JP4761974B2 - モップ支持具 - Google Patents

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本発明は、払拭材を支持して清掃するためのモップ支持具に関する。
特開2002−165742号公報(特許文献1)には、下面に拭き取り面を有する拭取りシートと、前記拭取りシートの上面側に保持隙間を形成する保持材とが設けられた清掃用物品を保持するための保持具において、先部側に前記保持隙間に挿入される装着部が、基部側に握り部が設けられ、前記装着部の下面には、前記保持隙間に挿入されたときに前記清掃用物品の繊維シート部分に掛止される掛止手段が設けられていることを特徴とする清掃用物品の保持具が記載されている。
この清掃用物品の保持具においては、保持具の装着部を清掃用物品の保持隙間に挿入し、このとき保持具を清掃用物品に押し付けることで、掛止手段が清掃用物品の繊維シート部分に掛止される。したがって、清掃用物品を保持具の下面でしっかり保持できるようになる。また清掃作業中は、保持具が清掃用物品に押し付けられているため、保持具と清掃用物品とが位置ずれしにくい。
しかしながら、この清掃用物品の保持具の場合、掛止手段が装着部の下面に設けられているので、清掃作業中に掛止手段が清掃対象を損傷させるおそれがある。
特許第3570632号公報(特許文献2)には、ゴミや埃を付着させるためのモップ本体とそれを取り付けるための把手とからなるハンディモップであって、モップ本体は2本の平行な取付け用の隙間を有しており、把手は偏平で水平な2本の差込板を根元から二股状に有する合成樹脂製の取付け部とその取付け部の根元から後上方へ延びる合成樹脂製の把持部とで構成されており、前記差込板は押圧時にしなりを生じるように長さに対して厚みが決められているとともに、各差込板の外縁にはそれぞれ少なくとも一つの凸部が形成されており、モップ本体の取付け用の隙間に把手の取付け部における差込板をその凸部が隙間に接した状態で挿入することによってモップ本体を把手に取り付けることを特徴とするハンディモップが記載されている。
このハンディモップは、モップ本体の取付け用の隙間に把手の取付け部における差込板をその凸部が隙間に接した状態で挿入することによってモップ本体を把手に取り付けるので、モップ本体をワンタッチで着脱することができて、しかも使用中は抜けにくい。
しかしながら、モップ本体の取付け用の隙間が、上側不織布と下側不織布が融着によりその隙間の両側で接合されることにより形成されている場合、凸部が隙間の接合部を突っ張ることにより接合部の接合を解除する作用を生じてモップ本体の耐用性が低下するおそれがあった。
特開2002−165742号公報 特許第3570632号公報
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、払拭材の被挿入部に挿入されたモップ支持部が被挿入部に対し抜止され、払拭材の下面側を清掃対象に当てて清掃する際に抜止突部により被清掃面を損傷させることを防ぐことができ、払拭材の被挿入部の両側又は片側に接合部が存在する場合に接合部の接合を解除して払拭材の耐用性が低下することを可及的に回避し得るモップ支持具を提供することにある。
(1) 上記目的を達成する本発明のモップ支持具は、
払拭材の被挿入部に挿入して前記払拭材を支持するためのモップ支持部と、そのモップ支持部の後方側に連結された操作部とを備えてなるモップ支持具であって、
前記モップ支持部の上面側に、前記モップ支持部から上方に突出してモップ支持部との間に上下方向空間が形成された、上側に凸の湾曲又は屈曲部からなる1以上の抜止突部を有し、
モップ支持部のうち前記抜止突部が位置する前後方向部分よりも前方の部分と後方の部分が、幅方向の少なくとも一部において連結していることを特徴とする。
払拭材の被挿入部にモップ支持具におけるモップ支持部を挿入してその払拭材を支持した状態で、モップ支持部の後方側に連結された操作部を把持することにより、モップ支持具を操作して払拭材の下面側等により清掃対象を清掃することができる。
