JP4772990B2 - パチンコ遊技機の入球装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ遊技機の入球装置に関し、更に詳細には、球検出手段で検出した入賞球を球停留誘導部材で一時停留させ、前記球検出手段の検出信号に基いて図柄変動を開始した図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際には、前記球停留誘導部材が停留入賞球を第1球通出路側へ通出するよう動作して、該第1球通出路に設けた入賞装置作動スイッチの検出信号に基き特別遊技権利状態を現出する一方、前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立しなかった際には、前記球停留誘導部材が停留入賞球を第2球通出路側へ通出するよう動作して、当該入賞球を機裏側へ排出するようにしたパチンコ遊技機の入球装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、所謂「権利物」とも称される第3種パチンコ遊技機として、従来から多種多様のものが提案され実施に供されている。この第3種パチンコ遊技機は、球検出手段(図柄始動スイッチ)や球停留誘導部材および入賞装置作動領域等を備えた入球装置(普通電動役物)、数字やイラスト等の図柄を変動表示または停止表示する図柄表示装置、第3種始動口、大入賞口を備えた大型入賞装置等を、遊技盤の所要位置に備えている。このような第3種パチンコ遊技機の基本的な遊技形態は、前記遊技盤へ打出された遊技球が前記入球装置の球通入路に通入されて前記図柄始動スイッチで検出されると、この検出信号に基いて前記図柄表示装置が図柄組合わせ変動を開始し、該図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した場合には、前記球停留誘導部材で一時的に停留保持されていた当該入賞球が前記入賞装置作動領域へ通出案内され、該領域に設けた入賞装置作動スイッチでの検出信号に基いて特別遊技権利状態となる。そして、この特別遊技権利状態となったら、次に前記第3種始動口へ遊技球を入賞させることで、前記大型入賞装置の大入賞口が開放する。そして、第3種始動口へ16個の遊技球が入賞するか、或いは新たな入賞球が入賞装置作動領域に通入するまでの間は、当該の特別遊技権利状態(大当り状態)が継続するようになっている。
【0003】
すなわち前記入球装置では、前記図柄始動スイッチで検出された入賞球を前記球停留誘導部材で一時的に停留保持し、この入賞球停留状態で前記図柄表示装置の図柄組合わせ変動を行ない、該図柄表示装置で特定の図柄組合わせの成立時には、前記球停留誘導部材が停留保持していた当該入賞球を入賞装置作動領域(第1球通出路)の側へ通出させて特別遊技権利状態を現出させる。また、前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせの非成立時には、前記球停留誘導部材が停留保持していた当該入賞球を、別の球通出領域(第2球通出路)の側へ通出させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記入球装置では、前述したように、入賞装置作動領域に設けた入賞装置作動スイッチが球停留誘導部材から通出された入賞球を検出した際の検出信号に基き特別遊技権利状態が現出するようになっているが、該入賞装置作動スイッチから出力された検出信号は常に検出有効とするように設定されていた。換言すると、前記図柄表示装置での図柄組合わせの結果と関係なしに前記入賞装置作動スイッチが検出信号を出力した場合には、特別遊技権利状態が現出されるように設定されていた。このため、例えば主制御基板や図柄制御基板等の異常等に起因した前記球停留誘導部材の誤作動により、前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせの非成立時に停留入賞球が入賞装置作動領域へ通出された場合でも、前記入賞装置作動スイッチの検出信号が有効検出とされて特別遊技権利状態が現出されてしまう不都合があった。更には、▲1▼巧妙な操作により入賞球を入賞装置作動スイッチを通過するようにする、▲2▼電波発生装置等を使用して入賞球の通過に関係なく入賞装置作動スイッチが検出信号を出力するようにする、等の不正者による不正行為を阻止できない問題等を内在していた。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するために提案されたもので、図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際に、この特定の図柄組合わせ成立時点から球停留誘導部材の動作終了時点までの間だけ、入賞装置作動手段から出力される入賞球の検出信号を有効とするよう構成したパチンコ遊技機の入球装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明は、球検出手段で検出した入賞球を球停留誘導部材で一時停留させ、前記球検出手段の検出信号に基いて図柄変動を開始した図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際には、前記球停留誘導部材が停留入賞球を第1球通出路側へ通出するよう動作して、該第1球通出路に設けた入賞装置作動手段の検出信号に基き特別遊技権利状態を現出する一方、前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立しなかった際には、前記球停留誘導部材が停留入賞球を第2球通出路側へ通出するよう動作して、当該入賞球を機裏側へ排出するようにしたパチンコ遊技機の入球装置において、
前記入賞装置作動手段は、前記図柄表示装置等を制御する制御基板により常には電源OFFとなる入賞球の検出不能状態に制御され、前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際に、この特定の図柄組合わせ成立時点から前記球停留誘導部材の動作終了時点までの間だけ前記制御基板により電源ONとなる入賞球の検出可能状態に制御されて、該入賞装置作動手段による入賞球の検出が可能となるよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際に、この特定の図柄組合わせ成立時点から球停留誘導部材の動作終了時点までの間だけ、入賞装置作動手段から出力される入賞球の検出信号を有効とする。従って、入賞装置の異常やトラブル等による球停留誘導部材の誤動作に起因して、図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立しないのに入賞球が第1球通出路の側へ通出されたとしても、特別遊技権利状態の現出が好適に防止される。更には不正者が、図柄表示装置の作動に関係なく人為的に入賞装置作動手段から検出信号を出力させたとしても、不正行為による特別遊技権利状態の現出も好適に阻止し得る。そして球停留誘導部材の動作終了時点は、該球停留誘導部材に設けた非検出部を検出した検出部からの検出信号が制御基板へ出力された時点とされ、該球停留誘導部材の動作終了後に入賞装置作動手段から出力された検出信号は確実に無効とされる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るパチンコ遊技機の入球装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお本実施例の入球装置は、第3種パチンコ遊技機として規定された遊技態様を前提に構成され、該遊技機におけるパチンコ遊技において特別遊技権利状態を現出するためのものである。
