JP4772218B2 - X線ct装置及びプログラム - Google Patents

X線ct装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4772218B2
JP4772218B2 JP2001187810A JP2001187810A JP4772218B2 JP 4772218 B2 JP4772218 B2 JP 4772218B2 JP 2001187810 A JP2001187810 A JP 2001187810A JP 2001187810 A JP2001187810 A JP 2001187810A JP 4772218 B2 JP4772218 B2 JP 4772218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording
additions
ray
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001187810A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003010174A (ja
Inventor
誠記 渡辺
淳子 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority to JP2001187810A priority Critical patent/JP4772218B2/ja
Publication of JP2003010174A publication Critical patent/JP2003010174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4772218B2 publication Critical patent/JP4772218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はX線CT装置及びプログラムに関し、更に詳しくは被検体を挟んで相対向するX線管及びX線検出器を備え、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置及びプログラムに関する。
【0002】
今日、X線CT装置ではX線検出器のマルチ(マルチスライスCT)化が進んでおり、特に3次元画像診断(3DMPR:3-Dimension Multi Plane Reformation)では、1回の撮影で大量のCT断層像が得られる。これに伴い、フィルムに記録すべきX線CTイメージ数も益々増加しており、効率よい記録(保管)方法の提供が望まれる。
【0003】
【従来の技術】
図7は従来技術を説明する図で、従来のX線撮影計画とCTイメージのフィルム出力との関係を示している。図7(A)にスキャン計画画面の一例を示す。事前に被検体のスカウト像(2次元レントゲン写真に相当)100Aを撮影し、これを画面に表示する。X線撮影技師がCT断層像の再構成(プロスペクティブリコン)パラメータを入力すると、画面のスカウト像100Aに重ねてCT断層像を得るための各スライス位置対応にカットラインS1〜S13が表示される。更に、技師が撮影条件を確認してスキャンを実行すると、所要スライス位置及びスライス厚のX線CTイメージS1〜S13が得られる。
【0004】
これらのCTイメージS1〜S13は表示画面で見ることができるが、医師の診断に供する場合や、CTイメージを保存(記録)する場合には、磁気ディスクやCD−ROM等の記録媒体にでは無く、写真(フィルム)に出力するのが原則である。この時、スカウト像が存在する場合は、スカウト像も併せて記録される。
【0005】
そこで、従来は、予め行うスキャン計画(プロスペクティブリコンパラメータの入力)時に、技師の判断でCTイメージを記録するためのフィルム枚数や1フィルム当たりのコマ数等を指定している。なお、通常、この種のフィルム(1辺400mm程度)には12,16又は20コマのものが使用される。
【0006】
図7(B)に写真出力の一例を示す。記録すべき総コマ数は、スカウト像の1コマと、CTイメージの13コマとの、合計14コマである。この場合に、技師が、予め12コマのフィルムを指定したとすると、その写真出力は図示の如くなる。即ち、1枚目のフィルムF1にはスカウト像の1コマ(なお、正面と側面の2コマの場合もあり得る)と、CTイメージS1〜S11との合計12コマが記録され、また2枚目のフィルムF2にはCTイメージS12,S13の合計2コマが記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これではフィルムF2の大部分が余白(不使用)となってしまうため、無駄が多い。一方、技師が予め16コマのフィルムを指定したとすると、フィルムは1枚でよく、かつ余白も2コマとなって無駄が少なくなる。しかし、これでも余白(無駄)が生じてしまう事には変わりは無く、少ない余白でも撮影回数が重なれば大きなフィルムの無駄となる。
【0008】
