JP4764113B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、幅が異なる複数金種の紙幣を、幅中央を揃えて払出すことができる紙幣処理装置に関するものである。
紙幣処理装置として、入金時には挿入口から挿入された紙幣の金種が識別されて、金種に応じて定められた紙幣収納部に送り込まれ、一方、出金時には指定された金種に応じた紙幣収納部から紙幣が繰出されて払出口に送り出されるように構成されたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、紙幣としては、例えばユーロ紙幣のように金種に応じて幅寸法が異なるものがある。
特開2002−279487号公報
しかしながら、上述した特許文献1の装置では、紙幣識別を安定化させるために入金の際に紙幣の幅方向中央を搬送ラインの仮想基準線に一致させる機構が設けられているが、払出し側では上記機構が設けられていないため、以下のような問題があった。即ち、払出ラインの途中に、紙幣を積み重ねるための一時保留部が設けられている場合、その一時保留部での紙幣の位置合わせが適正に行われずに払出ラインに対して紙幣の幅中央が傾くことがあり、その結果として紙幣が払出口に当接して折曲がり等の異常を発生し、正常な払出しが行い得ないという虞があった。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、正常な紙幣の払出しを行うことができる紙幣処理装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る紙幣処理装置は、幅寸法が異なる複数金種の紙幣を金種別に収納する収納部からの払出し用紙幣を払出すための払出ラインと、該払出ラインの終端に設けられた払出口と、上記払出ラインの途中に設けられ、上記払出し用紙幣を一時保留する一時保留部とを具備し、上記払出ラインは、一時保留部よりも収納部側の第1払出ラインと、この第1払出ラインとは分断されていて一時保留部よりも払出口側の第2払出ラインとを有し、第2払出ラインの始端部が第1払出ラインの終端部の下方に離隔しかつ重なる状態で位置して上記一時保留部を構成し、上記第1払出ラインの終端部には、紙幣の幅方向両端部を抜落ち可能に支持する端部支持手段と、該端部支持手段で幅両端部が支持された紙幣の中央部分を押下げて紙幣両端部を抜落とすことにより、該紙幣を上記一時保留部へ移動させる紙幣押下げ手段が設けられており、上記端部支持手段は、紙幣の幅方向両端のそれぞれが入る凹溝を有する一対の端部支持部材と、両端部支持部材を上記一時保留部の幅中央に相当する基準線に対して対称な状態で接離させて両端部支持部材の離隔距離を調整する接離機構とを備え、その接離機構で上記一対の端部支持部材を金種に応じて接離させることにより、金種に拘わらず紙幣の幅中央仮想線を上記基準線に一致させることを特徴とする。
請求項2の発明に係る紙幣処理装置は、請求項1に記載の紙幣処理装置において、前記接離機構は、上記一対の端部支持部材互いに接近する方向に弾性付勢力を付与する引っ張りばねと、鉛直軸回りに回動して前記基準線に対して対称に上記一対の端部支持部材を接離させるカムとを備えることを特徴とする。
請求項3の発明に係る紙幣処理装置は、請求項2に記載の紙幣処理装置において、前記カムは回動中心に対して対称に金種に応じた複数対の規制面を有し、その対の規制面により前記一対の端部支持部材の離隔距離が調整されるようにカムの回動角度がサーボモータにより回動制御されることを特徴とする。
請求項4の発明に係る紙幣処理装置は、請求項2に記載の紙幣処理装置において、請求項2に記載の紙幣処理装置において、前記カムは回動中心に対して対称であって、半径が連続的に変化するように形成されており、その任意の半径部分により前記一対の端部支持部材の離隔距離が調整されるようにカムの回動角度がサーボモータにより回動制御されることを特徴とする。
請求項5の発明に係る紙幣処理装置は、請求項1に記載の紙幣処理装置において、前記接離機構は、上記一対の端部支持部材のそれぞれに取付けられていてラックが形成されたガイド板と、両ガイド板のラックで挟まれるとともに両ラックに噛合する歯車とを有する構成を備え、その構成により上記一対の端部支持部材が前記基準線に対して対称に接離することを特徴とする。
