JP4766183B2 - 画像形成装置、その制御方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、MFP等の画像形成装置画像形成装置の制御方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体に関する。
従来より、画像形成を行う画像形成装置、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリのほか、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼称される多機能機等が会社等のオフィス内で使用されている。
画像形成装置においては、各機器の不要な待機電力を抑制するために、いくつかの省電力モードを備えている。省電力モードとして、通常の待機モード、定着器を通常の待機モード時よりも低温で温度制御するローパワーモード、定着器を含む駆動系への電力供給を遮断するスリープモード等が知られている。
近年の画像形成装置では、各構成部への電力供給が個別に制御可能な構成となっており、スリープモードでの消費電力を極限まで抑制し、端末装置からプリント出力を指示するネットワークプリンティングやファックス受信等のジョブが生じたときに通常の待機モードヘの移行が可能な程度の最低限の電力供給しか行われていない場合が多い。
また、スリープモード中に、ネットワークプリンティングを行う際には、プリント出力動作に必要のないスキャナ等への電力供給を行わずに、プリント出力動作を行うために必要な機器のみに電力供給を行ってプリント出力を行っている。そして、プリント出力後は、直ちにプリント出力前のスリープモードに移行させることによって、省電力性能の向上が実現されている。
ところで、近年では、画像形成装置において、認証が成功した場合にのみプリント出力を許可する認証プリントジョブが可能となっている。認証装置としては、ICカード認証装置や指静脈認証装置等の生体認証装置が導入されている(特許文献1)。
このような認証装置が備えられた画像形成装置では、通常の待機モードや各種省電力モードにおいて、ユーザは、画像形成装置への認証ログイン操作を行うことによって、ファックス、スキャニング、コピー、またはプリント出力等の各種操作が可能となる。したがって、認証装置が備えられた画像形成装置は、社内における個人や部門の各ジョブを管理するものとして有効に活用されている。
特開平11−249848号公報
上記従来の画像形成装置では、スリープモード等の省電力モード状態で端末装置から認証プリントジョブの指示が行われた場合に、当該認証プリントジョブは画像形成装置のハードディスクのボックスに一旦保存される。そして、認証プリントジョブを指示したユーザが画像形成装置のある場所まで行き、認証操作を行って認証が成功した場合に、プリント出力が可能となる。
しかしながら、従来の画像形成装置においては、スリープモード等の省電力モードが動作中の状態では、ユーザによる認証操作を通常の待機モードへの移行指示として判断されてしまう。すなわち、ユーザによる認証操作をトリガーにして、スリープモードから通常の待機モードに移行されてしまう。換言すれば、ユーザによる認証操作が、ファックス、スキャニング、コピーまたはプリント等を行うためのログイン操作として判断されて待機状態となってしまう。このように、通常の待機モードに移行されてしまう結果、画像形成装置においては、定着器のウォームアッブ動作や、作像プロセス系、読取系の初期動作が開始される。そのため、不要な電力消費が発生していた。
また、プリント出力の終了後においても、予め設定された、スリープモードに移行する時間が経過するまで通常の待機モードが維持されるため、不要な電力消費が発生していた。
本発明は、このような問題点に鑑み、不要な電力消費を従来よりも低減することができるようにすることを目的とする。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、外部から入力されたプリントジョブに係る画像データに基づいて印刷を行うことが可能な画像形成装置であって、前記画像形成装置の内部における電力の供給先を変更することによって、当該画像形成装置の動作モードを、通常待機モード、省電力モード、および、少なくとも前記プリントジョブを実行するのに必要な前記供給先に電力を供給するとともに前記通常待機モードよりも低い電力を使用する省電力印刷モードのいずれかに設定する電力制御手段と、前記プリントジョブを外部から入力したユーザの認証に成功したときに実行するプリントジョブである認証プリントジョブを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記認証プリントジョブに係る前記画像データを保存する保存手段と、前記ユーザによる所定の操作に基づいて認証を行う認証情報判定手段と、前記認証情報判定手段によって前記ユーザの認証が成功したと判定された場合に、前記保存手段に保存されている前記画像データに基づく画像を印刷する印刷手段と、を有し、前記電力制御手段は、前記動作モードを前記省電力モードに設定している場合で、前記認証情報判定手段によって前記ユーザの認証が成功したと判定された後、前記印刷手段による印刷が行われる前に、前記動作モードを、前記省電力モードから前記通常待機モードへ移行させることなく、前記省電力印刷モードに移行させ、前記印刷手段による印刷を実行させる
好ましくは、前記省電力印刷モードにおいて、前記電力制御手段は、定着器および前記印刷手段を制御する印刷制御手段に電力を供給し、原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段には電力を供給しない。
または、前記省電力モードにおいて、前記電力制御手段は、前記定着器、前記印刷制御手段、および前記読み取り手段に電力を供給しない。
