JP4775110B2 - バルブタイミング制御装置 - Google Patents
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Description
ここで、保持学習値gdvtに対して、偏差Δevtに比例する補正値である比例項pdvtが加算され、偏差Δevtの変化速度d(Δevt)/dtに比例する補正値である微分項ddvtが減算される。こうして算出された制御値t_dvtに基づいて油圧制御が行われることにより、作動タイミングの実位相evtは目標位相evttに近づくように変化することとなる。
請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランクシャフトとカムシャフトとの相対回転位相を液圧の制御に基づき調節することにより機関バルブの作動タイミングを許容範囲内で可変とする可変動弁機構に適用されて、前記相対回転位相を保持せしめる際の前記液圧の制御値であって前記作動タイミングの実位相が安定したときに更新される保持学習値、前記内燃機関の運転状態に基づいて算出される前記作動タイミングの目標位相と前記作動タイミングの実位相との偏差に比例する値であって前記保持学習値に加算される比例項、及び同偏差の変化速度に比例する値であって前記保持学習値から減算される微分項に基づき前記実位相を前記目標位相に一致させるように前記作動タイミングを制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であり、前記保持学習値が所定期間更新されないときに前記目標位相と前記実位相との偏差が小さくなるように前記保持学習値を強制的に更新する内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記保持学習値を強制的に更新する際の前記実位相が前記目標位相よりも大きいときには前記保持学習値から所定値を減算することにより前記保持学習値を更新し、前記保持学習値を強制的に更新する際の前記実位相が前記目標位相よりも小さいときには前記保持学習値に所定値を加算することにより前記保持学習値を更新することをその要旨とする。
以下、本発明の内燃機関のバルブタイミング制御装置(以下、単にバルブタイミング制御装置という。)の第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。なお、本実施形態では、バルブタイミング制御装置の適用される内燃機関として、直列4気筒のガソリンエンジンが採用されている。
図1に示されるように、内燃機関1にはシリンダヘッド2及びシリンダブロック3が配設されており、シリンダブロック3に形成された各気筒内にはそれぞれピストン30が往復動可能に配設されている。ピストン30にはコネクティングロッド31を介してクランクシャフト5が連結されており、ピストン30の往復動はコネクティングロッド31によりクランクシャフト5の回転運動に変換される。
図2に示されるように、可変動弁機構20は、内部ロータ40、ハウジング42、及びカバー43を備えている。
図3に示されるように、ハウジング42の内周面には、内部ロータ40のベーン41と同数(本実施形態では4つ)の突部44が突出して形成されており、隣り合う突部44の間には同数の凹部45がそれぞれ形成されている。そして、これら凹部45には、ベーン41が収容されている。ベーン41の先端面は凹部45の内周面と摺接しており、突部44の先端面は内部ロータ40の外周面と摺接している。内部ロータ40及び吸気カムシャフト6と、吸気カムプーリ13、ハウジング42、及びカバー43とは、互いに同一の軸心、すなわち吸気カムシャフト6の中心軸を中心として相対回動可能となっている。
図2に示されるように、油圧制御系は、油圧制御弁19、上記供給油路21、同油圧制御弁19と可変動弁機構20とを接続する複数の油路(遅角油路22,進角油路23)、同油圧制御弁19とオイルパン4とを接続する複数の油路(排出油路32A,32B)、及び電子制御装置27から構成される。なお、本実施形態では電子制御装置27がバルブタイミング制御装置に相当する。
油圧制御弁19の電磁ソレノイド33に対して上記デューティ制御された電圧が印加されると、これに応じてスプール35の位置が変更される。これにより、遅角油路22及び進角油路23と、供給油路21及び排出油路32A,32Bとの連通量が変化して、遅角油路22及び進角油路23に対してそれぞれ供給される作動油の量、あるいは遅角油路22及び進角油路23からそれぞれオイルパン4へ排出される作動油の量が変更される。なお、本実施形態では、電磁ソレノイド33に印加される電圧のデューティ比が大きくされるほど進角油路23に対する油圧供給量が増加する、すなわち作動タイミングの実位相が進角側に変化する。一方、デューティ比が小さくされるほど遅角油路22に対する油圧供給量が増加する、すなわち作動タイミングの実位相が遅角側に変化する。
電子制御装置27は、上記クランク角センサ12やその他の各種センサ24の検出結果に基づいて内燃機関1の運転状態を把握するとともに、把握された機関運転状態に基づいて吸気バルブ28の作動タイミングの目標位相evttを算出する。そして、作動タイミングの実位相evtと目標位相evttとの比較に基づいてデューティ比制御値t_dvt(上記デューティ比に対応する)を算出する。こうして算出されたデューティ比制御値t_dvtに基づいて油圧制御弁19の開度が調節されることにより、可変動弁機構20の各油圧室47,48内の油圧が適宜調節されることとなる。
ddvt=Kd・(d(Δevt)/dt)・・・(式3)
