JP4769519B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シート上に担持された未定着トナー像を加熱加圧定着させる定着装置の駆動に関する。
複写機やレーザビームプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装置において、転写用紙上に転写された未定着トナー像を加熱定着する定着装置が設けられている。この定着装置としては、ハロゲンランプ等の加熱源が内蔵された定着ローラと、同じく加熱源が内蔵され、この加熱ローラに圧接する加圧ローラを備え、未定着トナー像を担持した記録シートがこれら加熱ローラと加圧ローラとの間を通過する。その結果、上記加熱ローラの表面温度によって軟化したトナーが記録シートの繊維間に浸透され、未定着トナー像が記録シートに対して定着されるように構成されている。
定着ローラ及び、加圧ローラの加熱源のハロゲンランプは、定着ローラ、加熱ローラの各々の表面に取り付けられた温度センサーからの信号に基づいて、ON・OFFの制御がされ、表面が所定の温度に制御されるようになっている。
このように構成される加熱ローラ方式の定着装置においては、定着ローラの弾性層の弾性変形によって、両ローラの圧接部(以下、「ニップ部」という。)が形成される。
プリント動作時には、このニップ部に未定着トナー像を担持した転写用紙を通過させることによって、熱エネルギーと圧力により未定着トナー像を溶融して転写用紙上に定着するものである。
ここで、プリントジョブが発生してから、プリント動作が開始できる状態になるまでの時間を短縮することが求められる装置においては、プリント動作時以外、例えばスタンバイ状態等においても、加熱ローラの表面温度を所定温度に制御しておく必要がある。
この時に、定着ローラ、加熱ローラの各々の表面温度を均一に制御する必要がある場合、もしくは定着ローラと加熱ローラとが同じ位置でニップを形成して停止することによる熱変形を防ぐ必要がある場合は、各ローラを回転させなくてはならない。
このようなスタンバイ時等に各ローラを回転させる際の回転数には一般に、各ローラや駆動手段の摺動劣化を抑える為に、プリント動作時よりも低い回転数に制御される。
ここで、制御手段80Aと駆動手段500A間の制御を説明する概略図を図7で示す。駆動手段500Aは、制御手段であるシステムコントローラ80AからのS401(ON信号)により、回転または停止状態に制御され、また回転数は、S402(速度制御信号)により可変制御される。
一方、システムコントローラ80Aは駆動手段500Aより、駆動手段の回転数が、ターゲットの制御速度に対して所定の速度領域内にあるか否かを表す定速検知信号S403が入力されている。システムコントローラ80AはこのS403をもとに、駆動手段の回転・停止状態が監視できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−372890号公報
しかしながら、従来手法は下記の課題を有している。
即ち、駆動手段500Aはプリント動作時の回転数を基準にして回転精度の保証および、回転制御のゲインの設計がされている。従って、スタンバイ時等で駆動手段500Aを低い回転数に制御しようとすると、加速・減速量の割合が高くなり、ターゲット回転数に対して実際の回転数は大きな範囲で振れる。
よって、定速検知信号S403(ロック信号)は、不定期或いは定常的に、停止状態を示す信号となる。
そこで、所定の速度領域内にあるか否かを表す信号(例えば前述の図7における定速検知信号S403)を用いて駆動手段の回転・停止状態の監視を行う従来の手法では、広範囲で安定動作する駆動手段が必要になる。即ち、プリント時に必要な高速回転数から、スタンバイ時等に必要な低速回転数までの広い速度領域で安定して回転する駆動手段の新規設計が必要となっていた。その結果、駆動手段500Aの種類増加、サイズアップ、コストアップを招いてしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プリント動作時の高速回転域で回転体を駆動させる場合、回転体の回転速度が不安定であるか否かを検知でき、スタンバイ時等に必要な低速回転域で回転体を駆動させる場合、回転体が停止しているか否かを検知できる画像形成装置を提供することにある。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
