JP4762765B2 - 生体検知装置、指紋認証装置、及び生体検知方法 - Google Patents

生体検知装置、指紋認証装置、及び生体検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、被検体が生体か否かを判別する生体検知装置、指紋認証装置、及び生体検知方法に関する。詳しくは、被検体を高い精度で弁別すると共に、小型化、低コスト化を図った生体検知装置等に関する。
近年、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)などの情報機器は、大量の個人情報を記憶でき、しかもネットワークへの接続も可能となった。従って、かかる情報機器では、より高いセキュリティ性能が要求される。
このような要望に対し、パスワード等では盗用の可能性のあるため、生体情報(バイオメトリクス情報)による個人認証が広く実現されつつある。特に、生体情報として指紋を用いた場合は利便性も高い。
指紋を用いて個人認証を行う場合、指紋センサにより指紋(指紋センサに接触する隆線と接触しない谷線とからなる紋様)を画像情報として採取し、その画像情報から特徴情報を抽出して、予め登録された被認証者の特徴情報とを比較することで個人認証が行われている。
しかし、近年、偽造指紋を有する指を人工的に作製し、その人工指による不正利用が指摘されつつある。従って、指紋による個人認証を行う場合には、人工指による不正利用を防止することが強く望まれていた。
偽造指紋による不正利用を防止するための従来技術としては、被検体発振周波数生成部で被検体の静電容量に応じた発振周波数を生成し、予め設定された被検体が生体であるか否かを判断するための基準信号に基づいて、生体制御部において被検体が生体か否かを検知する生体検知装置が開示されている(例えば、以下の特許文献1)。
また、電圧印加部により異なる周波数の2つの方形波入力電圧を指に印加させ、その出力電圧から指のインピーダンスを算出し、記憶された基準となる生体指のインピーダンスの範囲内にあるか否かを調べて生体か否かを判定する生体検知装置も開示されている(例えば、以下の特許文献2)。
特開平10−165382号公報 特開2005−143804号公報
しかし、特許文献1では、静電容量のみを用いて生体か否かを検知するため、例えば、人間の表皮に極めて近いグミ(ゼラチン水溶液をゲル化させたもの)を用いると、人間の指に近い静電容量を取り得る場合もあり、偽造が比較的容易という問題点があった。
また、特許文献2では、電圧印加部から2つの異なる周波数の電圧を指に与えるため、電圧印加部内に2つの発振器が必要である。更に、異なる周波数の出力電圧にも対応させて生体判定等を行う必要があるため、生体判定部内に切替え等のための制御回路も必要である。従って、特許文献2では、部品点数が多くなるため、小型化、低コスト化が困難という問題点があった。更に、特許文献2では指のインピーダンスを算出するため複雑な計算式を実行しなければならず、処理時間も遅くなる問題点もあった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、被検体を高い精度で生体か否かを弁別するとともに、小型で低コストの生体検知装置や指紋認証装置、生体検知方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、処理時間の早い生体検知装置等を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、生体検知装置において、特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、前記発振部に夫々接続される複数の回路部と、前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、前記入力電圧を前記各回路部のいずれか一つを介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、前記被検体に印加された入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記生体検知装置において、前記電極部は前記複数の回路部と同数の複数の前記電極部から構成され、前記各電極部は前記各回路部と夫々接続され、前記弁別部は、前記各回路部と前記各電極部を介して前記被検体に夫々印加された入力電圧に対する前記出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別することを特徴とする。
更に、本発明は、前記生体検知装置において、前記各回路部と前記各電極部との接続関係を組替える回路組替え部を更に備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記生体検知装置において、前記回路組替え部の前記接続関係の組替えと、前記組替えに応じた前記弁別部での前記出力電圧の弁別とを同期させる同期制御部を更に備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記生体検知装置において、基準閾値を記憶した記憶部を更に備え、
前記判定部は前記記憶部からの前記基準閾値と前記出力電圧とを比較して前記被検体が生体であるか否かを判定することを特徴とする。
更に、本発明は、前記生体検知装置において、前記弁別部には前記被検体が偽造された被検体であるか否かを判定する偽造判定部を備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記生体検知装置において、前記弁別部には、前記被検体が偽造された被検体であるか否かを判定する偽造判定部と、前記被検体が生体であるか否かを判定する生体判定部とを備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記生体検知装置において、前記偽造判定部と前記生体判定部は、前記出力電圧の振幅の変化で前記被検体が生体か否かを判定することを特徴とする。
