JP2003148018A - 車両用遠隔操作システムにおける固有コード登録方法 - Google Patents

車両用遠隔操作システムにおける固有コード登録方法

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JP2003148018A JP2001352064A JP2001352064A JP2003148018A JP 2003148018 A JP2003148018 A JP 2003148018A JP 2001352064 A JP2001352064 A JP 2001352064A JP 2001352064 A JP2001352064 A JP 2001352064A JP 2003148018 A JP2003148018 A JP 2003148018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載装置が携帯器からの操作コマンドに応じ
て車両の機器の動作制御を行う遠隔操作システムにおい
て、複数の携帯器の固有コードを1度に登録する作業を
簡便に行えるようにする。 【解決手段】 車載装置20が備えるコントロールユニ
ット22の記憶部26に、登録コード記憶エリア26a
と関係式記憶エリア26bとを設ける。関係式記憶エリ
ア26bには、複数の電子キー10の識別情報と他の電
子キー10のIDコードを算出するための関係式とを記
憶させておく。そして、1つの電子キー10が操作され
て識別情報及びIDコードが送信されたときに、コント
ロールユニット22のCPU25が、この識別情報から
送信元の電子キー10を判断し、それに対応する関係式
に基づいて他の電子キー10のIDコードを算出して、
これら複数のIDコードを登録コードとして登録コード
記録エリア26bに記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載装置が携帯器
からの操作コマンドに応じて車両の機器を駆動させる車
両用遠隔操作システムにおいて、携帯器の固有コードを
車載装置に登録する固有コード登録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばキーレスエントリーシステ
ムのように、携帯可能に構成された携帯器と車両に搭載
された車載装置との間で無線通信を行って、車載装置が
携帯器から送信される操作コマンドに応じて車両の機器
を駆動させる車両用遠隔操作システムが提案されてい
る。
【0003】車両用遠隔操作システムの一例であるキー
レスエントリーシステムでは、車載装置が、運転者が所
持する携帯器である電子キーから送信されたIDコード
(携帯器に固有の固有コード)と、予め登録されたID
コード(登録コード)とを照合し、携帯器から送信され
たIDコードが予め登録されたIDコードと一致した場
合にこの携帯器を有効な携帯器であると判断して、この
携帯器から送信された操作コマンドに応じてドアロック
アクチュエータを駆動し、ドアのロック或いはアンロッ
クを行うようにしている。
【0004】このようなキーレスエントリーシステムに
おいて、車載装置に電子キーのIDコードを登録する場
合、これまでは、例えば以下のような作業が行われるの
が一般的であった。すなわち、先ず、車両のドアを閉扉
してドアをロックした後、電子キーをイグニッションキ
ーシリンダに所定回数抜き差しする。これにより、車載
装置がIDコードを登録可能な登録モードとされる。次
に、この状態で電子キーを操作して、この電子キーに固
有のIDコードを車載装置に送信する。車載装置は、電
子キーからIDコードが送信されると、このIDコード
を登録コードとして記憶手段に記憶させると共に、ドア
をアンロックする。これにより、電子キーのIDコード
が車載装置に登録される。
【0005】更に、他の電子キーのIDコードを追加し
て登録する場合には、再度ドアをロックした後、他の電
子キーを操作して、この他の電子キーに固有のIDコー
ドを車載装置に送信する。車載装置は、他の電子キーか
らIDコードが送信されると、このIDコードを登録コ
ードとして記憶手段に記憶させる。これにより、他の電
子キーのIDコードが車載装置に追加登録されることに
なる。なお、以上のようなIDコードの登録方法の詳細
は、例えば、「平成13年6月日産自動車スカイライン
新型車解説書」等に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なIDコードの登録方法では、例えば、車両出荷時や車
載装置の交換時等において、複数の電子キーのIDコー
ドを登録する場合には、先ず、最初の電子キーのIDコ
ードを上述したような方法で新規に登録した後、他の電
子キーのIDコードを上述したような方法で追加登録す
る必要がある。このため、特に、多数のIDコードを1
度に登録する場合には、以上のような作業を登録するI
Dコードの数だけ繰り返し行う必要があり、IDコード
の登録作業が極めて煩雑なものとなるといった問題があ
る。
【0007】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て創案されたものであって、複数のIDコード(固有コ
ード)を1度に登録する際に、その登録作業を簡便に行
うことができる車両用遠隔操作システムにおける固有コ
ード登録方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両に搭載された車載装置が、携帯可能に構成され
た携帯器に固有の固有コードと当該車載装置に登録され
た登録コードとの照合を行って、前記固有コードが前記