しかも、近年では、マルチスライスCTを使用した3次元画像診断(3DMPR)が増加しており、スライス厚が薄くなると共に、1回の撮影で大量(数百枚)のCTイメージが得られるため、これに伴い1回の撮影で使用するフィルムの枚数も膨大となりつつある。
【0009】
この点、従来は、写真出力のためのスライス厚を設定(変更)可能とするところの、所謂プロスペクティブアディション機能の採用により、写真に記録するCTイメージのスライス厚を増すことで、フィルム枚数を減らす事が可能となっている。
【0010】
しかし、この場合の技師は、更にCTイメージのアディション数を決定しなくてはならず、このためにスキャン計画の作業が煩雑となるばかりか、必要な全イメージをフィルムにきっちり(余白無く)収めるようにスキャン計画を立てることは、極めて困難な作業となっている。
【0011】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とする所は、X線CTイメージの無駄のないフィルム出力を可能とすると共に、その出力計画を容易に行えるX線CT装置及びプログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)のX線CT装置は、被検体100を挟んで相対向するX線管40及びX線検出器90を備えており、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置において、再構成するオリジナルCTイメージ数Qを設定する手段1と、フィルム上に記録可能な記録用CTイメージのコマ数kを設定する手段2と、前記設定されたオリジナルCTイメージ数Q及びコマ数k基づき、1コマ当たりに出力すべき記録用CTイメージのアディション数aを、
a=[Q/k] 但し、演算子[ ]は小数点以下切捨を表す
により求めると共に、前記小数点以下の切捨によりアディションの対象外となるオリジナルCTイメージの余り数rを、
r=Q−a×k
により求める演算手段3と、前記求められたアディション数a及び余り数rに基づき、1個分以上の記録用CTイメージのアディション数を前記アディション数aより大きい所定数とすることにより、前記フィルムに余白が生じないアディション条件の1又は2以上の選択肢を提示する手段4とを備えているものである。
【0013】
以下、具体的な数値例に基づき作用を説明する。技師は、予め設定手段1を使用したプロスペクティブリコンパラメータの設定により再構成するオリジナルCTイメージ数Q=300と設定する。また技師は、設定手段2によりフィルム上に記録可能な記録用CTイメージのコマ数k=58を設定する。因みに、このコマ数k=58は、フィルムの全コマ数(例えば60)からスカウト像数(例えば2)を差し引いたものであるから、技師は、容易に計算し、設定できる。演算手段3は、1コマ当たりに出力すべき記録用CTイメージのアディション数aを、
a=[Q/k]=[300/58]=5
とすると共に、この場合におけるアディション対象外となるオリジナルCTイメージの余り数rを、
r=Q−a×k=300−5×58=10
とする。そして、選択手段4は、上記演算結果に基づき、記録用CTイメージのアディション条件を決定可能な1又は2以上の選択肢(これで良いか、再設定するか等)を提示するものである。なお、選択肢の更に具体的ないくつかの態様は本発明(3)〜(6)に示される。
【0014】
従って、本発明(1)によれば、多数のCTイメージのフィルムへの無駄(余白)のない出力を可能とすると共に、複雑な出力計画を容易に行える。
【0015】
好ましくは、前記コマ数k設定する手段2は、フィルム数と1フィルム当たりのコマ数の各指定入力に基づき求めた総コマ数からフィルムに記録すべきスカウト像の数を差し引いて前記コマ数kを生成する。
【0016】
例えば、技師がフィルム数f=3,1フィルム当たりのコマ数p=20,スカウト像数m=2を指定したとすると、設定手段2は、フィルム上に記録可能な記録用CTイメージのコマ数kを、
k=fp−m=60−2=58
により求め、これを設定する。従って、技師の、より自然で簡単な指定操作に基づき、フィルム上に記録可能な記録用CTイメージのコマ数kが自動的に求まる。
【0017】
好ましくは、選択肢を提示する手段4、r個分のオリジナルCTイメージに対応する記録用CTイメージを切り捨てる選択肢を含む。
【0018】
技師がこの選択肢を選ぶと、余り数r(=10)個分のオリジナルCTイメージに対応する記録用CTイメージ(=2個分)が、フィルムに記録されずに、切り捨てられることになるが、フィルム上に無駄(余白)は生じない。また、実際には余り数rが小さい場合も有り、切り捨てても問題がない場合が有る。また、切り捨てるか否かの判断を技師にゆだねる事が可能となる。
【0019】
また好ましくは前記選択肢を提示する手段4はは、r個分の各記録用CTイメージのアディション数をそれぞれ(a+1)とする選択肢を提示する
【0020】