モップ支持部を挿入することにより抜止突部の上側とモップ支持部の下側が挟圧されるような寸法関係にある被挿入部に対し、そのモップ支持部を挿入して装着する。モップ支持部のうち抜止突部が位置する前後方向部分よりも前方の部分と後方の部分が、幅方向の少なくとも一部において結合しているので、抜止突部の上側とモップ支持部の下側が被挿入部により挟圧される。被挿入部に挿入されたモップ支持部は、モップ支持部の上面側に上方突出した抜止突部により、被挿入部に対しモップ支持部が抜止されて、モップ支持部から払拭材が脱落したり払拭材がモップ支持部に固定されずモップ支持部に対し摺動すること等が防がれる。
抜止突部が、モップ支持部から上方に突出してモップ支持部との間に上下方向空間が形成された、上側に凸の湾曲又は屈曲部からなることにより、ほぼ下向きに弾性的に変形し易いものとなっているので、抜止突部を上面側に備えたモップ支持部の被挿入部に対する挿入をできるだけ円滑に行い得且つ被挿入部に対する抜止効果を十分に発揮し得る。また、抜止突部はモップ支持部の上面側に上方突出しているので、払拭材の下面側を清掃対象に当てて清掃する際に抜止突部により被清掃面を損傷させることを防ぐことができる。また、払拭材の被挿入部が、上側不織布等の上側部と下側不織布等の下側部が融着や縫着等によりその被挿入部の両側又は片側で接合されることにより形成されている場合に、抜止突部がモップ支持部の側方に突出したものに比し、接合部の接合を解除する作用が低下し、払拭材の耐用性の低下を可及的に回避し得る。
(2) 上記(1)の本発明のモップ支持具は、
抜止突部がほぼ下向きに弾性的に変形し得るものであり、
払拭材の被挿入部にモップ支持部が挿入されて抜止突部の上側とモップ支持部の下側が被挿入部により挟圧されることによって、抜止突部がほぼ下向きに弾性的に変形し、その抜止突部の弾性的な復元力により、被挿入部に対しモップ支持部が抜止されるものであることが望ましい。
モップ支持部を挿入することにより抜止突部の上側とモップ支持部の下側が挟圧されるような寸法関係にある被挿入部に対し、そのモップ支持部を挿入して装着する。すると、抜止突部の上側とモップ支持部の下側が被挿入部により挟圧されることによって、抜止突部がほぼ下向きに弾性的に変形し、その抜止突部の弾性的な復元力により、被挿入部に対しモップ支持部が抜止されるので、モップ支持部の被挿入部に対する挿入が円滑化されると共にモップ支持部から払拭材が脱落したり払拭材がモップ支持部に固定されずモップ支持部に対し摺動すること等が防がれ、操作部を把持してモップ支持部により支持された払拭材により清掃対象を清掃する操作の円滑性が妨げられることを効果的に防止することができる。
(3) 上記(2)のモップ支持具は、モップ支持部のうち払拭材の被挿入部に挿入する部分が、幅方向に比し上下方向においてたわみ易いものとすることが好ましい。
この場合、モップ支持部のうち払拭材の被挿入部に挿入する部分は、幅方向に比し上下方向においてたわみ易い。そのため、清掃対象が曲面状、凹凸面状、多面体状等の非平面の場合にも、モップ支持部に支持された払拭材の下面側が清掃対象の形状に可及的に順応する状態で効果的に清掃を行い得る。
(4) 上記(1)乃至(3)のモップ支持具は、抜止突部が、前後方向に湾曲又は屈曲する湾曲又は屈曲板状をなすものとすることが好ましい。
この場合、抜止突部が、モップ支持部から上方に突出した前後方向の湾曲又は屈曲板状をなすことにより、ほぼ下向きに弾性的に変形し得るものとなっているので、抜止突部を上面側に備えたモップ支持部の被挿入部に対する挿入をより円滑に行い得且つ被挿入部に対する抜止効果をより十分に発揮し得るものとすることができる。
(5) 上記(1)乃至(4)のモップ支持具は、抜止突部が、前後方向の片持ち状部を有してなるものとすることができる。
この場合、抜止突部のうち片持ち状部は弾性変形が円滑で弾性変形の度合いが大きいので、払拭材の被挿入部へのモップ支持部の挿入時は比較的容易である一方、抜止効果が高いものとなる。
(6) 上記(5)のモップ支持具は、抜止突部が、前方側に固定端を有し後方側に自由端を有する片持ち状部からなるものとすることができる。。
この場合、抜止突部は、前方側に片持ち状部の固定端を有するので、前方側を中心としてほぼ下向きに弾性的に比較的大きな度合いで変形し得る。そのため、被挿入部に対するモップ支持部の前方側からの挿入が円滑化され、被挿入部から後方へのモップ支持部の抜止効果は高められる。
