JP4764582B2 - レンズパッケージ包装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単一のコンタクトレンズを収容する複数のパッケージを所定数量にまとめて箱詰めするための包装装置に関し、特に不適合品を排出して、適合品をまとめ単一の包装とするためにパッケージを整理統合するための自動化包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ソフトコンタクトレンズは、流通過程において含水した状態を保つ為に所定の水溶液に浸漬して保存される。従来、レンズと水溶液は、ガラス製やプラスチック製の小容器に入れられた後、樹脂製の蓋によって密封されていた。近年、ソフトコンタクトレンズは毎日あるいは1〜2週間の短期間で使い捨てにされるタイプが主流になりつつあり、これらの流通ケースはブリスターケースと呼ばれるプラスチック製の平板にレンズを入れる為のくぼみを形成した簡単な構造のケースに、レンズと水溶液を入れた後くぼみ開口部をヒートシールによって密封されてケース自体も使い捨てになっている。このプラスチック平板は一般に射出成型によって成形できる熱可塑性樹脂(たとえば、ポリスチレン、ポリプロピレンなど)からなり、くぼみを覆うシールはヒートシール面がポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等からなるアルミニウム箔との複合フィルムが使用される。レンズ等をブリスターケースに入れてヒートシールして密封したのちに、このパッケージをオートクレーブ滅菌等にかけ消費者に渡るまでの無菌的水和状態を保持する。オートクレーブ滅菌が終了後これらのレンズパッケージは適当な数量のまとまりを形成して包装され、出荷されることとなる。
【0003】
これらの短期間使い捨てレンズの生産は一般に2つの樹脂製モールドの間にレンズ素材を形成するモノマーを充填して重合後、モールドから取り出して、水和処理し前記ブリスターケース中若しくは検査用ケース中にて自動レンズ検査によりレンズの適合、不適合を判断する。これらのレンズ検査の結果不適合と判断されたレンズは製造ラインから取り除かれることにより製品の品質を維持する。しかしこれらの不適合品は不定期かつ偏在して発生するものであり、一連の製品の流れから不適合品のレンズ抜き取りは、製造ラインの流れに無作為な変化を生じさせる。このような無作為な変化は連続してレンズを製造する上でやっかいな問題であり、変化を含む製品の流れを取りまとめる自動化装置について特開平8−58747号公報、特開平9−169321号公報、特開平9−183512号公報などの提示がある。これらの先行技術には、前記不適合品の廃棄処理によって生じた製品間の隙間を取りまとめ緩衝装置(特開平8−58747号公報)、整理統合バッファー(特開平9−169321号公報)、あるいは製品の搬送を停止して製品間のあらゆる隙間を詰める(特開平9−183512号公報)などの手段によって、生じた変化を解消し、次の工程へと搬送する自動化装置について記載されている。
【0004】
これらの公報に記載の取りまとめ装置は、コンタクトレンズをブリスターケース内にヒートシールする前に不適合レンズが存在しているかどうかを判断して不適合品を除去するものである。レンズが不適合品である以上これを後の処理工程に移行することは経済上の損失であるために、不適合と判断された時点でそれを製造ラインから除くことは重要で、前記先行技術においてそれが実施されている。しかし、レンズとして適合品であっても一つのまとまりとして梱包する場合には、統一規格のレンズをまとめる必要があるが、それらについては前記公報に言及されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、レンズパッケージの滅菌処理後に最終的にひとまとまりとしての包装体を形成する際に、統一規格品の製品梱包装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明装置は以下の構成からなることを特徴とする。すなわち、
a)滅菌済みの複数のレンズパッケージを搬送するコンベアシステム
b)搬送レンズパッケージにそれぞれ標識される、内部レンズのデータを読みとるデータ検出手段
c)読みとった各レンズデータをもとに不適合品とみなされるレンズのパッケージを排出する排出手段
d)適合レンズパッケージを所定数量まとめる第一ステーション
e)第一ステーションから第二ステーションへの搬送を行うバケットコンベア
f)前記バケットコンベアへ前記所定数量のパッケージを移動させる第一アセンブリ
