JP4764265B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタル一眼レフカメラに組み込まれている撮像素子や光学フィルタ等の、焦点面もしくは焦点面近傍に配設された光学部材の表面に付着した塵埃等の異物を除去する技術に関するものである。
従来から、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの撮影レンズの焦点面近傍に塵埃等の異物が存在すると、その影が撮像素子に写り込んでしまうという問題がある。
このような塵埃は、レンズ交換時に外部から侵入したり、カメラ内部でのシャッタやミラーの動作に伴って発生する、その構造部材である樹脂や金属等の微細な磨耗紛が原因と考えられている。このような原因で発生した塵埃が、特に撮像素子の保護用のカバーガラスとカバーガラスの前面に配設されている赤外カットフィルタや、光学ローパスフィルタ等の光学フィルタの間に入り込んでしまう場合がある。このような場合は、その塵埃を除去するためにカメラを分解しなければならなかった。このため、撮像素子のカバーガラスと光学フィルタとの間に塵埃が入り込まないように密閉構造にすることは極めて有効なものであった。
しかしながら、光学フィルタの撮像素子に対向する側と反対側(レンズ側)の表面に塵埃が付着した場合、それが焦点面の近傍である場合にはその塵埃が影となって撮像素子に写り込んでしまうという問題が依然として残っている。そこで、このような問題点を解決するために、撮像部前面に振動可能な光学フィルタを設け、圧電素子によりこの光学フィルタを振動させることにより、その光学フィルタに付着している塵埃を除去する構造が提案されている(特許文献1)。この特許文献1のようなカメラ構成にすると、レンズを外さず、またカメラを分解することなく防塵構造の最外面(例えば光学フィルタ表面)に付着した塵埃を除去できる。
特開2002−204379号公報
しかしながら、上述した従来の塵埃除去機構においては、以下のような問題があった。
即ち、光学フィルタ上に付着する塵埃は、その大きさ、材質、形状等がさまざまであり、また、それら塵埃が光学フィルタ上のどの位置に付着するかも予測は不可能である。そのため、従来の塵埃除去機構では、塵埃の大きさや付着位置等によっては、十分に塵埃を除去することが出来ない場合があった。
また、振動を発生させるための圧電素子そのものの変位量は僅かであり、圧電素子の変位量のみで光学フィルタを振動させても効率良く塵埃の除去を行うことができない場合がある。そのため、通常は、光学フィルタの振動の振幅を大きくするために、その光学フィルタ自体がもつ固有の共振周波数で加振する必要がある。また、圧電素子に対して高い電圧を印加することによっても、圧電素子の変位量を大きくし、光学フィルタにより大きな振幅の振動を発生させることはできる。しかし、さまざまな形態の塵埃を効率良く除去しようとすると、装置の大型化を引き起こすとともに、電源エネルギの消費を増加させ、除去作業に要する時間を増大させてしまうことにもなる。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像素子前面部に配置した光学素子上に付着した塵埃等の異物を、短時間に、効率良く除去出来るようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、前記被写体像を結像させる撮影光学系と前記撮像素子との間に配置された光学素子と、前記光学素子の表面上に付着した異物の位置を記憶する異物位置記憶手段と、前記光学素子の表面上に付着した異物を除去するために、前記光学素子を加振する加振手段と、前記異物位置記憶手段に記憶されている異物位置情報で示される異物の位置を含む前記光学素子の領域の振幅または加速度が最大になるように、前記加振手段の駆動パラメータを制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子前面部に配置した光学素子上に付着した塵埃等の異物を、短時間に、効率良く除去することが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2は本発明の一実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観を示す図である。具体的には、図1はカメラ前面側より見た斜視図であって、撮影レンズユニットを外した状態を示し、図2はカメラ背面側より見た斜視図である。
図1において、1はカメラ本体であり、撮影時に使用者がカメラを安定して握り易いように前方に突出したグリップ部1aが設けられている。2はマウント部であり、着脱可能な撮影レンズユニット(不図示)をカメラ本体に固定させる。マウント接点21は、カメラ本体と撮影レンズユニットとの間で制御信号、状態信号、データ信号などをやり取りすると共に、撮影レンズユニット側に電力を供給する機能を有する。また、マウント接点21は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを可能なように構成してもよい。
4は撮影レンズユニットを取り外す際に押し込むレンズロック解除釦である。5はカメラ筐体内に配置されたミラーボックスで、撮影レンズを通過した撮影光束はここへ導かれる。ミラーボックス5の内部には、クイックリターンミラー6が配設されている。クイックリターンミラー6は、撮影光束をペンタプリズム22(図3を参照)の方向へ導くために撮影光軸に対して45°の角度に保持される状態と、撮像素子33(図3を参照)の方向へ導くために撮影光束から退避した位置に保持される状態とを取り得る。