回転体を回転駆動させる駆動手段と、前記回転体の回転速度が所定の速度範囲で回転しているか否かを示す第1の信号を出力する第1の出力手段と、前記駆動手段が回転しているか否かを示す第2の信号を出力する第2の出力手段と、前記第1の信号と前記第2の信号とのいずれかを選択する選択手段と、印刷動作中は、前記選択手段に前記第1の信号を選択させておくと共に、前記回転体を前記所定の速度範囲内で回転させるように前記駆動手段を制御し、印刷が終了した後の前記印刷動作を行わない状態では、前記選択手段に前記第2の信号を選択させておくと共に、前記回転体を前記所定の速度範囲の下限値よりも遅い速度で回転させるように前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記印刷動作中に、前記第1の出力手段から前記第1の信号が出力されなければ、前記回転体が前記所定の速度範囲で回転していないと判定し、印刷が終了した後の前記印刷動作を行わない状態で、前記第2の出力手段から前記第2の信号が出力されなければ、前記回転体が停止していると判定することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、プリント動作時の高速回転域で回転体を駆動させる場合、回転体の回転速度が不安定であるか否かを検知でき、スタンバイ時等に必要な低速回転域で回転体を駆動させる場合、回転体が停止しているか否かを検知できる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態に係る電子写真カラー複写機の全体構成を示す概略断面図である。本実施形態の電子写真カラー複写機は、本発明が特に有効に適用されると考えられる、複数の画像形成部を並列に配し、且つ中間転写方式を採用したカラー画像出力装置である。
本実施形態にて、電子写真カラー複写機は、画像読取部1Rと、画像出力部1Pとを有する。画像読取部1Rは、原稿画像を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1Pに送信する。画像出力部1Pは、並設された4個の画像形成部10(10a、10b、10c、10d)、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、クリーニングユニット50,70、フォトセンサ60及び制御ユニット80とを有する。
更に、個々のユニットについて詳しく説明する。
各画像形成部10a、10b、10c、10dはそれぞれ同じ構成となっている。各画像形成部10(10a〜10d)には、第一の像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム11(11a〜11d)が回転自在に軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光体ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12(12a〜12d)、現像装置14(14a〜14d)、及びクリーニング装置15(15a〜15d)が配置されている。更に、感光体ドラム11(11a〜11d)の上方には、光学系13(13a〜13d)、折り返しミラー16(16a〜16d)が配置されている。
一次帯電器12a〜12dにおいて感光体ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで、光学系13a〜13dにより、記録画像信号出力部1Rからの記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザビームなどの光線a,b,c,dを折り返しミラー16a〜16dを介して感光体ドラム11a〜11d上に露光する。これにより感光ドラム11a〜11d上に静電潜像が形成される。
更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、「トナー」という。)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdにて中間転写ユニット30を構成する第二の像担持体としてのベルト状の中間転写体、即ち、中間転写ベルト31に転写する。中間転写ユニット30については、後で詳述する。
画像転写領域Ta〜Tdの下流側では、各感光体ドラム11a〜11dに沿って設けたクリーニング装置15a〜15dにより中間転写ベルト31に転写されずに感光体ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は、転写材Pを収納するためのカセット21a、21b及び手差しトレイ27とを有している。また、22a、22b、26はカセット21a、21b若しくは手差しトレイ27より転写材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。23は、各ピックアップローラ22a、22b、26から送り出された転写材Pを更に搬送するための給紙ローラ対である。24は、給紙ガイドであり、25a,25bは、各画像形成部の画像形成タイミングに合わせて転写材Pを二次転写領域Teへ送り出すためのレジストローラである。
中間転写ユニット30について詳細に説明する。