更に、本発明は、前記生体検知装置において、前記回路部は抵抗で構成されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明は、指紋認証装置において、被検体の指紋を撮像する指紋センサと、特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、前記発振部に夫々接続される複数の回路部と、前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、前記入力電圧を前記各回路部のいずれか一つを介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、前記被検体に印加された入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部と、を備えることを特徴とする。
更に、本発明は、前記指紋認証装置において、前記電極部と前記指紋センサとは一体化されることを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために本発明は、指紋認証装置において、被検体の指紋を撮像する指紋センサと、生体検知部と、前記指紋センサに前記被検体が置かれた指紋センサ指置き時間を記憶する指紋センサ指置き時間記憶部と、前記生体検知部に前記被検体が置かれた生体検知指置き時間を記憶する生体検知指置き時間記憶部と、前記指紋センサ指置き時間記憶部と前記生体検知指置き時間記憶部とに夫々記憶された前記指紋センサ指置き時間と前記生体検知指置き時間とから、前記被検体が適正に置かれたか否かを判断する時間比較部とを備え、前記生体検知部には、特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、前記発振部に夫々接続される複数の回路部と、前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、前記入力電圧を前記各回路部のいずれか一つを介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、前記被検体に印加された入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部とを備え、前記時間比較部は、前記指紋センサ指置き時間と前記生体検知指置き時間との差が一定値の範囲内のとき、前記被検体が適正に置かれたと判断することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために本発明は、生体検知方法において、特定の周波数を有する入力電圧を発振部より発振させ、前記入力電圧を、複数の回路部のいずれか一つを介して電極部に出力させ、前記電極部から被検体に印加された前記入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別することを特徴とする。
本発明によれは、被検体を高い精度で生体か否かを弁別するとともに、小型で低コストの生体検知装置や指紋認証装置、及び生体検知方法を提供することができる。また、本発明によれば、処理時間の早い生体検知装置等を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1(A)及び同図(B)は、本実施例の原理図を示す図である。同図に示されるように、特定の周波数の入力電圧を、異なる回路(第1回路21と第2回路22)を介して電極部40に置かれた被検体41に印加すると、その出力電圧は異なるものとなる。この特徴は、被検体41が異なると、出力電圧も異なる値を取り得る。本実施例では、この性質を利用して生体検知を行う。
図2は、第1回路21又は第2回路22を抵抗23とした場合の原理図である。電極部40に被検体41が置かれた状態で、端子A、Bから入力電圧を与え、抵抗23を介して被検体41にその電圧を印加する。そして、出力電圧を検知することで生体検知を行う。
次に、抵抗23に与える抵抗値を変化させたとき、生体指と、偽造指であるグミ指とで出力電圧がどのように変化するかを考察する。図3は、入力電圧の周波数を、「1kHz」とし、抵抗23の抵抗値を変化させたときに出力電圧の振幅がどのように変化するかを示す実験結果である。図3は、縦軸が入力電圧の振幅に対する出力電圧の振幅比(Vo/Vin)で、横軸は抵抗23の抵抗値である。
図3に示すように、抵抗23の抵抗値を「10kΩ」としたとき、出力電圧振幅比は、生体指の方がグミ指よりも非常に高くなっている。この傾向は抵抗値「100kΩ」まで続く。また、「100kΩ」から「10MΩ」までの推移では、生体指とグミ指とで出力電圧振幅比が除々に近づいている。
この実験結果から、「10kΩ」と「10MΩ」の2種類の抵抗値を抵抗23に与え、端子C、D間の出力電圧を検知することで、被検体41が生体かグミ指かを検知できる。
尚、本実施例では、偽造指としてグミ指を例にして説明する。グミには導電性があり、指紋センサではグミ製の人工指から簡単に画像を採取することができてしまう。本実施例による生体検知装置では、生体指の表皮に近いこのグミ指を偽造指として検知する必要があるからである。
図4は、第1の実施形態における生体検知装置1の構成例を示す図である。生体検知装置1は、発振部10とn(nは2以上の整数)個の回路部20−1〜20−nと、回路切替え部30と、電極部40と、弁別部50、及び記憶部60を備える。
発振部10は、一定の周波数を持つ入力電圧を出力する。
第1〜第n回路部20−1〜20−nは、夫々抵抗などにより構成される。第1〜第2回路部20−1〜20−n内の抵抗の抵抗値は夫々異なる値を有する。第1〜n回路部20−1〜20−nは、各々発振部10と接続され、発振部10からの入力電圧が入力される。
回路切替え部30は、各回路部20−1〜20−nと接続され、第1〜第n回路部20−1〜20−nのいずれか一つの出力を選択して切替えるように構成される。例えば、回路切替え部30は、発振部10から切替え信号が入力され、この切替え信号に応じて切替えが行われる。切替え信号は、発信部10が入力電圧を出力するタイミングで出力される。
電極部40は、被検体41に電圧を印加するための電極を持つ。電極部40は、回路切替え部30と接続されており、第1〜第n回路部20−1〜20−nのいずれか一つを介して、発振部10から出力された入力電圧を被検体41に印加する。