カメラ上部のグリップ側には、撮影開始の起動スイッチとしてのシャッタボタン7と、撮影時の動作モードに応じてシャッタスピードやレンズ絞り値を設定するためのメイン操作ダイヤル8と、撮影系の動作モード設定ボタン10が配置されている。これら操作部材の操作結果の一部は、LCD表示パネル9に表示される。
シャッタボタン7は、第1ストローク(半押し)でスイッチSW1(後述の7a)がONし、第2ストローク(全押し)にてスイッチSW2(後述の7b)がONする構成となっている。
また、動作モード設定ボタン10は、シャッタボタン7の1回の押込みで連写になるか1コマのみの撮影となるかの設定や、セルフ撮影モードの設定などを行うものであり、LCD表示パネル9にその設定状況が表示されるようになっている。
カメラ上部中央には、カメラ本体に対してポップアップするストロボユニット11とフラッシュ取付け用のシュー溝12とフラッシュ接点13が配置されており、カメラ上部右寄りには撮影モード設定ダイヤル14が配置されている。
グリップ側とは反対側の側面には、開閉可能な外部端子蓋15が設けられており、この外部端子蓋15を開けた内部には、外部インタフェースとしてビデオ信号出力用ジャック16とUSB出力用コネクタ17が納められている。
図2において、カメラ背面側には上方にファインダ接眼窓18が設けられ、更に背面中央付近には画像表示可能なカラー液晶モニタ19が設けられている。カラー液晶モニタ19の横に配置されたサブ操作ダイヤル20は、メイン操作ダイヤル8の機能の補助的役割を担い、例えばカメラのAEモードでは自動露出装置により算出された適正露出値に対する露出補正量を設定するために使用される。あるいは、シャッタスピードとレンズ絞り値の各々を使用者の意志によって設定するマニュアルモードにおいて、メイン操作ダイヤル8でシャッタスピードを設定し、サブ操作ダイヤル20でレンズ絞り値を設定するように使用される。また、このサブ操作ダイヤル20は、カラー液晶モニタ19に表示される撮影済み画像の表示選択にも用いられる。
43はカメラの動作を起動もしくは停止するためのメインスイッチである。
44はクリーニングモードを動作させるためのクリーニング指示操作部材であり、光学フィルタ上に付着した、塵埃などの異物をふるい落とす動作を指示するためのものである。なお、このクリーニングモードについては、後に詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。なお、前述の図面と共通する部分は同じ記号で示している。
100はカメラ本体に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下、MPUという)である。MPU100は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。
100aはMPU100に内蔵されたEEPROMであり、時刻計測回路109の計時情報やその他の情報を記憶可能である。
MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106が接続されている。また、LCD駆動回路107、バッテリチェック回路108、時刻計測回路109、電源供給回路110、圧電素子駆動回路111も接続されている。これらの回路はMPU100の制御により動作するものである。
また、MPU100は、撮影レンズユニット内に配置されたレンズ制御回路201と、マウント接点21を介して通信を行う。マウント接点21は撮影レンズユニットが接続されるとMPU100へ信号を送信する機能も備えている。これにより、レンズ制御回路201は、MPU100との間で通信を行い、撮影レンズユニット内の撮影レンズ200および絞り204の駆動を、AF駆動回路202および絞り駆動回路203を介して行うことが可能となる。
なお、本実施形態では撮影レンズ200は便宜上1枚のレンズで示しているが、実際は多数のレンズ群により構成されている。
AF駆動回路202は、たとえばステッピングモータによって構成され、レンズ制御回路201の制御によって撮影レンズ200内のフォーカスレンズ位置を変化させることにより、撮像素子33に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。203は絞り駆動回路であり、たとえばオートアイリスなどによって構成され、レンズ制御回路201によって絞り204を変化させ、光学的な絞り値を得るように構成されている。
クイックリターンミラー6は、撮影レンズ200を通過する撮影光束をペンタプリズム22へ導くとともに、その一部を透過させてサブミラー30に導く。サブミラー30は、透過した撮影光束を焦点検出用センサユニット31へ導く。
ミラー駆動回路101は、クイックリターンミラー6を、ファインダにより被写体像を観察可能とする位置と、撮影光束から待避する位置とへ駆動するためのものである。同時に、サブミラー30を、焦点検出用センサユニット31へ撮影光束を導く位置と、撮影光束から待避する位置とへ駆動する。具体的には、たとえばDCモータとギヤトレインなどから構成される。