登録コードと一致した場合に、前記車両に備えられた所
定の機器の駆動を許可する車両用遠隔操作システムにお
いて、前記携帯器の固有コードを前記登録コードとして
前記車載装置に登録する固有コード登録方法であって、
前記車載装置に、前記登録コードが記憶される登録コー
ド記憶手段と、前記固有コード毎に定められた識別情報
と、この識別情報により識別される固有コードから他の
固有コードを算出するための関係式とが記憶された関係
式記憶手段とを設け、前記車載装置が、所定の条件の下
で前記携帯器から前記固有コードが識別情報と共に送信
されたときに、前記携帯器の固有コードを登録コードと
して前記登録コード記憶手段に記憶させると共に、前記
関係式記憶手段に記憶された関係式に基づいて、前記携
帯器の固有コードから他の携帯器の固有コードを算出し
て、算出した他の携帯器の固有コードを登録コードとし
て前記登録コード記憶手段に記憶させることを特徴とす
るものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の車両用遠隔操作システムにおける固有コード登
録方法において、前記関係式記憶手段には、登録対象と
して定められた複数の固有コードの識別情報毎に、これ
ら識別情報により識別される固有コードから他の登録対
象の固有コードを算出するための関係式がそれぞれ記憶
されていることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の車両用遠隔操作システムにおける固有コード登
録方法において、前記関係式記憶手段には、登録対象と
して定められた複数の固有コードのうちで特定の固有コ
ードの識別情報と、この識別情報により識別される特定
の固有コードから他の登録対象の固有コードを算出する
ための関係式とが記憶されていることを特徴とするもの
である。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかに記載の車両用遠隔操作システムにおけ
る固有コード登録方法において、前記車載装置が固有コ
ードの登録を可能とする登録モードに移行した状態で、
且つ、前記登録コード記憶手段に何れの登録コードも記
憶されていない状態が前記所定の条件とされていること
を特徴とするものである。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の車両用遠隔操作システムにおける固有コード登
録方法において、前記車載装置が固有コードの登録を可
能とする登録モードに移行した状態で、前記登録コード
記憶手段に登録コードが少なくとも1つ登録されている
場合に、他の携帯器から固有コードが送信されたとき
は、前記他の携帯器の固有コードを登録コードとして追
加して前記登録コード記憶手段に記憶させることを特徴
とするものである。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の車両用遠隔操作システ
ムにおける固有コード登録方法によれば、所定の条件の
下で携帯器から固有コードが識別情報と共に送信された
ときに、車載装置が、関係式記憶手段に記憶された関係
式に基づいて他の固有コードを算出して、携帯器から送
信された固有コードと関係式から算出した他の固有コー
ドとを登録コードとして登録コード記憶手段に記憶させ
るようになっているので、1つの携帯器を操作してこの
携帯器の固有コードを送信するだけで、複数の固有コー
ドを同時に車載装置に登録することができる。
【0014】また、請求項2に記載の車両用遠隔操作シ
ステムにおける固有コード登録方法によれば、車載装置
の関係式記憶手段に、登録対象として定められた複数の
固有コードの識別情報毎に、他の登録対象の固有コード
を算出するための関係式がそれぞれ記憶されているの
で、登録対象の固有コードを送信する何れの携帯器を操
作した場合でも、この携帯器の固有コードと他の固有コ
ードとを同時に車載装置に登録することができる。
【0015】また、請求項3に記載の車両用遠隔操作シ
ステムにおける固有コード登録方法によれば、車載装置
の関係式記憶手段に、登録対象として定められた複数の
固有コードのうちで特定の固有コードの識別情報と、こ
の特定の固有コードから他の登録対象の固有コードを算
出するための関係式とが記憶されているので、固有コー
ド登録時に特定の固有コードを送信する携帯器を操作す
るように指定しておけば、車載装置の関係式記憶手段に
は他の登録対象の固有コードの識別情報やこれに対応し
た関係式を記憶させておく必要がなく、記憶手段の記憶
容量を少なくすることによって原価を低減させながら、
複数の固有コードを同時に車載装置に登録することがで
きる。
【0016】また、請求項4に記載の車両用遠隔操作シ
ステムにおける固有コード登録方法によれば、車載装置
が固有コードの登録を可能とする登録モードに移行した
状態で、且つ、何れの登録コードも登録されていない状
態を、複数の固有コードを同時に車載装置に登録するた
めの条件としているので、通常の使用時に不要な固有コ
ードを誤って登録してしまうといった不都合を未然に防
止することができる。
【0017】また、請求項5に記載の車両用遠隔操作シ
ステムにおける固有コード登録方法によれば、車載装置
が固有コードの登録を可能とする登録モードに移行した
状態で、少なくとも1つの登録コードが登録されている
場合に、他の携帯器から固有コードが送信されたとき
は、この固有コードを車載装置に追加登録するようにし
ているので、通常使用時における固有コードの誤登録を
防止しながら、必要な場合には固有コードの追加登録を
