JP4762990B2 - プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法 - Google Patents

プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法 Download PDF

Info

Publication number
JP4762990B2
JP4762990B2 JP2007529496A JP2007529496A JP4762990B2 JP 4762990 B2 JP4762990 B2 JP 4762990B2 JP 2007529496 A JP2007529496 A JP 2007529496A JP 2007529496 A JP2007529496 A JP 2007529496A JP 4762990 B2 JP4762990 B2 JP 4762990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon
catalyst
platelet
gas
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007529496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007018078A1 (ja
Inventor
俊明 西井
悟志 山崎
直人 桝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electric Power Development Co Ltd
Original Assignee
Electric Power Development Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Electric Power Development Co Ltd filed Critical Electric Power Development Co Ltd
Priority to JP2007529496A priority Critical patent/JP4762990B2/ja
Publication of JPWO2007018078A1 publication Critical patent/JPWO2007018078A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4762990B2 publication Critical patent/JP4762990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/76Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36
    • B01J23/84Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36 with arsenic, antimony, bismuth, vanadium, niobium, tantalum, polonium, chromium, molybdenum, tungsten, manganese, technetium or rhenium
    • B01J23/85Chromium, molybdenum or tungsten
    • B01J23/86Chromium
    • B01J23/862Iron and chromium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/15Nano-sized carbon materials
    • C01B32/158Carbon nanotubes
    • C01B32/16Preparation
    • C01B32/162Preparation characterised by catalysts
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F9/00Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
    • D01F9/08Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material
    • D01F9/12Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof
    • D01F9/127Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof by thermal decomposition of hydrocarbon gases or vapours or other carbon-containing compounds in the form of gas or vapour, e.g. carbon monoxide, alcohols
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/66Selection of materials
    • H01M4/663Selection of materials containing carbon or carbonaceous materials as conductive part, e.g. graphite, carbon fibres