中間転写ベルト31は、駆動ローラ32と従動ローラ33と二次転写対向ローラ34との間に張設巻回されている。駆動ローラ32は中間転写ベルト31に駆動を伝達する。従動ローラ33は、ばね(図示せず)の付勢によって中間転写ベルト31に適度なテンションを与えるテンションローラとしての、中間転写ベルト31の回動に従動する。又、駆動ローラ32と従動ローラ33の間に一次転写平面Aが形成される。中間転写ベルト31としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)などが用いられる。駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32は、パルスモータ(不図示)によって回転駆動される。
各感光体ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写用帯電器35(35a〜35d)が配置されている。一方、二次転写対向ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は、中間転写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。
また、中間転写ベルト31の二次転写領域Teの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニングユニット50が配置される。クリーニングユニット50は、中間転写ベルト31上のトナーを除去するためのクリーニングブレード51と、廃トナーを収納する廃トナーボックス52とを備えている。
また、中間転写ベルト31の駆動ローラ32部にはクリーニングブレード70とクリーニングブレード70を転写ベルト31から着脱するためのパルスモータ(不図示)が備えられている。このクリーニングブレード70も転写ベルト31上のトナーを除去するためのものである。
定着ユニット(定着部)40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ベルト41aと、そのベルトに加圧される加圧ベルト41b(このベルトにも熱源を備える場合もある)とを有する。定着ユニット40には、熱を内部に閉じ込めるための定着断熱カバー46、47が設けられている。定着ユニット40の上流には、上記ベルト対41a、41bのニップ部へ転写材Pを導くためのガイド43が設けられている。また、定着ユニットの出口には、上記ベルト対41a、41bから排出されてきた転写材Pをさらに装置外部に導き出すための内排紙ローラ44、外排紙ローラ45、及び、転写材P積載する排紙トレイ48などを備えている。なお、ベルト対41a、41bは、本実施形態ではベルトであるが、一方がローラあるいは双方がローラにより構成されても構わない。
次に、上記構成の電子写真カラー複写機の動作について説明する。
制御ユニット80は、図2および図3でブロック図として示してあり、詳細な構成は示していないが、上記各ユニット内の機構の動作を制御するためのCPU、レジストレーション補正回路や、モータドライバ部などを有している。
CPUにより画像形成動作開始信号が発せられると、選択された用紙サイズなどにより選択された給紙段から給紙動作を開始する。
例えば上段の給紙段から給紙された場合について説明する。図1にて、先ず、ピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ対23によって転写材Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25a、25bまで搬送される。その時レジストローラ25a、25bは停止されており、転写材Pの先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部10が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ25a、25bは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部10より中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域Teにおいて一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部10では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト31の回転方向において一番上流にある感光体ドラム11d上にトナー画像が形成される。形成されたトナー画像は、高電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて、その次のトナー像が転写される。以下も同様の工程が繰り返され、4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
