JP4773795B2 - タイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置 - Google Patents

タイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置 Download PDF

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Description

本発明は、パンクしたタイヤへのパンクシーリング剤の装填、又はタイヤ内に装填されたパンクシール剤の抜き取りを可能とするタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置に関する。
このような装置として、図7の示す如き構造のものが提案されている(例えば特許文献1、2参照)。この装置aでは、変形容易なプラスチック容器bを用い、この容器bを手で圧搾(押圧)することによりパンクシーリング剤をタイヤT内に装填する(図7(A))。しかる後、この容器bを取り外し、タイヤTに別途コンプレッサを接続してポンプアップし、その後タイヤTを走行させることにより、パンク穴がパンクシーリング剤によって応急的にシールされる。この方法を分離システムという場合がある。
そして、応急的に修理された前記タイヤTは、適当な時期に、自動車整備工場などのタイヤ補修場所に持ち込んで、新品タイヤへの交換等が行われる。このとき、前記タイヤTからパンクシーリング剤を抜き取ることが必要であり、そのために図7(B)に示すように、装填時に用いた前記装置aを再使用する。具体的には、装置aのホースcを、空気バルブを取り除いたバルブ取付孔T1からタイヤ内に挿入し、手によって前記容器bの変形/復帰を繰り返すことにより、そのとき発生する吸引力よってパンクシーリング剤を容器b内に回収できる。
他方、パンクの応急修理方法としては、前記分離システム以外に、金属製の耐圧容器に、タイヤ及びコンプレッサをホースを用いて接続し、コンプレッサからの高圧空気を耐圧容器に供給することで、耐圧容器内のパンクシーリング剤をタイヤ内に圧送せしめ、その後、引き続いて流れる高圧空気によってタイヤを自動的にポンプアップするものが提案されている(例えば特許文献3など)。この方法を一体システムという場合がある。
特開2003−127242号公報 特開2004−114524号公報 特開2000−108215号公報
しかし、前記一体システムでは、高強度の耐圧容器が用いられるため、前述の如き容器を繰り返して変形/復帰させる方法を採用することが困難である。そのため一体システムでは、シーリング剤抜取り用の吸引装置が別途必要になるという問題を招いていた。
そこで本発明者は、特願2004−190045において、図8(A)に示すように、高圧空気源dに接続される空気流路に、流路径を絞ったベンチュリー部e1を設けたベンチュリー流路eを用いた装置本体を提案している。この装置本体では、ベンチュリー流路eと耐圧ボトルfの内部とを前記ベンチュリー部e1からのびる流路gにて導通している。そして、ベンチュリー流路eの他端e2を閉止したとき、高圧空気が、ベンチュリー部e1から流路gをへて耐圧ボトルf内に流入して、耐圧ボトルf内のパンクシーリング剤をタイヤ内に圧送せしめ、その後、引き続いて流れる高圧空気によってタイヤをポンプアップできる。又ベンチュリー流路eの他端e2を開放したときには、高圧空気が他端e2から吐出し、そのときベンチュリー部e1で生じる負圧が、耐圧ボトルf内を減圧することにより、タイヤ内のパンクシーリング剤を耐圧ボトルf内に吸引して抜き取ることが可能となる。
この提案の装置本体では、装置コストの上昇や装置構造の複雑化等を招くことなく、一体システムにおいて、パンクシーリング剤の装填と抜き取りとを、ワンタッチで自在に切り替えて行うことができ、使い勝手を高めるとともに、専用の吸引装置を不要として経済性を高めうるという利点を奏しうる。