この選択肢を選ぶと、余り数r(=10)個分の各記録用CTイメージのアディション数が夫々に(a+1=6)となる。即ち、記録用CTイメージの例えば最後の10個分の各アディション数(スライス厚)が通常の「5」では無く、夫々に「6」となる。本発明によれば、全記録用CTイメージにつきイメージ(投影データ)情報の欠落(切り捨て)が無いばかりか、記録用CTイメージ間のスライス厚の差も高々オリジナルCTイメージの1枚分であるため、全体としても略均一(一様)な記録用CTイメージの記録が得られる。
【0021】
また好ましくは、前記選択肢を提示する手段4は、1個分の記録用CTイメージのアディション数を(a+r)とする選択肢を提示する
【0022】
この選択肢を選ぶと、1個分の記録用CTイメージのアディション数が(a+r=15)となる。即ち、記録用CTイメージの例えば最後(好ましくは重要で無い部分)の1個分のアディション数(スライス厚)が通常の「5」では無く、「15」となる。この場合も、全記録用CTイメージにつきイメージ(投影データ)情報の欠落が無いばかりか、好ましくは、重要でない記録用CTイメージ1枚分のスライス厚のみが厚くなるため、全体としても均一(一様)な記録用CTイメージの記録が得られる。
【0023】
また好ましくは、前記選択肢を提示する手段4は、オリジナルCTイメージの余り数rを、r=n×N(但し、nはrの素因数)に分解すると共に、n個分の各記録用CTイメージのアディション数をそれぞれ(a+N)とする選択肢を提示する
【0024】
上記の例に従い、オリジナルCTイメージの余り数r=10とすると、r=10の素因数は、10の約数で、かつ素数(2,5)のもの、となる。ここで、素数とは、1以外の正の整数で真の約数(1とそれ自体の数以外の約数)を持たないものを表す。従って、余り数r(=10)=n×Nは、
10=2×5
10=5×2
に分解される。
【0025】
この選択肢を選ぶと、n=2個分の記録用CTイメージのアディション数が夫々に(a+N=10)となる。又はn=5個分の記録用CTイメージのアディション数が夫々に(a+N=7)となる。技師は、更にこれらの内のいずれか1つを選択可能である。この場合も、全記録用CTイメージにつきイメージ(投影データ)情報の欠落が無いばかりか、全体としても略均一(一様)な記録用CTイメージの記録が得られる。
【0026】
好ましくは、前記選択肢を提示する手段4は、各記録用CTイメージのアイコン表示と共に対応するアディション数を表示する。従って、技師は、各記録用CTイメージの出力の態様(スライス厚等)を容易に把握できる。なお、実際の各記録用CTイメージと共にアディション数の情報をフィルムに記録しても良い。好ましくは各記録用CTイメージと共にアディション数の情報をフィルムに記録する手段をさらに備えている
【0027】
また本発明のプログラムは、コンピュータを、再構成するオリジナルCTイメージ数Qを設定する手段と、フィルム上に記録可能な記録用CTイメージのコマ数kを設定する手段と、前記設定されたオリジナルCTイメージQ及びコマ数kに基づき、1コマ当たりに出力すべき記録用CTイメージのアディション数aを、
a=[Q/k] 但し、演算子[ ]は小数点以下切捨を表す
により求めると共に、前記小数点以下の切捨によりアディション対象外となるオリジナルCTイメージの余り数rを、
r=Q−a×k
により求める演算手段と、前記求められたアディション数a及び余り数rに基づき、1個分以上の記録用CTイメージのアディション数を前記アディション数aより大きい所定数とすることにより、前記フィルムに余白が生じないアディション条件の1又は2以上の選択肢を提示する手段として機能させるためのプログラムである。このようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録して、又は有線/無線による通信回線を介したオンラインにより提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0029】
図2は実施の形態によるX線CT装置の要部構成図で、該装置は、大きく分けて、X線ファンビームXLFBにより被検体100のアキシャル/ヘリカルスキャン・読取等を行う走査ガントリ部30と、被検体100を載せて体軸CLbの方向に移動させる撮影テーブル20と、前記走査ガントリ部30及び撮影テーブル20の制御を行うと共に、X線撮影技師が各種の設定・操作を行う遠隔の操作コンソール部10とを備える。
【0030】
走査ガントリ部30において、40は回転陽極型のX線管、40AはX線管の管電圧kV、管電流mA等を制御するX線管制御部、50はX線の体軸CLb方向の曝射範囲を制限するコリメータ、50Aはコリメータ制御部、90はチャネルCH方向に並ぶ多数(n=1000程度)のX線検出素子が体軸CLb方向の例えば4列L1〜L4に配列されているX線検出器(マルチディテクタ)、91はX線検出器90の検出信号に基づき被検体100の投影データg1(X,θ)〜g4(X,θ)を生成し、収集するデータ収集部(DAS)、30Aは上記X線撮影系をなす構成(以下、ガントリと称す)を体軸CLbの周りに回転させる回転制御部である。なお、マルチディテクタ90は2,8又は16列等の検出列を有するものでも良い。
【0031】
