JP4760608B2 - 出力トランジスタの駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信線とグランドとの間に接続され、当該通信線上に通信信号を出力するための出力トランジスタを駆動制御する装置に関する。
特許文献1には、車両用ネットワークのトランシーバICにおいて、通信線上に信号を出力するためのトランジスタに台形波信号を与えて駆動することで、通信線上における急峻な信号変化により発生するノイズの抑制を図る技術の一例が開示されている。図8には、特許文献1に開示されている構成を概略的に示す。
通信用IC1は、制御装置2に通信線3を介して接続されており、その通信線3は、電源線4に抵抗5及びダイオード6(逆方向)を介して接続されることでプルアップされている。通信用IC1側において、通信線3は入出力端子7に接続されており、制御装置2側より送信された信号は、レシーバ8を介して受信信号端子10に出力される。また、通信用IC1側でも、入出力端子7は電源線11に抵抗12及びダイオード13を介して接続されている。
一方、送信信号が与えられる端子14は、送信アンプ15,台形波信号生成回路16及び電流増幅部18を介して、信号出力用のPNPトランジスタ17のベースに接続されている。トランジスタ17のエミッタは入出力端子7に接続されており、コレクタはグランドに接続されている。また、トランジスタ17のベースとグランドとの間には定電流回路19が接続されている。即ち、トランジスタ17によりエミッタフォロワ回路が構成されている。
上記構成において、トランジスタ17は、通信線3上の信号レベルをロウに駆動するために必要とされるシンク電流を流すように定電流回路19により常時バイアスされており、動作状態にある。そして、通信用IC1が制御装置2にハイレベルの信号を送信する場合は、送信信号に基づき台形波信号生成回路16が台形波信号(反転)を生成しトランジスタ17のベースに重畳することでトランジスタ17を駆動する。すると、通信線3上には、波形の立上り,立下りに傾斜を有する台形波状の電圧信号が出力される。
特開2004−289597号公報
しかしながら、上記構成では、通信線3のレベルをハイに維持する場合でも、トランジスタ17は定電流回路19によってバイアスされ、ベース電流が流れ続けている(図9(e)参照)。従って、図9(a)に示すように、電源線11にノイズが載った場合には、そのノイズが台形波信号生成回路16を介してトランジスタ17のベースに印加され((c)参照)、通信線3上にそのまま出力されてしまうおそれがある((d)参照)。
これは、送受信が共通の信号線により行なわれ、通信相手より送信される信号を受信するためにトランジスタ17により通信線をドライブする必要がない場合でも同様であり、その際には、自身が受信する信号にノイズが印加されることになる。また、車両のオルタネータのようにリップルが発生する機器に搭載されるICにおいては、上記の電源電圧変動は発生し易くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、台形波電圧信号に基づき出力トランジスタを駆動して通信信号を送信する構成において、出力トランジスタを動作させる必要がない場合は確実にOFFにできる駆動制御装置を提供することにある。
請求項1記載の出力トランジスタの駆動制御装置によれば、制御回路は、台形波電圧信号に基づき通信線上にハイレベル信号を出力する場合、出力トランジスタをOFFさせるように駆動回路を制御する。従って、送信側の電源線などにノイズが重畳されたとしても、そのノイズによって出力トランジスタが駆動されてしまうことを回避できる。
具体的には、駆動回路を構成するカレントミラー回路の副トランジスタ側には、出力トランジスタのベースが接続されると共に台形波電圧信号が印加される。そして、制御回路は、カレントミラー回路を構成する主トランジスタにベース電流を供給する定電流回路を、通信線上にハイレベル信号を出力する場合はOFFさせる。すると、カレントミラー回路の副トランジスタ側にミラー電流が流れなくなり、駆動回路による出力トランジスタの電流駆動が停止されて出力トランジスタはOFFされる。ここで、カレントミラー回路の「主トランジスタ」は、共通に接続される入力端子が自身の出力端子の一方に接続されている側のトランジスタを示しており、「副トランジスタ」は、主トランジスタ側に流れる電流をミラーさせて流す側のトランジスタを示す。
