JP4775645B2 - プリント装置用マガジン及びプリント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリントヘッドによって画像を形成されるプリント媒体を収納するプリント装置用マガジン、及びプリント媒体を収納するマガジンと、前記マガジンから前記プリント媒体を供給する供給ユニットと、前記供給ユニットによって供給されたプリント媒体に画像を形成するプリント部と、前記マガジンと前記供給ユニットと前記プリント部のための収納空間を内部に形成するハウジング壁体とを備えたプリント装置に関し、特には、プリント媒体の周辺湿度を適切に維持する技術に関する。
プリント媒体としての感熱記録紙ロールを常に一定湿度範囲下で給紙マガジン内に保持するため、マガジン本体内が高湿度の時には吸湿し、低湿度の時には加湿する調湿材料としての調湿紙を給紙マガジンの内側下部に形成された載置トレーに設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。多孔質の無機粉体材料とセルロース繊維とを漉き合わせたものである調湿紙を使用前処理として保持したい湿度環境に4時間以上放置した後、載置トレーに載置すると、調湿紙の調湿対象空間が使用前処理を行った湿度環境よりも高湿度になったときには、調湿紙が調湿対象空間内の湿気を吸収し、迅速に使用前処理の湿度環境まで吸湿を行うとともに、調湿紙の調湿対象空間が使用前処理を行った湿度環境よりも低湿度に乾燥したときには、調湿紙に吸収されている水分を対象の空間内に放出し、迅速に使用前処理の湿度環境まで加湿を行ない、調湿対象空間内を使用前処理を行った湿度環境に維持する。しかしながら、このような給紙マガジンの内側下部に調湿紙を配置するだけでは、給紙マガジン内の湿度分布を所望のものにすることが困難である。例えば、非常に湿度に敏感なプリント媒体を取り扱う場合や熱勾配の大きな場所に給紙マガジンを配置する場合、あるいは給紙マガジン自体の内部構造によっては、給紙マガジンの内部空間においてもより強く除湿(又は加湿)したい領域や軽めに除湿(又は加湿)したい領域が存在することも考慮する必要がある。
また、給紙マガジンの内部には直接調湿機構は設けずに、給紙マガジンが装着される装置内部に調湿機構を設けることによってプリント媒体の環境を所定範囲の湿度に維持することも考えられる。そのような例として、用紙を収納する用紙収納部と、通電駆動されて発熱し、前記用紙収納部に収納された用紙に除湿作用を及ぼす除湿ヒータと、用紙の保湿量に影響を及ぼす因子の状態である保湿量影響因子状態を判定する判定手段と、判定された保湿量影響因子状態に応じて前記除湿ヒータの通電駆動状態を制御する制御手段とを備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。この画像形成装置では、用紙の保湿量に影響を及ぼす因子の状態である保湿量影響因子状態が判定手段によって判定され、その判定結果に応じて除湿ヒータの通電駆動状態が制御され、これにより、除湿ヒータが用紙の保湿量に応じて制御されることになり、用紙の保湿量が望ましい状態に維持される。しかしながら、この湿度制御でも、画像形成装置の内部空間における湿度分布は全く考慮されておらず、単に用紙収納部周辺の湿気を除去することだけが意図されている。
特開平10−29355号公報(段落番号0009−0019、図1) 特開2002−68504号公報(段落番号0011−0012、図1)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、湿度分布を熱勾配を有する周囲環境といった外乱要因により湿度分布の乱れが発生しやすい状況下であっても、プリント媒体を収納するマガジンの内部空間、あるいはマガジンを装着しているプリント装置の内部空間における湿度分布を適切にするための技術を提供することである。