本発明によると、認証プリントジョブを実行する場合に、認証結果を有効に利用し、電力消費を従来よりも低減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略の内部構成を示す図である。 画像形成装置の主として制御回路の構成を示すブロック図である。 電力制御部の構成を示すブロック図である。 画像形成装置の複数の動作モードを示す図である。 通常のプリントジョブの実行処理の流れの例を説明するフローチャートである。 認証プリントジョブの実行処理の流れの例を説明するフローチャートである。 消費電力を低減するための処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略の内部構成を示す図である。
画像形成装置1は、コピー、スキャナ、ファックス、ネットワークプリンティング、およびドキュメントサーバ等の様々な機能を集約した処理装置である。画像形成装置1は複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)等と呼ばれることもある。
「ドキュメントサーバ」とは、ユーザごとに「個人ボックス」または「ボックス」等と呼ばれる、パーソナルコンピュータにおけるフォルダまたはディレクトリ等に相当する記憶領域を設け、管理する機能である。「ボックス機能」と呼ばれることもある。ユーザは、自分の個人ボックスに画像データ等をファイル単位で保存しておくことができる。
画像形成装置1は、公共団体(政府、地方自治体)または企業等のオフィス、学校または図書館等の公共施設、その他種々の場所に設置され、複数のユーザによって共用することができる。
図1に示す画像形成装置1は、タンデム型のデジタルカラー複合機である。画像形成装置1は、原稿台にセットされた原稿の画像を読み取ってハードディスク装置などに蓄積するスキャンジョブ、さらにそれを用紙などに印刷(プリント)するコピージョブ、パーソナルコンピュータなど外部の端末装置から印刷指示を受けた場合にその指示に基づいて用紙に印刷を行うプリントジョブ(ネットワークプリントジョブ)、ファクシミリ装置などからファクシミリデータを受信してハードディスク装置などに蓄積するファクシミリジョブ、ハードディスク装置に蓄積された種々のデータまたは画像を用紙に印刷するジョブなど、種々のジョブを実行する機能を有する。
図1に示すように、画像形成装置1の本体1aの上部には、自動原稿搬送装置(ADF)3および画像読取装置4が配設されている。自動原稿搬送装置3は、原稿2を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する。
画像読取装置(スキャナ)4は、自動原稿搬送装置3によって搬送された原稿2の画像(文章、数式、記号、写真、図表、またはイラスト等のコンテンツの画像)を光学的に読み取って画像データを生成する。
すなわち、画像読取装置4は、プラテンガラス5上に搬入され位置決めされた原稿2を、光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7、ハーフレートミラー8、9、および結像レンズ10からなる縮小光学系を介し、CCDなどからなる画像読取素子11上に走査露光する。画像読取素子11によって、原稿2の色材反射光像を所定のドット密度、例えば16ドット/mmで読み取るようになっている。
画像読取装置4は、FAX送信原稿の読み取り、およびScan to E-mail/Box保存などの複合機としての原稿読み取り機能を備えている。画像読取装置4によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R) 、緑(G) 、青(B) の各8bitの3色の原稿反射率データとして画像処理部12に送られる。
画像処理部12では、原稿2の反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集などの所定の画像処理が施される。また、画像処理部12は、パーソナルコンピュータなどから送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行う。
そして、このように画像処理部12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理部12によって、イエロー(Y) 、マゼンタ(M) 、シアン(C) 、黒(K) の各8bitの4色の原稿再現色材階調データに変換される。Y、M、C、Kの各色の画像データは、画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kのプリントヘッド部14に送られる。画像露光装置としてのプリントへツド部14では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じて、レーザビームによる画像露光が行なわれる。
ところで、画像形成装置1はタンデム型であるので、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。これら4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、互いに同じ仕様にて構成されている。つまり、これらは、所定の速度で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム15、感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16、感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのプリントへッド部14、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17Y、17M、17C、17K、および、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18Y、18M、18C、18K等によって構成されている。
