JP4770277B2 - エレベータの故障検出装置及びその故障検出方法並びにエレベータ装置の改修方法 - Google Patents

エレベータの故障検出装置及びその故障検出方法並びにエレベータ装置の改修方法 Download PDF

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この発明は、エレベータのかごドア先端部に設けられた安全装置の動作故障を検出する故障検出装置及びその故障検出方法、並びに、既設エレベータに上記安全装置の動作故障を検出する故障検出機能を付加するエレベータ装置の改修方法に関するものである。
エレベータのかごに形成されたかご出入口を閉鎖するかごドアには、戸閉動作中のかごドア先端部にエレベータ利用者やこの利用者の所持する手荷物等の障害物が接触したことを検出して、利用者等が完全にかごドアに挟まれてしまう前にかごドア及び乗場ドアを反転させる安全装置が備えられている。かかる安全装置には、例えば、かごドアの先端部からその一部が突出するようにかごドアの乗場側側面の上下に渡ってセフティーシューが設けられ、何らかの原因によりこのセフティーシューがかごドアの戸開方向に所定距離移動した場合に、このセフティーシューの移動量をシュースイッチにより検出してかごドア及び乗場ドアを反転させるものがある。
ところで、上記シュースイッチに動作故障が発生すると、例えば、常時かごドアが反転されてかごドアが閉じなくなることがある。このような安全装置の動作故障を検出する故障検出装置の従来技術として、エレベータ制御手段から発せられるかごドアの戸閉指令を検出する第1の検出手段と、戸開釦が押されていないことを検出する第2の検出手段と、戸全開状態を検出する第3の検出手段と、セフティーシューの移動量を検出するシュースイッチの接点が開いていることを検出する第4の検出手段とを備え、第1乃至第4の検出手段が全てONの時に、安全装置の動作故障と判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−193879号公報
特許文献1記載のエレベータの故障検出装置では、シュースイッチがON故障の場合、即ち、上記シュースイッチの内部接点が開いたままの状態となって、シュースイッチによりセフティーシューがかごドアに対して戸開方向に所定距離移動したと常時検出されてしまう場合を安全装置の異常と判定している。しかし、上記故障検出装置では、シュースイッチがOFF故障の場合、即ち、シュースイッチの内部接点が閉じたままの状態となって、セフティーシューがかごドアに対して戸開方向に所定距離移動してもシュースイッチによりセフティーシューの移動が検出されない場合を安全装置の異常と判定することができなかった。なお、シュースイッチのOFF故障が発生した場合には、かごドアが反転を繰り返して閉じなくなるといった問題は生じないが、安全装置の機能を果たすことができず、利用者等がセフティーシューに接触しても、他の安全装置等が動作するまで、利用者がかごドアに挟まれてしまうようなことが生じ得る。
なお、最近のエレベータ装置には、戸開閉動作中にかごドアに作用する負荷状態を監視して、過負荷状態が検出された場合に戸開閉動作を反転させる機能が備えられたものもある。かかる機能を備えたエレベータ装置では、過負荷状態の検出時にシュースイッチのON−OFF状態(内部接点の開閉状態)を検出してシュースイッチのOFF故障を判定することも可能であるが、かかる機能が備えられていない旧型のエレベータ装置では、上記シュースイッチのOFF故障を検出することができないといった問題があった。したがって、上記旧型のエレベータ装置において上記シュースイッチのOFF故障を検出するためには、OFF故障を検出する高価な装置を既設のエレベータに追加したり、新たな装置を追加することができない場合には、保守点検時に保守作業員によって手動でOFF故障の診断を実施したりする必要が生じていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、種々のエレベータ装置に対応可能であるとともに、安価で且つ簡単にシュースイッチのOFF故障を検出することができるエレベータの故障検出装置及びその故障検出方法並びにエレベータ装置の改修方法を提供することである。