弁別部50は、第1〜第n回路部20−1〜20−nの各出力と接続され、第1〜第n回路部20−1〜20−nの出力と記憶部60に記憶されたデータとを比較して生体指か否か、グミ指か否かを弁別する。被検体41に印加される入力電圧がどの回路部20−1〜20−nを介して印加されたかにより弁別部50に達する電圧は異なる値となる。
図5は、生体検知装置1の具体的な構成例を示す図である。図4と比較して、回路部20−1〜20−nは、2つの回路部20−1、20−2で構成され、その回路部20−1、20−2は、夫々第1抵抗部24、第2抵抗部25から構成される。
また、回路切替え部30はアナログスイッチ31で構成され、弁別部50は第1コンパレータ51と第2コンパレータ52、及び判定部53から構成される。更に、電極部40は2つの電極を有し、一方が接地される。記憶部60には第1基準閾値と第2基準閾値とが記憶される。
アナログスイッチ31は、発振部10からの切替え信号に応じて、第1抵抗部24の出力段と第2抵抗部25の出力段のいずれかを交互に切替える。従って、発振部10から出力された入力電圧は、第1抵抗部24又は第2抵抗部25のいずれか一つを介して、電極部40に出力される。
第1抵抗部24は指置き判定用の抵抗とし、その抵抗値を「10MΩ」とする。また、第2抵抗部25はグミ指判定用の抵抗とし、その抵抗値を「10kΩ」とする。
そして、第1抵抗部24と接続された第1コンパレータ51は、生体指が電極部40に置かれたか否かを検出する機能を有する。また、第2抵抗部25と接続された第2コンパレータ52は、偽造指であるグミ指が置かれたか否かを検出する機能を有する。第1及び第2コンパレータ51、52は夫々第1基準閾値、第2基準閾値と検知電圧とを比較し、検知電圧の方が基準閾値よりも高いと各出力OUT1、OUT2は、各々「1」となる。一方、検知電圧が基準閾値より低いと各出力OUT1、OUT2は、各々「0」となる。
記憶部60に記憶された第1基準閾値は、第1コンパレータ51に入力され、同じく記憶部60に記憶された第2基準閾値は、第2コンパレータ52に入力される。
図6(A)及び同図(B)は、各コンパレータ51、52で検知される電圧の例である。この図を用いて、図5に示す生体検知装置1の動作について説明する。
まず、被検体41が電極部40に置かれていない状態を考える。この場合、電極部40は開放され、アナログスイッチ31の切替えにより、入力電圧が第1抵抗部24を介して電極部40に出力されるようにしても、第2抵抗部25を介して電極部40に出力されるようにしても、電極部40は開放状態のため、第1及び第2コンパレータ51、52には入力電圧が略そのまま入力される。
従って、図6(A)及び同図(B)に示すように、各コンパレータ51、52は、「開放時」には夫々入力電圧をそのまま検知する。
このとき、各コンパレータ51、52は検知した電圧と各基準閾値とを比較する。各基準閾値が図6(A)及び同図(B)の点線で示されるとき、各コンパレータ51、52は各基準閾値よりも高い電圧を検知する。よって、各コンパレータ51、52から出力される各出力値OUT1、OUT2は共に「1」となる。
次に、電極部40に生体指を置いたときを考える。本実施例では、生体指も本生体検知装置1の一回路を構成し、その抵抗値を、例えば「1MΩ」とする。
まず、アナログスイッチ31により、入力電圧が第1抵抗部24を介して電極部40に出力されるように切替える。このとき、第1抵抗部24は「10MΩ」、生体指は「1MΩ」の抵抗値を有し、しかも各抵抗値は非常に大きな値を有している。
従って、第1コンパレータ51では、入力電圧に対して「0」に近い電圧を検知する。つまり、生体指が置かれると、第1コンパレータ51では「0」に近い電圧を検知する。
よって、図6(A)に示すように、「生体指」の場合、第1コンパレータ51は第1基準閾値よりも低い電圧を検知する。第1コンパレータ51からは出力OUT1として「0」を出力する。
一方、アナログスイッチ31により、入力電圧が第2抵抗部25を介して電極部40に出力されるように切替えたときは以下のようになる。即ち、第2抵抗部25は「10KΩ」、生体指の抵抗は「1MΩ」と、第2抵抗部25に対して生体指の抵抗は非常に大きな抵抗を有する。第2コンパレータ52では、「開放」状態と略同じ状態となり、入力電圧と殆んど変わらない電圧を検知する。
従って、図6(B)に示すように、「生体指」の場合、第2コンパレータ52は第2基準閾値よりも高い電圧を検知する。よって、第2コンパレータ52からの出力OUT2は「1」となる。
最後に、電極部40にグミ指を置いたときを考える。グミ指は、一般的に生体指と比較して小さい抵抗値を有するものと考えられている。本実施例では、グミ指の抵抗値を「10kΩ」とする。
アナログスイッチ31を、入力電圧が第1抵抗部24を介して電極部40に出力されるよう切替えたときは以下のようになる。即ち、第1抵抗部24は「10MΩ」、グミ指の抵抗は「10kΩ」で、第1抵抗部25の抵抗値は非常に大きな抵抗値を有しているため、第1コンパレータ51で検知される電圧は、「0」に近い電圧となる。
従って、図6(A)に示すように、「偽造指」の場合、第1コンパレータ51は第1の基準閾値よりも低い電圧を検知し、その出力OUT1は「0」となる。
一方、アナログスイッチ31を、入力電圧が第2抵抗部25を介して電極部40に出力されるよう切替えたときは、以下のようになる。即ち、第2抵抗部25は「10kΩ」、グミ指の抵抗は「10kΩ」で両者同じ抵抗値を有しているため、第2コンパレータ52で検知される電圧は略「0」となる。
従って、図6(B)に示すように、「偽造指」の場合、第2コンパレータ52は第2基準閾値よりも低い、略「0」の電圧を検知するため、その出力OUT2は「0」となる。
図6(C)は、各コンパレータ51、52の各出力OUT1、OUT2の取り得る値をまとめたものである。同図に示すように、電極部40に被検体41を置かない「開放」状態のときは、第1及び第2コンパレータ51、52からの出力は共に「1」となる。また、「生体指」を置いたときは、第1コンパレータ51の出力OUT1は「0」、第2コンパレータ52の出力OUT2は「1」となる。更に、グミ指を置いた「偽造指」のときは、出力OUT1、OUT2は共に「0」となる。尚、出力OUT1、OUT2が夫々「1」「0」は、本コンパレータ51、52では取り得ない出力値である。
