JP4762761B2 - 遠隔制御用携帯機 - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔制御用携帯機に関し、特に自動車用ドアパネルにおけるドアロック機構の施錠・解錠を電子的に行うための遠隔制御用携帯機に関する。
従来の遠隔制御用携帯機として、例えば、自動車等の車両において押圧スイッチの押圧によってドアロック機構の施錠・解錠を行うものがある(特許文献1)。
この遠隔制御用携帯機は、操作者によって操作されることにより施錠・解錠信号を出力する押圧スイッチ(施錠スイッチと解錠スイッチを含む)と、押圧スイッチの施錠・解錠信号を入力して施錠・解錠制御信号を出力する制御部と、制御部の施錠・解錠制御信号を入力して施錠・解錠信号を送信する通信部とから構成されている。
以上の構成において、遠隔制御用携帯機を所持する操作者が押圧スイッチを押圧すると、押圧スイッチから施錠・解錠信号が制御部に入力する。制御部はこの施錠・解錠信号を入力すると、固有のIDコードを含んだ施錠・解錠制御信号を通信部へ出力する。通信部はこの施錠・解錠制御信号を入力すると、IDコードを含んだ施錠・解錠信号を車両の送受信装置へ向けて送信する。
車両の送受信装置は、遠隔制御用携帯機の通信部から送信された施錠・解錠信号を受信すると、これら信号に含まれるIDコードと予め設定されたIDコードとが比較(ID照合)され、このID照合の比較結果に基づいてドアロック機構の施錠・解錠が行われる。
特開2004−308165号公報
しかし、この遠隔制御用携帯機によると、例えば、運転席,助手席,乗客席等の複数のドアパネルに共通する施錠・解錠信号が送信されるため、施錠・解錠が不要なドアパネルの施錠・解錠が行われるという不都合がある。
一方、複数のドアパネルから任意のドアパネルを選択する選択スイッチを設けると、施錠スイッチ及び解錠スイッチに加えて、ドアパネルの数に等しい数の選択スイッチが必要になるため、形状が大型化するという不都合がある。
従って、本発明の目的は、複数の制御対象となっても携帯機本体の外形寸法が大きくなるのを抑えながら、複数の制御対象から任意の制御対象を選択することができる遠隔制御用携帯機を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、施錠・解錠信号を出力する操作スイッチと、複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力する選択スイッチと、前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、前記選択スイッチは、前記操作スイッチと同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機を提供する。
(2)本発明は、上記目的を達成するために、施錠・解錠信号を出力する押圧スイッチと、複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力するスライドスイッチと、前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、前記スライドスイッチは、前記押圧スイッチと同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機を提供する。
(3)本発明は、上記目的を達成するために、施錠・解錠信号を出力する第1のスライドスイッチと、複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力する第2のスライドスイッチと、前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、前記第1及び第2のスライドスイッチは、同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機を提供する。
(4)本発明は、上記目的を達成するために、施錠・解錠信号を出力する押圧スイッチと、複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力するロータリスイッチと、前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、前記ロータリスイッチは、前記押圧スイッチと同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機を提供する。
本発明によると、複数の制御対象となっても携帯機本体の外形寸法が大きくなるのを抑えながら、複数の制御対象から任意の制御対象を選択することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を説明するために示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を示す斜視図である。
〔遠隔制御用携帯機の全体構成〕
図1において、符号1で示す遠隔制御用携帯機は、車両2に搭載される施錠・解錠装置3と共に電子キーシステムAを構成し、携帯機本体1A及び操作装置1Bを備えている。
(携帯機本体1Aの構成)
図1に示すように、携帯機本体1Aは、通信部4及び制御部5を有している。通信部4は、複数のドアロック機構100A,100B,…を施錠・解錠するための施錠・解錠信号(遠隔制御信号)をそれぞれ送信(出力)する送信回路4A及び施錠・解錠装置3からの施錠・解錠完了信号をそれぞれ受信する受信回路4Bからなり、筐体6(図2に示す)内に収容され、かつ制御部5に接続されている。送信回路4Aには送信アンテナ4aが、受信回路4Bには受信アンテナ4bがそれぞれ接続されている。制御部5は、予め設定されたIDコードが記憶されたメモリ5Aを有するマイクロコンピュータからなり、筐体6内に収容されている。そして、判別手段及び制御手段・書き換え手段として機能するように構成されている。
