JP4771815B2 - アクティブrfidタグおよびセキュリティーシステム - Google Patents

アクティブrfidタグおよびセキュリティーシステム Download PDF

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Description

本発明はアクティブRFIDタグおよびセキュリティーシステムに関し、アクティブRFIDタグを利用してセキュリティゲートを制御する技術、およびタグの位置情報等を報知する技術に係るものである。
従来のRFID(Radio Frequency−Identification)、つまり無線通信によりデータ交信する自動認識技術は、リーダライタ(アンテナ+コントローラ)と、情報を電子回路に記憶可能なICチップを内蔵したRFIDタグとを用いて行うものであり、RFIDタグが動作するためにバッテリーまたは外部電源のような付加的なエネルギー源を使うのか否かによって能動(active)RFIDと受動(passive)RFIDとがある。
RFIDタグの多くは、ICメモリと通信回路からなるCMOSチップと超小型アンテナを内蔵し、電源は内蔵しておらず、対応したリーダライタで読み書きされるときに無線を通じてRFIDに電源を誘電させて通信を行っている。
このRFIDタグを用いた技術としては、例えば特許文献1に記載するものがある。これは、建物及び商店、道路表示板、歩道、道路などの各種の場所にRFIDタグを配置し、RFIDタグに格納した情報を無線によりRFIDリーダで受信し、受信された情報を通じてRFIDリーダの現在の位置情報を抽出するものである。
また、特許文献2に記載するものは、無線タグ装置が他の無線タグ装置の通信を妨害しないようにするものであり、RFIDタグの動作モードとしてディープスリープ状態を設け、ディープスリープ状態に移行することでRFIDタグを無応答状態にして、リーダが他のタグと通信を行っている間においてその通信を妨害することを防止するものである。
特開2005−189225号公報 特開2005−102215号公報
ところで、RFIDタグは使用する周波数帯によって特性が異なり、パッシブRFIDタグは電源が不要であるために半永久的な使用が可能であるが、低い周波数帯で無線通信するために送信範囲が狭くなる。一方、アクティブRFIDタグは、高い周波数帯で無線通信するので、外的要因の影響を受けずに広い送信範囲で利用できるが、バッテリーの電力を消耗するためにタグの寿命が短くなる。
このような、従来のRFIDタグを使用して屋内外における広い範囲において、セキュリティゲートの制御および位置情報等の報知を行うセキュリティーシステムを構築するには以下の問題がある。
特許文献1に記載するものでは、建物及び商店、道路表示板、歩道、道路などの各種の場所にRFIDタグを配置し、操作者がRFIDリーダでRFIDタグに格納した情報を受信して位置情報を抽出し、自身の位置を知るナビゲーションシステムであり、建物及び商店、道路表示板、歩道、道路などに配置するRFIDタグにはバッテリー寿命のあるアクティブRFIDタグを採用することができず、半永久的な使用が可能であるパッシブRFIDタグを使用することが必須となる。
このため、短い距離間隔で多数のパッシブRFIDタグを対象領域内に配置することが必要となる。また、RFIDタグに格納した情報、例えば何丁目何番地という情報に基づいて位置情報を抽出するので、位置情報がある範囲を示すものとなり、正確な位置を特定できない。これはRFIDリーダを保持する操作者が自身の位置を知るナビゲーションシステムでは有効であるが、セキュリティーシステムでは管理者が監視対象者の正確な位置を知る必要があり、位置測定を正確に行ってその位置情報を管理者へ報知する機能が求められる。
逆に、送信範囲の広いアクティブRFIDタグを使用して位置情報を発信する場合に、ビル等においてはアクティブRFIDタグから発信する無線信号はアクティブRFIDタグが存在する階の受信アンテナだけでなく、上の階や下の階の受信アンテナにおいても受信されるので、位置の特定が困難である。
パッシブRFIDタグを利用して建物や施設入出口に設けたセキュリティーゲートの開閉制御を行うセキュリティーシステムでは、送信範囲が狭いのでパッシブRFIDタグをリーダに近接させてかざすことにより情報の読み取り操作を行う、いわゆるタッチアンドゴー方式である。この方式では、セキュリティーゲートの通過の際に、操作者は鞄等からタグを取り出してリーダにかざし、セキュリティーゲートを通過した後にタグを鞄等に収納する必要があり、煩わしい動作を必要とした。
本発明は、アクティブRFIDタグを利用してセキュリティーシステムを構築するものであり、タグを鞄等に収納した状態でセキュリティゲートにおける認証を可能とし、タグおよびタグを保持した人の位置を正確に測定して管理者に報知することを可能とするアクティブRFIDタグおよびセキュリティーシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載する本発明のアクティブRFIDタグは、低周波無線信号を送受信する低周波無線通信手段と、高周波無線信号を送受信する高周波無線通信手段と、タグ毎に固有のタグ識別情報および許可条項としての通過可能なゲートのゲート識別情報を登録する記憶手段と、低周波無線通信手段および高周波無線通信手段による情報の送受信を制御する制御手段と、各手段の駆動電力を供給する電源手段とを備え、制御手段は、監視区域に配置するセキュリティゲート手段を通過するのに際して、低周波無線通信手段により受信するゲート識別情報と、記憶手段に登録した許可条項のゲート識別情報とを比較し、一致したとき通過許可情報を低周波無線通信手段と高周波無線通信手段の少なくとも何れかにより監視装置に送信し、監視区域内において記憶手段に登録したタグ識別情報および通過したセキュリティゲート手段のゲート識別情報を高周波無線通信手段により監視装置に送信するものである。
