JP4766965B2 - 厨房台 - Google Patents

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Description

本発明は、天板下に広いオープンスペースが形成される厨房台に関する。
一般的な厨房台は、シンクや加熱機器が配置される天板の下の空間には、引出し等の収納部や他のキッチン設備等が設けられる。
特許第3641449号公報
ところが、従来の厨房台の場合は、天板に水道やシンク、加熱装置等が配置されると、天板下の空間には必然的に水道管や排水管、ガス管等の配管類が配設されるため、これらの空間に収納部やキッチン設備を設置する空間が限られていた。また、近年の厨房台には、天板下にオープンスペースを形成し、そのスペースにワゴンや他のキッチン設備を任意に配置するものもあるが、足元の空間に上記の配管類が配設されるとその配置スペースが制限されてしまう。また、天板下のオープンスペースに何も配置しない状態とすると、配管類が露出するため意匠性が損なわれる。
本発明は、天板下に広いオープンスペースが形成される厨房台を提供するものである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の厨房台は、
シンク又は加熱装置を備えて100mm以下の厚みで形成される天板と、天板周縁部に設けられて天板を支持する複数の脚部と、を備えるとともに、
天板及び脚部には、内部に空間が形成され、かつそれら内部空間同士が連通して形成されるとともに、その連通する内部空間には配管が配設されており、
さらに、天板内部にはシンクが設けられ、そのシンクは、底面が傾斜面をなして形成され、その傾斜面の下った先にあるシンクの内壁に排水口が設けられており、
配管は、排水口と接続されて天板の内部空間内を脚部に向けて延びる第一配管部と、脚部の内部空間に配設される第二配管部と、第一配管部と第二配管部とをつなげる第三配管部と、を備えて形成される排水管であり、
第一配管部は、排水口に接続されてシンクの底面の傾斜方向側に延びるように配置され、
第一配管部の上面は、シンク内の低くなった底面よりも高い位置に形成されるとともに、第一配管部の内部の底面は、脚部に向かって下るように傾斜していることを特徴する。
厨房台は、天板を薄く形成するほど天板下のオープンスペースを広く形成することができる。上記構成によれば、天板が100mm以下、より好ましくは60mm以下の厚みで形成されるから、天板下には広い空間を確保することができる。また、天板上に設けられるキッチン機能部と接続される配管、例えば、水道管やガス管、排水管等が天板下に配設されないため、天板下の空間にワゴンや収納部、食洗器等のキッチン設備の配置を妨げることがなく、天板下のスペースを広く有効に利用することができる。
本発明の厨房台では、天板にはシンクが設けられ、そのシンクは、底面が傾斜面をなして形成され、その傾斜面の下った先にあるシンクの内壁に排水口が設けられており、
配管は、排水口と接続されて天板の内部空間内を脚部に向けて延びる第一配管部と、脚部の内部空間に配設される第二配管部と、第一配管部と第二配管部とをつなげる第三配管部と、を備えて形成される排水管とすることができる。
従来の厨房台の排水管は、シンクの排水口から真下に延びるようにして形成される。本発明の厨房台排水管は、下方向ではなく、シンクの排水口から脚部に向けて形成される、すなわちシンクの排水口から略水平方向側に延びて形成されるため、天板を薄く形成することができる。これにより、天板下のオープンスペースを、従来よりも高さ方向に広げることが可能となった。また、配管は天板の内部空間を通る形で配設され、さらにそこから脚部の内部空間を通る形で配設されるため、天板下の足元空間に排水管が露出して、意匠性を損なうことがない。
また、第一配管部は、排水口と接続されてシンクの底面の傾斜方向側に延びるシンク側第一配管部と、そのシンク側第一配管部と接続されて第三配管部と接続される脚部側第一配管部とを備えることができる。