なお、プリントヘッド部14は、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに対して共通に設けられている。プリントヘッド部14においては、図示しない4つの半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて変調し、4本のレーザビームを階調データに応じて出射する。しかし、プリントヘッド部14を各画像形成ユニットごとに個別に設けるように構成してもよい。4つの半導体レーザから出射された各レーザビームは、1つの回転多面鏡19に照射され、回転多面鏡19によって偏向走査される。その際に、4つの半導体レーザから出射された4本のレーザビームのうち、イエローとマゼンタのレーザビームは、回転多面鏡19の一方の側面に照射され、シアンとブラックのレーザビームは、回転多面鏡19の反対側の側面に照射され、いずれも回転多面鏡19によって偏向走査される。その結果、イエローおよびマゼンタのレーザビームとシアンおよびブラックのレーザビームとでは、回転多面鏡19によって偏向走査される方向が互いに逆方向となる。
回転多面鏡19によって偏向走査されたレーザビームは、図示しないf−θレンズを介して複数枚の反射ミラー201、202、203によって反射され、ウィンドウ21Y、21M、21C、21Kを通過した後、各画像形成ユニットの感光体ドラム15の表面を斜め下方から走査露光する。
感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、17Kによって現像され、トナー像となる。各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された中間転写ベルトユニット22の中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重に転写される。
中間転写ベルト25は、ドライブロール27、バックアップロール28、およびテンショロール24の間に一定のテンションで掛け渡されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モータによって回転駆動されるドライブロール27により、所定の速度で循環駆動される。中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有するポリイミドなどの合成樹脂フィルムを帯状に形成し、帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着などによって接合して無端ベルト状に形成したものが用いられる。
中間転写ベルト25上に多重に転写された各色のトナー像は、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、圧接力および静電気力によって転写材としての転写用紙30上に二次転写される。各色のトナー像が転写された転写用紙30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。
二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に位置しており、下方から上方に向けて搬送される転写用紙30上に、各色のトナー像を一括して二次転写するようになっている。各色のトナー像が転写された転写用紙30は、定着器31によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
転写用紙30は、給紙カセット34から所定のサイズのものが、給紙ロール35および用紙分離搬送用のロール対36によって、用紙搬送路37を介してレジストロール38まで搬送され、そこで一旦停止する。転写用紙30は、所定のタイミングで回転するレジストロール38によって中間転写ベルト25の二次転写位置へ送出される。
なお、画像形成装置1において、フルカラーなどの両面コピーをとる場合には、片面に画像が定着された転写用紙30を、排出ロール32によって排出トレイ33上にそのまま排出することなく、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替え、用紙搬送用のロール対39を介して両面用搬送ユニット40へと搬送する。そして、両面用搬送ユニット40において、搬送経路41に沿って設けられた図示しない搬送用のロール対により、転写用紙30の表裏が反転された状態で、再度レジストロール38へと搬送される。その結果、同じ転写用紙30の裏面に画像が転写され定着された後、排出トレイ33上に排出される。なお、各色の現像器17には、各色のトナーカートリッジ44Y、44M、44C、44Kからそれぞれに対応する色のトナーが供給される。
ここで、本実施形態において、画像形成装置1には、接触型あるいは非接触型のICカード認証装置や指静脈認証装置等のいずれかで構成される認証装置300が接続されている。認証装置300は、端末装置からプリントジョブを送信したユーザを認証するための外部装置である。なお、この認証装置は画像形成装置1自体に設けられていてもよい。
図2は画像形成装置1の主として制御回路の構成を示すブロック図、図3は電力制御部500の構成を示すブロック図、図4は画像形成装置1の複数の動作モードを示す図である。
画像形成装置1には、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、ハードディスク装置(HDD)104、通信制御部105、パネル制御部106、入力装置制御部107、認証装置制御部108、印刷装置制御部109、操作パネル100、キーボードおよびマウス等からなる入力装置200、印刷装置(プリンタ)400、電力制御部500、およびプリントジョブ制御部700等が設けられている。なお、電力制御部500およびプリントジョブ制御部700の詳細については図面を用いて後述する。
通信制御部105は、図示しないインタフェースおよび通信回線TC等を介して、端末装置2、3、4の各々に接続されている。通信回線TCとして、LAN、インターネット、公衆回線、または専用線等が用いられる。
