JP4774323B2 - 回路遮断器のハンドルロック装置 - Google Patents
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Description
一方、回路遮断器は小型化される傾向にあり、操作ハンドルに関しても、回動操作して出力オンの状態にした際に、遮断器ケース上面に操作ハンドルが平行になるよう傾倒され、遮断器ケース上面から突出する部位がなくなるフラットタイプの操作ハンドルを設けたものがある。このようなフラットタイプの操作ハンドルをロックするロック装置としては、特許文献2に記載された構造のものがある。これは、遮断器ケース上面の操作ハンドルの回動方向となる部位に嵌合溝を設け、その溝にロック部材を嵌合させて操作ハンドルをロックさせている。
また、引用文献2の構成は、部品点数が1つであり、また板状であるため安価に構成できるが、オン状態の操作ハンドルをロックする場合、操作ハンドル上を覆う構成であるため、操作ハンドルに遮断器ケースから突出する部位が無くてもロック部材により突起部が発生してしまう。
この構成により、ロック部材を操作ハンドルの嵌合凹部に挿入することでロックできる。また、ロック操作は遮断器ケース上でスライド操作してロックすることが可能であり、ロック部材はロックした状態で遮断器ケース上面に平行に配置できる。従って、オン状態及びオフ状態の双方においてケース上での突出量を最小に抑えることができ、操作ハンドルより上方に突出することがない。
この構成により、嵌合凹部に挿入したロック部材は係止されるので、別途抜け止め手段を設ける必要がない。
この構成により、側面を切り欠くだけなので嵌合凹部、係止手段を容易に作製できるし、ロック部材の挿入は案内されるのでロック操作が容易である。
各図において、1は回路遮断器の遮断機構が組み込まれている遮断器ケース、2は遮断器ケース背面に設けた電源側端子、3はケース前面に設けた負荷側端子、4は遮断器出力をオン/オフ操作する操作ハンドル、5は操作ハンドル4をロックして操作不可とするロック部材である。
また、操作ハンドル4は、オフ操作状態では遮断器ケース1から上方に突出した状態にあり、オン操作状態では遮断器ケース1上面に略平行に成る角度まで傾倒される構成となっている。
図5(a)は、図2のロック状態の操作ハンドル4近傍を拡大した回路遮断器の縦断面図を示し、第1の嵌合凹部9aは、操作ハンドル4の側面を切り欠いて溝状に形成され、内部下面にはロック部材5を係止するための係止凹部(係止手段)10が設けられている。
図5(b)は、図4のロック状態の操作ハンドル4近傍を拡大した回路遮断器の縦断面図を示し、第2の嵌合凹部9bは、操作ハンドル4の側面を切り欠いて溝状に形成され、内部上面にはロック部材5を係止するための係止凹部10が設けられている。尚、第1の嵌合凹部9a、第2の嵌合凹部9b共に、操作ハンドル4の同一側面に形成されている。
また、出力オン時のロック操作は、図3に示すように、前方から操作ハンドル4の前面に露出した第2嵌合凹部9bに、ロック部材5を挿入操作して実施される。この操作は、保護壁7,7で囲まれた空間の前方にロック部材5を配置した後、スライド操作して挿入片13を第2嵌合凹部9bに挿入して嵌合させる。この嵌合操作で係止凹部10に係止突起5aが係止される。
また、嵌合凹部に挿入するだけで係止されるので、別途抜け止め手段を設ける必要がないし、嵌合凹部は操作ハンドルの左右を切り欠いて形成されるので、嵌合凹部及び係止手段を容易に作製できる。
更に、ロック部材は保護壁に案内されるので挿入操作が容易であるし、嵌合凹部が溝状に形成されても、保護壁によりロック部材は支持されるので外れる事がない。
そして、操作ハンドル17基部の前面及び背面には、オン位置或いはオフ位置において露出する嵌合凹部としての孔19が一対穿設されている。この孔19は、双方とも操作ハンドル17の中央に形成され、露出した状態では遮断器ケース16上面に連続して平行に配置されるよう形成されている。
こうして、ロック操作する場合、前方或いは後方からロック部材18をスライド操作することで操作ハンドル17はロックされるし、ロック部材17は遮断器ケース16に係止する。
Claims (3)
- 出力をオン/オフ操作するための操作ハンドルをオン状態或いはオフ状態でロックする回路遮断器のハンドルロック装置であって、
遮断器ケース上面に設けられた操作ハンドルの回動方向となる前後双方の面に形成した一対の嵌合凹部と、前記嵌合凹部に挿入する挿入片を備えて操作ハンドルをロック操作するロック部材とから成り、
前記一対の嵌合凹部のうち、一方の嵌合凹部は、操作ハンドルオン位置で露出し、且つ遮断器ケース上面に平行に配置されると共に、他方の嵌合凹部は、操作ハンドルオフ位置で露出し、且つ遮断器ケース上面に平行に配置されるよう形成され、オン状態及びオフ状態の双方において前記ロック部材を露出した一方の前記嵌合凹部に挿入することで操作ハンドルはロックされることを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。 - 嵌合凹部内に、挿入された挿入片を係止する係止手段を備えた請求項1記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
- 一対の嵌合凹部は、双方とも操作ハンドル側面に形成した溝であると共に、遮断器ケース上面の操作ハンドルに隣接する左右にはロック部材の挿入を案内する案内壁を備えて成る請求項1又は2記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
Priority Applications (1)
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JP2006107915A JP4774323B2 (ja) | 2006-04-10 | 2006-04-10 | 回路遮断器のハンドルロック装置 |
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JP2006107915A JP4774323B2 (ja) | 2006-04-10 | 2006-04-10 | 回路遮断器のハンドルロック装置 |
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JP2007280851A JP2007280851A (ja) | 2007-10-25 |
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JP2007280851A (ja) | 2007-10-25 |
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