g)外箱シートマガジンから単一の開かれた外箱シートを取り出して所定の形状で第二ステーションの所定位置に配置する配置手段
h)バケットコンベアにより搬送されてくる所定数量のパッケージを第二ステーションの開かれた外箱シート上に移動させる第二アセンブリ
i)第二ステーションにおいて開かれた外箱シートを折り畳み所定の方法により外箱を組み立てるロボットアセンブリ
j)第二ステーションから形成された外箱を搬出するコンベア手段
からなるコンタクトレンズパッケージの自動包装装置である。
【0007】
本発明の装置は、さらに前記第二ステーションにおいて
k)第二ステーションで組み立てられた外箱側面に、内蔵レンズのパワー、サイズ、ベースカーブ等の規格および所定の項目を印刷する印刷手段
l)前記印刷状態を読みとり正常に印刷されているかを確認する確認手段
を含む請求項1記載のコンタクトレンズパッケージの自動包装装置である。
【0008】
本発明の装置は、滅菌済みの複数のレンズパッケージを搬送するコンベアシステムを有する。このコンベアシステムは、滅菌工程から取出されるレンズパッケージを一定の方向を持って載置搬送するものである。パッケージの一定の方向づけおよびその保持はコンベアに沿って両側に設けられたガイド壁により実行できる。この方向づけは、コンベアの途中でパッケージ収納レンズについての情報を検出するために、データ検出手段に対するパッケージ上に印刷等された標識を読み取り可能とする。レンズのパワーやサイズ、ベースカーブといった規格データ以外にロットや製造日等を記録した標識は、パッケージの一部に記載されている。従って、その標識部位がデータ検出手段の検出器の設置側を向いていなければ、パッケージ内容の確認ができない。そこで、滅菌工程においても当然にパッケージが方向づけされているのであり、そこから取出して本発明装置へ搬送されてくるコンベアラインにおいても、パッケージの方向が一定に定められているのである。本発明においてパッケージの標識はバーコードのような一次元コード、ベリコードのような二次元コードなど種々の標識であって特に限定されるものでなく検出手段により確実に検出できるものであれば良い。また、パッケージがコンベアを移動中に読み取ることや、検出手段の設置位置でコンベアの一時停止またはパッケージのみの一時停止を行って検出しても良い。
【0009】
データ検出手段は、通常のバーコード、ベリコード読み取り可能な検出であってもよく、電子カメラ(CCD)による撮像からの画像解析であってもよい。ここで読み取られるデータはレンズとしては適合品であるが、以後の工程で梱包する際に一組のまとまりを形成した時に、異種規格のレンズが混じって包装されないようにするために実施される。
【0010】
このデータ検出時において、不適合品(異種規格のレンズ)と判断されたレンズパッケージは、以後の製造ラインから排出される。この排出手段は例えばコンベアラインの上方よりパッケージ把持機構を有するロボットにより摘み上げてもよく、コンベアラインの一部に前記ガイド部のない箇所を設けておき、パッケージ横方向からの押し出しによりコンベアラインから排出してもよい。またこれらの排出されたレンズパッケージは収容するレンズ自体に欠陥がある訳ではないため、後の統一規格に合致する包装品を製造する際に再度使用される。
【0011】
前記検出の結果、目的とする規格に合致したレンズパッケージはコンベアラインを移動するが、不適合と判断されたパッケージが存在していた位置に隙間が生じる。この隙間は、後の包装にとっては極めて不都合であるために、本発明の第一ステーションで、当該隙間を埋めるように所定数量でひとつのまとまりを形成させる。このまとまりの形成方法は、前記従来技術に示される方法であってよく、例えば、通過パッケージをカウントするセンサによって所定数通過したら、パッケージの通過を阻止する停止手段のようなものがコンベアライン上より降りてきてパッケージの移動を停止させ、通過したパッケージを第一ステーションでまとめたり、またはコンベアラインの終端部に位置するパッケージの流れを停止する手段によって、後続するパッケージを前のパッケージに接触させ強制的に次々と停止させて、所定数のパッケージを蓄積してまとめることができる。こうして、第一ステーションで所定数量のまとまりとされたレンズパッケージ群は、そのまとまり単位で第一アセンブリによってバケットコンベアに移動され、第二ステーションへと搬送される。第一アセンブリは前記排出手段で述べた様な構造のもので良く、パッケージ群のまとまりを把持することができるもので掴むか、パッケージ群の側面を全体として押し出して移送するようなものであっても良い。