判別手段としての制御部5は、メモリ5Aに記憶されたデータに基づいてドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠を判別する。制御手段としての制御部5は、メモリ5Aに記憶されたデータに基づいてインジケータ7,8(後述)の作動を、押圧スイッチ11A,11B(後述)の操作時から所定時間内に車両2からの施錠・解錠完了信号が受信されたか否かに基づいてインジケータ9(後述)の作動をそれぞれ制御するように構成されている。また、制御手段としての制御部5は、ドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠の判別結果に基づいて送信回路4Aへの施錠・解錠信号の出力を制御する。書き換え手段としての制御部5は、受信回路4Bからの施錠・解錠完了信号によるドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠状態に基づいて、メモリ5Aに記憶されたデータを書き換える。
図2に示すように、筐体6には、車両2のドアロック機構100A,100B,…の施錠状態及び解錠状態をそれぞれ報知するインジケータ7,8と、車両2からアンサーバックとして送信される施錠・解錠完了信号の受信不能を報知(警告)するインジケータ9とが配置されている。インジケータ7〜9は、例えば発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)からなり、制御部5に接続されている。
(操作装置1Bの構成)
図1に示すように、操作装置1Bは、ドアロック機構100A,100B,…のうち少なくとも1つのドアロック機構を制御対象として選択的に特定するための第1選択手段10(選択スイッチ)と、この第1選択手段10によって特定された少なくとも一のドアロック機構を選択的に施錠・解錠するための第2選択手段11(操作スイッチ)とを有し、筐体6の操作面6A内に配置され、かつ制御部5に接続されている。そして、携帯機本体1Aの制御部5による通信部4に対する制御信号の出力を指示するように構成されている。
第1選択手段10としては、図2に示すように、ドアロック機構100A,100B,…を選択する選択信号を出力して制御対象を切り替えるための摺動子(スライドノブ)としての操作子10Aと、この操作子10Aのスライド通路上に配置されてスイッチON状態となる(ドアロック機構100A,100B,…のうち少なくとも1つのドアロック機構を選択する)第1接点10a・第2接点10b・第3接点10cとを有するスライドスイッチが用いられている。操作子10Aが3つの摺動位置としての「ALL」・「D」・「DP」の位置に停止することにより、それぞれ第1接点10a・第2接点10b・第3接点10c(図1に示す)がスイッチON状態となる。これにより、操作子10Aの3つの摺動位置に対応する制御対象(ドアロック機構100A,100B,…のうち少なくとも1つのドアロック機構)が選択的に特定される。例えば、操作子10Aを摺動操作して「ALL」の位置に停止すると、全てのドアロック機構100A,100B,…が制御対象として特定される。また、操作子10Aを摺動操作してそれぞれ「D」と「DP」の位置に停止すると、ドアロック機構100A,100B,…の一部(D:運転席側のドアパネルに対応するドアロック機構,DP:運転席・乗客席側のドアパネルに対応するドアロック機構)が制御対象として特定される。
第2選択手段11としては、図2に示すように、施錠信号を出力してドアロック機構100A,100B,…を施錠するための押圧スイッチ11Aと、解錠信号を出力してドアロック機構100A,100B,…を解錠するための押圧スイッチ11Bとが用いられる。押圧スイッチ11Aを押圧操作すると、制御対象として特定されたドアロック機構100A,100B,…が解錠状態から施錠状態に切り替えられる。一方、押圧スイッチ11Bを押圧操作すると、制御対象として特定されたドアロック機構100A,100B,…が施錠状態から解錠状態に切り替えられる。
〔施錠・解錠装置の全体構成〕
図1に示すように、施錠・解錠装置3は、装置本体3Aを備え、前述したように車両2に搭載されている。
(装置本体3Aの構成)
図1に示すように、装置本体3Aは、通信部12及び制御部13を有している。通信部12は、施錠・解錠完了信号をそれぞれ送信(出力)する送信回路12A及び遠隔制御用携帯機1からの施錠・解錠信号をそれぞれ受信する受信回路12Bからなり、制御部13に接続されている。送信回路12Aには送信アンテナ12aが、受信回路12Bには受信アンテナ12bがそれぞれ接続されている。制御部13は、予め設定されたIDコードが記憶された記憶手段としてのメモリ13Aを有するマイクロコンピュータからなり、通信部12への施錠・解錠完了信号の出力を制御するように構成されている。また、施錠・解錠信号に含まれるIDコードとメモリ13Aに記憶されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行うとともに、このIDコード照合の比較結果に基づいてドアロック駆動装置101A,101B,…の駆動制御を行うように構成されている。
ドアロック駆動装置101A,101B,…は、ドアロック機構100A,100B,…を施錠・解錠するアクチュエータを有し、制御部13に接続されている。そして、制御部13から出力された電気信号に基づいてアクチュエータを駆動制御するように構成されている。
〔電子キーシステムAの動作〕
次に、図3及び図4を用い、遠隔制御用携帯機1によってドアロック機構100A,100B,…を施錠・解錠操作する場合について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を用いてドアロック機構を施錠操作する場合について説明するために示すフローチャートである。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を用いてドアロック機構を解錠操作する場合について説明するために示すフローチャートである。
