JP4769646B2 - 広帯域光電変換回路 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばCATVシステムやTV共聴システムで使用される広帯域光電変換回路に関する。
CATVシステムやTV共聴システムでは、例えば幹線を光ファイバとし、分配ノード(Node)からユーザ個人宅内までは同軸ケーブルを使用するFTTN(Fiber To The Node)、ユーザ個人宅内まで直接光ファイバを引き込むFTTH(Fiber To The Home)、あるいはマンション等の集合住宅やビルなどに設置されている主配線盤(MDF:Main Distributing Frame)まで光ファイバを引き込むFTTB(Fiber To The Building)等のFTTx(Fiber To The x)システムが普及している。
上記CATVシステムやTV共聴システムにおける伝送帯域は、従来、FMラジオ放送からUHF帯までの70〜770MHzが使用され、それに対応した広帯域増幅装置が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、近年では、より周波数の高い衛星放送のBS.CS−IF帯である1.0〜2.6GHz帯の信号も一緒に伝送できる広帯域伝送が求められている。従って、同軸ケーブルにより伝送される高周波信号を増幅する広帯域増幅装置や光ファイバにより伝送される光信号を受信する光受信機においても、更に広帯域特性が求められている。
同軸ケーブルにより伝送される高周波信号を増幅する従来の広帯域増幅装置は、図7に示すように構成されている。
図7において、11は入力端子、12は出力端子で、上記入力端子11と出力端子12間に増幅素子13が設けられる。この場合、入力端子11と増幅素子13との間にコンデンサ14が介在されると共に、増幅素子13と出力端子12との間にコンデンサ15が介在される。増幅素子13は、入力端子11を介して入力される高周波信号を増幅し、出力端子12から出力する。
増幅素子13は、一般に出力端子とアース端子との間に増幅素子動作用の直流電圧Vccを加えて動作させる。直流電圧Vccを供給する際には、電源供給側から増幅素子13に電源を供給すると同時に増幅素子の負荷インピーダンスを兼ねるチョークコイル16を増幅素子13の出力端子と電源供給側の間に設ける。
図8は、上記従来の広帯域増幅装置の周波数特性を示すもので、70〜770MHz帯において十分な利得が得られているが、1.0〜2.6GHzの高い周波数帯域では利得が低下している。
チョークコイル16は、高周波信号に対して高いインピーダンスとなり、直流電流のみを通過させる機能を持っているが、電線を巻いた構成のために線間容量が存在し、極めて高い高周波信号に対して高いインピーダンスを実現できない。このためチョークコイル16を70〜770MHz帯に適合させて製作した場合には、図8の周波数特性に示したように1.0〜2.6GHzの高い周波数帯域では利得が低下してしまう。
上記広帯域増幅装置を1.0〜2.6GHzの高い周波数帯域における利得を改善するためには、チョークコイル16の線間容量を減らして前記高い周波数帯域の信号に対して高いインピーダンスを実現する必要がある。そのためにはチョークコイル16の巻数を減らさなければならない。
図9(a)は、巻数を減らしたチョークコイル16を用いて高い周波数帯域の特性を改善した場合の周波数特性である。チョークコイル16の巻数を減らすことによって高い周波数帯域の特性を改善することができるが、巻数を減らすとインダクタンスが小さくなって低い周波数の信号に対するインピーダンスが低下し、低い周波数帯域の特性が劣化する。
また、チョークコイル16の巻数と線間容量のバランスを調整し、低域と高域のバランスを整えることにより、図9(b)に示すような周波数特性が得られるが、周波数帯域の両端で利得が低下してしまう。
上記のような問題を解決し、70〜770MHz帯及び1.0〜2.6GHz帯の広帯域信号を増幅するためには、図10に示すように入力端子11に入力される広帯域信号を低域通過フィルタ(LPF)17及び高域通過フィルタ(HPF)18からなる分波回路で、70〜770MHzの周波数帯と1.0〜2.6GHzの周波数帯に分波し、それぞれ増幅素子13a、増幅素子13bで増幅して出力端子12a、12bから出力する方法が考えられる。この場合、増幅素子13aには70〜770MHzの周波数帯に適合するチョークコイル16aを介して直流電圧Vccを供給し、増幅素子13bには1.0〜2.6GMHzの周波数帯に適合するチョークコイル16aを介して直流電圧Vccを供給する。また、増幅素子13aの入力側及び出力側にはコンデンサ14a、コンデンサ15aを介在し、増幅素子13bの入力側及び出力側にはコンデンサ14b、コンデンサ15b介在する。