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Description

本発明は、気相成長法による高純度プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法に関する。
本願は、2005年8月10日に、日本に出願された特願2005−231595号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
カーボンナノファイバは、様々な分野での利用が期待されている炭素系材料であり、その結晶構造により主に、プレートレット型、ヘリンボーン型およびチューブラー型の3つのタイプのものが知られている。
カーボンナノファイバの電気的性質、光学的性質および機械的性質は、前記構造により異なり、カーボンナノファイバの用途によっては、いずれかの結晶構造のものを選択的に合成することが必要となってくる。特に、プレートレット型は、そのサイトである平面状結晶の端部が、カーボンナノファイバの表面に最も多く露出しているため、電子の授受を行う機能を有する電池の電極あるいは電子放出源等の材料として、あるいは、ガス分子や金属微粒子等の吸着剤の材料等として有望であり、その工業的な選択的合成法の開発が強く望まれている。
一方、従来のカーボンナノファイバの合成法としては、カーボンナノチューブ等の合成で汎用されている気相成長法(以下、CVD法と略記)に準じたものが多用されている。
このような方法として、例えば、炭化水素と水素の混合物を銅−ニッケル系触媒に接触させて合成する方法(特許文献1:特開2002−83604号公報参照)、炭化水素と水素の混合物をニッケル系触媒に接触させて合成する方法(特許文献2:特開2003−200052号公報参照)、一酸化炭素と水素の混合物をバルク鉄系触媒に接触させて合成する方法(特許文献3:特開2004−277998号公報および特許文献4:特表2004−534914号公報参照)等が開示されている。
また、CVD法以外の方法としては、例えば、ポリ塩化ビニル等の有機高分子化合物を熱分解の過程で液状化させ、この液を多孔質材料の孔に浸透あるいは充填させて合成する方法(特許文献5:特開2005−47763号公報参照)等が開示されている。
しかし、特許文献1〜5に記載の方法では、いずれも、プレートレット型カーボンナノファイバのみを選択的に合成することはできず、得られるカーボンナノファイバは、上記3つのタイプのいずれかの混合物になってしまうという問題点がある。ここで、本発明との関連から、CVD法によるカーボンナノファイバの合成法について説明する。
図8は、一酸化炭素と水素の混合物からなる原料ガスを触媒に接触させる、従来のカーボンナノファイバ合成プロセスにおける、触媒の概略断面図である。触媒としては、炭素鋼、ケイ素鋼、クロムを含まない鉄基合金鋼(ステンレス鋼)、ニッケル基合金鋼等が用いられるが、ここでは、炭素鋼を用いた場合について説明する。
原料ガス接触前の段階では、触媒母材81の表面には、空気中における酸化反応により多孔質層である四酸化三鉄(以下、マグネタイトと略記)の層82ができ、さらにマグネタイト層82の表面に、三酸化ニ鉄(以下、ヘマタイトと略記)の層83ができている。
その様子を図8Aに示す。
この後、カーボンナノファイバの合成に際し、原料ガスが触媒に接触すると、ヘマタイト層83が原料ガス中の水素ガスによる還元反応で除去される。
続いて、炭素源ガスである一酸化炭素は、触媒表層より内部拡散しながら分解し、分解で生じた炭素が触媒表層に溶解する。炭素の溶解は、ヘマタイト層83の分解後に残存する鉄微粒子表面でも起こるが、マグネタイト層82には気孔85が存在するため、この気孔85を通じて一酸化炭素あるいはその分解で生じた炭素が活性の高い触媒母材81の界面に達し、一酸化炭素はここで分解し、分解で生じた炭素が触媒母材81の内部深くにまで溶解する。溶解した炭素が過飽和に達すると、結晶として析出し、主に触媒母材81界面から内部にかけて析出した炭素を基点として、触媒母材81の結晶構造を反映したカーボンナノファイバの結晶成長が起こる。
この時、結晶成長の基点が触媒母材81の内部にあるため、カーボンナノファイバの結晶成長に伴い、触媒母材81の表層およびマグネタイト層82の一部が崩壊する。そして、図8Bに示すように、触媒母材81とマグネタイト層82との界面に、カーボンナノファイバ層84が形成されてくる。さらにカーボンナノファイバの合成が進むと、カーボンナノファイバ層84の厚みが増して、触媒表面からカーボンナノファイバの結晶が伸張してくる(図示略)。
しかし、このように合成されたカーボンナノファイバは、3つの結晶構造のものの混合物になってしまうという問題点がある。すなわち、従来の触媒を用いる限りは、特定構造のカーボンナノファイバを選択的に合成することは困難である。
さらに、触媒母材81の表層およびマグネタイト層82の崩壊により、これらの一部は金属片として剥離するが、一部は得られたカーボンナノファイバの内部や先端に微粒子として取り込まれてしまう。したがって、カーボンナノファイバの用途によっては、取り込まれた微粒子がカーボンナノファイバの機能障害の原因となることがあり、その場合には、該微粒子を除去するための精製工程が必要になるという問題点もある。また触媒の交換が必要とされるため、カーボンナノファイバの連続合成ができなくなるという問題点もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、プレートレット型のカーボンナノファイバを高純度で選択的に合成できる方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、