請求項2に記載する本発明のアクティブRFIDタグは、制御手段、記憶手段、低周波無線通信手段、高周波無線通信手段が電源手段から十全な作業を可能とする通常電力が供給される通常状態と、電源手段から最低限の動作を可能とする最小電力が供給される省電力状態とに変化し、監視区域外に在るときに、制御手段、記憶手段、低周波無線通信手段、高周波無線通信手段が省電力状態となるスリープモードに遷移し、監視区域内に入ったときに、低周波無線通信手段でトリガ信号を受信して通常状態のトリガモードとなり、トリガ信号に対してタグから通過許可情報を低周波無線通信手段と高周波無線通信手段の少なくとも何れかにより送信し、その後、一定時間毎に高周波無線通信手段によりタグからタグ識別情報および通過したセキュリティゲート手段のゲート識別情報を監視装置に送信する通常状態の自発送信モードに遷移するものである。
請求項3に記載する本発明のアクティブRFIDタグは、タグを保持する監視対象者の移動に伴って生じる振動を検出する振動センサを有し、制御手段は、振動センサがタグの振動を検出し続ける間において、タグを保持する監視対象者が移動中であることを移動情報として高周波無線通信手段により送信するものである。
請求項4に記載する本発明のアクティブRFIDタグは、タグの姿勢を検知する傾斜センサを有し、制御手段は、タグが倒れた姿勢となったことを傾斜センサで検出したときに、タグを保持する監視対象者に異常事態が生じたとして異常情報を高周波無線通信手段により送信するとともに異常報知手段を起動して音と光の少なくとも何れかの警報を発報するものである。
請求項5に記載する本発明のアクティブRFIDタグは、異常を報知する異常報知手段および非常スイッチ手段を有し、制御手段は、非常スイッチ手段を起動したときに、タグを保持する監視対象者に異常事態が生じたとして異常情報を高周波無線通信手段により送信するとともに、異常報知手段を起動して音と光の少なくとも何れかの警報を発報するものである。
請求項6に記載する本発明のセキュリティーシステムは、請求項1〜4の何れか1項記載のアクティブRFIDタグと、アクティブRFIDタグへトリガ信号としてゲート識別情報を低周波無線信号で送信し、アクティブRFIDタグから応答信号として通過許可情報を低周波無線信号と高周波無線信号の少なくとも何れかで受信するセキュリティーゲート手段と、監視区域の所定の複数箇所に配置し、アクティブRFIDタグから送信する高周波無線信号を受信する無線信号受信手段と、この無線信号受信手段から出力する出力信号を受けて監視対象者の現在位置を検知する監視手段とからなるものである。
請求項7に記載する本発明のセキュリティーシステムは、セキュリティーゲート手段が複数のゲートを有し、相互に隣接するゲートのうちで一方のゲートにおいてトリガ信号としてゲート識別情報を低周波無線信号で送信する間に、他方のゲートにおいて干渉制御用のジャミング信号を低周波無線信号で送信するものである。
請求項8に記載する本発明のセキュリティーシステムは、監視手段が、各無線信号受信手段で受信する受信レベルの大きさに基づいて各無線信号受信手段と当該アクティブRFIDタグの離間距離を計測するとともに、計測した離間距離に基づいて当該アクティブRFIDタグの現在位置を算定するものである。
請求項9に記載する本発明のセキュリティーシステムは、監視手段が、検知したアクティブRFIDタグの現在位置を監視者へ報知する報知手段を備えるものである。
請求項10に記載する本発明のセキュリティーシステムは、ゲート識別情報がマスタスレーブ方式により送信されるものである。
以上のように本発明によれば、アクティブRFIDタグは、セキュリティゲート手段を通過する際に、タグの記憶手段に登録した許可条項のゲート識別情報とセキュリティゲート手段から受信するゲート識別情報とが一致するときに通過許可情報をセキュリティゲート手段に送信してゲートを通過する。この際に、アクティブRFIDタグが22kH等の低周波信号を使用して低周波無線通信手段と通信することにより、タグを鞄等に収納した状態でもセキュリティゲート手段における認証が可能となる。
また、セキュリティーゲート手段が複数のゲートを有する場合に、相互に隣接するゲートのうちで一方のゲートにおいてトリガ信号としてゲート識別情報を低周波無線信号で送信する間に、他方のゲートにおいて干渉制御用のジャミング信号を低周波無線信号で送信することで、各ゲートにおける混信を防止してハンズフリーの速やかなゲートの通過を実現できる。
また、アクティブRFIDタグが監視区域内において記憶手段に登録したタグ識別情報および通過したセキュリティゲート手段のゲート識別情報を高周波無線通信手段により送信し、監視区域の所定の複数箇所に配置した高周波無線信号受信手段でアクティブRFIDタグから送信する高周波無線信号を受信し、高周波無線信号受信手段から出力する出力信号を監視手段で受けることにより、監視者はタグ識別情報、ゲート識別情報から監視対象者の現在位置を認知することができる。