ここで、比例ゲインKp及び微分ゲインKdは規定値であって、マップ等に記憶された値が用いられる。これら比例ゲインKp及び微分ゲインKdを大きくし過ぎると、作動タイミングの実位相evtの変化が大きくなり過ぎるため、これらの値は実験等に基づいて予め設定される。
こうした判定処理を通じて、上記期間Δthが経過したと判定されない場合には(ステップ100:NO)、そのときの微分ゲインKdiが微分ゲインKdとして継続して設定され(ステップ110)、この一連の処理は一旦終了される。ここで、所定の期間Δthは、保持学習値gdvtと実際に作動タイミングを保持することのできるデューティ比制御値gdvttとが大きくはずれていない場合、すなわち、保持学習値gdvtが正常に学習更新される場合において機関始動が開始されてから同保持学習値gdvtの更新がなされるまでに要する期間の平均値である。なお、この所定の期間Δthは実験等により予め求められているものである。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)内燃機関1のバルブタイミング制御装置では、機関始動に際して、吸気バルブ28の作動タイミングが許容範囲内の一端である最遅角にて保持されるように、保持学習値gdvtの値を、クランクシャフト5と吸気カムシャフト6との相対回転位相が保持ないし遅角側に制御される値、例えば上記「α%」よりも5%程度小さいデューティ比dに対応する値に設定している。こうした場合には、保持学習値gdvtが上記相対回転位相を保持せしめることのできる制御値gdvttからずれた状態となりやすい。その結果、作動タイミングの実位相evtがハンチングするおそれがある。
本発明にかかる内燃機関のバルブタイミング制御装置の第2実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。なお本実施形態では、作動タイミングの目標位相evttと実位相evtとの偏差Δevtの絶対値が大きく、且つ保持学習値gdvtが所定期間Δth更新されないときに、保持学習値gdvtを同偏差Δevtが小さくなるように強制的に更新する点が上記第1実施形態と異なっている。以下、相違点を中心に説明する。
図7に示されるように、この一連の処理ではまず、前回の保持学習値gdvtの更新された時刻t1から所定の期間Δthが経過したか否かを判定する(ステップ200)。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)何らかの原因により、保持学習値gdvtがクランクシャフト5と吸気カムシャフト6との相対回転位相を保持せしめることのできるデューティ比制御値gdvttからずれた状態となり、これに伴い作動タイミングの実位相evtがハンチングしているときには、こうした状態を、保持学習値gdvtが所定期間Δth更新されないことに基づいて把握する。そしてこのとき、保持学習値gdvtを作動タイミングの目標位相evttとそのときの実位相evtを含む直近N回分のなまし値evtaとの偏差Δevtaが小さくなるように強制的に更新することにより、作動タイミングの実位相evtが安定していなくとも保持学習値gdvtを適切な制御値gdvttに近づけることができる。その結果、吸気バルブ28の作動タイミングの実位相evtがハンチングした場合であってもこれを目標位相evttに収束させることができる。
・上記実施形態では、クランクシャフト5と吸気カムシャフト6との相対回転位相を作動油の圧力制御に基づき調節するものが採用されているが、同相対回転位相を液圧に基づき調節されるものであれば、作動油以外の液体であってもよい。
Claims (2)
- 内燃機関のクランクシャフトとカムシャフトとの相対回転位相を液圧の制御に基づき調節することにより機関バルブの作動タイミングを許容範囲内で可変とする可変動弁機構に適用されて、前記相対回転位相を保持せしめる際の前記液圧の制御値であって前記作動タイミングの実位相が安定したときに更新される保持学習値、前記内燃機関の運転状態に基づいて算出される前記作動タイミングの目標位相と前記作動タイミングの実位相との偏差に比例する値であって前記保持学習値に加算される比例項、及び同偏差の変化速度に比例する値であって前記保持学習値から減算される微分項に基づき前記実位相を前記目標位相に一致させるように前記作動タイミングを制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であり、
前記保持学習値が所定期間更新されないときに前記目標位相と前記実位相との偏差が小さくなるように前記保持学習値を強制的に更新する内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記保持学習値を強制的に更新する際の前記実位相が前記目標位相よりも大きいときには前記保持学習値から所定値を減算することにより前記保持学習値を更新し、前記保持学習値を強制的に更新する際の前記実位相が前記目標位相よりも小さいときには前記保持学習値に所定値を加算することにより前記保持学習値を更新する
ことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記保持学習値は機関始動に際して前記作動タイミングが前記許容範囲内の一端にて保持されるように前記相対回転位相の変化を抑制することのできる値に設定される請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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