プリントヘッドによって画像を形成されるプリント媒体を収納するプリント装置用マガジンにおいて、上記課題を解決するため、本発明では、前記プリント媒体のための収納空間を内部に形成するハウジング壁体と、前記ハウジング壁体の複数箇所に前記ハウジング壁体の一部を形成するように設けられたプレート状の調湿ユニットと、前記湿度測定手段からの測定結果に基づいて前記複数の調湿ユニットを個別に制御する調湿制御部と、前記複数の調湿ユニットのそれぞれの周辺湿度を検出する複数の湿度測定手段と、が備えられ、前記調湿ユニットが電圧印加により一方面が空気中の水分子から水素イオンを取り込む吸湿面として機能するとともに他方面が前記水素イオンと空気中の酸素とを反応させて水分子を放出する放湿面として機能する固体高分子電解質膜を備え、前記調湿制御部は前記湿度測定手段からの測定結果に基づいて、前記収納空間が予め設定された湿度分布となるように前記複数の調湿ユニットを個別に制御する。
プリント媒体を収納する、実質的に密閉された収納空間を作り出すハウジング壁体の複数箇所に、このハウジング壁体の一部分として形成されたプレート状の調湿ユニットを、収納空間が予め設定された湿度分布となるように個別制御することで、この収納空間はプリント媒体にとって適切な湿度環境となる。つまり、本発明では、収納空間を各調湿ユニットによって調湿される領域に区分けしておくと、それぞれの区分けされた領域毎に吸湿又は放湿処理が実行可能となるので、従来の技術に較べ収納空間内においてより正確な湿度分布を実現することができる。
また、上記構成では、各調湿ユニットの周辺湿度を検出する湿度測定手段により複数の調湿ユニットがフィードバック制御されるため、より正確な湿度分布を得ることができる。例えば、各調湿ユニットの収納空間側の周辺領域の湿度が高すぎる時にはその調湿ユニットの内側面(収納空間側)が吸湿面となるように制御し、湿度が低すぎる時にはその調湿ユニットの内側面(収納空間側)が放湿面となるように制御する。
なお、各調湿ユニットの収納空間側の周辺領域の湿度を測定する湿度測定手段として、流通している各種湿度センサを利用することが可能であるが、本発明の好適な実施形態の1つとして、前記調湿ユニットを構成する固体高分子電解質膜自体の導通電流を計測することによりその調湿ユニットの周辺領域の湿度を決定するように構成することが提案される。これは、固体高分子電解質膜の陽極4において、H2O→2H+ +1/2O2 +2eの反応が生じ、生成したH+ は膜1を通って陰極5に移動して、2H++1/2O2 +2e→H2O (電解質膜を移動してきた水素イオン(H+)が、空気中の酸素と反応して水分子を生成する)の反応が起こるが、このときに流れる電流は上記のように分解される水分の量に比例することを利用する。つまり、湿度と電流との関係はかなり良好な直線関係が得られることから固体高分子電解質膜自体を周囲空気の湿度検出に利用するのである。これにより、付加的な湿度センサが不要となるので、全体構成が簡単化される。
収納空間を作り出しているハウジング壁体のどの箇所に複数の調湿ユニットを適切に配置することにより、所望の湿度分布が得られるが、例えば、マガジンの構造が、前記収納空間にロール状に巻かれたロール体として前記プリント媒体が収納されるとともにその先端を前記ハウジング壁体に形成された引き出し口を通じて外部に突き出させているような形態の場合、ロール状に巻かれたロール体においてはプリント媒体は自ら保有湿気成分により十分な湿度が保持されるのに対して、ロール体から引き出された状態のプリント媒体は乾燥しやすくなる。このため、プリント媒体のロール体から引き出された部分の周辺領域がロール体周辺領域より高湿となる湿度分布をマガジンの内部空間に作り出すように、これらを個別に制御することで、プリントヘッドに送り込まれるプリント媒体が乾燥し過ぎているといった不都合を防ぐことができる。その際、少なくとも1つの調湿ユニットをロール体に対向する位置に、他の少なくとも1つ引き出し口近傍の位置に配置することが好ましい。
