JP2009004052A - 光ディスク装置、光ディスク装置の製造方法 - Google Patents

光ディスク装置、光ディスク装置の製造方法 Download PDF

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Tetsuya Shihara
哲也 紫原
Hitoshi Fujii
仁 藤井
Mitsuyoshi Shinobe
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Abstract

【課題】コスト削減、情報処理の高信頼性確保、および起動時の処理負担軽減を図ることが可能な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】複数種類の光ディスク41、42に対応させて光ディスク41、42の径方向Rへ並ぶように、ディスクモータ7、8と光ピックアップ1、2とをそれぞれ複数設ける。また、光ピックアップ1、2の一端部を移動可能に支持するガイドシャフト4と、光ピックアップ1、2の他端部を移動可能に支持するリードスクリュー5と、リードスクリュー5を回転させて、光ピックアップ1、2をガイドシャフト4とリードスクリュー5に沿って径方向Rへ往復移動させるトラバースモータ6とにより、トラバース機構3を構成する。さらに、ガイドシャフト4とリードスクリュー5のチルトと高さを調整するシャフト調整機構11〜14と、ディスクモータ7のチルトと高さを調整するモータ調整機構15とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の光ディスクに対応した光ピックアップをトラバース機構により移送する光ディスク装置と、該光ディスク装置の製造段階での調整に関するものである。
一般に光ディスク装置は、ディスクモータにより光ディスクを回転させて、トラバース機構により光ピックアップを光ディスクの径方向へ移送させながら、光ピックアップにより光ディスクに対して情報の記録や再生を行う。
従来の光ディスク装置には、コストを削減するため、下記の特許文献1に開示されているように、ディスクモータを1つ設け、光ピックアップとトラバース機構を複数種類の光ディスクに対応させて2つずつ設けたものがある。また、下記の特許文献2〜5に開示されているように、ディスクモータを複数種類のディスクに対応させて2つ設け、光ピックアップとトラバース機構を1つずつ設けたものがある。
また、従来の光ディスク装置には、情報の記録や再生の処理の高信頼性を確保するため、特許文献2に開示されているように、トラバース機構に含まれるシャフトの端部にシャフトと該シャフトに支持された光ピックアップのディスクに対するチルトと高さを調整する機構と、一方のディスクモータの他方のディスクモータに対する相対的な高さとチルトを調整する機構を設けたものがある。また、特許文献3に開示されているように、シャフトの端部にシャフトと光ピックアップを2つのターンテーブルの中心を結ぶラインと平行に回動させる機構を設けたものがある。さらに、特許文献4に開示されているように、光ピックアップにより検出したフォーカスバランスを補正して、2つのターンテーブル間の高さのばらつきを調整するものがある。
特開2006−99818号公報 特開2006−73136号公報 実開昭64−35516号公報 特開平10−64204号公報 特開平6−203529号公報
特許文献1のように複数のトラバース機構を設ける場合、該機構の部品点数が多くなり、装置のコストが高くなってしまう。また、特許文献2〜5のように取り扱う全種類の光ディスクに対応した1つの光ピックアップを設ける場合、該光ピックアップの設計、開発、および製造が困難になり、装置のコストが高くなってしまう。また、特許文献3に開示された機構は、各ターンテーブルに対してグレーティング調整を行うものであり、光ディスクに対する情報処理の高信頼性を確保することができない。さらに、特許文献4に開示された技術では、装置の起動時にフォーカスバランスを補正しなければならず、信号の処理に負担がかかってしまう。
本発明は、上述した問題点を解決するものであって、その課題とするところは、コスト削減、情報処理の高信頼性確保、および起動時の処理負担軽減を図ることが可能な光ディスク装置を提供することにある。
本発明では、ディスクモータにより光ディスクを回転させて、トラバース機構により光ピックアップを光ディスクの径方向へ移送させながら、光ピックアップにより光ディスクに対して情報の記録および/または再生を行う光ディスク装置において、ディスクモータおよび光ピックアップを、複数種類の光ディスクに対応させて光ディスクの径方向へ並ぶように複数設ける。また、トラバース機構を、各光ピックアップの一方の端部を移動可能に支持する1本のガイドシャフトと、各光ピックアップの他方の端部を移動可能に支持する1本のリードスクリューと、リードスクリューを回転させて、各光ピックアップをガイドシャフトおよびリードスクリューに沿って光ディスクの径方向へ往復移動させる1つのトラバースモータとから構成する。さらに、ガイドシャフトおよびリードスクリューのチルトと高さを調整する第1の調整機構と、ディスクモータのチルトと高さを調整する第2の調整機構とを設ける。