上記のように入力端子11に入力される広帯域信号を分波回路で各帯域に分波した後に、それぞれ増幅素子13a、増幅素子13bで増幅することにより、各周波数帯域に適したチョークコイル16a、16bを使用でき、各帯域で良好な周波数特性を得ることができる。
しかし、上記図10に示した方法では、低域通過フィルタ17及び高域通過フィルタ18の挿入損失分でノイズ特性(NF)が悪くなり、また、消費電力も増えるという問題がある。
また、光伝送路によるCATVシステムで用いられる従来の光受信機における光電変換回路は、図11に示すように構成されている。
図11において、21は例えばPINフォトダイオードを使用した光電変換素子で、カソードに電源電圧Vが抵抗22aを介して供給され、アノードが抵抗22bを介して接地される。上記光電変換素子21には、電源電圧Vによって逆バイアス電圧が印加されているので、光信号が入力されると、光信号に応じて光電変換素子21に抵抗22a、22bを介して電流が流れ、カソード及びアノードの両端子から相互に逆位相の高周波信号を取り出すことができる。
上記光電変換素子21のカソード及びアノードから取り出される高周波信号は、コンデンサ23a、23bを介して増幅素子24a、24bに入力され、プッシュプル増幅される。上記増幅素子24a、24bで増幅された信号は、位相反転器となる混合トランス25で合成され、出力端子26からRFOUTとして出力される。
上記のように光電変換素子21のカソード及びアノードの両端子から信号を取り出してプッシュプル増幅した場合、片方の端子から取り出す場合よりも出力が約3dB高くなる。但し、混合トランス25の挿入損失が約1dBあるため、実際の出力増加は2dB程度である。
図12は、上記光電変換回路の周波数特性を示したものである。上記光電変換回路は、周波数91.25MHz、変調度3.2%、光入力−7dBmにおいて、CN比(Carrier to Noise Ratio)が48dB、複合2次歪(CSO:Composite Second Order beat)が−65dBである。
しかしながら、混合トランス25を用いた場合、一般に高域の特性が悪く1GHzを超えると利得が著しく低下する。このように混合トランス25を用いた光電変換回路は、高域の特性が悪いので70〜770MHz帯の周波数帯域に適しており、1.0〜2.6GHzの周波数帯域については対応できない。
2.6GHz帯の高域までの高周波信号を光伝送させる場合、従来では混合トランス25によるプッシュプル構成を採らずに、図13に示すような回路構成としている。
すなわち、光電変換素子21のカソードに電源電圧Vを抵抗22を介して供給し、アノードを接地する。そして、光電変換素子21のカソード側から取り出される信号をコンデンサ23を介して増幅素子24に入力し、この増幅素子24で増幅された信号を出力端子26から出力する。
上記のように構成した光電変換回路は、図14の周波数特性に示すように70MHz〜2.6GHzの広帯域特性とすることができる。しかし、上記光電変換回路は、光電変換素子21の片方からしか信号を取り出すことができないので、高周波出力が約2dB下がり、CN比も相応に低下する。上記光電変換回路では、周波数91.25MHz、変調度3.2%、光入力−7dBmにおいて、CN比(Carrier to Noise Ratio)が45dB、複合2次歪(CSO:Composite Second Order beat)が−45dB程度となり、図11に示したプッシュプル構成のような良好な特性が得られない。このため増幅素子24としては、低雑音タイプのものを選定する必要が生じる。しかし、70MHz〜2.6GHzの広帯域で低雑音の増幅素子は、非常に高価であると共に歪特性が悪いという問題がある。
このような問題を解決するため、従来では図15に示すように光電変換素子21のカソード側からコンデンサ23を介して得られる信号を、低域通過フィルタ27及び高域通過フィルタ28により70〜770MHz帯と1.0〜2.6GHz帯の信号に分波し、各帯域の信号を増幅素子24a、24bで増幅して出力端子26a、26bから出力するように構成している。
図16は、上記光電変換回路の周波数特性を示したもので、70〜770MHzの帯域と1.0〜2.6GHzの帯域をカバーした広帯域特性となっている。
上記光電変換回路によれば、増幅素子24a、24bは低域通過フィルタ27及び高域通過フィルタ28で分波した帯域の信号を増幅すればよいので、広帯域な増幅素子を用いる必要がなく、このため部品の選定に自由度が増して安価に製作することができる。しかし、増幅素子24a、24bとしては、低雑音タイプの増幅素子を使用する必要があるので歪特性が悪く、所定の規格値を保ってアナログ伝送できる波数は10波程度にすぎない。従って、従来、CATVで運用されるアナログ伝送の波数(50波程度)を満たすことができない。また、増幅素子24a、24bの前に低域通過フィルタ27及び高域通過フィルタ28を挿入しているので、その挿入損失(1〜2dB)の分だけCN比が低下する。