他方、この提案の装置本体をプラスチック成形する場合、図8(B)に示すように、金型に、ベンチュリー流路e形成用のピンp1、p2と、流路g形成用のピンp3とを組み込むことが必要となる。ここで、前記ピンp1、p2間は、先端部の嵌合により互いに連結しうる。しかし、一方のピンp1に設けられるベンチュリー部e1形成用のくびれ部p1aは小径であるため、流路g形成用のピンp3の先端部p3aとは、嵌合による連結は強度的に困難であり、該くびれ部p1aと先端部p3aとは、面同士の突き合わせにより連結せざるを得なくなる。その結果、成型時、この突き合わせ部にバリが発生し、円滑な空気流れを妨げるという問題が生じる。又前記先端部p3aとの突き合わせのために前記くびれ部p1aを長寸化する必要があり、そのために成型時の圧力によりこのくびれ部p1aが曲がってしまうなど、金型の強度及び耐久性を阻害する恐れも生じる。
そこで本発明は、前記提案の装置本体と同等若しくはそれ以上の利点を発揮しながら、バリの発生、及び金型の強度や耐久性の低下を招くことなくプラスチック成形を容易に行いうる装置本体を用いたタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、パンクしたタイヤへのパンクシーリング剤の装填、又はタイヤ内に装填されたパンクシール剤の抜き取りを可能とするタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置であって、
パンクシーリング剤を収納しうる耐圧ボトル、この耐圧ボトルを取付けできる装置本体、
及び前記耐圧ボトルに収容されたパンクシーリング剤をタイヤに送給し、又は抜き戻す送給ホース手段とを含むとともに、
前記装置本体は、
一方端に高圧空気源と接続可能な空気取入れ口が配されかつ他方端に開放閉止可能な開閉部が配される第1の流路、
前記第1の流路と交わる導通口からのびかつ前記取り付けられた耐圧ボトルの内部に至る第2の流路、
及び該第2の流路とは前記耐圧ボトルの内部でのみ連通するとともに、前記耐圧ボトルの内部からのびかつ一端に前記送給ホース手段が接続される接続口が配される第3の流路を具え、
かつ前記第1の流路は、直径を絞ったベンチュリー部の両側に、前記空気取入れ口に至る上流側の主流路部と、前記開閉部に至る下流側の主流路部とを設けたベンチュリー流路とするとともに、
前記導通口を、前記下流側の主流路部に、かつ前記ベンチュリー部から小距離Lを隔てた位置に形成したことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記ベンチュリー流路は、前記ベンチュリー部と前記下流側の主流路部とが、流路長さ方向と直角な段差面を介して連なることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記ベンチュリー流路は、前記下流側の主流路部の直径D1を2〜4mm、かつベンチュリー部の直径D2を1〜2mm、しかも前記直径D1、D2の比D1/D2を1.5〜2.5としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記第2の流路は、前記導通口から拡径しながらのびるテーパ孔部と、このテーパ孔部から前記耐圧ボトルの内部に至るストレート孔状の流路本体とを具えるとともに、該流路本体の直径d1を2〜4mm、かつ前記導通口の直径d2を1〜2mmとしたことを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記小距離Lは、前記導通口の直径d2の0.5倍より大かつ3.0mm以下であることを特徴としている。
又請求項6の発明では、前記装置本体は、前記耐圧ボトルの首部を固定する取付け凹部と、この取付け凹部の底面から立上がり前記首部内にのびるボス部とを具えるとともに、前記底面に前記第2の流路の一端の空気取入れ口と、前記ボス部の上面に前記第3の流路の一端のシーリング剤流出口とが開口することを特徴としている。
又請求項7の発明では、前記装置本体は、前記底面から立上がりかつ前記ボス部を囲む環状の環状壁部を具え、かつ該環状壁部とボス部との間に前記空気取入れ口を開口するとともに、該環状壁部に、前記空気取入れ口とシーリング剤流出口とを被覆するキャップを着脱自在に嵌着したことを特徴とする請求項6記載のタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
本発明は叙上の如く構成しているため、装置コストの上昇や装置構造の複雑化等を招くことなく、一体システムにおいて、パンクシーリング剤の装填機能と抜取り機能との双方を付与することができ、付加価値を高めかつ使い勝手を向上しうる。又専用の吸引装置が不要となるなど、経済的に大きく貢献することができる。