上記構造では、排水口につながるシンク側第一配管部がシンクの傾斜方向側に延びて形成されることで、シンク底面の傾斜面を流れてくる水が、流れる方向を変えることなくシンク側第一配管部奥に流れ込むから、排水管内の水が流れ易い。また、シンクは、点板上において必ずしも一定の配置位置に形成されることはなく、シンクの間口や奥行きについても様々なバリエーションが想定される。本発明によれば、排水管は、天板の内部空間に配設された脚部側第一配管部によって排水の流れを脚部側に向け、第三配管によって脚部内に配設された第二配管部に排水を導き、第二配管部よって床面まで導く構成となっているため、排水口から延びるシンク側第一配管部、脚部に配設される第二配管部、及び第二配管部上部に取り付けられる第三配管部の形状を固定して設けておき、脚部側第一配管部の形状のみを、第一配管部と第三配管部の形状・位置に応じて形成することで、どのようなバリエーションのシンクであっても容易に脚部内に排水管を通す構造を形成することができる。
本発明の厨房台は、天板には、加熱装置が設けられ、天板には、加熱装置が設けられ、天板及び脚部の内部空間には、加熱装置に電力を供給する電源コードを通っていてもよく、また、加熱装置をガス調理器等とした場合には、記天板及び脚部の内部空間には、加熱装置にガス等の燃料を供給する燃料管が通っているように構成することもできる。これにより、天板上にガスコンロやIH加熱調理器等の加熱装置が設置された場合であっても、天板及び脚部の内部空間に電源コードやガス管を通すことで、天板下にコードや配管類のない広いオープンスペースを形成することができる。
本発明の厨房台は、天板には、シンクに水を導くための給水部又は給湯部のうちの少なくとも一方が設けられ、天板及び脚部の内部空間には、給水部又は給湯部に水を導く配水管を配設することができる。これにより、天板上に水道等を設ける場合には、その水道に水を導くための水道管(配水管)を天板及び脚部の内部空間を通して配設することができるから、天板下にコードや配管類のない広いオープンスペースを形成することができる。
本発明の厨房台は、第二配管部の中間部には、排水トラップを設けることができる。第一配管部や第三配管部には排水トラップを設け難いが、垂直方向に内部空間に配設される第二配管部には、排水トラップ、例えば排水管をS字に曲げてなるSトラップを設けることができ、排水管からのにおいの逆流を防ぐことができる。
排水口は、シンクの内壁とシンクの底面を形成する底板とにまたがる断面L字型の開口部として形成することができる。この場合、排水口につながる排水管の底面は、シンク底板の開口部から零れる水を受けられるように、シンクの底面より下側に形成される。これにより、排水管には、シンク底面に対して段差が形成され、排水管に流れ込んだ水が一気に流れなかった場合には、排水管のシンク底面よりも下の領域において、流れなかった水を一時的に留めておくことができ、シンク側への逆流を防ぐことができる。
本発明の厨房台は、排水口には、開口部を被う断面L字型の排水口塞ぎ部材が配置され、その塞ぎ部材には、水が通過可能な水抜け孔が複数設けられている。水抜け穴が設けられたふさぎ部材によって排水口が被われることで、排水管に水分のみが導かれ、ごみ等の固体物が流れないため、排水管内を清潔に保つことができる。
本発明の厨房台では、内部空間は、天板から脚部に向けて滑らかに連続する形で形成されており、配管は、その内部空間において滑らかに連続する形で形成され、内部空間を形成する壁面と接触することなく配設することができる。これにより、配管取り付け時に、配管に傷がつきにくくなるとともに、天板及び脚部の内壁と配管との接触部に腐食等の汚れが生じることがなくなる。