特開2000−252773号公報
上記図10に示したように入力端子11に入力される広帯域信号を低域通過フィルタ17及び高域通過フィルタ18で、70〜770MHzの周波数帯と1.0〜2.6GHzの周波数帯に分波し、それぞれ増幅素子13a、13bで増幅することにより、広帯域化を図った増幅装置では、低域通過フィルタ17及び高域通過フィルタ18の挿入損失分でノイズ特性(NF)が悪くなり、且つ消費電力も増えるという問題がある。
また、図15に示したように光電変換素子21の一方の端子から得られる信号を、低域通過フィルタ27及び高域通過フィルタ28で70〜770MHzと1.0〜2.6GHzの帯域に分波し、各帯域の信号を増幅素子24a、24bで増幅することにより広帯域化を図った光電変換回路では、広帯域な増幅素子を用いなくてもよいので、部品の選定に自由度が増して製作が容易になるが、増幅素子24a、24bの前に低域通過フィルタ27及び高域通過フィルタ28を挿入しているので、その挿入損失の分だけCN比が低下する。また、増幅素子24a、24bとしては、低雑音タイプの増幅素子を使用する必要があるので歪特性が悪く、従来のCATVで運用されるアナログ伝送の波数を満たすことができない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、CN比の低下を防止すると共に良好な歪特性が得られる広帯域光電変換回路を提供することを目的とする。
第1の発明に係る広帯域光電変換回路は、低域周波数帯及び高域周波数帯からなる高周波信号を含む所定波長の光入力信号を電気信号に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子から互いに位相が反転した第1及び第2の高周波信号を取り出す手段と、前記第1及び第2の高周波信号をそれぞれ増幅する第1及び第2の増幅素子と、前記第1の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第1の分波回路と、前記第2の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第2の分波回路と、前記第1の分波回路及び前記第2の分波回路の低域通過フィルタで選択された低域周波数帯の信号を混合して出力する混合トランスと、前記第1及び第2の分波回路の少なくとも一方の高域通過フィルタで選択された高域周波数帯の信号を出力する手段とを具備することを特徴とする。
第2の発明に係る広帯域光電変換回路は、低域周波数帯及び高域周波数帯からなる高周波信号を含む所定波長の光入力信号を電気信号に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子から互いに位相が反転した第1及び第2の高周波信号を取り出す手段と、前記第1及び第2の高周波信号をそれぞれ増幅する第1及び第2の増幅素子と、前記第1の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第1の分波回路と、前記第1の増幅素子の動作電源を前記低域通過フィルタの出力側からチョークコイルを介して供給する第1の電源供給手段と、前記第2の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第2の分波回路と、前記第2の増幅素子の動作電源を前記第2の分波回路の低域通過フィルタの出力側からチョークコイルを介して供給する第2の電源供給手段と、前記第1の分波回路及び前記第2の分波回路の低域通過フィルタで選択された低域周波数帯の信号を混合して出力する混合トランスと、前記第1及び第2の分波回路の少なくとも一方の高域通過フィルタで選択された高域周波数帯の信号を出力する手段とを具備することを特徴とする。
第1の発明によれば、増幅素子の出力側に低域通過フィルタと高域通過フィルタを組み合わせてなる分波回路を設け、前記増幅素子の動作電源を低域通過フィルタの出力側からチョークコイルを介して供給することにより、チョークコイルは低域周波数帯の信号に対して十分に高いインピーダンスを有しているので、低域通過フィルタの出力側に接続された前記チョークコイルは低域通過フィルタの出力側の信号に対して影響を与えず、増幅素子に低域通過フィルタを経由して電源を供給する。一方、高域周波数帯の出力は高域通過フィルタが増幅素子の負荷インピーダンスとなるので、低域周波数帯及び高域周波数帯で良好な周波数特性を得ることができる。また、増幅素子の出力側に低域通過フィルタ及び高域通過フィルタを設けて低域周波数帯と高域周波数帯の信号を分波することにより、帯域別に増幅素子を設ける必要がなく、消費電力を低減することができる。