【0009】
(遊技盤について)
先ず、図6に略示されるパチンコ遊技機の遊技盤Aについて要約説明すると、該遊技盤Aでは、その前面に取着された略円形状の案内レール10内に画成された遊技領域11において、その略中央に本実施例の入球装置(普通電動役物)Bが配設され、該入球装置Bの下方に3列の図柄組合わせ変動を行なう図柄表示装置Cが配設されている。また遊技領域11の右側に、第3種始動口Dが配設される一方、該第3種始動口Dの下方に、横長矩形状の大入賞口84を有する大型入賞装置Eが配設されている。更に遊技領域11の左側略中央には、前記入球装置Bに設けられた開閉機構45を作動させる機能を具有する開閉作動入賞口Fが設けられ、また該入球装置Bの左右両側部位には普通入賞口Gが配設されている。なお、図中の符号12はランプを内蔵した電飾回転体、符号13は普通回転体、符号14はアウト口、符号15は電飾具である。
【0010】
(入球装置の概略構成について)
本実施例の入球装置Bは、図1〜図3に示すように、前記遊技盤Aに装着セットされて入賞球(セーフ球)の球通入出経路部26を形成した本体20を主体とし、この本体20の所要位置に、入賞球の通入形態および通出形態を制御する各種の機構が配設されている。すなわち前記球通入出経路部26の上側には、遊技球用の入賞領域30aを幅広・幅狭に可変する開閉機構45が配設され、また球通入出経路部26の下方には、入賞球を第1球通出路37または第2球通出路38へ振分けて通出する球停留誘導機構55が配設されている。また球通入出経路部26の略中央部には、前記球停留誘導機構55の側へ入賞球が通入することを規制する球通入規制機構65が配設されている一方、該球通入出経路部26の右側には、連続的に通入した入賞球を適宜時間差を以て通入案内する球通入遅延機構70が設けられている。
【0011】
(本体について)
前記本体20は、入球装置Bの主体として複合組立式の筺型とされ、具体的には図1〜図3に示すように、適宜デザイン形状に形成されて遊技盤Aに直接的にビス固定される取付板部21を中心とし、該取付板部21の前面側に形成されて前記球通入出経路部26を実質的に画成する前枠部22と、前記取付板部21の背面側に形成されて前記各機構を構成する各種部材・部品等の搭載部とされる裏板24をビス固定する後枠部23とから構成されている。また前記前枠部22の前面には、球通入出経路部26を覆蓋すると共に透視可能とし、適宜の色彩やイラスト等が付された前装飾板25が、着脱可能にビス固定される。
【0012】
(球通入出経路部)
前記本体20の取付板部21、前枠部22および前記前装飾板25により囲繞画成される前記球通入出経路部26は、該前枠部22の上部中央に装着した入賞球検知スイッチ29の検出口を実質的な入球装置入賞口30としたもとで、上下略中央を境界とした上側領域に画成される球通入部27と、下側領域に画成される球通出部28とから構成されている。そして前記入賞球検知スイッチ29は、球通入出経路部26に通入される全ての入賞球を検知し、夫々の入賞球に対する検知信号に基き、図示しない賞球払出装置から所定数(例えば15個)の賞球が球皿へ払出される。
【0013】
前記球通入部27には、前記取付板部21に一体成形された案内壁31により、図2の正面右側に画成されて略倒伏U字状に屈曲して延在する第1球通入路(球通入路)32と、正面左側に画成されて略倒立L字状に延在する第2球通入路33とが形成されている。このうち第1球通入路32は、前記入球装置入賞口30から通入した入賞球の通常球処理路とされ、該第1球通入路32の中間に後述する球通入遅延機構70が設けられると共に、該第1球通入路32の下流側の壁部に、前記球通出部28への球通入口とされる図柄始動ゲート35が開設されている。また第2球通入路33は、前記第1球通入路32に複数個の先行入賞球が存在している際に、次行入賞球を迂回通出させるための非常球処理路とされ、第1球通入路32での球詰まりを防止する機能を発揮するようになっている。なお、第1球通入路32および第2球通入路33は、その下流側(球通入出経路部26の左側略中央)で相互に合流して取付板部21の左側中央に設けた球通出処理口34に連通しており、▲1▼第1球通入路32へ通入されたものの球通出部28側への通入が規制された入賞球、▲2▼第2球通入路33へ通出された入賞球は、所謂普通入賞球として前記球通出処理口34を介して遊技盤Aの裏側へ排出処理される。
【0014】
一方、前記球通出部28は、前記図柄始動ゲート35から垂下延在する球導入路36と、該球通出部28の右側下部に形成されて「入賞装置作動領域」と称される第1球通出路37と、前記球通出部28の左側下部に形成されて「球(停留球)排出領域」と称される第2球通出路38とから構成されている。そして、前記球導入路36の出口側と、第1球通出路37および第2球通出路38の入口側には、前記球停留誘導機構55における球停留誘導部材としての球振分体56が配設されており、この球振分体56により前記球導入路36に通入された入賞球を第1球通出路37または第2球通出路38へ区分通出させるようになっている。また、前記球導入路36の途中に球検出手段としての図柄始動スイッチ(球検出手段)39が配設され、前記第1球通出路37に入賞装置作動スイッチ(入賞装置作動手段)40が配設されると共に、前記第2球通出路38に球排出確認スイッチ41が配設されている。
【0015】
このうち前記図柄始動スイッチ39は、前記図柄表示装置Cの図柄変動開始の契機となる機能と、後述する球通入規制機構55の作動の契機となる機能とを有しており、前記第1球通入路32から図柄始動ゲート35を介して前記球導入路36へ通入された入賞球の通過を検出すると、その検出信号を主基板90へ出力するようになっている。これにより主基板90では、前記図柄表示装置Cを制御する図柄制御基板91へ所定のコマンド信号を出力する一方、前記球通入規制機構65における規制ソレノイド(電磁ソレノイド)68を励磁作動させる(図7)。
【0016】