従って、判定部53は、出力OUT1、OUT2が共に「1」であるとき、「開放」状態と判定できる。また、出力OUT1が「0」、出力OUT2が「1」のとき、「生体指」と判定できる。更に、出力OUT1、OUT2が共に「0」のとき、「偽造指」と判定できる。
このように、本第1の実施形態では、1つの発振部10と、少なくとも2つの抵抗24、25により、生体指か否か、更にグミ指か否かを判定することができ、しかも抵抗の切替えをアナログスイッチ31により構成したので、別途複数の発振部10やその切替え等のための制御回路が必要なくなり、生体検知装置1の低コスト化、小型化を図ることができる。
また、各コンパレータ51、52では単に検知電圧と基準閾値との比較により出力値を出力し、判定部53ではその出力値から生体か否か、グミ指か否かの判定を行っているため、複雑は計算等する必要もなく、処理時間を早くすることができる。
尚、本第1の実施形態において、図5に示す例では、2つの抵抗部24、25により、回路部20−1、20−2を構成するようにした。勿論、図4に示すように、3つ以上の抵抗部により回路部20−1〜20−nを構成するようにしてもよい。この場合、各抵抗部の抵抗値は、例えば、図3に示す「抵抗値」の範囲を取るようにすればよい。複数の抵抗を介して入力電圧を被検体41に与えて夫々を各コンパレータ51、52で検知すれば、生体指か否か、グミ指か否かをより確実に検知することができる。よって、更にセキュリティの性能を向上させることができる。
第1の実施形態では、図3に示す実験結果から、第1抵抗部24の抵抗値を「10MΩ」、第2抵抗部25の抵抗値を「10kΩ」として説明した。勿論、これは一例であり、第1抵抗部24の抵抗値が第2抵抗部25の抵抗値よりも大きな値を取りえればどのような値でもよい。
また、第1の実施形態では、生体指の抵抗を「1MΩ」、グミ指の抵抗を「10KΩ」として説明した。これも一例であって、生体指の抵抗値がグミ指の抵抗値よりも大きければ、どのような値をとってもよい。
更に、本第1の実施形態において、図5に示す例では、2つの抵抗部24、25により、回路部20−1、20−2を構成するようにした。勿論、図4に示すように、3つ以上の抵抗部により回路部20−1〜20−nを構成するようにしてもよい。この場合、各抵抗部の抵抗値は、例えば、図3に示す「抵抗値」の範囲を取るようにすればよい。複数の抵抗を介して入力電圧を被検体41に与えて夫々を各コンパレータ51、52で検知すれば、生体指か否か、グミ指か否かをより確実に検知することができる。従って、更にセキュリティの性能を向上させることができる。
尚、上述した第1及び第2の基準閾値は以下のようにして記憶部60に記憶させる。図7(A)及び同図(B)はその概念図である。
図7(A)に示すように、第1コンパレータ51では、「開放時」にある電圧を検知し、「生体指」(又は「偽造指」)が置かれたときは「開放時」よりも低い他の電圧を検知する。従って、予め各電圧値を測定し、その値の範囲内に第1基準閾値が入るように第1基準閾値を決め、その値を記憶部60に記憶させておけばよい。
また、図7(B)に示すように、第2コンパレータ52では、「開放時」(又は「生体指」が置かれたとき)はある電圧を検知し、「偽造指」が置かれたときは略「0」の電圧を検知する。従って、各電圧値を測定し、その値の範囲内に第2の基準閾値が入るように第2基準閾値を決め、その値を記憶部60に記憶させておけばよい。
図8は、第1の実施形態における処理の動作を示すフローチャートの例である。まず、本処理が開始されると(S10)、発振部10は入力波形を生成して入力電圧を出力する(S11)。
次いで、アナログスイッチ31により、第1抵抗部24を電極部40に接続する(S12)。このとき、第1コンパレータ51は上述した電圧を検知し、第1の基準閾値とを比較して出力OUT1を出力する。判定部53は内部のメモリ等にその出力OUT1を記録する(S13)。
次いで、アナログスイッチ31により、第2抵抗部25を電極部40に接続する(S14)。このとき、第2コンパレータ52は上述した電圧を検知し、第2基準閾値と比較して、出力OUT2を出力する。判定部53は内部のメモリ等にその出力OUT2を記録する(S15)。
次いで、判定部53は、その出力OUT1、OUT2から生体か否かを判断する(S15)。上述の例では、出力OUT1、OUT2が夫々「0」「1」のとき(YES)、生体と判定し(S16)、出力OUT1、OUT2がそれ以外のとき(S15でNO)、生体でないと判定する。そして、一連の処理が終了する(S17)。
次に他の例について説明する。図9は、第2の実施形態における生体検知装置1の構成例である。弁別部50を電極部40の後段に設けた例である。回路切替え部30により、発振部10からの入力電圧は、第1〜第n回路部20−1〜20−nのいずれか一つを介して電極部40から被検体41に印加され、その出力を弁別部50により検知する。その動作は上述の例と同様であり、同様の作用効果を奏する。
図10は、第3の実施形態における生体検知装置1の構成例である。回路切替え部30を発振部10と各回路部20−1〜20−nとの間に設けた例である。その動作は第1及び第2の実施形態の例と同様であり、同様の作用効果を奏する。
図11は、第4の実施形態における生体検知装置1の構成例である。回路切替え部30の代わりに、別々に電極部40−1〜40−nを設けた例である。即ち、第1回路部20−1の出力段に第1電極部40−1を設け、第2回路部20−2の出力段に第2電極部40−2を設け、第n回路部20−nの出力段に第n電極部40−nを設けた例である。弁別部50は各電極部40−1〜40−nの出力電圧と記憶部60に記憶されたデータ(基準閾値)とを比較して、第1の実施形態等と同様に、生体指であるか否か、グミ指であるか否かを検知する。
本例の生体検知装置1は、回路切替え部30により、回路を切替える必要がなく、1回のタイミングで生体が否か、偽造指か否かを検知できる。従って、第1の実施形態と比較して更に処理時間を短縮することができる。それ以外の動作は、第1の実施形態と略同様であり、同様の作用効果を奏する。
