JP4776577B2 - 多相入力の異常監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多相入力ラインの異常を検出して、UPSを含む電源装置をシャットダウンしたり、アラーム報知を行なったりする多相入力の異常監視装置に関する。
一般に、例えば三相交流のような多相交流の入力ラインからの電力供給を受けて、電源装置から負荷に所望の電力を供給するものにおいて、電源装置への入力の一相または複数相で電圧低下(あるいは欠相)が生じた場合であっても、電源装置は継続して動作し続けることが可能である。こうした多相交流入力ラインの欠相検出手段として、例えば特許文献1には、三相交流電源の各相電圧を全波整流して得た直流電圧を検出電圧にレベル変換し、この検出電圧と基準電圧との比較によって、電源装置の欠相発生を判断するものが知られている。
図4は、こうした欠相検出手段を備えた電源装置101を示したものである。同図において、ここでの電源装置101は三相の交流電源11から入力ライン12を通して印加される交流入力電圧を、入力回路13により直流電圧に変換した後、これを電力変換部としての電源回路14により適切な交流出力電圧に変換し、さらにこの交流出力電圧を整流回路15で直流出力電圧に整流して、負荷16に供給するものである。また、17は電源回路14の動作を制御するための制御回路であり、これは整流回路15から負荷16に出力される直流電圧を監視し、この直流電圧が設定した電圧に安定化するように、電源回路14を制御する。電源回路14は図示しないが、トランスとスイッチング素子とによるインバータを含み、このスイッチング素子のオン,オフ動作により、入力回路13からの直流電圧をトランスの一次巻線に断続的に印加して、トランスの二次巻線に交流出力電圧を誘起する。制御部に相当する制御回路17は、電源回路14を構成するスイッチング素子のオン時間を調整することで、負荷16への直流出力電圧の安定化を図っている。
21は、前記入力ライン12の各相電圧の異常を検出する異常検出部としての入力検出回路である。この入力検出回路21は、前記入力回路13に組み込まれるが、例えば上記特許文献1のような欠相検出手段を利用できる。そして、入力ライン12の少なくとも一つの相が電圧低下または欠相すると、入力検出回路21はこれを検出して異常検出信号を停止回路22に出力する。この異常検出信号を受けて、停止回路22は制御回路17に出力電圧の停止指令信号を出力し、電源回路14ひいては負荷16への出力電圧の供給を停止するようになっている。
一方、23はアラーム報知を行なうためのアラーム送出部として設けられたアラーム送出回路である。当該アラーム送出回路23は、前記負荷16への直流電圧を監視し、この直流電圧が停止したのを受けてアラーム報知を行なって、交流電源11の異常を周辺に知らせるものである。なお、このアラーム報知は、表示,音,接点信号送出,論理信号送出などで行なってもよい。
図5は、各部の動作タイミングチャートを示したものである。同図において、上段は入力ライン12の電圧状態であり、以下、入力検出回路21,負荷16に出力される直流電圧,アラーム送出回路23の各状態を示している。
ここでは、入力ライン12が電圧低下や欠相による異常を生じると、その異常の継続時間の長短に拘らず、入力検出回路21が直ちに異常と判断して、停止回路22に異常検出信号を出力する。停止回路22もこの異常検出信号を受けて、直ちに停止指令信号を電源回路14に送出するので、負荷16への直流電圧は入力の異常発生とほぼ同時に低下し始め、やがて電源回路14の動作は停止する。また、この電源回路14の動作停止を受けて、アラーム送出回路23は異常発生を示すアラーム報知を行なうようになっている。
ところで、図4に示すような電源装置101は、入力ライン12の少なくとも一相が電圧低下または欠相しても、継続して動作することは可能であるが、電圧低下を起こした場合には、その電圧低下の対象相に流れる電流が増加し、また欠相した場合には、それ以外の相に流れる電流が増加して、通常時よりも大きな電流が電源装置101に流れ込む。そのため、このような状態では、電源装置101の入力部品に過大なストレスが加わり、電源装置101を継続して使用した場合に、各入力部品が発熱するなどの懸念を生じる。
そこで、図5に示すタイミングチャートのように、電源装置101への入力に電圧低下や欠相の異常が発生すると、入力検出回路21が直ちに異常検出信号を送出し、電源回路14ひいては電源装置101としての動作を停止すると共に、アラーム送出回路23によるアラーム報知を行なっていた。
特開2004−23878号公報
しかし、上述した従来の電源装置101では、次のような問題点を生じる。
誤操作などが原因で、入力がごく短時間異常になった場合、実際には電源装置101の入力部品に対するストレスの懸念が殆ど生じない状態でも、電源装置101が強制的に停止してしまう。そのため、電源装置101からの電力供給を受けて動作する負荷16が突然動作停止し、その後の動作再開時に誤作動を引き起こすなどの問題を生じる。