本発明の厨房台の天板は、天板側面をなす天板側面板を天板上面板と天板下面板とで上下から挟んだ形状で表れ、かつ天板上面板と天板下面板とが天板側面板よりも外側に突出した形状をなしており、脚部は、天板上面板から滑らかに連続する形状で下方に向けて延びる脚部外側板と、天板下面板から滑らかに連続する形状で下方に向けて延びる脚部内側板と、脚部外側板と脚部内側板と挟まれる形で、天板側面板から滑らかに連続する形状で下方に向けて延びる脚部側面板とからなる形状をなし、かつ脚部外側板と脚部内側板とが脚部側面板よりも外側に突出した形状をなすとともに、脚部の内部には、断面台形状の内部空間を形成することができる。上記構成によれば、天板上面と脚部外側面とは、滑らかに連続する連続面をなして表れ、さらに天板下面と脚部内側面とは、同じく滑らかに連続する連続面をなすため、全体的としては滑らかで丸みのある印象を備える。ただし、天板は、上下から薄板で挟まれた構造をなし、さらに脚部も、内外から薄板によって挟まれた構造をなしており、それらの薄板が外向きに突出して表れるため、側面には凹形状の溝が形成されている。凹形状を形成する突出した薄板部分は、その薄板の薄さによって、天板の厚みが薄いという印象与える要因となり、逆に天板下の足元空間は極めて広い印象を与え、厨房台全体にテーブルのような意匠性を与えることができる。また、この突出部分は、全体の印象とは好対照な鋭い印象を有しているため、この突出部分は全体の中で強調されて、厨房台全体の薄い印象を一層強調し、ひいては天板下の開放空間の広さを一層際立たせる。
以下、本発明の厨房台の一実施例について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の厨房台の斜視図であり、図1の(a)は、シンクに蓋がされた状態の斜視図、図1の(b)は、シンクの蓋が開いた状態の斜視図である。図1の厨房台1は、上面がフラットな天板11と、4本の脚部12とによって形成される。
天板11は、平面視において長方形形状をなし、その角部に45度の面取りがなされた形状をなして表れる。天板上面には、フラットな蓋30が配される浅型のシンク20と、上面がフラットな加熱装置40であるIH加熱調理器とを備えるとともに、シンク20と加熱装置40との間には作業スペース60が形成されている。なお、加熱装置40は、IH加熱調理器に限られず、調理用ガス機器等の調理用加熱機器であればよく、場合によっては、配置されなくてもよい。脚部12は、平面視略長方形形状をなす天板11の四隅に設けられており、天板11の下には、前後左右に開放された足元空間90が形成され、椅子やキッチンワゴン、食洗器などのキッチン機能部などを収容可能となっている。この厨房台1は、間口2400mm、奥行き900mm、高さ900mm、天板厚60mmにて形成されている。シンクに水道水を導くための水道部50は、厨房台1の天板上面がフラットをなすように、厨房台1とは別に独立して設けられており、床面から延びる水道管本体53と、その水道管本体53からシンク20の上方に向けて延びる水道管支部51と、水道管支部51先端の流出口51aから流出する水の量を調節するひねり部52とで構成される。厨房台1とは別に独立して設けられることで、厨房台1の天板上面の平坦性が確保されている。なお、水道部については、少なくとも天板下の足元空間に水道管が露出する形態のものでなければよい。なお、天板は、少なくとも100mm以下の厚さで形成されていれば、テーブルとして十分に利用可能であるとともに、外観としてもテーブルとして見ることができる。
図2は、本発明の厨房台の平面図及び底面図であり、図2の(a)は、シンクに蓋がされた状態の平面図、図2の(b)は、シンクの蓋を取り外した状態の平面図であり、図2の(c)は、底面図である。天板11は、図2の(a)に示すように、平面視において四隅が45度の面取りがなされたような形状をなし、図2の(a)の下側を正面側、上側を背面側とすると、シンク20(図では蓋30で蓋われている)と加熱装置40とが正面側に偏って設けられ、天板11の背面側に、カウンターテーブルとしても利用可能なテーブル面が形成されている。シンク20には、図2の(b)に示すように、加熱装置40とは逆側の端部に排水口23が設けられており、排水口23からは、天板11の内部から脚部12の内部へとつながる排水管24が設けられる。