図12は、第4の実施形態における生体検知装置1の具体的な構成例である。2つの回路部20−1、20−2を夫々第1抵抗部24、第2抵抗部25として構成し、電極42、44で第1電極部40−1、電極43、44により第2電極部40−2が構成される。
電極数は上述の例と比較して増えているものの、アナログスイッチ31を設ける必要がなくなる。従って、上述の例と比較してアナログスイッチ31を設けない分だけ低コスト化、小型化を図ることができる。動作は、第1の実施形態と同様で同様の作用効果を奏する。
図12に示す第4の実施形態では、例えば、電極43に不正侵入者が絶縁体45(例えば、シールなど)を覆う場合がある。このとき、電極43が常に開放状態となり、第2コンパレータ52の出力OUT2は常に「1」となる。第2コンパレータ52はグミ指検知用のコンパレータであるため、絶縁体45により、電極43、44にグミ指が置かれたか否かを検知することができなくなる。
そこで、次に示す第5の実施形態では、複数ある電極に対して各々役割を持たせるようにし、絶縁体45がいずれかの電極を覆っても確実に生体指か否か、グミ指か否かを検出するようにしている。
図13は、第5の実施形態における生体検知装置1の構成例である。各回路部20−1〜20−nと各電極部40−1〜40−nとの間に第1回路組替え部71を設け、各電極部40−1〜40−nと弁別部50との間に第2回路組替え部72を設け、更に同期制御部80により、同期して各回路組替え部71、72の入出力の切替えが行われる。
図14は、第5の実施形態における生体検知装置1の具体的な構成例である。2つの抵抗部(第1抵抗部24と第2抵抗部25)により回路部20−1〜20−nが構成され、3つの電極42〜44(第1電極42、第2電極43、第3電極44)により電極部40−1〜40−nが構成される。
第1回路組替え部71は2つの抵抗部24、24と電極42〜44との間に設けられ、第2回路組替え部72は電極42〜44と各コンパレータ51、52との間に設けられている。第1回路組替え部71と、第2回路組替え部72は、夫々端子を有し、入出力を切替えられるように構成されている。
第1の実施形態と同様に、第1抵抗部24と第1コンパレータ51により、指置き検出用の機能を備え、第2抵抗部25と第2コンパレータ52によりグミ指検出用の機能を備える。
図14に示す例では、第1回路組替え部71の端子Fと端子Iとが接続され、第2回路組替え部72の端子Lと端子Oとが接続される。この場合、入力電圧は、第1抵抗部24と第1電極42を介して、被検体41に印加される。そして、第1コンパレータ51で出力電圧が検知される。第1コンパレータ51は記憶部60からの第1基準閾値と出力電圧とを比較して出力OUT1を出力する。
図14に示す例において、第1電極42に着目すると、第1電極42は第1コンパレータ51と第1抵抗部24に接続される。従って、第1電極42の役割は、第1抵抗部24を介して入力電圧を被検体41に印加させ、第1コンパレータ51で被検体41の出力電圧を検知するための電極となる。
一方、第1回路組替え部71では、端子Gと端子Jとが接続され、第2回路組替え部72の端子Mと端子Pとが接続される。この場合、入力電圧は、第2抵抗部25と第2電極43とを介して、被検体41に印加される。
第2電極43に着目すると、第2電極43は、第2抵抗部25と第2コンパレータ52に接続される。従って、第2電極43は、入力電圧を第2抵抗部25を介して被検体に印加させるとともに、第2コンパレータ52で被検体41の出力電圧を検知するための電極となる。
図14に示すように回路組替え部71、72により組替えが行われた場合、第3電極44が絶縁体45に覆われても、第1電極42と第2電極43により、被検体41の出力電圧が第1及び第2コンパレータ51、52で検知可能なため、生体指か否か、グミ指か否かを検知することができる。
図15は、第1回路組替え部71と第2回路組替え部72とで回路を組替えた例である。第1回路組替え部71は、端子Fと端子K、端子Gと端子I、端子Hと端子Jとを夫々接続する。また、第2回路組替え部72は、端子Lと端子P、端子Mと端子Q、端子Nと端子Oとを夫々接続する。
発振部10からの入力電圧は、第1抵抗部24を介して、上述した例と同様に、第1コンパレータ51に出力されるが、第3電極44が第1抵抗部24と第1コンパレータ51に接続される。即ち、第3電極44は、入力電圧を第1抵抗部24を介して被検体に印加させるとともに、第1コンパレータ51での出力電圧検知用の電極としての役割を果たす。
一方、発振部10からの入力電圧は、第2抵抗部25を介して第2コンパレータ52にも出力される。第1電極42は、第2抵抗部25と第2コンパレータ52に接続される。従って、第1電極42は、入力電圧を第2電極部25を介して被検体41に印加させるとともに、第2コンパレータ52での出力電圧検知用の電極としての役割も果たすことになる。
図15に示す例の場合、第2電極43に絶縁体45が覆われても、第1電極42と第3電極44とが夫々第2コンパレータ52、第1コンパレータ51に接続されるため、各コンパレータ51、52において生体指か否か、グミ指か否かを検出することができる。
図16は、第1及び第2回路組替え部71、72でその組み合わせを更に組替えた例である。第1回路組替え部71は、端子Fと端子J、端子Gと端子K、端子Hと端子Iとを夫々接続している。第2回路組替え部72は、端子Lと端子Q、端子Mと端子O、端子Nと端子Pとを夫々接続している。
第2電極43は第1抵抗部24と第1コンパレータ51に接続され、第3電極44は第2抵抗部25と第2コンパレータ52に接続される。
従って、第2電極43は、第1抵抗部24を介して入力電圧を被検体41に印加させるとともに、第1コンパレータ51での出力電圧検知用の電極としての役割を果たす。
また、第3電極44は、第2抵抗部25を介して入力電圧を被検体41に印加させるとともに、第2コンパレータ52での出力電圧検知用の電極としての役割を果たす。
図16に示す例の場合、第1電極42に絶縁体45が覆われても、第2電極43と第3電極44により、各コンパレータ51、52では生体指か否か、グミ指か否かを検知することができる。