操作コンソール部10において、11はX線CT装置の主制御・処理(スキャン計画,スキャン制御,CTイメージの再構成、CTイメージのフィルム出力に関する各処理)を行う中央処理装置、11aはそのCPU、11bはCPU11aが使用するRAM,ROM等からなる主メモリ(MM)、12はキーボードやマウス等を含む指令やデータの入力装置、13はスキャン計画情報(フィルム出力のためのアディション計画情報を含む)や画像再構成されたCTイメージ等を表示するための表示装置(CRT)、14はCPU11aと走査ガントリ部30及び撮影テーブル20等との間で各種制御信号CSやモニタ信号MSのやり取りを行う制御インタフェース、15はデータ収集部91からの投影データを一時的に蓄積するデータ収集バッファ、16はスキャン(投影)データやCTイメージデータを最終的に蓄積・格納すると共に、X線CT装置の運用に必要な各種アプリケーションプログラムや各種演算/補正用のデータファイル等を格納している2次記憶装置(ハードディスク装置等)である。
【0032】
なお、上記図1の各手段1〜4及びCTイメージの再構成手段11はCPU11aのプログラム実行により実現される。
【0033】
更に、この操作コンソール部10には、制御インタフェース14を介して、外部にフィルム出力装置(レーザイメージャ)60が接続されており、CPU11aはハードディスク装置16に蓄積されたスカウト像やフィルム出力のために再構成(アディション)した記録用CTイメージをフィルムに出力(記録)する。
【0034】
動作を概説すると、X線管40からのX線ファンビームXLFBは被検体100を透過してX線検出器90の検出列L1〜L4に一斉に入射する。データ収集部91はX線検出器90の各検出出力に対応する投影データg1(X,θ)〜g4(X,θ)を生成し、これらをデータ収集バッファ15に格納する。ここで、XはX線検出器90の検出チャネル1〜n、θは体軸CLbの周りのビュー角を表す。更に、ガントリが僅かに回転した各ビュー角θで上記同様の投影を行い、こうしてガントリ1回転分の投影データを収集・蓄積する。
【0035】
また同時に、アキシャル/ヘリカルスキャン方式に従って撮影テーブル20を体軸CLb方向に間欠的/連続的に移動させ、こうして被検体100の所要撮影領域についての全投影データを収集・蓄積する。そして、CPU11aは、上記全スキャンの終了後、又はスキャン実行に追従(並行)して、得られた投影データに基づき被検体100のCT断層像を再構成(プロスペクティブリコン)し、これを表示装置13に表示する。
【0036】
次に、実施の形態によるX線CT撮影処理の流れを詳細に説明する。図3は実施の形態によるX線CT撮影処理のフローチャートで、CPU11aにより実行される。好ましくは、事前に被検体100のスカウトスキャンを行った後、この処理に入力する。ステップS11では、続く被検体100のアキシャル/ヘリカルスキャンのためのスキャン計画画面を表示部13に表示する。ステップS12では、技師が、スキャン計画情報(スキャンパラメータ,CTイメージの再構成パラメータ,フィルム出力時のアディション条件等)を設定する。ステップS13では、CPU11aが、上記スキャン計画情報に従ってCTイメージのアディション条件等を計算し、ステップS14では求めたアディション条件を画面に表示する。この詳細は後述する。ステップS15では設定確認ボタン「CONFIRM」の入力を待ち、該ボタン「CONFIRM」が入されない場合は、ステップS12に戻ってスキャン計画情報(アディション条件を含む)の変更が可能である。
【0037】
こうして、やがて、ステップS15で設定確認ボタン「CONFIRM」が入力されると、ステップS16では上記設定されたスキャンパラメータに従って被検体100のスキャン制御を行う。ステップS17では被検体100の投影データを収集・蓄積する。ステップS18では所要撮影領域についてのスキャン完了か否かを判別し、完了でない場合はステップS16に戻る。
【0038】
こうして、やがて、スキャン完了すると、ステップS19ではプロスペクティブリコン(再構成)パラメータに従って被検体100のX線CTイメージを再構成する。ステップS20では得られたX線CTイメージを表示装置13に表示する。なお、この画像再構成及びCTイメージの表示は上記スキャン制御の進行と並行して行っても良い。
【0039】
そして、上記得られたスカウト像データ、上記スキャンされた投影データ、及び上記再構成されたCT断層像データ等は2次記憶装置16に保存されると共に、図示しないが、後の必要な時に、上記設定されたアディション条件に従って元の投影データから対応するアディション数(スライス厚)のCT断層像が再構成され、フィルムに出力される。
【0040】
次に、一例のX線CT撮影操作を具体例に従って説明する。図4にスキャンパラメータの設定画面を示す。上記ステップS11では表示画面13Aに、続くアキシャル/ヘリカルスキャンのためのスキャン設定画面13aが表示され、続くステップS12では、技師が必要なスキャンパラメータを設定する。一例のスキャンパラメータは、
スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン
体軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=z1