適切に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、ここでは、電子キー
からの操作コマンドに応じて車両のドアの施錠及び解錠
を行うキーレスエントリーシステムに本発明を適用した
例について具体的に説明するが、本発明は、車載装置が
携帯器からの操作コマンドに応じて車両の機器を駆動さ
せる車両用遠隔操作システムにおいて、携帯器の固有コ
ードを車載装置に登録する場合に広く適用可能である。
【0019】本発明を適用したキーレスエントリーシス
テムの全体構成を図1に概略的に示す。このキーレスエ
ントリーシステム1は、車両の乗員が携帯可能な3つの
電子キー(携帯器)10a,10b,10cと、車両に
搭載された車載装置20とを備えて構成される。3つの
電子キー10a,10b,10cは、このキーレスエン
トリーシステム1で使用可能な電子キーとして予め定め
られたものである。すなわち、このキーレスエントリー
システム1では、最大3つの電子キー10a,10b,
10cの使用が可能となっている。なお、このキーレス
エントリーシステム1で使用される電子キーの数は、特
に3つに限定されるものではなく、任意に変更可能であ
る。
【0020】このキーレスエントリーシステム1で使用
される3つの電子キー10a,10b,10cは、それ
ぞれ施錠ボタン11及び解錠ボタン12を操作可能に備
えていると共に、車載装置20との間で無線通信を行う
ための送信部13と、各電子キー10a,10b,10
cにおける動作を司るCPU(Central Processing Uni
t)14と、不揮発性メモリ等よりなる記憶部15とを
内蔵している。
【0021】各電子キー10a,10b,10cの記憶
部15には、例えば図2に示すように、各電子キー10
a,10b,10cに固有のIDコード(固有コード)
と、各IDコード毎に定められた識別情報とが記憶され
ている。具体的には、電子キー10aの記憶部15に
は、この電子キー10aに割り当てられたIDコードI
D1と、このIDコードID1に対応した識別情報D1
とが記憶されている。また、電子キー10bの記憶部1
5には、この電子キー10bに割り当てられたIDコー
ドID2と、このIDコードID2に対応した識別情報
D2とが記憶されている。更に、電子キー10cの記憶
部15には、この電子キー10cに割り当てられたID
コードID3と、このIDコードID3に対応した識別
情報D3とが記憶されている。
【0022】なお、キーレスエントリーシステム1で使
用される3つの電子キー10a,10b,10cは、記
憶部15に記憶されているIDコード及び識別情報のみ
が異なるものであるので、以下、これら各電子キー10
a,10b,10cに共通の説明においては、これら各
電子キー10a,10b,10cを電子キー10と総称
する。
【0023】これらの電子キー10では、車両の乗員に
より施錠ボタン11が押圧操作されると、CPU14
が、車両のドアの施錠を指示する操作コマンドを生成す
ると共に、記憶部15に記憶されたIDコード及び識別
情報を読み出して、生成した操作コマンドをIDコード
及び識別情報と共に、送信部13から車載装置20へと
送信するようになっている。また、これらの電子キー1
0では、車両の乗員により解錠ボタン12が押圧操作さ
れると、CPU14が、車両のドアの解錠を指示する操
作コマンドを生成すると共に、記憶部15に記憶された
IDコード及び識別情報を読み出して、生成した操作コ
マンドをIDコード及び識別情報と共に、送信部13か
ら車載装置20へと送信するようになっている。
【0024】具体的には、これらの電子キー10は、施
錠ボタン11或いは解錠ボタン12が押圧操作される
と、例えば図3に示すように、8ビットのIDコードと
4ビットの識別情報に、4ビットの操作コマンドを付加
して合計16ビットの連続した信号を生成し、この信号
を送信部13から車載装置20へと送信する。なお、電
子キー10から車載装置20へと送信される信号は、以
上のような連続した信号に限らず、IDコード、識別情
報、操作コマンドがそれぞれ別々の信号として送信され
るようにしてもよい。また、IDコード、識別情報、操
作コマンドのビット数や信号形態は、以上の例に限定さ
れるものではなく、例えばIDコードの一部を識別情報
とする等、適宜変更可能である。
【0025】車両に搭載された車載装置20は、受信部
21と、コントロールユニット22と、施解錠コントロ
ーラ23とを備えている。
【0026】受信部21は、電子キー10との間で無線
通信を行うためのものである。この受信部21は、例え
ば車両のリアガラス表面に設置され、車両外部の電子キ
ー10から送信されるIDコードや識別情報、操作コマ
ンドをアンテナ24を介して受信する。この受信部21
により受信されたIDコードや識別情報、操作コマンド
は、コントロールユニット22に供給される。
【0027】コントロールユニット22は、車載装置2
0全体の動作を制御するものであり、CPU25と、記
憶部26と、タイマ27とを備えている。
【0028】CPU25は、コントロールユニット22
に組み込まれた動作プログラムを実行することで、車載
装置20全体の動作を制御する。特に、このコントロー
ルユニット22のCPU25は、車両の状態等に応じて
車載装置20の動作モードを切り換える機能を有してい
る。そして、このCPU25は、電子キー10から送信
された操作コマンドに応じて車両のドアの施錠や解錠を
行う操作モードを選択したときは、電子キー10のID
コードの照合を行った上でこの電子キー10からの操作
コマンドを解析してこれに応じた処理を実行し、また、
キーレスエントリーシステム1において使用可能な電子