第2の発明によれば、第1及び第2の増幅素子により増幅された信号をそれぞれ分波回路により低域周波数帯及び高域周波数帯の信号に分波し、高域周波数帯の信号はそのまま出力し、低域周波数帯の信号は混合トランスにより混合して出力することにより、混合トランスに高域周波数帯の信号が入力されないので、CN比の低下を防止すると共に良好な歪特性を得ることができる。
第3の発明によれば、第1及び第2の増幅素子により増幅された信号をそれぞれ分波回路により低域周波数帯及び高域周波数帯の信号に分波し、低域周波数帯の信号を混合トランスにより混合して出力すると共に、第1及び第2の増幅素子の動作電源をそれぞれ低域通過フィルタの出力側からチョークコイルを介して供給することにより、CN比の低下を防止すると共に良好な歪特性を得ることができ、且つ低域周波数帯及び高域周波数帯で良好な周波数特性を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、CATVシステムやTV共聴システムにおいて、同軸ケーブルにより伝送される高周波信号を増幅する広帯域増幅装置に実施した場合の構成図である。
図1に示すように、入力端子31にはコンデンサ32を介して広帯域例えば70MHz〜2.6GHz帯の高周波信号を増幅する増幅素子33が接続され、この増幅素子33の出力側に例えば70〜770MHzの低域通過フィルタ(LPF)34と1.0〜2.6GHzの高域通過フィルタ(HPF)35を組み合わせた分波回路が挿入される。上記低域通過フィルタ34は、例えば入出力端間に2つの高周波コイルL、Lを直列に接続し、その中点と接地間にコンデンサCを接続した構成となっている。また、高域通過フィルタ35は、例えば入出力端間に2つのコンデンサC、Cを直列に接続し、その中点と接地間に高周波コイルLを接続した構成となっている。
上記低域通過フィルタ34の出力端はコンデンサ36を介して出力端子37aに接続され、高域通過フィルタ(HPF)35の出力端は出力端子37bに接続される。そして、上記低域通過フィルタ34の出力端とコンデンサ36との間に直流電圧Vccがチョークコイル38を介して供給される。すなわち、上記直流電圧Vccは、チョークコイル38及び低域通過フィルタ34を介して増幅素子33に動作電源として供給される。上記チョークコイル38は、70〜770MHzの周波数帯の信号に対して十分高いインピーダンスとなるようにインダクタンスが設定される。
上記の構成において、入力端子31に入力される70〜770MHz帯及び1.0〜2.6GHz帯の信号RFINは、増幅素子33で増幅された後、低域通過フィルタ34及び高域通過フィルタ35に入力され、低域周波数帯の70〜770MHzの信号RFと高域周波数帯の1.0〜2.6GHzの信号RFに分波される。上記低域通過フィルタ34で選択された70〜770MHz帯の信号RFは、コンデンサ36を介して出力端子37aから出力される。また、高域通過フィルタ35で選択された1.0〜2.6GHz帯の信号RFは、出力端子37bから出力される。
図2に上記広帯域増幅装置の周波数特性を示す。図2は横軸に周波数(MHz)をとり、縦軸に利得(dB)をとって示した。
上記第1実施形態に係る広帯域増幅装置では、低域通過フィルタ34側にチョークコイル38を設け、増幅素子33の直流電圧Vccを動作電源として供給しているので、チョークコイル38は70〜770MHzの周波数帯の信号に対して十分高いインピーダンスとなるように1.0〜2.6GHzの高い周波数帯に対して十分高いインピーダンスでなくても、70〜770MHz及び1.0〜2.6GHzの各帯域で良好な周波数特性を得ることができる。すなわち、低域通過フィルタ34側には1.0〜2.6GHz帯の信号が出力されないので、チョークコイル38は1.0〜2.6GHzの高い周波数帯の信号に対して十分高いインピーダンスでなくても問題はない。
また、低域通過フィルタ34及び高域通過フィルタ35の挿入損失が1〜2dB程度あるため全体的に利得が低下するが、図2に示したように70〜770MHz及び1.0〜2.6GHzの各帯域で良好な周波数特性が得られている。また、増幅素子33の後段に低域通過フィルタ34及び高域通過フィルタ35を設け、信号を増幅した後にフィルタリング処理しているので、ノイズ特性(NF)が劣化することはない。
増幅素子33で70〜770MHz及び1.0〜2.6GHzの両帯域の信号を増幅した後、低域通過フィルタ34及び高域通過フィルタ35で分波しているので、帯域別に増幅素子を設ける必要がなく、消費電力を低減することができる。
なお、出力端子37aと出力端子37bから70〜770MHzの周波数帯と1.0〜2.6GHzの周波数帯の信号に分離して出力されるが、後段にそれぞれ増幅回路や利得調整回路などを接続し、必要に応じて再び混合すれば良いので問題はない。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。
