基台41上の所定位置に配置された傾斜ステージ39と、傾斜ステージ39上に固定配置されたシャーシー置き台38と、シャーシー置き台38上に配置された3個のシャーシ押え37a、37b、37cと、基台41に固定配置されておりオートコリメータ31を保持する保持台42とから構成される。また、光ピックアップの高さ調整装置50においては、調整時に使用される基準ミラー34と高さ測定ミラー35、及び図示しない外周チルトミラーと内周チルトミラーとが用意されている。
図2を参照して、基準ミラー34は、円板状であり、ターンテーブル1の基準面7に搭載するものであり、両円板面は互いに所定の平行度を有しており、鏡面に加工されている。円板面の中央がわかるように中央に円状の印を設けてある。
高さ測定ミラー35は、L字型をしており、鏡面であるミラー面35とその反対側の面に設けた2個の支点35aとを有し、さらに、ミラー面35bに対し垂直に設けたアングル部35Cがあり、アングル部35Cの先端部には、ミラー面35bと平行な接触面35dを設けてある。高さ測定ミラー35は、基準ミラー34上で2個の支点35aで支持され、ガイド主軸3の内周側の検出部8a上の点で、その接触面35dで支持されるようになっている。
高さ測定ミラー35は、L字型をしており、鏡面であるミラー面35とその反対側の面に設けた2個の支点35aとを有し、さらに、ミラー面35bに対し垂直に設けたアングル部35Cがあり、アングル部35Cの先端部には、ミラー面35bと平行な接触面35dを設けてある。高さ測定ミラー35は、基準ミラー34上で2個の支点35aで支持され、ガイド主軸3の内周側の検出部8a上の点で、その接触面35dで支持されるようになっている。
外周チルトミラーはガイド主軸3の外周側の検出部8bとガイド従軸4の外周側の検出部8dで支持載置されるものであり、例えば平行なブロック状をしており、上下の面は平行に且つ鏡面にされている。
内周チルトミラーはガイド主軸3の内周側の検出部8aに隣接する位置とガイド従軸4の内周側の検出部8cで支持載置されるものであり、例えば平行なブロック状をしており、上下の面は平行に且つ鏡面にされている。
内周チルトミラーはガイド主軸3の内周側の検出部8aに隣接する位置とガイド従軸4の内周側の検出部8cで支持載置されるものであり、例えば平行なブロック状をしており、上下の面は平行に且つ鏡面にされている。
オートコリメータ31は、基台41の略中央位置に配置されており、垂直下方に、出射光を放射できるようになっている。
傾斜ステージ39は、シャーシー置き台38を図示左右前後方向に移動可能とするものであり、しかもシャーシ置き台38の傾斜を所定範囲で任意に調整可能とするものである。
3個のシャーシ押え37a、37b、37cは、調整対象となる光ディスク装置10のシャーシ20をシャーシー置き台38に、調整時に固定するためのものである。
なお、同図には、シャーシ20上に配置されたガイド主軸3とガイド従軸4、光ピックアップ2とターンテーブル1(図示しない)上に、配置した基準ミラー34と高さ測定ミラー35を示してある。
傾斜ステージ39は、シャーシー置き台38を図示左右前後方向に移動可能とするものであり、しかもシャーシ置き台38の傾斜を所定範囲で任意に調整可能とするものである。
3個のシャーシ押え37a、37b、37cは、調整対象となる光ディスク装置10のシャーシ20をシャーシー置き台38に、調整時に固定するためのものである。
なお、同図には、シャーシ20上に配置されたガイド主軸3とガイド従軸4、光ピックアップ2とターンテーブル1(図示しない)上に、配置した基準ミラー34と高さ測定ミラー35を示してある。
次に、光ディスク装置の光ピックアップの高さ調整方法について説明する。
まず、図1に示すように、調整対象となるシャーシー20を、3個のシャーシー押え37a、37b、37cを用いてシャーシー置き台38の所定位置に配置固定する。
次に、スピンドルモータ21のシャフトに設けられたターンテーブル1上に基準ミラー34を配置し、スピンドルモータ21を回転させながら、オートコリメータ31で基準ミラー34の水平を確認する。すなわち、オートコリメータ31より出射光45を出射し、出射光45が基準ミラー34の中心に照射すると共に、出射光45の基準ミラー34による反射光46が、出射光45と同じ光軸となることを確認する。光軸が異なっていれば、出射光45と反射光46が同じ光軸となるように、傾斜ステージを水平・前後・傾斜方向に調整する。これにより、オートコリメータ31の出射光45と基準ミラー34の法線とが平行になる。
まず、図1に示すように、調整対象となるシャーシー20を、3個のシャーシー押え37a、37b、37cを用いてシャーシー置き台38の所定位置に配置固定する。
次に、スピンドルモータ21のシャフトに設けられたターンテーブル1上に基準ミラー34を配置し、スピンドルモータ21を回転させながら、オートコリメータ31で基準ミラー34の水平を確認する。すなわち、オートコリメータ31より出射光45を出射し、出射光45が基準ミラー34の中心に照射すると共に、出射光45の基準ミラー34による反射光46が、出射光45と同じ光軸となることを確認する。光軸が異なっていれば、出射光45と反射光46が同じ光軸となるように、傾斜ステージを水平・前後・傾斜方向に調整する。これにより、オートコリメータ31の出射光45と基準ミラー34の法線とが平行になる。
次に、スピンドルモータ21の回転を止め、高さ測定ミラー35を、その2個の支点35aを基準ミラー34上に、その接触面35dをガイド主軸の検出部(基準高さポイントである)8a上になるように配置する。オートコリメータ31の出射光45は高さ測定ミラー35のミラー面35bに照射される。そして、オートコリメータの出射光45と、ミラー面35bでの反射光46の光軸が一致していないときは(図2において、点線部で示してある)、高さ測定ミラー35の傾斜を測定し、相対高さに換算して、ガイド主軸3の内周側の高さ調整ネジ5aを所定の方向に所定量回して、調整する。調整後は、出射光45の光軸と反射光46との光軸とは一致する。