また前記入賞装置作動スイッチ40は、特別遊技権利状態現出の契機となる機能を有し、前記図柄表示装置Cにおいて特定の図柄組合わせ(大当り)が成立した場合、これに基いて作動制御された前記球停留誘導機構55の前記球振分体56に一時的に停留している入賞球が第1球通出路37へ通出されたことを検出すると、その検出信号を前記主基板90へ出力するようになっている。これにより主基板90では、特別遊技権利状態を現出するために、前記大型入賞装置Eにおける入賞装置ソレノイド86を励磁制御して該入賞装置Eにおける大入賞口84を開放させる(図7)。ここで実施例の遊技機では、図14に示すと共に後述するように、前記図柄表示装置Cで特定の図柄組合わせが成立した際に、この特定の図柄組合わせ成立時点から前記球停留誘導機構55の球振分体56の動作終了時点までの間だけ、前記入賞装置作動スイッチ40から出力される入賞球の検出信号を有効とするよう構成されている。
【0017】
更に前記球排出確認スイッチ41は、前記図柄表示装置Cにおいて特定以外の図柄組合わせ(外れ)が成立した場合に、これに基いて作動制御された前記球停留誘導機構55の前記球振分体56に一時的に停留している入賞球が、第2球通出路38へ適正に通出されたことを検出するためのものである。
【0018】
そして、前記図柄表示装置Cで特定の図柄組合わせが成立し、前記球停留誘導機構55が適切に動作したもとで前記入賞装置作動スイッチ40が入賞球を検出した場合には、この検出信号に基いて特別遊技権利状態が現出される。この特別遊技権利状態では、第3種始動口Dで入賞球が発生した時点から、▲1▼所定時間(例えば9.5秒)が経過した場合、▲2▼この所定時間内に所定個数(例えば10個)の入賞球が発生した場合、の何れかの条件が成立するまで大型入賞装置Eの大入賞口84が開放される。そして、大型入賞装置Eにおける大入賞口84の開放動作は、特別遊技権利状態において、▲1▼前記第3種始動口Dで合計16個の入賞球が発生した場合、▲2▼前記入球装置Bにおいて新たな入賞球が第1球通出路37へ通出されて前記入賞装置作動スイッチ40で検出された場合、の何れかの条件が成立するまで継続される。
【0019】
(開閉機構)
前記本体20の上部に配設された前記開閉機構45は、図1〜図5に示すように、互いに対称な構造・形状に成形されて前記入賞球検知スイッチ29を挟んで左右両側に配設された羽根部材46,46を、本体20の前記後枠部23の内側上部に配設されたクランク部材47と、前記裏板24に固定された開閉ソレノイド48とで制御するようになっている。前記各羽根部材46,46は、前記前装飾板25の裏面に左右所要間隔に一体成形された支持軸49,49に枢支された左右回動形態とされ、該支持軸49に枢支される基部から上方に向かって徐々に薄肉となると共に相互近接する方向へ湾曲した所謂フラップ状を呈しており、前記基部の背面から後方へ水平に延出形成された連繋棒46aが、前記クランク部材47に連繋するようになっている。また前記クランク部材47は、前記後枠部23に対して水平に架設されるクランクピン50に回動自在に枢支されており、前記各羽根部材46の連繋棒46a先端が突入係合する凹状の第1連繋部47a,47aと、前記開閉ソレノイド48のロッド48aに設けたフランジ48bが係止連繋する第2連繋部47bとを有している。
【0020】
前記開閉ソレノイド48は、非励磁状態ではロッド48aに装着したスプリング48cの付勢力により該ロッド48aを前進させた状態とされ、励磁状態では該スプリング48cの付勢力に抗してロッド48aを後退させるようになる。なお前記開閉ソレノイド48は、前記開閉作動入賞口Fに遊技球が入球した際に、該入賞口Fに配設した開閉作動口スイッチ16が当該遊技球を入賞球として検出した際に、その検出信号の入力を受けた前記主基板90からの制御信号に基いて励磁制御され、後述するように、例えば通常遊技状態中では0.3秒間励磁制御され(図14)、確率変動遊技状態中では3秒間に亘って励磁制御される(図15)。
【0021】
このように構成された開閉機構45は、前記開閉ソレノイド48の非励磁状態とされる通常状態時(図3)では、各羽根部材46,46がその先端部46b,46bを互いに近接させた第1位置に保持され(図2に2点鎖線で示す)、遊技球が辛うじて通過し得る程度に入賞領域30aを狭小して遊技球の入賞確率を低下させるようになる。一方、主基板90からの制御信号に基いて前記開閉ソレノイド48が励磁制御されると(図4)、前記ロッド48aの後退変位に従って前記クランク部材47が図4において時計方向へ回動することにより、各羽根部材46,46がその先端部46b,46bを互いに離間させた第2位置に変位され(図2に実線で示す)、前記入賞領域30aを大きく拡幅して(通常の約3倍)遊技球の入賞球の発生確率を大幅に向上させるようになる。
【0022】
(球停留誘導機構)
前記球停留誘導機構55は、前述したように、図柄始動ゲート35を介して球導入路36へ通入された入賞球を、前記図柄表示装置Cの図柄組合わせ変動中に亘って一時的に停留保持すると共に、該図柄表示装置Cの図柄組合わせ結果に基き、当該入賞球を第1球通出路37または第2球通出路38へ振分けて区分通出するものである。具体的に球停留誘導機構55は、図2〜図5に示すように、球収容部57を有する円筒状の前記球振分体56を、前記取付板部21および裏板24にスリーブを介して回転自在に支持させた回転ピン58の前端側に固定する一方、前記回転ピン58の後端側に連結した球誘導モータ59の回転駆動制御により、前記球振分体56を図2の時計方向および反時計方向の両方向へ回転させ得るようになっている。なお前記球誘導モータ59は、前記裏板24に所要間隔をおいて固定されるモータベース60に固定されている。
【0023】
また前記回転ピン58の後端と前記球誘導モータ59の駆動軸との間には、外端壁部61aに透光スリット(被検出部)62を設けた円盤状のセンサ板61が配設され、該センサ板61は、該モータ59および前記回転ピン58を連結して同期的に回転するようになっている。そしてセンサ板61の外端壁部61aは、前記モータベース60に固定されたセンサ基板63に設けた原位置スイッチとしてのフォトセンサ(検出部)64の検出部位に臨んでおり、球誘導モータ59と共に回転する該センサ板61の前記透光スリット62が検出部に至ると、前記フォトセンサ64がこれを検出するようになっている。すなわち、前記透光スリット62がフォトセンサ64の検出部に到来すると、前記球振分体56の球収容部57が前記球導入路36に整合するようになっており、この状態が当該球停留誘導機構55の原点位置とされている。
【0024】
このように構成された球停留誘導機構55は、前記球誘導モータ59の非通電状態時では、前記球収容部57が前記球導入路36に整合した状態に前記球振分体56が制御されているので、該球導入路36に通入されて前記図柄始動スイッチ39で検出された遊技球を、前記球収容部57に受入れることを許容する。一方、前記図柄表示装置Cで特定の図柄組合わせ(大当り)が成立した場合には、前記球誘導モータ59を逆回転するように制御して前記球振分体56を図2の時計方向へ回転させ、球収容部57に保持している入賞球を該球収容部57が先に整合する前記第1球通出路37へ通出させる。更に、前記図柄表示装置Cで特定以外の図柄組合わせ(外れ)が成立した場合には、前記球誘導モータ59を正回転するように制御して前記球振分体56を図2の反時計方向へ回転させ、球収容部57に保持している入賞球を該球収容部57が先に整合する前記第2球通出路38へ通出させる。そして前記球誘導モータ59は、正・逆何れの方向へ回転制御されても、球振分体56と同期的に回転していた前記センサ板61の透光スリット62が、フォトセンサ64の検出部に到来したことを該フォトセンサ64が検出する原点位置で停止する。なお、前記主基板90が前記フォトセンサ64からの検出信号を受けると、入賞球による当該の図柄組合わせゲームが終了とされる。