図3は、光伝送路を用いたCATVシステムに実施した場合の概略のシステム構成図である。図3において、40はヘッドエンド装置で、例えばVHF帯、UHF帯のTV放送電波を受信するTV受信用アンテナ41及びBS(Broadcasting Satellite:放送衛星)、CS(Communications Satellite:通信衛星)等の衛星放送を受信する衛星放送受信用アンテナ42を備えている。上記TV受信用アンテナ41で受信された信号及び衛星放送受信用アンテナ42で受信され、コンバータ(図示せず)により中間周波信号(IF)に変換された信号は、再送信ヘッドエンド43に入力される。この再送信ヘッドエンド43は、TV受信用アンテナ41で受信されたTV放送信号については、70〜770MHzのCATVの周波数帯域において所定の周波数に変換し、また、衛星放送受信用アンテナ42のコンバータにより中間周波信号(IF)に変換された衛星放送信号については例えば1.0〜2.6GHzの帯域において所定の周波数に変換して出力する。
上記再送信ヘッドエンド43から出力されるTV信号は、予め運用モードに応じて設定された信号レベルで光送信機44に入力される。この光送信機44は、再送信ヘッドエンド43から出力されるTV信号(電気信号)を例えば波長が1.55μmの光信号に変換してWDM(Wavelength Division Multiplexing)合波器45に入力する。
また、上記ヘッドエンド装置40には、光伝送ターミナル46が設けられる。この光伝送ターミナル46は、上記WDM合波器45と外部の光ネットワーク47との間に接続され、例えば下り信号が1.49μm、上り信号が1.31μmの波長を使用して光信号による通信を行なう。
上記WDM合波器45は、光送信機44からの1.55μmの光信号(映像信号)と光伝送ターミナル46が使用する1.49μm(下り)及び1.31μm(上り)の光信号(通信信号)とを波長分割多重し、光ファイバーケーブル51に出力する。この光ファイバーケーブル51は、ヘッドエンド装置40と加入者宅60との間に敷設されるもので、その途中に設けられるスプリッタ52により複数に分岐される。
上記光ファイバーケーブル51は、加入者宅60において成端箱61に接続される。また、この成端箱61には、加入者宅60内に設けられるWDMフィルタ62が接続される。このWDMフィルタ62は、光ファイバーケーブル51により伝送される多重信号の中から1.49μmの光信号(通信用下り信号)を選択して通信用光端末63に入力すると共に、通信用光端末63から出力される1.31μmの光信号(通信用上り信号)を選択して光ファイバーケーブル51へ出力する。また、WDMフィルタ62は、光ファイバーケーブル51により伝送される多重信号の中から1.55μmのTV信号を選択して光受信機(V-ONU:Video Optical Network Unit)65に入力する。
上記通信用光端末63には、端末装置例えばパーソナルコンピュータ(PC)64が接続される。上記通信用光端末63は、光ファイバーケーブル51からWDMフィルタ62を介して入力される下りの光信号を電気信号に変換してパーソナルコンピュータ64に入力し、また、パーソナルコンピュータ64から出力される上りの電気信号を光信号に変換し、WDMフィルタ62を介して光ファイバーケーブル51に出力する。上記パーソナルコンピュータ64は、光ファイバーケーブル51により伝送される下り信号(1.49μmの光信号)及び上り信号(1.31μmの光信号)を使用して例えばインターネットによる通信を行なう。
また、上記光受信機65には、TV受像機66が接続される。このTV受像機66は、例えばアナログTV放送、デジタルTV放送、衛星放送等に対する受信機能を備えている。上記光受信機65は、例えば1.31μm及び1.51μmの光波長の受信機能を備えると共に、受信した光信号を例えばCATV用の70〜770MHz及びCS・BS−IF(衛星放送)用の1.0〜2.6GHzの周波数帯域の電気信号に変換する機能を備え、変換した電気信号を増幅してTV受像機66へ出力する。
次に、上記光受信機65内に設けられる広帯域光電変換回路70の構成について図4を参照して説明する。
図4において、71は例えばPINフォトダイオードを使用した光電変換素子で、上記図3に示したWDMフィルタ62の出力端に光ファイバーを介して接続され、WDMフィルタ62により選択された光信号を電気信号に変換する。上記光電変換素子71は、カソードに電源電圧Vが抵抗72aを介して供給され、アノードが抵抗72bを介して接地される。上記光電変換素子71は、電源電圧Vによって逆バイアス電圧が印加されているので、光信号が入力されると、光信号に応じて光電変換素子71に抵抗72a、72bを介して電流が流れ、カソード及びアノードの両端子から相互に逆位相の高周波信号を取り出すことができる。