(ドアロック機構の施錠操作)
図3に示すように、第1選択手段10の操作子10Aを操作して所定の位置(例えば「ALL」の位置)に配置することによりドアロック機構100A,100B,…を特定する(ステップS1)とともに、第2選択手段11の押圧スイッチ11Aを押圧操作する(ステップS2)と、制御部5がメモリ5Aに記憶されたデータを確認し、制御対象として特定された全てのドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠の判別を行う(ステップS3)。この場合、携帯機側の制御部5が「解錠」と判別する(ステップS3のYES)と、メモリ5Aに記憶されたIDコードを含む施錠信号を出力するとともに、携帯機側の送信回路4Aを起動させる(ステップS4)。施錠信号は、携帯機側の送信回路4Aにより所定の周波数の電波に変調され、携帯機側の送信アンテナ4aを介して車両2に送信される。一方、携帯機側の制御部5が「施錠」と判別する(ステップS3のNO)と、施錠信号を出力せず、施錠信号は車両2に送信されない。
車両側の受信回路12Bが遠隔制御用携帯機1から送信された施錠信号を受信する(ステップS5)と、その施錠信号をパルス信号に復調して車両側の制御部13に入力する(ステップS5のYES)。車両側の制御部13は、施錠信号に含まれるIDコードと車両側のメモリ13Aに記憶されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行うとともに、車両2のドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠状態を確認する(ステップS6)。この場合、車両2のドアロック機構100A,100B,…が解錠されていると、遠隔制御用携帯機1と車両2との間でIDコード同士が一致したことを条件としてドアロック駆動装置101A,101B,…に電気信号が出力され(ステップS6のYES)、ドアロック機構100A,100B,…が施錠される(ステップS7)。ステップS6において既に車両2のドアロック機構100A,100B,…が施錠されている場合には、ドアロック駆動装置101A,101B,…に電気信号が出力されず(ステップS6のNO)、施錠状態がそのまま維持される(ステップS8)。なお、IDコード同士が一致しない場合、ドアロック駆動装置101A,101B,…に電気信号が出力されず、ドアロック機構100A,100B,…は施錠されない。
ドアロック機構100A,100B,…が施錠された後、車両側の制御部13が施錠完了信号を車両側の送信回路12Aに出力する(ステップS9)。施錠完了信号は、車両側の送信回路12Aにて所定の周波数の電波に変調され、車両側の送信アンテナ12aを介して遠隔制御用携帯機1に送信される。
携帯機側の受信回路4は、車両2から送信された施錠完了信号を受信し(ステップS10)、その施錠完了信号をパルス信号に復調して携帯機側の制御部5に入力する。携帯機側の制御部5は、入力された施錠完了信号に基づいてインジケータ7を作動(点灯)させ(ステップS11)、車両2のドアロック機構100A,100B,…が施錠されていることを示す。
同時に、携帯機側の制御部5は、押圧スイッチ11Aの操作時に記憶されていたドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠状態を示すデータを書き換え、携帯機側のメモリ5Aにドアロック機構100A,100B,…が施錠されたことを新たに記憶する(ステップS12)。
一方、ステップS5において車両側の受信回路12Bが施錠信号を受信せず、携帯機側の受信回路4Bがアンサーバックとしての施錠完了信号を押圧スイッチ11Aの操作時から所定の時間内に受信しない(ステップS5のNO)場合、携帯機側の制御部5はインジケータ9を作動(点灯)させる(ステップS13)。この場合、携帯機側の押圧スイッチ11Aの操作時におけるロック機構100A,100B,…の施錠・解錠状態がそのまま維持される。
(ドアロック機構の解錠操作)
図4に示すように、第1選択手段10を操作して所定の位置(例えば「ALL」の位置)に配置することによりドアロック機構100A,100B,…を特定する(ステップS21)とともに、第2選択手段11の押圧スイッチ11Bを押圧操作する(ステップS22)と、制御部5がメモリ5Aに記憶されたデータを確認し、制御対象として特定された全てのドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠の判別を行う(ステップS23)。この場合、携帯機側の制御部5が「施錠」と判別する(ステップS23のYES)と、メモリ5Aに記憶されたIDコードを含む解錠信号を出力するとともに、携帯機側の送信回路4Aを起動させる(ステップS24)。解錠信号は、携帯機側の送信回路4Aにより所定の周波数の電波に変調され、携帯機側の送信アンテナ4aを介して車両2に送信される。一方、携帯機側の制御部5が「解錠」と判別する(ステップS23のNO)と、解錠信号を出力せず、解錠信号は車両2に送信されない。
車両側の受信回路12Bが遠隔制御用携帯機1から送信された解錠信号を受信する(ステップS25)と、その解錠信号をパルス信号に復調して車両側の制御部13に入力する(ステップS25のYES)。車両側の制御部13は、解錠信号に含まれるIDコードと車両側のメモリ13Aに記憶されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行うとともに、車両2のドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠状態を確認する(ステップS26)。この場合、車両2のドアロック機構100A,100B,…が施錠されていると、遠隔制御用携帯機1と車両2との間でIDコード同士が一致したことを条件としてドアロック駆動装置101A,101B,…に電気信号が出力され(ステップS26のYES)、ドアロック機構100A,100B,…が解錠される(ステップS27)。ステップS26において既に車両2のドアロック機構100A,100B,…が解錠されている場合には、ドアロック駆動装置101A,101B,…に電気信号が出力されず(ステップS26のNO)、解錠状態がそのまま維持される(ステップS28)。なお、IDコード同士が一致しない場合、ドアロック駆動装置101A,101B,…に電気信号が出力されず、ドアロック機構100A,100B,…は解錠されない。