ここで、ベンチュリー流路は、ベンチュリー部の下流側に主流路部を具え、この主流路部と第2の流路とが、ベンチュリー部から小距離を隔てた位置で連結している。そしてベンチュリー流路の他方端側が開放している時、前記ベンチュリー部を通過する高速の空気は、通過直後に前記主流路部内で急激に広がり、そのとき生じる渦によって、前記ベンチュリー部の近傍に負圧を発生させることができる。従って、前記提案の装置本体と同様に、第2の流路をへて耐圧ボトル内を減圧でき、タイヤ内のパンクシーリング剤を吸引して抜き取ることが可能となる。
又本発明では、第2の流路が、ベンチュリー部ではなく大径の主流路部と交差している。従って、装置本体をプラスチック成型する場合、第2の流路形成用のピン先端を、前記主流路部形成用の太いピンと嵌合により連結することが可能となり、バリの発生、及び金型の強度や耐久性の低下を招くことなく、装置本体をプラスチック成形によって容易に形成することが可能となる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明のパンクシーリング剤送給、抜取り装置が、パンクの応急修理に使用されている場合を例示する断面図、図2はその主要部を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、パンクシーリング剤送給、抜取り装置1(以下装置1という)は、パンクシーリング剤Aを収容しうる耐圧ボトル2と、この耐圧ボトル2を取付けしうる装置本体3と、前記耐圧ボトル2内のパンクシーリング剤AをタイヤTに送給する(又は抜き戻す)送給ホース手段4Aとを具える。
前記耐圧ボトル2は、好ましくは800kPa以上の耐圧を有するボトル状の耐圧容器であって、その首部2Aの先端には、シーリング剤取出し用の取出し口2A1が開口している。
次に、前記装置本体3は、図2に示すように、例えば円柱状等の胴部12と、この胴部12に一体形成されかつ耐圧ボトル2の前記首部2Aを挿入して固定する取付け凹部13とを具える。本例では、前記胴部12は、一端側(図2では上端側)を大径とした段付き柱状をなし、大径側の端面(図2では上端面)に、前記取付け凹部13を凹設している。この取付け凹部13は、その内壁面に、前記耐圧ボトル2の前記首部2Aを螺着する内ネジを具える。又前記取付け凹部13の底面と前記首部2Aとの間には、パッキン材14が介在し、前記取出し口2A1を気密に閉止している。
又前記取付け凹部13には、本例では、その底面から立ち上がり前記耐圧ボトル2の首部2A内に至る例えば円柱状のボス部15と、このボス部15の周囲を囲む環状の環状壁部7とを突設している。前記環状壁部7には、保管時等において、耐圧ボトル2内のパンクシーリング剤Aが流出するのを防止するキャップ6を弾性的に嵌着している。
又前記胴部12には、一方端に高圧空気源5と接続可能な空気取入れ口20が配されかつ他方端に開放閉止可能な開閉部22が配される第1の流路17、この第1の流路17と交わる導通口16からのびかつ前記耐圧ボトル2の内部に至る第2の流路18、及びこの第2の流路18とは前記耐圧ボトル2の内部でのみ連通するとともに前記耐圧ボトル2の内部からのびかつ一端に前記送給ホース手段4Aが接続される接続口27Aが配される第3の流路19が形成される。
ここで前記第1の流路17は、図3に拡大して示すように、直径(流路径)を絞ったベンチュリー部41の両側に、前記空気取入れ口20に至る上流側の主流路部42と、前記開閉部22に至る下流側の主流路部43とを設けた直線状のベンチュリー流路40として形成される。
なお前記開閉部22は、本例では、蓋体21からなる開閉具であり、その着脱により他方端側で開口する排気口23の開放、閉止を自在に切り替えしうる。前記空気取入れ口20は、本例では、前記高圧空気源5からのびる高圧空気の供給ホース手段4Bの一端が接続されるホース接続部26の接続口として形成されるが、供給ホース手段4Bを介することなく、高圧空気源5を直接連結する連結部であっても良い。
前記ベンチュリー流路40では、前記ベンチュリー部41と、少なくとも下流側の主流路部43とは、流路長さ方向と直角な段差面44を介して段差状に連なる。本例では、前記主流路部42と主流路部43とは互いに同径をなし、かつ前記ベンチュリー部41と主流路部42、43とが段差面44を介して段差状に連なる場合を例示している。なお主流路部42と主流路部43とは直径が相違しても良く、又上流側の主流路部42とベンチュリー部41とは、テーパ状の斜面によって滑らかに連結させることもできる。
