JPH08147867A - ディスクプレーヤのモーター軸調整装置 - Google Patents

ディスクプレーヤのモーター軸調整装置

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JPH08147867A
JPH08147867A JP30554894A JP30554894A JPH08147867A JP H08147867 A JPH08147867 A JP H08147867A JP 30554894 A JP30554894 A JP 30554894A JP 30554894 A JP30554894 A JP 30554894A JP H08147867 A JPH08147867 A JP H08147867A
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JP
Japan
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motor
pedestal
spacer
shaft
thickness
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JP30554894A
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Kazunari Kato
一成 加藤
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクプレーヤのディスク支持部材が固定
されるモーター軸の傾きを微調整できるようにし、且つ
調整作業が確実に行えるようにする。 【構成】 機構シャーシ26に合成樹脂製の台座22が
固定され、この台座22にモーター21がネジ27によ
り固定される。台座22には、凹部gが形成されてい
る。モーター21の軸24の倒れθを調整するためのス
ペーサ32は両面接着テープ33により凹部g内に固着
される。スペーサ32が凹部g内に固定されるために、
調整作業や組立作業中にスペーサ32の位置がずれるこ
とがない。また両面接着テープ33の厚さt0が凹部g
内に吸収されるため、両面接着テープ33の厚さt0が
調整量に影響を与えることがなく、モーター21と台座
22との間の調整厚さを微小に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク
(CD)やミニディスク(MD)またはその他のディス
クが回転駆動されるディスクプレーヤに係り、特にディ
スク駆動用モーターの軸の垂直度を高精度に且つ簡単な
作業で設定できるようにしたモーター軸調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のCDプレーヤーのディス
ク支持部を示す部分側面図、図5は、モーターの取り付
け面に対してモーター軸が傾いている状態を示す部分側
面図、図6は従来のモータ軸調整装置を示す側面図であ
る。図4において、ディスクDを回転させるスピンドル
モーター1は、機構シャーシ6との間に台座2を介在し
ネジ7,7によって固定されている。ターンテーブル3
は、スピンドルモーター1の軸4に軸着されている。コ
ンパクトディスクなどのディスクDは、ターンテーブル
3上に設置され、モーター1により回転駆動される。
【0003】ディスクDに記録された情報を読み取る光
ピックアップ8は、光源(図示しない)からのレーザ光
15を対物レンズ9で集光させ、ディスクD面のピット
14に照射する。その戻り光の強度はピット14で変調
され、これが受光素子で受光されることにより信号の検
出が行われる。光ピックアップ8内では、対物レンズ9
がトラッキング方向へ微動させられてトラックを追従す
るトラッキングサーボが行われ、また対物レンズ9が光
軸方向へ微動させられて、フォーカスサーボが行われ
る。
【0004】上記のサーボ動作特にフォーカスサーボ動
作では、光ピックアップ8、ガイド軸11、機構シャー
シ6、モーター1、軸4、ターンテーブル3、ディスク
Dを巡る振動ループが構成され、対物レンズ9の光軸方
向への微動周波数と、ディスクDの面の振れの振動数が
一致すると、前記振動ループが共振を生じる問題があ
る。そこで、一般的には、モーター1と機構シャーシ6
の間に合成樹脂製の台座2が介装され、前記振動ループ
が遮断または緩和されている。また、この種のディスク
プレーヤでは、ディスクDの記録面(ピット14形成
面)に対し、対物レンズ9の光軸10が垂直に対向する
ことが好ましい。そのためにはモーター1の軸4が機構
シャーシ6に対して高精度に垂直度を保つように組立て
ることが必要である。例えば図5に示すように、軸4が