請求項6の発明に係る紙幣処理装置は、請求項2乃至5のいずれかに記載の紙幣処理装置において、前記一対の端部支持部材には溝方向に沿って紙幣が挿入されるようになっているとともに、その各端部支持部材の凹溝における内奥面には、前記基準線と平行な位置決め面と、該位置決め面の紙幣挿入側に位置決め面から遠ざかるほど基準線から離れる傾斜した案内面とが形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明に係る紙幣処理装置は、請求項6に記載の紙幣処理装置において、前記一対の端部支持部材の凹溝は、それぞれの位置決め面に紙幣の幅方向の端が接触し、かつ、各位置決め面での凹溝の溝深さが同一となるように形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明に係る紙幣処理装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の紙幣処理装置において、前記収納部よりも上方に、前記払出口及び前記一時保留部が配されているとともに、これら払出口及び一時保留部よりも上方に入金部が配されていることを特徴とする。
本発明による場合には、第1払出ラインの終端部に設けた端部支持手段で抜落ち可能に幅方向両端部が支持された紙幣の中央部分を紙幣押下げ手段により押下げ、端部支持手段から紙幣の幅方向両端部を抜落とすことにより、紙幣を一時保留部の上方から下方へ移動させる機構としているので、その一時保留部に複数の紙幣を積み重ねることができ、複数枚の紙幣を積層状態で払出口から払出すことが可能となる。そして、特にこの一時保留部の上方で、金種に拘わらず紙幣の幅中央仮想線を基準線に一致させ(以下、「心出し」という。)、その後に紙幣の中央部分を紙幣押下げ手段により押下げて紙幣を一時保留部へ移動させるので、紙幣の幅中央仮想線を払出ラインの幅中央と揃った状態で積み重ねて一時保留することができ、払出口への紙幣の当接を防止して正常な紙幣払出しが可能となる。
請求項2の発明による場合には、カムの外周面に弾性付勢力により一対の端部支持部材を押付け、カムの回動により一対の端部支持部材を基準線に対して対称に接離させるので、簡単な機構で心出しが可能となる。
請求項3の発明による場合には、カムの回動角度をサーボモータにより回動制御し、カムの金種に応じた規制面で一対の端部支持部材の離隔距離を調整するので、その離隔距離を金種に応じた値に正確に制御することが可能となる。
請求項4の発明による場合には、カムの回動角度をサーボモータにより回動制御し、カムの金種に応じた半径部分で一対の端部支持部材の離隔距離を調整するので、その離隔距離を多数の金種に応じた値に正確に制御することが可能となる。これにより、世界の各国毎に紙幣の幅が異なっていても、1種類の紙幣処理装置であっても任意の国の紙幣に対応することが可能になる。
請求項5の発明による場合には、一対の端部支持部材がラックとこれに噛合う歯車とを組み合わせた機構により基準線に対して対称に接離するので、弾性付勢力を付与するばねの省略が可能となる。
請求項6の発明による場合には、一対の端部支持部材の各凹溝の内奥面に形成された傾斜した案内面により紙幣が案内されて平行な位置決め面に導かれ、その位置決め面で紙幣の心出しが行われる。
請求項7の発明による場合には、端部支持手段で抜落ち可能に幅方向両端部が支持された紙幣の中央部分を紙幣押下げ手段により押下げるとき、紙幣の幅方向両端部が同時或いはほぼ同時に端部支持手段から抜落ちるようにすることができる。これにより、紙幣の幅方向両端部の抜落ちタイミングがずれることによる片落ちを防止でき、一時保留部における幅中央に対し紙幣の幅中央仮想線を一致させる心出しが可能となる。よって、一時保留部に積み重ねた複数枚の紙幣の幅中心を揃えることができる。
請求項8の発明による場合には、収納部よりも上方に払出口及び入金部を配置させているので、入金及び払出し高さ位置を操作容易な位置に設定させ得る。
以下に、本発明を具体的に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置の全体を模式的に示す正面図である。この紙幣処理装置1は、最上部に入金部としての入金ユニット2が設けられ、その下側に本発明の要部である払出ユニット3が、更に下側に収納部としての収納ユニット4が設けられている。このように収納ユニット4よりも上方に払出ユニット3及び入金ユニット2を配置させることで、入金及び払出し高さ位置が操作容易な位置に設定し得る利点がある。
入金ユニット2には、入金口2aと紙幣Aの金種及び真贋を識別する識別部(図示せず)とが設けられており、入金ユニット2に入金された紙幣Aは、金種及び真贋の識別が行われた後に入金ユニット2の搬送ライン5、払出ユニット3の搬送ライン6及び収納ユニット4の搬送ライン7を介して収納ユニット4へ搬送され、収納ユニット4に金種別に収納される。収納ユニット4には、複数、本実施形態では3つの収納庫41、42、43が設けられている。各収納庫41〜43は、幅寸法が異なる複数の金種に対応して設けられたもので、各収納庫41〜43には該当する金種の紙幣Aが収納される。なお、上記識別部により検出された金種等の信号は、CPUからなる演算制御装置(図示せず)に与えられる。この演算制御装置は、紙幣Aの払出しが必要であると判定した場合には、払出し指令を発して紙幣処理装置1の全体を紙幣Aの払出しが可能となるように駆動制御する。払出し指令は、例えば入力した金種信号に基づきお釣りが必要な場合などにおいて行われる。