その後、転写材Pが二次転写領域Teに進入し、中間転写ベルト31に接触すると、転写材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧が印加される。これにより、前述したプロセスにより中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が転写材Pの表面に転写される。その後、転写材Pは搬送ガイド43によって定着ユニット40の定着ローラニップ部まで正確に案内される。そして、ローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が転写材P表面に定着される。その後、内外排紙ローラ44、45により搬送され、転写材Pは機外に排出され、排紙トレイ48に積載される。
さて、中間転写ベルト31、あるいは定着ユニット40の回転体の定着ベルト41a、41bなどの駆動手段の一つとしてDCブラシレスモータMが挙げられる。制御ユニット80とDCブラシレスモータユニット500は、図2に示す信号で接続されており、このモータユニット500は制御ユニット80から制御される。S401は、モータMの回転許可信号であり、この信号によりモータMのON/OFFを行う。S402は、モータMの回転速度制御信号(回転速度信号)であり、この信号によりモータMの回転速度を制御する。本実施形態では、S402はクロック信号であり、高速になるとモータMの回転数も増加し、低速になると回転数は減少する。S403は、モータMがS402により指定している回転数に達し、安定状態に移行した場合に出力される定速回転通知信号(LOCK信号)である。この信号により制御ユニット80は、モータMが安定回転しているか停止もしくは不安定な状態であるかを監視することができる。S404は、モータMの回転数に応じた周波数のパルス信号(FG信号:Frequency Generator)であり、本実施形態では高速になればなるほど高い周波数のパルス信号を出力する。
なお、パルス状の回転速度信号S402は、駆動手段すなわちモータMの回転数に比例して周波数が高くなると共に、このパルス信号は、正または負の論理の信号に変換される。そして、積分回路(図示せず)によって、同様に正または負の論理の信号に変換される。さらに回転速度信号のパルスのインターバルに応じても正または負の論理の信号に変換される。
また、図示はしていないが、回転方向を制御する信号、緊急停止を制御する信号などが必要とされる場合もある。
モータMの制御方法は、以下の通りである。
まず、制御ユニット80からDCブラシレスモータユニット500へ速度制御信号S402を供給し、モータの回転数を指定する。そして、信号S401により、モータMの回転を開始する。モータMが指定された回転数に達すると、モータユニット500から信号S403が出力され、それにより制御ユニット80はモータMが安定回転状態に移行していることを検知する。モータMの回転を開始してから、所定の時間経過しても信号S403が出力されない、あるいは信号S403が解除された場合、制御ユニット80はモータMまたはDCブラシレスモータユニット500が異常状態であると判断する。そして制御ユニット80は、異常状態に応じた処理を行なう。
定着ユニット40内のベルト対41a、41bは、スタンバイ時などの通紙を行なわない状況においても、熱分布を一様に保つために、回転させておくことが望ましい。しかし、ベルトやモータの寿命、電力の低減を考えた場合、スタンバイ時にもプリント時、即ち通紙時と同様の速度で回転させることは得策ではないため、温度分布にムラができない程度に低速回転させた方がよい。その場合、トナー像を定着させる通紙時、即ち高速回転時のように高い回転精度は要求されず、停止せずに回転が行なわれていればよい。通常時の回転速度を2,500rpmくらいとすると期待される低速回転速度は300〜400rpmくらいである。
しかしながら、高速回転で回転精度、対負荷特性を向上させるように設計/調整しているDCブラシレスモータユニット500を低速回転させた場合、モータMの安定回転状態を示すLOCK信号S403が出力されない場合がある。回転制御のゲインが高速回転領域用に設計されているため、負荷変動に対する制御、即ち加速及び減速が大きく行なわれてしまう。その結果、目標回転数に対して回転数の変動幅が大きくれてしまう。LOCK信号S403は、DCブラシレスモータユニット500内で、モータMの回転数が所定範囲の誤差内に収まっているか計測し、収まっている場合に出力される信号である。従って、回転数の変動幅が大きい低速時は、回転数の許容誤差範囲を超えてしまい、LOCK信号S403が出力されない(停止状態を示す)、あるいは不安定となる。これはモータユニット500そのものの特性のため、回避するためには、モータユニット500の新規設計が必要となり、モータ種類の増加、コストアップが発生してしまう。
そこで、このような問題を解決する方法を以下に説明する。