請求項記載の出力トランジスタの駆動制御装置によれば、定電流回路は、台形波電圧信号に応じて定電流出力がON,OFFされることで台形波定電流を供給する台形波定電流回路であり、カレントミラー回路を構成する主トランジスタのベースに上記台形波定電流を供給する。
即ち、駆動回路による電流駆動が停止する方向に動作する場合に出力トランジスタがOFF側に変化することで、通信線上には台形波電圧信号が出力される。逆に、出力トランジスタがON側に変化する場合も台形波電圧信号が出力される。その際、出力トランジスタを介して流れる電流波形の傾きについても、ノイズを抑制する観点からは台形波状に変化することが望ましい。従って、制御回路を上記のように構成すれば、駆動回路のカレントミラー回路を構成する主トランジスタのベースには、台形波電圧信号に応じて供給される台形波定電流が供給されて出力電流変化の傾きが制御されるので、出力電流の急激な変化を極力抑制してノイズの発生を抑えることができる。
請求項記載の出力トランジスタの駆動制御装置によれば、制御回路は、送信信号のレベル変化に応じて微小定電流の供給をON,OFFさせる微小定電流回路を備え、カレントミラー回路を構成する主トランジスタのベースに微小定電流と台形波定電流との合成電流を供給する。即ち、請求項のように出力電流波形を単に台形波状に変化させると、出力トランジスタの動作状態が飽和領域から活性領域に移行する間の時間をより長く要することになり、出力トランジスタの電流応答が若干遅れてしまう。
そこで、制御回路を上記のように構成すれば、駆動回路のカレントミラー回路を構成する主トランジスタのベースには、送信信号のレベル変化に応じて最初に微小定電流が供給されることで出力トランジスタを直ちに飽和領域から活性領域に移行させることができ、その後は、台形波電圧信号に応じて供給される台形波定電流により出力電流変化の傾きが制御される。従って、出力電流の急激な変化を極力抑制してノイズの発生を抑えると共に、出力電流応答を良好に維持することができる。尚、ここで言う「微小定電流」とは、台形波定電流の電流値に比較して「微小と」といえる電流であり、その電流値は、例えば台形波定電流の100分の1程度のオーダーである。
(第1実施例)
以下、本発明の駆動制御装置を車両用通信ネットワークのトランシーバICに適用した場合の第1実施例について図1乃至図3を参照して説明する。通信プロトコルとしては、例えばLIN(Local Interconnect Network)等を想定している。図1は、トランシーバIC20の構成を示す回路図である。入力端子21には、公知の台形波信号生成回路22(例えば、特開2002−152015号公報などに開示されている)により生成される台形波電圧信号が入力されるようになっている。
NPNトランジスタQ1及びQ2は、エミッタがグランド線(GND)23に接続され、べースがトランジスタQ2のコレクタに共通に接続されることでミラー対を構成しており、トランジスタQ1のコレクタは入力端子21に接続されている。また、トランジスタQ2のコレクタは、PNPトランジスタQ4のベースに接続されており、トランジスタQ4のコレクタはNPNトランジスタQ5のコレクタに接続されている。NPNトランジスタQ5及びQ9は、エミッタがグランド線23に接続され、べースがトランジスタQ5のコレクタに共通に接続されることでミラー対を構成している。
トランジスタQ4のエミッタは、PNPトランジスタQ3のコレクタに接続されており、トランジスタQ3のエミッタは電源線24に接続されている。また、電源線24とグランド線23との間には、PNPトランジスタQ6及びQ7がエミッタ−コレクタの順で直列に接続されている。トランジスタQ3及びQ6のベースは、ミラー対を構成する図示しないトランジスタのベースに共通に接続されており、トランジスタQ7のベースは入力端子21に接続されている。
NPNトランジスタQ8のコレクタは、抵抗25を介して電源線24に接続されており、ベースはトランジスタQ7のエミッタに、エミッタはトランジスタQ9のコレクタに接続されている。NPNトランジスタQ11(主トランジスタ)及びQ13(副トランジスタ)は、エミッタがグランド線23に接続され、べースがトランジスタQ11のコレクタに共通に接続されることでミラー対を構成している。トランジスタQ11のコレクタはPNPトランジスタQ10のコレクタ−エミッタを介して電源線24に接続されている。