上述した紙幣Aの払出し駆動制御は、前記指令に基づいて以下のように行われる。つまり、該当する1又は2以上の収納庫41等から1枚又は2枚以上の紙幣Aが搬送ライン6、7を介して払出ユニット3へ搬送され、払出ユニット3の払出ライン8を介して払出口3aから払出される。なお、各収納庫41等内における紙幣Aの収納及び払出は、収納庫41等に設けられた収納払出ライン44、フラッパ45及び繰出しモータ(図示せず)により行われる。但し、フラッパ45は、上側2つの収納庫41、42に設けられ、該当する収納庫41等へ紙幣Aを収納及び払出するときに実線の揺動状態とされ、それ以外のときに破線の揺動状態とされる。
また、上記搬送ライン5〜7における紙幣搬送機構は以下のようになっている。即ち、上記搬送ライン5と搬送ライン6とは、入金ユニット2と払出ユニット3を連結すると、入金ユニット2の下側のギアと払出ユニット3の上側のギアとが互いに噛合して紙幣Aを搬送する状態に繋がる。また、搬送ライン6と搬送ライン7とは、払出ユニット3と収納ユニット4を連結すると、払出ユニット3の下側のギアと収納ユニット4の上側のギアとが互いに噛合して紙幣Aを搬送する状態に繋がる。
そして、例えば収納ユニット4に設けた搬送モータ9を正逆方向のいずれか一方の方向へ回転させることにより、搬送ライン5、6、7は入金ユニット2から収納ユニット4へ向けて紙幣Aを搬送する、つまり収納方向へ紙幣Aを搬送する状態となり、他方の方向へ回転させることにより搬送ライン6、7は収納ユニット4から払出ユニット3へ向けて紙幣Aを搬送する、つまり払出方向へ紙幣Aを搬送する状態となる。
上記払出ライン8は、搬送モータ9とは別の払出リジェクトモータ30により駆動され、払出ユニット3へ搬送された紙幣Aを払出口3aから払出しする。なお、払出ユニット3へ搬送された紙幣Aは、例えば2枚以上で重なっている場合などのとき、後述するようにリジェクトボックス53へリジェクトされることもある。
したがって、上述した搬送ライン6、7は紙幣Aの収納及び払出用として機能する。また、搬送ライン6に設けたフラッパ10は、搬送ライン6が紙幣Aを収納方向へ搬送するとき破線の状態に、搬送ライン6が紙幣Aを払出方向へ搬送するとき実線の状態に切替られる。上記搬送モータ9は、入金ユニット2又は払出ユニット3に設けてもよい。
また、上述した払出ユニット3の払出ライン8は、途中で分断されていて、搬送ライン6側の上側ライン8aと払出口3a側の下側ライン8bとを有し、前者の上側ライン8a及び搬送ライン6、7は第1払出ラインを構成し、後者の下側ライン8bは第2払出ラインを構成する。
図2は払出ユニットの構成を示す正面図、図3はその平面図で、図4は図2のIV−IVによる断面図(但し、要部のみを示している)である。図1と同一部分には同一番号を付している。
この払出ユニット3は、上記払出ライン8、つまり上側ライン8a及び下側ライン8bを備え、下側ライン8bの払出方向(右方)に払出口3aが配されている。下側ライン8bの始端部11は、上側ライン8aの終端部12の下方に離隔かつ重なる状態で位置していて、始端部11は一時保留部を構成する。
上記終端部12には、端部支持手段13と紙幣押下げ手段14とが設けられている。端部支持手段13は、金種に拘わらず紙幣Aの幅中央仮想線HLが終端部12の幅中央に相当する基準線BLに一致した心出し状態で紙幣両端部を抜落ち可能に支持するものであり、以下のように構成されている。
即ち、端部支持手段13は、紙幣Aの幅方向両端を抜落ち可能に支持する一対の端部支持部材15と、これら一対の端部支持部材15を互いに接近する方向に弾性付勢力を付与する一対の引張りばね16と、一対の端部支持部材15を前記基準線BLに対して対称に離隔させるカム17と、カム17を回動させるカム駆動モータ18と、カム17の回動角度を検出する回動角度検出手段としてのロータリーエンコーダ19とを備える。
上記一対の端部支持部材15は、上側ライン8aの終端部12の両側に設けられ、紙幣Aの幅方向両端のそれぞれが挿入される凹溝20を有する。払出口3a側から見て左側の端部支持部材15aと右側の端部支持部材15bとは、凹溝20の開口側を向き合わせに設けられ、各凹溝20の内奥面20aは、第1払出ラインの終端側に設けられた、基準線BLと平行な位置決め面20bと、位置決め面20bの紙幣挿入側に設けられ、位置決め面20bから遠ざかるほど基準線BLから離れる傾斜した案内面20cとを有する。案内面20cは紙幣Aを位置決め面20bへ導くためのもので、位置決め面20bは心出し用の面である。この心出し用の位置決め面20bにおける各凹溝20は、溝深さを同一に形成されていて、紙幣Aの幅両端部が抜落ちタイミングがずれる(片落ちする)ことを防止できるようにしている。