天板11の下面には、図2の(c)に示すように、シンク点検用の開口部(図示なし)を覆う点検板29と、加熱装置点検用の開口部(図示なし)を覆う点検板49とが、ねじ等の締結部材29a,49aとによって固定されている。また、脚部121,122,123,124の裏面側には、アジャスタ125が設けられており、厨房台1が設置される床面とはこのアジャスタ125が接触して配置される。シンク20に近い正面側の脚部121には、上記のシンク20の排水口23から延びる排水管24の排水管端部の開口24aが表れる。この開口24aは、床下から延びる排水管24に連結される。加熱装置側で裏面側に設けられた脚部124からは、脚部124の内側から電源コード41が延びている。電源コード41の先端には家庭用交流電源と接続するためのコンセント部41aを備える。
図3は、本発明の厨房台の正面図及び右側面図であり、図3の(a)は正面図、図3の(b)は右側面図である。これらに表れる天板11の外側側面部には、断面凹形状の溝部13が形成されている。溝部13は、図4に示すように、天板11の側面端部と、脚部12の側面端部とに形成されて、正面、背面、左右側面にそれぞれ表れる。天板11に表れる溝部13は、図4の(a)の天板端部の端面図に示すように、天板上面板110aが折り返されて形成された天板突出部11aと、天板下面板110cが折り返されて形成された天板突出部11cと、天板フレーム110bの側面側をなす天板側面部11bとで構成される。脚部12に表れる溝部13は、脚部外側板120aの端部が折り返されて形成された脚部突出部12aと、脚部内側板120cの端部が折り返されて形成された脚部突出部12cと、断面台形形状をなす筒状の脚部フレーム120bの側面側をなす脚部側面部12bとで構成される。突出部11a,11c,13a,13cは、板材が折り返されて形成された形状(つぶし)をなすことで、先端が丸みを帯びて形成され、人が接触しても傷ができないよう配慮されている。これらの溝部13は、脚部12から天板11にかけて滑らかに連続する形で形成されており、具体的に言えば、図4の(b)に示す断面台形状の端部の凹形状が、脚部12の上方において、図4の(a)に示すに表れる水平な突出部11aを備える凹形状へと滑らかに連続的に変形していく形状をなしている。この脚部12は、脚部外側板120a及び内側板120cの端部が折り返されて形成された脚部突出部12a,12cの折り返し部分が、断面台形形状をなす筒状の脚部フレーム120bにおける台形断面の上底をなす面及び下底をなす面と接触し、両者の間の隙間12dに接着剤を塗ることで、双方が固定されている。また、脚部フレーム120bの筒状内部には、上記の排水管24や電源コード41等を通すことができる内部空間120dが形成されている。
天板11に設けられるシンク20は、図1の(b)及び図2の(b)に表れているように、シンク20内部の内壁面の正面側と背面側との双方に設けられるスライド案内部21と、シンク底面22と、加熱装置40とは逆側の内壁面の脚部121に近い側に設けられた排水口23とを備え、シンク20の最大深さが50mmとなるように形成されている。シンク20の断面形状は図5及び図6に表れている。なお、図5には、図2の(a)(厨房台1の平面図)のA−A断面、B−B断面、及びC−C断面におけるンク近傍部分が示され、図6には、D−D断面、E−E断面、F−F断面、及びG−G断面におけるシンク近傍部分が示されている。
図5及び図6に示すように、天板上面板110aには、シンク用開口部が形成されており、その開口部周辺の下面と、シンク上部のフランジ部20bとが面接触する形で溶接固定されている。天板上面板110aのシンク用開口部の周縁には、シンク内側に向けて水平に突出するつば部20aが形成されており、このつば部20aは、シンク20に注がれる水の水はねを防ぐ役割を果たすとともに、スライド案内部21を隠す意匠的役割も果たしている。なお、つば部20aは、天板上面板110aの開口部周縁を折り返して形成され(つぶし)、安全面の配慮がなされている。また、シンク20の下側にある天板下面板110bには、シンク点検用の開口部が形成され、その開口部を塞ぐ点検板29が配置されている。点検板29は、天板下面板110bの天板内側をなす面に溶接固定された、シンク点検用の開口部の周辺を被う板材111に対して、ねじ等の締結部材29aにより固定されている。