また、図4に示す電源装置101にはアラーム送出回路23が設けられているが、これは電源装置101が動作停止したときにアラーム報知を行なうものなので、このアラーム報知を受けて必要な処置を講じても、その時には既に負荷16が強制的に動作停止されてしまった後なので、やはり負荷16の動作再開時に誤動作を引き起こす懸念を払拭できない。このような誤動作を回避するためには、負荷16に電力供給が行なわれている間に、負荷16をシャットダウンする必要がある。
本発明は上記の各問題点に着目してなされたもので、入力に異常が発生した場合でも、電源装置に悪影響のない範囲で、負荷に電力を継続して供給でき、負荷が短時間の入力異常で突然動作停止しないような多相入力の異常監視装置を提供することを、その目的とする。
また、本発明の別な目的は、アラーム報知の後に、負荷を正常にシャットダウンすることができる多相入力の異常監視装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、多相交流入力ラインからの電力供給を受けて、負荷に所望の電力を供給する電源装置に設けられ、前記入力ラインの異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部からの異常検出信号により前記電源装置の出力を停止させる制御部と、を備えた多相入力の異常監視装置において、前記入力ラインの異常が解消しない限り、前記異常検出信号が継続して出力するように前記異常検出部を構成し、前記異常検出部からの異常検出信号が第1の時間未満に解消されれば、前記制御部に停止指令信号を出力せず、前記異常検出部からの異常検出信号が前記第1の時間以上継続すると、前記制御部に停止指令信号を出力する第1の遅延部を備え、前記制御部は、前記第1の遅延部からの停止指令信号を入力すると前記電源装置の出力を停止させる構成としたことを特徴とする。
この場合、前記異常検出部からの異常検出信号が第2の時間以上継続すると、アラーム指令信号を出力する第2の遅延部と、前記アラーム指令信号を入力すると、アラーム報知を行なうアラーム送出部と、を備えるのが好ましい。
さらに、上記別な目的を達成するために、前記第1の時間を、前記第2の時間よりも長い時間に設定するのが好ましい。
本発明は、上記目的を達成するために、多相交流入力ラインからの電力供給を受けて、負荷に所望の電力を供給する電源装置に設けられ、前記入力ラインの異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部からの異常検出信号により前記電源装置の出力を停止させる制御部と、アラーム報知を行なうアラーム送出部と、を備えた多相入力の異常監視装置において、前記入力ラインの異常が解消しない限り、前記異常検出信号が継続して出力するように前記異常検出部を構成し、前記異常検出部からの異常検出信号が第1の時間未満に解消されれば、前記制御部に停止指令信号を出力せず、前記異常検出部からの異常検出信号が前記第1の時間以上継続すると、前記制御部に停止指令信号を出力し、前記異常検出部からの異常検出信号が第2の時間以上継続すると、アラーム指令信号を出力する遅延部を備え、前記制御部は、前記遅延部からの停止指令信号を入力すると前記電源装置の出力を停止させ、前記アラーム送出部は、前記遅延部からのアラーム指令を入力すると、アラーム報知を行なう構成としたことを特徴とする。
この場合も、上記別な目的を達成するために、前記第1の時間を、前記第2の時間よりも長い時間に設定するのが好ましい。
請求項1の発明によれば、異常検出部が入力ラインの異常を検出して、第1の遅延部に異常検出信号を出力すると、この異常検出信号が第1の時間以上継続して出力されている場合にのみ、制御部に停止指令信号を出力して電源装置の出力を停止させる。したがって、入力ラインの異常が電源装置に影響を及ぼさない範囲の第1の時間未満である場合は、電源装置から負荷に継続して電力を供給することができ、短時間の入力異常で負荷が突然動作停止する問題を回避することができる。
請求項2の発明によれば、異常検出部から出力される異常検出信号が第2の時間以上継続すると、第2の遅延部からアラーム送出部にアラーム指令信号が出力され、アラーム報知が行なわれる。これにより、入力異常が一定時間継続した時点で、アラーム報知を行なうことができる。
請求項3の発明によれば、アラーム報知が行なわれてから電源装置の電力供給が停止するまで、一定のタイムラグを持たせることで、その間に負荷を正常にシャットダウンさせることができ、負荷の誤動作を回避することが可能になる。