左右両側の端部支持部材15a、15bの位置決め面20bの上側には、上側ライン8aと直交する方向に長いガイド板21a、21bが設けられている。これらガイド板21a、21bは、両端部支持部材15a、15bを基準線BLに対して平行に移動させるためのものであり、両ガイド板21a、21bの間に設けた2つのガイドローラ22と、両ガイド板21a、21bの外側に設けた2つのガイドローラ23とにより案内される。よって、図5(a)(b)に示すように、端部支持部材15aに取付けられたガイド板21aと、端部支持部材15bに取付けられたガイド板21bとが相互に逆方向に移動すると、両端部支持部材15a、15bは基準線BLに対して平行に移動することとなる。
上記カム17及び引張りばね16は、両端部支持部材15a、15bを基準線BLに対して対称に接離させるためのもので、以下にその接離機構を説明する。
図4及び図6(図4の支持板25近傍を示す平面図)に示すように、引張りばね16の一端は、カム17を包囲するように設けられた枠体24の内側に水平に設けられた支持板25の孔25aに取付けられ、引張りばね16の他端は両端部支持部材15a、15bの上方の取付部26に取付けられている。よって、両端部支持部材15a、15bは引張りばね16により互いに接近する方向に弾性付勢力を受ける(図7参照)。
図4に示すように、両端部支持部材15a、15bの上方であって上記取付部26の下側には、断面円形をした当接部27が設けられており、この当接部27にはカム17の外周面が当接するようになっている。
上記カム17は、上記枠体24の内側に設けた軸受部28a、28bに上・下端部が回動自在に支持された鉛直軸29に取付けられている。カム17の外周面には3対の規制面17a、17b、17cが形成されており、各対の規制面17a、17b、17cのそれぞれは、カム17の中心17dに対称に設けられ、各半径は異なっている。また、これらの規制面17a、17b、17cの一つの対に前記当接部27が当接するようになっている。よって、両端部支持部材15a、15bは、規制面17a等の直径に応じた距離で離隔され、両端部支持部材15a、15bの前記位置決め面20bの離隔距離L1が、所定金種の紙幣Aの幅寸法に一致する(図7参照)。上記離隔距離L1は、カム17の回動角度を制御して当接部27に規制面17a〜17cのどれと当接させるかにより選択できる。本実施形態では、3通りの選択ができる。なお、各規制面17a〜17cそれぞれは、該当する規制面内の各部で同一半径に設定されているものの、各規制面17a〜17cの間は傾斜面とすることにより、当接部27を或る規制面からその隣の規制面へスムーズに移動させ得るようになっている。
上記ロータリーエンコーダ19は、カム駆動モータ18の回転を制御してカム17の回動角度を正確に所定角度に調整するために用いられている。具体的には、ロータリーエンコーダ19は、周辺に多数のスリット19b1、19b2が形成された円板19aと、円板19aの周りに設けられた待機角度検出センサ19cと、回動角度検出センサ19dとを備える。上記スリット19b1は周縁に1つ形成され、スリット19b2は周方向に沿って一定間隔で多数形成されている。待機角度検出センサ19cは上記スリット19b1を透過した光に基づきカム17を所定の待機角度で停止させ、回動角度検出センサ19dは上記スリット19b2を透過した光に基づきカム17の回動角度を検出するようになっている。そして、上記円板19aは上記鉛直軸29に取付けられており、この鉛直軸29には、カム駆動モータ18の回転がベルト18aを介して伝達されるプーリ29aも取付けられている。
上記ロータリーエンコーダ19は、上述したようにカム17の回動角度を連続的に検出し、その検出信号を前記演算制御装置(図示せず)に与える。演算制御装置は、その入力した信号に基づきカム駆動モータ18を回動制御する。この回転制御により、カム17の規制面17a〜17cのどれか一つを当接部27に当接させ、前記離隔距離L1を選択する。これにより、端部支持部材15a、15bの凹溝20に紙幣Aの幅方向両端が抜落ち可能に支持されるとともに、凹溝20の内奥面20aに紙幣Aの幅方向両端が接触するようになり、紙幣Aの幅中央仮想線HLが前記終端部12の幅中央に相当する基準線BLに一致した心出しが行われる。
上記紙幣押下げ手段14は、一対の端部支持手段15で幅方向両端部が支持された紙幣Aの中央部分を押下げて紙幣Aの両端部を抜落とすことにより、紙幣Aを一時保留部11へ移動させるものであり、本実施形態では以下のように構成されている。