機構シャーシ1の垂直線に対して傾斜すると、対物レン
ズ9の光軸がディスクDの記録面に垂直に当たらなくな
り、ピット14の検出精度が低下することになる。例え
ばコンパクトディスクプレーヤでは、軸4の垂直度のス
ペックが±0.3度以内に設定されている。
【0005】ここで、上記軸4が機構シャーシ6の垂直
線に対して傾く原因は、各部品の寸法公差の累積の結果
となるが、この寸法公差のばらつきの最も大きな要因と
なるのは、モーター1である。モーター1は、組立作業
の際に軸4の倒れが生じやすいものとなっている。モー
ター1の軸4の倒れは前記スペック内に収まらない場合
が多く、そのために図6に示すように、モーター1を機
構シャーシ6に固定する際の調整作業が必要になる。図
6に示すモーター軸の調整では、モーター1と台座2と
の間の所定位置に、スペーサ12を介装し、これにより
機構シャーシ6に対する軸4の垂直度を設定するものと
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6のモーター軸の調
整に使用するスペーサ12は厚さt1が0.1mmや
0.15mmなどのきわめて薄いものである。モーター
1に対する軸4の傾き加減に応じて、軸4の周囲の所定
位置にスペーサ12を介装することが必要である。しか
し、モーター1と台座2の間に単にスペーサ12を介在
させただけでは、ネジ7を締め付けている途中でスペー
サ12の位置がずれたり、あるいはスペーサ12がモー
ター1と台座2との間から落下することがある。そのた
め、スペーサ12を所望の位置に正確に介装して組立て
ることが困難である。組立中にスペーサ12の位置がず
れると、機構シャーシ6に対する軸4の倒れを正確に矯
正することができず、機構シャーシ6に対する軸4の垂
直度を設定できないことになる。そこで、前記スペーサ
12を両面接着テープ13などの接着層を介して、台座
2またはモーター1に固着する方法が行われる。両面接
着テープ13を使用すると、スペーサ12を所望の調整
位置に設置することが可能になる。
【0007】しかし、両面接着テープ13はそれ自体が
t0=0.15mm程度の厚さを有している。したがっ
てスペーサ12の厚さt1が例えば0.1mmの場合に
は、スペーサ12と両面接着テープ13の合計の厚さ寸
法tが0.25mmという厚いものになってしまう。モ
ーター1と台座2の間に例えば0.25mm程度の厚い
ものを介在させると、機構シャーシ6に対する軸4の垂
直度を前記±0.3度以内に収めるための調整範囲から
外れる調整となる場合が多くなる。そのため薄いスペー
サ12を使用しても、調整を完了できず、かえって軸4
の傾きが大きくなるという結果を招くことになる。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、スペーサによりモーターの取付け角度を調
整する場合に、スペーサを位置ずれすることなく設置で
き、またスペーサを用いた微小寸法の調整作業を可能と
したディスクプレーヤのモーター軸調整装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるモーター軸
調整装置は、機構シャーシに台座を介してモーターが固
定され、このモーターの軸に、ディスクが設置されるデ
ィスク支持部材が固定されているディスクプレーヤにお
いて、前記台座の表面または裏面に凹部が形成され、台
座とモーターとの間または台座と機構シャーシとの間に
介装されてモーター軸の垂直度を調整するスペーサが、
前記凹部内に接着層を介して固定されていることを特徴
とするものである。
【0010】上記において、台座の表面または裏面に形
成された前記凹部は、モーターの軸の周囲の複数箇所に
形成されることが好ましく、さらに、複数箇所の凹部が
モーターの軸から等距離となる円周線上に配置され、且
つ円周方向に沿って凹部が等ピッチにて配置されること
が好ましい。
【0011】
【作用】上記手段では、台座の機構シャーシに向く面ま
たはモーターが設置される面(表面と裏面)に凹部が形
成され、この凹部内にスペーサが両面接着テープなどの
接着層を介して固定される。前記凹部の深さは、両面接
着テープなどの接着層の厚さと同じか、または若干深め
に設定しておく。これにより、両面接着テープなどの接
着層が台座の表面に突出することを避けることができ
る。凹部の深さが接着層の厚さと同じ場合には、接着層
により固定されるスペーサーの厚みを調整のための寸法
にでき、また凹部の深さが接着層の厚さよりも大きい場
合には、台座の表面からのスペーサの突出高さが、スペ
ーサの厚さ寸法よりも小さくなる。このスペーサの微小
な厚さ(台座からの突出高さ)を、機構シャーシとの間