本発明のプレートレット型カーボンナノファイバの合成法は、クロムを含有する鉄基合金鋼からなる触媒に、炭素源ガスを含有する原料ガスを接触させる工程を有し、前記触媒に原料ガスを接触させる工程において、原料ガス中の炭素源ガスの分圧を、低分圧から高分圧へと変化させるプレートレット型カーボンナノファイバの合成法である。
上記プレートレット型カーボンナノファイバの合成法では、前記炭素源は、一酸化炭素またはアルコールであってもよい。
本発明によれば、高純度のプレートレット型カーボンナノファイバを選択的に合成することができる。また合成に際しては、特殊な設備等を必要とせず、簡便に行うことができる。そのため、安価で高品質なプレートレット型カーボンナノファイバを大量に供給することができる。
本発明におけるプレートレット型カーボンナノファイバの合成装置の一例を示す概略断面図である。 図2A―図2Dは、本発明におけるプレートレット型カーボンナノファイバの合成プロセスにおける触媒の概略断面図である。 本発明における島状グラファイト結晶の走査電子顕微鏡写真である。 実施例1で得られたプレートレット型カーボンナノファイバの走査電子顕微鏡写真である。 比較例1で得られたカーボンナノファイバの走査電子顕微鏡写真である。 比較例1で用いた触媒表層の電子プローブマイクロアナライザー分析画像である。 比較例2で得られたカーボンナノファイバの走査電子顕微鏡写真である。 図8A及び図8Bは、従来のカーボンナノファイバの合成プロセスにおける触媒の概略断面図である。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明で用いる触媒は、少なくとも鉄を含有する触媒であり、その内部への炭素の侵入を抑制する層を備えたものであって、クロムを含む鉄基合金鋼(ステンレス鋼)からなるものが用いられる
触媒としてクロムを含む鉄基合金鋼を用いる場合は、該触媒中のクロムの含有量は、12〜21モル%であることが好ましく、鉄の含有量は、クロム含有量を差し引いた残りの成分中90〜100モル%であることが好ましい。
カーボンナノファイバの合成に用いる前の状態では、クロムを含む鉄基合金鋼からなる触媒は、その表面にクロム酸化物からなる層が形成され、該層上にさらに従来の触媒同様、マグネタイト層およびヘマタイト層が順次形成された構造となっている。これらヘマタイト層およびマグネタイト層は非常に薄く、水素ガスによる還元反応でヘマタイト層のすべてとマグネタイト層の大半は分解し、残存するマグネタイト層または露出したクロム酸化物層の表面に鉄微粒子が残存するため、触媒活性を発現させることができる。
クロムを含む鉄基合金鋼からなる触媒においては、その表面のクロム酸化物層が、外部からの物質輸送を阻止する機能を有しており、炭素源ガス接触時に、溶解した状態の炭素が触媒内部へ侵入することを抑制できる。また、クロム酸化物層上のマグネタイト層は、その厚みが従来の触媒の場合と比較して極めて薄くなっている。したがって、カーボンナノファイバの結晶成長時において、触媒表層およびマグネタイト層の崩壊を抑制できるため、これら崩壊物のカーボンナノファイバへの混入が抑制でき、高純度のカーボンナノファイバを合成することができる。
本発明で用いる炭素源ガスとしては、従来のCVD法によるカーボンナノファイバの合成法で用いられるものであれば、特に限定されないが、例えば、好ましいものとして、一酸化炭素(以下、COと略記)およびアルコール等を挙げることができる。なかでも、COがより好ましい。また、前記アルコールとしては、例えば、エタノールを好ましいものとして挙げることができる。
本発明においては、原料ガスを触媒に接触させる工程において、原料ガス中の前記炭素源ガスの分圧を、低分圧から高分圧へと変化させる。
例えば、原料ガスとして、炭素源ガスと水素ガスとの混合ガスを用いる場合、炭素源ガスの比率は、原料ガス導入時にはモル比で1/10以下とすることが好ましい。その後、炭素源ガスの分圧を高くして、炭素源ガスの比率をモル比で1/8以上、好ましくは1/4以上として、カーボンナノファイバの合成工程を終了する。
本発明における原料ガスの圧力は、従来のCVD法による合成の場合と同じ圧力とすれば良いが、1〜100気圧とすることが好ましい。
また、カーボンナノファイバ合成時の温度は、従来のCVD法による場合と同じ温度とすれば良いが、500〜700℃とすることが好ましい。
本発明の合成法で合成された高純度のカーボンナノファイバは、空気雰囲気での熱分析(TG−DTA)、および分析電子顕微鏡(FE−SEM−EDX)による分析で、不純物濃度が5%未満であることが確認できる。すなわち、本発明の合成法で合成されたカーボンナノファイバは、質量%で95%以上の炭素濃度を有することができる。
以下、本発明のプレートレット型カーボンナノファイバの合成法について、具体的に説明する。
図1は、プレートレット型カーボンナノファイバの合成に用いる反応器の一例の概略断面図を示すものである。
反応器1は、スチール製であり、箱型の形状をしたものである。その側面下部には原料ガスを反応器1内に導入するための入口管11が設けられ、上面にはガスを排出するための出口管16が設けられている。さらに、入口管11は、原料ガス供給源である高圧ガスボンベまたはガス発生装置(図示略)に接続される。