即ち、紙幣押下げ手段14は、2本の棒31a、31bをX状に組んだ一対のX状部材31からなる昇降部材32と、この昇降部材32の下側に設けられたプッシャ33と、昇降部材32のX形状を変化させてプッシャ33を水平状態に維持したままで昇降させる、図8に示す昇降駆動手段34とを備える。図8は図2における紙幣押下げ手段14の部分を示す背面図である。
昇降部材32は、各X状部材31の2本の棒31a、31bのクロス部分及び各棒31a、31bの両端の合計5箇所が両端部で揺動可能に支持する軸35a、35b、35c、35d、35eで連結されている。図2に示すように、軸35aは上記クロス部分に設けられたもので、軸35bは上端の払出口3a側(棒31aの上端側)に、軸35cは上端の払出口3aとは反対側(棒31bの上端側)に、軸35dは下端の払出口3a側(棒31bの下端側)に、軸35eは下端の払出口3aとは反対側(棒31aの下端側)にそれぞれ設けられたものである。
上側の2つの軸35bと軸35cとで昇降部材32の上部が払出ユニット3の左右両側板3bに支持されている。より詳細には、両側板3bには、軸35bに対応する位置に水平方向に長い長孔3cが、軸35cに対応する位置に丸孔3dが形成され、一方(払出口3a側から見て左側)の側板3bに設けた丸孔3dには軸35cの一端部が回動不能に、他方(払出口3a側から見て右側)の側板3bに設けた丸孔3dには軸35cの途中部分が回動不能に取付けられ、両側板3bの長孔3cには軸35bの両端部が長孔3cに沿って水平移動可能に取付けられている。
一方、下側の2つの軸35dと軸35eとでプッシャ33が水平姿勢に保持されるように支持されている。より詳細には、プッシャ33の長さ方向の途中部分には、水平方向に長い長孔33aが形成され、プッシャ33の払出口3aとは反対側には丸孔33bが形成されていて、丸孔33bには軸35eが回動可能に取付けられ、長孔33aには軸35dが長孔33aに沿って水平移動可能に取付けられている。
上記軸35cの他端側には、この軸35cを一定角度範囲で正逆方向に回転させる昇降駆動手段34が設けられている。昇降駆動手段34は、上記軸35cの他端に中央部が取付けられた揺動部材36と、この揺動部材36を軸35cの回りに揺動させる複数、図示例では3つの歯車37、38、39と、紙幣押下げ用駆動モータ40と、揺動部材36の検出部36bの揺動域に臨ませて配置した上位置センサ46a及び下位置センサ46bとを備える。
駆動モータ40の回転軸には歯車39が取付けられ、この歯車39には、大径の歯車38aと小径の歯車38bとが同心状に設けられた歯車38における大径の歯車38aが噛合し、小径の歯車38bには最終段の歯車37が噛合している。この歯車37には、中心から偏心した位置に、揺動部材36に設けた長孔36aに挿入された偏心突起37aが設けられている。よって、駆動モータ40により歯車37が回動すると、偏心突起37aも一緒に回動し、この動きを受けて揺動部材36が軸35cを中心として揺動する。これに伴って軸35cが一定角度範囲で正逆方向に回転して昇降部材32の棒31bが揺動する。このとき、図2に示すように、棒31bが実線で示す水平に近い姿勢から破線で示す傾斜姿勢へと変化すると、図9(a)及び(b)に示すようにプッシャ33が降下して、一対の端部支持部材15a、15bに抜落ち可能に支持された紙幣Aの中央部をプッシャ33が下側に押込んで一時保留部(始端部)11へ移動させる。そして、以上の動作が繰り返されることで、一時保留部(始端部)11の上に複数の紙幣Aが積層される。一方、逆に変化するとプッシャ33が上昇して待機状態に戻る。なお、検出部36bが上位置センサ46aにて検出されるときにプッシャ33は最上位置に位置し、検出部36bが下位置センサ46bにて検出されるときにプッシャ33は最下位置に位置するようになっている。
上記一時保留部(始端部)11には、無端の払出ベルト47が設けられ、この払出ベルト47の途中2箇所に設けた突起47aにより紙幣Aの後端が押されることで紙幣Aが払出口3aから払出される。なお、払出ベルト47は一時保留部11の幅方向中央部に設けられており、払出リジェクトモータ30により駆動される。
上記一時保留部11と払出口3aとの間には払出ローラ51aと払出ベルト51bとを有する払出手段51が設けられ、その払出手段51よりも払出口3a側には払出口シャッタ52が設けられている。
上記一時保留部11の下側には、一時保留部11上の紙幣Aを払出さずに保留させるリジェクトボックス53が配され、一時保留部11の払出口3aとは反対側に、払出リジェクトモータ30により共に駆動されるリジェクト用ローラ54とリジェクト用ベルト55とが設けられている。よって、一時保留部11上のリジェクト用紙幣Aは、払出ベルト47が紙幣払出し方向とは逆方向に回動されることで突起47aにより紙幣Aの先端が払出方向とは逆方向に戻され、その後、上記ローラ54及びベルト55によりリジェクトボックス53へ送られる。