図14〜図16に示すような回路組替え部71、72の切替えは、例えば、電極42〜44に被検体41が置かれたタイミングで行うようにする。従って、被検体41を計3回電極42〜44に置くことで、回路組替え部71、72の切替えが行われる。図14〜図16のように回路を組替えることで、どの電極42〜44に絶縁体45が覆われても、確実に生体指か否か、グミ指か否かを検知できるため、セキュリティの性能を向上させることができる。
尚、各コンパレータ51、52で行われる処理は、第1の実施形態等と全く同様である。この場合、回路組替え部71、72の組替えのタイミングで各々、コンパレータ51、52で基準閾値との比較等が行われることになる。同期制御部80はそのタイミング信号を各コンパレータ51、52に出力し、そのタイミング信号に応じて、各コンパレータ51、52は処理を行う。
また、この同期制御部80は、発振器とオペアンプなどにより簡易に実装することができる。従って、本第5の実施形態においても、低コスト化を図ることができ、第1の実施形態等と同様の作用効果も得る。
次に、指紋センサモジュールの構成例について説明する。図17(A)及び同図(B)は、指紋センサモジュール100の構成例を示す図である。
指紋センサモジュール100は、生体検知用電極101と、指紋センサ110とを備える。
生体検知用電極101は、第1の実施形態等の電極部40を構成する電極に対応する。また、指紋センサ110は、被検体41がこのセンサ110に置かれたときにその画像を撮像するように構成される。
図17(A)に示す生体検知用電極101は、2つの電極101が指紋センサ110を上下から挟むように設けられている。
図17(B)も同様に、2つの生体検知用電極101を有するが、指紋センサ110の上端部に略平行に設けられている。
図18(A)及び同図(B)も同様に指紋センサモジュール100の構成例を示す図である。
図18(A)は、指紋センサ110の両端に夫々生体検知用電極101が設けられ、図18(B)では、3つの生体用検知電極101が設けられている。図18(B)の例は、第4の実施形態に対応する。
指紋認証装置がこの指紋センサ110と生体検知装置1から構成されるとき、指紋センサ110と生体検知用電極101とが一体化して指紋センサモジュール100として構成されているため、よりセキュリティの性能を向上させることができる。
勿論、指紋センサ110と生体検知用電極101は、図17(A)等に示すように指紋センサモジュール100として一体化されていればどのように配置されてもよい。
次に、生体検知装置1が設けられた指紋認証装置200について説明する。図19は、その構成例である。
指紋認証装置200は、生体検知部210と、生体検知指置き時間記憶部220と、指紋画像取得部230と、指紋センサ指置き時間記憶部240、及び時間比較部250を備える。
生体検知部210は、上述した生体検知装置1に対応する。生体検知指置き時間記憶部220は、生体検知部210に被検体41が置かれた時間(生体検知指置き時間)を記憶する。
一方、指紋画像取得部230は指紋センサ110に置かれた被検体41の画像を取得する。指紋センサ指置き時間記憶部240は、指紋センサ110に置かれた被検体41の指置き時間(指紋センサ指置き時間)を記憶する。
時間比較部250は、生体検知指置き時間と指紋センサ指置き時間とを各記憶部220、240から読み出して、両者を比較することで、被検体41が指紋センサモジュール100に適正に被検体41が置かれたか否かを検知する。即ち、時間比較部250は、生体検知指置き時間と指紋センサ指置き時間とが一定の範囲内にあれば、適性に被検体41が置かれたと判定し、一定の範囲内にないと被検体41が指紋センサモジュール100に適正に置かれなかったと判定する。
従って、本指紋認証装置200は、内部に上述の生体検知装置1を有するため、第1の実施形態等で説明した作用効果を奏するとともに、更に、生体検知指置き時間と指紋センサ指置き時間とを比較して被検体41が適正に置かれたか否かを検知しているため、不正行為を更に防止することができ、セキュリティの性能を更に向上させる。
尚、生体検知指置き時間記憶部220は、例えば、生体検知指置き時間を以下のようにして記憶する。
即ち、生体検知部210は、第1及び第2コンパレータ51、52から出力OUT1、OUT2が出力され、「開放」時には夫々「1」「1」、生体指やグミ指が置かれたときは「0」「1」、「0」「0」が出力される(図6(C)参照)。従って、その出力OUT1、OUT2の出力値が生体検知部210から出力されて、生体検知指置き時間記憶部220において、その出力値が「1」「1」から「1」「0」(又は「0」「0」)に変化し、再び「1」「1」に戻るまでの時間を記憶することで、その時間を記憶できる。
また、指紋センサ指置き時間は、例えば、指紋画像取得部230において指紋画像の取得開始から取得終了までの時間を記憶すれば実施可能である。
上述したいずれの例において、偽造指としてグミ指を例にして説明した。勿論、グミ以外であって人間の表皮に極めて近い特性を持つ偽造指でも、上述したいずれの実施例も実施可能であり、同様の作用効果を奏する。
また、上述した例において、記憶部60は弁別部50外に構成された生体検知装置1の例を説明した。勿論、この記憶部60が弁別部50内に設けられていてもよい。この場合でも、上述した例のいずれも実施可能で同様の作用効果を奏する。
更に、上述した例において、弁別部50は電極部40の出力電圧等を検知することで生体指か否か、グミ指か否か弁別した。それ以外にも、例えば、図1(A)及び同図(B)に示すように、出力電圧の傾きや振幅と記憶部60に記憶された基準閾値とを比較することで生体指か否かを検知するようにしてもよい。
更に、上述した例において、生体検知装置1や指紋認証装置200は指の指紋を検知、認証するものとして説明したが、例えば、掌など指以外の身体部分であってもよい。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、
前記発振部に夫々接続される複数の回路部と、
前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、