【0025】
(球通入規制機構)
前記球通入規制機構65は、前記第1球通入路32へ通入された入賞球が、前記球通出部28の球導入路36へ通入されるのを規制し、前記球導入路36に常には1個の入賞球だけが通入されるように調整するよう機能する。具体的に球通入規制機構65は、図2〜図5に示すように、取付板部21に設けた挿通孔21aを介して前記図柄始動ゲート35に隣接した部位に、球規制片67を有する側面略L形の規制体(球通入規制部材)66を設け、この規制体66を前記裏板24に固定された規制ソレノイド68におけるロッド68a先端に設けたフランジ68bに固定し、該規制ソレノイド68で該規制体66を位置制御するようになっている。前記規制ソレノイド68は、非励磁状態ではスプリング68cの付勢力によりロッド68aが後退した状態とされ、励磁状態では該スプリング68cの付勢力に抗してロッド68aが前進するように制御される。なお規制ソレノイド68は、図14に示すように常には非励磁状態とされ、前記図柄始動スイッチ39が入賞球の通過を検出した際に前記主基板90で励磁制御され、そして前記フォトセンサ64からの検出信号が主基板90へ入力されて球誘導モータ59が停止制御されると同時に非励磁状態に復帰されるようになっている。
【0026】
このように構成された球通入規制機構65は、前記規制ソレノイド68の非励磁状態時では、前記規制体66の球規制片67が前記図柄始動ゲート35から退避した第1位置に保持され(図3)、第1球通入路32を介して通入される入賞球が該図柄始動ゲート35を介して球導入路36へ通入するのを許容するようになる。一方、主基板90からの制御信号に基いて前記規制ソレノイド68が励磁制御されると、前記ロッド68aの前進変位に従って前進した規制体66は、球規制片67が図柄始動ゲート35へ延出して臨んだ第2位置に保持され(図4)、第1球通入路32を介して通入される入賞球が該図柄始動ゲート35を介して球導入路36へ通入するのを規制するようになる。すなわち、前記規制体66が第2位置に保持された状態においては、前記球規制片67が第1球通入路32の一部分を形成するようになるから、前記第1球通入路32へ通入された入賞球は、前述したように、該通入路32に連通した球通出処理口34へ案内されて遊技盤Aの裏側へ排出処理される。なお球規制片67は、図4に示すように、前記図柄始動ゲート35の前後開口幅がパチンコ球(入賞球)の略1個分であることを前提とすると、規制体66が第2位置に到来した状態において、少なくとも該図柄始動ゲート35の開口領域における略半分程度だけ延出する長さに設定すれば、入賞球が球導入路36側へ通入されることが規制される一方、図柄始動ゲート35の開口部位にひっかかることもない。
【0027】
(球通入遅延機構)
前記球通入遅延機構70は、前述したように、例えば前記第1球通入路32に連続的に複数個の入賞球が通入された場合、各入賞球を適宜時間差を以て前記図柄始動ゲート35に向けて通出させ、これら入賞球が連なって該図柄始動ゲート35へ到来することを防止するよう機能する。具体的に球通入遅延機構70は、図2および図3に示すように、前記取付板部21と前装飾板25との間に架設される支持ピン74に揺動可能に枢支され、凹設した球受け部72および埋設したバランスウェイト73を有する揺動形態の球送り体(球通入遅延部材)71を主体とし、該球受け部72に対する入賞球の有無による該球送り体71の姿勢変化に基き、入賞球の通入に適宜時間差を持たせ得るようになっている。すなわち球送り体71は、前記球受け部72に入賞球が収容されていない場合は、前記バランスウェイト73の重量により図8に示した状態に回動変位し、前記案内壁31上に到来した入賞球を球受け部72に受入れ可能な第1位置となる。また、前記第1位置において球受け部72に1個の入賞球が収容されると、当該入賞球の重量によりバランスが崩れて図2および図9に示した状態へ回動変位し、球受け部72に収容された入賞球を図柄始動ゲート35に向けて通出可能な第2位置となる。
【0028】
また、球送り体71が前記第2位置に変位すると、該球送り体71の球受面75が案内壁31の端部に臨むようになり、連続して通入された次行入賞球は該球受面75に当接した状態で一時的に停留される。すなわち球送り体71は、例えば2個の入賞球が連続的に通入された場合、先行入賞球を球受け部72に受入れた後に第1位置から第2位置へ揺動し、該先行遊技球を通出した後に第2位置から第1位置へ揺動した時点で、次行入賞球を前記球受け部72に受入れ可能となる。なお前記球送り体71による次行入賞球の通入時間差は、少なくとも先行入賞球が前記図柄始動スイッチ39で検出され、これにより前記規制体66が第2位置へ変位した後に、次行入賞球を前記図柄始動ゲート35に向けて通入させる程度に設定することが望ましい。
【0029】
(入賞球の検出)
前述のように構成された実施例の入球装置25では、前述すると共に図14に示すように、前記図柄表示装置Cで特定の図柄組合わせが成立した際に、この特定の図柄組合わせ成立時点から前記球振分体56の動作終了時点までの間だけ、前記入賞装置作動スイッチ40から出力される入賞球の検出信号を有効とするよう構成されている。これにより、▲1▼主基板90や図柄制御基板91等の異常に起因した前記球停留誘導機構55の誤動作により、前記図柄表示装置Cで特定の図柄組合わせが成立しないのに停留入賞球が第1球通出路37の側へ通出されて前記入賞装置作動スイッチ40が検出信号を出力した場合、▲2▼不正者の不正行為により人為的に前記入賞装置作動スイッチ40から検出信号を出力させた場合等に、特別遊技権利状態が現出することを好適に防止し得るようになっている。
【0030】
ここで、特定の図柄組合わせ成立時点から前記球振分体56の動作終了時点までの間だけ、前記入賞装置作動スイッチ40から出力される入賞球の検出信号を有効とする方法としては、(a)入賞装置作動スイッチ40を「検出有効状態」または「検出無効状態」に制御する形態、(b)入賞装置作動スイッチ40を「検出可能状態」または「検出不能状態」に制御する形態、等が好適に実施される。このうち前記(a)の制御形態は、前記入賞装置作動スイッチ40を常には入賞球の検出可能状態(電源ON状態)としておき、前記図柄表示装置C等を制御する前記主基板(制御基板)90を、常には前記入賞装置作動スイッチ40から出力される検出信号を無効とすると共に、該図柄表示装置Cでの特定の図柄組合わせ成立時点から前記球振分体56の動作終了時点までの間は、前記入賞装置作動スイッチ40から出力される入賞球の検出信号を有効とするよう設定したものである。