【0012】
一方、パッケージ群を包装する外箱を、組み立てる前のシート状態で保持する外箱シートマガジンから、単一の外箱シートを取出して、第二ステーションのパッケージ群搬送位置に展開される。外箱シートは例えば厚紙製の表面装飾印刷が施された一枚のシートであって、この上にパッケージを載せて組み立てることで、規定の形状を有する包装製品が得られる。初めに、外箱シートは第二ステーションに配置されるが、それが所定の位置に配置出来ないと当該シート上に配置されるパッケージが不適当な位置に置かれることになる。そうすると、パッケージ群のまとまりがシートの組立を阻害して、予定する形状に組み立てることができない事態が生じ得るので、各設置位置は正確に設定されなければならない。ここで、単一の外箱シートとは全く組み立てられていない一枚のシート状態のものや、外箱の一部が組み立てられてパッケージ挿入部がすでに形成されているものをいう。このシートの束を収容する外箱シートマガジンから取り出して所定の位置に配置されたシートに、第一ステーションからバケットコンベアにより搬送されてくる所定数量のパッケージがセットされることになる。
【0013】
バケットコンベアは第一ステーションで取りまとめられたパッケージ群をその集合状態を崩すことなく、搬送してくることが望ましい。第二ステーションにおいて再度まとまりを形成しても良いが、第二ステーションでは外箱シート上に所定のまとまりで配置しなければならないので、再度集合を組み直したり、集合体を形成したりする手段をいくつも設けることは、いたずらに製造コストを引き上げるだけである。
【0014】
バケットコンベアにより搬送されるパッケージ群は第二ステーションの所定位置に置かれるがこのとき作用するのが第二アセンブリである。このアセンブリは、第一ステーションでバケットコンベアに移送するために使用された第一アセンブリと同様の構造機能を有するものが使用される。
【0015】
第二ステーションの外箱シート上の所定位置に置かれたパッケージ群は、外箱シートを折り曲げ或いは接着されて組み立てることによって所定の形状の製品として包装される。この組立において使用される接着剤などは、必ずしも必要とはされず外箱シートを組み付けるだけでその形状を保持することができれば、シート構造の係合によってもよい。
【0016】
こうして、複数個のパッケージをひとつのまとまりとして包装された包装体が完成し、この包装装置外へと排出される。
【0017】
本発明の好ましい別の態様としては、上記包装体を形成したのちさらに、外箱の所定の位置に収納レンズのパワー、サイズ、ベースカーブ等の規格および所定の項目を印刷する印刷手段を備えていても良い。収納するレンズは商品としては同じでも、各包装ごとに規格等は異なるので全てを予め外箱に印刷しておくことはできない。品名、製造者等の共通事項を印刷した外箱シートに、一部収納レンズの規格などを表示する部分を設けておき、当該部分にレーザーマーク、インクジェットなどの手段で印刷される。このとき印刷する項目は単純にレンズの規格を数値データとして印刷しても良く、また縞状ストライプを印刷したバーコード(一次元コード)、ドット状の明暗模様によるマトリックスで形成された二次元コードを印刷しても良い。バーコードは、使用する面積に比べて記録出来るデータ量が少なく、二次元コードが使用されるようになってきた。二次元コードは、1平方mm当たり英数12文字も記録でき単位面積当たりのデータ量がバーコードに比べて極めて多く、多量の情報を記録できるとともに、360度どの方向からも読み取り装置で読み取ることができる利点がある。更に、コードの一部が破損したり汚れたりしていてもデータが回復出来る機能がある上、データを暗号化することにより情報を秘密裏に管理することができることからその用途が広がってきている。この様な二次元コードは、一次元バーコードを縮小し、縦に複数段積み重ねた構造をなすスタック方式(多段式)、表示エリアの正方形の中に升目を区切り、白と黒の市松模様のように構成し、それらのパターンの角度とサイズを読みとることにより解読する仕組みのマトリックス方式が知られている。
【0018】