(7) 上記(1)乃至(6)のモップ支持具は、モップ支持部のうち抜止突部の下方に位置する部分が透孔状部又は切欠状部に形成されてなるものとすることができる。
この場合、抜止突部の変形に対する拘束が緩和されるので抜止突部が比較的に弾性変形し易くなり、モップ支持部の被挿入部に対する挿入がより円滑化されると共にモップ支持部から払拭材が脱落したり払拭材がモップ支持部に固定されずモップ支持部に対し摺動すること等が適切に防がれる。またモップ支持部のうち抜止突部の下方に位置する部分は透孔状部又は切欠状部であるため、合成樹脂等による成形のための金型作成及び成形を比較的容易に行うことができる。
(8) 上記(7)のモップ支持具は、抜止突部が、モップ支持部の幅方向中間部においてモップ支持部から上方に突出し、ほぼ下向きに弾性的に変形し得るものであり、
モップ支持部のうち抜止突部の下方に位置する部分が、モップ支持部の幅方向中間部において透孔状部に形成されてなるものとすることが好ましい。
この場合、モップ支持部のうち抜止突部の下方に位置する部分が、モップ支持部の幅方向中間部において透孔状部をなし、その透孔状部をなす部分の幅方向両側はモップ支持部が前後方向に結合している。そのため、モップ支持部の全体の強度は適切に維持しつつ、抜止突部の変形に対する拘束が緩和されて抜止突部が比較的に弾性変形し易くなり、モップ支持部の被挿入部に対する挿入がより円滑化されると共にモップ支持部から払拭材が脱落したり払拭材がモップ支持部に固定されずモップ支持部に対し摺動すること等が適切に防がれる。
(9) 上記(1)乃至(8)のモップ支持具は、モップ支持部のうち払拭材の被挿入部に挿入する部分が上下方向において偏平状をなすものとすることが好ましい。
この場合、モップ支持部のうち払拭材の被挿入部に挿入する部分は、上下方向において偏平状をなすので上下方向に比較的たわみ易い。そのため、清掃対象が曲面状、凹凸面状、多面体状等の非平面の場合にも、モップ支持部に支持された払拭材が清掃対象の形状に可及的に順応する状態で効果的に清掃を行い得る。
(10) 上記(1)乃至(9)のモップ支持具は、モップ支持部が、互いにほぼ並列の二股状をなす一対の分岐支持部を有してなり、各分岐支持部に1以上の抜止突部を有するものであることが好ましい。
この場合、モップ支持部における、一対の分岐支持部は、ほぼ互いに独立的に上下方向に比較的たわみ易いので、清掃対象が曲面状、凹凸面状、多面体状等の非平面の場合に、モップ支持部に支持された払拭材が清掃対象の形状に対しより的確に順応する状態で効果的に清掃を行い得る。
また、各分岐支持部に1以上の抜止突部を有するので、モップ支持部から払拭材が脱落したり払拭材がモップ支持部に固定されずモップ支持部に対し摺動すること等がより効果的に防がれる。そのため、操作部を把持してモップ支持部により支持された払拭材により清掃対象を清掃する操作の円滑性が妨げられることを、より効果的に防止することができる。特に、払拭材が二つの被挿入部を並列状に有し、各被挿入部に各分岐支持部を挿入して払拭材を装着する場合、抜止効果がより一層高まる。
本発明のモップ支持具によれば、払拭材の被挿入部にモップ支持具におけるモップ支持部を挿入してその払拭材を支持した状態で、モップ支持部の後方側に連結された操作部を把持することにより、モップ支持具を操作して払拭材の下面側等により清掃対象を清掃することができ、被挿入部に挿入されたモップ支持部は、モップ支持部の上面側に上方突出した抜止突部により、被挿入部に対しモップ支持部が抜止され、モップ支持部から払拭材が脱落したり払拭材がモップ支持部に固定されずモップ支持部に対し摺動すること等が防がれる。抜止突部はモップ支持部の上面側に上方突出しているので、払拭材の下面側を清掃対象に当てて清掃する際に抜止突部により被清掃面を損傷させることを防ぐことができる。また、払拭材の被挿入部が、上側不織布等の上側部と下側不織布等の下側部が融着や縫着等によりその被挿入部の両側又は片側で接合されることにより形成されている場合に、抜止突部がモップ支持部の側方に突出したものに比し、接合部の接合を解除する作用が低下し、払拭材の耐用性の低下を可及的に回避し得る。