前記入力電圧を前記各回路部のいずれか一つを介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、
前記被検体に印加された入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部と、
を備えることを特徴とする生体検知装置。
(付記2)
前記電極部は前記複数の回路部と同数の複数の前記電極部から構成され、前記各電極部は前記各回路部と夫々接続され、
前記弁別部は、前記各回路部と前記各電極部を介して前記被検体に夫々印加された入力電圧に対する前記出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別することを特徴とする付記1記載の生体検知装置。
(付記3)
更に、前記各回路部と前記各電極部との接続関係を組替える回路組替え部を備えることを特徴とする付記2記載の生体検知装置。
(付記4)
更に、前記回路組替え部の前記接続関係の組替えと、前記組替えに応じた前記弁別部での前記出力電圧の弁別とを同期させる同期制御部を備えることを特徴とする付記3記載の生体検知装置。
(付記5)
更に、基準閾値を記憶した記憶部を備え、
前記判定部は前記記憶部からの前記基準閾値と前記出力電圧とを比較して前記被検体が生体であるか否かを判定することを特徴とする付記1乃至4記載の生体検知装置。
(付記6)
前記弁別部には前記被検体が偽造された被検体であるか否かを判定する偽造判定部を備えることを特徴とする付記1乃至5記載の生体検知装置。
(付記7)
前記弁別部には、前記被検体が偽造された被検体であるか否かを判定する偽造判定部と、前記被検体が生体であるか否かを判定する生体判定部とを備えることを特徴とする付記1乃至5記載の生体検知装置。
(付記8)
前記偽造判定部と前記生体判定部は、前記出力電圧の振幅の変化で前記被検体が生体か否かを判定することを特徴とする付記6又は7記載の生体検知装置。
(付記9)
前記回路部は抵抗で構成されることを特徴とする付記1又は2記載の生体検知装置。
(付記10)
被検体の指紋を撮像する指紋センサと、
特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、
前記発振部に夫々接続される複数の回路部と、
前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、
前記入力電圧を前記各回路部のいずれか一つを介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、
前記被検体に印加された入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部と、
を備えることを特徴とする指紋認証装置。
(付記11)
前記電極部と前記指紋センサとは一体化されることを特徴とする付記10記載の指紋認証装置。
(付記12)
被検体の指紋を撮像する指紋センサと、
生体検知部と、
前記指紋センサに前記被検体が置かれた指紋センサ指置き時間を記憶する指紋センサ指置き時間記憶部と、
前記生体検知部に前記被検体が置かれた生体検知指置き時間を記憶する生体検知指置き時間記憶部と、
前記指紋センサ指置き時間記憶部と前記生体検知指置き時間記憶部とに夫々記憶された前記指紋センサ指置き時間と前記生体検知指置き時間とから、前記被検体が適正に置かれたか否かを判断する時間比較部とを備え、
前記生体検知部には、
特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、
前記発振部に夫々接続される複数の回路部と、
前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、
前記入力電圧を前記各回路部のいずれか一つを介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、
前記被検体に印加された入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部とを備え、
前記時間比較部は、前記指紋センサ指置き時間と前記生体検知指置き時間との差が一定値の範囲内のとき、前記被検体が適正に置かれたと判断することを特徴とする指紋認証装置。
(付記13)
特定の周波数を有する入力電圧を発振部より発振させ、
前記入力電圧を、複数の回路部のいずれか一つを介して電極部に出力させ、
前記電極部から被検体に印加された前記入力電圧に対する出力電圧により前記被検体が生体か否かを弁別する、
ことを特徴とする生体検知方法。
図1(A)及び同図(B)共に本実施例の原理図を示す図である。 本実施例の原理図を示す図である。 抵抗値に対する出力電圧振幅比の実験結果を示す図である。 生体検知装置の構成例を示す図である。 生体検知装置の具体的な構成例を示す図である。 図6(A)及び同図(B)はコンパレータで検知される電圧の例、同図(C)はコンパレータの出力例を示す図である。 図7(A)及び同図(B)は、基準閾値の範囲の例を示す図である。 処理の動作を示すフローチャートである。 生体検知装置の他の構成例を示す図である。 生体検知装置の他の構成例を示す図である。 生体検知装置の他の構成例を示す図である。 生体検知装置の他の具体的な構成例を示す図である。 生体検知装置の他の構成例を示す図である。 生体検知装置の他の具体的な構成例を示す図である。 生体検知装置の他の具体的な構成例を示す図である。 生体検知装置の他の具体的な構成例を示す図である。 図17(A)及び同図(B)は共に指紋センサモジュールの構成例である。 図18(A)及び同図(B)は共に指紋センサモジュールの構成例である。 指紋認証装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 生体検知装置
10 発振部
20−1〜20−n 第1〜第n回路部
30 回路切替え部
31 アナログスイッチ
40 電極部
40−1〜40−n 第1〜第n電極部
41 被検体
42〜44 第1〜第3電極
50 弁別部
51、52 第1コンパレータ、第2コンパレータ
53 判定部
60 記憶部
71 第1回路組替え部
72 第2回路組替え部
