JP4772373B2 - 半田付け方法及びその装置 - Google Patents

半田付け方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4772373B2
JP4772373B2 JP2005130104A JP2005130104A JP4772373B2 JP 4772373 B2 JP4772373 B2 JP 4772373B2 JP 2005130104 A JP2005130104 A JP 2005130104A JP 2005130104 A JP2005130104 A JP 2005130104A JP 4772373 B2 JP4772373 B2 JP 4772373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
tip
inner peripheral
peripheral surface
solder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005130104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006305590A (ja
Inventor
秀政 長嶺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAG SYSTEM CO., LTD.
Original Assignee
NAG SYSTEM CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAG SYSTEM CO., LTD. filed Critical NAG SYSTEM CO., LTD.
Priority to JP2005130104A priority Critical patent/JP4772373B2/ja
Publication of JP2006305590A publication Critical patent/JP2006305590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4772373B2 publication Critical patent/JP4772373B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

本発明は、半田付け方法及びその装置に関する。
従来、ワークに半田付けを行なうには、こて部材を(電気)ヒータにて加熱する半田付け装置を使用していた。この(電気)ヒータで加熱する従来の半田付け方法では、次々と半田付け作業を行なう際に、こて部材の温度を最適な半田溶融温度に安定維持することが難しく、一の半田付け作業後に温度が低下したこて部材を再加熱するのに時間がかかるという欠点があった。そのため、半田付けの作業時間の短縮が困難であった。
そこで、従来、高速に半田付けを行なうことが可能な半田付け装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ワークに半田付けを行なうと共にヒータ駆動回路にて加熱温度が制御されるこて本体と、ワークに対して予備加熱を行なう予備加熱ヒータと、を備えた半田付け装置が開示されている。
この半田付け装置では、隣接したワークの一方ではこて本体により半田付けが行なわれ、他方では同一タイミングで予備加熱ヒータにより予備加熱を行なう関係を繰り返すことができるので、こて本体による加熱時間を短縮し、全体として高速に半田付けを行なうことができるようになっている。
特開平11−87905号公報
しかしながら、上記特許文献1では、ヒータが2つ存在すると共に2つのヒータの同時制御を行なう必要があるので、半田付け装置の構造及び制御が複雑になるという問題点があった。
そこで、本発明は、構造が簡単でありながら、高速かつ安定して半田付けを行なうことができる半田付け方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半田付け方法は、先端側へ縮径するテーパ状内周面を有する貫孔部を形成したノズル状こて部材の該貫孔部内に向って燃焼ガス炎を噴出させ、該燃焼ガス炎を上記テーパ状内周面の位置まで延ばして該こて部材の内部から先端筒部付近を重点的に加熱し、上記噴出する燃焼ガス炎によって、上記こて部材周辺の空気を、上記貫孔部の基端側開口部から上記貫孔部内に巻き込んで、上記貫孔部を通過させ、上記燃焼ガス炎の熱により熱風として上記貫孔部の先端側開口部から噴出し、半田付け対象物としてのワークの端子部の先端部分が上記貫孔部内に挿入状となるように上記こて部材を移動させ、上記端子部の先端部分を、上記貫孔部の内周面に接触させて伝導熱にて加熱すると共に、上記先端筒部が非接触状の上記端子部の基端部分を、上記熱風により加熱し、上記ノズル状こて部材の上記先端筒部の横断面形状を略C字状となるように切欠かれた切欠部から、半田を上記貫孔部内に挿入して、該半田を該貫孔部の内周面に接触させつつ伝導熱にて溶融させ、該溶融した半田を上記端子部の先端部分の上方位置から該端子部に沿って流して、上記端子部の基端部分に上記半田を付着するものである。