スライド案内部21は、図5に示すように、その上面が後述する蓋30に設けられる車輪32aが転がる面となり、シンク20が蓋30で蓋われたが状態において車輪32aが留まる位置となる最下面と21bと、蓋30を加熱装置側に移動させて作業スペース60に配置させるための通過面となる傾斜面21cと、蓋30がシンク20を蓋った状態では蓋脚部32bが載り、蓋30が作業スペース60に載った状態では車輪32aが載る面である平坦面21dとが、滑らかに連続する形で形成されている。また、このスライド案内部30の加熱装置40とは逆側の端部には、車輪32aのストッパー部となる立面21aが形成されている。
シンク底面22は、排水口23に向けて下るように傾斜する傾斜底面部22aと、上記スライド案内部21の水平面21dと同一平面をなす水平底面部22bとを有して形成される。この水平底面部22bは、蓋30によってシンク20を蓋ったときに、蓋30の蓋脚部32bが載る面であり、蓋脚部32bが水平底面部22bに載り、かつ後述する蓋30の車輪32aがスライド案内部22の最下面21b上に位置することで、蓋30は、上面を天板11と同一平面とする形でシンク20に蓋をする。
排水口23は、図5のB−B断面図及び図7に示すように、排水口塞ぎ部230が配置される。排水口塞ぎ部230は、断面略L字型の形状をなし、水を通すための複数の排水孔230aを備えている。排水口23は、この断面略L字型の排水口塞ぎ部230を配置できるように、シンク20の加熱装置40とは逆側の内壁面とその内壁面と連続するシンク底面22とが窪んだ形状をなしている。この排水口23は、天板11及び脚部121の内部空間112、120dを通る排水管24につながっており、排水管24は、断面略楕円形状をなす筒状構造をなすものであり、排水口23と接続されて天板11の内部空間112内を脚部121に向けて延びる第一配管部241と、脚部121の内部空間120dに配設される第二配管部243と、第一配管部241と第二配管部243とをつなげる第三配管部242と、を備えて構成される。第一配管部241は、シンク20の底面22aの傾斜方向側に延びるシンク側第一配管部241aと、そのシンク側第一配管部241aと接続されて第三配管部242と接続される脚部側第一配管部241bとからなり、それらの底面は、脚部121に向かって下るようにわずかに傾斜している。
シンク20に配置される蓋30は、水切り板として使用可能なものであり、図8及び図10に示すように、複数の水切り孔31aを備える水切りカバー31と、水切り孔31aから零れる水を受け止める水受け台32とからなる二重構造をなすとともに、互いを反対方向にスライドさせることで着脱可能となっている。この蓋30は、水切りカバー31と水受け台32とを組み付けることで内部に空間33が形成され、この内部空間33は、水切り孔31a及び排出口34につながっている。排出口34は、水切りカバー31と水受け台32が組み付けられた状態としたときに生じる隙間であり、蓋30がシンク20に配置された状態において、加熱装置40とは逆側の端部の、シンク20内の排水口23側の上方に位置して、内部空間33の水分をシンク20に導くことができる。図10に示すように、蓋30が作業スペース60上にある場合であっても、排出口34が形成された蓋30の端部は、シンク20内の加熱装置40側の上方に位置するため水分をシンク20へと導くことができる。また、水受け台32の底面中間部には、水返しとして機能する立面32fが形成されて、上記傾斜面32cに零れた水が水平面32dに行かないように構成されている。
