JP4765392B2 - プロジェクタ - Google Patents
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Description
前記メインCPUは、前記スタンバイ状態に移行する前に、外部機器との通信対象となる前記パラメータ情報を前記サブCPUに送信し、前記サブCPUは、前記スタンバイ状態において、前記スタンバイ状態において、外部機器からの問い合わせがあると、その問い合わせに係るコマンドに対応したパラメータ情報を送信し、外部機器からは、始めに前記装置のバージョン情報の問い合わせがあり、その問い合わせに対して、前記第1の不揮発性記憶装置に格納されている前記装置のバージョンのパラメータ情報を送信する。
本発明においては、スタンバイ状態に移行する前に、メインCPUは外部機器との通信対象となるパラメータ情報をサブCPUに送信する。そして、サブCPUは、スタンバイ状態において、外部機器からの問い合わせがあると、その問い合わせに係るコマンドに対応したパラメータ情報を送信するようにしたので、プロジェクタがスタンバイ状態においても外部機器との通信が可能になっており、外部機器にとってはプロジェクタの動作態様に関係なく、例えばプロジェクタの状態等を把握することができる。
また、本発明においては、上記のプロジェクタのデータが外部機器に送信され、例えばメンテナンス情報として利用することができる。
図1は本発明の実施形態1に係るプロジェクタの要部を示したブロック図であり、本実施形態1の説明に直接関係ない構成は省略されている。プロジェクタ10は、メインCPU20及びサブCPU30を備えている。メインCPU20には、例えばDVDプレイヤー40からの映像信号等を取り込むフロントエンド部21、RAM22、フラッシュメモリ(FLASHROM)23、フレームメモリ(VRAM)24及び液晶パネルドライバー25がそれぞれ接続されている。また、サブCPU30はRAM31及びマスクROM32を内蔵し、EEPROM33と接続されている。このサブCPU30はメインCPU20と専用の通信線34を介して接続されており、後述のように各種のデータ等の授受がなされる。これらのメインCPU20、サブCPU30等には電源部11からの駆動電源が供給されており、この電源部11は操作部12の操作により、その駆動電源のオン・オフが制御される。また、サブCPU30には外部機器として例えばパソコン41と通信形
式RS−232Cにより通信可能に接続されており、サブCPU30はパソコン41からの問い合わせに対応したデータ(パラメータ情報)等を送信する。
というコマンドは、該当装置のバージョン情報を問い合わせるコマンドであり、例えば装置が盗まれてしまった場合の監視情報として利用する事も可能である。また、他のコマンドでも可能であるが、始めにこのコマンドで装置の有無の判断をする事で通信ソフトの処理が容易になる。「ERR?」というコマンドは、プロジェクタ10との通信が可能であるかどうかを問い合わせるコマンドであり、例えば本来ならば異常状態に陥ったシステムとの通信は行う事が出来ないが、本実施形態1では、メインCPU20側が異常状態であってもサブCPU30との通信は可能であり、情報取得が可能である。図2の例で示されたパラメータ(=43,21,00,00)は履歴情報を示しており、後のパラメータは過去に起きた異常状態番号を示しており、例えば4回までの履歴情報を知る事ができる。
らの問い合わせがあると、サブCPU30は図4に示されるような処理をして該当するパラメータ情報(データ)を送信する。
送信バッファ内の上記の続きにNbt分コピーする(S25)。返送コマンドが「PWR」の例では、3文字分をコピーすることになり、「=01」がコピーされる。更に、送信バッファ内の上記の続きに、ターミネートデータ「[0D][0A]:」(大かっこで囲われた文字は1Byte制御コード)をセットする。その結果、受信コマンドが「PWR?」の場合には、「PWR=01[0D][0A]:」(大かっこで囲われた文字は1Byte制御コード)というデータが形成されることになる。そして、サブCPU30はその送信バッファ内の上記のデータをパソコン41に対して送信する(S26)。その結果、パソコン41は「PWR?」という問い合わせに対して、図2の例では「PWR=010D0A:」というデータが得られる。他の問い合わせに対しても図4のフローチャートに従って同様に処理される。
コマンド等を容易に定義することができる。
なお、上述の実施形態1においては、返送パラメータ定義テーブル(パラメータ文字列B$及び返送文字数Nbt)を出荷時にEEPOM33に転送しておいて、スタンバイ状態に移行する前に、パラメータ文字列B$のパラメータ情報をメインCPU20から転送する例について説明したが、スタンバイ状態に移行する前に、パラメータ情報とともにその返送文字数Nbtのデータを併せて転送するようにしてもよい。