請求項4の発明によれば、異常検出部が入力ラインの異常を検出して、遅延部に異常検出信号を出力すると、この異常検出信号が第1の時間以上継続して出力されている場合にのみ、制御部に停止指令信号を出力して電源装置の出力を停止させる。したがって、入力ラインの異常が電源装置に影響を及ぼさない範囲の第1の時間未満である場合は、電源装置から負荷に継続して電力を供給することができ、短時間の入力異常で負荷が突然動作停止する問題を回避することができる。また、異常検出部から出力される異常検出信号が第2の時間以上継続すると、今度は遅延部からアラーム送出部にアラーム指令信号が出力され、アラーム報知が行なわれる。そのため、入力異常が一定時間継続した時点で、アラーム報知を行なうことができる。
さらに、共通する遅延部により、制御部への停止指令信号と、アラーム送出部へのアラーム指令信号を出力するので、異常検出信号が出力される継続時間のカウントを共通に行なって、装置構成を簡素化することができる。
請求項5の発明によれば、アラーム報知が行なわれてから電源装置の電力供給が停止するまで、一定のタイムラグを持たせることで、その間に負荷を正常にシャットダウンさせることができ、負荷の誤動作を回避することが可能になる。
以下、本発明における多相入力の異常監視装置の好ましい一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、従来例で示した図4と共通する部分には共通する符号を付し、その共通する箇所の説明は重複を避けるため極力省略する。
図1は第1実施形態における電源装置1の構成を示したもので、前記従来例で示した図4の電源装置101と異なる点は、入力検出回路21からの異常検出信号が第1の時間T1以上継続すると、停止回路22を介して制御回路17に停止指令信号を出力する第1の遅延部としての出力遅延回路31と、入力検出回路21からの異常検出信号が第2の時間T2以上継続すると、アラーム指令信号をアラーム送出回路23に出力する第2の遅延部としてのアラーム遅延回路32と、をさらに備えていることである。つまりここでは、入力検出回路21からの異常検出信号を受けて、停止回路22が直ちに制御回路17に停止指令信号を出力するのではなく、異常検出信号が所定時間(すなわち第1の時間T1)以上継続した場合にのみ、停止回路22から制御回路17に停止指令信号が出力されるようになっている。また、アラーム送出回路23は、負荷16への出力電圧を監視するのではなく、異常検出信号が所定時間(すなわち第2の時間T2)以上継続した場合にのみ、アラーム遅延回路32から出力されるアラーム指令信号を受けて、アラーム報知を行なうように構成している。
なお、上記第1の時間T1と第2の時間T2は、出力遅延回路31とアラーム遅延回路32でそれぞれ独自に設定してよいが、好ましくは第1の時間T1を第2の時間T2よりも長い時間に設定する。また、この第1の時間T1と第2の時間T2との時間差(タイムラグ)は、周辺の使用者が負荷16をシャットダウンできる時間、すなわち負荷16が正常に回避動作できる時間に設定する。勿論、第1の時間T1と第2の時間T2を同じ時間に設定して、電源装置1の出力停止と同時にアラーム報知を行なう構成にしてもよい。また、これらの第1の時間T1や第2の時間T2を使用者側で任意に可変設定可能にする操作部(図示せず)を、電源装置1に設けてもよい。
その他、入力ライン12の異常を検出する入力検出回路21は、各相の入力ライン12間の電圧(電圧低下、入力ライン12の未接続や切断など)を検出するのではなく、各入力ライン12の電流を検出するものでもよい。また、入力ライン12の電圧低下または欠相時に入力電流が増加すると、電源装置1の入力部品が発熱することを利用して、対象となる入力部品に温度センサなどの温度検出器を設け、この温度検出器からの出力情報を基に入力ライン12の異常を検出する構成としてもよい。
次に、図2における各部の動作タイミングチャートを参照しながら、上記構成についてその作用を説明する。なお、この図2において、上段は入力ライン12の電圧状態であり、以下、入力検出回路21,アラーム遅延回路32,出力遅延回路31,アラーム送出回路23,負荷16に出力される直流電圧の各状態を順に示している。また、ここでは第1の時間T1が第2の時間T2よりも長い時間に設定されているものとする。
交流電源11から入力ライン12を通して通常に交流入力電圧が印加される場合の電源装置1の動作は、従来例で説明したものと同じなので、ここではその説明を省略する。図2に示すように、入力ライン12の少なくとも一つの相が電圧低下または欠相すると、入力検出回路21はこれを検出して、出力遅延回路31とアラーム遅延回路32に異常検出信号を出力する。この異常検出信号は、入力ライン12の異常が解消されない限り、継続して出力される。
出力遅延回路31は、入力検出回路21からの異常検出信号を受けて、直ちに内蔵するタイマのカウントを開始し、このカウントが予め設定した第1の時間T1に達するか否かを監視する。同様に、アラーム遅延回路32は、入力検出回路21からの異常検出信号を受けて、直ちに内蔵するタイマのカウントを開始し、このカウントが予め設定した第2の時間T2に達するか否かを監視する。こうしたタイマは、例えば一般的なICの他に、簡単な抵抗とコンデンサとによるCR時定数回路で実現してもよい。