キー10(10a,10b,10c)の何れかのIDコ
ードを登録する登録モードを選択したときは、電子キー
10から送信されたIDコードを登録コードとして記憶
部26に記憶させる処理を実行するようになっている。
【0029】記憶部26は、例えば不揮発性メモリから
なり、登録コード記憶エリア26aと、関係式記憶エリ
ア26bとを有している。
【0030】登録コード記憶エリア26aは、車載装置
20で操作コマンドを受け付ける電子キー10のIDコ
ードを、登録コードとして記憶しておくためのエリアで
ある。すなわち、車載装置20では、キーレスエントリ
ーシステム1において使用可能な複数の電子キー10
a,10b,10cのうちで、IDコードがこの記憶部
26の登録コード記録エリア26aに登録コードとして
登録されている電子キーからの操作コマンドのみを受け
付けるようになっている。
【0031】また、関係式記憶エリア26bは、キーレ
スエントリーシステム1において使用可能な複数の電子
キー10a,10b,10cのIDコード毎に定められ
た識別情報と、この識別情報により識別されるIDコー
ドから他のIDコードを算出するための関係式とが記憶
されたエリアである。具体的には、この関係式記録エリ
ア26bには、例えば図4に示すように、電子キー10
aのIDコードID1に対応した識別情報D1と、電子
キー10aのIDコードID1から電子キー10bのI
DコードID2を算出するための関係式、及び、電子キ
ー10aのIDコードID1から電子キー10cのID
コードID3を算出するための関係式とが対応付けられ
て記憶されている。また、この関係式記録エリア26b
には、電子キー10bのIDコードID2に対応した識
別情報D2と、電子キー10bのIDコードID2から
電子キー10aのIDコードID1を算出するための関
係式、及び、電子キー10bのIDコードID2から電
子キー10cのIDコードID3を算出するための関係
式とが対応付けられて記憶されている。更に、この関係
式記録エリア26bには、電子キー10cのIDコード
ID3に対応した識別情報D3と、電子キー10cのI
DコードID3から電子キー10aのIDコードID1
を算出するための関係式、及び、電子キー10cのID
コードID2から電子キー10bのIDコードID2を
算出するための関係式とが対応付けられて記憶されてい
る。
【0032】タイマ27は、CPU25による制御のも
とで時間を計数するものであり、CPU25から計時開
始信号が供給されると、計時を開始するようになってい
る。
【0033】以上のような車載装置20のコントロール
ユニット22には、キースイッチ2、イグニッションス
イッチ3、ACCスイッチ4、スタートスイッチ5、運
転席ドアスイッチ6a、助手席ドアスイッチ6b、運転
席ドアロックスイッチ7a、助手席ドアロックスイッチ
7bがそれぞれ接続されている。
【0034】キースイッチ2は、図5に示すイグニッシ
ョンキーシリンダ8の内部に設けられ、電子キー10が
イグニッションキーシリンダ8に差し込まれるとオンす
る。また、電子キー10がイグニッションキーシリンダ
8に差し込まれた後、ACC位置に回動されるとACC
スイッチ4がオンし、オン位置に回動されるとイグニッ
ションスイッチ3がオンし、更にST位置に回動される
とスタートスイッチ5がオンして、エンジンが始動する
ようになっている。
【0035】運転席ドアスイッチ6a及び助手席ドアス
イッチ6bは、それぞれ運転席ドア及び助手席ドアが開
扉されるとオンし、閉扉されるとオフする。運転席ドア
ロックスイッチ7a及び助手席ドアロックスイッチ7b
は、それぞれ運転席ドア及び助手席ドアが施錠されると
オフし、解錠されるとオンする。
【0036】コントロールユニット22のCPU25
は、以上の各スイッチからのオン/オフ信号に基づい
て、車両の状態を判断できるようになっている。そし
て、これらの各スイッチからのオン/オフ信号に基づい
て判断した車両の状態に応じて、上述した操作モードと
登録モードとの切り換えを行うようになっている。
【0037】施解錠コントローラ23は、コントロール
ユニット22のCPU25により操作モードが選択され
たときに、電子キー10からの操作コマンドに応じてド
アロックアクチュエータ9を駆動制御して、車両のドア
の施錠或いは解錠を行うものである。
【0038】ここで、以上のように構成されるキーレス
エントリーシステム1において、電子キー10のIDコ
ードの車載装置20への登録を含む一連の処理の流れに
ついて、図6乃至図8を参照して具体的に説明する。な
お、このキーレスエントリーシステム1における一連の
処理は、車載装置20のコントロールユニット22の主
導により、例えば100msec毎に繰り返し行われる
ものである。
【0039】先ず、図6のステップS1−1において、
コントロールユニット22のCPU25により、キーレ
スエントリーシステム1で使用可能な複数の電子キー1
0a,10b,10cのうちの少なくとも1つの電子キ
ー10のIDコードが、記憶部26の登録コード記録エ
リア26aに登録コードとして記憶されているかどうか
が判断される。そして、記憶部26の登録コード記録エ
リア26aに何れの電子キー10のIDコードも記憶さ
れていないと判断された場合には、次に、ステップS1
−2において、コントロールユニット22のCPU25
により、新規登録モード移行条件が成立しているかどう
かが判断される。
【0040】ここで、新規登録モードとは、車載装置2
0に電子キー10のIDコードが全く登録されていない
状態で、新規に電子キー10のIDコードを登録するモ
ードをいい、例えば、車両の工場出荷時や車載装置20