31は不図示の結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDから成るラインセンサ等から構成されている周知の位相差方式の焦点検出センサユニットである。焦点検出センサユニット31から出力された信号は、焦点検出回路102へ供給され、被写体像信号に換算された後MPU100へ送信される。MPU100は被写体像信号に基づいて、位相差検出法による焦点検出演算を行う。そして、デフォーカス量およびデフォーカス方向を求め、これに基づき、レンズ制御回路201およびAF駆動回路202を介して、撮影レンズ200内のフォーカスレンズを合焦位置まで駆動する。
22はペンタプリズムであり、クイックリターンミラー6によって反射された撮影光束を正立正像に変換反射する光学部材である。使用者は、ファインダ光学系を介して、ファインダ接眼窓18から被写体像を観察することができる。
ペンタプリズム22は、撮影光束の一部を測光センサ37にも導く。測光回路106は、測光センサ37の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、得られる輝度信号から露出値を算出する。
32は機械式のフォーカルプレーンシャッタであり、ユーザがファインダにより被写体像を観察している時には撮影光束を遮る。また撮像時にはレリーズ信号に応じて、不図示の先羽根群と後羽根群の走行する時間差により所望の露光時間を得るように構成されている。フォーカルプレーンシャッタ32は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路103によって制御される。
33は撮像素子で、例えば撮像デバイスであるCMOSが用いられる。撮像デバイスには、CCD型、CMOS型およびCID型など様々な形態があり、何れの形態の撮像デバイスを採用してもよい。
34はクランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路であり、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うとともに、クランプレベルの変更も可能である。35はAGC(自動利得調整回路)であり、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うとともに、AGC基本レベルの変更も可能である。36はA/D変換器であり、撮像素子33のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
410は光学フィルタで、水晶等からなる複屈折板および位相板を複数枚貼り合わせて積層し、更に赤外カットフィルタを貼り合わせて構成されている。なお、本実施形態では、光学フィルタ410は赤外カットフィルタや、水晶等を用いた光学ローパスフィルタを一体構成として説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の光学素子部材に分割する構成であっても良い。またその場合は撮像素子を含んだ密閉構造を構成する最外面に配置した光学素子を後述する圧電素子にて加振するものである。
430は圧電素子であり、MPU100から指令を受けた圧電素子駆動回路111により加振され、光学フィルタ410と一体的に振動するように構成されている。400は、光学フィルタ410、圧電素子430、撮像素子33と後述する他の部品と共にユニット化された撮像ユニットであり、詳細な構成については後述する。
104は映像信号処理回路であり、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理など、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路104からのモニタ表示用の画像データは、カラー液晶駆動回路112を介してカラー液晶モニタ19に表示される。
また、映像信号処理回路104は、MPU100の指示により、メモリコントローラ38を通じて、バッファメモリ37に画像データを保存することも可能である。更に、映像信号処理回路104は、JPEGなどの画像データ圧縮処理を行う機能も有している。連写撮影など連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像データを順次読み出すことも可能である。これにより映像信号処理回路104は、A/D変換器36から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことが可能となる。
メモリコントローラ38は、外部インタフェース40(図1におけるビデオ信号出力用ジャック16およびUSB出力用コネクタ17に対応する)から入力される画像データをメモリ39に記憶する機能を有する。また、メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース40から出力する機能も有する。なお、メモリ39は、カメラ本体に対して着脱可能なフラッシュメモリなどである。
105はスイッチセンス回路であり、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU100に送信する。7aは、シャッタボタン7の第1ストローク(半押し)によりオンするスイッチSW1である。7bは、シャッタボタン7の第2ストローク(全押し)によりオンするスイッチSW2である。スイッチSW2がオンされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。また、メイン操作ダイヤル8、サブ操作ダイヤル20、撮影モード設定ダイヤル14、メインスイッチ43、クリーニング指示操作部材44が接続されている。