また、監視手段が、各高周波無線信号受信手段で受信する受信レベルの大きさに基づいて各高周波無線信号受信手段と当該アクティブRFIDタグの離間距離を計測するとともに、計測した離間距離に基づいて当該アクティブRFIDタグの現在位置を算定することで、監視対象者の現在位置を正確に検知することができる。
また、監視手段が、検知したアクティブRFIDタグの現在位置を監視者へ報知する報知手段を備えることで、監視者は監視手段から離れた遠隔地において監視対象者の現在位置を認知することができる。
また、制御装置が振動センサによりタグの振動を検出し、タグを保持する監視対象者が移動中であることを移動情報として高周波無線通信手段により送信することで、監視手段は監視対象者の移動および停止を監視することが可能となり、監視対象者が留まっている場合には電力消費を抑制するモードに遷移する。
また、制御装置が傾斜センサによりタグの傾倒を検出し、タグを保持する監視対象者に異常事態が生じたとして異常情報を高周波無線通信手段により送信することで、監視手段が認知する監視対象者の現在位置へ救援者を速やかに送ることができる。
また、監視対象者が非常スイッチ手段を起動し、異常情報を高周波無線通信手段により送信するとともに、異常報知手段を起動して音または光の警報を発報することにより、監視手段が認知する監視対象者の現在位置へ救援者を速やかに送ることができるとともに、監視対象者の周囲の者に異常を知らせることができる。
また、アクティブRFIDタグが監視区域外に在るときに、スリープモードに遷移し、監視区域内に入るときに、トリガモード、または自発送信モードに遷移することで消費電力量を抑制して電源手段の寿命を延ばすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3において、アクティブRFIDタグ1は、例えば22kHの低周波無線信号を送受信する低周波無線通信回路2と、例えば426MHの高周波無線信号を送受信する高周波無線通信回路3と、タグ毎に固有のタグ識別情報および許可条項としての通過可能なゲートのゲート識別情報を登録する記憶手段をなすメモリ4と、低周波無線通信回路2および高周波無線通信回路3による情報の送受信を制御する制御手段としてのCPU5と、各回路の駆動電力を供給する電源手段をなすバッテリ電源6と、タグを保持する監視対象者の移動に伴って生じる振動を検出する振動センサ7と、タグの姿勢を検知する傾斜センサ8と、異常を報知する異常報知手段としてのブザーとランプ9の少なくとも何れかと、非常スイッチ手段としての押しボタン10を備えている。
アクティブRFIDタグ1は、CPU5、メモリ4、低周波無線通信回路2、高周波無線通信回路3がバッテリ電源6から十全な作業を可能とする通常電力が供給される通常状態と、バッテリ電源6から最低限の動作を可能とする最小電力が供給される省電力状態とに変化する。
アクティブRFIDタグ1は、監視区域外に在るときに、CPU5、メモリ4、低周波無線通信回路2、高周波無線通信回路3が省電力状態となるスリープモードに遷移し、監視区域内に入るときに、低周波無線通信回路2がトリガ信号を受信してトリガモードとそれに続く定期時間毎に高周波無線で自分のIDを送信する自発送信モードになる。トリガモードおよび自発送信モードではCPU5、メモリ4が通常状態となるほか、状況に応じて低周波無線通信回路2と高周波無線通信回路3の少なくとも何れかが通常状態となる。
このアクティブRFIDタグ1を用いたセキュリティーシステムは、セキュリティーゲート手段11と、無線信号受信手段をなす無線受信機12と、監視手段をなす監視装置13を備えている。
セキュリティーゲート手段11は、トリガ信号送信アンテナ14と応答信号受信アンテナ15および送信回路(図示省略)および受信回路(図示省略)を備えており、監視装置13に信号ラインを介して接続している。アンテナは天井に配置する天井式や床に埋め込む床埋め込み式のものが一般的であるが、立型のアンテナであっても良く、アンテナの種類は限定されない。また、この場合に応答信号受信アンテナは低周波信号を想定しているが高周波無線でこの応答信号を送信しても同じ効果が得られることは言うまでもないことである。
セキュリティーゲート手段11は、本実施の形態ではトリガ信号送信アンテナ14から22kHzの低周波無線信号でバースト波のトリガ信号を発信するものであり、このトリガ信号によりアクティブRFIDタグ1へトリガ信号としてゲート識別情報を送信する。セキュリティーゲート手段11が一つのゲートを構成する場合には連続波でゲート識別情報を送信することも可能である。
応答信号受信アンテナ15は、アクティブRFIDタグ1から応答信号として通過許可情報または通過不許可情報を送信用の低周波無線信号(22kH)とは異なる別の低周波無線信号(4kH等)で受信する。この場合、タグから通過許可情報または通過不許可情報を高周波無線信号(426kH)で送信し、その高周波アンテナをゲート近くに設置することでも同じ効果が得られることは言うまでもないことである。