以下は、本実施形態の特徴となる、DCブラシレスモータユニット500から出力されるFG信号を用いることにより、低速回転時であっても、確実に回転/停止状態の検知を行なうことを可能にする手法である。
図3に制御ユニット80内のあるDCブラシレスモータユニット500の制御システムのブロック図を示す。モータ制御部301において、302はモータユニット500とのI/Fであり、本実施形態ではハーネスコネクタを想定している。モータI/F302を経由して、S401〜404の制御信号をやり取りする。FG信号S404は、モータMが回転していると、その回転数に応じた周波数で、モータユニット500から出力される信号である。このFG信号を擬似LOCK信号生成部303に入力し、擬似的なLOCK信号S405を生成する。この擬似LOCK信号生成部303は、FG信号S404を検出すると所定区間のパルスを生成するような回路で構成される。セレクタ部304は、モータユニット500より入力される本来のLOCK信号S403と擬似LOCK信号生成部303で生成された擬似LOCK信号S405の一方を選択してCPU80aに転送するブロックである。CPU80aからのセレクト信号S406に基づいてLOCK信号S403または擬似LOCK信号S405の一方が選択され、信号S407として出力される。
図4に、擬似LOCK信号生成部303の構成する方法の一例を挙げる。
FG信号S404は、通常、DCブラシレスモータユニット500からオープンコレクタで出力されるため、プルアップ抵抗701により、Hi論理を確定させる。次に、インバータ702で論理を反転させて、抵抗703、コンデンサ704のCRにより、波形をなまらせ、シュミットトリガ705により、波形整形して擬似LOCK信号S405として出力する。この回路の動作波形を図5に示す。波形801は、DCブラシレスモータユニット500より入力されるFG信号S404である。インバータ702で反転した信号が波形802である。この波形802をCRによりなまらせている信号が波形803である。コンデンサ704の効果により、シュミットトリガ705がHiレベルを検知する電圧に達する前に、FG信号の入力により、再びLowレベルに落ちている。その結果、シュミットトリガ705の出力信号である波形804は、FG信号が入力されている区間はLowレベルを出力し続けることになり、回転していることを検知することができる擬似LOCK信号を生成できる。擬似LOCK信号すなわち波形804を負論理により、出力している理由は、通常、DCブラシレスモータユニット500より出力されるLOCK信号が負論理だからであるが、擬似LOCK信号を正論理で出力しても構わない。
本実施形態において、DCブラシレスモータMを定着ユニット40の駆動手段として用いることとするが、その制御シーケンスのフローチャートを図6に示す。
ステップ601では、システムの起動を行なう。
ステップ602では、DCブラシレスモータユニット500の回転/停止検知信号としてLOCK信号S403を選択する。起動直後、トナーを転写材に定着させることが可能な温度(印刷可能温度)まで定着ユニット(定着部)40を加熱する際は、DCブラシレスモータMを通常の速度、つまり高速回転させるため、LOCK信号S403が安定して出力されるからである。
ステップ603では、CLK信号(速度制御信号)S402を所定の周波数でDCブラシレスモータユニット500に入力し、その回転許可信号S401をONすることでモータMの回転を開始する。
ステップ604では、定着ユニット40内の定着ベルト41a、41bを印刷動作が可能な温度になるように加熱を開始する。
ステップ605では、定着ユニット40内の定着ベルト41a、41bの温度が目標温度に達したかどうか判断する。達している場合は、ステップ606へ進む。達していない場合は、ステップ605に戻る。本実施形態においては、目標温度は印刷動作可能な温度である。
ステップ606では、FG信号S404を元に擬似LOCK信号生成部303で生成された擬似LOCK信号S405を回転/停止検知信号として使用するように選択する。定着ユニット40内の定着ベルト41a、41bの加熱が終了した後は、DCブラシレスモータMの回転を低速回転へ移行させるため、不安定になる可能性のあるLOCK信号S403ではなく、回転しているか停止しているか確実に検知できる擬似LOCK信号S405を使用する。
ステップ607では、CLK信号S402を所定の低い周波数に変更し、DCブラシレスモータMを低速回転に移行させる。
ステップ608では、印刷動作を行なう場合は、ステップ609に進み、印刷動作を行なわない、即ちスタンバイである場合はステップ608に戻る。
ステップ609では、印刷動作を行なうため、DCブラシレスモータMを高速回転させるので回転/停止検知信号としてLOCK信号S403を選択する。
ステップ610では、CLK信号S402を所定の高い周波数に変更し、DCブラシレスモータMを高速回転に移行させる。
ステップ611では、印刷動作を行なう。