また、反応器1内には、カーボンナノファイバの合成を行う触媒プレート14、入口管11から導入した原料ガスを触媒プレート14の表面に噴射するための噴射ノズル13、触媒プレート14を加熱するためのヒーター15が、それぞれ設けられている。反応器1は、これらをその内部に納められるものであれば、その形状の詳細は特に問わない。
触媒プレート14は、互いに接触しないように間隔をおいて短冊状に吊り下げられており、触媒プレート14の下部に設けられている噴射ノズル13から、原料ガスが触媒プレート14の表面全体に十分に行き渡るようになっている。
また、ヒーター15は、触媒プレート14を効率よく加熱できるように、触媒プレート14を挟み込むように設けられている。
一方、出口管16には、逆止弁17が連結されており、自動で反応器1内の圧力を大気圧等、所定の圧力に維持すると同時に、外部から反応器1内へ空気が逆流することを抑制できるようになっている。
さらに、反応器1の底部近傍には、配管を介して遮断弁19が設けられ、遮断弁19は真空ポンプ18に連結されており、反応器1内の減圧、ガスの置換、あるいは反応器1の漏洩検査ができるようになっている。
また、反応器1の底面には、回収用蓋12が設けられており、カーボンナノファイバの合成終了後、触媒プレート14表面から落下したカーボンナノファイバを、回収用蓋12を開けて回収できるようになっている。
このような装置を用いた、プレートレット型カーボンナノファイバの合成法について、炭素源ガスとしてCO、触媒としてクロムを含有する鉄基合金鋼を用いた場合を例に採り、以下説明する。なお、図2A−図2Dは、カーボンナノファイバの合成工程における、触媒プレート(以下、触媒と略記)14の概略断面図である。
まず、遮断弁19を閉じた状態で、水素ガスを入口管11から反応器1内へ大気圧以上の圧力で導入する。反応器1内の圧力が所定の圧力に到達すると、反応器1から逆止弁17を介してガスが排出され、反応器1内は、所定の圧力下で水素ガスで満たされる。
あるいは、遮断弁19を開いた状態で真空ポンプ18を稼動させ、反応器1内を真空状態にした後、遮断弁19を閉じて、入口管11より水素ガスを導入することにより反応器1内を水素ガスで満たしても良い。
すると、触媒14最外層のヘマタイト層(図示略)が水素ガスで還元されて除去され、触媒14が活性化される。その状態を示したものが図2Aである。触媒14は、その触媒母材21中にクロムを含有しているため、触媒母材21の表面には、クロム酸化物層29が形成され、さらにクロム酸化物層29上には、マグネタイト層22が形成されている。クロム酸化物層29およびマグネタイト層22は、従来の触媒上に形成されるマグネタイト層と比べて、その厚さは極めて薄くなっている。
また、反応器1内への水素ガスの導入開始とともに、ヒーター15により、反応器1内の昇温を開始する。反応器1内の温度は、カーボンナノファイバが合成可能な温度まで昇温すれば良く、従来のCVD法による場合と同じ温度とすれば良いが、500〜700℃とすることが好ましい。
反応器1内を前記温度に保ちながら、入口管11より原料ガスを導入する。原料ガスとしては、例えば、COガスと水素ガスとの混合ガスを用い、反応器1内の水素ガスに対するCOガスの比率をモル比で1/10以下として、前記温度で30分間保持する。
本工程においては、COガスが触媒14の表層で分解して溶解した状態の炭素を生じ、この炭素はクロム酸化物層29の表層に到達する。ただし、前記の通り、この炭素はクロム酸化物層29を通過することはできないため、触媒母材21の内部にまで進入することはない。そして、クロム酸化物層29に到達した炭素は、過飽和に達すると結晶として析出するが、反応器1内のCOガスの分圧を低く保持していることにより、この結晶析出は緩やかに進行し、図2Bに示すように、クロム酸化物層29上に、1〜数原子の炭素原子25が積み重なってできた、炭素薄膜層26が形成される。
次いで、さらに前記反応条件を保持することにより、前記炭素薄膜層26上で、Stranski−Krastanov型の結晶成長が進行し、図2Cに示すように、島状グラファイト結晶27が形成される。なお、島状グラファイト結晶27の走査電子顕微鏡写真を図3に示す。
通常、触媒のような金属母体上で結晶成長を行う場合は、得られる結晶の構造は、金属母体の結晶構造に影響され易い。しかし本発明においては、触媒母材21上に、クロム酸化物層29を介して炭素薄膜層26を形成することで、触媒の結晶構造の影響を排除し、整った結晶構造の島状グラファイト結晶27を形成することができる。
島状グラファイト結晶27が形成されてから、反応器1内の炭素源ガスの分圧を徐々に上げていく。具体的には、水素ガスに対するCOガスの比率を、モル比で1/10以下から1/8まで、好ましくは1/4まで上昇させる。炭素源ガスの分圧を上昇させる時間は特に限定されないが、速やかに上昇させることが好ましい。
本工程により、図2Dに示すように、前記島状グラファイト結晶27を基点として、プレートレット型カーボンナノファイバ24が選択的に合成される。
プレートレット型が選択的に得られる理由は、島状グラファイト結晶17の結晶構造が整っているためである。
合成反応終了後、原料ガスの供給および加熱を停止し、入口管11より反応器1内に窒素ガスを導入して、反応器1内から原料ガスを排気する。
続いて、触媒14上に付着しているプレートレット型カーボンナノファイバ24を落下させ、回収用蓋12を開けて、回収する。