の交換時等に選択されるモードである。そして、例え
ば、車両のドアが閉扉(運転席ドアスイッチ6a及び助
手席ドアスイッチ6bがオフ)されており、運転席ドア
が施錠状態(運転席ドアロックスイッチ7aがオフ)で
あり、且つ、イグニッションキーシリンダ8がACC位
置(ACCスイッチ4がオン)となっている状態を、こ
の新規登録モードの移行条件とする。このように、所定
の条件が整った場合にのみ新規登録モードに移行するよ
うにしたのは、不用意にIDコードが登録されるといっ
た不都合を防止するためである。なお、新規登録モード
移行条件は、上述した例に限らず適宜変更が可能であ
る。例えば、車載装置に登録スイッチを設け、この登録
スイッチがオンである場合を新規登録モード移行条件と
してもよい。
【0041】ステップS1−2において新規登録モード
移行条件が成立していると判断されると、次に、ステッ
プS1−3において、コントロールユニット22のCP
U25により新規登録モードが選択される。このとき、
コントロールユニット22のCPU25からタイマ27
に計時開始信号が供給され、タイマ27により計時が開
始される。
【0042】次に、ステップS1−4において、キーレ
スエントリーシステム1で使用可能な電子キー10から
送信された信号を車載装置20の受信部21が受信した
かどうかが、コントロールユニット22のCPU25に
より判断される。ここで、車載装置20の受信部21が
電子キー10からの信号を受信していないときは、ステ
ップS1−5において、タイマ27により計時した時間
が読み込まれ、この計時した時間が所定時間(例えば1
0秒)以上かどうかが判断される。そして、計時した時
間が所定時間となるまで、電子キー10からの信号の受
信待ちの状態が継続される。
【0043】ステップS1−4において車載装置20の
受信部21が電子キー10からの信号を受信すると、次
に、ステップS1−6において、コントロールユニット
22のCPU25により、電子キー10から送信された
信号に識別情報D1が含まれているかどうか、すなわ
ち、受信部21により受信した信号が、キーレスエント
リーシステム1で使用可能な複数の電子キー10a,1
0b,10cのうちの1つである電子キー10aからの
信号であるかどうかが判断される。
【0044】そして、電子キー10から送信された信号
に識別情報D1が含まれていると判断された場合には、
ステップS1−7において、コントロールユニット22
のCPU25により、記憶部26の関係式記憶エリア2
6bに記憶されている関係式に基づいて、キーレスエン
トリーシステム1で使用可能な複数の電子キー10a,
10b,10cのうちで、電子キー10a以外の他の電
子キー10b,10cのIDコードID2,ID3が算
出される。具体的には、コントロールユニット22のC
PU25は、受信部21で受信された信号に含まれる識
別情報D1をもとに信号の送信元が電子キー10aであ
ることを認識し、記憶部26の関係式記憶エリア26b
に識別情報D1と対応付けられて記憶されている関係式
ID2=f1(X)と、関係式ID3=f2(X)とを
読み込んで、これらの関係式に、識別情報D1と共に受
信された電子キー10aのIDコードID1を代入し
て、電子キー10bのIDコードID2及び電子キー1
0cのIDコードID3を算出する。
【0045】そして、電子キー10bのIDコードID
2及び電子キー10cのIDコードID3が算出される
と、次に、ステップS1−8において、コントロールユ
ニット22のCPU25により、識別情報D1と共に受
信された電子キー10aのIDコードID1と、記憶部
26の関係式記憶エリア26bに記憶されている関係式
に基づいて算出された電子キー10bのIDコードID
2及び電子キー10cのIDコードID3とが、登録コ
ードとして記憶部26の登録コード記憶エリア26aに
同時に記憶され、新規登録モードにおける処理が終了す
る。
【0046】一方、ステップS1−6において、電子キ
ー10から送信された信号に識別情報D1が含まれてい
ないと判断された場合には、次に、ステップS1−9に
おいて、電子キー10から送信された信号に識別情報D
2が含まれているかどうか、すなわち、受信部21によ
り受信した信号が電子キー10bからの信号であるかど
うかが判断される。
【0047】そして、電子キー10から送信された信号
に識別情報D2が含まれていると判断された場合には、
ステップS1−10において、コントロールユニット2
2のCPU25により、記憶部26の関係式記憶エリア
26bに記憶されている関係式に基づいて、電子キー1
0b以外の他の電子キー10a,10cのIDコードI
D1,ID3が算出される。具体的には、コントロール
ユニット22のCPU25は、受信部21で受信された
信号に含まれる識別情報D2をもとに信号の送信元が電
子キー10bであることを認識し、記憶部26の関係式
記憶エリア26bに識別情報D2と対応付けられて記憶
されている関係式ID1=f3(X)と、関係式ID3
=f4(X)とを読み込んで、これらの関係式に、識別
情報D2と共に受信された電子キー10bのIDコード
ID2を代入して、電子キー10aのIDコードID1
及び電子キー10cのIDコードID3を算出する。
【0048】そして、電子キー10aのIDコードID
1及び電子キー10cのIDコードID3が算出される
と、次に、ステップS1−11において、コントロール
ユニット22のCPU25により、識別情報D2と共に
受信された電子キー10bのIDコードID2と、記憶
部26の関係式記憶エリア26bに記憶されている関係
式に基づいて算出された電子キー10aのIDコードI