ここで図2に示すように、入力異常が前記第1の時間T1未満の時間Tで解消されれば、出力遅延回路31は入力異常が一定時間継続したことを示す停止指令信号を送出しない。したがって、この場合には電源回路14から整流回路15を通して負荷16に電力が供給され続け、負荷16は短時間の入力異常で突然動作停止することはない。また、入力異常が前記第2の時間T2未満の時間Tで解消されれば、アラーム遅延回路32はアラーム送出回路23へのアラーム指令信号を送出せず、アラーム報知が行なわれない。
一方、入力異常の時間Tが第2の時間T2に達すると、その時点でアラーム遅延回路32からアラーム送出回路23にアラーム指令信号が送出され、アラーム報知が行なわれる。但し、アラーム報知が行なわれた後の暫くの間は、出力遅延回路31から停止回路22を通して制御回路17に停止指令信号が出力されず、その間に周辺の使用者は、負荷16を正常の手順でシャットダウンすることができる。また、アラーム報知が行なわれた後、入力異常の時間Tが第1の時間T1に達すると、今度は出力遅延回路31から停止回路22を通して制御回路17に停止指令信号が出力され、電源装置1が入力異常の悪影響を受ける前に、電源回路14の動作が停止する。
このように、上記第1実施形態によれば、多相交流入力ライン12からの電力供給を受けて、負荷16に所望の電力を供給する電源装置1に設けられ、入力ライン12の異常を検出する入力検出回路21と、この入力検出回路21からの異常検出信号により電源装置1の出力を停止させる制御回路17と、を備えた多相入力の異常監視装置において、入力ライン12の異常が解消しない限り、異常検出信号が継続して出力するように入力検出回路21を構成し、入力検出回路21からの異常検出信号が第1の時間T1未満に解消されれば、制御回路17に停止指令信号を出力せず、入力検出回路21からの異常検出信号が第1の時間T1以上継続すると、制御手段17に停止指令信号を出力する出力遅延回路31を備え、この出力遅延回路31からの停止指令信号を制御回路17が入力すると、電源装置1の出力を直ちに停止させるように構成している。
この場合、入力検出回路21が入力ライン12の異常を検出して、出力遅延回路31に異常検出信号を出力すると、この異常検出信号が第1の時間T1以上継続して出力されている場合にのみ、制御回路17に停止指令信号を出力して電源装置1の出力を停止させる。したがって、入力ライン12の異常が電源装置1に影響を及ぼさない範囲の第1の時間T1に達しない場合は、電源装置1から負荷16に継続して電力を供給することができ、短時間の入力異常で負荷16が突然動作停止する問題を回避できる。
また、この第1実施形態では、入力検出回路21からの異常検出信号が第2の時間T2以上継続すると、アラーム指令信号を出力するアラーム遅延回路32と、このアラーム遅延回路32からのアラーム指令信号を入力すると、アラーム報知を行なうアラーム送出回路23と、を備えている。こうすると、入力検出回路21から出力される異常検出信号が第2の時間T2以上継続すると、アラーム遅延回路32からアラーム送出回路23にアラーム指令信号が出力され、アラーム報知が行なわれる。これにより、入力異常が一定時間継続した時点で、アラーム報知を行なうことができる。
しかもここでは、第1の時間T1を第2の時間T2よりも長い時間に設定することで、アラーム報知が行なわれてから電源装置1の電力供給が停止するまで、一定のタイムラグを持たせることができる。そのため、このタイムラグの間に負荷16を正常にシャットダウンさせることができ、負荷16の誤動作を回避することが可能になる。
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づき説明する。ここでは、前述した出力遅延回路31とアラーム遅延回路32を、共通するタイマで作動する出力・アラーム遅延回路41として設けている点が、前記第1実施形態と異なる。それ以外の各部の構成とその動作は、第1実施形態で示したものと全く共通している。
本実施形態では、入力検出回路21からの異常検出信号が第1の時間T1以上継続すると、制御手段17に停止指令信号を出力し、入力検出回路21からの異常検出信号が第2の時間T2以上継続すると、アラーム指令信号を出力する遅延部を、出力・アラーム遅延回路41として設け、制御回路17は、出力・アラーム遅延回路41からの停止指令信号を入力すると電源装置1の出力を停止させ、アラーム送出回路23は、出力・アラーム遅延回路41からのアラーム指令信号を入力すると、アラーム報知を行なう構成となっている。