また、本発明においては、触媒14としてクロムを含有する鉄基合金鋼を用いることで、カーボンナノファイバの結晶成長が、触媒母材21中では起こらず、また、マグネタイト層22の厚みも極めて薄いため、カーボンナノファイバの結晶成長中に、触媒母材21およびマグネタイト層22の崩壊がほとんど起こらない。したがって、これら崩壊物がカーボンナノファイバ中に混入しないため、得られるプレートレット型カーボンナノファイバ24は高純度のものとなる。
また、得られるカーボンナノファイバ24は高純度であるため、不純物を除くための精製工程が不要であり、さらに、触媒の交換頻度も少なくできるため、カーボンナノファイバの連続合成が可能となる。
以上、炭素源ガスとしてCOガスを、触媒としてクロムを含有する鉄基合金鋼を用いた場合について説明したが、炭素源ガスとしてアルコールを、触媒として石英および酸化膜付きシリコンからなる基板上に少なくとも鉄を含む遷移金属を成膜したものを用いた場合にも、同様に、高純度のプレートレット型カーボンナノファイバを選択的に得ることができる。
以下に具体的実施例を挙げて、本発明についてさらに詳しく説明する。ただし、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1
反応器内に、触媒としてクロムを含有する鉄基合金鋼(SUS440C)を設置し、反応器内の圧力が1気圧に保たれるように設定した。まず、反応器内を水素ガスで置換して触媒を活性化した。次いで、反応器内を600℃まで昇温し、原料ガスであるCO/水素混合ガスを、モル比でCO/水素=1/10以下となるように反応器内へ導入した。この状態を30分間保持した後、原料ガスの組成をCO/水素=1/4としてCOガスの比率を上げていき、カーボンナノファイバの合成を行った。
その結果得られたプレートレット型カーボンナノファイバの走査電子顕微鏡写真を図4に示す。図4から、プレートレット型カーボンナノファイバが、90%以上の高い選択性をもって得られたことが確認された。
比較例1
実施例1で用いた反応器中で、従来のカーボンナノファイバ合成に適用される触媒および合成プロセスを用いて、カーボンナノファイバの合成を行った。
すなわち、反応器内に、触媒として炭素鋼(SS400)を設置し、反応器内の圧力が1気圧に保たれるように設定した。まず、反応器内に窒素ガスを導入しながら600℃まで昇温し、昇温終了後窒素ガスの供給を停止した。次いで、原料ガスであるCO/水素混合ガスを、モル比でCO/水素=1/4として反応器内へ導入し、反応器内の温度を600℃に保ったまま、カーボンナノファイバの合成を行った。
その結果、プレートレット型、ヘリンボーン型およびチューブラー型の3つのタイプが混在したカーボンナノファイバが得られた。得られたカーボンナノファイバの走査電子顕微鏡写真を図5に示す。図5から、プレートレット型カーボンナノファイバの比率は、20〜30%にとどまっていることが確認された。
合成反応終了後の触媒の状態を観察したところ、触媒表層が著しく崩壊していた。崩壊した触媒表層の断面における元素分布の様子を、電子プローブマイクロアナライザーで分析した時の画像を図6に示す。図6の右側が触媒表面、左側が触媒内部に相当する。符号61は、触媒表面の炭素析出領域、符号62は、触媒表面のマグネタイト領域、そして符号63は、触媒内部の鉄濃縮部をそれぞれ示す。また、炭素は、触媒表面のマグネタイト領域62および触媒内部の鉄濃縮部63の領域間の界面で顕著に見られ、この部分でカーボンナノファイバの結晶成長が生じていることが判る。
比較例2
実施例1で用いた反応器中で、実施例1で用いた触媒と、比較例1で適用した合成プロセスにより、カーボンナノファイバの合成を行った。
その結果、プレートレット型、ヘリンボーン型およびチューブラー型の3つのタイプが混在したカーボンナノファイバが得られた。得られたカーボンナノファイバの走査電子顕微鏡写真を図7に示す。図7から、プレートレット型カーボンナノファイバの比率は、20〜30%にとどまっていることが確認された。
以上の結果から、プレートレット型カーボンナノファイバを選択的に合成するためには、内部への炭素の侵入を抑制する層を備えた少なくとも鉄を含有する触媒と、原料ガス中の炭素源ガスの分圧を低分圧から高分圧へと変化させる合成プロセスが必須であることが確認された。
また、本発明により、高純度のプレートレット型カーボンナノファイバを、特殊な設備等を必要とせず、簡便に、選択的に合成することができるため、安価で高品質なプレートレット型カーボンナノファイバを大量に供給することができる。
本発明の合成法を用いれば、安価で高品質なプレートレット型カーボンナノファイバを大量に供給することができる。そのため本発明は、電池の電極、電子放出源材料、ガス分子や金属微粒子等の吸着剤材料等、高機能材料の原料として各産業界において有用なものである。

Claims (2)

  1. プレートレット型カーボンナノファイバの合成法であって、
    クロムを含有する鉄基合金鋼からなる触媒に、炭素源ガスを含有する原料ガスを接触させる工程を有し、
    前記触媒に原料ガスを接触させる工程において、原料ガス中の炭素源ガスの分圧を、低分圧から高分圧へと変化させる、
    プレートレット型カーボンナノファイバの合成法。
  2. 前記炭素源が、一酸化炭素またはアルコールである請求項1記載のプレートレット型カーボンナノファイバの合成法。