なお、上述の実施形態においては、返送パラメータ定義テーブル(パラメータ文字列B$及び返送文字数Nbt)を出荷時等にEEPOM33に転送しておいて、スタンバイ状態に移行する前に、パラメータ文字列B$のパラメータ情報等をメインCPU20から転送する例について説明したが、受信/返送コマンド定義テーブルや返送パラメータ定義テーブルは予めEEPOM33に格納されていて、スタンバイ状態に移行する前に、パラメータ情報とその返送文字数Nbtのデータを転送するようにしてもよい。この場合では、EEPROM33はプロジェクタの機種によって変更されるが、サブCPU30はプロジェクタの機種に関係なく共通にすることができる。
また、パソコン41とプロジェクタ10とが1対1の関係にある例について説明したが、図5に示されるように、パソコン41を複数のプロジェクタ10に接続して、パソコン41が複数のプロジェクタ10の情報を一括して収集するようにしてもよい。また、その際にコマンドの種類についても上記の例に限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定されるものである。また、上述の実施形態においては、プロジェクタの例について説明したが、スタンバイ状態において外部機器からの問い合わせに応答する必要がある電子機器であれば同様に適用される。
Claims (5)
- 入力情報に基づいて機器特有の演算処理を行うメインCPUと、
サブCPUと、
少なくとも前記メインCPU及び前記サブCPUにそれぞれ駆動電源を供給する電源部と、
各種の操作信号を入力する操作部と、
前記メインCPUによりフレーム映像が描画されるフレームメモリと、
該フレームメモリに描画されたフレーム映像の映像信号が前記メインCPUにより読み出されて制御されるライトバルブと、
該ライトバルブに描画された映像をスクリーンに拡大照射する光学手段と、
外部通信コマンドに対応した返送コマンドのためのパラメータ情報が格納される第1の不揮発性記憶装置と、
を備え、
前記第1の不揮発性記憶装置は、外部通信コマンドとして少なくとも装置のバージョン情報のコマンドに対応したパラメータ情報が格納され、
前記電源部は、前記操作部の電源オフ操作信号に基づいて、少なくとも前記メインCPUに対する駆動電源の供給を停止し、前記サブCPUに対する駆動電源の供給を継続してスタンバイ状態に移行し、
前記メインCPUは、前記スタンバイ状態に移行する前に、外部機器との通信対象となる前記パラメータ情報を前記サブCPUに送信し、
前記サブCPUは、
前記スタンバイ状態において、外部機器からの問い合わせがあると、その問い合わせに係るコマンドに対応したパラメータ情報を送信し、外部機器からは、始めに前記装置のバージョン情報の問い合わせがあり、その問い合わせに対して、前記第1の不揮発性記憶装置に格納されている前記装置のバージョンのパラメータ情報を送信する
ことを特徴とするプロジェクタ。 - 第2の記憶装置を備え、
前記メインCPUは、所定の特殊操作によって又は前記スタンバイ状態に移行する前に、前記第1の不揮発性記憶装置に格納された返送コマンド及びそのパラメータ情報の送信形式を読み込んで前記サブCPUに転送し、前記第2の記憶装置に格納させることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。 - 前記メインCPUは、前記スタンバイ状態に移行する前に、外部機器との通信対象となるパラメータ情報を前記サブCPUに送信し、前記第2の記憶装置に格納させることを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ。
- 外部通信コマンドに対応した返送コマンド及びそのパラメータ情報の送信形式が格納される第2の記憶装置を備え、
前記メインCPUは、前記スタンバイ状態に移行する前に、外部機器との通信対象となるパラメータ情報を前記サブCPUに送信し、前記第2の記憶装置に格納させることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。 - 前記サブCPUは、前記スタンバイ状態において、外部機器からの問い合わせがあると、その問い合わせに係るコマンドに対応した前記返送コマンド及びそのパラメータ情報を前記第2の記憶装置から読み出し、前記送信形式に基づいて送信することを特徴とする請求項3又は4記載のプロジェクタ。
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