体軸上のスキャン終了位置[End Loc]=z2
スキャン回数[NO.of Scan]=75(4列ディテクタ使用の場合)
スキャン幅[Thick]=1mm(検出列当たり)
スキャン時間[Sec]=1秒/ガントリ1回転
X線管の管電圧[kV]=120kV
X線管の管電流[mA]=280mA
である。これらの設定情報の一部にはデフォルト(既定)情報が使用され、技師は、必要な部分のみの情報を入力し、又は変更すれば良い。
【0041】
次に、技師がエリア13aの制御アイコン[Show Localizer]をクリックすると、画面上側のエリア13bには被検体100のスカウト像100Aが表示され、その上に各スキャン位置を示す線(カットライン)が重ねて表示される。図の実太線はスキャンの開始位置及び終了位置を表し、また点線は中間の各スキャン位置を表す。なお、中間スキャン位置の点線表示は省略される場合もある。技師は、スカウト像100A上のカットライン等を確認すると共に、必要なら、マウスやキーボードにより、スキャン範囲(カットライン等)を変更可能である。
【0042】
次に、技師がエリア13a上のプロスペクティブリコン(再構成)タグ[P-Recon]をクリックすると、X線CTイメージの再構成パラメータを入力可能となる。図5はプロスペクティブリコンパラメータの設定画面を示し、上記ステップS12では、技師が引き続き必要なリコン(再構成)パラメータを設定する。CTイメージ「Q」を取得するための一例のリコンパラメータは、
再構成するスライス開始位置[Start Loc]=S200(S:Superiorを表す)
再構成するスライス終了位置[End Loc]=I100(I:Inferiorを表す)
スライス(イメージ)枚数[NO.of Images]=300枚
被検体のスライス厚[Thick]=1mm
再構成アルゴリズム=デフォルト
イメージフィルタ=デフォルト
再構成のマトリクスサイズ=256画素
である。
【0043】
更に、画面下側のエリア13cにはフィルム出力のためのアディション条件設定欄が表示され、技師は、この時点では、X線CTイメージのアディション数を決定するための大まかな(仮の)情報を設定すれば良い。一例の設定情報は、
フィルムの枚数f=3
フィルム1枚のコマ数p=20
スカウト像の数m=2(正面、側面)
である。これにより、上記ステップS13では、CPU11aがプロスペクティブリコンパラメータとアディション条件情報とに基づきフィルムに出力すべきCTイメージのアディション数を計算する。
【0044】
図6にプロスペクティブアディションの計算イメージを示す。今、Q=300枚分のオリジナルCTイメージから成る3次元CTイメージが得られるとすると、各複数枚(通常は10枚以下)のオリジナルCTイメージに各対応する元の投影データを夫々にアディションして記録用CTイメージを再構成することにより、フィルムの記録枚数を減少させられる。ここで、例えばアディション数a=5とは、スキャン幅1mmの各オリジナル投影データの5枚分を加算(合成)して、スライス厚5mm相当の記録用CTイメージを再構成することを意味する。
【0045】
今、3枚のフィルムF1〜F3を使用する時の総コマ数Tは、
T=3×20=60コマ
である。但し、この例ではスカウト像の記録に2コマ分を使用するから、記録用CTイメージで使用できる総コマ数kは、
k=60−2=58コマ
となる。
【0046】
トータルで300枚分のオリジナルCTイメージを58コマに収めるためには、1コマ当たりに収容(アディション)できるイメージ数aは、
a=300/58≒5.17
となる。しかし、半端分のイメージはアディションできないから、小数点以下を切り捨てると、1コマ当たりに収容できる最大のイメージ数a=5枚となる。この場合に、フィルムに出力できないオリジナルCTイメージ(各1mm厚)の余り数rは、
r=300−5×58=10枚(記録用CTイメージ2枚分に相当)
となる。
【0047】
上記ステップS14では求めたアディション条件を画面13Aのエリア13dに表示する。これを図5に示す。一例の表示内容を説明すると、
アディション数a=5
フィルムF1:スカウト像=2,記録用CTイメージ数=18
フィルムF2:スカウト像=0,記録用CTイメージ数=20
フィルムF3:スカウト像=0,記録用CTイメージ数=20
オリジナルCTイメージの余り数r=10
であることが、アイコン(絵文字)や数字を組み合わせることにより、分かり易く表現されている。従って、技師は、アディション条件を容易に把握及び変更可能となる。好ましくは、図6に示す如く、アディション数aに応じた厚みの記録用CTイメージアイコンを用意し、表示しても良い。
【0048】
図5において、表示画面13Aには、上記エリア13dの演算結果の表示に加え、エリア13eには、技師が選択可能なアディション条件の選択肢(オプションスイッチ)が表示される。技師は、いずれかのオプションスイッチを選択することで、必要ならエリア13dの対応するオプション条件表示を確認し、最終的にアディション条件を決定可能である。以下に各オプション内容を説明する。