操作パネル100は、タッチパネル式の液晶ディスプレイ(LCD)100aおよびテンキー等から構成される図示しない操作部によって構成される。液晶ディスプレイ100aには、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが所望する処理の種類および処理条件を入力するための画面、およびCPU101等で実行された処理の結果を示す画面等が表示される。なお、操作パネル100の代わりに、CRT等の他の表示装置を用いてもよい。
ユーザは、上記の画面を見ながら液晶ディスプレイ100aの図示しないボタンまたは操作部を操作することによって、画像形成装置1に対して、処理の実行開始または中断等の指令を与え、データの宛先、印刷条件、またはスキャン条件等の処理条件を指定し、その他種々の事項を指定することができる。つまり、操作パネル100は、画像形成装置1を操作するユーザのためのユーザインタフェースの役割を果たしている。
CPU101は、画像形成装置1の全体の動作を統括制御する。ROM102、RAM103、およびハードディスク装置104などは、CPU101のバスに接続されている。
ROM102は、CPU101の動作プログラム(制御プログラム)が格納されたメモリである。RAM103は、ブートプログラムの展開用や動作プログラムの展開用として、CPU101の動作する際の作業領域を提供する。CPU101はコンピュータとして動作することが可能である。
ハードディスク装置104は、コピー画像データやパーソナルコンピュータなどの端末からの画像データを一時的に格納したり、スキャン画像などのデータの保存を行う。
パネル制御部106は、操作パネル100の動作を制御する。入力装置制御部107は、入力装置200の動作を制御する。認証装置制御部108は、認証装置300の動作を制御する。印刷装置制御部109は、印刷装置400の動作を制御する。
以下、画像形成装置1の動作について説明する。
電力制御部500は、図3に示すように、動作モード記憶部501および消費電力制御部502を含む。さらに、プリントジョブ制御部700は、プリントジョブ受信部703、ジョブ判定部704、ハードディスク装置104のボックス領域からなるジョブ保持部705、および認証情報判定部706等によって構成される。
電力制御部500およびプリントジョブ制御部700として、CPU、メモリ、その他の回路素子等が用いられる。このメモリには、電力制御部500およびプリントジョブ制御部700の機能を実現するためのコンピュータプログラムが組み込まれている。このようなプログラムは、当該プログラムが記録されたCD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体BT1や半導体メモリ等の記録媒体BT2を含む可搬型の記録媒体BTからインストールすることが可能である。また、ネットワークを介してサーバからプログラムをダウンロードすることも可能である。
動作モード記憶部501は、画像形成装置1の複数の動作モードを記憶する。ユーザは、操作パネル100を用いて、各動作モードの動作開始時間、動作終了時間および移行時間等を設定することができる。
画像形成装置1には、通常待機モード、省電力モードとして、ローパワーモード、スリープモード、および省電力印刷モードとして、スリーププリントモードの4つの動作モードが設けられている。
図4に示すように、待機モードは、定着器31、印刷装置制御部109、画像読取装置4、通信制御部105、認証装置制御部108、電力制御部500、液晶ディスプレイ100a、およびパネル制御部106に対して電力が供給される動作モードである。
すなわち、待機モードは、ユーザが所望するプリントジョブ、コピージョブおよびスキャンジョブ等を直ちに受け付け可能な動作モードである。なお、図4では、各動作モードにおいて電力を供給する構成部を「○」で示し、電力を供給しない構成部を「×」で示している。
ここで、消費電力制御部502によって電力が供給される、上記の定着器31、印刷装置制御部109、画像読取装置4、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、電力制御部500、液晶ディスプレイ100a、およびパネル制御部106のうちから選択される構成部の集まりを、「電力被供給群600」と称する。上記の動作モードごとに、電力が供給される構成部は異なるので、電力被供給群600に含まれる構成部は異なる。
各動作モードにおいて電力が供給される構成部の種類、すなわち、各動作モード時の電力被供給群600を識別するために、図4に示すように、待機モード時の電力被供給群600を第1電力被供給群600aとし、ローパワーモード時の電力被供給群600を第2電力被供給群600bとし、スリープモード時の電力被供給群600を第3電力被供給群600cとし、スリーププリントモード時の電力被供給群600を第4電力被供給群600dとする。
したがって、第1電力被供給群600aには、定着器31、印刷装置制御部109、画像読取装置4、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、電力制御部500、液晶ディスプレイ100a、およびパネル制御部106が含まれる。
ローパワーモードは、上記の待機モードと異なる点のみ説明すると、定着器31を低温で制御し(「△」で図示)、画像読取装置4、液晶ディスプレイ100a、およびパネル制御部106への電力供給を遮断する動作モードである。これにより、画像形成装置1の待機中の消費電力が待機モード時よりも低減される。
したがって、第2電力被供給群600bには、定着器31、印刷装置制御部109、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、および電力制御部500が含まれる。