又このベンチュリー流路40と第2の流路18とが交わる前記導通口16は、前記下流側の主流路部43に、しかも前記ベンチュリー部41から小距離Lを隔てた位置に形成される。この小距離Lは、言い換えると、前記ベンチュリー部41の下流側端から導通口16の中心までの距離であって、前記小距離Lを3.0mm以下に設定するのが好ましい。これは、ベンチュリー流路40において開閉部22が開放している場合、高圧空気源5からの高圧空気は、ベンチュリー部41を高速で通過する。そしてこの高速の空気は、通過直後に前記主流路部43内で急激に広がり、そのときベンチュリー部41の近傍位置に空気の渦を発生させる。そしてこの渦により、前記近傍位置に負圧を生じさせることができるのであって、前記小距離Lを3.0mm以下とすることにより、前記導通口16に大きな負圧を作用させることができる。
次に、前記第2の流路18は、前記導通口16から胴部12を通って上方にのび、その上端の空気流入口24は、前記取付け凹部13の底面上でかつ前記ボス部15と環状壁部7との間で開口している。この第2の流路18は、前記導通口16から拡径しながらのびるテーパ孔部18Aと、このテーパ孔部18Aから前記空気流入口24に至るストレート孔状の流路本体18Bとを具える。
次に、前記第3の流路19は、前記ボス部15の上端で開口するシーリング剤流出口25から下方にのび、その下端は、前記送給ホース手段4Aの一端が接続されるホース接続部27の接続口27Aに連通している。
そして前記空気流入口24とシーリング剤流出口25とが、それぞれ耐圧ボトル2内で開口することにより、前記第2、第3の流路18、19は耐圧ボトル2の内部でのみ互いに連通できる。
なお本例では、前記シーリング剤流出口25が、胴部12の軸心に沿って立ち上がるボス部15先端の中心口として形成されるものを例示している。
又本発明の装置1では、前記装置本体3に、予め耐圧ボトル2を取り付けた状態で車載保管される。そしてパンク修理時には、修理現場において、ホース手段4Aによる装置1と高圧空気源5との配管作業、及びホース手段4Aによる装置1とタイヤTとの配管作業のみが行われる。従って、車載保管時に、耐圧ボトル2内のパンクシーリング剤Aが、第2、第3の流路18、19内に流出するのを防止する必要がある。そのために、前記キャップ6を前記環状壁部7に嵌着することにより、前記空気流入口24とシーリング剤流出口25とを被覆して気密に閉止している。本例では、前記キャップ6の底面6Sに、前記シーリング剤流出口25を閉じる突起状の栓体6Aを突設し、気密性をさらに高めている。
このようなキャップ6を設けることにより、予め装置本体3と耐圧ボトル2とを取り付けた状態で車載保管した場合にも、パンクシーリング剤Aが洩れることなく耐圧ボトル2内に収容しておくことができる。従って本例では、パンク修理現場における耐圧ボトル2と装置本体3との取付作業が不要となり、現場作業を簡略化しうるとともに、前記取付作業に伴うパンクシーリング剤Aのこぼれや漏れのトラブルを排除することができる。
次に、パンク修理の際の装置1の使用方法を説明する。
まずパンク修理現場において、図1の如く、耐圧ボトル付きの装置本体3に、ホース手段4B、4Aを介して高圧空気源5とタイヤTとをそれぞれ接続する。その後、高圧空気源5を作動する。
このとき、前記ベンチュリー流路40の排気口23は、開閉部22により閉止状態にある。従って、前記高圧空気源5からの高圧空気は、供給ホース手段4B、空気取入れ口20、ベンチュリー部41、第2の流路18をへて空気流入口24からキャップ6内に流入できる。その結果、キャップ6内の内圧が上昇し、キャップ6が持ち上げられて環状壁部7から自動的に取り外される。これにより、空気流入口24が開放され、高圧空気が耐圧ボトル2内に流入する。そして、流入する高圧空気により、耐圧ボトル2内のパンクシーリング剤Aが、シーリング剤流出口25、第3の流路19、接続口27A、送給ホース手段4AをへてタイヤTに送給される。又パンクシーリング剤Aの送給後は、高圧空気が引き続いて流れ、タイヤTを自動的にポンプアップしうる。
ここで、図5(A)に示すように、高圧空気によるキャップ6への持上げ力F1は、次式(1)で求められる。従って、キャップ6の嵌着力を、前記持上げ力F1よりも小に設定することにより、キャップ6を環状壁部7から取り外しできる。