また、本発明に係る半田付け装置は、先端側へ縮径するテーパ状内周面を有する貫孔部を形成したノズル状こて部材と、該こて部材を内部から加熱するように該貫孔部内に向って燃焼ガス炎を噴出させる噴出ノズルと、を接近離間自在に備え、該こて部材は、基端から先端に向って順に、大径筒部と、該大径筒部に連設されると共に先端側へ縮径するテーパ筒部と、該テーパ筒部に連設されると共に小径の先端筒部と、を有し、上記大径筒部と上記テーパ筒部と上記先端筒部の内周面によって、基端側開口部から先端側開口部にかけて連通すると共に中間位置の上記テーパ状内周面にて縮径する上記貫孔部が形成され、上記燃焼ガス炎が、上記噴出ノズルの先端から上記テーパ状内周面の位置まで延びるように構成され、かつ、上記噴出する燃焼ガス炎によって、上記こて部材周辺の空気が、上記貫孔部の基端側開口部から該貫孔部内に巻き込まれて該貫孔部を通過し、上記燃焼ガス炎の熱により熱風として上記貫孔部の先端側開口部から噴出されるように構成し、さらに、上記こて部材の先端筒部には、該貫孔部の内周面に半田を接触させつつ伝導熱にて溶融させるように該半田を該貫孔部に挿入させるための切欠部が、上記先端筒部の先端周縁部を切欠いて横断面形状略C字状となるように形成され、半田付け対象物としてのワークの端子部の先端部分が上記貫孔部内に挿入状として該貫孔部の内周面に接触した際に、上記切欠部から貫孔部内に挿入された半田が、上記端子部の先端部分よりも基端側の位置で上記貫孔部の内周面に接触するように構成されているものである。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る半田付け方法は、高温の燃焼ガス炎をこて部材に当てることにより、こて部材を高速で加熱することができ、こて部材は常時安定した高温(半田の溶融温度)に維持でき、全体として、半田付けの作業時間を短縮することができる。また、高温の燃焼ガス炎により、こて部材を高温にすることができるので、鉛レスの半田に、十分対応することができる。
また、半田付け部品の品質が安定して優れる。
また、半田が他の部分に付着したり、熱風による熱影響を他の部分に及ぼしたりすることなく、より確実に、半田付けを行なうことができる。
また、本発明に係る半田付け装置は、高温の燃焼ガス炎をこて部材に当てることにより、こて部材を高速で加熱することができ、こて部材は常時安定した高温(半田の溶融温度)に維持でき、全体として、半田付けの作業時間を短縮することができる。また、高温の燃焼ガス炎により、こて部材を容易に高温にすることができる簡易な構造であり、こて部材の温度制御を容易とすることができる。そして、半田付け部品の品質が安定して優れる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1〜図4に於て、本発明に係る半田付け装置を示す。この半田付け装置は、例えば電子機器の生産ラインに設置されて、基板33や電子部品32を有するワーク30の複数の端子部31…に対して、半田付けを行なう装置である。
この半田付け装置は、貫孔部2を有するノズル状こて部材1と、こて部材1を内部から加熱するように貫孔部2内に向って燃焼ガス炎Fを噴出させる噴出ノズル5と、を備えている。
こて部材1と噴出ノズル5とは、例えば、ロボットアーム20に取り付けられており、ロボットアーム20の動きに伴って一体的に移動するように構成されている。このロボットアーム20により、こて部材1及び噴出ノズル5は、(図示省略の搬送手段にて搬送される)ワーク30の端子部31にこて部材1の貫孔部2を合わせるようにして、移動制御される。また、こて部材1と噴出ノズル5とは、図示省略の距離調節手段にて矢印G方向に接近離間自在に構成されている。
次に、ノズル状こて部材1及び噴出ノズル5について詳しく述べる。