【0031】
また前記(b)の制御形態は、前記入賞装置作動スイッチ40を、前記図柄表示装置C等を制御する主基板(制御基板)90により常には入賞球の検出不能状態(電源OFF状態)に制御し、該図柄表示装置Cでの特定の図柄組合わせ成立時点から前記球振分体56の動作終了時点までの間は、入賞球の検出可能状態(電源ON状態)に制御するよう設定したものである。前記(a)(b)何れの制御形態でも、前記図柄表示装置Cでの特定の図柄組合わせ成立時点から前記球振分体56の動作終了時点までの間だけ入賞球検出が有効または可能となり、前述した▲1▼および▲2▼の不都合を好適に防止し得る。なお主基板90は、前記球振分体56に設けた前記透光スリット62を検出した前記フォトセンサ64からの検出信号が該主基板90へ出力された時点で、球振分体56の動作終了時点を判断するよう設定されている。
【0032】
(図柄表示装置)
前記図柄表示装置Cは、現在広く実施に供されている液晶タイプの図柄表示部80を有するものが例示され、前記主基板90からの送信されたコマンド信号を受けた図柄制御基板91により、左列、中列、右列からなる3列の図柄変動制御および図柄停止制御がなされる。すなわち主基板90から図柄制御基板91へは、▲1▼変動パターン指定コマンド、▲2▼左列図柄指定コマンド、▲3▼中列図柄指定コマンド、▲4▼右列図柄指定コマンド、▲5▼全図柄停止コマンド等が適時に送信され、これらのコマンド信号に基いて図柄表示装置Cが作動制御される。そして、左列、中列、右列からなる3列の図柄が特定の組合わせになった場合は所謂「大当り」の成立とされ、特定以外の組合わせになった場合は「外れ」とされる。なお図柄表示装置は、実施例の液晶タイプの他に、回転ドラムタイプや回転ベルトタイプを採用してもよい。
【0033】
(第3種始動口)
前記第3種始動口Dは、遊技球の通過を検出する第3種始動口スイッチ17と、遊技球を該スイッチ17に誘導する回転体81とから構成されている。前記第3種始動口スイッチ17は、図柄表示装置Cでの特定の図柄組合わせが成立し、前記入球装置Bで特別遊技権利状態が現出されたもとで、所謂「右打ち」による打球操作により当該第3種始動口Dに遊技球が入球したことを検出することで、前記大型入賞装置Eにおける大入賞口84の開放を起生する一方、前記大型入賞装置Eの大入賞口84が開放された特別遊技中において、次の遊技球の入球検出により当該特別遊技を継続し得る権利を発生させるためのものである。なお特別遊技は、例えば前記第3種始動口Dに16個の遊技球が入球された場合に終了処理される。また前記回転体81は、入賞球を一時的に収容する収容部81aを有しており、第3種始動口モータ82(図7)により常に一定の速度で一方向(例えば反時計方向)へ回転しており、約11秒で1回転するようになっている。
【0034】
(大型入賞装置)
前記大型入賞装置Eは、所謂「アタッカータイプ」のものが例示され、前記大入賞口84を開閉する扉板85は入賞装置ソレノイド86(図7)により操作され、また入賞球の個数をカウントするためのカウントスイッチ87が配設されている。例えば、大入賞口84に10個の遊技球が入賞球として入球した場合に、前記入賞装置ソレノイド86が励磁制御されて扉板85で該大入賞口84を一時的に閉成するように制御可能である。
【0035】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された実施例の入球装置Bの作用につき、該入球装置Bを装着した前記遊技盤Aによる第3種パチンコ機の遊技形態を含め、図8〜図13図に示した説明図と、図14、図15に示したタイミングチャートをもとにして説明する。
【0036】
(初期状態)
前記入球装置Bを装着した前記遊技盤Aを搭載した実施例のパチンコ遊技機では、電源基板92を介して前記主基板90に電源が投入された際に、先ず図柄制御基板91を介して前記図柄表示装置Cの初期化が行なわれる。また第3種始動口Dでは、第3種始動口モータ82が定速回転制御され、前記回転体81を一定速度で連続回転させる。一方、入球装置Bでは、前記球誘導モータ59が適宜方向へ回転制御され、フォトセンサ64とセンサ板61により原点位置検出が実行され、前記球振分体56の球収容部57を球導入路36に整合させる。なお、入球装置Bにおける開閉機構45の開閉ソレノイド48、球通入規制機構65の規制ソレノイド68、大型入賞装置Eの入賞装置ソレノイド86は何れも非励磁状態とされ、開閉機構45では各羽根部材46,46を第1位置に保持して入賞領域30aを幅狭とし、球通入規制機構65では規制体66を第1位置に保持して前記図柄始動ゲート35を開放状態とする一方、大入賞口84は扉板85で閉成された状態とされる。また前記各スイッチ16,17,29,39,41は、夫々が検出可能な有効状態とされる。
【0037】
(パチンコ遊技)
そして、このもとで図示しない打球発射装置を操作してパチンコ遊技を開始して遊技盤Aの遊技領域11内へ遊技球を順次打出すと、各遊技球は遊技領域11内を自然落下し、その一部は前記各入賞口F,G,30および第3種始動口Dの何れかに入球してセーフ球となる一方、これ以外の多くの遊技球は最終的にアウト球を介して遊技盤Aの裏側へ回収される。このうち、前記普通入賞口G,Gで入賞球が発生した場合は、該入賞口Gに設置した普通入賞口スイッチ18がこれを検出してその検出信号を主基板90へ出力し、該主基板90では所定の賞球払出指令を図示しない賞球払出装置へ出力して、例えば1個の入賞球に対して15個の賞球を払出し処理する。
【0038】
また、前記開閉作動入賞口Fで入賞球が発生した場合は、開閉作動口スイッチ16がこれを検出してその検出信号を主基板90へ出力し、該主基板90では所定の賞球払出指令を図示しない賞球払出装置へ出力して、例えば1個の入賞球に対して15個の賞球を払出し処理する。更に主基板90は、前記開閉機構45の開閉ソレノイド48を所定時間に亘って励磁制御し、前記各羽根部材46,46を第2位置へ変位させて入賞領域30aを拡幅させ、入賞球の発生確率を向上させる。なお開閉ソレノイド48の励磁制御時間は、通常遊技状態中は0.3秒、後述する確率変動遊技状態中は3秒とされ、確率変動遊技中の方が入賞球の発生確率が大幅に向上する。
【0039】
そして、前記開閉機構45の各羽根部材46,46の姿勢に関係なく、遊技領域11を介して遊技球が入賞領域30aを介して入球装置入賞口30へ到来し、これにより入賞球が発生した場合は、これを前記入賞球検知スイッチ29が検出してその検出信号を主基板90へ出力し、該主基板90では所定の賞球払出指令を図示しない賞球払出装置へ出力して、例えば1個の入賞球に対して15個の賞球を払出し処理する。そして、入球装置Bの球通入出経路部26へ通入された当該入賞球は、案内壁31により基本的には第1球通入路32へ通入して前記球通入遅延機構70の方向へ案内され(図8)、該球通入遅延機構70の球送り体71により通入遅延された後に図柄始動ゲート35へ到来する(図9)。なお、この時点では、前記球通入規制機構65の規制体66による通入規制がなされていないから、当該入賞球は図柄始動ゲート35を介して球導入路36へ通入され、図柄始動スイッチ39がこれを検出してその検出信号を主基板90へ出力する。