二次元コードの具体例としては、「PDF417」(開発元:米国Symbol社)、「Data Code」(開発元:米国ID Matrix社)、「Veri Code」(開発元:米国Veritec社)、「QR Code」(開発元:日本電装)、「カルラコード」(開発元:株式会社アレックジャパン)などが挙げられる。これらのマトリクス式のコード方式において、二次元コードはマトリクス式のデータパターン(モザイクパターン)と、このデータパターンの位置および方向を識別させるためのガイドマークとから構成されている。ガイドマークとしては、「Data Code」においては左辺および底辺の2辺が直線となっているL型ガイドセルが用いられ、「Veri Code」、「カルラコード」においては、周囲4辺が直線となっている矩形ガイドセルが用いられ、「QR Code」においては3頂点に配される切り出しシンボルが用いられている。これらの二次元コードにおいては、その記録密度の高さから、小さな1〜2mm程の領域に1つの二次元コードをマーキングしてこれをCCD(charge−coupled Devices)カメラ、フォトセンサなどにより画像認識することができる。本発明では、外箱の所定の位置に読み取り装置で認識可能なようにこれら(レンズ規格および二次元コードなど)が印刷される。
【0019】
前記印刷された包装体は、印刷状態を読みとり正常に印刷されているかを確認する確認手段によって確認されたのち、第二ステーションから排出される。
【0020】
【実施例】
以上の内容を添付図面を参考にしつつ本発明による好適な実施例を以下に具体的に説明する。
【0021】
図1は本発明のパッケージ搬入からパッケージ品の読み取り確認と不適合品の排除およびパッケージを取りまとめる第一ステーションそしてまとめられたパッケージを受けるバケットコンベアまで((a)から(f)まで)の各手段、などを示したものである。図中の各矢印はその示す方向への動作・移動を現している。
【0022】
パッケージ1は内部にコンタクトレンズを含み外見上平たい直方体の形状を有している。このパッケージは表面にレンズを収容するくぼみを有し、当該くぼみをヒートシールにより密封した後、オートクレーブ滅菌済みのものが搬送される。パッケージ1がこのコンベアシステム2に載せられる手段については本願と特に関係ないので図示していないが、具体的には本願出願人がすでに出願している特願2001−11286号に示すようなパッケージを積み重ねてタワー状とした滅菌マガジンを、オートクレーブ処理したのち、コンベアシステムの端部上流から積み重ねた下層のパッケージをだるま落としのように排出する手段や、一般の把持アームを有するロボットなどにより移送される手段などが考えられる。いずれにしてもコンベアシステムのA方向から載置搬送されるように構成され、コンベアの両側にはパッケージがラインからはみ出さないように、そしてパッケージの方向づけを維持するようにコンベアラインの両側にガイド壁5が設けられており、このガイドによって、コンベアからパッケージの脱落およびパッケージの方向が変わることのないように構成されている。ガイド部はコンベアの両側すべての全長に渡って形成されたものではなく、検査部、不適合品排出部、第一ステーションからバケットコンベア6への搬送部についてはそれぞれ以下に述べるようなガイド部のない箇所を設けてある。まず、搬送途中のデータ検出手段3によりパッケージ内のレンズ規格等を読みとる部分には、検出手段側のガイド部を設けず検出手段によるデータ読み取りが容易になるように構成されている。また、検出したデータからまとまりを形成する場合に不適合となるパッケージを排出する手段として図に示す排出手段4を用いているが、当該部位についてもガイド部はない。これはパッケージの側面よりコンベアから押し出すように動作するものであり、図面奥より手前側にパッケージが排出できるようにするためである。さらに、パッケージを取りまとめる第一ステーション8全体にわたり、バケットコンベアへのパッケージ群の移送のためガイド部を設けていない。これによって、バケットコンベアへの移送のために第一アセンブリ7を図面奥から手前のバケットコンベアへ向けて押し出すことができるようになる。
【0023】
パッケージ内のレンズ等の規格読み取りは、例えばパッケージ側面に特願2000−367880号で本願出願人が示すような二次元コードによる表示を読みとることにより検出可能である。このレンズ規格等のデータ検出信号に応じてパッケージを選択的に統一規格レンズのまとまりとすることができる。この読み取りにより、不適合とされたパッケージはレンズとしての不良ではなく、製品包装単位の規格外ということであって、別の製品包装単位の場合には適合品とされるので、製品流から押し出されて排出されても、廃棄処分となるわけではなく図示しないパッケージストック部へ搬送される。図に示す排出手段4の場合には、当該手段により排出されるまでに次のパッケージが搬送されてくると、適合と判断されたパッケージが排出手段4と接触して、パッケージ流が停止されることがあるので各パッケージ間には適当な間隔を設けておく必要がある。またパッケージは常にコンベアによって移動するので、排出手段4の先端部に11に示すようなパッケージとの係合部を設けると良い。さらに排出手段4は図に示すような押し出し式のもの以外に、把持可能なアームを有するロボットシステムをコンベアライン上に設けても良い。このロボットシステムは、後述する第一ステーションからバケットコンベアにパッケージのひとまとまりを移送する場合にも採用できる。