アクティブRFIDタグ1のメモリ4に登録するタグ識別情報はタグ毎に固有の一意の番号等からなる情報であり、許可条項として登録する通過可能なゲートのゲート識別情報はセキュリティーゲート手段11に付与する一意の番号等からなる情報である。セキュリティーゲート手段11が図4に示すように複数のゲートを有する場合にはゲート毎にゲート識別情報を設定するか、複数のゲートを含むセキュリティーゲート手段11に一つのゲート識別情報を設定する。セキュリティーゲート手段11については後に詳述する。
無線受信機12は監視区域の所定の複数箇所に配置するものであり、固有の一意の番号等からなる無線受信機識別情報を有し、アクティブRFIDタグ1から送信する高周波無線信号(426MH)を受信し、受信した情報と自身の無線受信機識別情報を出力信号として監視装置13に送信する。監視装置13は一個以上の無線受信機12から出力する出力信号を受けて監視対象者の現在位置を計算して特定し、モニタ上に表示することが可能である。
図2は監視区域が平面的に広がる構成を示すものであり、図3は監視区域が立体的に広がる構成を示すものである。図2〜図3において、監視区域が制限区域をなす複数の部屋を有する建屋の全体であるとすると、セキュリティーゲート手段11は建屋の出入口および各部屋の出入口毎に設置し、無線受信機12は建屋の出入口のエントランスおよび各部屋毎に複数機を設置する。
各部屋の出入口に設置するセキュリティーゲート手段11は上述したトリガ信号送信アンテナ14と応答信号受信アンテナ15からなり、建屋の出入口に設置するセキュリティーゲート手段11は例えば図4に示すような構成となる。ただし応答信号受信アンテナ15は高周波無線アンテナであってもよい。
図4において、セキュリティーゲート手段11は複数のゲート20を備え、各ゲート20にトリガ信号送信アンテナ14および応答信号受信アンテナ15を配置するとともに、監視対象者の通過の際に開閉するドアー21を備え、入口側に光学式等の入口センサ22を有し、出口側に光学式等の出口センサ23を有する。また、通路中央のドアー付近のIN側およびOUT側にそれぞれ光学式の人体検知用INセンサ24および人体検知用OUTセンサ25を設ける場合もある。
また、セキュリティーゲート手段11は、図5に示すように、各トリガ信号送信アンテナ14および応答信号受信アンテナ15に対するアンプ26、27および入出力ポート28と、ドアー21を開閉するドアー制御部29を有し、監視装置(メインコントローラ)13により制御される。
図6に示すように、セキュリティーゲート手段11は例えば160msの1サイクルタイムにおいて、トリガ信号送信アンテナ14によってトリガ信号(ゲート識別情報)Tを例えば105msにわたって送信し、10msのインターバルIの後に、応答信号受信アンテナ15によってアクティブRFIDタグ1の応答信号Rを受信するためのウィンドウWを10msにわたって開く。
以下、上記した構成における作用を説明する。図7に示すように、アクティブRFIDタグ1を保持する監視対象者30が監視区域へ入る際に、出入口に設置したセキュリティーゲート手段11の一つのゲート20に進入すると、このゲート20の入口センサ22が監視対象者30を検知する。
図8はセキュリティーゲート手段11におけるタイミングチャートを示すものであり、監視対象者30が進入したゲート20にAの符号を付し、隣接するゲート20にBの符号を付して区別する。
図8に示すように、監視対象者30が進入したゲート(A)20の入口センサ(A)22の信号を受けた監視装置(メインコントローラ)13はトリガ信号送信アンテナ(A)14からトリガ信号Tによってゲート識別情報を送信する。このゲート識別情報は入室検出用のゲートID信号であるIDinで、ゲートを識別する情報であり、この信号を使い監視区域への入室を管理することができる。ゲート識別情報は各ゲート毎に異なるものを設定することも可能であるし、一つのセキュリティーゲート手段11において共通のものを全ゲートに設定することも可能である。監視装置(メインコントローラ)13はウィンドウWの期間に応答信号受信アンテナ15によってアクティブRFIDタグ1の応答信号Rを受信するまでサイクルタイム毎にトリガ信号Tを送信する。
監視対象者30が進入したゲート(A)20に隣接するゲート(B)20では、ゲート(A)20のサイクルタイムに同期して干渉制御用のジャミング信号Jを送信する。隣接するゲートではジャミング信号JのためにアクティブRFIDタグ1からの応答信号としての通過許可情報または通過不許可情報は邪魔されて受信することができず、監視対象者30が進入していないゲート(B)20のゲートの開閉が誤動作することはない。
監視区域外に在るときにスリープモードであるアクティブRFIDタグ1は、セキュリティゲート手段11を通過するのに際して、低周波無線通信回路2でトリガ信号Tとしてゲート識別情報を受信すると、スリープモードからトリガモードに遷移する。
CPU5は受信したゲート識別情報とメモリ4に登録した許可条項のゲート識別情報とを比較し、一致した場合にはドアー(A)21の開放を許可する情報と監視区域に入室する情報からなる通過許可情報を応答信号Rとして送信する。
この応答信号RをウィンドウWの期間に応答信号受信アンテナ15で受信した監視装置(メインコントローラ)13はドアー制御部29を駆動してドアー(A)21を開き、アクティブRFIDタグ1を保持した監視対象者30が監視区域に入ったことを認識し、以後においてアクティブRFIDタグ1の位置を追跡して記録する。この際の応答信号は低周波無線信号と高周波無線信号の少なくとも何れかである。