【0040】
これにより主基板90では、先ず当該の図柄始動スイッチ39を検出不能状態(検出無効状態)に制御する。また、前記球通入規制機構65における規制ソレノイド68を励磁制御して前記規制体66を第2位置へ移動させ、該規制体66の球規制片67を前記図柄始動ゲート35内へ臨ませて、以降に通入される次行入賞球が球導入路36側へ通入することを規制する(図4)。更に、前記図柄制御基板91へ所定のコマンド信号を送信し、前記図柄表示装置Cにおける図柄組合わせ変動を開始させる。前記図柄始動スイッチ39で検出された入賞球は、球停留誘導機構55における球振分体56の球収容部57に受入れられ、該球収容部57内で一時的に停留保持される。
【0041】
前記主基板90からのコマンド信号に基く前記図柄制御基板91からの制御信号により、前記図柄表示装置Cでは該図柄制御基板91で予め設定された所定変動パターンに基いて図柄組合わせ変動が実施された後、左列、中列、右列が順次停止して図柄組合わせ表示がなされ、この図柄停止表示結果に基いて前記球停留誘導機構55が作動制御される。すなわち、図柄表示装置Cにおいて特定の図柄組合わせ(大当り)が成立した場合は、球停留誘導機構55の前記球誘導モータ59を逆回転制御して球振分体56を時計方向へ回転させ、前記入賞球を第1球通出路37へ通出させる。また、図柄表示装置Cにおいて特定以外の図柄組合わせ(外れ)が成立した場合は、球停留誘導機構55の前記球誘導モータ59を正回転制御して球振分体56を反時計方向へ回転させ、前記入賞球を第2球通出路38へ通出させる。
【0042】
ここで、前記図柄表示装置Cにおいて特定の図柄組合わせ(大当り)が成立した場合に前記主基板90では、前記入賞装置作動スイッチ40から出力された検出信号を有効とするようになり、第1球通出路37へ通出された入賞球を前記入賞装置作動スイッチ40が検出すると特別遊技権利状態が現出される。特別遊技権利状態となった場合には、打球操作を所謂「右打ち」に変更して遊技球を前記第3種始動口Dに向けて打出し、このもとで第3種始動口Dで入賞球が発生して第3種始動口スイッチ17がこれを検出すると、この時点から、▲1▼所定時間(例えば9.5秒)が経過した場合、▲2▼この所定時間内に所定個数(例えば10個)の入賞球が発生した場合、の何れかの条件が成立するまで大型入賞装置Eの大入賞口84が開放される。そして、大型入賞装置Eにおける大入賞口84の開放動作は、特別遊技権利状態において、▲1▼前記第3種始動口Dで合計16個の入賞球が発生した場合、▲2▼前記入球装置Bにおいて新たな入賞球が第1球通出路37へ通出されて前記入賞装置作動スイッチ40で検出された場合、の何れかの条件が成立するまで継続されるようになる。
【0043】
一方、前記図柄表示装置Cでの図柄組合わせ結果に基いて作動した前記球停留誘導機構55において、前記球誘導モータ59の正回転または逆回転により球振分体56が1回転すると、前記フォトセンサ64がセンサ板61の透光スリット62の到来を検出して原点位置が検出され、これにより主基板90は該球誘導モータ59の駆動を停止する。そして、フォトセンサ64の検出信号を受けた主基板90は、図14に示すように、前記球通入規制機構65における規制ソレノイド68の励磁制御を解除するので、前記規制体66が第1位置へ復帰して球規制片67が記図柄始動ゲート35内から退避し、以降に第1球通入路32に通入される次行入賞球が球導入路36側へ通入することを許容するようになる。一方、検出不能状態(検出無効状態)に制御されていた前記図柄始動スイッチ39を検出可能状態(検出有効状態)に制御して、球導入路36側へ通入された次行入賞球の検出を可能とする。更に主基板90は、前記入賞装置作動スイッチ40から検出信号が出力されたとしても、この出力信号を無効とするようになる。
【0044】
これにより、先行入賞球に基く前記図柄表示装置Cの図柄組合わせ変動処理が終了し、その結果に伴って該入賞球の通出処理が完了した時点で、前記球通入規制機構65の復帰および図柄始動スイッチ39の検出可能状態への復帰が行なわれる。そして、前記球通入遅延機構70を経て通入した次行入賞球は、前記図柄始動ゲート35を介して球導入路36に通入されることが許容され、球導入路36に通入した次行入賞球は前記図柄始動スイッチ39で検出される。従って、当該次行入賞球に基く図柄表示装置Cでの図柄組合わせ変動が開始され、所要の図柄組合わせ遊技が実行される。
【0045】
実施例では、前述したように、前記図柄表示装置Cで特定の図柄組合わせが成立した時点から、作動開始した前記球停留誘導機構55の球振分体56の動作終了時点(前記フォトセンサ64から検出信号が出力された時点)までの間だけ、主基板90が前記入賞装置作動スイッチ40から出力された検出信号を有効とする。従って万一、前記主基板90や図柄制御基板91等の異常を起因とした前記球停留誘導機構55の誤動作により、前記図柄表示装置Cで特定の図柄組合わせが成立しないのに入賞球が第1球通出路37の側へ通出されたとしても、特別遊技権利状態の現出が好適に防止される。更には不正者が、前記図柄表示装置Cの作動に関係なく人為的に前記入賞装置作動スイッチ40から検出信号を出力させたとしても、このような不正行為による特別遊技権利状態の現出も好適に阻止し得る。そして球振分体56の動作終了時点は、該球振分体56に設けた透光スリット62を検出したフォトセンサ64からの検出信号が主基板90へ出力された時点とされるから、該球振分体56の動作終了後に入賞装置作動スイッチ40から出力された検出信号は確実に無効とされる。
【0046】
(確率変動遊技状態による連続入賞球の発生時)
また実施例の入球装置Bでは、前記図柄表示装置Cにおける図柄組合わせ結果として確率変動を伴う「大当り」が現出された場合には、前述したように、この確率変動遊技状態中に前記開閉作動入賞口Fへ遊技球が入球すると、前記開閉機構45における開閉ソレノイド48が3秒間に亘って励磁制御され、これに伴って該開閉機構45の各羽根部材46,46が第2位置に変位して入賞領域30aが3秒間拡幅されるから、入賞球の発生確率が大幅に向上する。従って確率変動遊技状態では、拡幅された前記入賞領域30aから入球装置入賞口30を介して複数の入賞球が連続的に通入する可能性があるが、実施例の入球装置Bでは前記球通入遅延機構70を設けたことにより、各入賞球を適宜時間差を以て前記図柄始動ゲート35側へ到来させ得るようになる。
【0047】
これを、図8〜図13および図15に示したタイミングチャートをもとに説明すると、羽根部材46,46が3秒に亘って開放している際に、例えば3個の入賞球(説明の便宜上、通入順に第1入賞球、第2入賞球、第3入賞球)が入賞領域30aから入球装置入賞口30に到来した場合、第1、第2、第3の各入賞球は入賞球検知スイッチ29で順次検出された後、第1球通入路32の側へ順次通入される。そして、前記球通入遅延機構70の球送り体71が第1位置に保持されているので、先ず第1入賞球が該球送り体71の球受け部72に収容される(図8)。
