JP4773771B2 - 野球のバッティング練習用ボール供給装置 - Google Patents
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Description
また、その他のバッティング練習機として、基台にボール径よりも大きい内径を有する筒状支柱を立設して練習機本体を形成し、弾性軸体からなるボール載置用ティーを上面に固着した昇降盤を筒状支柱内で上下移動可能な如く保持し、昇降盤の上昇動作をモーター作動によって行わせると共に降下動作を自然落下によって行わせる昇降機構を具備し、昇降盤が最下部に落下した時点でボール投入口が開放してボール供給部からのボールがティー上に載置するように設け、昇降盤の上昇に伴ってティー上のボールが支柱上部に表出してから最高地点に到達するまでの時間を実戦に即した所要時間に適宜設定出来る構成としたものがある(特許文献1:特開2001-224733号参照)。
また、上記特許文献1の発明による場合にあっては、ボールがティー上に自動的に供給されるとは言え、ボール載置用ティーを上面に固着した昇降盤を筒状支柱内で上下移動させるときに、昇降盤が最上位に達したら該昇降盤は直ちに自然落下によって降下する事となるために、バッターは昇降盤が最上位に達した瞬間のティー上のボールを打たなければならず、それを見逃すと再び昇降盤が最上位に達するまで待たなければならず、バッターのボールを打つ呼吸或いは間合いでティー上のボールを打つ事が難しいという問題点があった。
本発明はバッターがボールを打つ時の自分の呼吸あるいは間合いでティー上のボールを打つことができ、バットスイングの確認と打撃後のボールの飛ぶ方向や飛距離等を確認しながらバッティングフォームを矯正することができ、かつティー上にボールが無くなると迅速、確実にティー上にボールを自動的にセットでき、ボールのティー上への供給速度も自在に変化できるボール供給装置を提供することにある。
また、バッターがボールを打つ時に自分の呼吸あるいは間合いでバットを振った時のバットスイングの確認と打撃後のボールの飛ぶ方向や飛距離等を確認しながらバッティングフォームを矯正することができる。
さらに、ティー上にボールが無くなったら迅速、確実にティー上にボールを自動的にセットでき、ボールのティー上への供給速度も自在で変化できる。
さらにまた、ティーの設置位置とボール供給部の設置位置とはボール搬送手段の設置位置を介して離れているために、バッターがバットスイング中であろうとも、ボール供給部側にいる人に対して安全にスイング練習をすることが出来る。
ボール搬送制御部の駆動を停止させるためのフットペダルを設けたことにより、緊急時にバッター自身が装置を緊急に停止する事ができ安全である。
図1は本発明に係るボール供給装置の一実施例を示す一部断面を有する正面図、図2は図1の側面図、図3は図1の平面図である。
1は地面や床面等の設置面から所定高さ位置に設置した基台であり、その基台1の高さはボルト・ナット等により適宜、高低のレベル調整が可能である。基台1上にはボールAをセットするティー支持用支柱2と、ボールAを保持した状態でティー7上にボールAをセットする回動アーム3を支持する回動アーム用支柱4と、ボール供給部5の構成部材であるボール供給部用支柱6とが略同一線上に所定間隔をおいて立設されている。
ティー7上のボールAの有無を検出するために回動アーム用支柱4又はエアーシリンダー等の往復運動部材用支柱4aの適所に光センサー等の検出器19を設ける。ティー7上にボールAが有ると検出器19で検知した場合は回動アーム3又は往復運動部材17はボール搬送制御部14からの信号を受けて回動又は往復運動の動作を停止し待機状態となる。
検出器19でティー7上にボールAが無いことを検知した場合は回動アーム3又は往復運動部材17はボール搬送制御部14からの信号を受けて回動又は往復運動の動作を開始しアーム部がボール供給部側にある最前列のボールを保持した状態で回動アーム3又は往復運動部材17に前進運動の指示を与える。
またボール供給部5は本例のように樋状のボール受け部14に限らず、ホッパー形式(図示せず)であってもよいし、樋状のボール受け部14とホッパー形式を組み合わせる構造であっても良い。
図中、18はコンプレッサーであり、回動アーム3のアーム部9がボールAの保持、離脱動作を電磁弁(図示せず)のエアー制御により行なうために使用するエアー供給用コンプレッサーである。