そのため、入力ライン12の異常が電源装置1に影響を及ぼさない範囲の第1の時間T1未満である場合は、電源装置1から負荷16に継続して電力を供給することができ、短時間の入力異常で負荷16が突然動作停止する問題を回避することができる。また、入力検出回路21から出力される異常検出信号が第2の時間T2以上継続すると、今度は出力・アラーム遅延回路41からアラーム送出回路23にアラーム指令信号が出力され、アラーム報知が行なわれる。そのため、入力異常が一定時間継続した時点で、アラーム報知を行なうことができる。
さらにこの場合は、共通する出力・アラーム遅延回路41によって、制御回路17への停止指令信号と、アラーム送出回路23へのアラーム指令信号を出力するので、異常検出信号が出力される継続時間のカウントを共通に行なって、装置構成を簡素化することができる。
また、この第2実施形態においても、第1の時間T1を第2の時間T2よりも長い時間に設定するのが好ましい。すなわち、アラーム報知が行なわれてから電源装置1の電力供給が停止するまで、一定のタイムラグを持たせることができるため、このタイムラグの間に負荷16を正常にシャットダウンさせることができ、負荷16の誤動作を回避することが可能になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施形態では、出力遅延回路31や出力・アラーム遅延回路41から、停止回路22を経て停止指令信号を出力するように構成しているが、出力遅延回路31や出力・アラーム遅延回路41が制御回路17に直接停止指令信号を出力してもよい。
本発明の第1実施形態における電源装置のブロック構成図である。 同上、各部の動作状態を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態における電源装置のブロック構成図である。 従来例における電源装置のブロック構成図である。 同上、各部の動作状態を示すタイミングチャートである。
1 電源装置
12 入力ライン
16 負荷
17 制御回路(制御部)
21 入力検出回路(異常検出部)
23 アラーム送出回路(アラーム送出部)
31 出力遅延回路(第1の遅延部)
32 アラーム遅延回路(第2の遅延部)
41 出力・アラーム遅延回路(遅延部)

Claims (5)

  1. 多相交流入力ラインからの電力供給を受けて、負荷に所望の電力を供給する電源装置に設けられ、
    前記入力ラインの異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部からの異常検出信号により前記電源装置の出力を停止させる制御部と、を備えた多相入力の異常監視装置において、
    前記入力ラインの異常が解消しない限り、前記異常検出信号が継続して出力するように前記異常検出部を構成し、
    前記異常検出部からの異常検出信号が第1の時間未満に解消されれば、前記制御部に停止指令信号を出力せず、前記異常検出部からの異常検出信号が前記第1の時間以上継続すると、前記制御部に停止指令信号を出力する第1の遅延部を備え、
    前記制御部は、前記第1の遅延部からの停止指令信号を入力すると前記電源装置の出力を停止させる構成としたことを特徴とする多相入力の異常監視装置。
  2. 前記異常検出部からの異常検出信号が第2の時間以上継続すると、アラーム指令信号を出力する第2の遅延部と、
    前記アラーム指令信号を入力すると、アラーム報知を行なうアラーム送出部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の多相入力の異常監視装置。
  3. 前記第1の時間を、前記第2の時間よりも長い時間に設定したことを特徴とする請求項2記載の多相入力の異常監視装置。
  4. 多相交流入力ラインからの電力供給を受けて、負荷に所望の電力を供給する電源装置に設けられ、
    前記入力ラインの異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部からの異常検出信号により前記電源装置の出力を停止させる制御部と、アラーム報知を行なうアラーム送出部と、を備えた多相入力の異常監視装置において、
    前記入力ラインの異常が解消しない限り、前記異常検出信号が継続して出力するように前記異常検出部を構成し、
    前記異常検出部からの異常検出信号が第1の時間未満に解消されれば、前記制御部に停止指令信号を出力せず、前記異常検出部からの異常検出信号が前記第1の時間以上継続すると、前記制御部に停止指令信号を出力し、前記異常検出部からの異常検出信号が第2の時間以上継続すると、アラーム指令信号を出力する遅延部を備え、
    前記制御部は、前記遅延部からの停止指令信号を入力すると前記電源装置の出力を停止させ、
    前記アラーム送出部は、前記遅延部からのアラーム指令を入力すると、アラーム報知を行なう構成としたことを特徴とする多相入力の異常監視装置。
  5. 前記第1の時間を、前記第2の時間よりも長い時間に設定したことを特徴とする請求項4記載の多相入力の異常監視装置。
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