このようにすると、取り扱う全種類の光ディスクに対応した1つの光ピックアップを新たに設計、開発、および製造する必要がなく、各光ディスクに対応した既存の複数の光ピックアップを用いることができる。また、部品点数が少ない1つのトラバース機構により複数の光ピックアップを各光ディスクの径方向へ往復移送することができる。また、光ディスク装置の製造段階で、第1の調整機構によりガイドシャフトとリードスクリューのチルトと高さ、即ちガイドシャフトとリードスクリューに支持された光ピックアップと光ディスクとのチルトと高さ方向の距離を調整し、第2の調整機構によりディスクモータのチルトと高さ、即ちディスクモータと光ピックアップとのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。さらに、第1の調整機構によりある1つのディスクモータと光ピックアップとのチルトと高さ方向の距離を調整することができるので、第2の調整機構としては、他のディスクモータのチルトと高さを調整するための調整機構を設ければよく、該1つのディスクモータのチルトと高さを調整するためだけの調整機構を省略することができる。このため、光ディスク装置において、コスト削減、光ディスクに対する情報の記録や再生の処理の高信頼性確保、および起動時の信号処理の負担軽減を同時に図ることが可能となる。
また、本発明では、上記光ディスク装置において、さらに、ディスクモータの中心位置を光ディスクと平行な面内で調整する第3の調整機構を設ける。
このようにすると、第3の調整機構によりディスクモータの中心、即ちディスクモータにより回転させる光ディスクの回転中心と、光ピックアップに備わる対物レンズの光軸中心とを、光ディスクの径方向へ並ぶように位置合わせすることができる。このため、光ディスクに対する情報の記録や再生の処理のより高い信頼性を確保することが可能となる。
また、本発明に係る上記光ディスク装置の製造方法では、ガイドシャフトおよびリードスクリューの光ディスクに対するチルトと高さを第1の調整機構により調整した後、ある1つのディスクモータを除いた他のディスクモータの光ピックアップに対するチルトと高さを第2の調整機構により調整する。
このようにすると、1つのディスクモータおよび該モータで回転させる光ディスクと光ピックアップとのチルトと高さ方向の距離を確実に調整してから、他のディスクモータおよび該モータで回転させる光ディスクと光ピックアップとのチルトと高さ方向の距離を確実に調整することができる。このため、光ディスクに対する情報の記録や再生の処理のより高い信頼性を確保することが可能となる。
また、本発明では、上記光ディスク装置の製造方法において、1つのディスクモータの光ピックアップに対する中心位置を第3の調整機構により調整してから、ガイドシャフトおよびリードスクリューの光ディスクに対するチルトと高さを第1の調整機構により調整し、この後、他のディスクモータの光ピックアップに対する中心位置を第3の調整機構により調整してから、該他のディスクモータの光ピックアップに対するチルトと高さを第2の調整機構により調整する。
このようにすると、1つのディスクモータの中心および該モータで回転させる光ディスクの回転中心と、光ピックアップの対物レンズの光軸中心とを光ディスクの径方向へ並ぶように位置合わせしてから、1つのディスクモータおよび該モータで回転させる光ディスクと光ピックアップとのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。またこの後、他のディスクモータの中心および該モータで回転させる光ディスクの回転中心と、光ピックアップの対物レンズの光軸中心とを光ディスクの径方向へ並ぶように位置合わせしてから、他のディスクモータおよび該モータで回転させる光ディスクと光ピックアップとのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。このため、光ディスクに対する情報の記録や再生の処理のより高い信頼性を確保することが可能となる。
さらに、本発明では、上記光ディスク装置の製造方法において、光ピックアップから光ディスクに対してレーザビームを発射して、光ディスクで反射した光を前記光ピックアップにより受光し、該光ピックアップから出力される信号より、トラッキングエラー信号を検出するためのサブビームの位相差と、再生信号のジッターとを検出する。そして、サブビームの位相差に基づいて、第3の調整機構によるディスクモータの中心位置の調整を行う。また、再生信号のジッターに基づいて、第1の調整機構によるガイドシャフトおよびリードスクリューのチルトと高さの調整と、第2の調整機構による他のディスクモータのチルトと高さの調整とを行う。
このようにすると、各ディスクモータの中心および各光ディスクの回転中心と、光ピックアップの対物レンズの光軸中心との光ディスクの径方向に並ぶ位置合わせと、各ディスクモータおよび各光ディスクと各光ピックアップとのチルトと高さ方向の距離の調整とを有効に行うことができる。このため、光ディスクに対する情報の記録や再生の処理のより一層高い信頼性を確保することが可能となる。