監視対象者30がゲート20を通過して監視区域に入ると、アクティブRFIDタグ1はメモリ4に登録したタグ識別情報および通過したセキュリティゲート手段11のゲート識別情報を高周波無線通信回路3により定期的に送信する。この送信時にアクティブRFIDタグ1は自発送信モードに遷移する。
アクティブRFIDタグ1は監視区域内に設定された制限区域のセキュリティゲート手段11を通過する際に、低周波無線通信回路2でトリガ信号Tとしてゲート識別情報を受信すると、CPU5が受信したゲート識別情報とメモリ4に登録した許可条項のゲート識別情報とを比較し、一致した場合には制限区域の部屋のドアー(図示省略)を開放を許可する情報である通過許可情報を応答信号Rとして送信する。
この応答信号RをウィンドウWの期間に応答信号受信アンテナ15で受信した監視装置(メインコントローラ)13は制限区域の部屋のドアーを開く。本実施の形態において、応答信号Rは低周波無線信号(4kH等)で行うが、高周波無線信号(426kH)で行うことも可能である。
アクティブRFIDタグ1が高周波無線通信回路3により定期的に送信するタグ識別情報およびゲート識別情報を受信した複数の無線受信機12はそれぞれ監視装置13に情報を転送し、その現在地を計算してモニタ上に表示する。
監視装置13は受信したタグ識別情報および狭い範囲で識別可能なゲート識別情報から何れのアクティブRFIDタグ1がどの領域に在るかを判断し、アクティブRFIDタグ1を保持した監視対象者30が制限区域に入ったことを検知する。したがって、アクティブRFIDタグ1が在る制限区域の無線受信機12のみならず、異なる階などの隣接する制限区域の無線受信機12がアクティブRFIDタグ1が送信する信号を受信しても、監視装置13は監視対象者30の位置を誤ることがない。
さらに、監視装置13は、各無線受信機12で受信するアクティブRFIDタグ1の応答信号の受信レベルの大きさに基づいて各無線受信機12とアクティブRFIDタグ1の離間距離を計測するとともに、計測した離間距離に基づいて当該アクティブRFIDタグの現在位置を算定し、アクティブRFIDタグ1を保持した監視対象者30の正確な位置を検知して記憶する。
監視装置13は検知したアクティブRFIDタグ1の現在位置を監視者へインターネット網や公衆回線、無線等の報知手段によって報知する。
この間にアクティブRFIDタグ1は、タグを保持する監視対象者30の移動に伴って生じる振動を振動センサ7で検出し、CPU5は、振動センサ7がタグの振動を検出し続ける間において、タグを保持する監視対象者30が移動中であることを移動情報として高周波無線通信回路3により送信する。監視装置13は、この情報を得ることで監視対象者30が移動中であるか留まっているかを認識する。そして、監視装置13は監視対象者30がある地点に留まり動いていない間は、高周波無線通信回路3により送信するタグ識別情報およびゲート識別情報の発信頻度を抑制して電力消費を抑制する。
また、アクティブRFIDタグ1はタグが倒れた姿勢となったことを傾斜センサ8で検出し、CPU5はタグを保持する監視対象者30に異常事態が生じたとして異常情報を高周波無線通信回路3により送信する。監視装置13は、この情報を得ることで監視対象者30の異常を検知し、監視者へ報知する。
また、監視対象者30が不法な侵入者を発見するなど何かの異常を認知したときに、アクティブRFIDタグ1のボタン10を押すと、CPU5はタグを保持する監視対象者に異常事態が生じたとして異常情報を高周波無線通信回路3により送信するとともに、ブザーもしくはランプ9を起動して音または光の警報を発報し、周囲の者に警告を発する。
アクティブRFIDタグ1を保持する監視対象者30が監視区域から出る際に、出入口に設置したセキュリティーゲート手段11の一つのゲート20に進入すると、このゲート20ので出口センサ23が監視対象者30を検知し、監視区域へ入るときと同様の手順で情報を交換してゲート20を通過する。また、制限区域から出る際も同様である。この場合に、トリガ信号Tによって送信するゲート識別情報は、退室検出用のゲートID信号であるIDoutであり、ゲートを識別する情報とともに監視区域からの退室を示す情報である。
CPU5は受信したゲート識別情報とメモリ4に登録した許可条項のゲート識別情報とを比較し、一致した場合にはドアー21の開放を許可する情報と監視区域から退室する情報からなる通過許可情報を応答信号Rとして送信し、ゲートを通過するのに十分な所定時間後にスリープモードに遷移する。
この応答信号RをウィンドウWの期間に応答信号受信アンテナ15で受信した監視装置(メインコントローラ)13はドアー21を開き、アクティブRFIDタグ1を保持した監視対象者30が監視区域から出たことを認識する。
図9および図10は本発明の他の実施の形態おけるセキュリティーゲート手段11の構成を示すものであり、図10に示すタイミングチャートにおいては監視対象者30が進入した複数のゲート20にそれぞれA、B、C、Dの符号を付して区別する。
図9に示すように、ゲート(A)20の入口センサ(A)22およびゲート(B)20の入口センサ(B)22が同時に監視対象者30の進入を検知し、続いてゲート(C)20の入口センサ(C)22が監視対象者30の進入を検知すると、各センサから信号を受けた監視装置(メインコントローラ)13は以下の制御を行う。