107は液晶表示駆動回路であり、MPU100の指示に従って、LCD表示パネル9やファインダ内液晶表示器41を駆動する。
108はバッテリチェック回路であり、MPU100からの信号に従って、所定時間バッテリチェックを行い、その検出出力をMPU100へ送る。42は電源部であり、カメラの各要素に対して、必要な電源を供給する。
109は時刻計測回路でメインスイッチ43がOFFされて次にONされるまでの時間や日付を計測し、MPU100からの指令により、計測結果をMPU100へ送信することができる。
次に、撮像ユニット400の詳細な構成について、図4乃至図9を用いて以下に説明する。
図4は、光学フィルタ410及び撮像素子33を備える撮像ユニット400の周辺の保持構造について説明するための、カメラ内部の概略構成を示す分解斜視図である。
カメラ本体の骨格となる本体シャーシ300の被写体側には、被写体側から順に、ミラーボックス5、シャッターユニット32が配設され、撮影者側には撮像ユニット400が配設されている。特に撮像ユニット400は、撮影レンズユニットが取り付けられる基準となるマウント2の取付け面に撮像素子33の撮像面が所定の距離かつ平行になるように、調整されて固定される。
図5は、撮像ユニット400の構成を示す斜視図である。撮像ユニット400は、振動ユニット470と、撮像素子ユニット500と、フレーム部材450とを備えて構成されている。撮像素子ユニット500は、少なくとも撮像素子33と撮像素子保持部材510により構成されている。また、振動ユニット470は、光学フィルタ410、圧電素子430(図3参照)、付勢部材460等により構成されている。付勢部材460は金属などのバネ性を有した材料によって形成され、位置決め穴460aとビス固定用の逃げ穴460bが設けられている。撮像素子保持部材510には、位置決めピン510aとビス穴510bが設けられている。
振動ユニット470は、付勢部材460の位置決め穴460aと撮像素子保持部材510の位置決めピン510aを用いて撮像素子ユニット500に対して位置決めされる。また、振動ユニット470は、付勢部材460のビス用の逃げ穴460bと撮像素子保持部材510のビス穴510bを用い、フレーム部材450を挟み込んで撮像素子ユニット500にビスで固定される。フレーム部材450の被写体側の面は光学フィルタ410と当接し、撮影者側の面は撮像素子33と当接する。振動ユニット470は、付勢部材460のバネ性によって撮像ユニット500側へと付勢されているので、フレーム部材450と光学フィルタ410は隙間無く密着し、また、フレーム部材450と撮像素子33も同様に隙間無く密着している。これにより、光学フィルタ410と撮像素子33との間はフレーム部材450によって封止され、塵埃等の異物の侵入を防ぐ密閉空間が形成されている。
図6は、振動ユニット470の詳細な構成を示す斜視図である。
図6において、430a,430bは圧電素子で、光学フィルタ410の端部に接着剤などによって固着される。本実施形態においては、光学フィルタ410の両端に合計2枚の同一形状の圧電素子430a,430bを固着している。付勢部材460は光学フィルタ410に接着剤などによって固着されている。
図7は、圧電素子430a(または430b)の詳細図であり、図7(b)は圧電素子430a(または430b)の側面図、図7(a)は図7(b)を左側から見た平面図、図7(c)は図7(b)を右側から見た平面図である。
図7(b)、(c)に示すように、圧電素子430aのA面は、光学フィルタ410に5次モードの屈曲振動を励起するためのa相と、6次モードの屈曲振動を励起するためのA層に中央で分割されている。それぞれの相は、屈曲振動のλ/2(λは波長)ピッチで電極が分割されており、電極ごとに圧電素子430の厚さ方向に分極が施されている。電極上に示された+、−は、この電極部分の分極方向を示しており、端部のa1、A1、a5、A6以外は、隣り合う電極が互いに逆極性に分極されている。図7(a)、(b)に示すように、圧電素子430のB面は、全面に電極B1が形成されている。
a1〜a4の電極は不図示の導電材などによりそれぞれ電気的に接続され、各電極は同電位に保たれている(a相電極)。同様に、A1〜A5の電極は同電位に保たれている(A相電極)。また、a5、A6、B1の電極は同電位に保たれている(B相電極)。A面には不図示のフレキシブルプリント基板などの導電性連結部材が電気的且つ機械的に接続され、a相電極、A相電極、B相電極に、それぞれ所定の電圧を独立して印加できるようになっている。圧電素子430のB面は、接着などによって、光学フィルタ410に固着され、圧電素子430と光学フィルタ410が一体的に運動するように構成されている。
次に、光学フィルタ410が振動する仕組みと、その振動形状について、図8と図9を用いて説明する。
まず、不図示の導電性連結部材を通じて圧電素子430のa相電極(またはA相電極)に所定の正の電圧を印加し、B相電極をグランド(0V)としたときの圧電素子430の変形について説明する。
図8は、光学フィルタ410の振動形状を示す側面図で、図9は光学フィルタ410の振動形状を示す斜視図である。図8(a)と図9(a)は光学フィルタ410が5次モードで振動するときの振動形状を示す。図8(b)と図9(b)は光学フィルタ410が6次モードで振動するときの振動形状を示す。なお、図8および図9では振動の形状を説明するために光学フィルタ410の屈曲状態を誇張して示している。