D1及び電子キー10cのIDコードID3とが、登録
コードとして記憶部26の登録コード記憶エリア26a
に同時に記憶され、新規登録モードにおける処理が終了
する。
【0049】また、ステップS1−9において、電子キ
ー10から送信された信号に識別情報D2が含まれてい
ないと判断された場合には、次に、ステップS1−12
において、電子キー10から送信された信号に識別情報
D3が含まれているかどうか、すなわち、受信部21に
より受信した信号が電子キー10cからの信号であるか
どうかが判断される。
【0050】そして、電子キー10から送信された信号
に識別情報D3が含まれていると判断された場合には、
ステップS1−13において、コントロールユニット2
2のCPU25により、記憶部26の関係式記憶エリア
26bに記憶されている関係式に基づいて、電子キー1
0c以外の他の電子キー10a,10bのIDコードI
D1,ID2が算出される。具体的には、コントロール
ユニット22のCPU25は、受信部21で受信された
信号に含まれる識別情報D3をもとに信号の送信元が電
子キー10cであることを認識し、記憶部26の関係式
記憶エリア26bに識別情報D3と対応付けられて記憶
されている関係式ID1=f5(X)と、関係式ID2
=f6(X)とを読み込んで、これらの関係式に、識別
情報D3と共に受信された電子キー10cのIDコード
ID3を代入して、電子キー10aのIDコードID1
及び電子キー10bのIDコードID2を算出する。
【0051】そして、電子キー10aのIDコードID
1及び電子キー10bのIDコードID2が算出される
と、次に、ステップS1−14において、コントロール
ユニット22のCPU25により、識別情報D3と共に
受信された電子キー10cのIDコードID3と、記憶
部26の関係式記憶エリア26bに記憶されている関係
式に基づいて算出された電子キー10aのIDコードI
D1及び電子キー10bのIDコードID2とが、登録
コードとして記憶部26の登録コード記憶エリア26a
に同時に記憶され、新規登録モードにおける処理が終了
する。
【0052】なお、ステップS1−2において新規登録
モード移行条件が成立していないと判断されたとき、或
いは、ステップS1−4において電子キー10からの信
号が車載装置20の受信部21により受信されることな
く所定時間経過したとき、更には、ステップS1−12
において電子キー10から送信された信号に識別情報D
3が含まれていないと判断されたとき(信号の送信元が
キーレスエントリーシステム1で使用可能な複数の電子
キー10a,10b,10cの何れでもない場合)に
は、電子キー10のIDコードが登録されることなく新
規登録モードにおける処理が終了する。
【0053】一方、ステップS1−1において、コント
ロールユニット22のCPU25により、記憶部26の
登録コード記録エリア26aに、キーレスエントリーシ
ステム1で使用可能な電子キー10のうちの何れかのI
Dコードが記憶されていると判断された場合には、次
に、図7のステップS2−1において、コントロールユ
ニット22のCPU25により、追加登録モード移行条
件が成立しているかどうかが判断される。
【0054】ここで、追加登録モードとは、車載装置2
0に登録されているIDコードとは別のIDコードを追
加登録するモードをいい、例えば、車両のディーラー等
が新たに別の電子キー10のIDコードを登録する場合
等に選択されるモードである。そして、例えば、車両の
ドアが閉扉(運転席ドアスイッチ6a及び助手席ドアス
イッチ6bがオフ)されており、運転席ドアが施錠状態
(運転席ドアロックスイッチ7aがオフ)である場合
に、イグニッションキーシリンダ8に電子キー10が所
定回数(例えば6回)抜き差しされた後、イグニッショ
ンキーシリンダ8がACC位置(ACCスイッチ4がオ
ン)とされた状態を、この追加登録モードの移行条件と
する。なお、この追加登録モード移行条件についても、
上述した例に限らず適宜変更が可能である。
【0055】ステップS2−1において追加登録モード
移行条件が成立していると判断されると、次に、ステッ
プS2−2において、コントロールユニット22のCP
U25により追加登録モードが選択される。このとき、
コントロールユニット22のCPU25からタイマ27
に計時開始信号が供給され、タイマ27により計時が開
始される。
【0056】次に、ステップS2−3において、キーレ
スエントリーシステム1で使用可能な電子キー10から
送信された信号を車載装置20の受信部21が受信した
かどうかが、コントロールユニット22のCPU25に
より判断される。ここで、車載装置20の受信部21が
電子キー10からの信号を受信していないときは、ステ
ップS2−4において、タイマ27により計時した時間
が読み込まれ、この計時した時間が所定時間(例えば1
0秒)以上かどうかが判断される。そして、計時した時
間が所定時間となるまで、電子キー10からの信号の受
信待ちの状態が継続される。
【0057】ステップS2−3において車載装置20の
受信部21が電子キー10からの信号を受信すると、次
に、ステップS2−5において、コントロールユニット
22のCPU25により、受信された信号に含まれる電
子キー10のIDコードが、登録コードとして記憶部2
6の登録コード記憶エリア26aに追加して記憶され、
追加登録モードにおける処理が終了する。
【0058】なお、ステップS2−1において追加登録
モード移行条件が成立していないと判断されたとき、或
いは、ステップS2−3において電子キー10からの信
号が車載装置20の受信部21により受信されることな
く所定時間経過したときには、電子キー10のIDコー