またはモーターとの間に介在させることにより、機構シ
ャーシに対するモーターの軸の垂直度を微小角度範囲内
で調整することが可能となる。しかもスペーサは接着層
により台座に固定されているものとなるため、組立中に
スペーサの位置がずれたりスペーサが落下することはな
く、調整のための必要な箇所にスペーサを確実に配置で
きることになる。
【0012】また、凹部がモーターの軸の周囲に複数設
けられている場合には、いずれかの凹部を選択し、この
凹部に接着層を介してスペーサを固定することになる。
凹部がモーターの軸を中心とする円周線上に等ピッチに
配置されている場合には、いずれかの凹部を選択するこ
とにより、モーターの軸がどの方向へ傾いていても必ず
これを矯正する調整が可能である。一般にモーターはそ
の製造ロットごとに軸の傾き方向と傾き角度の公差が一
致する傾向にある。したがって、使用するモーターのロ
ットごとに、いずれか1つの凹部または2つの凹部を選
択し、同じ凹部に同じ寸法のスペーサを設置することに
より、個々のモーターの軸の傾きを測定しなくても、組
立てられたプレーヤをスペック内に収めることが可能に
なる。
【0013】また、台座に形成される凹部のうち同じ位
置付近に位置する数個の凹部の深さ寸法を変えておけ
ば、同じ厚さのスペーサを使用しても、台座と機構シャ
ーシの間または台座とモーターの間に介在することにな
るスペーサの厚みを実質的に変えることができ、同じ厚
さのスペーサを使用して、異なる調整高さを設定するこ
とが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例のディスクプレーヤを機
構シャーシの裏側から見た斜視図、図2は機構シャーシ
に設けられた台座をII方向から見た平面図、図3は図
2におけるIII−III線の断面図に相当するもので
あり、ターンテーブルを上向きとして示した拡大断面図
である。このディスクプレーヤは、コンパクトディスク
Dが装填されて回転駆動され、ディスクに記録された情
報が読み取られる。
【0015】このプレーヤでは、機構シャーシ26の裏
面側(図1の図示上面側)に硬質の合成樹脂製のブラケ
ット40が固定されている。このブラケット40には、
トラッキングモーター41と、モーター41の動力を減
速するギヤ列42と、ギヤ列42の減速動力にて駆動さ
れる送りスクリュー軸43、および一方のガイド軸31
aが支持されている。また、機構シャーシ26の下面の
他の位置には合成樹脂製のブラケット51が固定され、
このブラケット51に他方のガイド軸31bが支持され
ている。光ピックアップ28のベース28aは、上記ガ
イド軸31a,31bに摺動自在に支持され、またベー
ス28aに固定された板ばね28bの先端に支持された
雌ねじ部材28cが前記スクリュー軸43に螺合してい
る。
【0016】光ピックアップ28に設けられた対物レン
ズ29は、ディスクDに対向するが、前記モーター41
の動力によりスクリュー軸43が回転駆動され、この回
転力により、光ピックアップ28は、ディスクDの内周
側から外周側へ移動する。前記ブラケット40の一部に
は、スピンドルモーター21を支持する台座22が一体
に形成されている。台座22にはU字状のカット溝22
aが形成されており、機構シャーシ26にもこのカット
溝22aと重なるU字状のカット溝26aが形成されて
いる。
【0017】スピンドルモーター21は、その軸24が
前記カット溝22aと26aの位置に側方から挿入さ
れ、モーター21の上面21aが台座22の裏面に当た
るように設置される。モーター取付け用のネジ27,2
7は、機構シャーシ26に穿設された取付孔に対し表面
側から挿入され、台座22に穿設された取付孔35,3
5を通過して、モーター21の上面21aに形成された
6箇所のネジ孔34a,34b,34c,34d,34
e,34fのうちの2つに螺着される。モーター21の
軸24には予めディスク支持部材であるターンテーブル
23が圧入されて固定されている。モーター21の軸部
分がカット溝22a,26a内に位置し、モーター21
がネジ止めされた状態で、ターンテーブル23は機構シ
ャーシ26の表面側に位置する。
【0018】図1と図2に示すように、台座22のモー
ター設置側の面(台座の裏面)には、9箇所に凹部a,
b,c,d,e,f,g,h,iが形成されている。そ
れぞれの凹部は、直経が4mm程度の円形溝であり、各
凹部の深さは両面接着テープ33の厚さ(t0≒0.1
5mm)とほぼ同じであるか、あるいはt0よりもわず
かに深いものとなっている。また9箇所の凹部a,b,
c,d,e,f,g,h,iは、台座22の中心(台座
22に固定されるモーター21の軸24の中心)から等