上述の電圧が印加されると、図7の圧電素子430aの図中で+と示した箇所は、面と垂直方向に縮み、面内方向に伸びる。そのため、圧電素子430aと接合された光学フィルタ410は、接合面を面方向に拡大する力を圧電素子430aから受け、圧電素子430aとの接合面側が凸になるような変形をする。同様に、圧電素子430aの図中で−と示した箇所は、面と垂直方向に伸び、面内方向に縮む。そのため、図7の圧電素子430aと接合された光学フィルタ410は、接合面を面方向に縮小する力を圧電素子430から受け、圧電素子430との接合面側が凹になるような変形をする。
よって、a相電極に上述の電圧が印加されると、図8(a)の実線で示すような5次のモードの屈曲変形が生じる。そして、光学フィルタ410には図8(a)の実線で示すような5次のモードの屈曲変形が生じる。また、A相電極に上述の電圧が印加されると、図8(b)の実線で示すような6次のモードの屈曲変形が生じる。そして、光学フィルタ410には図8(b)の実線で示すような6次のモードの屈曲変形が生じる。
また、a相電極またはA相電極に印加する所定の電圧を負とすれば、圧電素子430は上述と伸縮が逆向きの変形を生じ、光学フィルタ410は、図8(a)および図8(b)の破線に示すような屈曲変形を生じる。
つまり、B相電極の電位をグランドに保ったまま、a相電極(またはA相電極)に印加する所定の電圧を周期的に正負に切り替えると、光学フィルタ410の凸凹が周期的に切り替わるような屈曲振動が生じる。この周期的な電圧の周波数は、光学フィルタ410の固有振動モードの共振周波数近傍とすることで、より小さい電圧で大きな振幅を得ることができる。言い換えれば、より少ない電力で効率的に、光学フィルタ410に付着した塵埃などを除去することが可能となる。図8(a)および図8(b)に示すように、光学フィルタ410の屈曲振動では振動の節部d1〜d4、D1〜D5と、振動の腹部e1〜e3、E1〜E4が生じ、振動の節部の振幅は実質的に零となる。振動の節部では振幅が零のため、付着した塵埃などの異物を除去することができない。そこで、節部の位置が異なる複数のモードの屈曲振動を起こすことで、撮像視野内全体で塵埃を除去することが可能となる。
一方、光学フィルタ410の固有振動モードの共振周波数は、光学フィルタ410の形状、板厚、材質などによっても異なり、また、光学フィルタ410の固有振動モードの共振周波数は一つだけではなく複数存在する。図9(a)や図9(b)に示した振動形状は光学フィルタ410に発生する共振周波数の一例であり、圧電素子430に印加する電圧の周波数を変更することによって、図9(c)や図9(d)で示したような複雑な振動形状を発生することも可能となる。また更には、印加する電圧の周波数によっては発生する振幅や加速度も異なってくる。それはまた、言い換えると、同一の光学フィルタ410に付着した特定の塵埃の大きさや位置よっては、その塵埃が光学フィルタ410の表面から最も離脱しやすい共振周波数の振動モードは異なると言うことでもある。
また、特定の共振周波数においては、振幅は少ないものの高次の周波数で共振するようなモードも存在する。このような振動モードの場合には、印加する電圧の周波数は同一のままで、印加する電圧値を高めることで、振幅を高くすることも可能となる。
また、本実施形態では上述したように圧電素子430a,430bを光学フィルタ410の左右にそれぞれ配置しているが、左右の圧電素子に対し印加する電圧の周波数の位相をずらして入力することによっても振動形状や振幅、加速度の関係は異なってくる。
図10は、図6の振動ユニット470の光学フィルタ410と圧電素子430aおよび圧電素子430bを撮影レンズ200側から示した正面図である。
図10において、410aは光学フィルタ410の裏面側へ配置される撮像素子33の光電変換素子の受光範囲に相当する領域を示している。つまり、受光範囲領域410a内の表面上に塵埃等が付着した状態のままで撮影を行うと、その影が撮像素子に写り込んでしまう。
図11は、光学フィルタ410の受光範囲領域410aをあらかじめ所定の大きさと数に分割した例を示す図である。
図11では、水平方向を18分割(左からH−1,H−2,…,H−17,H−18)とし、垂直方向を12分割(上からV−1,V−2,…,V−11,V−12)とすることで、受光範囲領域410aを216箇所の領域に分けている。
図8や図9で説明したように光学フィルタ410の表面に発生する振動形状、変位振幅、加速度は、同一条件の電圧値(V)、交流周波数値(f)、位相の角度(θ)によって圧電素子430を駆動した場合でも、位置によって異なる。即ち、受光範囲領域410aの上記の216箇所の領域(H−1,V−1)、(H−1,V−2)、…、(H−18,V−11)、(H−18,V−12)のそれぞれに発生する変位振幅(D)、加速度(G)は異なる。また、同一の領域内においても圧電素子430aおよび圧電素子430bに印加する電圧値(V)、交流周波数値(f)、位相の角度(θ)を変更することで、最大の変位振幅(Dmax)、最大の加速度(Gmax)は異なる。
図12は、圧電素子430を振動させるための各加振モードにおける各駆動パラメータを示した表である。
図12(a)は各加振モードの駆動パラメータである電圧値(V)を示しており、本実施形態では、30V,40V,50V,60Vの4種類のいずれかの電圧を選択的に印加する。図12(b)は同じく各加振モードの駆動パラメータである周波数(KHz)を示しており、本実施形態では、20KHz,50KHz,80KHz,100KHz,130KHzの5種類のいずれかの周波数を選択的に駆動する。図12(c)は圧電素子430aに対する圧電素子430bへの入力電圧の位相の角度(rad)示しており、本実施形態では、0rad,90rad,180rad,270radの4種類のいずれかを選択的に駆動する。
