JP4774324B2 - 回路遮断器のハンドルロック装置 - Google Patents
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Description
一方、回路遮断器は小型化される傾向にあり、操作ハンドルに関しても、回動操作して出力をオン状態にした際に、遮断器ケース上面に操作ハンドルが平行になるよう傾倒され、遮断器ケース上面から突出する部位がなくなるフラットタイプの操作ハンドルを設けたものがある。このようなフラットタイプの操作ハンドルをロックするロック装置としては、特許文献2に記載された構造のものがある。これは、遮断器ケース上面の操作ハンドルの回動方向となる部位に嵌合溝を設け、その溝にロック部材を嵌合させて操作ハンドルをロックさせている。
また、特許文献2の構成は、オン状態であってもオフ状態であってもロック部材は同一の部位に同じように装着されるため、やはりロック部材から判断できなかった。
この構成により、ロック部材を操作ハンドルの嵌合凹部に挿入することでロックできる。そして、操作ハンドルの前面及び背面に設けた嵌合凹部は同一方向に偏心配置されているので、ロック操作はオン状態とオフ状態とでロック部材を反転して操作する事になる。そのため、オン状態とオフ状態とで露出する面が異なり、ロック部材の状態によりオン/オフを認識できる。
この構成により、嵌合凹部に挿入したロック部材は係止されるので、装着したロック部材が外れる事がなく、別途抜け止め手段を必要としない。
この構成により、操作ハンドルの一方の側面を切り欠くだけなので嵌合凹部を容易に作製できるし、操作ハンドルの他方の側部にはハンドルバネ等の部材を設けるスペースを確保でき、遮断器の小型化に貢献できる。
この構成により、オン操作した際に操作ハンドルが遮断器上面に略平行に傾倒される構成であっても、ロック部材は遮断器ケース上面に平行な方向のスライド操作でロックされるので、装着したロック部材が操作ハンドルより突出させないようにでき、分電盤等の寸法をロック部材の装着を考慮して設計する必要がなくなる。また、突出部位を無くすことができるので、回路遮断器の小型化に適している。
各図において、1は回路遮断器の遮断機構が組み込まれている遮断器ケース、2は遮断器ケース背面に設けた電源側端子、3はケース前面に設けた負荷側端子、4は遮断器出力をオン/オフ操作する操作ハンドル、5は操作ハンドル4をロックして操作不可とするロック部材である。
また、操作ハンドル4は、オフ操作状態では遮断器ケース1から上方に突出した状態にあり、オン操作状態では遮断器ケース1上面に略平行に成る角度まで傾倒される構成となっている。
図5(a)は、図2のロック状態の操作ハンドル4近傍を拡大した回路遮断器の縦断面図を示し、第1の嵌合凹部9aは、操作ハンドル4の側面を切り欠いて溝状に形成され、内部下面にはロック部材5を係止するための係止凹部(係止手段)10が設けられている。
図5(b)は、図4のロック状態の操作ハンドル4近傍を拡大した回路遮断器の縦断面図を示し、第2の嵌合凹部9bは、操作ハンドル4の側面を切り欠いて溝状に形成され、内部上面にはロック部材5を係止するための係止凹部10が設けられている。このように、双方の嵌合凹部9a,9bは、操作ハンドル4の中心軸に対して、同一方向に偏心させて形成されている。
また、嵌合凹部は操作ハンドルの一方の側面を切り欠くだけなので容易に作製できるし、操作ハンドルの他方の側部にはハンドルバネ等の部材を設けるスペースを確保でき、遮断器の小型化に貢献できる。
更に、嵌合凹部に挿入したロック部材は係止されるので、装着したロック部材が外れる事がなく、別途抜け止め手段を必要としないし、オン操作した際に操作ハンドルが遮断器上面に略平行に傾倒される構成であっても、ロック部材は側方から操作ハンドルに挿入してロックするのでロック部材が操作ハンドルより突出しないようにでき、ロック部材の装着を考慮して分電盤等の寸法を考慮する必要がない。また、突出部位を無くすことができるので、回路遮断器の小型化に適している。
また、ロック部材5の挿入片13を嵌合凹部9a,9b内に設けた係止手段に係止させてロック部材5の抜け止めを図っているが、ロック部材5の摘み部12と保護壁7の間に係止機構を設けて抜け止めを図っても良い。
更に、オン操作時に操作ハンドル4が遮断器ケース1上面に平行に配置される構成を示しているが、オン/オフ操作において、操作ハンドルが前後対称角度に回動操作される形態の回路遮断器に対しても上記ハンドルロック装置は良好に適用できる。
Claims (4)
- 出力をオン/オフ操作するための操作ハンドルをオン状態或いはオフ状態でロックする回路遮断器のハンドルロック装置であって、
遮断器ケース上面に設けられた操作ハンドルの回動方向となる前後双方の面に形成した一対の嵌合凹部と、前記嵌合凹部に挿入する挿入片を備えて操作ハンドルをロック操作するロック部材とから成り、
前記一対の嵌合凹部は、操作ハンドルの中心軸から左右何れか一方の同一方向に偏心配置されると共に、一方の嵌合凹部は操作ハンドルオン位置で露出する部位に、他方の嵌合凹部は操作ハンドルオフ位置で露出する部位に形成され、
更に遮断器ケース上面には、操作ハンドルに隣接する左右に前後方向に平行に配設されて前記ロック部材のロック操作を案内する案内壁が設けられると共に、前記ロック部材は前記嵌合凹部に挿入する挿入片を前記偏心量に合わせて偏心配置し、
オン状態、オフ状態の何れの状態においても、露出した一方の嵌合凹部に前記挿入片を案内壁に沿って挿入することで操作ハンドルをロックすることを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。 - 嵌合凹部内に、挿入された挿入片を係止する係止手段を備えた請求項1記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
- 嵌合凹部は、操作ハンドルの側面を切り欠いて形成した嵌合溝である請求項1又は2記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
- 操作ハンドルオン位置或いはオフ位置で露出する嵌合凹部は、遮断器ケース上面に平行に配置された状態で露出し、ロック部材は遮断器ケース上面でスライド操作することで嵌合凹部に挿入される請求項1乃至3の何れかに記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
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JP2006107916A JP4774324B2 (ja) | 2006-04-10 | 2006-04-10 | 回路遮断器のハンドルロック装置 |
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JP2007280852A JP2007280852A (ja) | 2007-10-25 |
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JP2007280852A (ja) | 2007-10-25 |
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