プリント媒体を収納するマガジンと、前記マガジンから前記プリント媒体を供給する供給ユニットと、前記供給ユニットによって供給されたプリント媒体に画像を形成するプリント部と、前記マガジンと前記供給ユニットと前記プリント部のための収納空間を内部に形成するハウジング壁体とを備えたプリント装置において、上記課題を解決するため、本発明では、前記ハウジング壁体の複数箇所に前記ハウジング壁体の一部を形成するように設けられたプレート状の調湿ユニットと、前記複数の調湿ユニットのそれぞれの周辺湿度を検出する複数の湿度測定手段と、前記湿度測定手段からの測定結果に基づいて前記複数の調湿ユニットを個別に制御する調湿制御部とが備えられ、前記調湿ユニットが電圧印加により一方面が空気中の水分子から水素イオンを取り込む吸湿面として機能するとともに他方面が前記水素イオンと空気中の酸素とを反応させて水分子を放出する放湿面として機能する固体高分子電解質膜を備え、前記調湿制御部は前記供給ユニットによってプリント部に供給されるプリント媒体の周辺領域が前記プリント部の周辺領域より高湿となる湿度分布を作り出すように前記複数の調湿ユニットを個別に制御する
このように構成されたプリント装置においても、マガジンだけではなく種々のプリント機器が収納される、実質的に密閉された内部空間を作り出すハウジング壁体の複数箇所に、このハウジング壁体の一部分として形成されたプレート状の調湿ユニットは、プリント装置の内部空間における各調湿ユニットに面した領域の湿度が高すぎる時にはその調湿ユニットの内側面(内部空間側)が吸湿面となるように電気制御され、湿度が低すぎる時にはその調湿ユニットの内側面(収納空間側)が放湿面となるように電気制御される。つまり、プリント装置の内部空間を各調湿ユニットによって調湿される領域に区分けしておき、それぞれの区分けされた領域毎に吸湿又は放湿処理が実行可能となるので、プリント内部において高湿度が要求される領域が低湿度が要求される領域が存在しても、所望の湿度分布を実現することができる。
特に、上記構成では、調湿制御部が、供給ユニットによってプリント部に供給されるプリント媒体の周辺領域がプリント部の周辺領域より高湿となる湿度分布を作り出すように複数の調湿ユニットを個別に制御するため、プリント部には電子精密機器が密集すること、及びプリント部に送り込まれるプリント媒体はある程度湿気を有していることが、特にインクジェットタイプなどでは必要であることを考慮するならば、好都合である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1及び図2に示すように本体ハウジング壁体10の下部に2つのマガジン収容部A、Aを配置し、本体ハウジング壁体10の上部にインクの吹き付けによってプリントを行うインクジェット型のプリント部Bを配置し、本体ハウジング壁体10の側部にインク貯留部Cを配置し、更に、本体ハウジング壁体10の上面部に比較的小さいサイズのペーパーP(プリント媒体の一例)を横送りベルト11で送り出す仕分け部12と、大きいサイズのペーパーPを受け止めるラック板13とを配置してインクジェット型のプリント装置が構成されている。
このプリント装置では、前記ペーパーPとして、表裏にレジンコート膜を形成したベースの表面側に、微細な孔を多数形成した多孔質インク受容層を形成することにより、表面に光沢を持たせた多孔タイプのものを使用している。
前記2つのマガジン収容部A、Aは、上下に位置する関係に配置され、何れのマガジン収容部Aとも、本体ハウジング壁体10の一部を構成する前壁部10Aと一体的なスライド作動によって開閉自在なドロワー15を備え、マガジン(以下単にマガジンと略称する)Mをセットできるように構成されている。このマガジンMは、図3に示すように、プリント媒体としてのロール状のペーパーPを収容する収容空間を作り出すマガジンハウジング壁体1と、このマガジンハウジング壁体内でペーパーPを支持する一対の支持ローラ2と、ペーパーPを圧着して搬送する圧着型のフィードローラ3を備えている。