なお、搬送ライン6のフラッパ10近傍には通過センサ61が設けられ、一対の端部支持部材15の入側には紙幣Aが一対の端部支持部材15へ搬送されてきたことを検出するためのスタックインセンサ62が、一時保留部11には一時保留部11に紙幣Aが存在するか否かを検出するためのスタッカ残留センサ63が、払出口3aには払出口3aに払出した紙幣Aが払出口3aから抜取られたか否かを検出する払出口センサ64が、リジェクトボックス53には空状態か否かを検出するリジェクトエンプティセンサ65が、リジェクトボックス53の払出口3aとは反対側に払出ベルト47を待機位置で停止させるための払出ベルトホームセンサ66が、払出口シャッタ52の近傍に払出口シャッタ52の開閉状態を検出するシャッタ検出センサ67がそれぞれ設けられている。これら各センサ61〜67、上述した上位置センサ46a、下位置センサ46b、待機角度検出センサ19c及び回動角度検出センサ19dからの検出信号は、前記演算制御装置へ与えられ、演算制御装置はその検出信号に基づいて各部を駆動制御するようになっている。
次に、紙幣Aの払出し動作につき、図10のフローチャートに基づき説明する。
この払出し動作は、上記演算制御装置により紙幣Aの払出しが必要であると判断された場合に行われる。
まず、搬送モータ9を払出方向に回動駆動する(ステップS1)。
次に、一対の端部支持手段15の位置決め面20bの離隔距離L1が払出し予定の紙幣Aの幅寸法と同一か否かを、カム17の回動角度、つまりロータリーエンコーダ19の検出信号に基づいて判定し(ステップS3)、離隔距離L1が払出し予定の紙幣Aの幅寸法と異なっている場合にはカム駆動モータ18を駆動する(ステップS5)。
そして、ロータリーエンコーダ19の検出信号に基づき、離隔距離L1が払出し予定の紙幣Aの幅寸法と同一になっているか否かを検出し(ステップS7)、同一になっているときは、カム駆動モータ18を停止する(ステップS9)。
次に、払出し該当収納庫41等の繰出しモータ(図示せず)を払出方向に駆動する(ステップS11)。このステップS11は、上記ステップS3において離隔距離L1が払出し予定の紙幣Aの幅寸法と同一と判定された場合には、ステップS3の後に実行される。
そして、該当収納庫41等から紙幣Aが繰り出されたことを通過センサ61が検出した後、繰出しモータを停止する(ステップS13)。次に、スタックインセンサ62の検出位置を紙幣Aが通過したか否かを、スタックインセンサ62が検出するまで繰り返し判定する(ステップS15)。そして、通過の場合には、プッシャ33の下降及び上昇を1サイクル分動作させる(ステップS17)。
続いて、一時保留部11上の紙幣Aについてリジェクトの要否があるか否かを判定し(ステップS19)、リジェクト要の場合には、搬送モータ9による払出を停止し(ステップS21)、プッシャ33を下降し(ステップS23)、払出リジェクトモータ30をリジェクト方向(払出方向とは逆)に駆動し(ステップS25)、紙幣Aの後端がスタッカ残留センサ63を通過した後に払出リジェクトモータ30を停止する(ステップS27)。次に、プッシャ33を上昇させ、払出ベルト47が待機位置となるまで払出リジェクトモータ30を駆動し(ステップS29)、その後、ステップS1に戻る。
上記ステップS19において、リジェクト不要と判定した場合には、該当収納庫41等から要求枚数分の紙幣Aの繰り出しが完了したか否かを判定する(ステップS31)。完了していない場合には、ステップS11〜S31を繰り返す。完了している場合には、他の収納庫41等における他の金種紙幣Aの払出要求があるか否かを判定し(ステップS33)、他の金種紙幣Aの払出要求がある場合にはステップS3に戻る。一方、他の金種紙幣Aの払出要求が無い場合にはステップS35に進み、プッシャ33を下降させる。
次に、払出リジェクトモータ30を払出方向に駆動し(ステップS37)、紙幣Aの後端がスタッカ残留センサ63を通過した後に、払出リジェクトモータ30を停止する(ステップS39)。
次に、払出口3aでの紙幣Aの抜取りが行われたか否かを、払出口センサ64の検出に基づき抜取りが完了するまで繰返し(ステップS41)、完了した場合には、プッシャ33を上昇させ、払出ベルト47が待機位置となるまで払出リジェクトモータ30を駆動し(ステップS43)、終了する。