図12(d)は、受光範囲領域410aの216箇所それぞれの領域毎に最大の変位振幅(Dmax)を発生する図12(a)、(b)、(c)に示した電圧値(V)、周波数(KHz)、位相の角度(rad)の組み合わせを示している。また、同じく最大の加速度(Gmax)を発生する電圧値(V)、周波数(KHz)、位相の角度(rad)の組み合わせを示している。これらの駆動パラメータは、図3で示したMPU100内の不揮発性メモリに記憶されており、後述する塵埃検出処理による結果に応じていずれの駆動パラメータによって加振するかが自動的に選択されることとなる。
なお、本実施形態における受光範囲領域410aの分割数や、各駆動パラメータの設定値、また駆動パラメータの組合わせはこれらに限定されるものではない。
次に、図13に示すフローチャートを用いて、図14のステップS24で行われる撮像処理ルーチンの詳細について説明する。この処理はMPU100が図示しない不揮発性メモリに記憶された撮像処理プログラムを実行することにより実施される。
この撮像処理ルーチンが実行されると、ステップS201で、MPU100は、図3に示すクイックリターンミラー6及びサブミラー30を作動させ、いわゆるミラーアップを行い、撮影光路外にクイックリターンミラー6を退避させる。
次に、ステップS202で撮像素子33での電荷蓄積が開始され、次のステップS203では、シャッタ32内の不図示の先羽根群、後羽根群がそれぞれ走行して露光が行われる。そして、ステップS204で撮像素子33の電荷蓄積が終了され、次のステップS205で、撮像素子33から画像信号を読み出し、A/D変換器36及び映像信号処理回路104で処理した画像データを、バッファメモリ37に一時記憶する。
次のステップS206で撮像素子33から全ての画像信号の読み出しが終了すると、ステップS207でクイックリターンミラー6を、いわゆるミラーダウンさせる。すると、クイックリターンミラー6が被写体光をファインダ光学系に導く位置(斜設位置)に戻り、一連の撮像動作が終了する。
図14は、本実施形態のデジタル一眼レフカメラにおけるクリーニングルーチンを説明するフローチャートである。
本実施形態では、光学フィルタ410の表面上に付着した塵埃の位置を特定する塵埃位置識別手段の一例として、塵埃検出用画像を用いた塵埃検出処理(塵埃によって画像不良が生じている画素位置の検出処理)について説明をする。
この処理はMPU100内の不揮発性メモリに記憶された塵埃検出処理プログラムを実行することにより実施される。
クリーニングルーチンは、具体的には、クリーニング指示操作部材44が操作されるとカラー液晶モニタ19上にクリーニング開始の選択項目として、「キャンセル」と「OK」の各ボタンが表示される。これらの選択項目はサブ操作ダイヤル20を操作することにより選択できる。
クリーニング開始「キャンセル」がフォーカスされた状態で、シャッタボタン7を半押ししてスイッチSW1(7a)をONするとクリーニングを開始せずにクリーニングルーチンをリターンする(ステップS20)。ステップS20でサブ操作ダイヤル20を回転させ「OK」の項目をフォーカスした状態で、レリーズボタンを半押ししてスイッチSW1(7a)をONすることにより、ステップS21に進み、塵埃検出処理を開始する。
塵埃検出処理は、塵埃検出用画像を撮像することにより行われる。しかし、その前に先ず、面光源装置の出射面などの均一輝度面にレンズ200の撮影光軸を向けてカメラを設置するか、レンズ200に塵埃検出用のライトユニット(レンズ前に装着する小型の面光源装置)を装着し、塵埃検出の準備を撮影者が行なう必要がある。
そのため、ステップS21ではカラー液晶モニタ19の画面上に、撮影者に対して上記の準備作業の説明を表示すると同時に、撮影準備が整ったか否かの確認操作を指示する。具体的には、撮影準備が整った場合には、シャッタボタン7を半押ししてスイッチSW1(7a)をONすることによりステップS22に進む。
本実施形態では、通常の撮影レンズを用いる場合について説明するが、レンズマウント2に、絞りユニットを通して均一な輝度で撮像素子33を照明する装置などを取り付けて塵埃検出を行なってもよい。このように、本実施形態において塵埃検出用画像は、均一な輝度を有する画像である。
撮影準備が整った旨の操作指示により、ステップS22ではMPU100は、まず絞りの設定を行う。撮像素子33近傍の塵埃は絞り204の絞り値により結像状態が変わるため、正確に塵埃の位置や大きさを検出するためには、複数の絞り値で塵埃検出を行うことが望ましい。まず絞り値1、即ち撮像素子33上に配置される、保護用のガラスや光学フィルタの厚み(塵埃の付着場所と撮像素子との距離)に応じた所定の絞り値が設定される。ここではたとえばF8を設定する。
次にMPU100はレンズ制御回路201に対し、撮影レンズ200の絞り値制御を行わせ、ステップS22で設定された「絞り値1」(またはステップS32で設定された「絞り値2」)に絞りを設定する(ステップS23)。処理開始時はステップS22で設定された絞りとなる。
撮影レンズの絞り204が所定値に設定されると、塵埃検出モードでの撮影を実行し、画像の現像を行なう(ステップS24)。ステップS24で行う撮像処理ルーチンの詳細に関しては図13で説明した内容と同様であり、撮影された画像データはバッファメモリ37に格納される。