前記プリント部Bは、マガジン収容部Aから供給されるペーパーPに対して前記プリントヘッドH(図3を参照)でのインクの吹き付けによって画像のプリントを行うよう構成され、このプリント部Bの前方に透明な樹脂板製の窓部Wを形成した上部壁部10Bを開閉自在に備えている。
前記インク貯留部Cは、縦向き姿勢の軸芯周りで揺動開閉自在な側部壁体10Cの内部に異なる色相の複数のインクカートリッジ16を交換自在に配置している。尚、夫々のインクカートリッジ16は、ブラック(BK)、ライトブラック(LK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、イエロー(Y)のインクを封入した7色のものが使用される。図面には示していないが、このインクジェット型のプリント装置は、前記インクカートリッジ16に封入されたインクを空気圧によって送り出し、サブタンク(図示せず)に一時的に貯留した後、前記プリントヘッドHに供給するインクの供給系を備えている。
〔搬送系の構成〕
図3、図4に示すように、このプリント装置は、前記マガジンMからのペーパーPを、供給ユニットU1でプリント部Bに供給し、このプリント部Bではプリント搬送ユニットU2で搬送を行いながらプリント処理を実行し、このプリントの後には、カッターユニットU3でプリントサイズに切断し、この後に、スイッチバックユニットU4から排出ユニットU5で搬送して送り出す搬送系を備えている。
前記供給ユニットU1は、下側のマガジンMから送り出されたペーパーPを上方にガイドするように、上側のマガジン収容部Aに備えられたガイド体18と、上側のマガジンMから送り出されたペーパーPを上方にガイドするガイド体19とを備えている。図3に示すように、この供給ユニットU1では、前記支持ローラ2とフィードローラ3とを駆動してマガジンMからのペーパーPの送り出しと、マガジンMへの巻き戻しとを行う第1モータD1を備えている。
前記プリント搬送ユニットU2は、前記プリントヘッドHの上流側に配置された圧着型の第1搬送ローラ21と、プリントヘッドHの下流側に配置された圧着型の第2搬送ローラ22とを備えると共に、この第1、第2搬送ローラ21、22の中間位置においてペーパーPの裏面側を案内する案内プレート23を備えている。この案内プレート23の下方位置には、この案内プレート23に形成された多数の貫通孔を介してペーパーPに負圧を作用させる負圧ケース24と、負圧ケース24の内部の空気を排出して負圧を発生させるファン25とを備えている。
前記第1搬送ローラ21は、ペーパーPを圧着搬送するための従動ローラ21Aを備え、前記第2搬送ローラ22は、ペーパーPを圧着搬送するための従動ローラ22Aを備え、第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22とを同期駆動するベルト駆動連動26を備えている。そして、このプリント搬送ユニットU2には、第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22とを同期して駆動する第2モータD2を備えている。
図4に示すように、主走査方向(ペーパーPの幅方向)に沿う姿勢で配置されたガイドレール27でガイドされるスライダー28にキャリッジ29を支持し、このキャリッジ29の下面側に前記プリントヘッドHを支持している。
前記ガイドレール27の両端部の近傍位置に配置した一対のプーリ30にタイミングベルト型の駆動ベルト31を巻回し、一方のプーリ30を駆動する主走査用の走査モータDSを備え、駆動ベルト31にキャリッジ29を固定することにより、走査モータDSの駆動力でプーリ30を駆動回転してキャリッジ29と一体的にプリントヘッドHを往復作動させるよう構成している。
このような構成から、ペーパーPに画像をプリントする際には、第1、第2搬送ローラ21、22によってペーパーPをプリント位置に供給し、案内プレート23から負圧を作用させることにより、案内プレート23にペーパーPを吸着させてペーパーPの平面精度を高めた状態で、キャリッジ29を主走査方向に沿う一方の方向に作動させ乍ら(主走査方向への作動に伴い)、この作動と連係してプリントヘッドHからペーパーPにインクを噴射することにより設定されたプリント幅で画像のプリントを行うことになる。