上記光電変換素子71のカソード及びアノードから取り出される高周波信号は、直流阻止用のコンデンサ73a、73bを介して広帯域の増幅素子74a、74bに入力され、プッシュプル増幅される。上記一方の増幅素子74aで増幅された信号は、70〜770MHz帯の信号を選択する低域通過フィルタ(LPF)75及び1.0〜2.6GHz帯の信号を選択する高域通過フィルタ(HPF)76を介して取り出される。上記低域通過フィルタ75は、例えば入出力端間に2つの高周波コイルL、Lを直列に接続し、その中点と接地間にコンデンサCを接続した構成となっている。また、高域通過フィルタ76は、例えば入出力端間に2つのコンデンサC、Cを直列に接続し、その中点と接地間に高周波コイルLを接続した構成となっている。
上記増幅素子74aの出力端側には、直流電圧Vccがチョークコイル77及び低域通過フィルタ75を介して供給される。チョークコイル77は、70〜770MHz帯の信号に対して十分高いインピーダンスとなるようにインダクタンスが設定される。上記低域通過フィルタ75で選択された信号は、直流阻止用のコンデンサ78及び位相反転器となる混合トランス79に入力され、後述する低域通過フィルタ81で選択された信号と合成され、出力端子80aから出力される。また、上記高域通過フィルタ(HPF)76で選択された信号は、出力端子80bから出力される。
また、上記他方の増幅素子74bで増幅された信号は、70〜770MHz帯の信号を選択する低域通過フィルタ(LPF)81及び1.0〜2.6GHz帯の信号を選択する高域通過フィルタ(HPF)82を介して取り出される。上記低域通過フィルタ81は、例えば入出力端間に2つの高周波コイルL、Lを直列に接続し、その中点と接地間にコンデンサCを接続した構成となっている。また、高域通過フィルタ82は、例えば入出力端間に2つのコンデンサC、Cを直列に接続し、その中点と接地間に高周波コイルLを接続した構成となっている。
上記増幅素子74bの出力端側には、直流電圧Vccがチョークコイル83及び低域通過フィルタ81を介して供給される。チョークコイル83は、70〜770MHz帯の信号に対して十分高いインピーダンスとなるようにインダクタンスが設定される。上記低域通過フィルタ81から取り出される信号は、直流阻止用のコンデンサ84を介して上記混合トランス79に入力され、上記したように低域通過フィルタ75で選択された信号と混合され、出力端子80aから出力される。また、上記高域通過フィルタ82の出力端は、ダミー抵抗85で終端される。
上記の構成において、上記WDMフィルタ62から光ファイバを介して光受信機65に入力される光信号は、光電変換素子71で電気信号に変換され、そのカソード及びアノードから取り出されて増幅素子74a、74bによりプッシュプル増幅される。一方の増幅素子74aで増幅された信号は、低域通過フィルタ75及び高域通過フィルタ76に入力されて70〜770MHz帯の信号と1.0〜2.6GHz帯の信号に分波される。上記低域通過フィルタ75で選択された70〜770MHz帯の信号は混合トランス79に入力され、上記高域通過フィルタ76で選択された1.0〜2.6GHz帯の信号は出力端子80bより高域周波数帯の信号RFとして出力される。
また、他方の増幅素子74bで増幅された信号は、低域通過フィルタ81及び高域通過フィルタ82に入力されて70〜770MHz帯の信号と1.0〜2.6GHz帯の信号に分波される。上記低域通過フィルタ81で選択された70〜770MHz帯の信号は、混合トランス79に入力されて上記低域通過フィルタ75により選択された信号と混合され、出力端子80aから低域周波数帯の信号RFとして出力される。また、高域通過フィルタ82の出力信号は、ダミー抵抗85で終端される。
上記実施形態に係る光電変換回路70は、周波数91.25MHz、変調度3.2%、光入力−7dBmにおいて、CN比(Carrier to Noise Ratio)が47dB、複合2次歪(CSO:Composite Second Order beat)が−65dB(74波)であり、良好なCN比及び歪特性を得ることができた。
図5は上記光電変換回路70の周波数特性を示したもので、は横軸に周波数(MHz)をとり、縦軸に利得(dB)をとって示した。
上記第2実施形態に係る光電変換回路70では、低域通過フィルタ75、81側にチョークコイル77、83を設け、増幅素子74a、74bの直流電圧Vccを動作電源として供給しているので、チョークコイル77、83は70〜770MHzの周波数帯の信号に対して十分高いインピーダンスとすればよく、1.0〜2.6GHzの高い周波数帯の信号に対して十分高いインピーダンスにできなくても、図5に示すように70〜770MHz及び1.0〜2.6GHzの各帯域で良好な周波数特性を得ることができる。なお、70〜770MHz帯では、フィルタの挿入損失(約1dB)が発生するが、プッシュプル構成によって十分な利得を得ることができる。