JP2007529496A 2005-08-10 2006-08-01 プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法 Active JP4762990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007529496A JP4762990B2 (ja) 2005-08-10 2006-08-01 プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005231595 2005-08-10
JP2005231595 2005-08-10
JP2007529496A JP4762990B2 (ja) 2005-08-10 2006-08-01 プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法
PCT/JP2006/315225 WO2007018078A1 (ja) 2005-08-10 2006-08-01 プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007018078A1 JPWO2007018078A1 (ja) 2009-02-19
JP4762990B2 true JP4762990B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37727266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007529496A Active JP4762990B2 (ja) 2005-08-10 2006-08-01 プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4762990B2 (ja)
KR (1) KR100959633B1 (ja)
CN (1) CN101233079B (ja)
WO (1) WO2007018078A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120041198A (ko) * 2009-06-18 2012-04-30 타타 스틸 리미티드 강 스트립상에 탄소 나노튜브(cnt) 및 탄소 나노섬유(cnf)의 직접 성장 방법
JP2015143169A (ja) * 2013-12-25 2015-08-06 日立造船株式会社 カーボンナノチューブ生成用基板、カーボンナノチューブ生成用基板の製造方法及びカーボンナノチューブ生成用基板の再利用方法
JP2016110678A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 株式会社東芝 ディップコート用保持治具、及びこれを用いたディップコートシステム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004300631A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Mitsubishi Materials Corp カーボンナノファイバ及びその製造方法
JP2005150091A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Jfe Steel Kk カーボンナノファイバを形成しやすい金属板およびナノカーボンエミッタ
JP2005203348A (ja) * 2003-12-18 2005-07-28 Canon Inc 炭素を含むファイバー、炭素を含むファイバーを用いた基板、電子放出素子、該電子放出素子を用いた電子源、該電子源を用いた表示パネル、及び、該表示パネルを用いた情報表示再生装置、並びに、それらの製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1554813A (zh) * 2003-12-25 2004-12-15 华东理工大学 液相生长碳纤维、纳米碳纤维的方法
CN1585067A (zh) * 2004-06-11 2005-02-23 华东师范大学 一种点阵式纳米碳基薄膜冷阴极的制备方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004300631A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Mitsubishi Materials Corp カーボンナノファイバ及びその製造方法
JP2005150091A (ja) * 2003-10-22 2005-06-09 Jfe Steel Kk カーボンナノファイバを形成しやすい金属板およびナノカーボンエミッタ
JP2005203348A (ja) * 2003-12-18 2005-07-28 Canon Inc 炭素を含むファイバー、炭素を含むファイバーを用いた基板、電子放出素子、該電子放出素子を用いた電子源、該電子源を用いた表示パネル、及び、該表示パネルを用いた情報表示再生装置、並びに、それらの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100959633B1 (ko) 2010-05-27
CN101233079A (zh) 2008-07-30
KR20080031051A (ko) 2008-04-07