つまり、プリント時には、キャリッジ29が作動端に達した後に、第2モータD2で前記第1、第2搬送ローラ21、22を駆動することにより前記プリント幅に対応した単位搬送量だけペーパーPを搬送し、この後、キャリッジ29を主走査方向に沿う他方(逆方向)に作動させ乍ら、この作動と連係してプリント幅でのプリント作動を行い、このプリント作動を反復することによりペーパーPに画像のプリントが行われる。
前記カッターユニットU3は、図3、図4に示すように、フレーム(図示せず)に固定された固定刃35と、可動刃36と、この可動刃36を駆動するカッターモータDCと、このカッターモータDCからの回転駆動力を往復作動力に変換するクランク式の駆動機構37とを備えると共に、このカッターユニットU3の切断位置を通過したペーパーPを搬送する圧着型の排出ローラ38を備え、この排出ローラ38を駆動する第3モータD3を備えている。
前記スイッチバックユニットU4は、駆動ローラ40と、これに圧着する位置に配置された遊転型の反転ローラ41と、反転ローラ41を駆動ローラ40の軸芯周りで正逆両方向に90度作動させる反転機構とを備えている。このスイッチバックユニットU4では、前記排出ローラ38で搬送されることにより先端側から送り込まれるペーパーPを駆動ローラ40と反転ローラ41とで圧着した状態で更に搬送した後、図3に矢印で示すように、反転ローラ41を前記駆動ローラ40の軸芯周りで90度回転させた後、駆動ローラ40を逆転させることにより、ペーパーPを後端側から排出ユニットU5に送り出し、ペーパーPの表裏を反転させるよう構成されている。このスイッチバックユニットU4では、前記駆動ローラ40を駆動する第4モータD4と、反転ローラ41を反転作動させる反転モータDRを備えている。
前記排出ユニットU5は、ペーパーPを搬送する複数の圧着ローラ45を備えると共に、この圧着ローラ45で搬送されるペーパーPを本体ハウジング壁体上部の横送りベルト11とラック板13との何れかに送り出す経路切り換え機構(図示せず)を備えている。この排出ユニットU5では、圧着ローラ45を駆動する第5モータD5を備えている。
本発明のプリント装置では、2つの前記マガジンMには、マガジンMから引き出されるペーパーPの湿度が適正な範囲内に入るように、マガジンM内の湿度、つまりペーパーPの収納空間の湿度が適正な状態に維持する必要がある。この目的のため、図5と図6から理解できるように、マガジンハウジング壁体1の一部がプレート状の調湿ユニット6で形成されている。つまり、マガジンハウジング壁体1の前壁部1aと上壁部1bと後壁部1cの一部に矩形の切り欠き1zを形成し、その切り欠き1zに調湿ユニット6を装着している。なお、マガジンハウジング壁体1は、図5から明らかなように、上下で二分割されており、上半分が下半分に対して揺動可能であり、この上半分を開放することにより、ロール状に巻かれたペーパーPであるロール体を装填することが可能となり、上半分と下半分が閉じた状態では、ペーパーPの出口となる引き出し口1yを除いて実質的に密封され、その内部に実質的に内部から閉ざされた収納空間を作り出している。
前記調湿ユニット6は、リード線64に接続された多孔性電極61と62で分子電解質である固定高分子電解質膜63を挟み込んだ構造を有し、多孔性電極61と62に直流電圧を印加すると、陽極側において湿気は水素イオンと酸素に分解し、分解された水素イオンは固定高分子電解質膜63を移動し陰極側で水素イオンは空気中の酸素と反応して水分子となる。従って、リード線64に正負いずれかの直流電圧を印加することにより、一方面が空気中の水分子から水素イオンを取り込む吸湿面として機能するとともに他方面が前記水素イオンと空気中の酸素とを反応させて水分子を放出する放湿面として機能することになる。