本発明によれば、光ディスク装置において、コスト削減、情報処理の高信頼性確保、および起動時の信号処理の負担軽減を同時に図ることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る光ディスク装置10の要部の上方斜視図である。図2は、光ディスク装置10の要部の側面図である。光ディスク装置10は、記録密度が高い光ディスク41と、該光ディスク41より記録密度が低い光ディスク42とを取り扱う。光ディスク41は、BD(Blu-ray Disc;登録商標)またはHD DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)から成る。光ディスク42は、DVD(Digital Versatile Disc)またはCD(Compact Disc)から成る。光ディスク41、42はトレイ9上に載置される。トレイ9は、図示しない搬送機構により矢印で示すように移動して、載置された光ディスク41、42をディスクモータ7、8上(二点鎖線で示す位置)と、光ディスク装置10の図示しない本体から突出する出し入れ位置(上方に破線で示す位置)とへ搬送する。トレイ9は1つしか設けられていないので、光ディスク装置10で一度に取り扱えるのは光ディスク41、42のいずれか1枚だけである。なお、図1では図示の便宜上、出し入れ位置にあるトレイ9および光ディスク41、42を他の各部より縮小して示している。
2つのディスクモータ7、8はそれぞれ、光ディスク41、42に対応させて光ディスク41、42の径方向Rへ並ぶように設けられている。ディスクモータ7、8間には、2つの光ピックアップ1、2が光ディスク41、42に対応させて光ディスク41、42の径方向Rへ並ぶように設けられている。光ピックアップ1は、BDまたはHD DVDに対して記録および/または再生を行えるものである。光ピックアップ2は、DVDまたはCDに対して記録および/または再生を行えるものである。光ピックアップ1、2は、1つのトラバース機構3により光ディスク41、42の径方向Rへ移送される。
トラバース機構3は、1本のガイドシャフト4と1本のリードスクリュー5と1つのトラバースモータ6とから成る。ガイドシャフト4とリードスクリュー5は、間にディスクモータ7、8を介在させるように所定の間隔をおいて、光ディスク41、42の径方向Rと平行に設けられている。ガイドシャフト4は、光ピックアップ1、2の一方の端部を移動可能に支持している。リードスクリュー5は、光ピックアップ1、2の他方の端部を移動可能に支持している。光ピックアップ1、2の他方の端部に設けられた図示しない爪は、リードスクリュー5の螺旋溝に係合されている。光ピックアップ1、2に備わる対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mは、光ディスク41、42の径方向Rへ並んでいる。ガイドシャフト4は、両端部にあるシャフト調整機構11、13を介して、図2に示すようにシャーシ20上に取り付けられている。リードスクリュー5は、図1に示すように両端部にあるシャフト調整機構12、14を介してシャーシ20上に取り付けられている。トラバースモータ6は、リードスクリュー5を回転させて、光ピックアップ1、2をガイドシャフト4とリードスクリュー5に沿って光ディスク41、42の径方向Rへ往復移動させる。
シャフト調整機構11〜14は、ガイドシャフト4およびリードスクリュー5のチルトと高さを調整するものであり、本発明における第1の調整機構の一実施形態を構成する。図3は、シャフト調整機構11〜14の一例を示す側面図である。シャフト調整機構11〜14の支持台22は、シャーシ20上に固定されていて、ガイドシャフト4またはリードスクリュー5の端部を上下方向へ移動可能でかつ光ディスク41、42の径方向Rと接線方向Tへ動かないように支持している。また、シャフト調整機構12、14の支持台22は、リードスクリュー5の端部を軸回りに回転可能に支持している。ばね23は、両端部をそれぞれシャーシ20とガイドシャフト4またはリードスクリュー5に引っ掛けられていて、ガイドシャフト4またはリードスクリュー5をシャーシ20に引き付けるような弾性力を発している。ねじ24は、シャーシ20に形成されたねじ穴20aに螺合されて、シャーシ20を貫通していて、先端でガイドシャフト4またはリードスクリュー5を下方から支持している。ばね25は、ねじ24の頭部とシャーシ20の間のねじ24の周囲に設けられていて、ねじ24の頭部をシャーシ20から引き離すような弾性力を発している。
各シャフト調整機構11〜14のねじ24をドライバ等で締めたり緩めたりすることで、ねじ24の先端のシャーシ20上からの突出量が変化し、ガイドシャフト4またはリードスクリュー5の端部が上下に移動して、ガイドシャフト4またはリードスクリュー5の光ディスク41、42に対するチルトと高さを調整することができる。そしてこれにより、光ピックアップ1、2と光ディスク41、42とのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。
ディスクモータ7、8は、図2に示すようにモータ調整機構15、16を介してシャーシ20上に取り付けられている。ディスクモータ7、8の設置間隔は、光ディスク41、42の半径を足し合わせた長さより狭くなっている。これにより、光ディスク装置10の小型化を図ることができる。ディスクモータ7、8の回転軸7a、8aの上端には、ターンテーブル17が連結されている。ターンテーブル17の上方に示すクランパ18は、図示しない上フレームに取り付けられている。ターンテーブル17とクランパ18は磁力によって吸着する。