電源線24とグランド線23との間には、PNPトランジスタQ21及びQ22がエミッタ−コレクタの順で直列に接続されており、トランジスタQ21のベースはトランジスタQ3及びQ6のベースと共通に接続され、トランジスタQ22のベースはトランジスタQ8のエミッタに接続されている。
ダイオード26〜28のアノードは何れも電源線24に接続されており、ダイオード26のカソードはNPNトランジスタQ12のコレクタに接続されている。トランジスタQ12のエミッタはトランジスタQ13のコレクタ及びPNPトランジスタQ14(出力トランジスタ)のベースに接続されており、ベースは、トランジスタQ22のエミッタに接続されている。
ダイオード27のカソードは抵抗29を介してトランジスタQ14のベースに接続されており、ダイオード28のカソードは抵抗30を介してトランジスタQ14のエミッタに接続されている。トランジスタQ14のコレクタはグランド線23に接続されており、エミッタは入出力端子31に接続されている。入出力端子31は、図8に示す通信線3などに接続されている。
NPNトランジスタQ17及びQ18は、エミッタがグランド線23に接続され、べースがトランジスタQ17のコレクタに共通に接続されることでミラー対を構成している。トランジスタQ17のコレクタはPNPトランジスタQ15のコレクタ−エミッタを介して電源線24に接続されており、トランジスタQ18のコレクタは、抵抗32を介して電源線24に接続されていると共に、PNPトランジスタQ19のベース,並びにコレクタ−エミッタを介して電源線24に接続されている。
トランジスタQ17のコレクタ−エミッタ間にはNチャネルMOSFET_Q16が並列に接続されている。FET_Q16のゲートには、図示しない信号出力回路より送信信号が与えられるようになっている。トランジスタQ15のベースは、ミラー対を構成する図示しないトランジスタのベースに共通に接続されており、トランジスタQ19のベースは、トランジスタQ10のベースに接続されている。
以上において、トランジスタQ11及びQ13はカレントミラー回路33を構成しており、トランジスタQ10〜14,Q21及びQ22を中心とする回路が駆動回路34を構成している。また、トランジスタQ15〜Q18は定電流回路(制御回路)35を構成している。
次に、本実施例の作用について図2及び図3も参照して説明する。定電流回路35は、送信信号がロウレベルであり、FET_Q16がOFFしていればトランジスタQ18のコレクタに定電流を流し、送信信号がハイレベルとなりFET_Q16がONすると定電流の出力を停止する。そして、定電流回路35において定電流が流れると、駆動回路34を構成するトランジスタQ10にベース電流が流れ、カレントミラー回路33が動作してトランジスタQ13のコレクタにも電流が流れる。この時、トランジスタQ14はONとなるので、入出力端子31はロウレベルとなる。
一方、トランジスタQ1及びQ2,トランジスタQ5及びQ6よりなるカレントミラー回路は常時ON状態にある。そして、トランジスタQ1のコレクタ及びトランジスタQ7のベース電位は、トランジスタQ7,Q8,Q22,Q12を介してトランジスタQ14のコレクタに伝達される。即ち、トランジスタQ7のベースとトランジスタQ14のコレクタとは同電位になる。
そして、図2(a)に示すように送信信号のレベルがロウからハイに変化すると、トランジスタQ10のベース電流が流れなくなりトランジスタQ14はONからOFFに変化する。この時、送信信号の上記レベル変化に同期して台形波信号生成回路22により台形波電圧信号がトランジスタQ7のベースに印加されるので、その電圧信号はトランジスタQ14のベースに伝達される。結果として、入出力端子31には台形波電圧信号と同じ波形の電圧信号が出力される。
尚、図2(b)には、比較のため従来構成に対応する送信信号の変化と、出力トランジスタ17を駆動する定電流回路19の動作状態を示す。従来構成では、定電流回路19は、トランジスタ17のベース電流は、入出力端子7のレベルをロウに維持するために必要とされるベース電流(例えば数mA)を常時供給するように構成されている。
これに対して、本実施例のトランシーバIC20は以上のように動作する結果、図3に示すように、送信時において送信信号レベルがハイの場合に((b)参照)電源電圧の変動が発生したとしても((a)参照)、トランジスタQ14はOFFしているため、電圧変動の影響が入出力端子31にそのまま現れることは防止される((d)参照)。また、受信時においてもトランジスタQ14はOFFし続けているので、同様に電圧変動の影響が及ぶことはない。