距離の位置に形成されており、各凹部a〜iは、前記中
心から一定の半径の円周線上にて、円周方向へ等ピッチ
にて配置されている。
【0019】次に、スピンドルモーター21の取付けお
よび調整作業を説明する。スピンドルモーター21は、
その軸24にターンテーブル23が固定された状態で、
機構シャーシ26に取り付けられる。この取付け作業で
は、軸24の部分が、台座22のカット溝22aと機構
シャーシ26のカット溝26a内へ側方から挿入され、
前記ネジ27,27により固定される。台座22にスピ
ンドルモーター21が取付けられたときに、軸24が、
機構シャーシ26の垂線25に対して倒れθを有し、し
かもこの倒れθの角度が前記スペック(例えば±0.3
度)内に収まっていないとする。このとき前記9箇所の
凹部a〜iのうち、前記倒れθを矯正できる位置の凹部
に、スペーサ32を接着層としての両面接着テープ33
により固定する。このスペーサ32を取付ける凹部はa
〜gのうちの1つまたは2つ程度が選ばれる。図2と図
3の例では、垂線25に対して軸24が(イ)方向へ倒
れているものとし、よってスペーサ32を設置する凹部
としてはgが選択される。
【0020】スペーサ32を取り付けていない状態でモ
ーター21を一旦固定し、その倒れθの量および方向が
判明した時点で、モーター21を外す。そして、倒れθ
を矯正して前記スペック内に収めることのできる厚さの
スペーサ32を選択し、これを凹部g内に固定する。ス
ペーサ32は接着層となる両面接着テープ33により凹
部g内に固定されるため、スペーサ32の位置がずれた
り、あるいは落下することがない。スペーサ32が固定
された後に、モーター21が取り付けられ、ネジ27,
27で固定されて組立作業が完了する。
【0021】ここで、前記スペーサ32は、軸24の中
心と垂線25との倒れが、例えば±0.3度のスペック
内に収まることのできる厚さのものが選択される。前述
のように、両面接着テープ33は厚さt0がほぼ0.1
5mmであり、その厚さは一律である。スペーサ32の
厚さをt1とすると、スペーサ32と両面接着テープ3
3の厚さの合計tは(t0+t1)である。凹部gの深
さをdpとすると、台座22とモーター21の上面21
aとの間に、(t−dp)の調整厚さが介在することに
なる。
【0022】スペーサ32の厚さt1は、例えば0.0
5mm、0.1mm、0.15mmなどである。仮に凹
部gの深さdpが両面接着テープ33の厚さt0に等し
い(ほぼ0.15mm)とすると、モーター21の上面
21aと台座22との間に介装される調整厚さ寸法はス
ペーサ32の厚さt1となる。また、凹部gの深さdp
が、0.17mmである場合、スペーサ32の厚さt1
を0.05mmすると、モーター21の上面21aと台
座22との間に介在する調整厚さは、0.03mmであ
る。すなわち、凹部gが存在していることにより、両面
接着テープ33の厚さt0を台座22の内部に吸収でき
るのみならず、凹部gの深さdpを例えば0.17mm
などに設定しておくことにより、最小の厚さのスペーサ
32(例えば0.05mm)よりもさらに薄い寸法(例
えば0.03mm)の調整厚さを設けることが可能にな
る。なお、凹部gの深さdpは、両面接着テープ33の
厚さt0よりも浅くてもよいが、両面接着テープ33の
厚さt0を台座22内に吸収する目的からすると、深さ
dpは、両面接着テープ33の厚さt0と等しいか、あ
るいはそれ以下であることが好ましい。
【0023】また、図2と図3の例では、スペーサ32
と両面接着テープ33を固定する凹部としてgが選択さ
れている。一般に市販のモーター21では、その製造ロ
ットごとに、軸24の倒れ量と倒れの方向はほとんど一
致する傾向がある。したがって、同じロットのモータ2
1の数個を選んで倒れθの量および方向を測定し、スペ
ーサ32の厚さおよび設置する凹部を選択して決定する
と、そのロットでは、同じ厚さのスペーサ32を同じ位
置の凹部に固着することにより、全ての製品の軸24の
倒れを前記スペック内に収めることが可能になる。
【0024】またここまでの説明では、複数箇所の凹部
a,b,c,d,e,f,g,h,iの深さdpを全て
同じ寸法のものとしているが、凹部の深さdpを例えば
aからiに行くにしたがって徐々に深く(または浅く)
なるように設定することも可能である。この場合には、
使用するスペーサ32の厚さt1が同じものであって
も、そのスペーサ32を設置する位置(選択する凹部)
に応じて、モーター21と台座22との間に介在する調
整厚さを変更できる。
【0025】この場合、使用するスペーサ32を常に同
じものとし、例えば厚さt1を一律に0.15mmとし
ておく。スペーサ32を介在させないでモーター21を