シャーシ20は、図示しない回動機構により軸21を中心に回動する。シャーシ20が二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで回動することで、ターンテーブル17がクランパ18に近づいて行って、ディスクモータ7、8上に搬送された光ディスク41、42をトレイ9から持ち上げて、クランパ18との間に挟み込んで保持する。このとき、図1に示すようにディスクモータ7、8の中心7m、8mと光ディスク41、42の中心41m、42mとは一致する。そして、ディスクモータ7、8が駆動することにより、回転軸7a、8a、ターンテーブル17、およびクランパ18を介して、光ディスク41、42が回転する。ディスクモータ7、8により光ディスク41、42を回転させて、トラバース機構3により光ピックアップ1、2を光ディスク41、42の径方向Rへ移送させながら、光ピックアップ1、2により光ディスク41、42に対して情報の記録および/または再生が行われる。また、シャーシ20が図2に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで回動することで、ターンテーブル17がクランパ18から離れて遠ざかって行って、光ディスク41、42をそれぞれトレイ9上に載置する。
モータ調整機構15は、ディスクモータ7のチルトと高さを調整するものであり、本発明における第2の調整機構の一実施形態を構成する。モータ調整機構15、16は、ディスクモータ7、8の中心7m、8mの位置を光ディスク41、42と平行な面内で調整するものであり、本発明における第3の調整機構の一実施形態を構成する。図4は、モータ調整機構15の一例を示す図であり、(a)に平面図を示し、(b)に側面図を示している。図5は、モータ調整機構16の一例を示す平面図であり、(a)に平面図を示し、(b)に側面図を示している。
モータ調整機構15の土台31は、図4(b)示すようにばね35とねじ36、37を介してシャーシ20上に支持されている。モータ調整機構16の土台32は、図5(b)示すようにねじ40を介してシャーシ20上に固定されている。土台31、32上には、図4(a)および図5(a)に示すように筒部31a、32aが設けられている。筒部31a、32aには、ねじ穴31b、32bが2つずつ形成されている。筒部31a、32aの内面には、ばね33が2つずつ取り付けられている。ねじ穴31b、32bとばね33は、光ディスク41、42の径方向Rまたは接線方向Tと平行に並ぶように対向している。ディスクモータ7、8はそれぞれ、筒部31a、32a内に挿入されて、土台31、32上に載置されている。
ばね33は、ディスクモータ7、8の側面に設けられた窪み7b、8bに係合していて、ディスクモータ7、8を対向するねじ穴31b、32b側へ押すような弾性力を発している。ねじ34は、図4(a)および図5(a)に示すようにねじ穴31b、32bに螺合されて、筒部31a、32aを貫通している。ねじ34の先端は、ディスクモータ7、8の側面に設けられた窪み7c、8cに係合している。ディスクモータ7、8は、ばね33とねじ34により土台31、32上に保持されている。
各モータ調整機構15、16のねじ34をドライバ等で締めたり緩めたりすることで、ねじ34の筒部31a、32a内への突出量が変化し、ディスクモータ7、8が光ディスク41、42の径方向Rや接線方向Tへ移動して、中心7m、8mの位置を光ディスク41、42と平行な面内で調整することができる。そしてこれにより、ディスクモータ7、8の中心7m、8mを、光ピックアップ1、2の対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mと光ディスク41、42の径方向Rへ並ぶように位置合わせすることができる。
土台31の4隅上には、図4(a)に示すようにばね35が設けられている。ばね35は、図4(b)に示すように両端部がシャーシ20に固定された支持台30と土台31に係合していて、土台31をシャーシ20側へ押し付けるような弾性力を発している。ねじ36は、シャーシ20に形成されたねじ穴20bに螺合されて、シャーシ20を貫通していて、半球状の先端で土台31の下面の中心を下方から支持している。ねじ37は、図4(a)に示すように120°間隔で3つ設けられている。ねじ37は、図4(b)に示すようにシャーシ20に形成されたねじ穴20cに螺合されて、シャーシ20を貫通していて、先端で土台31の下面の3箇所を下方から支持している。ばね38、39は、ねじ36、37の頭部とシャーシ20の間のねじ36、37の周囲にそれぞれ設けられていて、ねじ36、37の頭部をシャーシ20から引き離すような弾性力を発している。
ねじ36、37をドライバ等で締めたり緩めたりすることで、ねじ36、37の先端のシャーシ20上からの突出量が変化し、土台31が上下に移動して、ディスクモータ7の光ピックアップ1、2に対する高さを調整することができる。また、各ねじ37をドライバ等で締めたり緩めたりすることで、各ねじ37の先端のシャーシ20上からの突出量が変化し、土台31がねじ36との接触部分を支点として上下に傾いて、ディスクモータ7の光ピックアップ1、2に対するチルトを調整することができる。そしてこれにより、ディスクモータ7と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。ディスクモータ8と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離は、シャフト調整機構11〜14により調整することができる。