80 同期制御部
100 指紋センサモジュール
101 生体検知用電極
110 指紋センサ
200 指紋認証装置
210 生体検知部
220 生体検知指置き時間記憶部
230 指紋画像取得部
240 指紋センサ指置き時間記憶部
250 時間比較部

Claims (5)

  1. 特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、
    前記発振部に夫々接続され、異なる抵抗値を夫々有する第1及び第2の回路部と、
    前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、
    前記入力電圧を前記第1又は第2の回路部を介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、
    前記切替えにより前記第1の回路部を介して前記被検体に印加された入力電圧に対する第1の出力電圧と第1の基準閾値とを比較し、更に、前記切替えにより前記第2の回路部を介して前記被検体に印加された入力電圧に対する第2の出力電圧と第2の基準閾値とを比較することにより前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部と、
    を備え
    前記弁別部は、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より高いとき前記被検体は生体であると弁別し、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より低いとき前記被検体は生体ではないと弁別することを特徴とする生体検知装置。
  2. 特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、
    前記発振部に夫々接続され、異なる抵抗値を夫々有する第1及び第2の回路部と、
    前記第1及び第2の回路部と夫々接続され、前記入力電圧を被検体に印加させる第1及び第2の電極部と、
    前記第1の回路部及び第1の電極部を介して前記被検体に印加された入力電圧に対する第1の出力電圧と第1の基準閾値とを比較し、更に、前記第2の回路部及び第2の電極部を介して前記被検体に印加された入力電圧に対する第2の出力電圧と第2の基準閾値とを比較することにより前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部と、
    を備え、
    前記弁別部は、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より高いとき前記被検体は生体であると弁別し、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より低いとき前記被検体は生体ではないと弁別することを特徴とする生体検知装置。
  3. 更に、前記第1及び第2の回路部と前記第1及び第2の電極部との間に前記第1及び第2の回路部と前記第1及び第2の電極部との接続関係を切替える第1の回路組替え部と、前記第1及び第2の電極部と前記弁別部との間に前記1及び第2の電極部と前記弁別部との接続関係を切替える第2の回路組替え部とを備えることを特徴とする請求項2記載の生体検知装置。
  4. 被検体の指紋を撮像する指紋センサと、
    生体検知部と、
    前記指紋センサに前記被検体が置かれた指紋センサ指置き時間を記憶する指紋センサ指置き時間記憶部と、
    前記生体検知部に前記被検体が置かれた生体検知指置き時間を記憶する生体検知指置き時間記憶部と、
    前記指紋センサ指置き時間記憶部と前記生体検知指置き時間記憶部とに夫々記憶された前記指紋センサ指置き時間と前記生体検知指置き時間とから、前記被検体が適正に置かれたか否かを判断する時間比較部とを備え、
    前記生体検知部には、
    特定の周波数を有する入力電圧を発振する発振部と、
    前記発振部に夫々接続され、異なる抵抗値を夫々有する第1及び第2の回路部と、
    前記入力電圧を被検体に印加させる電極部と、
    前記入力電圧を前記第1又は第2の回路部を介して前記電極部に出力させるよう切替える回路切替え部と、
    前記切替えにより前記第1の回路部を介して前記被検体に印加された入力電圧に対する第1の出力電圧と第1の基準閾値とを比較し、更に、前記切替えにより前記第2の回路部を介して前記被検体に印加された入力電圧に対する第2の出力電圧と第2の基準閾値とを比較することにより前記被検体が生体か否かを弁別する弁別部とを備え、
    前記弁別部は、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より高いとき前記被検体は生体であると弁別し、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より低いとき前記被検体は生体ではないと弁別し、
    前記時間比較部は、前記指紋センサ指置き時間と前記生体検知指置き時間との差が一定値の範囲内のとき、前記被検体が適正に置かれたと判断することを特徴とする指紋認証装置。
  5. 特定の周波数を有する入力電圧を発振部より発振させ、
    前記入力電圧を、夫々異なる抵抗値を有する第1又は第2の回路部を介して電極部に出力させるよう回路切替え部により切替えを行い
    前記切替えにより前記第1の回路部を介して前記電極部から被検体に印加された前記入力電圧に対する第1の出力電圧と第1の基準閾値とを比較し、更に、前記切替えにより前記第2の回路部を介して前記被検体に印加された入力電圧に対する第2の出力電圧と第2の基準閾値とを比較し、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より高いとき前記被検体は生体であると弁別部により弁別し、前記第1の出力電圧が前記第1の基準閾値より低く前記第2の出力電圧が前記第2の基準閾値より低いとき前記被検体は生体ではないと前記弁別部により弁別する
    ことを特徴とする生体検知方法。
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