スリープモードは、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、および電力制御部500にのみ電力を供給し、その他の構成部への電力供給を遮断する動作モードである。すなわち、スリープモードは、ネットワークプリントジョブおよびファクシミリジョブ等を受けた際の起動に最低限必要な構成部にのみ電力を供給する動作モードである。
したがって、第3電力被供給群600cには、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、および電力制御部500が含まれる。
スリープモードの動作中においては、上記起動要件とならない図示しない画像処理部でも、部分的な画像処理クロック停止等の省電力制御が行われており、消費電力の低減をより実現している。
画像形成装置1の動作モードが待機モードにあって、ユーザによる操作が所定時間行われない場合や、操作パネル100によって所定の指示が行われた場合には、画像形成装置1の動作モードが、ローパワーモードまたはスリープモード等の省電力モードに移行するよう制御してもよい。そして、ユーザによる原稿のセットまたは操作パネル100の操作等があったときに、動作モードが待機モードに移行するよう制御してもよい。
なお、動作モードが待機モードからローパワーモードまたはスリープモードに移行する時間(移行時間)はそれぞれユーザが設定することが可能である。また、ユーザは、操作パネル100を用いて、ローパワーモードおよびスリープモードのいずれかを選択して、上記所定の指示を行うことが可能である。
スリーププリントモードは、定着器31、印刷装置制御部109、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、および電力制御部500にのみ電力が供給される動作モードである。
すなわち、スリーププリントモードは、ユーザが所望するプリントジョブを受け付けた際に、当該プリントジョブを直ちに実行することができる動作モードである。つまり、スリーププリントモードは、待機モードと異なり、コピージョブおよびスキャンジョブを除いて、プリントジョブを受け付けた場合にのみ当該プリントジョブを直ちに実行できるように、当該プリントジョブを実行するのに最低限必要な構成部にのみ電力を供給する動作モードである。
したがって、第4電力被供給群600dには、定着器31、印刷装置制御部109、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、および電力制御部500が含まれる。
図3に戻って、プリントジョブ受信部703は、端末装置2等から通常のプリントジョブまたは認証プリントジョブを受信する。
ここで、認証プリントジョブとは、端末装置2等からプリントジョブ(プリントデータおよびプリント指示)を画像形成装置1に送信したユーザが、当該画像形成装置1に設けられた認証装置300に対して認証操作を行って、認証が成功した場合に、当該プリントジョブを実行することである。
以下では、画像形成装置1の動作モードがスリープモードに設定されている状態での各構成部の動作について説明する。
ジョブ判定部704は、プリントジョブ受信部703によって受信されたプリントジョブが通常のプリントジョブであるか認証プリントジョブであるかを判定する。
ジョブ判定部704によってプリントジョブが通常のプリントジョブであると判定された場合に、ジョブ保持部705は、当該プリントジョブに係る画像データを一時的に保存する。
そして、消費電力制御部502は、動作モード記憶部501に記憶されている動作モードの情報に基づいて、画像形成装置1の動作モードを、上述のスリープモードからスリーププリントモードに移行させる。すなわち、消費電力制御部502は、定着器31、印刷装置制御部109、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、および電力制御部500、換言すれば、第4電力被供給群600dに電力を供給する。
その後、印刷装置制御部109は、ジョブ保持部705に一時的に保存されている画像データを、当該画像データに基づく画像を用紙に印刷するよう印刷装置400に送信する。
そして、消費電力制御部502は、画像形成装置1の動作モードを、スリーププリントモードからスリープモードに再び移行させる。すなわち、消費電力制御部502は、通信制御部105、認証装置制御部108、プリントジョブ制御部700、および電力制御部500にのみ、換言すれば、第3電力被供給群600cに電力を供給する。
一方、ジョブ保持部705は、ジョブ判定部704によってプリントジョブが認証プリントジョブであると判定された場合に、当該認証プリントジョブに係る画像データを保存する。
そして、認証情報判定部706は、認証装置300に対して行われたユーザによる所定の認証操作に基づいて、当該ユーザのIDおよびパスワードが設定された認証プリントジョブがジョブ保持部705に保存されているか否かを判定する。このような認証の処理を行うことによって、機密文書等に係るプリントジョブを実行する際のセキュリティを高めている。
なお、ユーザによる認証操作の結果を液晶ディスプレイ100aに表示させてもよいし、音声により通知してもよい。また、認証プリントジョブに係る画像データにユーザのIDやパスワードを設定する方法として、当該IDおよびパスワードを地紋パターンとして画像データに付加する方法が挙げられる。
消費電力制御部502は、ユーザに対応する認証プリントジョブがジョブ保持部705に保存されている場合には、画像形成装置1の動作モードを、スリープモードからスリーププリントモードに移行させる。この場合、電力が供給される構成部は上で述べた通りである。
その後、印刷装置制御部109は、ジョブ保持部705に保存されている認証プリントジョブに係る画像データを、当該画像データに基づく画像を用紙に印刷するよう印刷装置400に送信する。
そして、消費電力制御部502は、画像形成装置1の動作モードを、スリーププリントモードからスリープモードに再び移行させる。この場合、電力が供給される構成部は上で述べた通りである。