図6は、光ディスク装置10を調整するシステムの構成図である。光ディスク装置10の製造段階において、後述する光ディスク装置10の調整を行うために、光ディスク装置10は調整装置50とケーブル等により電気的に接続される。光ディスク装置10には、上述した光ピックアップ1、2、ディスクモータ7、8、およびトラバースモータ6に加えて、各部を制御する制御部19が備わっている。光ピックアップ1、2には、光源であるレーザダイオード(LD)1a、2aとフォトディテクタ(PD)1b、2b等が備わっている。レーザダイオード1aは、BDまたはHD
DVDに応じた青色のレーザビームを発射する。レーザダイオード2aは、DVDに応じた赤色のレーザビームと、CDに応じた赤外のレーザビームを発射する。レーザダイオード1a、2aから発射されたレーザビームは、対物レンズ1L、2L(図1)により光ディスク41、42上に集光される。そして、光ディスク41、42で反射された光は、フォトディテクタ1b、2bにより受光される。フォトディテクタ1b、2bは、受光した光を光電変換し、フォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信号、トラッキングエラー信号を検出するためのメインビームとサブビームの信号、および光ディスク41、42の再生信号等を検出して出力する。
調整装置50は、オシロスコープまたはジッターメータ等の測定器と、パーソナルコンピュータ等の制御装置から構成されている。調整装置50には、測定部51、表示部52、操作部53、および制御部54が備わっている。測定部51は、光ピックアップ1、2のフォトディテクタ1b、2bから出力される信号より、図7に示すようなサブビームの位相差と、再生信号のジッターとを測定する。表示部52は、測定部51で測定したサブビームの位相差、再生信号のジッター、および光ディスク装置10に関する各種情報等を表示する。操作部53は、光ディスク装置10と調整装置50の各部を操作するユーザインタフェイスから成る。制御部54は、調整装置50の各部を制御し、かつ制御部19に対して光ディスク装置10の各部を制御するための信号等を送信する。
図10は、光ディスク装置10の調整手順を示すフローチャートである。この調整は、光ディスク装置10の製造段階において係員により行われる。先ず、シャフト調整機構11〜14によりガイドシャフト4とリードスクリュー5の高さを予め設定された基準高さ程度に粗調整する(ステップS1)。これにより、光ピックアップ1、2の光ディスク42に対する高さも粗調整される。次に、調整装置50の操作部53を操作して、トラバース機構3により光ピックアップ1、2をディスクモータ8側へ移動させる(ステップS2)。次に、光ディスク42をディスクモータ8に対応するターンテーブル17とクランパ18によりディスクモータ8上に取り付け(ステップS3)、ディスクモータ8を駆動して(ステップS4)、光ディスク42を回転させる。
次に、光ピックアップ2を駆動して(ステップS5)、レーザダイオード2aから対物レンズ2Lを介して光ディスク42に対してレーザビームを発射し、光ディスク42で反射した光をフォトディテクタ2bで受光して、フォトディテクタ2bからの出力信号を調整装置50で受信する。そして、フォトディテクタ2bからの出力信号より、サブビームの位相差と再生信号のジッターとを測定部51で検出して表示部52に表示させる。
次に、サブビームの位相差と予め設定された基準値に基づいて、モータ調整機構16によりディスクモータ8の中心8mの位置を調整する(ステップS6)。そして、ディスクモータ8の中心8mが光ピックアップ1、2の対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mと光ディスク42の径方向Rへ並ぶようになると、サブビームの位相差が基準値以内になるので(ステップS7:YES)、このときの状態でモータ調整機構16による上記調整を終了する。具体的には、図8に示すようなサブビーム1、2の位相差を示すリサージュ図形を調整装置50の表示部52に表示させる。ディスクモータ8の中心8mが対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mと、光ディスク42の径方向Rへ一列に並んでいないときは、サブビームの位相差が0にならず、リサージュ図形が楕円形になり、光ディスク42の径方向Rへ一列に並ぶと、サブビームの位相差が0になり、リサージュ図形が右上がりの直線になる。このため、表示部52に表示されたリサージュ図形が右上がりの直線になるように、即ちサブビーム1、2の位相差が0になるように、モータ調整機構16によりディスクモータ8の中心8mの位置の調整を行う。
次に、再生信号のジッターに基づいて、シャフト調整機構11、12によりガイドシャフト4とリードスクリュー5の光ディスク42に対するチルトを調整する(ステップS8)。これにより、光ピックアップ1、2の光ディスク42の径方向Rと接線方向Tに対するチルトも調整される。そして、ガイドシャフト4とリードスクリュー5のチルトを変化させて、図9に示すようなジッターのボトム(極値)を検出すると(図10のステップS9:YES)、このときの状態でシャフト調整機構11、12による上記調整を終了する。
次に、再生信号のジッターに基づいて、シャフト調整機構11、13によりガイドシャフト4の光ディスク42に対するチルトを調整する(ステップS10)。これにより、光ピックアップ1、2の光ディスク42の径方向Rに対するチルトも再調整される。そして、ガイドシャフト4のチルトを変化させて、ジッターのボトムを検出すると(ステップS11:YES)、このときの状態でシャフト調整機構11、13による上記調整を終了する。