こて部材1は、導伝性に優れた金属製であり、耐熱材で形成された保持部材21にて、保持されている。また、こて部材1は、基端から先端(上端から下端)に向って順に、大径筒部7と、大径筒部7に連設されると共に先端側へ縮径するテーパ筒部8と、テーパ筒部8に連設されると共に小径の先端筒部3と、を有している。そして、これら大径筒部7,テーパ筒部8,先端筒部3の内周面によって、貫孔部2が形成されている。半田付けを行なうとき、この貫孔部2の(先端筒部3の位置における)内周面には、端子部31の先端部分が接触するようにするのが好ましい。
また、大径筒部7には、外鍔部12が形成されている。
ここで、こて部材1の先端筒部3には、切欠部4が形成されている。この切欠部4は、貫孔部2の内周面に半田Sを接触させつつ伝導熱にて溶融させるように半田Sを貫孔部2に挿入させるためのものである。切欠部4は、図3に示すように、こて部材1が先端筒部3の横断面視に於て略C字状となるように、形成されている。また、半田Sには、糸半田が使用され、図示省略の半田供給手段にて、切欠部4から貫孔部2内に挿入されるように構成されている。この半田Sが貫孔部2の内周面に接触する位置は、貫孔部2内周面に接触する端子部31の先端部分よりも基端側(上側)の位置となるように構成されている。
なお、半田供給手段は、ロボットアーム20に取り付けられたこて部材1と噴出ノズル5との動きに合わせて移動するように構成されている。
噴出ノズル5は、その外径がこて部材1の貫孔部2よりも小さく形成されている。また、噴出ノズル5の先端は、こて部材1に対して所定距離Hだけ離間している。この距離Hは、上述した図示省略の距離調節手段にて調節自在となっている。
また、噴出ノズル5は、燃焼ガス供給部11と接続されており、燃焼ガス供給部11から燃焼ガスの供給を受けている。この燃焼ガスは、水を電気分解して生成された水素と酸素から成る混合ガスが使用されている。この水素と酸素から成る混合ガスは、クリーンでかつ他の燃焼ガス(例えばアセチレン)よりも高温(例えば2200℃〜2600℃)にすることができるという利点がある。
また、噴出ノズル5から貫孔部2内に向って噴出させる燃焼ガス炎Fは、噴出ノズル5の先端から貫孔部2のテーパ状内周面2aの位置まで延びるように構成されている。これにより、この燃焼ガス炎Fは、噴出ノズル5から噴出されると瞬時に、こて部材1の先端筒部3付近を重点的に加熱することができるようになっている。
また、噴出する燃焼ガス炎Fによって、こて部材1周辺の空気Aは、貫孔部2の基端側開口部9から貫孔部2内に巻き込まれて貫孔部2を通過し、燃焼ガス炎Fの熱により熱風Wとなって貫孔部2の先端側開口部10から噴出されるように構成されている。
なお、燃焼ガス炎Fは、貫孔部2の内周面に接触するワーク30の端子部31及び半田Sに対して、直接的に当たることがないように構成されている。
図5及び図6に於て、本発明に係る半田付け装置のノズル状こて部材の他の実施の形態を示す。
このこて部材1は、図2のものと比較して、熱伝導抑制窓部6が大径筒部7からテーパ筒部8に渡って設けられている点が、相違している。この熱伝導抑制窓部6は、図6に示すように、熱伝導抑制窓部6が存在する位置でこて部材1を切断した横断面視に於て、中心角度等ピッチで4つ形成されている。この複数の熱伝導抑制窓部6…によって、熱伝導抑制窓部6…が存在しない場合と比較して、テーパ筒部8及び大径筒部7の体積を減少させている。その結果、先端筒部3から基端側(上側)への熱伝導によって先端筒部3の温度が低下するのを抑制可能な構造となっている。
次に、図1及び図2を参照して、上述した半田付け装置を用いた半田付け方法について説明する。
本発明に係る半田付け方法は、まず、図示省略の搬送手段にて搬送されてきたワーク30の端子部31に、ノズル状こて部材1の貫孔部2を合わせるように、ロボットアーム20を(水平方向に)移動させる。そして、こて部材1の貫孔部2内にワーク30の端子部31の先端部分が挿入状となるように、ロボットアーム20を(上下方向に)移動させると共に、貫孔部2内周面に端子部31の先端部分を接触させる。
次に、貫孔部2を有するノズル状こて部材1の貫孔部2内に向って燃焼ガス炎Fを噴出させ、貫孔部2内の燃焼ガス炎Fにて、こて部材1を内部から加熱する。これにより、貫孔部2の内周面に接触したワーク30の端子部31の先端部分は、こて部材1からの伝導熱にて加熱される。また、ワーク30の端子部31の基端部分は、貫孔部2の先端側開口部から噴出される熱風Wにより加熱される。
次に、ノズル状こて部材1の先端筒部3に設けられた切欠部4から半田Sを貫孔部2内に挿入して、半田Sを貫孔部2の内周面に接触させつつ伝導熱にて溶融させる。この際、切欠部4から貫孔部2内に挿入される半田Sは、貫孔部2内周面に接触する端子部31の先端部分よりも上側(基端側)の位置で、貫孔部2の内周面に接触する。そして、溶融した半田Sは、端子部31に沿ってこて部材1からワーク30側へ流れて、端子部31の基端部分に付着する。