図9は、シンク20のスライド案内部21上での蓋30の移動を説明する図である。シンク20を蓋30で蓋う場合には、図9の(a)に示すように、車輪32aがスライド案内部21の最下面21bに接触する位置に配置されるようにして、シンク20の開口部に嵌め込む。これにより、天板11と蓋30とが同一平面を形成する。この状態から蓋30を加熱装置40側に移動するためには、まず、図9の(b)のように、蓋30の同図左側端部を下方に押し下げる、あるいは蓋30の同図右側上面に設けられた手掛け孔31bに指を引っ掛けて持ち上げることで、蓋30の同図右側端部を持ち上げる。次いで、図9の(c)に示すように、蓋30を加熱装置40側(図の右側)にスライド移動させる。このとき、車輪32aは、スライド案内部21の傾斜面21c上を転がって、平坦面21dに到達する。車輪32aが平坦面21d上に到達したら、図9の(d)に示すように、作業スペース60上に蓋脚部32bが配置することで、蓋30を作業スペース60上に載置する。なお、車輪32aの位置がスライド案内部21の平坦面21d上のいずれかに存在していれば、蓋30を作業スペース60上に安定して配置することができため、蓋30を作業スペース60上に載置する場合であっても、その位置を調整することができる。また、蓋30が作業スペース上に載置された状態としたときに、本発明の厨房台1が備える専用のまな板80を蓋30上に配置して使用することが可能である。
天板11に設けられる加熱装置40は、図1及び図2に表れているように、シンク20と横方向に並んで配置される。図14には、図2の(a)(厨房台1の平面図)のA−A断面及びH−H断面における加熱装置近傍部分が示されている。図14に示すように、天板上面板110aには、加熱装置用開口部が形成されており、その開口部に上面が平面をなす加熱装置を嵌め込む。本実施例においては、加熱装置40は上面にフランジ部40aが形成されており、天板11の加熱装置用開口部には、そのフランジ部40aが嵌め込まれる形状で形成されている。また、加熱装置40の背面側からは、電源コード41が延びており、天板11及び脚部124の内部空間112,120dを通って、脚部下端側から外に表れる。
図11は、脚部122の断面構造を示す図であり、図11の(a)は、図1の(b)のI−I部分を水平に切断したときの断面拡大図であり、図11の(b)は、図11(a)のi−i断面図である。なお、脚部123も脚部122と同様の構造を有する。脚部122には、脚部フレーム120b内部に断面台形状の空間120dが形成され、下端側にはアジャスタ125が設けられている。具体的に言えば、脚部122の下端側には塞ぎ板127が組み付けられており、その塞ぎ板127には、中央よりやや脚部外側板120aよりの位置にアジャスタ125を組み付けるためのねじ孔部126aを備えるアジャスタ取付部126が固定されている。アジャスタ125は、上部にねじ部125aが設けられており、このねじ部125aをねじ孔部126aにねじ込むことで脚部122に取り付けられている。
図12は、脚部121の断面構造を示す図であり、図12の(a)は、図2の(a)のJ−J部分拡大図であり、図12の(b)は、図12(a)のj−j断面図である。脚部121も、脚部122及び脚部123と同様の構造をなしており、塞ぎ板127、アジャスタ取付部126、及びアジャスタを備える。ただし、脚部121には、内部の空間120dにシンク20の排水口23からつながる排水管24(この脚部121を通っている排水管は、上記の第三配管部243である)が配設されている。排水管24は、天板内部及び脚部内部に形成される上で、天板上面板110a、天板下側板110c、天板フレーム部110b、脚部外側板120a、脚部内側板120c、及び脚部フレーム部120bのいずれに接触することなく、排水管24の下端が脚部下端の塞ぎ板127を貫通する形で配設される。排水管24が脚部12や天板11を構成する板材と接触しないことで、板材同士の接触によって腐食が生じない構造となっている。また、排水管24の脚部の中間部には、S字型に折り返された排水トラップ240が設けられる。排水トラップ240は、その排水トラップ240の端部及び排水管24の端部の双方に設けられたねじ部に、ナット等の雌ねじ孔を有する締結部材240aを取り付ける形で、組みつけられる。また、脚部121の脚部内側板120cには、排水トラップ240が設けられる脚部中間位置に、排水とラップを点検するための開口部が設けられる。この開口部には、トラップ点検板1200によって蓋がされる。トラップ点検板1200は、脚部内側板120cの開口部周辺の内側に溶接固定された板部材129に対し、ねじ等の締結部材1200aを用いて固定される。