【0049】
オプション「0」は、余り数r(=10)個分のオリジナルCTイメージに対応する記録用CTイメージ(=2個分)をフィルムに出力しないで切り捨てることを意味する。オプション「0」の選択スイッチは実際には存在しないが、技師が、上記最初のアディション演算結果表示を確認した時点で、もし「CONFIRM」ボタンを押すと、オプション「0」を選択した事になる。
【0050】
オプション「1」は、余り数r個分の各記録用CTイメージのアディション数を夫々に(a+1)とすることを意味する。技師がこの選択肢を選ぶと、余り数r(=10)個分の各記録用CTイメージのアディション数が夫々に(a+1=6)となる。即ち、記録用CTイメージの例えば最後の10個分の各アディション数(スライス厚)が通常の「5」では無く、夫々に「6」となる。
【0051】
オプション「1」を選択した場合の新たなアディション条件は速やかにエリア13dの表示に反映され、技師はこれを容易に確認できる。即ち、この場合は、初めの48個分の各記録用CTイメージのアイコンはアディション数a=5であることが分かる態様(スライス厚み及び又は数字の表現)で表示され、また残りの10個分の各記録用CTイメージのアイコンはアディション数a=6であることが分かる態様(スライス厚み及び又は数字の表現)で表示される。この時、オリジナルCTイメージにつき、切り捨ては無いから、余り数r=0である。従って、技師は、各記録用CTイメージの出力の態様(スライス厚等)を容易に把握できる。なお、実際の各記録用CTイメージと共にアディション数の情報をフィルムに記録しても良い。
【0052】
オプション「2」は、1個分の記録用CTイメージのアディション数を(a+r)とすることを意味する。技師がこの選択肢を選ぶと、1個分の記録用CTイメージのアディション数が(a+r=15)となる。即ち、記録用CTイメージの例えば最後(好ましくは重要で無い部分)の1個分のアディション数(スライス厚)が通常の「5」では無く、「15」となる。
【0053】
オプション「3」は、オリジナルCTイメージの余り数rを、r=n×N(但し、nはrの素因数)に分解すると共に、n個分の各記録用CTイメージのアディション数を夫々に(a+N)とすることを意味する。上記の例に従い、今、オリジナルCTイメージの余り数r=10とすると、r=10の素因数は、10の約数で、かつ素数(2,5)のもの、となる。ここで、素数とは、1以外の正の整数で真の約数(1とそれ自体の数以外の約数)を持たないものを表す。従って、余り数r(=10)=n×Nは、
10=2×5
10=5×2
に分解される。
【0054】
技師がこの選択肢を選ぶと、n=2個分の記録用CTイメージのアディション数が夫々に(a+N=10)となる。又はn=5個分の記録用CTイメージのアディション数が夫々に(a+N=7)となる。技師は、更にこれらの内のいずれか1つを選択可能である。なお、図5には、このような更なる選択スイッチを代表するものとして、オプションスイッチ「4」が示されている。
【0055】
また、この時点で技師がエリア13cのフィルムパラメータを変更したり、又はエリア13aのプロスペクティブリコンパラメータを変更すると、処理はステップS13に戻り、新たなアディション条件が演算され、その演算結果がエリア13dに表示される。
【0056】
なお、上記実施の形態は、具体的数値例を伴って説明をしたが、本発明がこれらの数値例に限定されるものでないことは明らかである。
【0057】
また、上記本発明に好適なる実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御、処理及びこれらの組み合わせの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0058】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、記録用CTイメージの無駄(余白)のないフィルム出力を可能とすると共に、その出力計画を容易に行えるため、X線CT撮影の迅速化、及び益々増大するCTイメージの効率よい記録(保存)に寄与するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態によるX線CT装置の要部構成図である。
【図3】実施の形態によるX線CT撮影処理のフローチャートである。
【図4】スキャンパラメータの設定画面を示す図である。
【図5】プロスペクティブリコンパラメータの設定画面を示す図である。
【図6】プロスペクティブアディションの計算例を説明する図である。
【図7】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 操作コンソール部
11 中央処理装置
11a CPU
11b 主メモリ(MM)
12 入力装置
13 表示装置(CRT)
14 制御インタフェース
15 データ収集バッファ
16 2次記憶装置(ハードディスク装置等)
20 撮影テーブル
30 走査ガントリ部
30A 回転制御部
40 X線管
40A X線制御部
50 コリメータ
50A コリメータ制御部
60 フィルム出力装置