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図4は本発明のモップ支持具の実施の形態の一例に関するものであって、図1は要部斜視図、図2は要部拡大斜視図、図3は図2におけるIII−III要部断面図、図4は図2におけるIV−IV要部断面図である。
モップ支持具Sは、払拭材Wを支持するためのモップ支持部10と、柄部12(操作部)からなる。この例のモップ支持具Sは合成樹脂により一体成形されてなるものであるが、これに限るものではない。
図5は払拭材Wの断面図である。重ね合わせた熱溶融繊維製の2枚の不織布116を挟む上下両側に多数の熱溶融性の単繊維110が略並列状に積層してなる積層物を、一対の外側熱融着線118及び中央熱融着線126により厚さ方向(上下方向)に熱融着させて一体状とすることにより、払拭材Wが得られる。両不織布116の間における両外側熱融着線118と中央熱融着線126の間には、一対の筒状の挿入孔130(被挿入部)が形成されている。
この払拭材Wを含む払拭材の例としては、繊維製の払拭材、特に、不織布製の払拭材、繊維の略並列集合層と不織布層が結合した払拭材、モップ糸等を挙げることができる。好適なものの例としては、繊維の略並列集合層と不織布層が結合した払拭材が挙げられる。
モップ支持部10は、後端基部14と、後端基部14から前方に向かって並列状に突設された一対の細長平板状部16a(互いにほぼ並列の二股状をなす一対の分岐支持部)からなる挿入支持部16とからなる。すなわち、モップ支持部10は上下方向において偏平状をなす。偏平状というのは、少なくとも幅方向寸法に対し上下方向寸法の方が小さいことを意味し、好ましくは幅方向寸法に対し上下方向寸法が3分の2以下、より好ましくは2分の1以下若しくは3分の1以下である。モップ支持部は前後方向を長手方向とするものであることが好ましい。
柄部12は、モップ支持部10の後端基部14から後上方に向かって突設されてなる。なお操作部は、例えば、伸縮可能な又は非伸縮の把手、柄部が、モップ支持部に対し固定されたものとすることができるほか、ヒンジ部等を介して回動連結されたものとすることもできる。
挿入支持部16は一対の並列状をなすものには限らず、例えば一つの平板状をなすものであってもよく、平板以外の形状、例えば棒状をなすもの、一対の並列棒状をなすもの等とすることもできる。
モップ支持部10を構成する一対の挿入支持部16の前方部の上面側(前方部に限らず、後方部又は前後方向中間部等であってもよい)に、それぞれ抜止突部Pを有する。抜止突部Pは、前後方向に上側に凸の円弧状に湾曲(幅方向軸のまわりに湾曲)する湾曲板状をなし、モップ支持部10の幅方向中間部においてモップ支持部10から上方に突出し、モップ支持部10との間に上下方向空間を有し、ほぼ下向きに弾性的に変形し得る。抜止突部Pの頂部の位置は、その抜止突部Pの前後方向中央部である。なお、抜止突部は、例えば、上側に凸(上側に凸とは、真上に凸に限るものではなく、斜め上に凸等も含む。)の円弧、楕円弧等の弧状の湾曲板状をなすもののほか、更に小凹凸を有するものとすることにより抜け止め効果を高めるものとすることもできる。また、湾曲又は屈曲部は、湾曲又は屈曲板状部に限らず、湾曲又は屈曲棒状部や湾曲又は屈曲殻状部等であってもよい。
挿入支持部16のうち抜止突部Pの前端近傍の両側に、それぞれ後方開放のU字状をなす切欠部Uを有し、挿入支持部16のうち抜止突部Pの後端近傍の両側に、それぞれ前方開放のU字状をなす切欠部Uを有する。これらのU字状の切欠部Uにより、抜止突部Pがほぼ下向きに弾性的に変形した場合に、挿入支持部16のうち抜止突部Pの前後端の両側に亀裂が生じることが防がれる。
モップ支持部10のうち抜止突部Pの下方に位置する部分は、図1乃至図4に示されるようにモップ支持部10の幅方向中間部において透孔状部Tをなす。モップ支持部10のうち透孔状部Tの幅方向両側の連結部Cにより、モップ支持部10のうち抜止突部Pが位置する前後方向部分よりも前方の部分と後方の部分が連結している。抜止突部及び透孔状部はモップ支持部に対し幅方向に対称であることが好ましいが、必ずしも対称に限らない。なお、モップ支持部10の幅方向一方の縁部に臨むように抜止突部を有し、モップ支持部10の挿入支持部16のうちその抜止突部の下方に位置する部分が切欠状部をなすものとすることもできる。