したがって、本実施形態による場合には、上側ライン8aの終端部12に設けた端部支持手段13で抜落ち可能に幅方向両端部が支持された紙幣Aの中央部分を紙幣押下げ手段14により押下げ、端部支持手段13から紙幣Aの幅方向両端部を抜落とすことにより、紙幣Aを一時保留部11の上方から下方へ移動させる機構としているので、その一時保留部11に複数の紙幣Aを積み重ねることができ、複数枚の紙幣Aを積層状態で払出口3aから払出すことが可能となる。そして、特にこの一時保留部11の上方で、金種に拘わらず紙幣Aの心出しを行い、その後に紙幣Aの中央部分を紙幣押下げ手段14により押下げて紙幣Aを一時保留部11へ移動させるので、紙幣Aの幅中央仮想線HLを下側ライン8bの幅中央と揃った状態で積み重ねて一時保留することができ、払出口3aへの紙幣Aの当接を防止して正常な紙幣払出しが可能となる。
また、本実施形態において、カム17の外周面に弾性付勢力により一対の端部支持部材15を押付け、カム17の回動により一対の端部支持部材15を基準線BLに対して対称に接離させるので、簡単な機構で心出しが可能となる。更に、ロータリーエンコーダ19でカム駆動モータ18の回動制御を行ってカム17の金種に応じた規制面17a等に一対の端部支持部材15の当接部27が当接するようにしているので、一対の端部支持部材15の離隔距離を金種に応じた値に正確に制御することが可能となる。
なお、上述した実施形態ではロータリーエンコーダでモータの回動制御を行ってカムの回動角度を調整しているが、本発明はこのようなサーボモータに限らない。例えばパルスモータをパルス数で回動制御し、カムの回動角度を調整するサーボモータを用いてもよく、或いは他のサーボモータを用いてカムの回動角度を調整するようにしてもよい。
また、上述した実施形態ではカムの外周面に3対の規制面を形成して幅寸法が異なる3つの金種の紙幣に対応するようにしているが、本発明はこれに限らず、幅寸法が異なる2以上の金種の紙幣に対応させ得る。これに伴い、規制面対の数及び収納庫の数も調整される。また、本発明は、上述したようなサーボモータを用いてカムの回動角度を調整する場合には、或る角度範囲内の各部の半径を同一とした規制面を有するカム17の代わりに、図11に示すように半径(又は直径)が連続的に変化するカム17Aを用いるようにしても実施することが可能である。この場合において、カム17Aは、その半径の最大値が世界各国における紙幣の最大寸法よりも大、半径の最小値が世界各国における紙幣の最小寸法よりも小となるように設定することにより、世界の任意の国の紙幣に対応することができる。なお、図11は、図7と同一部分には同一の番号を付している。
更にまた、本発明は、図12に示すように、上述したようなカム17、17Aの代わりに、端部支持部材15aに取付けられたガイド板21aと、端部支持部材15bに取付けられたガイド板21bとにラック56を形成し、これら両ラック56で歯車57を挟むように噛合させたラック・ピニオン構成を用いることができる。この場合には、前記引張りばね16を省略することができる利点がある。
また、上述した実施形態では紙幣押下げ手段として、一対のX状部材からなる昇降部材の下側に設けたプッシャを、一対のX状部材の1つの端部どうしを繋ぐ軸を回動させることにより昇降させる構成としているが、本発明はこれに限らない。例えば、一対のX状部材の上側2箇所の端部どうしを繋ぐ2つの軸の一方を他方に対して接離させる構成としたもの、或いは、一対のX状部材の払出方向側又はその反対側の上下にある2つの端部どうしを繋ぐ2つの軸の一方を他方に対して接離させる構成としたものなどでもよい。更に、昇降部材としては、一対のX状部材ではなく、1つのX状部材でもよく、或いはパンタグラフのような菱形のものでもよい。
更に、上述した実施形態では入金ユニットと払出ユニットと収納ユニットとを重ね合わせる構成としているが、本発明はこれに限らない。例えば、入金部と払出部と収納部とが一体化され、これら3つで1つのユニットとなったものにも同様に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置の全体を模式的に示す正面図である。 図1の紙幣処理装置に備わった払出ユニットの構成を示す正面図である。 図2の平面図である。 図2のIV−IVによる断面図(但し、要部のみを示している)である。 図1の紙幣処理装置に備わった一対の端部支持部材における接離動作の説明図(平面図)である。 図5の一対の端部支持部材を接近させるばねの近傍を示す平面図である。 図5の一対の端部支持部材における接離動作の説明図(平面図)である。 図1の紙幣処理装置に備わった紙幣押下げ手段を構成する昇降駆動手段の説明図である。 図8の昇降駆動手段によるプッシャの駆動説明図である。 本発明による紙幣の払出し動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に用いるカムの説明図(平面図)である。 本発明の更に他の実施形態に用いるラックと歯車とを組み合わせた機構を示す平面図である。
符号の説明
1 紙幣処理装置
2 入金ユニット(入金部)