次に、再生信号のジッターに基づいて、シャフト調整機構11〜14によりガイドシャフト4とリードスクリュー5の光ディスク42に対する高さを微調整する(ステップS12)。これにより、光ピックアップ1、2の光ディスク42に対する高さも微調整される。そして、ガイドシャフト4とリードスクリュー5の高さを変化させて、ジッターのボトムを検出すると(ステップS13:YES)、このときの状態でシャフト調整機構11〜14による上記調整を終了する。
次に、ディスクモータ8の駆動を停止して(ステップS14)、光ディスク42の回転を停止し、光ディスク42をターンテーブル17とクランパ18から取り外す(ステップS15)。また、光ピックアップ2の駆動を停止して(ステップS16)、レーザダイオード2aからのレーザビームの発射と、フォトディテクタ2bによる光ディスク42からの反射光の受光および信号出力を停止する。
次に、モータ調整機構15によりディスクモータ7の高さを予め設定された基準高さ程度に粗調整する(ステップS17)。これにより、光ディスク41の光ピックアップ1、2に対する高さも粗調整される。次に、トラバース機構3により光ピックアップ1、2をディスクモータ7側へ移動させる(ステップS18)。次に、光ディスク41をディスクモータ7に対応するターンテーブル17とクランパ18によりディスクモータ7上に取り付け(ステップS19)、ディスクモータ7を駆動して(ステップS20)、光ディスク41を回転させる。
次に、光ピックアップ1を駆動して(ステップS21)、レーザダイオード1aから対物レンズ1Lを介して光ディスク41に対してレーザビームを発射し、光ディスク41で反射した光をフォトディテクタ1bで受光して、フォトディテクタ1bからの出力信号を調整装置50で受信する。そして、フォトディテクタ1bからの出力信号より、サブビームの位相差と再生信号のジッターとを測定部51で検出して表示部52に表示させる。
次に、サブビームの位相差と予め設定された基準値に基づいて、モータ調整機構15によりディスクモータ7の中心7mの位置を調整する(ステップS22)。そして、ディスクモータ7の中心7mが光ピックアップ1、2の対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mと光ディスク41の径方向Rへ並ぶようになると、サブビームの位相差が基準値以内になるので(ステップS23:YES)、このときの状態でモータ調整機構15による上記調整を終了する。具体的には、図8に示すようなサブビーム1、2の位相差を示すリサージュ図形を調整装置50の表示部52に表示させ、該リサージュ図形が右上がりの直線になるように、即ちサブビーム1、2の位相差が0になるように、モータ調整機構16によりディスクモータ7の中心7mの位置の調整を行う。
次に、再生信号のジッターに基づいて、モータ調整機構15によりディスクモータ7の光ピックアップ1、2に対するチルトを調整する(ステップS24)。これにより、光ディスク41の光ピックアップ1、2に対するチルトも調整される。そして、ディスクモータ7のチルトを変化させて、ジッターのボトムを検出すると(ステップS25:YES)、このときの状態でモータ調整機構15による上記調整を終了する。
次に、再生信号のジッターに基づいて、モータ調整機構15によりディスクモータ7の光ピックアップ1、2に対する高さを微調整する(ステップS26)。これにより、光ディスク41の光ピックアップ1、2に対する高さも微調整される。そして、ディスクモータ7の高さを変化させて、ジッターのボトムを検出すると(ステップS27:YES)、このときの状態でモータ調整機構15による上記調整を終了する。
次に、ディスクモータ7の駆動を停止して(ステップS28)、光ディスク41の回転を停止し、光ディスク41をターンテーブル17とクランパ18から取り外す(ステップS29)。また、光ピックアップ1の駆動を停止して(ステップS30)、レーザダイオード1aからのレーザビームの発射と、フォトディテクタ1bによる光ディスク41からの反射光の受光および信号出力を停止する。
以上によると、取り扱う全種類の光ディスク41、42に対応した1つの光ピックアップを新たに設計、開発、および製造する必要がなく、各光ディスク41、42に対応した既存の複数の光ピックアップ1、2を用いることができる。また、部品点数が少ない1つのトラバース機構3を共用して、複数の光ピックアップ1、2を各光ディスク41、42の径方向Rへ往復移送することができる。また、光ディスク装置10の製造段階で、シャフト調整機構11〜14によりガイドシャフト4とリードスクリュー5のチルトと高さ、即ちガイドシャフト4とリードスクリュー5に支持された光ピックアップ1、2と光ディスク41、42とのチルトと高さ方向の距離を調整し、モータ調整機構15によりディスクモータ7のチルトと高さ、即ちディスクモータ7と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。さらに、シャフト調整機構11〜14により一方のディスクモータ8と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離を調整することができるので、他方のディスクモータ7のチルトと高さを調整するためのモータ調整機構15を設けるだけでよく、ディスクモータ8のチルトと高さを調整するためだけの調整機構を省略することができる。このため、光ディスク装置10において、コスト削減、光ディスク41、42に対する情報の記録や再生の処理の高信頼性確保、および起動時の信号処理の負担軽減を同時に図ることが可能となる。