このように、本実施形態では、ユーザは、認証操作のみでプリント出力までの処理を実行させることができるので、操作の手間がかからない。
一方、消費電力制御部502は、ユーザに対応する認証プリントジョブがジョブ保持部705に保存されていない場合には、ユーザによる画像形成装置1への通常のアクセスが生じたとして、画像形成装置1の動作モードを、スリープモードから待機モードに移行させる。この場合、定着器31、印刷装置制御部109、画像読取装置4、通信制御部105、認証装置制御部108、電力制御部500、液晶ディスプレイ100a、およびパネル制御部106に対して、すなわち、第1電力被供給群600aに対して電力が供給される。
図5は通常のプリントジョブの実行処理の流れの例を説明するフローチャート、図6は認証プリントジョブの実行処理の流れの例を説明するフローチャートである。なお、図5および図6の各フローチャートは、画像形成装置1の動作モードがスリープモードに設定されている状態での処理の流れを示す。
図5に示す通常のプリント時は、まず、プリントジョブが受信される(#1)。そして、受信されたプリントジョブが通常のプリントジョブであるか認証プリントジョブであるか判別される(#2)。
受信されたプリントジョブが通常のプリントジョブである場合には(#2でNo)、当該プリントジョブに係る画像データがハードディスク装置104に一時的に保存される(#3)。
そして、画像形成装置1の動作モードがスリープモードからスリーププリントモードへ移行される(#4)。
そして、上記プリントジョブに係る画像データに基づく画像が用紙に印刷された後(#5)、画像形成装置1の動作モードがスリーププリントモードからスリープモードへ再び移行される(#6)。
一方、受信されたプリントジョブが認証プリントジョブである場合には(#2でYes)、当該認証プリントジョブに係る画像データがジョブ保持部705に保持される(#7)。
図6に示すように、まず、上で述べたユーザによる認証操作に基づく認証処理が行われた後(#21)、当該ユーザに対応する認証プリントジョブがジョブ保持部705に保持されているか否かが判別される(#22)。
上記の認証プリントジョブがジョブ保持部705に保持されている場合には(#22でYes)、画像形成装置1の動作モードがスリープモードからスリーププリントモードへ移行される(#23)。
そして、上記の認証プリントジョブに係る画像データに基づく画像が用紙に印刷された後(#24)、画像形成装置1の動作モードがスリーププリントモードからスリープモードへ再び移行される(#25)。
一方、上記の認証プリントジョブがジョブ保持部705に保持されていない場合には(#22でNo)、画像形成装置1の動作モードがスリープモードから待機モードへ移行される(#26)。
図7は消費電力を低減するための処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図7に示すように、まず、画像形成装置1の動作モードを、省電力モードとしてのスリープモードに設定する設定処理(電力制御処理)を行う(#31)。
次に、認証プリントジョブを受信した後(#32)、認証プリントジョブに係る画像データを保存する(#33)。
そして、ユーザによる所定の操作に基づいて認証を行った後(#34)、印刷処理が行われる前に、画像形成装置1の動作モードを、スリープモードから通常待機モードへ移行させることなく、省電力印刷モードとしてのスリーププリントモードに移行させ、印刷処理が行われた後に、動作モードをスリーププリントモードからスリープモードに復帰させる電力制御処理を行う(#35)。
[ 本実施形態における効果]
本実施形態では、画像形成装置1の動作モードがスリープモードである状態において、認証操作を行ったユーザに対応する認証プリントジョブがジョブ保持部705に保持されている場合に、画像形成装置1の動作モードを、通常の待機モードに復帰させることなく、プリントジョブを実行するのに最低限必要な構成部にのみ電力を供給するスリーププリントモードへ移行させる。
このような方法によって、端末装置からプリントジョブが送られてきた場合で、ユーザによる認証操作があった場合に、動作モードをスリープモードから通常の待機モードへ移行させていた従来の画像形成装置よりも、消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では、プリントジョブの実行後、直ちに、画像形成装置1の動作モードをスリーププリントモードからスリープモードへ移行させる。このような方法によって、プリント出力の終了後においても、予め設定された、スリープモードに移行する時間が経過するまで通常の待機モードが維持されていた従来の画像形成装置よりも、消費電力を低減することができる。
したがって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、不要な電力消費を従来よりも著しく低減することが可能となる。
さらに、本実施形態では、ユーザは、認証操作のみでプリント出力までの処理を実行させることができるので、1回目の認証操作に基づいて動作モードを待機モードに復帰させ、2回目の認証操作に基づいて認証処理を行っていた従来の画像形成装置よりも、操作の手間がかからなく、画像形成装置1の利便性が従来よりも向上されている。
[ 他の実施形態]
上記実施形態では、画像形成装置1に認証装置300を設け、ユーザは当該認証装置300に対して所定の認証操作を行う例について説明したが、認証装置300を設ける代わりに、操作パネル100を用いてユーザIDおよびパスワードを入力することによって認証操作を行ってもよい。この場合、待機モード、ローパワーモード、スリープモード、およびスリーププリントモードの4つの動作モードにおいて、パネル制御部106に電力が供給される。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序等は、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが可能であり、この場合にも上記の特有かつ格別の効果が奏される。