この実施の形態では、図6に示すように、ペーパーPのロール体から引き出し口1yに延びていくペーパーPの搬送経路周辺領域に面するように第1の調湿ユニット6Aと第2の調湿ユニット6Bがマガジンハウジング壁体1の前壁部1aと上壁部1bが配置されており、ロール体の後方周辺領域に面するように第3の調湿ユニット6Cがマガジンハウジング壁体1の後壁部1cに配置されている。従って、例えば、第1の調湿ユニット6Aと第2の調湿ユニット6Bの内面(ペーパー収容空間側)が放湿面として機能するように制御すると、ペーパーPの搬送経路周辺領域の湿度が急速に高くなり、第1の調湿ユニット6Aの内面(ペーパー収容空間側)が放湿面又は吸湿面として機能するように制御するとともに第2の調湿ユニット6Bの内面が吸湿面又は放湿面として機能するように制御することで、ペーパーPの搬送経路周辺領域の湿度が比較的高いレベルで保持される。第1の調湿ユニット6Aと第2の調湿ユニット6Bの作動を通じてロール体の周辺領域の湿度が高くなり過ぎると第3の調湿ユニット6Cの内面(ペーパー収容空間側)が吸湿面として機能するように制御すればよい。もちろん、ロール体の周辺領域の湿度をより高くしたい場合には、第3の調湿ユニット6Cの内面(ペーパー収容空間側)が放湿面として機能するように制御することになる。このように、マガジンMに設けられた複数の調湿ユニット6を個別に制御することにより、マガジンM内の湿度分布を所望通りに設定することが可能となる。
さらに、マガジンハウジング壁体1の内面側で、前記調湿ユニット6が取り付けられている周辺領域には、調湿ユニット6をフィードバック制御するための湿度測定手段としての湿度センサ7が備えられている。
〔制御系の構成〕
前記複数の調湿ユニット6は、図7に示すように、調湿ユニット制御デバイス60を介して制御装置50で制御される。この制御装置50は、マイクロプロセッサを備えており、ソフトウエア又はハードウエアあるいはその両方で構築される搬送制御部51と、プリント制御部52と、調湿制御部53とを備えている。このため、制御装置50は、プリントヘッドHと、供給ユニットU1と、プリント搬送ユニットU2と、カッターユニットU3と、スイッチバックユニットU4と、排出ユニットU5夫々を制御するための出力系、及び、前記湿度センサ7で計測された信号に基づいて前述した3つの調湿ユニット6A、6B、6Ccを個別制御するために、前記湿度センサ7で計測された信号が入力する信号系と、調湿ユニット制御デバイス60に制御信号を出力する信号系とを備えている。
調湿ユニット制御デバイス60には、直流電源とアースが接続されており、制御装置50に構築された調湿制御部53を通じて送られてきた制御信号に基づいて、各調湿ユニット6A、6B、6Cに与える直流電圧の極性を個別に決定し、マガジンMの収納空間に対して各調湿ユニット6A、6B、6CBを除湿動作状態、加湿動作状態、あるいは非動作状態にする。調湿制御部53は、予め前設定されている各領域湿度測定値と各調湿ユニット6A、6B、6Cとの制御モードの組み合わせテーブルを参照して湿度センサ7で計測された信号に基づいて適切な制御信号を作り出して調湿ユニット制御デバイス60に与える。
一般的な調湿制御では、第1調湿ユニット6Aをその内面が放湿面として機能するように動作させ、第2調湿ユニット6Bをその内面が吸湿面として機能するように動作させることで、マガジンM内のペーパーPの搬送経路周辺領域の湿度を比較的高いレベルに保持する。第3調湿ユニット6CはペーパーPのロール体周辺の湿度が所定湿度(ロール体の乾燥が進まない程度の湿度)になるように除湿又は加湿の選択制御を行う。これにより、マガジンMから引き出され、モータなどの発熱により乾燥しがちな本体ハウジング内を搬送されていくペーパーPは、十分な湿度を有しているので、急激な方向転換経路においても表面に微細な割れを生じるといった不都合は解消される。特に、写真プリントのように高画質なプリントが要求される場合、ペーパーPとして、光沢面を作り出すための樹脂等の層を表面に形成されている多孔タイプが用いられ、この種のペーパーPの表面は、低湿度である場合に表面に微細な割れを生じやすい、硬い面質である。従って、十分な湿気を与えてペーパー搬送路に送り出すことは大変重要である。