ワーク30の一つの端子部31への半田付けが終了すると、他の端子部31に、こて部材1の貫孔部2を合わせるように、ロボットアーム20を移動させ、上述した半田付けを行なう。これを繰り返す。ワーク30のすべての端子部31への半田付けが終了すると、そのワーク30は別の工程へ移動させ、別のワーク30の半田付けを行なう。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、燃焼ガスは、酸素と水素との混合ガスから成るものに限るのではなく、他の種類のガスを利用するも自由である。
また、半田Sは、糸半田を用いたものに限るのではなく、別の種類の半田を使用してもよい。
以上のように本発明に係る半田付け方法は、貫孔部2を有するノズル状こて部材1の貫孔部2内に向って燃焼ガス炎Fを噴出させ、貫孔部2内の燃焼ガス炎Fにてこて部材1を内部から加熱して半田Sを伝導熱にて溶融させるので、高温の燃焼ガス炎F(の先端部分)にて、こて部材1のうち半田Sを接触させる部位を重点的に加熱することができる。これにより、こて部材1を高速で加熱することができるので、一の半田付け作業後に温度が低下したこて部材1を再加熱する場合に、半田Sの溶融温度への復帰時間を短縮させることができる。その結果、全体として、半田付けの作業時間を短縮することができる。また、高温の燃焼ガス炎Fにより、こて部材1の温度変動を抑制することができ、こて部材1を安定させ得る。
また、高温の燃焼ガス炎により、こて部材1を高温にすることができるので、(鉛入り半田と比較して融点が高い)鉛レスの半田に、十分対応することができる。
また、燃焼ガス炎Fにより貫孔部2を通過する空気を加熱して、貫孔部2からワーク30へ向って熱風Wを噴出させることができる。これにより、ワーク30の端子部31の温度を上昇させて、半田付性を向上させることができる。その結果、半田付け部品の品質が安定して優れる。
また、ノズル状こて部材1の先端筒部3に設けられた切欠部4から半田Sを貫孔部2内に挿入して、半田Sを貫孔部2の内周面に接触させつつ溶融させるので、半田Sが他の部分に付着したり、熱風Wによる熱影響を他の部分に及ぼしたりすることなく、より確実に、目的の端子部31の半田付けを行なうことができる。
また、本発明に係る半田付け装置は、貫孔部2を有するノズル状こて部材1と、こて部材1を内部から加熱するように貫孔部2内に向って燃焼ガス炎Fを噴出させる噴出ノズル5と、を備え、さらに、貫孔部2の内周面に半田Sを接触させつつ伝導熱にて溶融させるように半田Sを貫孔部2に挿入させるためにこて部材1の先端筒部3に形成した切欠部4を備えるので、高温の燃焼ガス炎F(の先端部分)にて、こて部材1のうち半田Sを接触させる部位を重点的に加熱することができる。これにより、こて部材1を高速で加熱することができるので、一の半田付け作業後に温度が低下したこて部材1を再加熱する場合に、半田Sの溶融温度への復帰時間を短縮させることができる。その結果、全体として、半田付けの作業時間を短縮することができる。また、高温の燃焼ガス炎Fにより、こて部材1の温度変動を抑制することができ、こて部材1を安定させ得る。
また、高温の燃焼ガス炎Fにより、こて部材1を高温にすることができるので、(鉛入り半田と比較して融点が高い)鉛レスの半田に、十分対応することができる。
また、燃焼ガス炎Fにより貫孔部2を通過する空気を加熱して、貫孔部2からワーク30へ向って熱風Wを噴出させることができる。これにより、ワーク30の端子部31の温度を上昇させて、半田付性を向上させることができる。その結果、半田付け部品の品質が安定して優れる。
また、高温の燃焼ガス炎Fにより、こて部材を容易に高温にすることができる簡易な構造であり、こて部材の温度制御を容易とすることができる。
また、燃焼ガス炎Fにより貫孔部2を通過する空気を加熱して、貫孔部2からワーク30へ向って熱風Wを噴出させることができる。これにより、ワーク30の端子部31の温度を上昇させて、半田付性を向上させることができる。その結果、半田付け部品の品質が安定して優れる。
また、こて部材1の先端筒部3に切欠部4を備えるので、半田Sが他の部分に付着したり、熱風Wによる熱影響を他の部分に及ぼしたりすることなく、より確実に、目的の端子部31の半田付けを行なうことができる。
また、ノズル状こて部材1と噴出ノズル5とを、接近離間自在に構成することによって、燃焼ガス炎Fによる、こて部材1への加熱量を容易に変更することができる。これにより、こて部材1の温度制御を容易とすることができる。