F1=P1×π(Y/2)2 −−−−(1)
P1は高圧空気圧、πは円周率、Yは環状壁部7の直径である。本例では、前記直径Yを比較的大きく確保しうるため、前記嵌着力も大きい値に設定できる。そのため、キャップ6と環状壁部7との間のシール性を充分に高めることが可能となり、車載保管中の温度上昇や振動などに起因したパンクシーリング剤Aの液漏れを防止できる。
又前記キャップ6に、シーリング剤流出口25を閉じる栓体6Aを設けている。ここで、パンク修理の際、タイヤ内に残圧P2が残っていた場合、タイヤTに配管したとき、残圧P2によりキャップ6への持上げ力F2(図5(B)に示す)が作用する。この持上げ力F2は次式(2)で示される。前記シーリング剤流出口25の内径yは、環状壁部7の直径Yよりも充分小である。従って、前記持上げ力F2を持上げ力F1よりも低く抑えることができ、残圧P2によるキャップ6の外れを防止し、パンクシーリング剤Aが高圧空気源5に逆流するのを抑制できる。
F2=P2×π(y/2)2 −−−−(2)
この逆流をより確実に抑制するため、前記直径Yと内径yとの比Y/yを2以上に設定するのが好ましい。なお比Y/yの上限は特に規制しないが、耐圧ボトル2の口径を30〜50mmぐらいに設計する観点から、比Y/yは30以下が好ましい。
なお前記内圧P1が100〜300kPaの範囲となったときに、前記キャップ6が外れるように、キャップ6の嵌着力を設定するのが好ましい。即ち、内圧P1が300kPa以下で外れるが、100kPa未満では外れないことが好ましい。もし100kPa未満で外れる場合には、シール性が不十分となり、車載保管中にパンクシーリング剤Aが液漏れする恐れが生じる。又300kPaでも外れない場合には、耐圧ボトル2、装置本体3、ホース手段4A、4B等の構成部材の耐圧性を不必要に高める必要が生じる。そのためコスト的に不利を招く。又重荷重用タイヤなど高内圧で使用されるタイヤに配管した場合にも、パンクシーリング剤Aが高圧空気源5に逆流するのを防止する必要がある。そのため、前記残圧P2が800kPaよりも小では外れない強さでキャップ6が嵌着していることも好ましい。
又環状壁部7の前記直径Yは、10〜40mmであることが好ましく、10mm未満では、前記持上げ力F1を充分大きく確保することができなくなる。従って、キャップ6の嵌着力を低く設定することが余儀なくされ、シール性が不足する傾向を招く。逆に40mmを越えると、装置本体3が大型化し保管スペースの無駄を招く。
又前記シーリング剤流出口25の内径yは、0.5〜5.0mmであることが好ましく、前記内径yが0.5mm未満では、送給時にシーリング剤流出口25でパンクシーリング剤Aが凝固して、第3の流路19を詰まらせる恐れが生じる。又5.0mmを越えると、残圧P2によって生じる持上げ力F2が大きくなる。即ちキャップ6が外れやすくなり、パンクシーリング剤Aの逆流を招く恐れが生じる。このような観点から、前記直径Yは20〜30mmがより好ましく、又内径yは1〜3mmがより好ましい。
次に、タイヤ補修場所等においてタイヤ内のパンクシーリング剤Aを抜き取る際の、装置1の使用方法を説明する。
図6に示すように、装置1に対し、パンク修理時と同じ配管を行うとともに、前記耐圧ボトル2を上下反転させ、かつ前記開閉部22を開放させて、ベンチュリー流路40の排気口23を開く。又タイヤTの空気バルブを取り除いてバルブ取付孔T1を露出させた後、このバルブ取付孔T1から前記送給ホース手段4Aの他端を挿入する。
この状態で、前記高圧空気源5を作動する。高圧空気は、空気取入れ口20からベンチュリー流路40を通って排気口23から排気される。このとき、前述した如く、ベンチュリー部41の近傍位置では、ベンチュリー部41を通過した高速の空気が主流路部43内で急激に広がって渦流を発生させる結果、前記近傍位置でも負圧を生じさせることができる。その結果、この負圧が、前記近傍位置で開口する導通孔16をへて、前記第2の流路18、耐圧ボトル2、第3の流路19、送給ホース手段4Aに作用し、前記送給ホース手段4Aの他端から、タイヤT内のパンクシーリング剤Aを吸引して抜き取ることができる。なお吸引されたパンクシーリング剤Aは、耐圧ボトル2内に自動的に回収される。