払拭材Wの一対の挿入孔130に、モップ支持具Sにおけるモップ支持部10の挿入支持部16を構成する一対の細長平板状部16aをそれぞれ挿入してその払拭材Wを支持し、柄部12を把持した状態で、払拭材Wにより床面等を拭いて清掃を行うことができる。
挿入支持部16を構成する一対の細長平板状部16aは、それぞれ上下方向において偏平状をなすので、ほぼ互いに独立的に上下方向に比較的たわみ易い。そのため、清掃対象が曲面状、凹凸面状、多面体状等の非平面の場合に、モップ支持部10の挿入支持部16に支持された払拭材Wが清掃対象の形状に対しより的確に順応する状態で効果的に清掃を行い得る。
挿入孔130は、挿入支持部16を挿入することにより抜止突部Pの上側とモップ支持部10の下側が挟圧されるような寸法関係にある。そのため、抜止突部Pの上側と連結部Cを含むモップ支持部10の挿入支持部16の下側が挿入孔130により挟圧されることによって、抜止突部Pがほぼ下向きに弾性的に変形する。払拭材Wの挿入孔130に対する挿入支持部16の挿入の際には、抜止突部Pがほぼ下向きに弾性的に変形するので挿入が円滑化され、挿入後は、各挿入孔130における抜止突部Pの弾性的な復元力により、モップ支持部10の挿入支持部16から払拭材Wが脱落したり払拭材Wがモップ支持部10に固定されずモップ支持部10に対し摺動すること等が防がれ、柄部12を把持してモップ支持部10により支持された払拭材Wにより清掃対象を清掃する操作の円滑性が妨げられることを効果的に防止することができる。
この場合、挿入支持部16のうち抜止突部Pの下方に位置する部分は透孔状部Tを形成している。そのため、抜止突部Pの変形に対する拘束が緩和されるので抜止突部Pが比較的に弾性変形し易くなり、挿入支持部16の挿入孔130に対する挿入がより円滑化されると共に挿入支持部16から払拭材Wが脱落したり払拭材Wがモップ支持部10の挿入支持部16に固定されず挿入支持部16に対し摺動すること等が適切に防がれる。また挿入支持部16のうち抜止突部Pの下方に位置する部分は透孔状部Tであるため、合成樹脂等による成形のための金型作成及び成形を比較的容易に行うことができる。
また、払拭材Wの挿入孔130は、その両側において上下両不織布116が熱融着により接合されることにより形成されているが、抜止突部Pを挿入支持部16の上面側に有するので、モップ支持部の側方に突出部を有するものに比し、挿入孔130を形成する接合部の接合を解除する作用が低下し、払拭材の耐用性の低下を可及的に回避し得る。
図6乃至図9はそれぞれ本発明のモップ支持具の実施の形態の別の例に関する要部断面図である。図6乃至図9は、何れも図3の要部断面図に対応する。
図6は、抜止突部Pが、前後方向に上側に凸に湾曲(幅方向軸のまわりに湾曲)する湾曲板状をなし、モップ支持部10の幅方向中間部においてモップ支持部10から上方に突出し、ほぼ下向きに弾性的に変形し得るものの例を示す。抜止突部Pの頂部の位置は、その抜止突部Pの後方寄りである。そのため、抜止突部Pの上面のうち頂部位置よりも前方側の傾斜角は小さく、頂部位置よりも後方側の傾斜角は大きいので、挿入孔130に対する挿入支持部16の挿入が円滑化され、挿入孔130からの挿入支持部16の抜止効果は高められる。他の点は図1乃至図4の例と同様である。
図7は、抜止突部Pが、前後方向において上側に凸の円弧状に湾曲(幅方向軸のまわりに湾曲)する湾曲板状をなし、前端が挿入支持部16に固定され後端が自由端である片持ち状部であって、ほぼ下向きに弾性的に変形し得るものの例を示す。この場合、抜止突部Pが、前方側に片持ち状部の固定端を有するので、抜止突部Pは前方側を中心としてほぼ下向きに弾性的に比較的大きな度合いで変形し得る。そのため、挿入孔130に対する挿入支持部16の前方側からの挿入が円滑化され、挿入孔130から後方への挿入支持部16の抜止効果は高められる。他の点は図1乃至図4の例と同様である。