【0024】
不適合品排出部を通過したパッケージは、はじめに製品流制御手段9により第一ステーション8へのコンベア搬送を制御される。この部分には別に通過パッケージをカウントするセンサ等を設置し、所定数のパッケージの通過をまって制御手段9がコンベアライン上に降りてくる。第一ステーションでは、所定数量のパッケージをまとめる作業が為されるので、余分にパッケージが入るとその妨げになる可能性があり、第一ステーションからひとまとまりのパッケージ(以後パッケージ群という)がバケットコンベアへ移された後に、所定数のパッケージが流れるようにすることが望ましいからである。制御手段9を通過したパッケージ群は第一ステーションのコンベア最終端にある停止手段10によりパッケージの前進が阻止される。最初のパッケージが停止したのち後続するパッケージも接触状態になった時点でその前進を停止する。こうして順次後続するパッケージを接触状態で停止することで各パッケージの隙間が詰められて、これらのパッケージ群が取りまとめられる。図では所定数のパッケージは3個である。
【0025】
第一ステーションでまとめられたパッケージは第一アセンブリ7によりバケットコンベアに移送される。このとき各パッケージ間の整列状態を乱すことのないような移送方法が必要である。第一アセンブリは図に示すようなパッケージ群の側面を所定数一体として押し出すような形状をしているが、この形状に限定されるものではなく、先に述べたようにパッケージ群を全体として把持できるようなアームを有するロボットシステムのようなものであっても良い。こうして所定数のパッケージがまとめてバケットコンベア6に移送されると、第二ステーションまで搬送される。バケットコンベアは、パッケージ群の整列状態を乱さないように搬送する単位毎に区切られるような仕切12がある。バケットコンベアにパッケージ群が移送された信号が制御手段9に伝達されると、制御手段が上昇してパッケージの通過を許容し、所定数量のパッケージが通過したことがセンサにより検出されると再び制御手段が降下する。
【0026】
図2に第二ステーションの概要を示す。外箱シートマガジン13からパッケージ群を包装する外箱シート14が排出されて、第二ステーション15の所定の位置に所定の形状で配置される。このとき、外箱シートは図に示すようにパッケージ群全体を収容する部分を解放した状態で付設され、その付設状態は図に示すような、外箱シートの両端16を折り曲げた状態や、全く折り曲げ部分がなくても良く、さらに収容部分のみを解放した状態(図4に示す)にしても良い。また、図面ではパッケージを横一列で収容しているが、縦一列で収容しても良い。いずれにしても、これらの外箱シートの供給時における形状には、パッケージ群を収容する解放部が1以上なければならない。パッケージ群はバケットコンベア6によって第二ステーションに搬送され、第二アセンブリ17によって、前記外箱シートが配置された位置に移送させられる。このアセンブリも前記第一アセンブリと同様な機能形状を有しており、ロボットアームのような構造を持つ装置であってもよい。これらの移送時(上述の第一ステーションからバケットコンベアへ、バケットコンベアから第二ステーションへ)は、バケットコンベアが移動しながら為されると、パッケージの整列状態に悪い影響を与えるので、バケットコンベアの搬送は通常停止される。バケットコンベアは、適当な数のパッケージ群を搬送する場合に好適に用いられるもので、通常のコンベアのような製品流通はないが、まとまり単位で搬送する場合に好都合である。パッケージ群が移送後は外箱シートがパッケージ群を包装するように組み立てられる。これは第二ステーションの同じ位置であってもまた搬送されたのちであって途中の過程で組み立てても良い。また組立に際して外箱シートを接着する種々の接着剤を使用してもよく、または外箱シートをパッケージの一部と接着して包装してもよい。外箱シートには予め商品名、製造元、使用方法などの一般的事項が印刷されていることが望ましい。これら以外に、特にレンズ規格などは、包装単位毎に異なるので後述のレーザー印字等により包装体18に個別に印刷される。
【0027】