次に、前記装置本体3をプラスチックの射出成型にて形成する場合、その成形金型には、図4に示すように、ベンチュリー流路40形成用のピンQ1、Q2と、第2の流路18形成用のピンQ3とが少なくとも使用される。このとき、一方のピンQ2は、大径側の主部Q2aの先端にベンチュリー部41形成用の小径部Q2bを突設しており、この小径部Q2bの先端と前記ピンQ1の先端とは、凹凸の嵌合によって連結できる。他方、本発明では、第2の流路18は、ベンチュリー部41とではなく、大径側の主流路部43と接続する。即ちピンQ3は、ピンQ2の小径部Q2bとではなく主部Q2aと連結する。この主部Q2aは、前記小径部Q2bに比して大径であるため、その側面とは凹凸の嵌合によって容易に連結することが可能となる。従って、成型時、各連結位置におけるバリの発生を防止できる。又小径部Q2bとの連結でなくなるため、小径部Q2bを短くすることができ、成型圧による小径部Q2bの曲がり変形を防止しうるなど、成形金型の強度及び耐久性を充分に確保することも可能となる。
ここで、前記ベンチュリー流路40において、図3の如く、前記下流側の主流路部43の直径D1が2〜4mm、かつベンチュリー部41の直径D2が1〜2mm、しかも前記直径D1、D2の比D1/D2が1.5〜2.5の範囲であるのが好ましい。
前記直径D1が2mmを下回る、及び直径D2が1mmを下回ると、金型強度を充分に維持することができなくなり、又ピンQ2、Q3間の嵌合による連結を難しくする。逆に、前記直径D1が4mmを超える、及び直径D2が2mmを超えると、流量が大な高出力かつ大型の高圧空気源5が必要となり、経済的、重量的、及び搭載スペース的に不利となる。又前記比D1/D2が1.5を下回ると、充分な負圧の発生が得られず吸い上げ力を不充分とする。逆に、比D1/D2が2.5より大きいと、ベンチュリー部41の直径D2を、例えば1mmより小に設定する必要が生じるなど、金型強度の低下を招くとともに、ベンチュリー部41に目詰まり等の恐れも生じる。又乗用車用タイヤでは、バルブには通常8V1(外径7.7mm)が採用されている。そのため、高圧空気源の接続部には8V1ネジが好ましく、従って、前記直径D1は3mm程度が好ましい。
又前記第2の流路18においては、前記流路本体18Aの直径d1が2〜4mm、かつ前記導通口16の直径d2が1〜2mmであることが好ましい。直径d1が2mmを下回ると、金型強度を不充分とし、逆に4mmを超えると、流量の増加により高出力かつ大型の高圧空気源5が必要となる。又直径d2が2mmを超えると、ピンQ2、Q3間の嵌合による連結が難しくなる。そのために、この直径d2は、前記直径D1の50%以下であるのが好ましいが、直径d2が1mmを下回ると、目詰まり等の恐れを招く。
空気流れの安定化のために、ベンチュリー流路40の主流路部43の前記直径D1と、第2の流路18の流路本体18Aの前記直径d1との比D1/d1を0.9〜1.1とほぼ同径で形成するのが好ましい。
又前記小距離Lが、3.0mmを超えると、導通口16に負圧が充分に作用せず吸い上げ力を不充分とし、逆に前記導通口16の直径d2の0.5倍以下では、ピンQ2、Q3間の嵌合による連結を困難とする。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1、2の構造の装置本体を、下記の仕様で試作し、ベンチュリー流路の開閉部を開放した場合の、ホース接続部からの吸い上げ力を測定した。ベンチュリー流路における直径D1は3mm、直径D2は1.5mm、第2の流路における直径d1は3mm、直径d2は1.5mm、導通孔の形成位置(小距離L)は2mm。
又比較として、前記図8(A)に示す構造の装置本体を試作し、その吸い上げ力を測定した。
前記吸い上げ力は、装置本体のホース接続部にホースを接続し、水を垂直に吸い上げる時の吸い上げ高さを測定した。高圧空気源として、小型エアコンプレッサーを使用した時、実施例品の吸い上げ力は60cmであった。比較例品の吸い上げ力は、ベンチュリー部にバリがなく、良好な仕上がりの場合には50cmであったが、バリの仕上がり状態により5〜50cmでばらつく傾向にあった。
本発明のパンクシーリング剤送給、抜取り装置が、パンクの応急修理に使用されている状態の一例を示す断面図である。 その主要部を拡大して示す断面図である。 ベンチュリー流路を拡大して示す断面図である。 装置本体をプラスチック成形する場合の金型構造の一部を概念的に示す断面図である。 (A)、(B)は、キャップに作用する持上げ力を説明する断面図である。 本発明のパンクシーリング剤送給、抜取り装置が、タイヤ内のパンクシーリング剤の抜取りに使用されている状態の一例を示す断面図である。 (A)、(B)は、従来技術の一例を説明する断面図である。 (A)は比較としての装置本体を示す断面図、(B)はそれをプラスチック成形する場合の金型構造の一部を概念的に示す断面図である。