ドアロック機構100A,100B,…が解錠された後、車両側の制御部13が解錠完了信号を車両側の送信回路12Aに出力する(ステップS29)。解錠完了信号は、車両側の送信回路12Aにて所定の周波数の電波に変調され、車両側の送信アンテナ12aを介して遠隔制御用携帯機1に送信される。
携帯機側の受信回路4は、車両2から送信された解錠完了信号を受信し(ステップS30)、その解錠完了信号をパルス信号に復調して携帯機側の制御部5に入力する。携帯機側の制御部5は、入力された解錠完了信号に基づいてインジケータ8を作動(点灯)させ(ステップS31)、車両2のドアロック機構100A,100B,…が解錠されていることを示す。
同時に、携帯機側の制御部5は、押圧スイッチ11Bの操作時に記憶されていたドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠状態を示すデータを書き換え、携帯機側のメモリ5Aにドアロック機構100A,100B,…が解錠されたことを新たに記憶する(ステップS32)。
一方、ステップS25において車両側の受信回路12Bが解錠信号を受信せず、携帯機側の受信回路4Bがアンサーバックとしての解錠完了信号を押圧スイッチ11Bの操作時から所定の時間内に受信しない(ステップS25のNO)場合、携帯機側の制御部5はインジケータ9を作動(点灯)させる(ステップS33)。この場合、携帯機側の押圧スイッチ11Bの操作時におけるロック機構100A,100B,…の施錠・解錠状態がそのまま維持される。
[第1の実施の形態の効果]
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
第1選択手段10及び第2選択手段11によってドアロック機構100A,100B,…のうち選択的に特定された少なくとも1つのドアロック機構を選択的に施錠・解錠するものであるため、複数の制御対象となっても第1選択手段10及び第2選択手段11で対応することができる。これにより、携帯機本体の外形寸法が大きくなるのを抑えながら、複数の制御対象から任意の制御対象を選択することができる
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を示す斜視図である。図5において、図2と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第2の実施の形態に示す遠隔制御用携帯機51は、第2選択手段11(図1に示す)としてスライドスイッチを用いた点に特徴がある。
このため、第2選択手段11は、第1選択手段10における操作子10Aの摺動方向と平行な方向に摺動する操作子52を有し、制御部5に接続されている。そして、操作子52を摺動操作して「LOCK」と「UNLOCK」の位置に切り替え、ドアロック機構100A,100B,…を選択的に施錠・解錠するように構成されている。例えば、操作子52を摺動操作して「LOCK」の位置に停止すると、制御対象として特定されたドアロック機構100A,100B,…が解錠状態から施錠状態に切り替えられる。また、操作子52を摺動操作して「UNLOCK」の位置に停止すると、制御対象として特定されたドアロック機構100A,100B,…が施錠状態から解錠状態に切り替えられる。
[第2の実施の形態の効果]
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果と同様の効果が得られる。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を示す斜視図である。図6において、図2と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、第3の実施の形態に示す遠隔制御用携帯機61は、第1選択手段10(図1に示す)としてロータリスイッチを用いた点に特徴がある。
このため、第1選択手段10は、筐体6の操作面6Aと垂直な軸線を中心にして回動する操作子62を有し、制御部5に接続されている。そして、操作子62を回動操作して複数のドアロック機構100A,100B,…のうち少なくとも1つのドアロック機構を制御対象として選択的に特定するように構成されている。例えば、操作子62を回動操作して例えば「ALL」の位置に停止すると、全てのドアロック機構100A,100B,…が制御対象として特定される。また、操作子62を回動操作してそれぞれ「D」と「DP」に配置すると、ドアロック機構100A,100B,…の一部(D:運転席側のドアパネルに対応するドアロック機構,DP:運転席・乗客席側のドアパネルに対応するドアロック機構)が制御対象として特定される。
[第3の実施の形態の効果]
以上説明した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果と同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態では、第2選択手段11が押圧スイッチ11A,11Bである場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ロータリスイッチあるいはスライドスイッチであっても実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の遠隔制御用携帯機を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)各実施の形態では、第1選択手段10及び第2選択手段11のうち少なくとも一方の選択手段がスライドスイッチ又はロータリスイッチである場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、第1選択手段及び第2選択手段が共に押圧スイッチであってもよい。この場合、第1選択手段の押圧毎に複数のドアロック機構のうち少なくとも1つのドアロック機構が制御対象として選択的に特定され、また特定された少なくとも1つのドアロック機構が第2選択手段の押圧毎に交互に施錠・解錠される。