図3は本発明包装装置により梱包されたパッケージの収容レンズに関する規格などを印刷し、その読み取り確認したのちに出荷する所までを示したものである。印刷手段20はバブルジェットプリントやレーザー印刷であって、当該工程後にその印刷内容が読みとる事が出来るかどうかを読みとり確認装置21により実施し、印刷不良等により読みとることができない場合には、最終製品から除去される。
【0028】
以上、本発明にかかる包装装置について詳述してきたが、これはあくまでも例示にすぎないのであって、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更、改良を行いうることは理解されるべきである。例えば、パッケージの搬送については、コンベアシステムが逐次停止して各ステップごとに間欠的に処理されるようにしてもよいし、コンベアのみは常時移動して、パッケージとコンベアとの間の摩擦力および各停止手段とによって、パッケージが前進したり停止したりするようにしても良い。また、パッケージの側面からデータ検出しているがパッケージ上方から検査しても良く、パッケージ群の数が異なっていても良い。これらの変更は本発明装置の機能とは本質的に関係のない事項であり、当業者の知識に基づいて種々なる変更を加えうるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明装置によれば、コンタクトレンズを収納するパッケージを最終製品としてのひとまとまりを形成する上で、複数のパッケージを所定数量にまとめて箱詰めすることができ、特に不適合品を排出して、適合品をまとめ単一の包装とするためにパッケージを整理統合する自動化包装装置が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての包装装置の識別・とりまとめ工程を概略的に示した図である。
【図2】本発明の一実施例としての包装装置の包装工程を概略的に示した図である。
【図3】本発明の一実施例としての包装装置の印刷工程を概略的に示した図である。
【図4】本発明で使用される外箱シートの他の例を示したものである。
【符号の説明】
1 パッケージ
2 コンベアシステム
3 データ検出手段
4 排出手段
5 ガイド壁
6 バケットコンベア
7 第一アセンブリ
8 第一ステーション
9 制御手段
10 停止手段
13 外箱シートマガジン
14 外箱シート
15 第二ステーション
17 第二アセンブリ
20 レーザー印刷装置
21 読み取り確認手段

Claims (2)

  1. 下記構成から成る、統一規格品の製品を包装するための包装装置
    a)滅菌済みの複数のレンズパッケージをコンベアの両側に設けたガイド壁により一定の方向を持って搬送するコンベアシステム
    b)搬送レンズパッケージにそれぞれ標識される、レンズの規格データ及びロットや製造日等の内部レンズのデータを読みとるデータ検出手段
    c)読みとった各レンズデータをもとに不適合品とみなされる統一規格品でないレンズのパッケージを排出する排出手段
    d)不適合と判断されたパッケージが存在していた位置の隙間を埋めて適合レンズパッケージを所定数量まとめる第一ステーションと、外箱シートを展開し外箱シートの上に所定数量にまとめた統一規格品のパッケージ群を載せて外箱シートを組み立てる第二ステーション
    e)第一ステーションから第二ステーションへ所定数量にまとめた統一規格品のパッケージ群の搬送を行うバケットコンベア
    f)前記バケットコンベアへ前記所定数量の統一規格品のパッケージを移動させる第一アセンブリ
    g)外箱シートマガジンから単一の開かれた外箱シートを取り出して所定の形状で第二ステーションの所定位置に配置する配置手段
    h)バケットコンベアにより搬送されてくる所定数量の統一規格品のパッケージを第二ステーションの開かれた外箱シート上に移動させる第二アセンブリ
    i)第二ステーションにおいて開かれた外箱シートを折り畳み所定の方法により外箱を組み立てるロボットアセンブリ
    j)第二ステーションから形成された外箱を搬出するコンベア手段からなる統一規格品の製品を包装するためのコンタクトレンズパッケージの自動包装装置。
  2. 前記第二ステーションにさらに
    k)第二ステーションで組み立てられた外箱側面に、収納レンズのパワー、サイズ、ベースカーブ等の規格および所定の項目を印刷する印刷手段
    l)前記印刷状態を読みとり正常に印刷されているかを確認する確認手段を含む請求項1記載のコンタクトレンズパッケージの自動包装装置。
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