2a 入金口
3 払出ユニット
3a 払出口
4 収納ユニット(収納部)
6、7 搬送ライン(第1払出ライン)
8 払出ライン
8a 上側ライン(第1払出ライン)
8b 下側ライン(第2払出ライン)
9 搬送モータ
11 始端部(一時保留部)
12 終端部
13 端部支持手段
14 紙幣押下げ手段
15 端部支持部材
16 引張りばね
17、17A カム
17a、17b、17c 規制面
19 ロータリーエンコーダ
20 凹溝
20a 内奥面
20b 位置決め面
20c 案内面
30 払出リジェクトモータ
56 ラック
57 歯車
A 紙幣
HL 幅中央仮想線
BL 基準線

Claims (8)

  1. 幅寸法が異なる複数金種の紙幣を金種別に収納する収納部からの払出し用紙幣を払出すための払出ラインと、
    該払出ラインの終端に設けられた払出口と、
    上記払出ラインの途中に設けられ、上記払出し用紙幣を一時保留する一時保留部とを具備し、
    上記払出ラインは、一時保留部よりも収納部側の第1払出ラインと、この第1払出ラインとは分断されていて一時保留部よりも払出口側の第2払出ラインとを有し、第2払出ラインの始端部が第1払出ラインの終端部の下方に離隔しかつ重なる状態で位置して上記一時保留部を構成し、
    上記第1払出ラインの終端部には、紙幣の幅方向両端部を抜落ち可能に支持する端部支持手段と、該端部支持手段で幅両端部が支持された紙幣の中央部分を押下げて紙幣両端部を抜落とすことにより、該紙幣を上記一時保留部へ移動させる紙幣押下げ手段が設けられており、
    上記端部支持手段は、紙幣の幅方向両端のそれぞれが入る凹溝を有する一対の端部支持部材と、両端部支持部材を上記一時保留部の幅中央に相当する基準線に対して対称な状態で接離させて両端部支持部材の離隔距離を調整する接離機構とを備え、その接離機構で上記一対の端部支持部材を金種に応じて接離させることにより、金種に拘わらず紙幣の幅中央仮想線を上記基準線に一致させることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    前記接離機構は、上記一対の端部支持部材互いに接近する方向に弾性付勢力を付与する引っ張りばねと、鉛直軸回りに回動して前記基準線に対して対称に上記一対の端部支持部材を接離させるカムとを備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  3. 請求項2に記載の紙幣処理装置において、
    前記カムは回動中心に対して対称に金種に応じた複数対の規制面を有し、その対の規制面により前記一対の端部支持部材の離隔距離が調整されるようにカムの回動角度がサーボモータにより回動制御されることを特徴とする紙幣処理装置。
  4. 請求項2に記載の紙幣処理装置において、
    前記カムは回動中心に対して対称であって、半径が連続的に変化するように形成されており、その任意の半径部分により前記一対の端部支持部材の離隔距離が調整されるようにカムの回動角度がサーボモータにより回動制御されることを特徴とする紙幣処理装置。
  5. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    前記接離機構は、上記一対の端部支持部材のそれぞれに取付けられていてラックが形成されたガイド板と、両ガイド板のラックで挟まれるとともに両ラックに噛合する歯車とを有する構成を備え、その構成により上記一対の端部支持部材が前記基準線に対して対称に接離することを特徴とする紙幣処理装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載の紙幣処理装置において、
    前記一対の端部支持部材には溝方向に沿って紙幣が挿入されるようになっているとともに、その各端部支持部材の凹溝における内奥面には、前記基準線と平行な位置決め面と、該位置決め面の紙幣挿入側に位置決め面から遠ざかるほど基準線から離れる傾斜した案内面とが形成されていることを特徴とする紙幣処理装置。
  7. 請求項6に記載の紙幣処理装置において、
    前記一対の端部支持部材の凹溝は、それぞれの位置決め面に紙幣の幅方向の端が接触し、かつ、各位置決め面での凹溝の溝深さが同一となるように形成されていることを特徴とする紙幣処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の紙幣処理装置において、
    前記収納部よりも上方に、前記払出口及び前記一時保留部が配されているとともに、これら払出口及び一時保留部よりも上方に入金部が配されていることを特徴とする紙幣処理装置。
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