90 X線検出器(マルチディテクタ)
91 データ収集部(DAS)

Claims (8)

  1. 被検体を挟んで相対向するX線管及びX線検出器を備えており、X線検出器の検出信号に基づき被検体のCT断層像を再構成するX線CT装置において、
    再構成するオリジナルCTイメージ数Qを設定する手段と、
    フィルム上に記録可能な記録用CTイメージのコマ数kを設定する手段と、
    前記設定されたオリジナルCTイメージ数Q及びコマ数k基づき、1コマ当たりに出力すべき記録用CTイメージのアディション数aを、
    a=[Q/k] 但し、演算子[ ]は小数点以下切捨を表す
    により求めると共に、前記小数点以下の切捨によりアディションの対象外となるオリジナルCTイメージの余り数rを、
    r=Q−a×k
    により求める演算手段と、
    前記求められたアディション数a及び余り数rに基づき、1個分以上の記録用CTイメージのアディション数を前記アディション数aより大きい所定数とすることにより、前記フィルムに余白が生じないアディション条件の1又は2以上の選択肢を提示する手段とを備えているX線CT装置。
  2. 前記選択肢を提示する手段は、r個分の記録用CTイメージのアディション数をそれぞれ(a+1)とする選択肢を提示する請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記選択肢を提示する手段は、1個分の記録用CTイメージのアディション数を(a+r)とする選択肢を提示する請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記選択肢を提示する手段は、前記余り数rを、r=n×N(但し、nはrの素因数)に分解すると共に、n個分の各記録用CTイメージのアディション数をそれぞれ(a+N)とする選択肢を提示する請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記コマ数k設定する手段は、フィルム数と1フィルム当たりのコマ数の各指定入力に基づき求めた総コマ数からフィルムに記録すべきスカウト像の数を差し引いて前記コマ数kを生成する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  6. 前記選択肢を提示する手段は、各記録用CTイメージのアイコン表示と共に対応するアディション数を表示する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  7. 各記録用CTイメージと共にアディション数の情報をフィルムに記録する手段をさらに備えている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  8. コンピュータを、
    再構成するオリジナルCTイメージ数Qを設定する手段と、
    フィルム上に記録可能な記録用CTイメージのコマ数kを設定する手段と、
    前記設定されたオリジナルCTイメージQ及びコマ数kに基づき、1コマ当たりに出力すべき記録用CTイメージのアディション数aを、
    a=[Q/k] 但し、演算子[ ]は小数点以下切捨を表す
    により求めると共に、前記小数点以下の切捨によりアディション対象外となるオリジナルCTイメージの余り数rを、
    r=Q−a×k
    により求める演算手段と、
    前記求められたアディション数a及び余り数rに基づき、1個分以上の記録用CTイメージのアディション数を前記アディション数aより大きい所定数とすることにより、前記フィルムに余白が生じないアディション条件の1又は2以上の選択肢を提示する手段として機能させるためのプログラム。
JP2001187810A 2001-06-21 2001-06-21 X線ct装置及びプログラム Expired - Fee Related JP4772218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187810A JP4772218B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 X線ct装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187810A JP4772218B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 X線ct装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003010174A JP2003010174A (ja) 2003-01-14