以上のように本実施例によれば、トランシーバIC20において、定電流回路35は、台形波電圧信号に基づき通信線3上にハイレベル信号を出力する場合、出力トランジスタQ14をOFFさせるように駆動回路34を制御する。従って、送信側の電源線24などにノイズが重畳されたとしても、そのノイズによって出力トランジスタQ14が駆動されてしまうことを回避できる。特に、車両に搭載されるオルタネータのようにノイズを発生させ易い機器の近傍で通信を行う必要があるシステムには好適である。
具体的には、駆動回路34を構成するカレントミラー回路33のトランジスタQ13側には、出力トランジスタQ14のベースを接続すると共に台形波電圧信号を印加し、カレントミラー回路33を構成するトランジスタQ11にベース電流を供給する定電流回路35を通信線3上にハイレベル信号を出力する場合はOFFさせるようにした。従って、カレントミラー回路33のトランジスタQ13側にミラー電流が流れなくなり、駆動回路34による出力トランジスタQ14の電流駆動が停止されて出力トランジスタQ14はOFFされる。
(第2実施例)
図4乃至図6は本発明の第2実施例であり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例のトランシーバIC(駆動制御装置)41は、第1実施例の定電流回路35を定電流回路(制御回路,微小定電流回路)42に置き換えている。定電流回路42は、ミラー対を構成するトランジスタQ17及びQ18をトランジスタQ31及びQ32に置き換えたもので、第1実施例の定電流回路35が流す定電流値が数mAであったとすると、その1/100程度のオーダーである数10μAとなるように設定されている。
また、トランジスタQ19のコレクタは、抵抗43並びにPNPトランジスタQ20のエミッタ−コレクタを介してグランド線23に接続されている。そして、トランジスタQ20のベースは、トランジスタQ8のエミッタに接続されている。以上の構成において、トランジスタQ19,Q20、並びに抵抗32,43は、台形波定電流回路(制御回路)44を構成している。そして、台形波定電流回路44は、第1実施例の定電流回路35と同レベルの数mAの定電流を出力するように構成されている。尚、台形波信号生成回路22の図示は省略している。
次に、第2実施例の作用について図5も参照して説明する。送信信号レベルがロウ→ハイ→ロウに変化する場合に、入出力端子31に台形波電圧信号が出力される作用は第1実施例と全く同様である。台形波定電流回路44は、台形波電圧信号がロウレベルの場合はトランジスタQ20がONすることでトランジスタQ10のベースに対して数mAの定電流に相当するベース電流を引く。そして、トランジスタQ20のベースにおける台形波電圧信号のレベル変化に応じて、定電流が出力→停止→出力に変化する際の波形の立下り,立上りの傾きは、台形波電圧信号(を反転した信号)の傾きとなる。
従って、送信信号がハイレベルとなる期間は、トランジスタQ10のベース電流は定電流回路42の定電流(以下、微小定電流と称す)と、台形波定電流回路44の定電流(以下、台形波定電流と称す)との合成電流になり、入出力端子31における電流波形の変化は、詳細には以下のようになる。
図5に示すように、微小定電流の出力は送信信号がハイレベルになる期間に停止し、台形波定電流の出力状態は台形波電圧信号の反転波形と相似になる。従って、これらの合成となるトランジスタQ10のベース電流,また、トランジスタQ13によって流されるトランジスタQ14のベース電流は、送信信号の立上りの時点で数mAに相当するレベルから微小定電流の数10μAに相当するレベルだけ直ちに低下し、そこから、台形波定電流の傾きに応じて低下する。また、ベース電流が再び流れる場合は、微小定電流の数10μAに相当するレベルだけ直ちに上昇してから台形波定電流の傾きに応じて上昇するようになる。従って、入出力端子31における電流波形の変化は、上記ベース電流の変化と同様になる。
以上のような出力電流波形の変化は次のような作用をもたらす。ノイズを低減する目的では、トランジスタQ14をOFF,ONする際の電流波形の傾きもより緩やかであることが好ましく、そのためには台形波定電流によって立下り,立上りの傾きを付与することが適している。しかしながらその場合、トランジスタQ14は、ON,OFFしている飽和領域から活性領域への移行が遅れることになり、その結果、通信線3上における電流応答に遅れが生じてしまう。