前記搬送制御手段51での制御形態の概要を図8のフローチャートのように示すことが可能である。つまり、プリント処理を行う際には、このプリント処理に先立ってマガジンMに収容されたペーパーPを引き出して前記供給ユニットU1からプリント搬送ユニットU2に供給してプリント処理を実現する(#101〜#103ステップ)。
このプリント処理では、プリントヘッドHが主走査方向に作動する毎に、このプリントヘッドHによるプリント幅に対応した量だけペーパーPの搬送を行い、次に、プリント処理後のペーパーPをカッターユニットU3において必要とするサイズに切断し、このように切断されたペーパーPをスイッチバックユニットU4において表裏を入れ換えた状態で排出ユニットU5に送り、この排出ユニットU5から前記横送りベルト11あるいはラック板13に排出する(#104、#105ステップ)。
このようにプリント処理が行われた後には、設定時間以上経過するまでに、次のプリント処理を行う場合には、前述と同様に、プリント搬送ユニットU2にペーパーPを供給すると共に、プリント処理後のペーパーPをカッターユニットU3において必要とするサイズに切断し、このように切断されたペーパーPをスイッチバックユニットU4において表裏を入れ換えた状態で排出ユニットU5に送り、この排出ユニットU5から前記横送りベルト11あるいはラック板13に排出する制御を行う。また、先に行われたプリント処理から設定時間以上経過した場合、又は、作業を終了する際には、マガジンMに対してペーパーPを巻き戻す処理が行われれる(#106〜#109ステップ)。
このような処理を行うことにより、マガジンMからペーパーPが引き出された状態が長時間継続しないようにしており、継続してプリントを行わない場合にはペーパーPをマガジンMに巻き取り、マガジンM内においてペーパーPの湿度を適正に維持できるようにしている。
前記プリント制御手段52は、フローチャートには示していないが、前記走査モータDSを作動させ、この作動と同期して前記プリントヘッドHからインクを噴出することによりペーパーPに画像を形成する処理を実現する。
上述した実施の形態では、マガジンハウジング壁体1に調湿ユニット6を設けて、マガジンM内に形成された収納空間の湿度分布を制御していたが、これに変えて、図9に示すように、プリント装置の本体ハウジング壁体10に調湿ユニット6を設けて、プリント装置内の内部空間の湿度分布を制御してもよい。図9で示す例では、マガジンMが備えられている内部空間領域に面する両側の本体ハウジング壁体部分に切り欠きを設けてそこに下側調湿ユニット6xを装着しているとともに、プリントヘッドHが備えられている内部空間領域に面する両側の本体ハウジング壁体部分に切り欠きを設けてそこに上側調湿ユニット6yを装着している。その内面が放湿面として機能するように下側調湿ユニット6xを動作させ、その内面が吸湿面として機能するように上側調湿ユニット6yを動作させることにより、引前記供給ユニットU1によってプリント部Bに供給されるペーパーPの周辺領域がプリント部Bの周辺領域より高湿となる湿度分布をプリント装置の内部空間に作り出すことができる。
上述した、実施の形態では、湿度測定手段として湿度センサ7を調湿ユニット6の周辺に設けられていたが、この湿度測定手段として調湿ユニット6における固体高分子電解質膜63の導通電流を計測することによりこの固体高分子電解質膜63つまり調湿ユニット6の周囲空気の湿度を測定する構成を採用してもよい。この場合、調湿ユニット制御デバイス60に各調湿ユニット6からのリード線64を流れる電流を測定する電流測定器を組み込み、所定のインターバルで湿度値としての電流値を制御装置50の調湿制御部53に転送して、各調湿ユニット6の制御に利用するようにするとよい。