監視装置(メインコントローラ)13は監視対象者30が進入したゲート(A)20のトリガ信号送信アンテナ(A)14からトリガ信号Tによってゲート識別情報を送信し、ウィンドウWの期間に応答信号受信アンテナ15によってアクティブRFIDタグ1の応答信号Rを受信するまで、ゲート(A)20において送信する信号をサイクルタイム毎に変えて、ゲート識別情報のトリガ信号Tとジャミング信号Jを交互に送信する。
また、前記ゲート(A)20に隣接するゲート(B)20ではゲート(A)20のサイクルタイムに同期して信号を送信し、ゲート(A)20においてゲート識別情報のトリガ信号Tを送信するときに、ゲート(B)20では干渉制御用のジャミング信号Jを送信し、ゲート(A)20においてジャミング信号Jを送信するときに、ゲート(B)20ではゲート識別情報のトリガ信号Tを送信する。
このとき、前記ゲート(B)20に隣接するゲート(C)20ではゲート(A)20およびゲート(B)20のサイクルタイムに同期して信号を送信し、ゲート(B)20においてトリガ信号Tを送信するときに、ゲート(C)20ではジャミング信号Jを送信する。
ゲート(C)20においてゲート識別情報のトリガ信号Tを送信するときに、このゲート(C)に隣接するゲート(B)20およびゲート(D)20では干渉制御用のジャミング信号Jを送信し、ゲート(A)20においてゲート識別情報のトリガ信号Tを送信する。ゲート(D)20は監視対象者30が進入していないので、サイクルタイム毎に干渉制御用のジャミング信号Jを送信し続ける。
ウィンドウWの期間に応答信号受信アンテナ15によってアクティブRFIDタグ1の応答信号Rを受信したゲートは、ゲート識別情報のトリガ信号Tの送信を停止し、隣接するゲートにおいてゲート識別情報のトリガ信号Tを送信する限り、サイクルタイム毎に干渉制御用のジャミング信号Jを送信し続ける。
ここではゲート(A)20が応答信号Rを受信した後に信号の送信を停止し、ゲート(B)20は応答信号Rを受信した後においても、隣接するゲート(C)20がゲート識別情報のトリガ信号Tを送信しているので、ジャミング信号Jの送信を続ける。他の作用効果は先の実施の形態と同様である。
図11は本発明の他の実施の形態を示すものであり、セキュリティーゲート手段11におけるタイミングチャートを示すもので、各ゲート20はA、Bの符号を付して区別している。
本実施の形態は、セキュリティーゲート手段11の各ゲート20において、入口センサ22および出口センサ23を設けず、通路中央のドアー付近のIN側およびOUT側にそれぞれ光学式の人体検知用INセンサ24および人体検知用OUTセンサ25を設けるものである。
監視装置(メインコントローラ)13はトリガ信号送信アンテナ14からトリガ信号Tとして、ゲート開閉制御用のゲート識別情報をなすデフォルトID(IDdef)、入室を検出するためのゲート識別情報をなす入室検出用ID(IDin)、退室を検出するためのゲート識別情報をなす退室検出用ID(IDout)の3種類の信号を送信し、かつ隣接するゲートとの干渉制御用のジャミング信号Jを送信する。
図11(a)に示すように、通常時において、監視装置(メインコントローラ)13は、監視対象者30の進入の有無に拘らず、隣接し合う各ゲート(A)20、ゲート(B)20において、トリガ信号送信アンテナ(A)14およびトリガ信号送信アンテナ(B)14からサイクルタイムを同期させてトリガ信号TのデフォルトID(IDdef)とジャミング信号Jを交互に送信し、ゲート(A)20においてデフォルトID(IDdef)を送信するときに、ゲート(B)20においてジャミング信号Jを送信する。
そして、例えばゲート(A)20に監視対象者30が進入して、ウィンドウWの期間に応答信号受信アンテナ15によってアクティブRFIDタグ1の応答信号Rを受信したゲート(A)20はドアー21を開放する。
アクティブRFIDタグ1はセキュリティゲート手段11を通過するのに際して、低周波無線通信回路2でトリガ信号TとしてデフォルトID(IDdef)のゲート識別情報を受信すると、スリープモードからトリガモードに遷移して応答信号Rを送信する。
上述の操作は監視対象者30が監視区域へ入るときも出るときも同じであるので、監視装置(メインコントローラ)13は監視対象者の入室、退室の区別がつかない。
このため、監視対象者30がゲート20を通過する際に、人体検知用INセンサ24が監視対象者30を感知して後に、人体検知用OUTセンサ25が監視対象者30を感知することで、監視装置(メインコントローラ)13は監視対象者30がゲート20を入室方向へ移動していると判断する。
そして、図11(b)に示すように、ゲート(A)20のトリガ信号送信アンテナ(A)14からデフォルトID(IDdef)に換えて入室検出用ID(IDin)を、監視対象者がゲート20を通過するのに十分な時間にわたって送信する。
入室検出用ID(IDin)を受信したアクティブRFIDタグ1は、入室検出用ID(IDin)に応答してタグ識別情報および入室情報を応答信号Rとして送信する。この入室検出用ID(IDin)に応答する応答信号Rはゲートの開閉制御に関与しないものであり、この応答信号Rを受けて監視装置(メインコントローラ)13はアクティブRFIDタグ1が監視区域に入ったことを検知する。これらの送信信号Rは低周波無線信号であっても高周波無線信号であっても効果は同じである。