撮影が終了するとMPU100はレンズ制御回路201を制御し、撮影レンズ200の絞りを開放値に設定させる(ステップS25)。
次いで、映像信号処理回路104へ、画像バッファメモリ37に記憶されている撮影画像の各画素の位置に対応するデータを順次呼び出す(ステップS26)。
映像信号処理回路104は、呼び出された画素データの値と予め設定されたスレッショルドレベルとを比較する(ステップS27)。
撮像素子33に塵埃が付着すると、塵埃の付着位置に該当する画素に入射する光量が減少するので、個々の画素データを設定されたスレッショルドレベルと比較することで、画像不良が生じている画素を検出することができる。なお、塵埃位置検出処理時にカメラ本体内に外光が入射すると、不良が生じている画素から得られるデータがスレッショルドレベルより高くなる場合が有るので、外光が入り込まないようにしなければならない。さらに、撮影が均一輝度面であることが期待できない場合は単に輝度のスレッショルドレベルではなく近傍の画素出力との差などを併用して判断しても良い。
読み出した画素データの値がスレッショルドレベルより低い場合、予め画素欠陥位置メモリに記憶されている製造時からの不良画素(画素欠陥)の位置と、読み出した画素データの位置とを較べて、画素欠陥であるかどうかを確認する(ステップS28)。
そして、画素欠陥によるものではないと判断された場合にのみ、MPU100に内蔵されたEEPROM100aに当該塵埃画素の位置(塵埃の付着位置)を登録する(ステップS29)。
ここで、ステップS22で設定した絞り値1を用いて検出した塵埃位置データを塵埃位置データ1とする。
その後、全ての画素について同様の判定処理(ステップS26〜ステップS29)を行い、全ての画素に対して処理を行ったら(ステップS30)、検出すべき絞り値全てについて塵埃検出処理を行ったかどうかを判断する。未処理の絞り値があれば、ステップS32へ分岐し、全ての絞り値が処理済みであれば、ステップS33に進む(ステップS31)。
塵埃は通常撮像素子33の表面にではなく、保護用のガラスや光学フィルタ上に付着しているため、撮影レンズの絞り値により結像状態が異なる。すなわち、絞りが開放値に近いとぼやけてしまい、小さい塵埃が付着していたとしてもほとんど影響がなくなるが、逆に絞り値が大きくなるとはっきり結像し画像に影響してしまう。
そこで次に、別の絞り値(絞り値2、たとえばF22)を設定し(ステップS32)、ステップS23に戻って再度画像の撮影を行い、塵埃検出処理を行う。ここで、絞り値2で検出した塵埃位置データを塵埃位置データ2とする。ステップS23からステップS31までを実行し、複数の絞り値に対する塵埃位置データを全て検出できたらこの塵埃検出ルーチンは終了となる。このフローチャートでは2種類の絞りに対して塵埃検出を行ったがもっと多くの絞り数値に対して塵埃検出を行えばより正確に塵埃位置データを作成することができ、そのデータを用いてより正確に塵埃の検出を行うことができることはいうまでもない。
次にこれら、ステップS21〜S32の処理により塵埃検出用画像から光学素子410の表面上に付着した塵埃等の位置を自動的に検出した後、塵埃除去動作であるステップS33以降の動作を行なう。
ステップS33では図3に示したクイックリターンミラー6及びサブミラー30のミラーアップ及びシャッタ32内の先羽根群を駆動して先幕を走行させ、ステップS34に進む(ステップS33)。
ステップS34では、前述した塵埃検出処理によって登録された塵埃位置データに応じてどの駆動パラメータによって加振するかをMPU100が決定して、その駆動パラメータを読み出す。具体的には、先ず図10及び図11で説明したように、受光範囲領域410aの分割した所定領域と、塵埃位置データの情報を照らし合わせる。そして、図12(d)で示した該当する領域に応じた最大加速度(Gmax)を発生する電圧値(V)、周波数(KHz)、位相の角度(rad)の駆動パラメータを読み出す(ステップS34)。
塵埃位置データはほとんどの場合複数記憶されているため、塵埃位置データ各々に応じて、駆動パラメータを求めて記憶する。また、場合によっては塵埃位置データが異なっていても求められる駆動パラメータは同一の時もあり、そのような場合には後に行う振動駆動については一つの条件であるのは言うまでもない。また、本実施形態では、最大加速度(Gmax)を発生する駆動パラメータを求めたが、最大変位振幅(Dmax)を発生する駆動パラメータを用いてもよい。それはたとえば、除去する塵埃の大きさによっては、加速度よりも振幅が大きい方が除去されやすい場合もあるためである。
ステップS35でMPU100は、ステップS34で読み出された駆動パラメータ毎に、図3に示した圧電素子駆動回路111を制御して圧電素子430a,430bに対し、所定の電圧、周波数、位相角度を印加する(ステップS35)。圧電素子430a,430bはそれに応じて伸縮し、さらに接続された光学フィルタ410は屈曲振動をすることで、その表面に付着した塵埃を除去できる。
ステップS36でMPU100は、所定時間後に圧電素子駆動回路111を制御して圧電素子430に対する駆動を停止する(ステップS36)。それにより、光学フィルタ410の屈曲振動も停止する。
その後ステップS37では、ステップS34で記憶した駆動パラメータ全てについて同様の処理(ステップS34〜ステップS36)を行ったのち、ステップS34で記憶した駆動パラメータについて全て処理を実行したかを判断する。そして、全て実行していればステップS38へ進む。