図13は、脚部124の断面構造を示す図であり、図13の(a)は、図2の(a)のK−K部分拡大図であり、図13の(b)は、図13(a)のk−k断面図である。脚部124も、脚部122及び脚部123と同様の構造をなし、塞ぎ板127、アジャスタ取付部126、及びアジャスタを備える。ただし、脚部124は、内部空間120dに加熱装置40からつながる電源コード41が通っている。電源コード41は、脚部内側板120cの下端部に設けられた貫通孔128を通る形で外部に出る。貫通孔128aの周辺部は、コードを保護する保護部材128aが設けられる。
なお、本発明の加熱装置40は、図15に示すような調理用ガス機器とすることができ、この場合、図15及び図16に示すように、天板11及び脚部124の内部空間112,120dに、ガス管(燃料管)401を配設することができる。このガス管401は、天板内部から脚部内部にかけて滑らかに連続するように形成されるとともに、天板及び脚部の内部空間を形成する壁面(天板上面板110a、天板下側板110c、天板フレーム部110b、脚部外側板120a、脚部内側板120c、及び脚部フレーム部120b)に接触することなく、燃料管401の下端が脚部下端の塞ぎ板127を貫通する形で配設されている。また、脚部124の脚部内側板120cの中間部には、ガス管点検用の開口部が設けられ、その開口部を覆う点検板1200がねじ等の締結部材1200aによって固定されている。ガス管401の中間部にはガス栓410が設けられており、点検板1200を外すことで、ガス栓410の開閉操作が可能となっている。また、ガス調理器が、点火やその他機器機能の使用のために電源を必要とするタイプのものであれば、ガス管401の通る脚部124の内部空間120dに電源コードを通してもよい。なお、図16の(a)は、厨房台1の加熱装置40をガス加熱器400とした場合における、図2の(c)のK−K部分の拡大図及び図16の(b)は、図16の(a)のk0−k0断面図である。
また、本発明の水道部は、図15の(a)に示すように、天板11上に形成されてもよい。例えば、図17に示すように、天板11上に給水部(左)及び給湯部(右)500を設けることができる。この場合、これらに水を導く配水管501は、配水管501の下端から、天板11の内部空間112へ、さらに脚部122の内部空間120dへとつながる配水管501が設けられる。このとき、配水管501は、天板内部から脚部内部にかけて滑らかに連続するように形成されるとともに、天板及び脚部の内部空間を形成する壁面(天板上面板110a、天板下側板110c、天板フレーム部110b、脚部外側板120a、脚部内側板120c、及び脚部フレーム部120b)に接触することなく、燃料管501の下端が脚部下端の塞ぎ板127を貫通する形で配設されている。また、脚部124の脚部内側板120cの中間部には、配水管点検用の開口部が設けられ、その開口部を覆う点検板1200がねじ等の締結部材1200aによって固定されている。配水管501の中間部には止水栓510が設けられており、点検板1200を外すことで、止水栓のタイプに応じた所定器具(例えばマイナスドライバー)による止水栓510の開閉操作が可能となっている。なお、図16の(a)は、厨房台1の水道部を天板上に設けられる水道部500に変更した場合における、図2の(c)のL−L部分拡大図及び図16の(b)は、図16の(a)のl−l断面図である。