【0048】
そして、第1入賞球が球受け部72に収容されると、球送り体71が第1位置から第2位置へ揺動するので、第1入賞球は球受け部72から抜け出て図柄始動ゲート35側へ通入される(図9)。一方、この時、案内壁31に沿って球送り体71の側へ到来した第2入賞球は、該球送り体71の球受面75に当接した状態で一旦停留して待機するようになる。
【0049】
第1入賞球の放出が完了すると、球送り体71は第2位置から第1位置へ揺動復帰するので、該球送り体71が第1位置に到来した時点で前記第2入賞球が球受け部72へ収容されるようになる。但し前記第1入賞球は、第2入賞球が球受け部72に収容された時点で、図柄始動ゲート35を介して球導入路36へ通入され、前記図柄始動スイッチ39で検出される(図10および図15)。
【0050】
そして前述したように、第1入賞球が図柄始動スイッチ39で検出されると、これと同時に球通入規制機構65における規制体66が第2位置へ移動し、図4に示すように、球規制片67が図柄始動ゲート35に臨む。しかしこの時点では、前記第2入賞球は、再び第1位置から第2位置へ揺動移動している前記球送り体71の球受け部72に未だ収容されている状態であり、図柄始動ゲート35へは到来していない。
【0051】
従って、前記球送り体71が第2位置へ到来して該球送り体71の球受け部72から第2入賞球が放出された時点では(図11)、前記規制体66が第2位置へ移動して図柄始動ゲート35へ球規制片67が到来完了となっている。一方、前記第1入賞球は、第2入賞球が球送り体71から放出された時点で、既に球停留誘導機構55における球振分体56球収容部57に収容される。すなわち、略同時に第1球通入路32へ通入された第1遊技球と第2遊技球は、前記球送り体71が第1位置→第2位置→第1位置と往復揺動変位するに要する時間差を以て図柄始動ゲート35側へ夫々通入される。
【0052】
これにより、図柄始動スイッチ39が検出不能状態に制御され、かつ前記球通入規制機構65の規制ソレノイド68が励磁制御されて規制体66が第2位置に変位された後に、第2入賞球は球規制片67が臨んでいる図柄始動ゲート35へ到来するようになるから、球導入路36の側へ通入されることはない。従って、第1入賞球が図柄始動スイッチ39で検出され、図柄表示装置Cによる図柄組合わせ変動が開始された後に、第2入賞球が図柄始動ゲート35を介して球導入36へ通入することがない(図15に破線で示す)。なお第2入賞球は、第1球通入路32の壁部の一部を構成する前記球規制片67に案内されて前記球通出処理口34へ通出案内され、該球通出処理口34を介して遊技盤A裏側へ排出される(図12)。
【0053】
一方、前記第3入賞球は、図10に示すように、前記第2入賞球が球送り体71の球受け部72に収容される時点で、案内壁31に沿って該球送り体71の手前まで到来している。しかし第3入賞球は、前記第2入賞球により球送り体71が第1位置→第2位置→第1位置と往復揺動した後に該球送り体71の球受け部72に収容することが許容され(図12)、再び球送り体71が第1位置→第2位置へ揺動することで図柄始動ゲート35側へ通入される。従って第3入賞球は、前記第2入賞球と同様に、図柄始動ゲート35に延出して臨んでいる前記規制体66の球規制片67により球通出処理口34へ通出案内され、該球通出処理口34を介して遊技盤A裏側へ排出される(図13)。これにより、第1入賞球が図柄始動スイッチ39で検出されて図柄表示装置Cによる図柄組合わせ変動が開始された後に、第3入賞球が図柄始動ゲート35を介して球導入36へ通入することがない。
【0054】
(球詰まり防止)
また、前記球通入遅延機構70による入賞球の通入遅延作動により、該機構70の上流側に複数の入賞球が待機している状態で、更に入球装置入賞口30から入賞球が通入された場合は、図2に示すように、当該次々行入賞球は待機している入賞球に衝突しながら第2球通入路33側へ振分けられる。従って次々行入賞球は、第2球通入路33を介して前記球通出処理口34へ直接通出案内され、該球通出処理口34を介して遊技盤A裏側へ通出される。これにより、例えば3個以上の入賞球が略同時に発生した場合でも、第1球通入路32の入口部における入賞球の球詰まりが好適に回避される。
【0055】
なお実施例の入球装置Bでは、前記第1球通出路37に入賞装置作動スイッチ40を設置すると共に、前記第2球通出路38に球排出確認スイッチ41を設置したことにより、球停留誘導機構55の球振分体56に一時停留されていた入賞球が、前記図柄表示装置Cの図柄組合わせ停止結果に基いて第1球通出路37または第2球通出路38の何れかに正確に誘導・通出されているか否かを確認し得る。従って例えば、図柄表示装置Cで「大当り」が成立した際に、前記入賞装置作動スイッチ40で入賞球の通過検出がなされなかったり、または前記球排出確認スイッチ41で入賞球の通過検出がされた場合には、前記主基板90は通出エラー発生と認識する。一方、前記図柄表示装置Cで「外れ」となった際に、前記球排出確認スイッチ41で入賞球の通過検出がなされなかった場合にも、前記主基板90は通出エラー発生と認識する。
【0056】
なお、前述した入賞球の通出エラーが発生した場合は、適宜位置に設けたランプによるランプ表示等の方法により、当該エラー発生を報知する。そして、入賞球の通出が正常に実行された時点で、前記エラー報知を停止する。
【0057】
また、前記球通入規制機構65による入賞球の通入規制形態や、前記球通入遅延機構70による入賞球の通入遅延形態は、実施例に示したものに限定されるものではない。例えば球通入規制機構65では、規制体66を規制ソレノイド68で第1位置と第2位置とに移動させるよう構成したが、該規制体66の移動はモータ等で行なうようにしてもよい。また球通入遅延機構70では、入賞球の自重およびバランスウェイト73を利用して球送り体71を往復揺動させるよう構成したが、該球送り体71を電磁ソレノイドやモータを利用して変位させるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るパチンコ遊技機の入球装置によれば、図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した時点から、作動開始した球停留誘導部材の動作終了時点までの間だけ、入賞装置作動手段の検出信号を有効とするよう構成したことにより、球停留誘導部材の誤動作等に起因して図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立しないのに入賞球が第1球通出路の側へ通出されたとしても、特別遊技権利状態の現出が好適に防止される利点がある。更には不正者が、図柄表示装置の作動に関係なく人為的に入賞装置作動手段から検出信号を出力させたとしても、このような不正行為による特別遊技権利状態の現出も好適に阻止し得る。そして球停留誘導部材の動作終了時点は、該球停留誘導部材に設けた非検出部を検出した検出部からの検出信号が制御基板へ出力された時点とされるから、該球停留誘導部材の動作終了後に入賞装置作動手段から出力された検出信号は確実に無効とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例に係る入球装置の概略斜視図である。