本発明の実施の一形態に係る半田付け装置を示す概略正面図である。 一部破断要部拡大正面図である。 図2のB−B線断面図である。 ワークの電子部品を示す斜視図である。 他の実施の形態を示すノズル状こて部材の斜視図である。 図5のC−C線断面図である。
1 ノズル状こて部材
2 貫孔部
2a テーパ状内周面
3 先端筒部
4 切欠部
5 噴出ノズル
7 大径筒部
8 テーパ筒部
9 基端側開口部
10 先端側開口部
F 燃焼ガス炎
S 半田
A 空気
W 熱風
30 ワーク
31 端子部

Claims (2)

  1. 先端側へ縮径するテーパ状内周面(2a)を有する貫孔部(2)を形成したノズル状こて部材(1)の該貫孔部(2)内に向って燃焼ガス炎(F)を噴出させ、該燃焼ガス炎(F)を上記テーパ状内周面(2a)の位置まで延ばして該こて部材(1)の内部から先端筒部(3)付近を重点的に加熱し、上記噴出する燃焼ガス炎(F)によって、上記こて部材(1)周辺の空気(A)を、上記貫孔部(2)の基端側開口部(9)から上記貫孔部(2)内に巻き込んで、上記貫孔部(2)を通過させ、上記燃焼ガス炎(F)の熱により熱風(W)として上記貫孔部(2)の先端側開口部(10)から噴出し、
    半田付け対象物としてのワーク(30)の端子部(31)の先端部分が上記貫孔部(2)内に挿入状となるように上記こて部材(1)を移動させ、上記端子部(31)の先端部分を、上記貫孔部(2)の内周面に接触させて伝導熱にて加熱すると共に、上記先端筒部(3)が非接触状の上記端子部(31)の基端部分を、上記熱風(W)により加熱し、
    上記ノズル状こて部材(1)の上記先端筒部(3)の横断面形状を略C字状となるように切欠かれた切欠部(4)から、半田(S)を上記貫孔部(2)内に挿入して、該半田(S)を該貫孔部(2)の内周面に接触させつつ伝導熱にて溶融させ、該溶融した半田(S)を上記端子部(31)の先端部分の上方位置から該端子部(31)に沿って流して、上記端子部(31)の基端部分に上記半田(S)を付着することを特徴とする半田付け方法。
  2. 先端側へ縮径するテーパ状内周面(2a)を有する貫孔部(2)を形成したノズル状こて部材(1)と、該こて部材(1)を内部から加熱するように該貫孔部(2)内に向って燃焼ガス炎(F)を噴出させる噴出ノズル(5)と、を接近離間自在に備え、
    該こて部材(1)は、基端から先端に向って順に、大径筒部(7)と、該大径筒部(7)に連設されると共に先端側へ縮径するテーパ筒部(8)と、該テーパ筒部(8)に連設されると共に小径の先端筒部(3)と、を有し、上記大径筒部(7)と上記テーパ筒部(8)と上記先端筒部(3)の内周面によって、基端側開口部(9)から先端側開口部(10)にかけて連通すると共に中間位置の上記テーパ状内周面(2a)にて縮径する上記貫孔部(2)が形成され、
    上記燃焼ガス炎(F)が、上記噴出ノズル(5)の先端から上記テーパ状内周面(2a)の位置まで延びるように構成され、かつ、上記噴出する燃焼ガス炎(F)によって、上記こて部材(1)周辺の空気(A)、上記貫孔部(2)の基端側開口部(9)から該貫孔部(2)内に巻き込まれて該貫孔部(2)を通過、上記燃焼ガス炎(F)の熱により熱風(W)として上記貫孔部(2)の先端側開口部(10)から噴出されるように構成し、
    さらに、上記こて部材(1)の先端筒部(3)には、該貫孔部(2)の内周面に半田(S)を接触させつつ伝導熱にて溶融させるように該半田(S)を該貫孔部(2)に挿入させるための切欠部(4)が、上記先端筒部(3)の先端周縁部を切欠いて横断面形状が略C字状となるように形成され、
    半田付け対象物としてのワーク(30)の端子部(31)の先端部分が上記貫孔部(2)内に挿入状として該貫孔部(2)の内周面に接触した際に、上記切欠部(4)から貫孔部(2)内に挿入された半田(S)が、上記端子部(31)の先端部分よりも基端側の位置で上記貫孔部(2)の内周面に接触するように構成されていることを特徴とする半田付け装置
JP2005130104A 2005-04-27 2005-04-27 半田付け方法及びその装置 Active JP4772373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005130104A JP4772373B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 半田付け方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005130104A JP4772373B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 半田付け方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006305590A JP2006305590A (ja) 2006-11-09