また、モータ調整機構15、16によりディスクモータ7、8の中心7m、8mと光ピックアップ1、2の対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mとを、即ちディスクモータ7、8により回転させる光ディスク41、42の回転中心41m、42mと対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mとを、光ディスク41、42の径方向Rへ並ぶように位置合わせすることができる。このため、光ディスク41、42に対する情報の記録や再生の処理のより高い信頼性を確保することが可能となる。
また、シャフト調整機構11〜14によるガイドシャフト4とリードスクリュー5のチルトと高さの調整により、ディスクモータ8および光ディスク42と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離を確実に調整してから、モータ調整機構15によるディスクモータ7のチルトと高さの調整により、ディスクモータ7および光ディスク41と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離を確実に調整することができる。このため、光ディスク41、42に対する情報の記録や再生の処理のより高い信頼性を確保することが可能となる。
また、モータ調整機構16によるディスクモータ8の中心8mの位置調整により、ディスクモータ8の中心8mおよび光ディスク42の回転中心42mと、光ピックアップ1、2の対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mとを光ディスク41の径方向Rへ並ぶように位置合わせしてから、シャフト調整機構11〜14によるガイドシャフト4とリードスクリュー5のチルトと高さの調整により、ディスクモータ8および光ディスク42と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。またこの後、モータ調整機構15によるディスクモータ7の中心7mの位置調整により、ディスクモータ7の中心7mおよび光ディスク41の回転中心41mと、光ピックアップ1、2の対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mとを光ディスク41の径方向Rへ並ぶように位置合わせしてから、モータ調整機構15によるディスクモータ7のチルトと高さの調整により、ディスクモータ7および光ディスク41と光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離を調整することができる。このため、光ディスク41、42に対する情報の記録や再生の処理のより高い信頼性を確保することが可能となる。
さらに、サブビームの位相差に基づいてディスクモータ7、8の中心7m、8mの位置調整を行い、再生信号のジッターに基づいてガイドシャフト4とリードスクリュー5とディスクモータ7のチルトと高さの調整を行うので、各ディスクモータ7、8の中心7m、8mおよび各光ディスク41、42の回転中心41m、42mと、光ピックアップ1、2の対物レンズ1L、2Lの光軸中心1m、2mとの光ディスク41、42の径方向Rに並ぶ位置合わせと、各ディスクモータ7、8および各光ディスク41、42と各光ピックアップ1、2とのチルトと高さ方向の距離の調整とを有効に行うことができる。このため、光ディスク41、42に対する情報の記録や再生の処理のより一層高い信頼性を確保することが可能となる。
本発明は、以上の実施形態以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、以上の実施形態では、光ピックアップ1、2とディスクモータ7、8をそれぞれ2つずつ用いた例を挙げたが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えば光ピックアップとディスクモータとを取り扱う複数種類の光ディスクに対応させてそれぞれ3つ以上用いてもよい。この場合、先ずある1つのディスクモータの中心位置をモータ調整機構16により調整し、次にその他のディスクモータの中心位置とチルトと高さをモータ調整機構15により順次調整するようにすればよい。
また、以上の実施形態では、光ディスクを同時に1枚しか取り扱えない光ディスク装置10に本発明を適用した例を挙げたが、本発明は、光ディスクを同時に2枚以上取り扱える光ディスク装置にも適用することが可能である。また本発明は、BD、HD
DVD、DVD、CD、またはこれら以外の光ディスクのうち、少なくとも2種類以上の光ディスクに対して情報の再生や記録が可能な光ディスク装置にも適用することが可能である。
光ディスク装置の要部の上方斜視図である。 光ディスク装置の要部の側面図である。 光ディスク装置のシャフト調整機構の一例を示す側面図である。 光ディスク装置のモータ調整機構の一例を示す図である。 光ディスク装置のモータ調整機構の一例を示す図である。 光ディスク装置の調整システムの構成図である。 サブビームの位相差を示す図である。 サブビームの位相差を示す図である。 再生信号のジッターのボトムを示す図である。 光ディスク装置の調整手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1、2 光ピックアップ