監視対象者30が監視区域から出るときにゲート20を通過する際にも同様の操作を行い、人体検知用OUTセンサ25が監視対象者30を感知して後に、人体検知用INセンサ24が監視対象者30を感知することで、監視装置(メインコントローラ)13は監視対象者30がゲート20を退室方向へ移動していると判断する。
そして、ゲート20のトリガ信号送信アンテナ14からデフォルトID(IDdef)に換えて退室検出用ID(IDout)を、監視対象者がゲート20を通過するのに十分な時間にわたって送信する。
退室検出用ID(IDout)を受信したアクティブRFIDタグ1は、退室検出用ID(IDout)に応答してタグ識別情報および退室情報を応答信号Rとして送信する。この退室検出用ID(IDout)に応答する応答信号Rはゲートの開閉制御に関与しないものであり、この応答信号Rを受けて監視装置(メインコントローラ)13はアクティブRFIDタグ1が監視区域から出たことを検知する。これらの送信信号Rは低周波無線信号であっても高周波無線信号であっても効果は同じである。
アクティブRFIDタグ1は、退室検出用ID(IDout)に応答する応答信号Rを送信した後にスリープモードに遷移する。
図12は本発明の他の実施の形態を示すものであり、児童、生徒等を監視対象者とし、監視区域を学校、教室、通学路とするものである。この実施の形態では、校門、教室の出入口にセキュリティーゲート手段11を配置し、学校構内および通学路の所定位置に無線受信機12および監視テレビカメラ41を配置する。
学校構内では先の実施の形態と同様な操作を行う。先の実施の形態と異なるのは、校門に配置したセキュリティーゲート手段11を通過して校門外へ監視対象者30が出てもアクティブRFIDタグ1はスリープモードに遷移することなく、トリガモードを維持し、定期的に自発送信モードに遷移して高周波無線通信回路3によりタグ識別情報を送信する。
この際に、校門、通用門は通常6m以上の幅広間口であることが多く、単一ループのアンテナを配置することはタグに志向性が発生して望ましくない。このため複数のアンテナをマスタ、スレーブ動作させて同一ゲートID信号を送信することが望ましい。
このタグ識別情報を受信した無線受信機12は、アクティブRFIDタグ1の通過情報、位置情報(無線受信機12のアンテナを設置したエリアを識別する情報等)を監視装置13に転送し、監視装置13は当該無線受信機12のアンテナ設置エリア42にある監視テレビカメラ41によって監視対象者30を撮影し、カメラ映像の録画を通過情報および位置情報とともに記録する。
監視装置13は学校43および情報センター44に設置する。学校43に設置する監視装置13は学校内モニターとして利用し、場所、時間、児童氏名、時間帯別移動録画記録を学校内情報45として記録する。
センター受信46した情報は情報センター43に設置する監視装置13において、通過情報および位置情報等として保護者47のパーソナルコンピュータ、携帯電話等へメールもしくは電話で配信する。この配信は定期的に自動的に行ってもよく、保護者からの連絡を受けて配信してもよい。
そして、図13に示すように、監視対象者30に異常(拉致、危害、傷病)が発生し、ボタン10の操作、もしくは傾斜センサ8による検知によって、アクティブRFIDタグ1から異常情報が送信されると、この監視対象者30がいるアンテナ設置エリア42にある無線受信機12はアクティブRFIDタグ1の異常情報を受信して、危険情報を監視装置13に発信する。
学校43は学校内モニターにおいて危険情報を受信し、場所、時間、児童氏名の情報確認を行い、運用マニュアルに沿って対応する。情報センター43は警報情報を判断し、警報情報とともに、通過情報および位置情報等を保護者、警察・地域コミュニティー、PTA・教育委員会等48へメールもしくは電話で連絡する。連絡を受けた関係者は異常情報を発信した監視対象者30のいる異常発生アンテナ設置エリア49へ保護、救出のために向かう。
本発明の実施の形態におけるアクティブRFIDタグおよびセキュリティーシステムの構成を示す模式図 同実施の形態における監視区域の構成を例示する模式図 同実施の形態における監視区域の他の構成を例示する模式図 同実施の形態におけるセキュリティーゲート手段の構成を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図 同実施の形態におけるセキュリティーゲート手段の回路構成を示すブロック図 同実施の形態におけるトリガー信号T、応答信号Rのサイクルタイムを示すタイムチャート図 同実施の形態におけるセキュリティーゲート手段の操作を示す模式図 同実施の形態におけるセキュリティーゲート手段の操作時のタイムチャート図 本発明の他の実施の形態におけるセキュリティーゲート手段の操作を示す模式図 同実施の形態におけるセキュリティーゲート手段の操作時のタイムチャート図 (a)、(b)は本発明の他の実施の形態におけるセキュリティーゲート手段の操作時のタイムチャート図 本発明の他の実施の形態におけるセキュリティーシステムを示す模式図 同実施の形態におけるセキュリティーシステムの異常発生時の対応を示す模式図
符号の説明
1 アクティブRFIDタグ
2 低周波無線通信回路
3 高周波無線通信回路
4 メモリ
5 CPU
6 バッテリ電源
7 振動センサ
8 傾斜センサ