この発明に係るエレベータの故障検出装置は、エレベータのかごに設けられたかごドアと、このかごドアが所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置と、かごドアの戸開閉方向に進退自在となるようにかごドアの先端部に設けられたセフティーシューと、かごドアに設けられ、セフティーシューがかごドアに対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置と、セフティーシュー又はかごの戸当り部に設けられ、かごドアの戸閉動作が終了する際に、セフティーシューをシュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段と、戸閉検出装置及びシュー動作検出装置の検出結果に基づいて、かごドアの戸閉動作が終了する際に、戸閉検出装置によりかごドアの戸閉位置への到達が検出されてから、所定時間内に、シュー動作検出装置によりセフティーシューの所定距離の移動が検出されない場合に、シュー動作検出装置の動作故障を判定する判定手段とを備えたものである。
また、この発明に係るエレベータ装置の改修方法は、エレベータのかごに設けられたかごドアと、かごドアの戸開閉方向に進退自在となるようにかごドアの先端部に設けられたセフティーシューと、かごドアに設けられ、セフティーシューがかごドアに対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置とを備えた既設エレベータに、かごドアの戸閉動作が終了する際にセフティーシューをシュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段をセフティーシュー又はかごの戸当り部に新設し、かごドアが所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置及びシュー動作検出装置の検出結果に基づいてシュー動作検出装置の動作故障を判定する判定手段を付加し、この付加した判定手段に、かごドアの戸閉動作が終了する際に、戸閉検出装置によりかごドアの戸閉位置への到達が検出されてから、所定時間内に、シュー動作検出装置によりセフティーシューの所定距離の移動が検出されない場合に、シュー動作検出装置の動作故障と判定させるものである。
また、この発明に係るエレベータの故障検出方法は、エレベータのかごドアが所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置と、かごドアの戸開閉方向に進退自在となるようにかごドアの先端部に設けられたセフティーシューと、かごドアに設けられ、セフティーシューがかごドアに対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置と、セフティーシュー又はかごの戸当り部に設けられ、かごドアの戸閉動作が終了する際に、セフティーシューをシュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段と、を備えたエレベータにおいて、かごドアを戸閉動作させるステップと、かごドアの戸閉動作が終了する際に戸閉検出装置によりかごドアの戸閉位置への到達が検出されてから、所定時間内に、シュー動作検出装置によりセフティーシューの所定距離の移動が検出されない場合に、シュー動作検出装置の動作故障を判定するステップとを備えたものである。
この発明に係るエレベータの故障検出装置及び故障検出方法によれば、種々のエレベータ装置に対応可能であるとともに、安価で且つ簡単にシュースイッチのOFF故障を検出することができるようになる
また、この発明に係るエレベータ装置の改修方法によれば、かごドアに作用する負荷状態を検出する機能が備えられていない旧型のエレベータ装置にも、簡単且つ安価に、シュースイッチのOFF故障を検出する機能を追加することができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における故障検出装置を備えたエレベータ装置の要部正面図であり、エレベータ昇降路内を昇降するかごの一部を乗場側から見た状態を示している。図1において、エレベータ昇降路内を昇降するかごに形成されたかご出入口1は、かごに設けられたかごドア2により開閉される。かごドア2は、かご出入口1を開閉するドアパネル2aと、このドアパネル2aの上部に設けられたドアハンガ2bと、このドアハンガ2bに回動自在に設けられたハンガローラ2cとから構成されている。また、かごのかご出入口1上方には略水平にレール3が設置されており、上記かごドア2は、かごに設けられたドア駆動装置(図示せず)によって駆動される際に、ハンガローラ2cがレール3上を転動することによりその移動方向が案内される。
また、エレベータのかごには、かごドア2が所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置が備えられている。図1において、上記戸閉検出装置は、ドアハンガ2bの上部に設けられたゲートスイッチカム4と、かご出入口1上方の上枠5に設けられ、かごドア2の戸閉動作が終了する際に検出子6aがゲートスイッチカム4に係合してその内部接点が閉じられるように配置されたゲートスイッチ6とから構成されている。即ち、かごドア2の戸閉動作が開始されると、ゲートスイッチカム4がかごドア2の戸閉動作に伴いかごドア2とともに戸閉方向に移動する。そして、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、先ず、ゲートスイッチカム4の端部がゲートスイッチ6の検出子6aに係合し、その後、かごドア2が戸閉方向へさらに移動することにより、検出子6aがゲートスイッチカム4の案内面に案内されて上方へ押し上げられ、ゲートスイッチ6の内部接点が閉じられる。なお、ゲートスイッチカム4とゲートスイッチ6とは、かごドア2が、その戸閉動作が完了する直前に設定された所定の戸閉位置に達した際に、ゲートスイッチ6の内部接点が開いた状態から閉じた状態に切り替わるように配置されている。そして、ゲートスイッチ6の内部接点が閉じられることにより、ゲートスイッチ6から後述する判定手段7に対して接点閉信号が出力される。
また、かごドア2の戸当り側先端部(以下、単に「先端部」という)には、かご出入口1の上下に渡ってセフティーシュー8が設けられている。このセフティーシュー8は、その先端部がドアパネル2aの先端部からかごの戸当り部側に所定距離突出するように配置され、ドアパネル2aの乗場側側面に回動自在に設けられたリンク9により、かごドア2の戸開閉方向に進退自在に支持されている。即ち、かごドア2の戸閉動作時に障害物がセフティーシュー8の先端部に接触してセフティーシュー8が戸開方向に付勢されることにより、リンク9が図1において反時計回りに回転して、セフティーシュー8がドアパネル2aに対して戸開方向に移動する。
また、ドアパネル2aの乗場側側面には、セフティーシュー8がかごドア2に対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置が設けられている。なお、実施の形態1におけるシュー動作検出装置は、検出子10aの位置によって内部接点が開閉するように構成されたシュースイッチ10から構成される。このシュースイッチ10は、検出子10aがリンク9に常時係合するように配置され、セフティーシュー8が戸開方向に付勢された際に生じるリンク9の回動に基づいてセフティーシュー8の位置を検出する。即ち、セフティーシュー8が戸開方向に付勢されることにより、上述の通り、リンク9が図1において反時計回りに回転する。そして、リンク9の回転によってリンク9に係合するシュースイッチ10の検出子10aが押し込まれ、リンク9の回転量が所定値を超えた際、即ち、セフティーシュー8がドアパネル2aに対して戸開方向に所定距離移動した際に、シュースイッチ10の内部接点が閉じた状態から開いた状態に切り替わる。なお、シュースイッチ10の内部接点が開かれることにより、シュースイッチ10から後述する判定手段7に対して接点開信号が出力される。ここで、図2及び図3はこの発明の実施の形態1におけるシュースイッチの動作を説明する図であり、図2は上記説明においてセフティーシュー8が戸開方向へ付勢されずにシュースイッチ10の内部接点が閉じた状態を、また、図3は上記説明においてセフティーシュー8が戸開方向へ付勢されてシュースイッチ10の内部接点が開いた状態を示したものである。
また、セフティーシュー8又はかごの戸当り部には、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、セフティーシュー8をシュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段が設けられている。なお、実施の形態1におけるシュー動作手段は、セフティーシュー8の先端部に設けられた突出部11から構成される。この突出部11は、セフティーシュー8の戸当り側側面から所定距離かごの戸当り部側に突出するように配置されており、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、かごの戸当り部に当接して、セフティーシュー8をシュースイッチ10の内部接点が開かれる位置まで強制的に移動させる。即ち、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、先ず、上記突出部11の先端がかご出入口1側方に設けられた縦枠12に当接する。その後、かごドア2が戸閉方向へさらに移動することにより、セフティーシュー8がかごドア2に対して戸開方向に付勢され、リンク9が図1において反時計回りに回転する。そして、かごドア2の戸閉動作が終了する直前に、セフティーシュー8の移動量が所定値に達してシュースイッチ10の内部接点が開かれ、その後、かごドア2の戸閉動作が終了する。
また、図4はこの発明の実施の形態1における各スイッチの動作を説明するタイミングチャートであり、かごドア2の戸開閉動作時におけるゲートスイッチ6とシュースイッチ10との内部接点の開閉状態を示したものである。図4において、かごドア2の開放時、ゲートスイッチ6の内部接点は開いた状態、また、シュースイッチ10の内部接点は閉じた状態となっている。ここで、かごドア2の戸閉動作が開始されると、かごドア2は、ドア駆動装置に駆動されてかごの戸当り部側に移動する。そして、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、先ず、ゲートスイッチカム4が検出子6aに係合してゲートスイッチ6の内部接点が閉じられることにより、ゲートスイッチ6から判定手段7に対して接点閉信号が出力される。即ち、戸閉検出装置によりかごドア2が所定の戸閉位置に達したことが検出される。
かごドア2は、ゲートスイッチ6の内部接点が閉じられた後もさらに戸閉方向へ移動し、ゲートスイッチ6の内部接点が閉じられてから僅かな所定時間Tの経過後に、突出部11がかごの戸当り部に当接することによって付勢されたセフティーシュー8の移動量が、所定値に達する。即ち、セフティーシュー8に連動するリンク9の回転量が所定値に達してシュースイッチ10の内部接点が開かれ、シュースイッチ10から判定手段7に対して接点開信号が出力される。なお、上記突出部11は、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、ゲートスイッチ6の内部接点が閉じられてから所定時間Tの経過後に、シュースイッチ10の内部接点が開かれるようにその突出量が調節されている。即ち、シュー動作手段は、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、戸閉検出装置によりかごドア2の戸閉位置への到達が検出されてから、シュー動作検出装置によりセフティーシュー8の所定距離の移動が検出されるように配置されている。なお、突出部11の突出量を調整自在に構成することにより、上記所定時間Tを任意に設定することができるように構成することも可能である。
次に、かごドア2の戸閉動作が終了する際の上記判定手段7の動作について説明する。
図5は、この発明の実施の形態1における判定手段の動作を説明するフローチャートである。図5において、かごドア2が開放された状態から戸閉動作が開始されると(ステップS101)、判定手段7は、先ず、ゲートスイッチ6の内部接点の開閉状態を判定する(ステップS102)。なお、ゲートスイッチ6の内部接点が開いた状態であると判定される場合には、シュースイッチ10から接点開信号が出力されると、判定手段7とは別の制御部(図示せず)により戸閉動作中のセフティーシュー8に障害物が接触したと判断され、かごドア2が反転されて利用者等の挟まれ事故を防止する。また、ゲートスイッチ6から接点閉情報が入力されて、ゲートスイッチ6の内部接点が閉じた状態であると判定されると、判定手段7は、上記制御部に対して戸閉信号を出力し、挟まれ事故防止のために行われるかごドア2の上記反転動作を停止させる。
次に、判定手段7は、シュースイッチ10の内部接点の開閉状態を判定する(ステップS103)。ここで、所定時間T1(例えば、予め設定された上記所定時間Tに余裕時間ΔTを加算した値)内にシュースイッチ10から接点開情報が入力されて、シュースイッチ10の内部接点が開いた状態であると判定されると、判定手段7は、シュースイッチ10の内部接点が正常に動作すると判定して(ステップS104)、その動作を終了する。また、所定時間T1内にシュースイッチ10から接点開情報が入力されない場合には、判定手段7は、突出部11によりセフティーシュー8がかごドア2に対して戸開方向に所定距離移動しているにも関らずシュースイッチ10の内部接点が閉じた状態のままであることから、シュースイッチ10の内部接点がOFF故障であると判定する(ステップS105)。
この発明の実施の形態1によれば、ゲートスイッチ6の内部接点の開閉状態とシュースイッチ10の内部接点の開閉状態とに基づいて、安価で且つ簡単な構成によりシュースイッチ10の内部接点のOFF故障を検出することが可能となる。また、かごドア2の戸閉動作が終了する直前から終了するまで若しくは戸閉動作終了後に、シュースイッチ10の内部接点のOFF故障の検出を実施することができるため、戸閉動作中のセフティーシュー8に障害物が接触した際の動作を阻害する恐れはなく、誤作動を確実に防止することが可能となる。また、突出部11の突出量を調整自在に構成して所定時間Tを適当に設定することにより、判定手段7の判定精度を高めることもできる。
また、実施の形態1におけるエレベータの故障検出装置は、その構成が容易なため、戸開閉動作中にかごドア2に作用する負荷状態検出して過負荷状態時に戸開閉動作を反転させる機能が備えられていない旧型のエレベータ装置にも、簡単に且つ安価に追加することが可能である。即ち、かごに設けられたかごドア2と、かごドア2の戸開閉方向に進退自在となるようにかごドア2の先端部に設けられたセフティーシュー8と、かごドア2に設けられ、セフティーシュー8がかごドア2に対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置とが備えられた既設エレベータに、かごドア2の戸閉動作が終了する際にセフティーシュー8をシュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段をセフティーシュー8又はかごの戸当り部に新たに設置するとともに、かごドア2が所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置及びシュー動作検出装置の検出結果に基づいてシュー動作検出装置の動作故障を判定する判定手段7を新たに付加すれば良い。
なお、この発明の実施の形態1における戸閉検出装置は、かごドア2が閉じられたことを検出することができれば如何なる構成のものでも構わない。したがって、他のスイッチや検出装置を新たに設置したり、既存の検出装置を使用したりしても良い。また、シュー動作手段は、かごドア2の戸閉動作が終了する際に、セフティーシュー8をシュー動作検出装置の検出位置まで移動させることができれば、その構成及び機構は如何なるものでも構わない。例えば、上記突出部11をかごの戸当り部に取り付けるようにしても同様の効果を奏することは言うまでもない。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの故障検出装置の構成を示すブロック図である。図6において、6はゲートスイッチ、10はシュースイッチであり、実施の形態1と同様のものである。また、13は制御手段、14はゲートスイッチ6やシュースイッチ10から出力された接点開情報や接点閉情報が入力される入力部、15は入力部14に入力された各種情報に基づいてシュースイッチ10のOFF故障を判定する判定部であり、実施の形態1における判定手段7は、上記入力部14及び判定部15に相当する。16は判定部15によって判定された結果を記録する記録部、17は判定部15の判定結果を外部に通報する通報部であり、電話回線18等によってエレベータ保守会社等の遠隔監視センタ19に接続されている。
なお、ゲートスイッチ6及びシュースイッチ10から入力部14への接点開情報及び接点閉情報の入力、並びに、入力部14に入力された接点情報に基づく判定部15によるシュースイッチ10のOFF故障の判定は、実施の形態1と同様の動作により実施される。そして、判定部15による判定結果は随時出力されて、記録部16に記録される。また、判定部15によりシュースイッチ10のOFF故障が発生したと判定された場合には、通報部17から遠隔監視センタ19に対してOFF故障発生の旨が報知される。遠隔監視センタ19にシュースイッチ10のOFF故障が判定された旨が通報されると、即座にエレベータ保守員が派遣される。エレベータ保守員は、通報により迅速な対応が可能であるとともに、記録部16に記録された情報を確認することによってシュースイッチ10のOFF故障が発生したことを適格に判断することができるため、安全装置の早期故障復旧が可能となる。
この発明の実施の形態1における故障検出装置を備えたエレベータ装置の要部正面図である。 この発明の実施の形態1におけるシュースイッチの動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1におけるシュースイッチの動作を説明する図である。 この発明の実施の形態1における各スイッチの動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1における判定手段の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの故障検出装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 かご出入口
2 かごドア
2a ドアパネル
2b ドアハンガ
2c ハンガローラ
3 レール
4 ゲートスイッチカム
5 上枠
6 ゲートスイッチ
6a 検出子
7 判定手段
8 セフティーシュー
9 リンク
10 シュースイッチ
10a 検出子
11 突出部
12 縦枠
13 制御手段
14 入力部
15 判定部
16 記録部
17 通報部
18 電話回線
19 遠隔監視センタ

Claims (6)

  1. エレベータのかごに設けられたかごドアと、
    このかごドアが所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置と、
    前記かごドアの戸開閉方向に進退自在となるように前記かごドアの先端部に設けられたセフティーシューと、
    前記かごドアに設けられ、前記セフティーシューが前記かごドアに対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置と、
    前記セフティーシュー又は前記かごの戸当り部に設けられ、前記かごドアの戸閉動作が終了する際に、前記セフティーシューを前記シュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段と、
    前記戸閉検出装置及び前記シュー動作検出装置の検出結果に基づいて、前記かごドアの戸閉動作が終了する際に、前記戸閉検出装置により前記かごドアの前記戸閉位置への到達が検出されてから、所定時間内に、前記シュー動作検出装置により前記セフティーシューの前記所定距離の移動が検出されない場合に、前記シュー動作検出装置の動作故障を判定する判定手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータの故障検出装置。
  2. 前記判定手段により前記シュー動作検出装置の動作故障が判定された場合に、その旨を外部に通報する通報部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの故障検出装置。
  3. 前記シュー動作手段は、前記かごドアの戸閉動作が終了する際に、前記戸閉検出装置により前記かごドアの前記戸閉位置への到達が検出されてから、前記シュー動作検出装置により前記セフティーシューの前記所定距離の移動が検出されるように配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項に記載のエレベータの故障検出装置
  4. エレベータのかごに設けられたかごドアと、
    前記かごドアの戸開閉方向に進退自在となるように前記かごドアの先端部に設けられたセフティーシューと、
    前記かごドアに設けられ、前記セフティーシューが前記かごドアに対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置と
    を備えた既設エレベータに、
    前記かごドアの戸閉動作が終了する際に前記セフティーシューを前記シュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段を前記セフティーシュー又は前記かごの戸当り部に新設し、
    前記かごドアが所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置及び前記シュー動作検出装置の検出結果に基づいて前記シュー動作検出装置の動作故障を判定する判定手段を付加し、
    この付加した判定手段に、前記かごドアの戸閉動作が終了する際に、前記戸閉検出装置により前記かごドアの前記戸閉位置への到達が検出されてから、所定時間内に、前記シュー動作検出装置により前記セフティーシューの前記所定距離の移動が検出されない場合に、前記シュー動作検出装置の動作故障と判定させる
    ことを特徴とするエレベータ装置の改修方法。
  5. エレベータのかごドアが所定の戸閉位置に達したことを検出する戸閉検出装置と、
    前記かごドアの戸開閉方向に進退自在となるように前記かごドアの先端部に設けられたセフティーシューと、
    前記かごドアに設けられ、前記セフティーシューが前記かごドアに対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置と、
    前記セフティーシュー又は前記かごの戸当り部に設けられ、前記かごドアの戸閉動作が終了する際に、前記セフティーシューを前記シュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段と、
    を備えたエレベータにおいて、
    前記かごドアを戸閉動作させるステップと、
    前記かごドアの戸閉動作が終了する際に、前記戸閉検出装置により前記かごドアの前記戸閉位置への到達が検出されてから、所定時間内に、前記シュー動作検出装置により前記セフティーシューの前記所定距離の移動が検出されない場合に、前記シュー動作検出装置の動作故障を判定するステップと
    を備えたことを特徴とするエレベータの故障検出方法。
  6. 前記シュー動作手段は、前記かごドアの戸閉動作が終了する際に、前記戸閉検出装置により前記かごドアの前記戸閉位置への到達が検出されてから、前記シュー動作検出装置により前記セフティーシューの前記所定距離の移動が検出されるように配置されたことを特徴とする請求項5に記載のエレベータの故障検出方法
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