【図2】図1に示した入球装置の正面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図であって、開閉ソレノイドおよび規制ソレノイドの非励磁状態を示している。
【図4】図2のIII−III線断面図であって、開閉ソレノイドおよび規制ソレノイドの励磁状態を示している。
【図5】図1に示した入球装置の分解斜視図である。
【図6】図1に示した入球装置を装着した遊技盤の正面図である。
【図7】入球装置の制御形態を示すブロック図である。
【図8】第1球通入路に複数個の入賞球が通入した際の各入賞球の通入出処理態様を示す説明図であって、3個の入賞球のうち第1入賞球が球送り体の球受け部に収容された状態を示している。
【図9】第1球通入路に複数個の入賞球が通入した際の各入賞球の通入出処理態様を示す説明図であって、第1入賞球が図柄始動ゲートに向けて通入されると共に、第2入賞球が球送り体で一時的に保持されている状態を示している。
【図10】第1球通入路に複数個の入賞球が通入した際の各入賞球の通入出処理態様を示す説明図であって、第1入賞球が図柄始動スイッチで検出されると共に、第2入賞球が球送り体の球受け部に収容された状態を示している。
【図11】第1球通入路に複数個の入賞球が通入した際の各入賞球の通入出処理態様を示す説明図であって、規制体の球規制片が図柄始動ゲートに臨んだ後に、第1入賞球が球振分体の球収容部に停留保持され、第2入賞球が図柄始動ゲートに向けて通出されると共に、第3入賞球が球送り体で保持されている状態を示している。
【図12】第1球通入路に複数個の入賞球が通入した際の各入賞球の通入出処理態様を示す説明図であって、図柄始動ゲートに臨んだ球規制片により第2入賞球が球通出処理口の側へ通出案内されると共に、第3入賞球が球送り体の球受け部に収容された状態を示している。
【図13】第1球通入路に複数個の入賞球が通入した際の各入賞球の通入出処理態様を示す説明図であって、図柄始動ゲートに臨んだ球規制片により第3入賞球が球通出処理口の側へ通出案内される状態を示している。
【図14】通常遊技状態時のタイミングチャートである。
【図15】確率変動遊技状態時のタイミングチャートである。
【符号の説明】
32 球通入路
35 球通入口
36 球導入路
37 第1球通出路
38 第2球通出路
39 図柄始動スイッチ(球検出手段)
40 入賞装置作動スイッチ(入賞装置作動手段)
41 球排出確認スイッチ
56 球振分体(球停留誘導部材)
62 透光スリット(被検出部)
64 フォトセンサ(検出部)
66 規制体(球通入規制部材)
71 球送り体(球通入遅延部材)
90 制御基板
C 図柄表示装置

Claims (4)

  1. 球検出手段で検出した入賞球を球停留誘導部材で一時停留させ、前記球検出手段の検出信号に基いて図柄変動を開始した図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際には、前記球停留誘導部材が停留入賞球を第1球通出路側へ通出するよう動作して、該第1球通出路に設けた入賞装置作動手段の検出信号に基き特別遊技権利状態を現出する一方、前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立しなかった際には、前記球停留誘導部材が停留入賞球を第2球通出路側へ通出するよう動作して、当該入賞球を機裏側へ排出するようにしたパチンコ遊技機の入球装置において、
    前記入賞装置作動手段は、前記図柄表示装置等を制御する制御基板により常には電源OFFとなる入賞球の検出不能状態に制御され、前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際に、この特定の図柄組合わせ成立時点から前記球停留誘導部材の動作終了時点までの間だけ前記制御基板により電源ONとなる入賞球の検出可能状態に制御されて、該入賞装置作動手段による入賞球の検出が可能となるよう構成した
    ことを特徴とするパチンコ遊技機の入球装置。
  2. 前記球停留誘導部材に設けた被検出部を検出した検出部からの検出信号が前記制御基板へ出力された時点で、該制御基板が、球停留誘導部材の動作終了時点を判断して前記入賞装置作動手段を電源OFFとするよう設定されている請求項記載のパチンコ遊技機の入球装置。
  3. 前記図柄表示装置で特定の図柄組合わせが成立した際に、前記入賞装置作動手段で入賞球の通過検出がなされなかった場合または前記第2球通出路に設けた球排出確認スイッチで入賞球の通過検出がなされた場合は、前記制御基板は通出エラー発生と認識して該エラー発生を報知する請求項1または2記載のパチンコ遊技機の入球装置。
  4. 前記球検出手段は、入球装置の上部に画成された球通入路に連通する球通入口が上方に形成された球導入路の所要位置に設けられ、
    前記球通入口に隣接した部位に、該球通入口から入賞球が前記球導入路へ通入することを許容する第1位置と、前記球通入口から入賞球が前記球導入路へ通入することを規制する第2位置とに制御される球通入規制部材を設け、
    前記球通入規制部材を常には前記第1位置に保持して入賞球が前記球通入口を介して前記球導入路へ通入することを許容し、該球導入路に通入した先行入賞球を前記球検出手段が検出した時点で、前記球通入規制部材を前記第2位置へ変位させると共にその状態を所定時間に亘って保持させ、これにより次行入賞球が前記球導入路へ通入することを規制するよう構成し、
    複数の入賞球が通入可能な前記球通入路における前記球通入口よりも上流部に、球通入路に通入した1個の入賞球を受入れる第1の位置と、受入れた入賞球を前記球通入口に向けて通出する第2の位置との間を揺動すると共に、揺動している間に球通入路に通入した入賞球を停留する球通入遅延部材を設け、
    前記球通入遅延部材は、第1の位置で受入れた先行入賞球を第2の位置で前記球通入口に向けて通出した後、第1の位置に揺動して停留していた次行入賞球を受入れて再び第2の位置に至ったときに前記球通入口に向けて次行入賞球を通出することで、先行入賞球が通出してから次行入賞球が通出するまでの間に時間差を設け、前記球通入口を介して球導入路へ通入する先行入賞球が前記球検出手段で検出されて前記球通入規制部材が第2位置へ変位した後に、次行入賞球が前記球通入口に向けて通出されるように設定されている請求項1〜3の何れか一項に記載のパチンコ遊技機の入球装置。
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