2 耐圧ボトル
2A 首部
3 装置本体
4A 送給ホース手段
5 高圧空気源
6 キャップ
7 環状壁部
13 取付け凹部
15 ボス部
16 導通孔
17 第1の流路
18 第2の流路
18A テーパ孔部
18B 流路本体
19 第3の流路
20 空気取入れ口
22 開閉部
25 シーリング剤流出口
27A 接続口
40 ベンチュリー流路
41 ベンチュリー部
42、43 主流路部
44 段差面
A パンクシーリング剤
T タイヤ

Claims (7)

  1. パンクしたタイヤへのパンクシーリング剤の装填、又はタイヤ内に装填されたパンクシール剤の抜き取りを可能とするタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置であって、 パンクシーリング剤を収納しうる耐圧ボトル、この耐圧ボトルを取付けできる装置本体、
    及び前記耐圧ボトルに収容されたパンクシーリング剤をタイヤに送給し、又は抜き戻す送給ホース手段とを含むとともに、
    前記装置本体は、
    一方端に高圧空気源と接続可能な空気取入れ口が配されかつ他方端に開放閉止可能な開閉部が配される第1の流路、
    前記第1の流路と交わる導通口からのびかつ前記取り付けられた耐圧ボトルの内部に至る第2の流路、
    及び該第2の流路とは前記耐圧ボトルの内部でのみ連通するとともに、前記耐圧ボトルの内部からのびかつ一端に前記送給ホース手段が接続される接続口が配される第3の流路を具え、
    かつ前記第1の流路は、直径を絞ったベンチュリー部の両側に、前記空気取入れ口に至る上流側の主流路部と、前記開閉部に至る下流側の主流路部とを設けたベンチュリー流路とするとともに、
    前記導通口を、前記下流側の主流路部に、かつ前記ベンチュリー部から小距離Lを隔てた位置に形成したことを特徴とするタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
  2. 前記ベンチュリー流路は、前記ベンチュリー部と前記下流側の主流路部とが、流路長さ方向と直角な段差面を介して連なることを特徴とする請求項1記載のタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
  3. 前記ベンチュリー流路は、前記下流側の主流路部の直径D1を2〜4mm、かつベンチュリー部の直径D2を1〜2mm、しかも前記直径D1、D2の比D1/D2を1.5〜2.5としたことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
  4. 前記第2の流路は、前記導通口から拡径しながらのびるテーパ孔部と、このテーパ孔部から前記耐圧ボトルの内部に至るストレート孔状の流路本体とを具えるとともに、該流路本体の直径d1を2〜4mm、かつ前記導通口の直径d2を1〜2mmとしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
  5. 前記小距離Lは、前記導通口の直径d2の0.5倍より大かつ3.0mm以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
  6. 前記装置本体は、前記耐圧ボトルの首部を固定する取付け凹部と、この取付け凹部の底面から立上がり前記首部内にのびるボス部とを具えるとともに、前記底面に前記第2の流路の一端の空気取入れ口と、前記ボス部の上面に前記第3の流路の一端のシーリング剤流出口とが開口することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
  7. 前記装置本体は、前記底面から立上がりかつ前記ボス部を囲む環状の環状壁部を具え、かつ該環状壁部とボス部との間に前記空気取入れ口を開口するとともに、該環状壁部に、前記空気取入れ口とシーリング剤流出口とを被覆するキャップを着脱自在に嵌着したことを特徴とする請求項6記載のタイヤのパンクシーリング剤送給、抜取り装置。
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