(2)各実施の形態では、インジケータ7,8の点灯によってドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠を報知するとともに、インジケータ9の点灯によって施錠・解錠完了信号の受信不能を警告する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、互いに異なる色光や音声によってドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠を報知するとともに、施錠・解錠完了信号の受信不能を警告してもよい。
(3)各実施の形態では、車両用ドアパネルにおけるドアロック機構100A,100B,…の施錠・解錠を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他のドアパネルにおけるドアロック機構の施錠・解錠を行う場合であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を説明するために示すブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を用いてドアロック機構を施錠操作する場合について説明するために示すフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を用いてドアロック機構を解錠操作する場合について説明するために示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を示す斜視図。 本発明の第3の実施の形態に係る遠隔制御用携帯機を示す斜視図。
符号の説明
1,51,61…遠隔制御用携帯機、1A…携帯機本体、1B…操作装置、2…車両、3…施錠・解錠装置、3A…装置本体、4,12…通信部、4A,12A…送信回路、4B,12B…受信回路、4a,12a…送信アンテナ、4b,12b…受信アンテナ、6…筐体、6A…操作面、7〜9…インジケータ、10…第1選択手段、10A、52,62…操作子、10a…第1接点、10b…第2接点、10c…第3接点、11…第2選択手段、11A,11B…押圧スイッチ、100A,100B,…ドアロック機構、101A,101B,…ドアロック駆動装置、A…電子キーシステム

Claims (7)

  1. 施錠・解錠信号を出力する操作スイッチと、
    複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力する選択スイッチと、
    前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、
    前記選択スイッチは、前記操作スイッチと同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機。
  2. 施錠・解錠信号を出力する押圧スイッチと、
    複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力するスライドスイッチと、
    前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、
    前記スライドスイッチは、前記押圧スイッチと同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機。
  3. 前記押圧スイッチは、施錠信号を出力する施錠スイッチと、解錠信号を出力する解錠スイッチとを含む請求項2に記載の遠隔制御用携帯機。
  4. 前記押圧スイッチは、押圧の度に施錠信号と解錠信号を交互に出力する請求項2に記載の遠隔制御用携帯機。
  5. 前記スライドスイッチは、スライドノブと、前記スライドノブのスライド通路上に配置されて前記少なくとも1つのドアロック機構を選択する複数の接点とを有する請求項2に記載の遠隔制御用携帯機。
  6. 施錠・解錠信号を出力する第1のスライドスイッチと、
    複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力する第2のスライドスイッチと、
    前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、
    前記第1及び第2のスライドスイッチは、同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機。
  7. 施錠・解錠信号を出力する押圧スイッチと、
    複数のドアロック機構のうち、特定のドアロック機構を選択する位置と、特定のドアを含む全てのドアロック機構を選択する位置を選択可能であり、前記位置に応じた選択信号を出力するロータリスイッチと、
    前記施錠・解錠信号と前記選択信号を入力して前記少なくとも1つのドアロック機構を施錠・解錠する制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号を入力して遠隔制御信号を送信する送信部とを有し、
    前記ロータリスイッチは、前記押圧スイッチと同一面に形成されていることを特徴とする遠隔制御用携帯機。
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