また、増幅素子74a、74bにより増幅された信号をそれぞれ分波回路により70〜770MHz帯及び1.0〜2.6GHz帯の信号に分波し、1.0〜2.6GHz帯の信号はそのまま出力し、70〜770MHz帯の信号は混合トランス79により混合して出力することにより、混合トランス79に1.0〜2.6GHzの高域周波数帯の信号が入力されることはなく、CN比の低下を防止すると共に良好な歪特性を得ることができる。
また、70〜770MHz帯の信号に対して混合トランス79を用いたプッシュプル構成とすることにより、2次歪(IM2やCSO)特性が悪い増幅素子でも使用することが可能となる。例えば雑音特性に優れ、3次歪が殆どない電界効果トランジスタを用いることによってCN比と歪特性が良好な光電変換回路を実現することができる。
また、増幅素子74aの後段に低域通過フィルタ75及び高域通過フィルタ76を設けると共に、増幅素子74bの後段に低域通過フィルタ81及び高域通過フィルタ82を設け、信号を増幅した後にフィルタリング処理しているので、ノイズ特性(NF)が劣化することはない。
なお、1.0〜2.6GHzの周波数帯の信号は、光電変換素子71のカソード或いはアノードの一方から取り出せば良いが、70〜770MHzの周波数帯における信号の位相や高周波レベルを揃えるために、増幅素子74a、74bの出力側に同様構成のフィルタを挿入し、その一方、例えば高域通過フィルタ82の出力端をダミー抵抗85で終端している。この場合、ダミー抵抗85を設けずに、高域通過フィルタ82の出力端からも1.0〜2.6GHzの周波数帯の信号を取り出すようにしてもよい。
次に、上記光電変換回路70を用いて光受信機65を構成した場合の回路構成例について図6を参照して説明する。なお、図5で説明した光電変換回路70の部分については、詳細な説明は省略する。
光電変換回路70の混合トランス79の出力側に例えばアッテネータ等の出力レベル可変減衰器91を設け、混合トランス79から出力される70〜770MHz帯の信号レベルを調整できるようにしている。上記出力レベル可変減衰器91でレベル調整された信号は、複数段の増幅素子からなる増幅回路92で増幅され、混合器93に入力される。この混合器93は、70〜770MHz帯の信号を選択する低域通過フィルタ93aと1.0〜2.6GHz帯の信号を選択する高域通過フィルタ93bからなり、低域通過フィルタ93a側に上記増幅回路92で増幅された信号が入力される。
また、1.0〜2.6GHz帯の信号系統においては、高域通過フィルタ76の出力側に増幅素子95を介して例えばアッテネータ等の出力レベル可変減衰器96を設け、1.0〜2.6GHz帯の信号レベルを調整できるようにしている。上記出力レベル可変減衰器96でレベル調整された信号は、複数段の増幅素子からなる増幅回路97で増幅され、混合器93の高域通過フィルタ93bに入力される。
混合器93は、増幅回路92で増幅された70〜770MHz帯の信号と増幅回路97で増幅された1.0〜2.6GHz帯の信号とを混合する。上記混合器93で混合された信号は、分岐器98を介して高周波信号出力端子99からRFOUTとして出力され、図3に示したTV受像機66へ送られる。また、上記混合器93で混合された信号の一部は、分岐器98で分岐されて高周波信号出力確認用モニタ端子100から出力される。
上記のように増幅回路92で増幅された70〜770MHz帯の信号と増幅回路97で増幅された1.0〜2.6GHz帯の信号とを混合器93で混合して出力することにより、TV受像機66では、任意の周波数帯を選択して受信することができる。
上記第2実施形態によれば、70〜770MHz帯及び1.0〜2.6GHz帯の広い周波数帯域に亘って良好なCN比及び歪特性を得ることができ、CATV光伝送路において多数の信号数を伝送する場合であっても対応することができる。従って、CATV光伝送路の効率的な運用に寄与することができる