9 ブザーもしくはランプ
10 ボタン
11 セキュリティーゲート手段
12 無線受信機
13 監視装置
14 トリガ信号送信アンテナ
15 応答信号受信アンテナ
20 ゲート
21 ドアー
22 入口センサ
23 出口センサ
24 人体検知用INセンサ
25 人体検知用OUTセンサ
26、27 アンプ
28 入出力ポート
29 ドアー制御部
30 監視対象者
41 監視テレビカメラ
42 アンテナ設置エリア
43 学校
44 情報センター
45 学校内情報
46 センター受信
47 保護者
48 警察・地域コミュニティー、PTA・教育委員会等
49 異常発生アンテナ設置エリア

Claims (10)

  1. 低周波無線信号を送受信する低周波無線通信手段と、高周波無線信号を送受信する高周波無線通信手段と、タグ毎に固有のタグ識別情報および許可条項としての通過可能なゲートのゲート識別情報を登録する記憶手段と、低周波無線通信手段および高周波無線通信手段による情報の送受信を制御する制御手段と、各手段の駆動電力を供給する電源手段とを備え、制御手段は、監視区域に配置するセキュリティゲート手段を通過するのに際して、低周波無線通信手段により受信するゲート識別情報と、記憶手段に登録した許可条項のゲート識別情報とを比較し、一致したとき通過許可情報を低周波無線通信手段と高周波無線通信手段の少なくとも何れかにより監視装置に送信し、監視区域内において記憶手段に登録したタグ識別情報および通過したセキュリティゲート手段のゲート識別情報を高周波無線通信手段により監視装置に送信することを特徴とするアクティブRFIDタグ。
  2. 制御手段、記憶手段、低周波無線通信手段、高周波無線通信手段が電源手段から十全な作業を可能とする通常電力が供給される通常状態と、電源手段から最低限の動作を可能とする最小電力が供給される省電力状態とに変化し、監視区域外に在るときに、制御手段、記憶手段、低周波無線通信手段、高周波無線通信手段が省電力状態となるスリープモードに遷移し、監視区域内に入ったときに、低周波無線通信手段でトリガ信号を受信して通常状態のトリガモードとなり、トリガ信号に対してタグから通過許可情報を低周波無線通信手段と高周波無線通信手段の少なくとも何れかにより送信し、その後、一定時間毎に高周波無線通信手段によりタグからタグ識別情報および通過したセキュリティゲート手段のゲート識別情報を監視装置に送信する通常状態の自発送信モードに遷移することを特徴とする請求項1に記載のアクティブRFIDタグ。
  3. タグを保持する監視対象者の移動に伴って生じる振動を検出する振動センサを有し、制御手段は、振動センサがタグの振動を検出し続ける間において、タグを保持する監視対象者が移動中であることを移動情報として高周波無線通信手段により送信することを特徴とする請求項1に記載のアクティブRFIDタグ。
  4. タグの姿勢を検知する傾斜センサを有し、制御手段は、タグが倒れた姿勢となったことを傾斜センサで検出したときに、タグを保持する監視対象者に異常事態が生じたとして異常情報を高周波無線通信手段により送信するとともに異常報知手段を起動して音と光の少なくとも何れかの警報を発報することを特徴とする請求項1に記載のアクティブRFIDタグ。
  5. 異常を報知する異常報知手段および非常スイッチ手段を有し、制御手段は、非常スイッチ手段を起動したときに、タグを保持する監視対象者に異常事態が生じたとして異常情報を高周波無線通信手段により送信するとともに、異常報知手段を起動して音と光の少なくとも何れかの警報を発報することを特徴とする請求項1に記載のアクティブRFIDタグ。
  6. 請求項1〜4の何れか1項記載のアクティブRFIDタグと、アクティブRFIDタグへトリガ信号としてゲート識別情報を低周波無線信号で送信し、アクティブRFIDタグから応答信号として通過許可情報を低周波無線信号と高周波無線信号の少なくとも何れかで受信するセキュリティーゲート手段と、監視区域の所定の複数箇所に配置し、アクティブRFIDタグから送信する高周波無線信号を受信する無線信号受信手段と、この無線信号受信手段から出力する出力信号を受けて監視対象者の現在位置を検知する監視手段とからなることを特徴とするセキュリティーシステム。
  7. セキュリティーゲート手段が複数のゲートを有し、相互に隣接するゲートのうちで一方のゲートにおいてトリガ信号としてゲート識別情報を低周波無線信号で送信する間に、他方のゲートにおいて干渉制御用のジャミング信号を低周波無線信号で送信することを特徴とする請求項6に記載のセキュリティーシステム。
  8. 監視手段が、各無線信号受信手段で受信する受信レベルの大きさに基づいて各無線信号受信手段と当該アクティブRFIDタグの離間距離を計測するとともに、計測した離間距離に基づいて当該アクティブRFIDタグの現在位置を算定することを特徴とする請求項6に記載のセキュリティーシステム。
  9. 監視手段が、検知したアクティブRFIDタグの現在位置を監視者へ報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項6に記載のセキュリティーシステム。
  10. ゲート識別情報がマスタスレーブ方式により送信される請求項6に記載のセキュリティーシステム。
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