台座22に設置したときに垂線25に対する軸24の倒
れ量θを測定すると、これを矯正するために必要となる
調整厚さを求めることができる。このとき、この調整厚
さが得られる深さの凹部を選択して、選択した凹部内に
前記一律の厚さのスペーサ32を両面接着テープ33に
より固定する。そして、モーター21の軸24の倒れ方
向が選択した凹部と逆側に向くようにしてモーター21
を固定すれば、垂線25に対する軸24の倒れを前記ス
ペック内に収めることが可能である。
【0026】この実施例では、複数種類のスペーサ32
を設けなくてもよい。この種のスペーサ32は薄いもの
であり目視により厚さを選別することが困難である。し
たがって複数の厚さのスペーサ32を使用するよりも1
種類の厚さのスペーサ32のみを使用した方が作業性が
良くなる。また、図1に示した実施例では、円形の台座
22がブラケット40と一体に形成されているが、台座
22がブラケット40と別体の独立したものであっても
よい。その場合には、台座22の機構シャーシ26に向
く面(表面)に、前記凹部を形成してもよい。
【0027】また、前記実施例では、台座22の一部が
U字状のカット溝22aとなっているので、一旦モータ
ー21を台座22に取付けたときに、軸24の倒れθが
判明したときに、ターンテーブル23が軸24に固定さ
れたままの状態で、図1にて(ロ)で示す方向へ簡単に
抜き出すことができ、スペーサ32を設置した後にも、
カット溝22aの部分からモータ21を簡単に指し込ん
でネジ止めすることが可能である。
【0028】なお、スペーサ32を接着する接着層とし
ては両面接着テープ33のように厚さt0が一律のもの
を使用することが好ましいが、厚さの管理が可能であれ
ば、熱硬化性または紫外線硬化性など有機接着剤を使用
することも可能である。またディスクプレーヤは、CD
プレーヤに限られず、MDプレーヤや、磁気ディスク装
置、光磁気ディスク装置などにも実施可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明では、台座に凹部を
設け、この凹部内にスペーサを接着層を介して固定して
いるので、組立作業中にスペーサの位置がずれることが
なく、スペーサを決められた位置に確実に固定すること
が可能である。また凹部の深さにより接着層の厚さが吸
収されるので、接着層を使用しても、接着層が調整厚さ
に影響を与えることがなく、微小な調整が可能である。
【0030】また、凹部を複数箇所設け、好ましくは複
数の凹部がモーターの軸を中心とする円周線上に等ピッ
チにて配置されたものとすれば、いずれかの凹部を選択
することにより、あらゆる方向への軸の倒れの矯正が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のCDプレーヤーを装置の裏
面側から見た斜視図、
【図2】図1に示す台座を凹部が形成された面方向から
示す図1のII方向矢視の平面図、
【図3】スペーサによるモーター軸の倒れを調整した結
果を示すものであり、図2のIII−III線断面に相
当する拡大断面図、
【図4】CDプレーヤーの構成を示す側面図、
【図5】CDプレーヤのモーター軸が倒れた状態を示す
側面図、
【図6】従来のモーター軸の調整方法を示す側面図、
【符号の説明】
21 (スピンドル)モーター 22 台座 23 ターンテーブル(ディスク支持部材) 24 軸 25 垂線 26 機構シャーシ 27 ネジ 28 光ピックアップ 30 光軸 31a,31b ガイド軸 32 スペーサー 33 両面接着テープ 34a〜34f ネジ孔 a,b,c,d,e,f,g,h,i 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機構シャーシに台座を介してモーターが
    固定され、このモーターの軸に、ディスクが設置される
    ディスク支持部材が固定されているディスクプレーヤに
    おいて、前記台座の表面または裏面に凹部が形成され、
    台座とモーターとの間または台座と機構シャーシとの間
    に介装されてモーター軸の垂直度を調整するスペーサ
    が、前記凹部内に接着層を介して固定されていることを
    特徴とするディスクプレーヤのモーター軸調整装置。
  2. 【請求項2】 台座の表面または裏面に形成された前記
    凹部は、モーターの軸の周囲の複数箇所に形成されてい
    る請求項1記載のディスクプレーヤのモーター軸調整装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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