JP4772218B2 true JP4772218B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=19027050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187810A Expired - Fee Related JP4772218B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 X線ct装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4772218B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5038643B2 (ja) * 2005-04-06 2012-10-03 株式会社東芝 画像表示装置
JP2008302071A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Toshiba Corp X線診断装置
JP6266217B2 (ja) * 2012-04-02 2018-01-24 東芝メディカルシステムズ株式会社 医用画像処理システム、方法及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6479869A (en) * 1987-09-21 1989-03-24 Toshiba Corp Image diagnosing system
JPH01239626A (ja) * 1988-03-22 1989-09-25 Toshiba Corp ハードコピー装置
US6141398A (en) * 1998-08-25 2000-10-31 General Electric Company Protocol driven image reconstruction, display, and processing in a multislice imaging system
JP2001137226A (ja) * 1999-11-12 2001-05-22 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd 画像数設定方法および装置並びに放射線断層撮影装置
JP2002229537A (ja) * 2001-01-30 2002-08-16 Hitachi Medical Corp 画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003010174A (ja) 2003-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1192901B1 (en) Position dependent X-ray filtration
JP4901159B2 (ja) X線ct装置及びx線撮影方法
US8553967B2 (en) System and method for a digital X-ray radiographic tomosynthesis user interface
JP5432436B2 (ja) 診断撮像用簡略ユーザ・インタフェイスの方法及び装置
JP4450797B2 (ja) 画像処理方法および画像処理プログラム
JP4659933B2 (ja) 医用画像撮影装置
JP2006320523A (ja) シャトルモードヘリカルスキャンのスキャンパラメータ設定方法およびx線ct装置
JP2010088937A (ja) 医用画像撮影装置
JP3766154B2 (ja) Ct用撮影条件決定装置
JP2006110185A (ja) 画像表示装置
JP2005103263A (ja) 断層撮影能力のある画像形成検査装置の作動方法およびx線コンピュータ断層撮影装置
JP2006110183A (ja) X線ctスキャンパラメータ設定方法、x線ct装置およびヘリカルスキャン方法
JP2003019131A (ja) X線ctシステム及び操作コンソール及びその制御方法及びコンピュータプログラム及び記憶媒体
JP2003116842A (ja) 医用画像診断装置及び医用画像診断システム
JP4772218B2 (ja) X線ct装置及びプログラム
US20050245804A1 (en) Medical image diagnosis apparatus
JP2018057694A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム及びプログラム。
JP6085435B2 (ja) 画像処理装置及び関心領域設定方法
US20060215895A1 (en) Medical image displaying apparatus
JP2000245727A (ja) 放射線ct
JP4313866B2 (ja) X線ct装置
JP2002085395A (ja) X線ctシステムおよびその操作コンソール、それらの制御方法ならびに記憶媒体
WO2014034547A1 (ja) X線ct装置、表示装置
JPH06177A (ja) Ct装置
JP2002186612A (ja) X線ct装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20080411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees