JP5284185B2 - エレベーターのドア点検装置及びドア点検方法 - Google Patents

エレベーターのドア点検装置及びドア点検方法 Download PDF

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Description

この発明は、エレベーターの乗場ドアの自閉機能を点検するドア点検装置及びドア点検方法に関するものである。
エレベーター昇降路と乗場とを区画する乗場ドアには、一般に、自動的に戸閉する自閉機能が備えられており、乗場にいるエレベーター利用者の安全が図られている。即ち、エレベーターのかごが乗場に停止していない時に何らかの大きな外力が作用することによって乗場ドアが開放しても、乗場ドアは、その外力が作用しなくなると自動的に戸閉動作を開始し、全閉する。なお、乗場ドアの自閉機能は、例えば、乗場ドアに対して戸閉方向に常時所定の力(以下、「自閉力」という)を付与するクローザー装置によって実現されている。
エレベーターでは、定期点検等において、乗場ドアの自閉機能の確認、即ち、乗場ドアに対して上記自閉力が正常に作用するか否かの確認を行っている。従来の点検では、例えば、点検員が乗場側或いはかご上等から乗場ドアを開放することにより、乗場ドアが自動的に全閉することを目視確認していた。しかし、このような従来の点検方法では、特に階床数(乗場の数)が多い場合に上記確認作業に多大な時間と手間とを要し、点検員の負担が大きいといった問題があった。
このような事情に鑑み、例えば、夜間等、エレベーターが使用されていない時に点検走行を行い、乗場ドアの自閉機能の確認を自動的に行うようにしたエレベーターのドア点検装置が提案されている(特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1に記載のものでは、かごの停止時にかご上のドアモータを駆動して乗場ドア(及びかごドア)を全開させた後、上記ドアモータに対する通電を遮断して乗場ドアを自由走行状態にし、乗場ドアに自閉機能による戸閉動作を行わせている。そして、乗場ドアが所定の時間内に移動した距離を検出することにより、その検出結果に基づいて、自閉機能が正常に働いているか否かを判断している。
特開平9−272682号公報
乗場ドアの自閉機能を点検するためには、クローザー装置による自閉力に抗して乗場ドアを開放し、その後、乗場ドアに自閉動作を行わせなければならない。特許文献1に記載のものでは、上記点検作業を自動化するため、エレベーターのかごに設置されたドアモータを利用して乗場ドアを全開にした後、このドアモータへの通電を遮断して乗場ドアに自閉動作を行わせている。しかし、エレベーターの種類や使用環境等によっては、乗場ドアを全開にした後にドアモータへの通電を遮断しても、乗場ドアが自閉動作を開始しない場合があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベーターの種類や使用環境等に関わらず、乗場ドアの自閉機能の点検を自動で且つ確実に行うことができ、エレベーター点検員の負担を軽減させることができるエレベーターのドア点検装置とドア点検方法とを提供することである。
この発明に係るエレベーターのドア点検装置は、エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、を備えたエレベーターのドア点検装置であって、ドア駆動装置によって乗場ドアを所定の第1開放位置に配置した後、戸閉方向への速度増加には影響を与えず且つ戸開方向の速度増加は許容しない速度パターンをドア駆動装置に与える自閉動作点検手段と、を備え、自閉動作点検手段は、ドア駆動装置に速度パターンを与えても乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、ドア駆動装置によって乗場ドアを第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置し、再度、速度パターンをドア駆動装置に与えるものである。
また、この発明に係るエレベーターのドア点検装置は、エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、乗場ドアを駆動するためのドアモータと、を備えたエレベーターのドア点検装置であって、ドアモータによって乗場ドアを戸開或いは戸閉させている時にドアモータのトルク値の符号が反転する位置を検出し、その検出した位置に所定の係数を乗算した値を乗場ドアの自閉開始位置として記憶するとともに、要時に、記憶した自閉開始位置から乗場ドアを自閉させ、その時の乗場ドアの走行状態に基づいて、乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定する自閉動作点検手段と、を備えたものである。
また、この発明に係るエレベーターのドア点検装置は、エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、を備えたエレベーターのドア点検装置であって、ドア駆動装置によって乗場ドアを所定の第1開放位置に配置した後、ドア駆動装置への通電を遮断する自閉動作点検手段と、を備え、自閉動作点検手段は、ドア駆動装置への通電を遮断しても乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、ドア駆動装置によって乗場ドアを第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置し、再度、ドア駆動装置への通電を遮断するものである。
この発明に係るエレベーターのドア点検方法は、エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、を備えたエレベーターのドア点検方法であって、ドア駆動装置によって乗場ドアを所定の第1開放位置に配置するステップと、乗場ドアを第1開放位置に配置した後、戸閉方向への速度増加には影響を与えず且つ戸開方向の速度増加は許容しない速度パターンをドア駆動装置に与えるステップと、ドア駆動装置に速度パターンを与えても乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、ドア駆動装置によって乗場ドアを第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置するステップと、乗場ドアを第2開放位置に配置した後、速度パターンをドア駆動装置に再度与えるステップと、を備えたものである。
また、この発明に係るエレベーターのドア点検方法は、エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、乗場ドアを駆動するためのドアモータと、を備えたエレベーターのドア点検方法であって、ドアモータによって乗場ドアを戸開或いは戸閉させている時にドアモータのトルク値の符号が反転する位置を検出し、その検出した位置に所定の係数を乗算した値を乗場ドアの自閉開始位置として記憶するステップと、記憶した自閉開始位置から乗場ドアを自閉させ、その時の乗場ドアの走行状態に基づいて、乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定するステップと、を備えたものである。
また、この発明に係るエレベーターのドア点検方法は、エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、を備えたエレベーターのドア点検方法であって、ドア駆動装置によって乗場ドアを所定の第1開放位置に配置するステップと、乗場ドアを第1開放位置に配置した後、ドア駆動装置への通電を遮断するステップと、ドア駆動装置への通電を遮断しても乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、ドア駆動装置によって乗場ドアを第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置するステップと、乗場ドアを第2開放位置に配置した後、ドア駆動装置への通電を再度遮断するステップと、を備えたものである。
この発明によれば、エレベーターの種類や使用環境等に関わらず、乗場ドアの自閉機能の点検を自動で且つ確実に行うことができ、エレベーター点検員の負担を軽減させることができるようになる。
エレベーターのドア装置を示す側面図である。 エレベーターの乗場ドアに作用する外力を説明するための図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターのドア点検装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1における自閉動作点検フローを示す図である。 この発明の実施の形態1における自閉動作確認フローを示す図である。 自閉動作確認時の各構成の状態を示す波形図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベーターのドア点検装置を示す構成図である。 自閉動作点検時の各構成の状態を示す波形図である。 この発明の実施の形態2における自閉位置記憶フローを示す図である。 この発明の実施の形態2における自閉位置測定フローを示す図である。 自閉位置測定時の各構成の状態を示す波形図である。 この発明の実施の形態3における自閉動作点検時の各構成の状態を示す波形図である。 この発明の実施の形態4における自閉動作点検時の各構成の状態を示す波形図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベーターのドア点検装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態7におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はエレベーターのドア装置を示す側面図、図2はエレベーターの乗場ドアに作用する外力を説明するための図である。先ず、図1及び図2に基づき、エレベーターのドアの構成について説明する。
図1及び図2において、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1内を昇降するエレベーターのかご、3はエレベーター乗場である。図1はかご2が乗場3に着床した状態を示している。また、4はかご2に設けられたかごドア、5は乗場3に設けられた乗場ドアであり、それぞれ、かご2に形成された出入口、乗場3に形成された出入口を開閉する。
6はかごドア4を駆動するドアモータ(ドア駆動装置)である。ドアモータ6は、例えば、かご2の上部等に設置されており、その駆動力は、リンク式やベルト式の伝達機構(図示せず)を介して、かごドア4に伝えられる。また、かごドア4及び乗場ドア5には、対向する各裏面に、乗場ドア5をかごドア4に連動させるための係合装置4a及び5aが設けられている。即ち、かご2が乗場3に着床した際に係合装置4a及び5aが互いに係合することにより、ドアモータ6の駆動力が、上記係合装置4a及び5aを介して乗場ドア5に伝達される。
また、昇降路1と乗場3とを区画する乗場ドア5には、自動的に戸閉する自閉機能が備えられており、乗場3にいるエレベーター利用者の安全が図られている。即ち、乗場ドア5には、図2(b)に示すように、クローザー装置(図示せず)により、戸閉方向に常時一定の力f(自閉力)が付与されている。このため、かご2が乗場3に停止していない時に何らかの大きな外力(上記自閉力以外の外力)が作用することによって乗場ドア5が開放しても、乗場ドア5は、その外力が作用しなくなると自動的に戸閉動作を開始し、全閉する。なお、上記クローザー装置は、乗場ドア5に連結されたおもりや乗場ドア5を付勢するバネ等により、上記自閉力を発生させている。
図2(a)は、上記構成を有するエレベーターのドア装置において、係合装置4a及び5aを係合させ、且つ、ドアモータ6に対する給電を停止した時の状態で、ドアに作用する外力をドア位置に対して示したものである。かかる状態では、乗場ドア5には、図2(b)に示すクローザー装置からの自閉力に加え、係合装置4aから受ける力等により、例えば、全開状態では戸開方向にfの外力が、全閉状態では戸閉方向にfの外力が作用する。なお、乗場ドア5に作用する戸開方向の外力は、乗場ドア5が全開状態から戸閉方向に移動することによって急激に低下し、乗場ドア5が全開状態から距離aに達した時点で0となる。即ち、乗場ドア5が上記距離aに示す位置よりも全閉側に配置されていれば、乗場ドア5は自動的に戸閉動作を開始する。
乗場ドア5が自閉動作を開始する位置(自閉開始位置)は、エレベータードア(かごドア4、乗場ドア5)の重量や上記伝達機構の種類等によって影響を受けるため、エレベーターの種類毎に異なる。
例えば、上記伝達機構として、上記特許文献1に記載されたもののようにリンク式のものが採用されている場合は、ベルト式のものが採用されている場合と比較して、図2(a)に示す戸開方向の外力fが大きな値を示す。このため、リンク式の伝達機構が採用されているエレベーターでは、上記自閉開始位置が遅くなる(全閉側に寄る)傾向がある。また、エレベーターの機種によっては、乗場ドア5に簡単な機器を設置すること等により、乗場ドア5の全開時にその全開状態を保持させるようにしたものもある。このような全開保持機構の有無によっても、上記自閉開始位置は変化する。
更に、上記自閉開始位置は、エレベーターの使用環境等の影響も受けるため、エレベーターの種類が同じであっても、設置現場或いは乗場3毎(階床毎)に異なる場合がある。例えば、かごドア4や乗場ドア5の走行を案内するガイド部材に摩耗が生じたり、接触状態が変化したりすると、走行抵抗が大きくなって上記自閉開始位置が遅くなることがある。
以下に、図3乃至図6も参照し、本実施の形態におけるドア点検装置の具体的な構成及び機能について説明する。
図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターのドア点検装置を示す構成図、図4はこの発明の実施の形態1における自閉動作点検フローを示す図、図5はこの発明の実施の形態1における自閉動作確認フローを示す図、図6は自閉動作確認時の各構成の状態を示す波形図である。
図3に示すように、エレベーターのかご2には、上記ドアモータ6の他に、エンコーダ7とかごドアスイッチ8が、また、乗場3には乗場ドアスイッチ9が設けられている。
エンコーダ7は、ドア位置(かごドア4及び乗場ドア5の位置)を検出するために備えられたものであり、例えば、ドアモータ6の主軸に設けられている。具体的に、エンコーダ7は、ドアモータ6の主軸の回転方向及び回転速度に応じたパルスを出力する。
かごドアスイッチ8及び乗場ドアスイッチ9(全閉検出手段)は、エレベータードアが所定の位置に配置されていることを検出するために備えられたものである。具体的に、かごドアスイッチ8は、かごドア4が全閉位置に近接する所定の位置に配置されることよって動作し、全閉信号を出力する。同様に、乗場ドアスイッチ9は、乗場ドア5が全閉位置に近接する所定の位置に配置されることよって動作し、全閉信号を出力する。
また、10はエレベータードアの制御機能を司るドア制御装置、11はエレベーター全体の運行制御を司る制御装置、12は遠隔に設置されているエレベーターの監視センタである。
ドア制御装置10は、エレベーターの通常運転時にかご呼びや乗場呼びに応じたエレベータードアの開閉制御を実施する他、乗場ドア5の自閉機能を自動点検する際にも、エレベータードアの開閉制御を実施する。具体的に、ドア制御装置10には、上記機能を実現するための手段として自閉動作点検手段13が備えられている。
また、上記制御装置11には、乗場ドア5の自閉機能の自動点検を行うための機能として、点検指令装置14が備えられている。この点検指令装置14は、上記自動点検を行うための所定の開始条件が成立すると、自閉動作点検手段13に対して上記自動点検の開始指令を出力する。即ち、自閉動作点検手段13は、点検指令装置14からの開始指令を受信することにより、上記自動点検のための各種動作を開始する。
本実施の形態における自閉動作点検手段13は、例えば、指令パターン演算装置15、判定手段16、点検結果出力手段17によってその要部が構成される。
指令パターン演算装置15は、種々の条件に基づいて速度パターンを演算し、その演算結果をドアモータ6に対して出力する。即ち、指令パターン演算装置15は、ドアモータ6(乗場ドア5)に所定の動作を行わせる動作制御手段としての機能を備えている。
判定手段16は、乗場ドア5の自閉動作の確認時や点検時に、各種入力情報に基づいて各種判定を行う機能を有している。具体的に、判定手段16には、エンコーダ7から乗場ドア5の位置情報やその速度情報が、また、かごドアスイッチ8や乗場ドアスイッチ9からは全閉信号が入力される。
上記点検結果出力手段17は、乗場ドア5の自閉動作に関する点検結果を、例えば、制御装置11等に対して出力する機能を有している。
次に、図4乃至図6を参照し、上記構成を有するドア点検装置の具体的な動作について説明する。
自閉動作点検手段13では、点検指令装置14から上記開始指令が入力されることにより、乗場ドア5の自閉機能を自動点検するための運転(以下、「点検運転」という)を開始する(図4のS101)。
上記点検運転では、エレベーターのかご2を各乗場3に順次停止させ、各乗場3において、乗場ドア5の自閉動作の確認を行う。具体的に、自閉動作点検手段13は、かご2を所定の乗場3に停止させて乗場ドア5の自閉動作確認を実施した後(S102)、全階床(全乗場3)において自閉動作確認が終了したか否かを判断する(S103)。そして、自閉動作確認が終了していない階床があれば、かご2をその階床に移動させ(S103のNO、S104)、移動先の階床において乗場ドア5の自閉動作確認を実施する。
乗場ドア5の自閉動作の確認作業が全階床において終了すると(S103のYES)、自閉動作点検手段13(点検結果出力手段17)は、各乗場ドア5についての判定結果(自閉機能の点検結果)を制御装置11に対して出力する(S105)。そして、制御装置11は、ドア制御装置10から送信されてきた判定結果に異常が含まれていれば、監視センタ12への通報を行い(S106のYES、S107)、判定結果に異常が含まれていなければ、そのまま点検運転を終了させる(S106のNO、S108)。
以下に、上記S102に示す自閉動作確認の具体的な動作について説明する。
エレベーターのかご2が所定の乗場3に着床すると、自閉動作点検手段13は、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して所定の指令を出力することにより、ドアモータ6を動作させて、先ず、エレベータードア(かごドア4、乗場ドア5)を全開させる(S201)。
その後、自閉動作点検手段13は、ドアモータ6を再度動作させることにより、全開位置に配置されたエレベータードアを、戸閉側に微小区間dだけ移動させ、所定の第1開放位置にエレベータードアを静止させる(S202)。そして、自閉動作点検手段13は、エレベータードアを上記第1開放位置に配置した後、乗場ドア5(エレベータードア)の自閉動作を阻害しないようにドアモータ6を制御して、上記第1開放位置から自閉動作が行われるか否かを確認する。具体的に、自閉動作点検手段13は、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して、戸閉方向の速度増加には影響を与えず、且つ、戸開方向の速度増加は許容しない速度パターンを与えることにより、ドアモータ6に対する上記制御を実施する。
ここで、S202の移動によって乗場ドア5が自閉開始位置よりも戸閉側に配置されていれば、ドアモータ6に対する上記制御によって、エレベータードア(乗場ドア5)は自閉動作を開始する。一方、乗場ドア5が自閉開始位置よりも戸開側に配置されていれば、ドアモータ6に対する上記制御を行っても自閉動作は開始されず、エレベータードアは上記第1開放位置に静止したままとなる。
そこで、自閉動作点検手段13は、上記速度パターンをドアモータ6に与えても自閉動作が開始されない場合は(S203のNO)、自閉動作が開始されるまで、S202に戻って上記動作を繰り返す。即ち、S203において自閉動作が開始されなければ、自閉動作点検手段13は、ドアモータ6を再度動作させることにより、第1開放位置に配置されているエレベータードアを、戸閉側に更に微小区間dだけ移動させ、所定の第2開放位置にエレベータードアを静止させる。そして、自閉動作点検手段13は、エレベータードアを上記第2開放位置に配置した後、エレベータードアの自閉動作を阻害しないようにドアモータ6を制御して、上記第2開放位置から自閉動作が行われるか否かを確認する。
微小区間dの移動を2回行った後もS203において自閉動作が開始されなければ、自閉動作点検手段13は、ドアモータ6によってエレベータードアを戸閉側の第3開放位置、第4開放位置‥‥に順次移動させ、自閉動作が開始されるまで、各開放位置において上記速度パターンをドアモータ6に対して付与する。
なお、図6は、微小区間dの3回目の移動によって乗場ドア5が自閉開始位置よりも戸開側に配置された場合の各種波形図を一例として示したものである。
S203においてエレベータードアの自閉動作が開始されると、自閉動作点検手段13は、判定手段16の機能により、自閉動作開始後のエレベータードアの走行状態に基づいて、乗場ドア5の自閉機能に異常があるか否かを判定する(S204)。例えば、自閉動作開始後、所定の基準時間内に、かごドアスイッチ8或いは乗場ドアスイッチ9から全閉信号が入力されれば、異常はないと判定する。
この発明の実施の形態1によれば、エレベーターの種類や使用環境等に関わらず、乗場ドア5の自閉機能の点検を自動で且つ確実に行うことができ、エレベーター点検員の負担を軽減させることができるようになる。また、かかる構成のドア点検装置は、既設及び新設に関わらず、あらゆるエレベーターに適用することが可能である。
また、本実施の形態における点検運転であれば、各乗場ドア5を適切な位置(各自閉開始位置)から自閉動作させることができ、点検精度を大幅に向上させることができる。
なお、本実施の形態では、各開放位置において自閉動作が行われるかの確認を行うために、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して、戸閉方向の速度増加には影響を与えず、且つ、戸開方向の速度増加は許容しない速度パターンを与える場合について説明した。しかし、自閉動作が行われるか否かの確認を行うに際しては、ドアモータ6への通電を遮断し、エレベータードアを自由走行状態にするといった制御をドアモータ6に対して行っても良い。
かかる場合、エレベータードアが自閉開始位置よりも戸開側に配置されていると、ドアモータ6への通電を遮断した際に、エレベータードアが全開してしまう。このため、各開放位置においてドアモータ6への通電を遮断する場合は、図5のS202における移動が1回目(全開位置からの移動)であれば、エレベータードアを戸閉側に微小区間dだけ移動させ、2回目の移動(上記第1開放位置からの自閉動作が行われなかった場合)であれば、エレベータードアを戸閉側に微小区間dの2倍の距離だけ移動させる。即ち、n回目の移動であれば、S202において、エレベータードアを戸閉側に微小区間dのn倍の距離だけ移動させれば良い。
かかる方法によっても、上記と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、点検運転時にエレベータードアを全開させた後、直ぐに、エレベータードアを戸閉側に微小区間dだけ移動させているが、エレベータードアが全開位置に配置されている状態で、自閉動作が行われるか否かの確認を行っても良い。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2におけるエレベーターのドア点検装置を示す構成図である。
実施の形態1では、乗場ドア5の自閉機能を点検する点検運転において、全開位置から微小区間dずつ乗場ドア5を戸閉側に移動させて、自閉開始位置を見つける場合について説明した。一方、本実施の形態では、乗場ドア5の自閉開始位置を予め測定して記憶しておき、点検運転において、この記憶した自閉開始位置を利用して、乗場ドア5に自閉動作を行わせる場合について説明する。
上記機能を実現するため、本実施の形態における自閉動作点検手段13には、上記指令パターン演算装置15、判定手段16、点検結果出力手段17に加え、図7に示すように、自閉位置記録手段18と記憶手段19とが備えられている。
自閉位置記録手段18は、各乗場ドア5の自閉開始位置を記憶手段19に記憶する機能を有している。即ち、自閉動作点検手段13は、点検運転時、記憶手段19に記憶されている各自閉開始位置に基づき、乗場ドア5に自閉動作を行わせるための速度パターンをドアモータ6に対して出力する。
次に、図8乃至図10も参照し、上記構成を有するドア点検装置の具体的な動作について説明する。なお、図8は自閉動作点検時の各構成の状態を示す波形図、図9はこの発明の実施の形態2における自閉位置記憶フローを示す図、図10はこの発明の実施の形態2における自閉位置測定フローを示す図である。
自閉動作点検手段13では、点検指令装置14から開始指令が入力されることにより、図4のS101乃至S108に示す手順と同様の手順によって点検運転を行う。但し、S102においては、予め記憶手段19に記憶されている各乗場ドア5の自閉開始位置に基づいて、各種制御を実施する。
具体的に、自閉動作点検手段13は、エレベーターのかご2が所定の乗場3に着床した後、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して所定の指令を出力することにより、ドアモータ6を動作させて、先ず、エレベータードアを全開させる。その後、自閉動作点検手段13は、上記着床した乗場3に設置されている乗場ドア5の自閉開始位置dを記憶手段19から取得することにより、図8に示すように、その自閉開始位置dまで戸閉させる速度パターンをドアモータ6に出力し、自閉開始位置dにおいてエレベータードアを静止させる。
エレベータードアを上記自閉開始位置dで静止させた後、自閉動作点検手段13は、乗場ドア5(エレベータードア)の自閉動作を阻害しないようにドアモータ6を制御して、上記自閉開始位置dから自閉動作が行われるか否かを確認する。具体的に、自閉動作点検手段13は、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して、戸閉方向の速度増加には影響を与えず、且つ、戸開方向の速度増加は許容しない速度パターンを与えること、或いは、ドアモータ6への通電を遮断すること等により、ドアモータ6に対する上記制御を実施する。
次に、上記自閉開始位置dを記憶手段19に記憶するための運転(以下、「記憶運転」という)について説明する。
自閉動作点検手段13は、エレベーターの据付時等に、所定の開始指令に基づいて上記記憶運転を開始する(S301)。上記記憶運転では、図9に示すように、エレベーターのかご2を各乗場3に順次停止させ、各乗場3において、乗場ドア5の自閉位置測定を行う。
具体的に、自閉動作点検手段13は、かご2を所定の乗場3に停止させて乗場ドア5の自閉位置測定を実施し(S302)、測定した自閉開始位置を記憶手段19に記憶する(S303)。次に、全階床(全乗場3)において自閉位置測定と自閉開始位置の記憶とが終了したか否かを判定し(S304)、それらが終了していない階床があれば、かご2をその階床に移動させて(S304のNO、S305)、移動先の階床において順次作業を実施する。そして、自閉位置の測定作業と自閉開始位置の記憶作業とが全階床において終了すると(S304のYES)、自閉動作点検手段13は、上記記憶運転を終了させる(S306)。
以下に、S302に示す自閉位置測定の具体的な動作について説明する。なお、図10は、図4に示す自閉動作点検フローと同様の手順によって自閉位置測定を行う場合を示している。
エレベーターのかご2が所定の乗場3に着床すると、自閉動作点検手段13は、ドアモータ6を動作させて、先ず、エレベータードアを全開させる(S401)。その後、自閉動作点検手段13は、ドアモータ6を再度動作させることにより、全開位置に配置されたエレベータードアを、戸閉側に微小区間dだけ移動させ、所定の第1開放位置にエレベータードアを静止させる(S402)。そして、自閉動作点検手段13は、エレベータードアを上記第1開放位置に配置した後、乗場ドア5(エレベータードア)の自閉動作を阻害しないようにドアモータ6を制御して、上記第1開放位置から自閉動作が行われるか否かを確認する。
ドアモータ6に対する上記制御によっても自閉動作が開始されない場合(S403のNO)、自閉動作点検手段13は、自閉動作が開始されるまで、S402に戻って上記動作を繰り返す。即ち、自閉動作点検手段13は、ドアモータ6によってエレベータードアを戸閉側の第2開放位置、第3開放位置‥‥に順次移動させ、自閉動作が開始されるまで、各開放位置において、自閉動作を阻害しない上記制御をドアモータ6に対して実施する。
S403においてエレベータードアの自閉動作が開始されると、自閉動作点検手段13は、自閉位置記録手段18により、その時の上記開放位置に基づいて乗場ドア5の自閉開始位置を記憶手段19に記憶し(S404)、動作を終了させる。例えば、自閉位置記録手段18は、自閉動作が開始された時の開放位置が第3開放位置(全開位置から戸閉側に距離(3×d)だけ離れた位置)である場合、この第3開放位置を、乗場ドア5の自閉開始位置として記憶手段19に記憶する。
その他の構成及び機能は、実施の形態1と同様である。
上記構成を有することにより、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。また、本実施の形態では、点検運転において、予め記憶しておいた自閉開始位置を利用して、各乗場ドア5に自閉動作を行わせることができるため、点検運転に要する時間を大幅に短縮することができるようになる。このため、階床数(乗場3の数)が多い建築物においては、特に有効な手段となり得る。
なお、本実施の形態では、エレベーターの据付時に上記記憶運転を実施する旨を例示したが、自閉開始位置は、上述したようにエレベーターの使用環境等の影響も受けるため、エレベーター稼動後も定期的に記憶運転を実施し、記憶手段19の記憶内容を更新しても良い。
また、自閉機能を点検する1回目に上記記憶運転を実施し、その後の点検において同じ自閉開始位置を利用するようにしても良い。
更に、上記実施の形態2では、図4に示す自閉動作点検フローと同様の手順によって自閉位置測定を行う場合について説明したが、自閉位置測定は、例えば、図11に示すような他の方法によって行っても良い。なお、図11は自閉位置測定時の各構成の状態を示す波形図であり、エレベータードアを低速で戸閉(或いは戸開)させながら自閉位置測定を行う場合の波形図を示している。
かかる方法によって自閉位置測定を行う場合、自閉動作点検手段13は、記憶運転において、先ず、ドアモータ6によってエレベータードアを全開させる。次に、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して所定の速度パターンを与え、通常の戸閉速度よりも遅い一定速度vでエレベータードアを戸閉させる。自閉動作点検手段13は、この戸閉動作中のドアモータ6のトルク値を監視し、トルク値の符号が、プラス(戸閉方向)からマイナス(戸開方向)に切り替わる位置dを判定手段16によって検出する。そして、自閉動作点検手段13は、自閉位置記録手段18により、例えば、トルク値が0になる上記位置dを自閉開始位置として記憶手段19に記憶する。
上述したように、乗場ドア5には、クローザー装置や係合装置4a等から受ける力により、図2(a)に示すような外力が作用している。このため、乗場ドア5を一定速度vで戸閉させると、戸閉動作時のドアモータ6のトルク値は図11(c)に示すようになり、乗場ドア5に作用する外力の符合が切り替わる位置とほぼ同じ位置でドアモータ6のトルク値の符号も切り替わる。上記自閉位置の測定方法は、このような特性を利用したものである。
記憶運転後の点検運転は、実施の形態2において上述した通りである。即ち、点検運転が開始されると、自閉動作点検手段13は、当該乗場ドア5の自閉開始位置を記憶手段19から取得することにより、その自閉開始位置に乗場ドア5を停止させた後、自閉動作を行わせる。そして、自閉開始後の乗場ドア5の走行状態に基づき、自閉機能に異常があるか否かを判定手段16によって判定する。
なお、点検運転においては、記憶手段19に記憶されている自閉開始位置において乗場ドア5を一旦停止させるため、静摩擦が大きいと、乗場ドア5が自閉を開始しない恐れがある。このため、上記記憶運転においては、トルク値の符号がプラスからマイナスに切り替わる上記位置dを判定手段16によって検出した後、この位置dに係数αを乗算した値(d×α)を自閉開始位置として記憶手段19に記憶しても良い。なお、上記係数αは、乗場ドア5の動摩擦と静摩擦との関係を考慮して決定される値である。
実施の形態3.
図12はこの発明の実施の形態3における自閉動作点検時の各構成の状態を示す波形図である。
乗場ドア5に作用する自閉力は、乗場ドア5の位置に関わらずほぼ一定の値を示す。このため、上記点検運転においてエレベータードアの自閉動作が開始されると、全閉する直前の戸閉速度が過大に速くなってしまい、エレベータードアの衝突によって全閉時に大きな騒音が発生してしまう恐れがある。本実施の形態においては、エレベータードアが全閉する直前の所定期間のみドアモータ6に対して所定の制御を行い、全閉時に発生する騒音を防止するようにする。なお、その他の構成及び機能は、実施の形態1又は2と同様である。
具体的に、自閉動作点検手段13は、点検運転においてかご2が乗場3に停止すると、ドアモータ6によってエレベータードアを全開させた後、記憶手段19に記憶されている自閉開始位置にエレベータードアを静止させ、エレベータードアをその位置から自閉させる。
自閉動作が開始された後のエレベータードアは、作用する外力によって加速を続ける。なお、上記自閉動作によってエレベータードアが全閉する直前の所定位置に達することにより、かごドアスイッチ8及び乗場ドアスイッチ9が動作し、ドア制御装置10に対して全閉信号が入力される。自閉動作点検手段13は、上記全閉信号の双方或いは何れか一方が入力されることにより、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して所定の速度パターンを出力して戸閉速度を減速させ、全閉時にエレベータードアを滑らかに停止させる。
なお、エレベータードアを減速させるためには、図12(c)に示すように、ドアモータ6は、全閉する直前に、戸開方向にトルクを発生させる必要がある。しかし、このトルクは乗場ドア5の自閉動作を妨げる外力となることから、かかる制御を実施しても上記点検運転の障害となる恐れはない。即ち、本動作が追加された状態で自閉動作が確認できれば、乗場ドア5単体の自閉機能に異常がないことが確認される。
この発明の実施の形態3によれば、点検運転中の騒音を大幅に低減させることができ、エレベーターの乗客や建物の住人に迷惑を掛けることなく点検運転を実施することが可能となる。また、点検運転において通常時のエレベータードアと同じ働きにすることができる。
なお、本実施の形態では、自閉動作中の減速タイミングとしてかごドアスイッチ8や乗場ドアスイッチ9からの全閉信号を用いる場合について説明したが、これは一例を示したものであり、減速タイミングを正確に把握することができれば、他の方法を採用しても構わない。例えば、エレベータードアが全閉する直前の所定位置に達したことを、エンコーダ7からのドア位置情報に基づいて判断し、エレベータードアの減速を行っても良い。
実施の形態4.
図13はこの発明の実施の形態4における自閉動作点検時の各構成の状態を示す波形図、図14はこの発明の実施の形態4におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。本実施の形態では、乗場ドア5の自閉機能を点検する点検運転において、速度リミットとトルクリミットとを設定する場合について説明する。なお、その他の構成及び機能は、実施の形態1乃至3の何れかと同様である。
具体的には、点検運転を実施する前に、自閉動作を行わせる際の速度リミットとトルクリミット(図13におけるq)とを予め設定しておき、自閉動作点検手段13内(例えば、記憶手段19)に記憶させておく。そして、自閉動作点検手段13は、点検運転においてエレベータードアを全開させた後、エンコーダ7からの入力情報等に基づいて、上記速度リミットによる速度制限と上記トルクリミットによるトルク制限とを実施する。
即ち、自閉動作開始後にエレベータードアが増速し、戸閉速度が速度リミットに達すると、自閉動作点検手段13は、指令パターン演算装置15からドアモータ6に対して所定の速度パターンを出力することにより、例えば、戸閉速度が上記速度リミットに達した時点からエレベータードアが全閉するまでの戸閉動作を制御する。なお、図13は、戸閉速度が速度リミットに達することにより、戸閉速度を一定の速度vに維持するとともに、その後、減速開始位置dにおいて減速し、全閉時にエレベータードアを滑らかに停止させる場合を示している。また、この時のドアモータ6のトルクが上記トルクリミットに達すると、自閉動作点検手段13は、例えば、反転動作を行ってエレベータードアを一旦全開させる。
なお、上記速度リミットは、図13に示すように、通常時の戸閉速度パターンを利用しても良いし、図12(b)に示すように、全開位置から減速開始位置dまでの間は一定値としても良い。また、通常時の戸閉速度パターンの最高戸閉速度vよりも遅い速度vを利用して設定しても良い。
このような構成によっても、実施の形態4と同様の効果を奏することが可能である。また、点検運転においても、通常運転時のエレベータードアと同様の安全性を保つことが可能となる。
実施の形態5.
図15はこの発明の実施の形態5におけるエレベーターのドア点検装置を示す構成図、図16はこの発明の実施の形態5におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。
本実施の形態におけるエレベーターのドア点検装置は、記憶手段19に記憶されている乗場ドア5の自閉開始位置を評価し、自閉開始位置自体に異常があるか否かを判定する機能を有している。上記機能を実現するため、自閉動作点検手段13には、図15に示すように、上記指令パターン演算装置15、判定手段16、点検結果出力手段17、自閉位置記録手段18、記憶手段19に加え、自閉位置評価手段20が備えられている。
自閉動作点検手段13は、例えば、各乗場ドア5について、上記実施の形態2に記載の方法等によって定期的に自閉開始位置を測定し、その測定結果を記憶手段19に蓄積しておく。そして、各乗場ドア5の自閉開始位置を新たに測定した際に、自閉位置評価手段20により、記憶手段19に記憶しておいた過去の自閉開始位置を使用して、最新に測定した各自閉開始位置に異常があるか否かを判定する。
例えば、2ヶ月毎に自閉開始位置の測定が行われ、その測定結果が記憶手段19に記憶されている場合、自閉位置評価手段20は、図16(a)に示すように、自閉開始位置の初期(基準)値dmの2倍の値が測定された際に、走行抵抗の変動が生じたとして、乗場ドア5の自閉開始位置の異常有りを判定する。図16(a)に示す場合では、9月の測定値dmのみ、上記条件に該当する。即ち、9月のみ、自閉位置評価手段20によって異常有りの判定がなされる。
そして、自閉動作点検手段13は、自閉位置評価手段20によって異常有りの判定がなされると、点検結果出力手段17から制御装置11に対し、自閉開始位置に異常が発生した旨の異常発生情報を出力する。
なお、上記評価方法はその一例を示したものであり、自閉開始位置の評価を行うに際しては、他の評価方法を採用しても構わない。
例えば、自閉位置評価手段20は、図9(b)に示すように、今回の測定値dmと前回の測定値dmn−1との差(|dm−dmn−1|)が所定の規定値dsを超えた場合に、エレベータードアの走行抵抗が変動したとして、自閉開始位置の異常有りを判定しても良い。かかる場合、自閉動作点検手段13は、例えば、自閉位置評価手段20によって判定された異常有りの回数が所定の規定回数を超えた場合に、制御装置11に対して上記異常発生情報を出力する。
この発明の実施の形態5によれば、乗場ドア5の自閉開始位置自体の異常を速やかに検出して、外部に発報することが可能となる。
なお、その他の構成及び機能は、実施の形態1乃至4の何れかと同様である。
実施の形態6.
図17はこの発明の実施の形態6におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。
本実施の形態におけるエレベーターのドア点検装置は、点検運転において自閉動作する乗場ドア5の走行速度を検出することにより、その検出結果に基づいて、乗場ドア5の自閉機能に異常があるか否かを判定する機能を有している。具体的には、自閉動作点検手段13内に、自閉動作時の基準速度パターンを予め記憶させておく。そして、自閉動作点検手段13は、定期的に行われる点検運転において、その時に検出された自閉動作時の速度情報と上記基準速度パターンとに基づき、乗場ドア5の自閉機能に異常があるか否かを判定する。
例えば、自閉動作点検手段13は、点検運転における自閉動作開始後の戸閉速度を検出することにより、上記基準速度パターンと実際の戸閉速度との差vを算出する。そして、自閉動作点検手段13は、算出した差vが所定の規定値aを超えた場合に、乗場ドア5の自閉機能の異常有りを判定する(図17(b)参照)。
また、自閉動作点検手段13は、上記差vを算出した後、その差vの微分値を更に算出することにより、上記差vの微分値が所定の規定値bを超えた場合に、乗場ドア5の自閉機能の異常有りを判定しても良い(図17(c)参照)。なお、上記差vの微分値は、エレベータードアの走行抵抗に変動がある場合に変化するため、この差vの微分値に基づき、走行抵抗の変動の発生箇所も特定することが可能となる。
また、自閉動作点検手段13は、自閉動作する乗場ドア5が所定の速度リミットに達した時の乗場ドア5の戸閉速度に基づき、上記異常判定を行うようにしても良い。
即ち、エレベータードアの走行抵抗が部分的に変化すると、図17(a)に示すように、自閉動作する乗場ドア5の戸閉速度が低下し、エレベータードアが速度リミットに達する時の速度(図17(a)におけるV)も変化する。
このため、自閉動作点検手段13は、自閉動作時の速度リミットと、基準速度パターンにおいて上記速度リミットに達する時のエレベータードアの速度(基準速度v)とを予め記憶しておき、定期的に行われる点検運転において、上記速度Vと基準速度vとを比較することにより、乗場ドア5の自閉機能に異常があるか否かを判定する。
なお、上記異常判定においては、基準速度パターンにおいて上記速度リミットに達する時のエレベータードアの位置(基準位置)を、基準速度vに代えて利用するようにしても良い。
この発明の実施の形態6によれば、点検運転において自閉機能の確認を行う際に、各乗場ドア5の走行状態の点検も実施できるようになる。このため、敷居(かご敷居、乗場敷居)にあるゴミや埃等によってエレベータードアの走行抵抗に変化が生じた場合に、その異常を即座に検出して外部への発報を行う等、適切な対応が可能となる。
なお、その他の構成及び機能は、実施の形態1乃至5の何れかと同様である。
実施の形態7.
図18はこの発明の実施の形態7におけるエレベーターのドア点検装置の機能を説明するための図である。
本実施の形態におけるエレベーターのドア点検装置は、異なる階床の乗場ドア5(エレベータードア)について記憶した複数の自閉開始位置に基づき、かごドア4に異常があるか否かを判定する機能を有している。即ち、自閉動作点検手段13は、自閉開始位置自体に異常が発生した場合に、その異常が乗場ドア5側によるものであるのか、或いは、かごドア4側によるものであるのかを特定する機能を有している。
具体的に、自閉動作点検手段13は、建物の各階床(各乗場ドア5)について、上記実施の形態2に記載の方法等によって定期的に自閉開始位置を測定し、その測定結果を記憶手段19に記憶させておく。例えば、図18は1階から3階の各乗場3において2ヶ月毎に自閉開始位置を測定し、記憶手段19にその測定結果を蓄積しておいた場合を示している。
図18(a)に示すものでは、2階の乗場ドア5の自閉開始位置の測定値のみが、異常判定レベルdmを超えている。かかる場合、自閉動作点検手段13は、2階の乗場ドア5の自閉開始位置に異常が発生したことを判定し、その判定結果を制御装置11に対して出力する。一方、図18(b)に示す場合は、全ての階床の乗場ドア5について、自閉開始位置の測定値が異常判定レベルdmを超えている。かかる場合、自閉動作点検手段13は、かごドア4の異常を判定し、その判定結果を制御装置11に対して出力する。
自閉動作点検手段13による上記判定は、自閉動作時にかごドア4が乗場ドア5と連動すること、並びに、自閉開始位置の測定時、かごドア4は各階床において同じものを使用していることを考慮したものである。即ち、自閉動作点検手段13は、他階床の自閉開始位置の測定値も考慮することにより、自閉開始位置の異常がかごドア4或いは乗場ドア5のどちらに発生したのかを正確に判定することが可能となる。
なお、自閉開始後のエレベータードアの走行状態を記憶手段19に記憶させておけば、上記と同様の方法を採用することにより、走行状態の異常がかごドア4或いは乗場ドア5のどちらに発生したのかを正確に判定することもできるようになる。
なお、その他の構成及び機能は、実施の形態1乃至6の何れかと同様である。
1 昇降路
2 かご
3 乗場
4 かごドア
4a、5a 係合装置
5 乗場ドア
6 ドアモータ(ドア駆動装置)
7 エンコーダ
8 かごドアスイッチ
9 乗場ドアスイッチ
10 ドア制御装置
11 制御装置
12 監視センタ
13 自閉動作点検手段
14 点検指令装置
15 指令パターン演算装置
16 判定手段
17 点検結果出力手段
18 自閉位置記録手段
19 記憶手段
20 自閉位置評価手段

Claims (20)

  1. エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、
    前記乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、
    を備えたエレベーターのドア点検装置であって、
    前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを所定の第1開放位置に配置した後、戸閉方向への速度増加には影響を与えず且つ戸開方向の速度増加は許容しない速度パターンを前記ドア駆動装置に与える自閉動作点検手段と、
    を備え、
    前記自閉動作点検手段は、前記ドア駆動装置に前記速度パターンを与えても前記乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを前記第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置し、再度、前記速度パターンを前記ドア駆動装置に与えることを特徴とするエレベーターのドア点検装置。
  2. 前記自閉動作点検手段は、前記速度パターンを前記ドア駆動装置に与えても前記乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを戸閉側の開放位置に順次移動させ、前記乗場ドアの自閉動作が開始されるまで、前記各開放位置において前記速度パターンを前記ドア駆動装置に与えることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターのドア点検装置。
  3. 前記自閉動作点検手段は、自閉動作が開始された後の前記乗場ドアの走行状態に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載のエレベーターのドア点検装置。
  4. 前記自閉動作点検手段は、自閉動作が開始された時の前記乗場ドアの開放位置に基づいて前記乗場ドアの自閉開始位置を記憶するとともに、要時に、前記記憶した自閉開始位置から前記乗場ドアを自閉させ、その時の前記乗場ドアの走行状態に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載のエレベーターのドア点検装置。
  5. エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、
    前記乗場ドアを駆動するためのドアモータと、
    を備えたエレベーターのドア点検装置であって、
    前記ドアモータによって前記乗場ドアを戸開或いは戸閉させている時に前記ドアモータのトルク値の符号が反転する位置を検出し、その検出した位置に所定の係数を乗算した値を前記乗場ドアの自閉開始位置として記憶するとともに、要時に、前記記憶した自閉開始位置から前記乗場ドアを自閉させ、その時の前記乗場ドアの走行状態に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定する自閉動作点検手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベーターのドア点検装置。
  6. 前記自閉動作点検手段は、自閉動作する前記乗場ドアの走行速度を検出し、その検出結果に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定することを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載のエレベーターのドア点検装置。
  7. 前記自閉動作点検手段は、自閉動作する前記乗場ドアが所定の速度リミットに達した時の前記乗場ドアの速度又は位置を検出し、その検出結果に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定することを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載のエレベーターのドア点検装置。
  8. 前記自閉動作点検手段は、同一の乗場ドアについて異なる時期に記憶した複数の自閉開始位置に基づいて、前記乗場ドアの自閉開始位置に異常があるか否かを判定することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエレベーターのドア点検装置。
  9. 前記自閉動作点検手段は、異なる階床の乗場ドアについて記憶した複数の自閉開始位置に基づいて、かごドアに異常があるか否かを判定することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエレベーターのドア点検装置。
  10. 全閉位置に近接する所定位置に前記乗場ドアが配置されていることを検出する全閉検出手段と、
    を備え、
    前記自閉動作点検手段は、前記乗場ドアの自閉動作時に前記全閉検出手段による前記乗場ドアの検出が行われると、前記ドア駆動装置又は前記ドアモータによって前記乗場ドアの戸閉速度を減速させることを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のエレベーターのドア点検装置。
  11. エレベーターのかごに設けられたかごドアと、
    前記乗場に設けられ、前記乗場ドアに自閉力を付与するクローザー装置と、
    を備え、
    前記ドア駆動装置は、前記かごに設けられ、前記かごドアを駆動するとともに、
    前記乗場ドアは、前記かごが前記乗場に着床した際に前記かごドアに連動して開閉する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載のエレベーターのドア点検装置。
  12. エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、
    前記乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、
    を備えたエレベーターのドア点検装置であって、
    前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを所定の第1開放位置に配置した後、前記ドア駆動装置への通電を遮断する自閉動作点検手段と、
    を備え、
    前記自閉動作点検手段は、前記ドア駆動装置への通電を遮断しても前記乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを前記第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置し、再度、前記ドア駆動装置への通電を遮断することを特徴とするエレベーターのドア点検装置。
  13. エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、
    前記乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、
    を備えたエレベーターのドア点検方法であって、
    前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを所定の第1開放位置に配置するステップと、
    前記乗場ドアを前記第1開放位置に配置した後、戸閉方向への速度増加には影響を与えず且つ戸開方向の速度増加は許容しない速度パターンを前記ドア駆動装置に与えるステップと、
    前記ドア駆動装置に前記速度パターンを与えても前記乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを前記第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置するステップと、
    前記乗場ドアを前記第2開放位置に配置した後、前記速度パターンを前記ドア駆動装置に再度与えるステップと、
    を備えたことを特徴とするエレベーターのドア点検方法。
  14. 前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを全開させるステップと、
    前記乗場ドアを全開させた後、前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを全開位置よりも戸閉側の前記第1開放位置に配置するステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項13に記載のエレベーターのドア点検方法。
  15. 前記第1開放位置は、前記乗場ドアの全開位置であることを特徴とする請求項13に記載のエレベーターのドア点検方法。
  16. 前記速度パターンを前記ドア駆動装置に与えても前記乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを戸閉側の開放位置に順次移動させ、前記乗場ドアの自閉動作が開始されるまで、前記各開放位置において前記速度パターンを前記ドア駆動装置に与えることを特徴とする請求項13から請求項15の何れかに記載のエレベーターのドア点検方法。
  17. 自閉動作が開始された後の前記乗場ドアの走行状態に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項16に記載のエレベーターのドア点検方法。
  18. 自閉動作が開始された時の前記乗場ドアの開放位置に基づいて前記乗場ドアの自閉開始位置を記憶するステップと、
    前記記憶した自閉開始位置から前記乗場ドアを自閉させ、その時の前記乗場ドアの走行状態に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項16に記載のエレベーターのドア点検方法。
  19. エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、
    前記乗場ドアを駆動するためのドアモータと、
    を備えたエレベーターのドア点検方法であって、
    前記ドアモータによって前記乗場ドアを戸開或いは戸閉させている時に前記ドアモータのトルク値の符号が反転する位置を検出し、その検出した位置に所定の係数を乗算した値を前記乗場ドアの自閉開始位置として記憶するステップと、
    前記記憶した自閉開始位置から前記乗場ドアを自閉させ、その時の前記乗場ドアの走行状態に基づいて、前記乗場ドアの自閉機能に異常があるか否かを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とするエレベーターのドア点検方法。
  20. エレベーターの乗場に設けられ、所定の自閉力が付与された乗場ドアと、
    前記乗場ドアを駆動するためのドア駆動装置と、
    を備えたエレベーターのドア点検方法であって、
    前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを所定の第1開放位置に配置するステップと、
    前記乗場ドアを前記第1開放位置に配置した後、前記ドア駆動装置への通電を遮断するステップと、
    前記ドア駆動装置への通電を遮断しても前記乗場ドアの自閉動作が開始されない場合に、前記ドア駆動装置によって前記乗場ドアを前記第1開放位置よりも戸閉側の第2開放位置に配置するステップと、
    前記乗場ドアを前記第2開放位置に配置した後、前記ドア駆動装置への通電を再度遮断するステップと、
    を備えたことを特徴とするエレベーターのドア点検方法。
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