3 トラバース機構
4 ガイドシャフト
5 リードスクリュー
6 トラバースモータ
7、8 ディスクモータ
7m、8m ディスクモータの中心位置
10 光ディスク装置
11〜14 シャフト調整機構
15、16 モータ調整機構
41、42 光ディスク
R 光ディスクの径方向
T 光ディスクの接線方向

Claims (5)

  1. ディスクモータにより光ディスクを回転させて、トラバース機構により光ピックアップを光ディスクの径方向へ移送させながら、光ピックアップにより光ディスクに対して情報の記録および/または再生を行う光ディスク装置において、
    前記ディスクモータおよび前記光ピックアップを、複数種類の光ディスクに対応させて光ディスクの径方向へ並ぶように複数設け、
    前記トラバース機構を、前記各光ピックアップの一方の端部を移動可能に支持する1本のガイドシャフトと、前記各光ピックアップの他方の端部を移動可能に支持する1本のリードスクリューと、前記リードスクリューを回転させて、前記各光ピックアップを前記ガイドシャフトおよび前記リードスクリューに沿って光ディスクの径方向へ往復移動させる1つのトラバースモータとから構成し、
    前記ガイドシャフトおよび前記リードスクリューのチルトと高さを調整する第1の調整機構と、
    前記ディスクモータのチルトと高さを調整する第2の調整機構と、を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置において、
    前記ディスクモータの中心位置を光ディスクと平行な面内で調整する第3の調整機構を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. ディスクモータにより光ディスクを回転させて、トラバース機構により光ピックアップを光ディスクの径方向へ移送させながら、光ピックアップにより光ディスクに対して情報の記録および/または再生を行う光ディスク装置の製造方法において、
    前記ディスクモータおよび前記光ピックアップを、複数種類の光ディスクに対応させて光ディスクの径方向へ並ぶように複数設け、
    前記トラバース機構を、前記各光ピックアップの一方の端部を移動可能に支持する1本のガイドシャフトと、前記各光ピックアップの他方の端部を移動可能に支持する1本のリードスクリューと、前記リードスクリューを回転させて、前記各光ピックアップを前記ガイドシャフトおよび前記リードスクリューに沿って光ディスクの径方向へ往復移動させる1つのトラバースモータとから構成し、
    前記ガイドシャフトおよび前記リードスクリューのチルトと高さを調整する第1の調整機構と、前記ディスクモータのチルトと高さを調整する第2の調整機構とを設け、
    前記ガイドシャフトおよび前記リードスクリューの光ディスクに対するチルトと高さを前記第1の調整機構により調整した後、ある1つの前記ディスクモータを除いた他の前記ディスクモータの前記光ピックアップに対するチルトと高さを前記第2の調整機構により調整することを特徴とする光ディスク装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の光ディスク装置の製造方法において、
    前記ディスクモータの中心位置を光ディスクと平行な面内で調整する第3の調整機構を設け、
    前記1つのディスクモータの前記光ピックアップに対する前記中心位置を前記第3の調整機構により調整してから、前記ガイドシャフトおよび前記リードスクリューの前記チルトと高さを前記第1の調整機構により調整し、この後、前記他のディスクモータの前記光ピックアップに対する前記中心位置を前記第3の調整機構により調整してから、該他のディスクモータの前記チルトと高さを前記第2の調整機構により調整することを特徴とする光ディスク装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の光ディスク装置の製造方法において、
    前記光ピックアップから光ディスクに対してレーザビームを発射して、光ディスクで反射した光を前記光ピックアップにより受光し、該光ピックアップから出力される信号より、トラッキングエラー信号を検出するためのサブビームの位相差と、再生信号のジッターとを検出し、
    前記サブビームの位相差に基づいて、前記第3の調整機構による前記ディスクモータの前記中心位置の調整を行い、
    前記再生信号のジッターに基づいて、前記第1の調整機構による前記ガイドシャフトおよび前記リードスクリューの前記チルトと高さの調整と、前記第2の調整機構による前記他のディスクモータの前記チルトと高さの調整とを行うことを特徴とする光ディスク装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2010070923A1 (ja) * 2008-12-18 2012-05-24 パナソニック株式会社 ディスク装置
CN107902411A (zh) * 2017-10-30 2018-04-13 弗埃斯工业技术(苏州)有限公司 用于工件输送和转移的机构

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