ドが追加登録されることなく追加登録モードにおける処
理が終了する。
【0059】新規登録モードにおける処理或いは追加登
録モードにおける処理が終了すると、次に、コントロー
ルユニット22のCPU25により、電子キー10から
送信された操作コマンドに応じて車両のドアの施錠や解
錠を行う操作モードが選択される。この操作モードにお
ける処理は、一般的なキーレスエントリーシステムと同
様である。
【0060】操作モードにおいては、先ず、図8のステ
ップS3−1において、キーレスエントリーシステム1
で使用可能な電子キー10から送信された信号を車載装
置20の受信部21が受信したかどうかが、コントロー
ルユニット22のCPU25により判断される。そし
て、電子キー10から送信された信号を車載装置20の
受信部21が受信したと判断されると、次に、ステップ
S3−2において、コントロールユニット22のCPU
25により、この電子キー10からの信号に含まれるI
Dコードと、記憶部26の登録コード記録エリア26a
に登録コードとして記憶されたIDコードとの照合が行
われ、信号の送信元である電子キー10のIDコードが
登録コードと一致するかどうかが判断される。
【0061】ここで、信号の送信元である電子キー10
のIDコードが登録コードと一致する場合には、次に、
ステップS3−3において、コントロールユニット22
のCPU25により、電子キー10からの信号に含まれ
る操作コマンドが解析され、この操作コマンドが車両の
ドアの施錠を指示するものであるかどうかが判断され
る。そして、この操作コマンドが車両のドアの施錠を指
示するものであると判断された場合には、ステップS3
−4において、施解錠コントローラ23によりドアロッ
クアクチュエータ9が駆動制御されて車両のドアの施錠
が行われ、操作モードにおける処理が終了する。
【0062】一方、電子キー10からの信号に含まれる
操作コマンドが車両のドアの施錠を指示するものではな
い場合、すなわち、この操作コマンドが車両のドアの解
錠を指示するものと判断された場合には、ステップS3
−5において、施解錠コントローラ23によりドアロッ
クアクチュエータ9が駆動制御されて車両のドアの解錠
が行われ、操作モードにおける処理が終了する。
【0063】なお、ステップS3−1において電子キー
10からの信号が車載装置20の受信部21により受信
されないとき、或いは、ステップS3−2において信号
の送信元である電子キー10のIDコードが登録コード
と一致しないと判断されたときは、車両のドアの施錠や
解錠が行われることなく、操作モードにおける処理が終
了する。
【0064】以上説明したように、本発明を適用したキ
ーレスエントリーシステム1においては、例えば、車両
の工場出荷時や車載装置20の交換時等において、車載
装置20に電子キー10のIDコードが全く登録されて
いない状態で新規に電子キー10のIDコードを登録す
る場合(新規登録モード)に、車載装置20が備えるコ
ントロールユニット22のCPU25が、記憶部26の
関係式記憶エリア26bに記憶されている関係式に基づ
いて、操作された電子キー10以外の他の電子キー10
のIDコードを算出し、操作された電子キー10のID
コードに加えて、算出した他の電子キー10のIDコー
ドも記憶部26の登録コード記憶エリア26aに記憶さ
せるようになっているので、1つの電子キー10を操作
するだけで、複数の電子キー10のIDコードを登録コ
ードとして車載装置20に同時に登録することができ
る。したがって、このキーレスエントリーシステム1で
は、複数のIDコードを登録する際に同様の操作を繰り
返し行う必要がなく、IDコードの登録作業を極めて簡
便なものとすることができる。
【0065】また、このキーレスエントリーシステム1
においては、コントロールユニット22の記憶部26の
関係式記憶エリア26bに、当該キーレスエントリーシ
ステム1において使用可能な各電子キー10a,10
b,10cの全てについて、他の電子キーのIDコード
を算出するための関係式がそれぞれ記憶されているの
で、何れの電子キーを操作しても、この電子キーのID
コードと他の電子キーのIDコードとを登録コードとし
て車載装置20に同時に登録することができる。
【0066】また、このキーレスエントリーシステム1
においては、コントロールユニット22の記憶部26の
関係式記憶エリア26bに登録コードが全く記憶されて
いない状態で、且つ、車両が所定の状態である場合(新
規登録モード移行条件が成立した場合)にのみ、1つの
電子キー10の操作により複数のIDコードを同時に車
載装置20に登録するようにしているので、通常の使用
時に不要な電子キー10のIDコードを誤って登録して
しまうといった不都合を未然に防止することができる。
【0067】また、このキーレスエントリーシステム1
においては、コントロールユニット22の記憶部26の
関係式記憶エリア26bに登録コードが記憶されている
状態で、且つ、車両が所定の状態である場合(追加登録
モード移行条件が成立した場合)には、電子キー10の
IDコードの追加登録ができるようにしているので、通
常使用時におけるIDコードの誤登録を防止しながら、
必要な場合にはIDコードの追加登録を適切に行うこと
ができる。
【0068】なお、以上説明したキーレスエントリーシ
ステム1においては、当該キーレスエントリーシステム
1で使用可能な電子キー10a,10b,10cの何れ
を操作した場合でも複数のIDコードを登録コードとし
て車載装置20に同時に登録できるようにしているが、
IDコードの登録に使用する電子キーを予め定めてお
き、この電子キーを操作した場合にのみ複数のIDコー