1画像形成装置
4画像読取装置(読み取り手段)
31定着器
100操作パネル
100a液晶ディスプレイ(報知手段)
101CPU(コンピュータ)
105通信制御部
106パネル制御部
108認証装置制御部
109印刷装置制御部(印刷制御手段)
300認証装置
400印刷装置(印刷手段)
500電力制御部
502消費電力制御部(電力制御手段)
600電力被供給群
600a第1電力被供給群
600b第2電力被供給群
600c第3電力被供給群
600d第4電力被供給群
700プリントジョブ制御部
703プリントジョブ受信部(受信手段)
704ジョブ判定部
705ジョブ保持部(保存手段)
706認証情報判定部(認証情報判定手段)
BT記録媒体

Claims (17)

  1. 外部から入力されたプリントジョブに係る画像データに基づいて印刷を行うことが可能な画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の内部における電力の供給先を変更することによって、当該画像形成装置の動作モードを、通常待機モード、省電力モード、および、少なくとも前記プリントジョブを実行するのに必要な前記供給先に電力を供給するとともに前記通常待機モードよりも低い電力を使用する省電力印刷モードのいずれかに設定する電力制御手段と、
    前記プリントジョブを外部から入力したユーザの認証に成功したときに実行するプリントジョブである認証プリントジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記認証プリントジョブに係る前記画像データを保存する保存手段と、
    前記ユーザによる所定の操作に基づいて認証を行う認証情報判定手段と、
    前記認証情報判定手段によって前記ユーザの認証が成功したと判定された場合に、前記保存手段に保存されている前記画像データに基づく画像を印刷する印刷手段と、を有し、
    前記電力制御手段は、
    前記動作モードを前記省電力モードに設定している場合で、前記認証情報判定手段によって前記ユーザの認証が成功したと判定された後、前記印刷手段による印刷が行われる前に、前記動作モードを、前記省電力モードから前記通常待機モードへ移行させることなく、前記省電力印刷モードに移行させ、前記印刷手段による印刷を実行させる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記省電力印刷モードにおいて、前記電力制御手段は、定着器および前記印刷手段を制御する印刷制御手段に電力を供給し、原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段には電力を供給しない、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. ユーザに対して情報を表示するための表示手段を有するとともに、
    前記省電力印刷モードにおいて、前記電力制御手段は、定着器および前記印刷手段を制御する印刷制御手段に電力を供給し、前記表示手段には電力を供給しない、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記省電力モードにおいて、前記電力制御手段は、定着器、前記印刷手段を制御する印刷制御手段、および原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段に電力を供給しない、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記省電力モードにおいて、前記電力制御手段は、定着器への供給電力をより低減させる、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記認証情報判定手段による判定結果を報知する報知手段を有する、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記電力制御手段は、前記認証情報判定手段によって前記ユーザの認証が成功しないと判定された場合には、前記動作モードを前記省電力モードから前記通常待機モードへ移行させる、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 外部から入力されたプリントジョブに係る画像データに基づいて印刷を行うことが可能な画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置の内部における電力の供給先を変更することによって、当該画像形成装置の動作モードを、通常待機モード、省電力モード、および、少なくとも前記プリントジョブを実行するのに必要な前記供給先に電力を供給するとともに前記通常待機モードよりも低い電力を使用する省電力印刷モードのいずれかに設定する電力制御ステップと、
    前記プリントジョブを外部から入力したユーザの認証に成功したときに実行するプリントジョブである認証プリントジョブを受信する受信ステップと、
    受信された前記認証プリントジョブに係る前記画像データを保存する保存ステップと、
    前記ユーザによる所定の操作に基づいて認証を行う認証ステップと、
    前記ユーザの認証が成功したと判定された場合に、前記保存手段に保存されている前記画像データに基づく画像を印刷する印刷ステップと、を有し、
    前記電力制御ステップにおいては、
    前記動作モードが前記省電力モードに設定されている場合で、前記認証ステップにおいて前記ユーザの認証が成功したと判定された後、前記印刷ステップにおいて印刷が行われる前に、前記動作モードを、前記省電力モードから前記通常待機モードへ移行させることなく、前記省電力印刷モードに移行させ、前記印刷ステップにおける印刷を実行させる、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. 前記省電力印刷モードにおいて、定着器および印刷手段を制御する印刷制御手段に電力が供給され、原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段には電力が供給されない、