カバー20の先端はアーム部9の先端部が顕出する位置にあり、かつ筒状のボール受け部等のボール収納部15に収納されている最前列のボールAがアーム部9で保持され、エアーシリンダー等の往復運動部材17とカバー20が共に水平方向あるいは傾斜方向に向けて前進運動を行ない、ティー7上にボールAを載置後は再びエアーシリンダー等の往復運動部材17とカバー20が共に水平方向あるいは傾斜方向に向けて後退運動を行なう。このカバー18の前進及び後退運動時にはカバー18の上面で筒状のボール受け部等のボール収納部14に収納されている最前列のボールAがそれ以上降下しないように阻止される(図5参照)。
2 ティー支持用支柱
3 回動アーム
4 回動アーム用支柱
4a 往復運動部材用支柱
5 ボール供給部
6 ボール供給部用支柱
7 ティー
8 ボルト・ナット
9 アーム部
10 枢着部
10a 回動軸
11 小歯車
12 ラック
13 エアーシリンダー等の往復運動部材
14 ボール搬送制御部
15 ボール収納部
16 検出部
17 往復運動部材
18 エアー供給用コンプレッサー
19 検出器
20 カバー
Claims (3)
- 野球のボールAをセットする形状に形成した天面を有する弾性体からなる棒状のティー7の下部が挿入される筒状の高さ調整可能なティー支持用支柱2と、ボールAを保持した状態で回動アーム3にてティー7の天面にボールAをセット後、逆方向に回動してボール供給部5にある最前列のボールAを保持する回動アーム3を支持する回動アーム用支柱4を備えたボール搬送手段と、ボール供給部5を支持するボール供給用支柱6とを、高低のレベル調整が可能な基台1上に略同一線上に間隔をおいてそれぞれ立設し、前記ティー支持用支柱2は基台1の上面先端部に設置し、前記ティー支持用支柱2はボールAを保持した状態で回動アーム3にてティー7の天面にボールAをセットし得る距離の基台1の上面に設置し、ボール供給用支柱6は回動アーム3が後方に回動してボール供給部5の最前列のボールAを保持し得る距離をおいた基台1の後端部上面に設置し、かつ、ボール供給部5にある最前列のボールAをアーム部9で保持した状態で弧状を描きながら回動し、前記ティー7の天面にボールAを載置した後、該ティー7の天面のボールAからアーム部9が離脱し、前記回動方向と逆方向に回動して前記ボール供給部5にある最前列のボールAを前記アーム部9で保持する動作を繰返すボール搬送手段と、前記ティー7の天面に載置するボールの有無を検知する検知手段と、該検知手段により前記ティー7の天面にボールがあることを検知した場合は前記ボール搬送手段のアーム部9がボール供給部5側にある最前列のボールAを保持した状態で待機し、前記検知手段によりティー7上にボールがないことを検知した場合は前記ボール搬送手段のアーム部9がボール供給部5側にある最前列のボールAを保持した状態で該ボール搬送手段に前進運動の指示を与えるとともに前記ティー7の天面にボールAを載置後は前記アーム部9がボールAから離脱して後退運動を行なって前記ボール供給部5側にある最前列のボールを保持する動作の繰返しを指示するボール搬送制御部14を備えたことを特徴とする野球のバッティング練習用ボール供給装置。
- 前記ボール搬送手段は回動運動に代えて往復運動部材17がエアーシリンダーのピストンに取付けたロッドの先端部に設けたボール保持・離脱用のアーム部9と、該アーム部9がボールAを保持した状態でシリンダー内の圧搾空気にて前進してボールAをティー7の天面にセットし、該ボールAをティー7の天面にセット後、該アーム部9がボール供給部5の位置まで後退する運動を繰返す構造に形成したことを特徴とする請求項1記載の野球のバッティング練習用ボール供給装置
- 前記ボール搬送制御部14の駆動を停止させるためのフットペダルを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の野球のバッティング練習用ボール供給装置。
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JP2005239222A JP4773771B2 (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 野球のバッティング練習用ボール供給装置 |
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