ステップ612では、印刷動作を続行するかどうか判断し、印刷動作を終了する場合は、ステップ613に進む。印刷動作を続行する場合は、ステップ611に戻り、印刷動作を行なう。
ステップ613では、印刷動作を終了し、再びスタンバイ状態になるため、ステップ606に戻る。
また、本実施形態では、回転/停止検知信号としてLOCK信号S403もしくは擬似LOCK信号S405をセレクタ部304にていずれかを選択しているが、検知する信号として、常時、擬似LOCK信号S405を用いても構わない。
以上、説明したように、高速回転域にて使用するように設計されたDCブラシレモータMを低速回転域で使用する場合にも、DCブラシレスモータMが回転していると出力されるFG信号を用いることで、安定した回転/停止検知を行なうことができるようなる。
さらに、以上の実施形態では、中間転写ベルトを用いた場合を示しているが、この中間転写ベルトを省き、感光ドラムより直接転写材に転写する画像形成にも同様に実施できることは勿論である。
本発明の一実施形態における画像形成装置の電子写真カラー複写機の概略構成断面図 制御ユニットとDCブラシレスモータユニットを接続する信号を表す図 制御ユニット内のDCブラシレスモータを制御する制御システムのブロック図 本発明の一実施形態における擬似LOCK信号生成部の回路図 本発明の一実施形態における擬似LOCK信号生成部で生成される擬似LOCK信号の波形を説明する図 本発明の制御シーケンスを説明するフローチャート 従来例の制御ユニットとDCブラシレスモータユニットを接続する信号を表す図
符号の説明
1R 画像読取部
1P 画像出力部
10 画像形成部
11 感光ドラム
30 中間転写ユニット
31 中間転写ベルト
40 定着ユニット(定着部に相当)
41a 定着ベルト(回転体に相当)
41b 加圧ベルト(回転体に相当)
80 制御ユニット(制御手段に相当)
500 DCブラシレスモータユニット、モータユニット(駆動手段に相当)
S401 回転許可信号(ON信号)
S402 回転速度信号、回転速度制御信号(クロック信号)
S403 定速検知信号、定速回転通知信号(LOOK信号)
S404 FG信号
S405 擬似LOCK信号
S406 セレクト信号
S407 セレクト信号
301 モータ制御部
302 モータユニットインターフェイス(I/F)
304 セレクタ部
701 抵抗
702 インバータ
703 抵抗
704 コンデンサ
705 シュミットトリガ
801、802、803、804 波形
P 転写材
M モータ、DCブラシレスモータ(駆動手段に相当)

Claims (3)

  1. 転体を回転駆動させる駆動手段と、
    前記回転体の回転速度が所定の速度範囲で回転しているか否かを示す第1の信号を出力する第1の出力手段と、
    前記駆動手段が回転しているか否かを示す第2の信号を出力する第2の出力手段と、
    前記第1の信号と前記第2の信号とのいずれかを選択する選択手段と、
    印刷動作中は、前記選択手段に前記第1の信号を選択させておくと共に、前記回転体を前記所定の速度範囲内で回転させるように前記駆動手段を制御し、印刷が終了した後の前記印刷動作を行わない状態では、前記選択手段に前記第2の信号を選択させておくと共に、前記回転体を前記所定の速度範囲の下限値よりも遅い速度で回転させるように前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記印刷動作中に、前記第1の出力手段から前記第1の信号が出力されなければ、前記回転体が前記所定の速度範囲で回転していないことを検知し、印刷が終了した後の前記印刷動作を行わない状態で、前記第2の出力手段から前記第2の信号が出力されなければ、前記回転体が停止していることを検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記印刷動作中に、前記第1の出力手段から前記第1の信号が出力されれば、前記回転体が前記所定の速度範囲で安定して回転していることを検知し、印刷が終了した後の前記印刷動作を行わない状態で、前記第2の出力手段から前記第2の信号が出力されれば、前記回転体が回転していることを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は更に、前記駆動手段の異常を検知する異常検知手段を有し、
    前記異常検知手段は、前記制御手段により前記回転体が前記所定の速度範囲で回転するように前記駆動手段に前記回転体の駆動を開始させてから所定時間が経過しても、前記第1の出力手段から前記第1の信号が出力されなければ、前記回転体または前記駆動手段の異常を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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