図8は、抜止突部Pが、前後方向において上側に凸に屈曲(幅方向軸のまわりに比較的大きい曲率で屈曲)する屈曲板状をなし、モップ支持部10の幅方向中間部においてモップ支持部10から上方に突出し、ほぼ下向きに弾性的に変形し得るものの例を示す。抜止突部Pの屈曲位置は、その抜止突部Pの後方寄りである。そのため、抜止突部Pの上面のうち屈曲位置よりも前方側の傾斜角は小さく、屈曲位置よりも後方側の傾斜角は大きいので、挿入孔130に対する挿入支持部16の挿入が円滑化され、挿入孔130からの挿入支持部16の抜止効果は高められる。他の点は図1乃至図4の例と同様である。
図9は、モップ支持部10のうち抜止突部Pの下方に位置する部分が透孔状でなくモップ支持部10の一部となっているものの例を示す。モップ支持部10のうち抜止突部Pが位置する前後方向部分よりも前方の部分と後方の部分は、全幅にわたり連結部Cにより連結している。他の点は図1乃至図4の例と同様である。なお、図6乃至図8にそれぞれ示す例についても、モップ支持部10のうち抜止突部Pの下方に位置する部分が透孔状でなくモップ支持部10の一部となっているものとすることができる。
以上の実施の形態についての記述における上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のためのものであって、実際の使用状態等を限定するものではない。
要部斜視図である。 要部拡大斜視図である。 図2におけるIII−III要部断面図である。 図2におけるIV−IV要部断面図である。 払拭材の断面図である。 モップ支持具の別の例に関する要部断面図である。 モップ支持具の別の例に関する要部断面図である。 モップ支持具の別の例に関する要部断面図である。 モップ支持具の別の例に関する要部断面図である。
符号の説明
10 モップ支持部
12 柄部
14 後端基部
16 挿入支持部
16a 細長平板状部
110 単繊維
116 不織布
118 外側熱融着線
126 中央熱融着線
130 挿入孔
C 連結部
P 抜止突部
S モップ支持具
T 透孔状部
W 払拭材
U 切欠部

Claims (7)

  1. 払拭材の被挿入部に挿入して前記払拭材を支持するためのモップ支持部と、そのモップ支持部の後方側に連結された操作部とを備えてなるモップ支持具であって、
    前記モップ支持部の上面側に、前記モップ支持部から上方に突出してモップ支持部との間に上下方向空間が形成された、上側に凸の湾曲又は屈曲部からなる1以上の抜止突部を有し、
    前記抜止突部は、前後方向に湾曲又は屈曲する湾曲又は屈曲板状をなし、モップ支持部の幅方向中間部においてモップ支持部から上方に突出し、ほぼ下向きに弾性的に変形し得るものであり、
    前記モップ支持部のうち抜止突部の下方に位置する部分は、モップ支持部の幅方向中間部において透孔状部に形成されてなり、モップ支持部のうち前記抜止突部が位置する前後方向部分よりも前方の部分と後方の部分が、前記透孔状部の幅方向両側において連結しており、
    払拭材の被挿入部にモップ支持部が挿入されて抜止突部の上側とモップ支持部の下側が被挿入部により挟圧されることによって、抜止突部がほぼ下向きに弾性的に変形し、その抜止突部の弾性的な復元力により、被挿入部に対しモップ支持部が抜止されることを特徴とするモップ支持具。
  2. モップ支持部のうち払拭材の被挿入部に挿入する部分が、幅方向に比し上下方向においてたわみ易い請求項記載のモップ支持具。
  3. モップ支持部のうち抜止突部の前端近傍の両側に、それぞれ後方開放のU字状をなす切欠部を有し、モップ支持部のうち抜止突部の後端近傍の両側に、それぞれ前方開放のU字状をなす切欠部を有する請求項1又は2記載のモップ支持具。
  4. 抜止突部が、前後方向の片持ち状部を有してなるものである請求項1又は2記載のモップ支持具。
  5. 抜止突部が、前方側に固定端を有し後方側に自由端を有する片持ち状部からなる請求項記載のモップ支持具。
  6. モップ支持部のうち払拭材の被挿入部に挿入する部分が上下方向において偏平状をなす請求項1乃至の何れかに記載のモップ支持具。
  7. モップ支持部が、互いにほぼ並列の二股状をなす一対の分岐支持部を有してなり、各分岐支持部に1以上の抜止突部を有する請求項1乃至の何れかに記載のモップ支持具。
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