以上、本発明の実施例を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明の厨房台の一実施例を示す斜視図。 本発明の厨房台の平面図及び背面図。 本発明の厨房台の正面図及び右側面図斜視図。 天板端部及び脚部の端面拡大図。 シンクの断面構造を示す第一の図。 シンクの断面構造を示す第二の図 排水口塞ぎ部の形状及び配置を説明する図 本発明の厨房台の蓋の構造を説明する図。 蓋のスライド移動を説明する図。 蓋の水排出構造を説明する図。 本発明の厨房台の脚部の断面構造を説明する図。 本発明の厨房台の脚部のうち、排水管が配設された脚部の断面構造を説明する図。 本発明の厨房台の脚部のうち、電源コードが通る脚部の断面構造を説明する図。 本発明の加熱装置の断面構造を示す第一の図。 本発明の厨房台の第二実施例、第三実施例を示す斜視図。 燃料管が配設された脚部の断面構造を説明する図。 水道管が配設された脚部の断面構造を説明する図。
符号の説明
1 厨房台
11 天板
12 脚部
20 シンク
21 スライド案内部
22 シンク底面
23 排水口
230 排水口塞ぎ部材
24 排水管
241 第一配管部
242 第三配管部
243 第二配管部
30 蓋
40,400 加熱装置
41 電源コード
401 燃料管
50,500 水道部
501 水道管
60 作業スペース
90 足元空間

Claims (9)

  1. シンク又は加熱装置を備えて100mm以下の厚みで形成される天板と、天板周縁部に設けられて前記天板を支持する複数の脚部と、を備えるとともに、
    前記天板及び前記脚部には、内部に空間が形成され、かつそれら内部空間同士が連通して形成されるとともに、その連通する内部空間には配管が配設されており、
    さらに、前記天板内部にはシンクが設けられ、そのシンクは、底面が傾斜面をなして形成され、その傾斜面の下った先にある前記シンクの内壁に排水口が設けられており、
    前記配管は、前記排水口と接続されて前記天板の内部空間内を前記脚部に向けて延びる第一配管部と、前記脚部の内部空間に配設される第二配管部と、前記第一配管部と前記第二配管部とをつなげる第三配管部と、を備えて形成される排水管であり、
    前記第一配管部は、前記排水口に接続されて前記シンクの底面の傾斜方向側に延びるように配置され、
    前記第一配管部の上面は、前記シンク内の低くなった底面よりも高い位置に形成されるとともに、前記第一配管部の内部の底面は、前記脚部に向かって下るように傾斜していることを特徴とする厨房台。
  2. 前記第一配管部は、前記排水口と接続されて前記シンクの底面の傾斜方向側に延びるシンク側第一配管部と、そのシンク側第一配管部と接続されて前記第三配管部と接続される脚部側第一配管部とを備える請求項記載の厨房台。
  3. 前記天板には、加熱装置が設けられ、前記天板及び前記脚部の内部空間には、前記加熱装置に電力を供給する電源コードが通っている請求項1又は2に記載の厨房台。
  4. 前記天板には、加熱装置が設けられ、前記天板及び前記脚部の内部空間には、前記加熱装置に燃料を供給する燃料管が通っている請求項1ないしのいずれか1項に記載の厨房台。
  5. 前記天板には、前記シンクに水を導くための給水部又は給湯部のうちの少なくとも一方が設けられ、前記天板及び前記脚部の内部空間には、前記給水部又は前記給湯部に水を導く配水管が配設されている請求項1ないしのいずれか1項に記載の厨房台。
  6. 前記第二配管部の中間部には、排水トラップが設けられる請求項1ないしのいずれか1項に記載の厨房台。
  7. 前記排水口は、前記シンクの内壁と前記シンクの底面を形成する底板とにまたがる断面L字型の開口部として形成される請求項1ないしのいずれか1項に記載の厨房台。
  8. 前記排水口には、前記開口部を被う断面L字型の排水口塞ぎ部材が配置され、その塞ぎ部材には、水が通過可能な水抜け孔が複数設けられている請求項記載の厨房台。
  9. 前記内部空間は、前記天板から前記脚部に向けて滑らかに連続する形で形成されており、前記配管は、その内部空間において滑らかに連続する形で形成され、前記内部空間を形成する壁面と接触することなく配設される請求項1ないしのいずれか1項に記載の厨房台。
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