ドが同時に登録コードとして車載装置20に登録される
ようにしてもよい。この場合には、コントロールユニッ
ト22の記憶部26の関係式記憶エリア26bに記憶す
る情報量を少なくでき、記憶部26として容量の少ない
メモリを使用することができるので、コストの低減を図
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したキーレスエントリーシステム
の全体構成を概略的に示すシステム構成図である。
【図2】電子キーの記憶部に記憶されているIDコード
と識別情報とを説明する図である。
【図3】電子キーから送信される信号の一形態を示す図
である。
【図4】車載装置が備えるコントロールユニットの記憶
部の関係式記憶エリアに記憶された識別情報と関係式と
を説明する図である。
【図5】電子キーが差し込まれるイグニッションキーシ
リンダを示す図である。
【図6】本発明を適用したキーレスエントリーシステム
における一連の処理の流れを示すフローチャートであ
り、新規登録モードにおける処理の流れを示している。
【図7】本発明を適用したキーレスエントリーシステム
における一連の処理の流れを示すフローチャートであ
り、追加登録モードにおける処理の流れを示している。
【図8】本発明を適用したキーレスエントリーシステム
における一連の処理の流れを示すフローチャートであ
り、操作モードにおける処理の流れを示している。
【符号の説明】
1 キーレスエントリーシステム 10(10a,10b,10c) 電子キー 20 車載装置 22 コントロールユニット 25 CPU 26 記憶部 26a 登録コード記憶エリア 26b 関係式記憶エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB28 BB66 DD06 EE10 FF24 FF36 GG08 GG15 HH01 JJ03 JJ23 KK03 LL00 LL02 LL04 PP15 SS01 SS02 SS03 SS04 SS09 TT03 5K048 AA04 BA42 BA52 EA14 EB06 GC02 HA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された車載装置が、携帯可能
    に構成された携帯器に固有の固有コードと当該車載装置
    に登録された登録コードとの照合を行って、前記固有コ
    ードが前記登録コードと一致した場合に、前記車両に備
    えられた所定の機器の駆動を許可する車両用遠隔操作シ
    ステムにおいて、前記携帯器の固有コードを前記登録コ
    ードとして前記車載装置に登録する固有コード登録方法
    であって、 前記車載装置に、前記登録コードが記憶される登録コー
    ド記憶手段と、前記固有コード毎に定められた識別情報
    と、この識別情報により識別される固有コードから他の
    固有コードを算出するための関係式とが記憶された関係
    式記憶手段とを設け、 前記車載装置が、所定の条件の下で前記携帯器から前記
    固有コードが識別情報と共に送信されたときに、前記携
    帯器の固有コードを登録コードとして前記登録コード記
    憶手段に記憶させると共に、前記関係式記憶手段に記憶
    された関係式に基づいて、前記携帯器の固有コードから
    他の携帯器の固有コードを算出して、算出した他の携帯
    器の固有コードを登録コードとして前記登録コード記憶
    手段に記憶させることを特徴とする車両用遠隔操作シス
    テムにおける固有コード登録方法。
  2. 【請求項2】 前記関係式記憶手段には、登録対象とし
    て定められた複数の固有コードの識別情報毎に、これら
    識別情報により識別される固有コードから他の登録対象
    の固有コードを算出するための関係式がそれぞれ記憶さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の車両用遠隔
    操作システムにおける固有コード登録方法。
  3. 【請求項3】 前記関係式記憶手段には、登録対象とし
    て定められた複数の固有コードのうちで特定の固有コー
    ドの識別情報と、この識別情報により識別される特定の
    固有コードから他の登録対象の固有コードを算出するた
    めの関係式とが記憶されていることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用遠隔操作システムにおける固有コード
    登録方法。
  4. 【請求項4】 前記車載装置が固有コードの登録を可能
    とする登録モードに移行した状態で、且つ、前記登録コ
    ード記憶手段に何れの登録コードも記憶されていない状
    態が、前記所定の条件とされていることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の車両用遠隔操作システム
    における固有コード登録方法。
  5. 【請求項5】 前記車載装置が固有コードの登録を可能
    とする登録モードに移行した状態で、前記登録コード記
    憶手段に登録コードが少なくとも1つ登録されている場
    合に、他の携帯器から固有コードが送信されたときは、
    前記他の携帯器の固有コードを登録コードとして追加し
    て前記登録コード記憶手段に記憶させることを特徴とす
    る請求項4に記載の車両用遠隔操作システムにおける固
    有コード登録方法。
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