調湿可能なマガジンを組み込んだ写真プリント装置の全体を示す斜視図 図1による写真プリント装置の一部を開放した状態を示す斜視図 図1による写真プリント装置のペーパーの搬送系を示す模式図 プリント部のペーパーの搬送構造を示す斜視図 調湿ユニットを備えたマガジンを示す断面図 調湿ユニットを備えたマガジンを示す斜視図 制御系のブロック図 搬送制御のフローチャート 本体ハウジングに調湿ユニットを備えた写真プリント装置の模式図
符号の説明
1:マガジンハウジング壁体
6:調湿ユニット
6A:第1調湿ユニット
6B:第2調湿ユニット
6C:第3調湿ユニット
6x:下側調湿ユニット
6y:上側調湿ユニット
7:湿度センサ(湿度測定手段)
10:本体ハウジング壁体
53:調湿制御部
60:調湿ユニット制御デバイス
61:多孔性電極
62:多孔性電極
63:固体高分子電解質膜
64:リード線
7 湿度センサ
B プリント部
P プリント媒体(ペーパー)
H プリントヘッド
M マガジン
U1 供給ユニット
X 切換ユニット

Claims (4)

  1. プリントヘッドによって画像を形成されるプリント媒体を収納するプリント装置用マガジンにおいて、
    前記プリント媒体のための収納空間を内部に形成するハウジング壁体と、
    前記ハウジング壁体の複数箇所に前記ハウジング壁体の一部を形成するように設けられたプレート状の調湿ユニットと、
    前記複数の調湿ユニットを個別に制御する調湿制御部と、
    前記複数の調湿ユニットのそれぞれの周辺湿度を検出する複数の湿度測定手段と、が備えられ、
    前記調湿ユニットが電圧付加により一方面が空気中の水分子から水素イオンを取り込む吸湿面として機能するとともに他方面が前記水素イオンと空気中の酸素とを反応させて水分子を放出する放湿面として機能する固体高分子電解質膜を備え、
    前記調湿制御部は前記湿度測定手段からの測定結果に基づいて、前記収納空間が予め設定された湿度分布となるように前記複数の調湿ユニットを個別に制御するプリント装置用マガジン。
  2. 前記湿度測定手段は前記固体高分子電解質膜の導通電流を計測することにより前記固体高分子電解質膜の周囲空気の湿度を測定するように構成されていることを特徴とする請求項に記載のプリント装置用マガジン。
  3. 前記プリント媒体は前記収納空間にロール状に巻かれたロール体として収納されるとともにその先端が前記ハウジング壁体に形成された引き出し口を通じて外部に突き出しており、前記調湿制御部は前記プリント媒体のロール体から引き出された部分の周辺領域がロール体周辺領域より高湿となる湿度分布を作り出すように前記複数の調湿ユニットを個別に制御することを特徴とする請求項1項または2に記載のプリント装置用マガジン。
  4. プリント媒体を収納するマガジンと、前記マガジンから前記プリント媒体を供給する供給ユニットと、前記供給ユニットによって供給されたプリント媒体に画像を形成するプリント部と、前記マガジンと前記供給ユニットと前記プリント部のための収納空間を内部に形成するハウジング壁体とを備えたプリント装置において、
    前記ハウジング壁体の複数箇所に前記ハウジング壁体の一部を形成するように設けられたプレート状の調湿ユニットと、
    前記複数の調湿ユニットのそれぞれの周辺湿度を検出する複数の湿度測定手段と、
    前記湿度測定手段からの測定結果に基づいて前記複数の調湿ユニットを個別に制御する調湿制御部とが備えられ、
    前記調湿ユニットが電圧付加により一方面が空気中の水分子から水素イオンを取り込む吸湿面として機能するとともに他方面が前記水素イオンと空気中の酸素とを反応させて水分子を放出する放湿面として機能する固体高分子電解質膜を備え
    前記調湿制御部は前記供給ユニットによってプリント部に供給されるプリント媒体の周辺領域が前記プリント部の周辺領域より高湿となる湿度分布を作り出すように前記複数の調湿ユニットを個別に制御するプリント装置。
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