    請求項8記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 前記省電力印刷モードにおいて、定着器および印刷手段を制御する印刷制御手段に電力が供給され、ユーザに対して情報を表示するための表示手段には電力が供給されない、
    請求項8または9記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 前記省電力モードにおいて、定着器、印刷手段を制御する印刷制御手段、および原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段に電力が供給されない、
    請求項8ないし10のいずれかに記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 外部から入力されたプリントジョブに係る画像データに基づいて印刷を行うことが可能な画像形成装置に備えられたコンピュータにおいて実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記画像形成装置の内部における電力の供給先を変更することによって、当該画像形成装置の動作モードを、通常待機モード、省電力モード、および、少なくとも前記プリントジョブを実行するのに必要な前記供給先に電力を供給するとともに前記通常待機モードよりも低い電力を使用する省電力印刷モードのいずれかに設定する電力制御処理と、
    前記プリントジョブを外部から入力したユーザの認証に成功したときに実行するプリントジョブである認証プリントジョブを受信する受信処理と、
    受信された前記認証プリントジョブに係る前記画像データを保存する保存処理と、
    前記ユーザによる所定の操作に基づいて認証を行う認証処理と、
    前記ユーザの認証が成功したと判定された場合に、前記保存手段に保存されている前記画像データに基づく画像を印刷する印刷処理と、を前記コンピュータに実行させ、
    前記電力制御処理において、
    前記動作モードが前記省電力モードに設定されている場合で、前記認証処理において前記ユーザの認証が成功したと判定された後、前記印刷処理において印刷が行われる前に、前記動作モードを、前記省電力モードから前記通常待機モードへ移行させることなく、前記省電力印刷モードに移行させ、前記印刷処理を前記コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 前記省電力印刷モードにおいて、定着器および印刷手段を制御する印刷制御手段に電力が供給され、原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段には電力が供給されない、
    請求項12記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記省電力印刷モードにおいて、定着器および印刷手段を制御する印刷制御手段に電力が供給され、ユーザに対して情報を表示するための表示手段には電力が供給されない、
    請求項12または13記載のコンピュータプログラム。
  15. 外部から入力されたプリントジョブに係る画像データに基づいて印刷を行うことが可能な画像形成装置に備えられたコンピュータにおいて実行されるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記コンピュータに読み取られたときに、
    前記画像形成装置の内部における電力の供給先を変更することによって、当該画像形成装置の動作モードを、通常待機モード、省電力モード、および、少なくとも前記プリントジョブを実行するのに必要な前記供給先に電力を供給するとともに前記通常待機モードよりも低い電力を使用する省電力印刷モードのいずれかに設定する電力制御処理と、
    前記プリントジョブを外部から入力したユーザの認証に成功したときに実行するプリントジョブである認証プリントジョブを受信する受信処理と、
    受信された前記認証プリントジョブに係る前記画像データを保存する保存処理と、
    前記ユーザによる所定の操作に基づいて認証を行う認証処理と、
    前記ユーザの認証が成功したと判定された場合に、前記保存手段に保存されている前記画像データに基づく画像を印刷する印刷処理と、を前記コンピュータに実行させ、
    前記電力制御処理において、
    前記動作モードが前記省電力モードに設定されている場合で、前記認証処理において前記ユーザの認証が成功したと判定された後、前記印刷処理において印刷が行われる前に、前記動作モードを、前記省電力モードから前記通常待機モードへ移行させることなく、前記省電力印刷モードに移行させ、前記印刷処理を前記コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 前記省電力印刷モードにおいて、定着器および印刷手段を制御する印刷制御手段に電力が供給され、原稿を読み取って画像データを生成する読み取り手段には電力が供給されない、
    請求項15記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 前記省電力印刷モードにおいて、定着器および印刷手段を制御する印刷制御手段に電力が供給され、ユーザに対して情報を表示するための表示手段には電力が供給されない、
    請求項15または16記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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