CN101233079B (zh) 2011-03-23
WO2007018078A1 (ja) 2007-02-15
JPWO2007018078A1 (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2437832C2 (ru) Углеродные нанотрубки, функционализированные фуллеренами
EP2263974B1 (en) Equipment and method for producing orientated carbon nano-tube aggregates
US7794784B2 (en) Forming nanostructures
US20150064092A1 (en) Methods and reactors for producing solid carbon nanotubes, solid carbon clusters, and forests
Fei et al. Synthesis, properties and potential applications of hydrogenated graphene
US20140227163A1 (en) Processing of Monolayer Materials Via Interfacial Reactions
US20150078981A1 (en) Methods for using metal catalysts in carbon oxide catalytic converters
US20110104442A1 (en) Graphene sheet, graphene base including the same, and method of preparing the graphene sheet
US20080210908A1 (en) Method For Producing A Hydrogen Enriched Fuel And Carbon Nanotubes Using Microwave Assisted Methane Decomposition On Catalyst
EP1219567A1 (en) Carbonaceous material for hydrogen storage and method for preparing the same, and cell and fuel cell
JPWO2008126534A1 (ja) カーボンナノチューブを含んだ炭素材料の精製方法及びこの精製方法により得られた炭素材料、並びにこの炭素材料を用いた樹脂成形体、繊維、ヒートシンク、摺動材、電界電子放出源材料、電極の導電助剤、触媒担持材及び導電性フィルム
US11447391B2 (en) Method of growing a graphene coating or carbon nanotubes on a catalytic substrate
JP4378350B2 (ja) 気相成長法による二重壁炭素ナノチューブの大量合成方法
WO2018023062A1 (en) Solid carbon nanotube forests and methods for producing solid carbon nanotube forests
JP4762990B2 (ja) プレートレット型カーボンナノファイバの選択的合成法
US20070042903A1 (en) Lanthanum doping catalyst for preparing carbon nanotubes having uniform diameter and producing method thereof
Chen et al. The base versus tip growth mode of carbon nanotubes by catalytic hydrocarbon cracking: Review, challenges and opportunities
KR20120116232A (ko) 탄소나노튜브 합성용 금속촉매 제조방법 및 이를 이용한 탄소나노튜브 제조방법
JP6476759B2 (ja) カーボンナノチューブ配向集合体の製造方法
Tyczkowski et al. Cold plasma in the nanotechnology of catalysts
WO2006087590A1 (en) Catalysts for the large scale production of high purity carbon nanotubes with chemical vapor deposition
CN104379254B (zh) 碳纳米管合成用含碳金属催化剂粒子及其制造方法、以及催化剂负载支承体、碳纳米管的制造方法
JP5321880B2 (ja) ナノ炭素材料複合体
EP2743231A1 (en) Method for producing carbon nanotubes in the absence of metal catalysts
TWI335904B (en) A carbon nanotube and methods for making the same

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4762990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250