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の第1実施形態に係る広帯域増幅装置の回路構成図である。 同実施形態に係る広帯域増幅装置の周波数特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光伝送路を用いたCATVシステムの概略構成図である。 同実施形態における光受信機内の光電変換回路の構成図である。 同実施形態における光電変換回路の周波数特性を示す図である。 同実施形態における光電変換回路を用いて構成した光受信機の構成図である。 従来の広帯域増幅装置の回路構成図である。 図7の広帯域増幅装置の周波数特性を示す図である。 (a)は図7の広帯域増幅装置において、チョークコイルの巻数を減らして高い周波数帯域の特性を改善した場合の周波数特性を示す図、(b)は同チョークコイルの巻数と線間容量のバランスを調整し、低域と高域のバランスを整えた場合の周波数特性を示す図である。 70〜770MHz帯及び1.0〜2.6GHz帯の広帯域信号を増幅する場合の従来の広帯域増幅装置の回路構成図である。 従来の光電変換回路の構成図である。 図11における光電変換回路の周波数特性を示す図である。 2.6GHz帯の高域までの高周波信号を光伝送させる場合の従来の光電変換回路の構成図である。 図13における光電変換回路の周波数特性を示す図である。 70〜770MHzと1.0〜2.6GHzの帯域に分波して増幅する従来の光電変換回路の構成図である。 図15における光電変換回路の周波数特性を示す図である。
符号の説明
31…入力端子、32…コンデンサ、33…増幅素子、34…低域通過フィルタ、35…高域通過フィルタ、36…コンデンサ、37a、37b…出力端子、38…チョークコイル、40…ヘッドエンド装置、41…TV受信用アンテナ、42…衛星放送受信用アンテナ、43…再送信ヘッドエンド、44…光送信機、45…WDM合波器、46…光伝送ターミナル、47…光ネットワーク、51…光ファイバーケーブル、52…スプリッタ、60…加入者宅、61…成端箱、62…WDMフィルタ、63…通信用光端末、64…パーソナルコンピュータ、65…光受信機、66…TV受像機、71…光電変換素子、72a、72b…抵抗、73a、73b…コンデンサ、74a、74b…増幅素子、75…低域通過フィルタ、75…低域通過フィルタ、76…高域通過フィルタ、77…チョークコイル、78…コンデンサ、79…混合トランス、80a、80b…出力端子、81…低域通過フィルタ、82…高域通過フィルタ、83…チョークコイル、84…コンデンサ、85…ダミー抵抗、91…出力レベル可変減衰器、92…増幅回路、93…混合器、93a…低域通過フィルタ、93b…高域通過フィルタ、95…増幅素子、96…出力レベル可変減衰器、97…増幅回路、98…分岐器、99…高周波信号出力端子、100…高周波信号出力確認用モニタ端子

Claims (2)

  1. 低域周波数帯及び高域周波数帯からなる高周波信号を含む所定波長の光入力信号を電気信号に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子から互いに位相が反転した第1及び第2の高周波信号を取り出す手段と、前記第1及び第2の高周波信号をそれぞれ増幅する第1及び第2の増幅素子と、
    前記第1の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第1の分波回路と、
    前記第2の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第2の分波回路と、
    前記第1の分波回路及び前記第2の分波回路の低域通過フィルタで選択された低域周波数帯の信号を混合して出力する混合トランスと、
    前記第1及び第2の分波回路の少なくとも一方の高域通過フィルタで選択された高域周波数帯の信号を出力する手段とを具備することを特徴とする広帯域光電変換回路。
  2. 低域周波数帯及び高域周波数帯からなる高周波信号を含む所定波長の光入力信号を電気信号に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子から互いに位相が反転した第1及び第2の高周波信号を取り出す手段と、前記第1及び第2の高周波信号をそれぞれ増幅する第1及び第2の増幅素子と、
    前記第1の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第1の分波回路と、前記第1の増幅素子の動作電源を前記低域通過フィルタの出力側からチョークコイルを介して供給する第1の電源供給手段と、
    前記第2の増幅素子の出力側に設けられ、前記低域周波数帯の信号を選択する低域通過フィルタと前記高域周波数帯の信号を選択する高域通過フィルタを組み合わせてなる第2の分波回路と、前記第2の増幅素子の動作電源を前記第2の分波回路の低域通過フィルタの出力側からチョークコイルを介して供給する第2の電源供給手段と、
    前記第1の分波回路及び前記第2の分波回路の低域通過フィルタで選択された低域周波数帯の信号を混合して出力する混合トランスと、
    前記第1及び第2の分波回路の少なくとも一方の高域通過フィルタで選択された高域周波数帯の信号を出力する手段とを具備することを特徴とする広帯域光電変換回路。
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