ステップS38では、シャッタ32内の後羽根群を駆動して後幕を閉じ、クイックリターンミラー6及びサブミラー30をミラーダウンする。更に、次回の撮影動作のためにシャッターチャージ動作(シャッタを撮影前の状態に戻し、レリーズ可能な状態にする動作)を行い、一連の動作が終了する。
なお、本実施形態では、上述したように、塵埃検出用画像から光学フィルタ410の表面上に付着した塵埃等の位置を自動的に検出する事が可能となる。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、塵埃検出用画像をカラー液晶モニタ19上に表示することで、撮影者自身がカーソルキーや指示ボタンなどを用いて塵埃位置を指示する方法であっても良い。また、そのような場合であれば、塵埃検出画像についても本実施形態のように必ずしも均一輝度を有する画像でなく、通常の撮影レンズを用いて撮影された画像であっても構わない。
上記の実施の形態によれば、撮影画像に影響する光学フィルタ上の所定範囲内であれば塵埃の位置や大きさによって最適な振動を発生することが可能となるので、装置を大型化せず、正確に、効率良く、短時間に塵埃を除去することが可能となる。
本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラの前面斜視図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラの背面斜視図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおける光学ローパスフィルタ及び撮像素子周りの保持構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおける撮像ユニットの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおける振動ユニットの詳細な構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおける圧電素子の詳細図である。 光学フィルタの振動形状を示す側面図である。 光学フィルタの振動形状を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおける振動ユニットを撮影レンズ側から示した正面図である。 光学フィルタの受光範囲を水平方向と垂直方向に分割した状態を示す図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおける圧電素子を振動させるための各加振モードにおける各駆動パラメータを示した図である。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおける撮像処理ルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態のデジタル一眼レフカメラにおけるクリーニングルーチンを説明するフローチャートである。
符号の説明
1 カメラ本体
2 マウント
5 ミラーボックス
6 クイックリターンミラー
19 カラー液晶モニタ
32 シャッターユニット
33 撮像素子
100 MPU
111 圧電素子駆動回路
200 撮影レンズ
400 撮像ユニット
410 光学フィルタ
430 圧電素子

Claims (5)

  1. 被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記被写体像を結像させる撮影光学系と前記撮像素子との間に配置された光学素子と、
    前記光学素子の表面上に付着した異物の位置を記憶する異物位置記憶手段と、
    前記光学素子の表面上に付着した異物を除去するために、前記光学素子を加振する加振手段と、
    前記異物位置記憶手段に記憶されている異物位置情報で示される異物の位置を含む前記光学素子の領域の振幅または加速度が最大になるように、前記加振手段の駆動パラメータを制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光学素子の表面上に付着した異物の位置を検出するための異物位置検出手段をさらに具備し、前記異物位置記憶手段は、前記異物位置検出手段により検出された前記異物位置情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記異物位置検出手段は、前記撮像素子から得られる撮影画像の情報から、前記光学素子の表面上に付着した異物の位置を検出することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記異物位置記憶手段に記憶されている異物位置情報で示される異物の位置を含む前記光学素子の領域の振幅または加速度が最大になるように、前記加振手段を駆動するパラメータとしての駆動周波数と駆動電圧の少なくとも1つを制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記加振手段は複数の圧電素子を備え、前記制御手段は、前記異物位置記憶手段に記憶されている異物位置情報に基づいて、前記複数の圧電素子に加える駆動電圧の位相差を制御することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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