これにより、ターンテーブル1に対し、ガイド主軸3の内周側が所定の高さに調整される。従って、光ピックアップ2の光ディスク9に対する相対高さが調整される。
これにより、ターンテーブル1に対し、ガイド主軸3の内周側が所定の高さに調整される。従って、光ピックアップ2の光ディスク9に対する相対高さが調整される。
次に、チルト調整を行う。
これには、基準高さポイントを基準として行う。
まず、内周チルトミラーをガイド主軸の内周側の検出部8aに隣接する位置とガイド従軸4の内周側の検出部8cとで支持するように載置する。外周チルトミラーをガイド主軸3の外周側の検出部8bとガイド従軸4の外周側の検出部8dとで支持するように載置する。
これには、基準高さポイントを基準として行う。
まず、内周チルトミラーをガイド主軸の内周側の検出部8aに隣接する位置とガイド従軸4の内周側の検出部8cとで支持するように載置する。外周チルトミラーをガイド主軸3の外周側の検出部8bとガイド従軸4の外周側の検出部8dとで支持するように載置する。
シャーシー置き台38を左右方向に移動し、オートコリメータ31からの出射光45が内周チルトミラー続いて外周チルトミラーのミラー面に照射するようにし、それそれのミラー面からの反射光46の光軸が出射光45の光軸と一致するように、ガイド主軸3の外周側の調整ネジ5b、ガイド従軸4の内周側の調整ネジ5c及びガイド従軸4の外周側の調整ネジ5dを、それぞれ所定方向に所定回転数回して、調整する。内周チルトミラー及び外周チルトミラーによる反射光46の光軸がそれぞれ出射光45の光軸と一致すれば、チルト調整が完了する。
これにより、光ピックアップ2と光ディスク9のチルト調整が行われる。
この結果、従来実施していたジッタ信号読み取りによる調整が不要となった。
これにより、光ピックアップ2と光ディスク9のチルト調整が行われる。
この結果、従来実施していたジッタ信号読み取りによる調整が不要となった。
以上、説明したように、本発明の光ディスク装置の光ピックアップの高さ調整装置により、従来行っていたダイヤルゲージ、リニアゲージ及びジッター信号値読み取りによる時間が掛かる測定を廃止することが出来、しかもオートコリメーターを使用することで瞬時に相対高さ測定を行うことが出来る。
また、ジッター信号の読み取りをしないことで光ピックアップへのフレキ接続が不要となり相対高さ測定に必要な準備工数が削減出来る。
また、光ピックアップの高さ調整とチルト調整を同一の調整装置によって行うことが出来るので、調整装置を複雑化せず、メンテナンスフリーの高信頼性を確保することが出来る。
また、ジッター信号の読み取りをしないことで光ピックアップへのフレキ接続が不要となり相対高さ測定に必要な準備工数が削減出来る。
また、光ピックアップの高さ調整とチルト調整を同一の調整装置によって行うことが出来るので、調整装置を複雑化せず、メンテナンスフリーの高信頼性を確保することが出来る。
1…ターンテーブル、2…光ピックアップ、2a…光軸、2b…対物レンズ、3…ガイド主軸、4…ガイド従軸、5a、5b、5c、5d…調整ネジ、6a、6b、6c、6d…板バネ、7…基準面、8a…検出部(基準高さポイント)、8b、8c、8d…検出部、9…光ディスク、9a…面法線、10…光ディスク装置、11…リードスクリュー、12…ギア部、14…ギア群、15…支持部材、16…支持部材、18a、18b、18c…保持部、19…モータ、20…シャーシ、20a、20b、20c、20d…受け入れ穴、21…スピンドルモータ、22a、22b、22c、22d…保持部材、24a、24b、24c、24d…ネジ、25…ネジ、26a、26b、26c、26d…挿入部、31…オートコリメータ、34…基準ミラー、35…高さ測定ミラー、35a…支点、35b…ミラー面、35c…アングル部、35d…接触面、35A…移動前の高さ測定ミラー、37a、37b、37c…シャーシ押え、38…シャーシ置き台、39…傾斜ステージ、41…基台、42…保持台、45…出射光、46…反射光、50…光ディスク装置の光ピックアップの高さ調整装置。
Claims (1)
- 光ディスク装置のシャーシ上に設けられた光ディスクを載置するターンテーブルと前記シャーシーに固定された一対のガイド軸に両端が設けられスライドする光ピックアップとの位置調整を行う光ピックアップの高さ位置調整装置において、
前記ターンテーブル上に載置する基準ミラー部と、
前記基準ミラー部に点接触する支点を備えたミラー面と前記ミラー面と接続して前記一対のガイド軸のうちの一方に点接触し、かつ前記ガイド軸を中心として回動するアングル部とを有する高さ測定ミラー部と、
前記ミラー面に光を照射するオートコリメータ部と、
を備えたことを特徴とする光ピックアップの高さ位置調整装置。
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CN115299843A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-11-08 | 中山市微视医用科技有限公司 | 一种内窥镜镜头平面度调节系统及其使用方法 |
-
2005
- 2005-01-21 JP JP2005013817A patent/JP2006202427A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115299843A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-11-08 | 中山市微视医用科技有限公司 | 一种内窥镜镜头平面度调节系统及其使用方法 |
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