JP4772373B2 true JP4772373B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=37473085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005130104A Active JP4772373B2 (ja) 2005-04-27 2005-04-27 半田付け方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4772373B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6004029B1 (ja) * 2015-03-26 2016-10-05 株式会社アンド 半田処理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11245029A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Omron Corp ハンダ付け装置及びハンダ付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006305590A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106163720B (zh) 使用ac焊接波形和增强型耗材来焊接以改进镀锌工件的焊接的系统和方法
CN106163719B (zh) 开启和使用组合填充焊丝送进和高强度能源以用于复合管内径的根部焊道焊接的焊接系统和方法
EP2744619B1 (en) Method to start and use combination filler wire feed and high intensity energy source for welding
US6204475B1 (en) Laser machining apparatus with transverse gas flow
JP6744686B1 (ja) レーザー式ハンダ付け方法とその装置
JPH07161566A (ja) コイルの巻条線材を接続ピンに接触させるための方法及び装置
JP2000202622A (ja) 電気ハンダゴテ
EP3785838B1 (en) Soldering assembly, method and use
JP5828652B2 (ja) プラズマミグ溶接トーチ
JP3541307B2 (ja) 半田ごて
JP4772373B2 (ja) 半田付け方法及びその装置
CN113245658B (zh) 一种可预热可注射的焊锡工具
JP2010258000A (ja) スルーホールの半田付けによる電子機器製造方法とそのための半田鏝
CN106425059A (zh) 自动焊枪防飞溅焊接方法及系统
JP2002217534A (ja) 半田付け装置
JP4457369B1 (ja) はんだ付け装置、はんだ付け方法およびはんだ付け品の製造方法
TWM611047U (zh) 焊接裝置
JP2000033475A (ja) ガス噴射式はんだ鏝
KR100468454B1 (ko) 박판과 파이프의 아크 브레이징장치 및 그 방법
JP6358440B2 (ja) 酸素ガス吹き込み用ランスパイプ
JP2000052029A (ja) 噴流型半田付け装置
JP2003025065A (ja) ろう付方法およびろう付装置
JPS59153581A (ja) ガスシ−ルドア−ク溶接装置
JP2010147255A (ja) 移動はんだ付け用はんだ鏝
JPH06315766A (ja) 酸化防止用はんだ付方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110125

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4772373

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250