そこで、第2実施例では、トランジスタQ14のベース電流,並びにコレクタ電流を図5(e)に示す波形にすることで、トランジスタQ14がON,OFFしている飽和領域から活性領域への移行は微小定電流により直ちに行い、その後は、台形波定電流の傾きによって電流を減少,増加させるようにしている。
ここで、図6には、トランシーバIC41の構成を従来構成の図9に対応した機能ブロック図で概念的に示している。即ち、トランシーバIC41は、トランシーバIC1に、ベース電流ON/OFF制御部61とベース電流台形波制御部62とを加えた構成となっており、トランジスタ17:T1は、図4におけるトランジスタQ14に対応する。ベース電流ON/OFF制御部61は同定電流回路42に対応し、ベース電流台形波制御部62は同台形波定電流回路44に対応する。
そして、トランジスタ17のベースと定電流回路19との間にはスイッチ63が挿入されており、そのスイッチ63の開閉はベース電流ON/OFF制御部61によって制御され、定電流回路19の電流制御はベース電流台形波制御部62によって行われる。従って、定電流回路19及びスイッチ63も定電流回路42の一部を構成していることになる。
図6においては、ベース電流ON/OFF制御部61がスイッチ63を開くことでトランジスタ17を迅速にOFF状態にすると同時に、ベース電流台形波制御部62が定電流回路19の電流を台形波状に緩やかに変化させて、ノイズの発生を抑制するようになっている。
以上のように第2実施例によれば、送信信号のレベル変化に応じて、微小定電流の供給をON,OFFさせる定電流回路42と、台形波電圧信号に応じて定電流出力がON,OFFされることで台形波定電流を供給する台形波定電流回路44とを備え、駆動回路34のカレントミラー回路33を構成するトランジスタQ11及びQ13のベースに微小定電流と台形波定電流との合成電流を供給するようにした。
従って、トランジスタQ11及びQ13のベースには、送信信号のレベル変化に応じて微小定電流が供給されることで出力トランジスタQ14を直ちに飽和領域から活性領域に移行させることができ、その後は、台形波電圧信号に応じて供給される台形波定電流により出力電流変化の傾きが制御されるので、出力電流の急激な変化を極力抑制してノイズの発生を抑えると共に、出力電流応答を良好に維持することができる。
(第3実施例)
図7は本発明の第3実施例を示すものであり、第2実施例と異なる部分について説明する。第3実施例のトランシーバIC(駆動制御装置)51は、第2実施例のトランシーバIC41より定電流回路42を削除したものである。この場合、出力トランジスタQ14における出力電流の変化は、図5(d)に示す台形波定電流のみに基づいて行われる。即ち、電流制御の1つとして台形波のみを用いる方法である。
斯様に構成されるトランシーバIC51は、トランジスタQ20のエミッタ−ベース間電圧が必ず2Vbe以上となれば、トランジスタQ14のベース電流を確実にOFFすることができる。この場合、第2実施例のトランシーバIC41に比較すると通信線3上における出力電流応答は若干遅れることになるが、その遅れは採用される通信速度等によっては問題にならない。従って、第1実施例のトランシーバIC20に比較した場合には、ノイズの抑制効果をより向上させることができる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
第2実施例における微小定電流の値は、台形波定電流の1/100以下のオーダーであれば個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
出力トランジスタ以外のトランジスタは、必要に応じてMOSFETに置き換えても良い。また、FET_Q16は、バイポーラトランジスタに置き換えても良い。
トランシーバICに適用するものに限ることなく、信号の送信のみを行うトランスミッタICに適用しても良い。
また、車両用の通信ネットワークに限ることなく、また、通信線上に通信信号を出力するための出力トランジスタを駆動制御するものであれば広く適用することができる。
本発明の駆動制御装置を車両用通信ネットワークのトランシーバICに適用した場合の第1実施例であり、トランシーバICの構成を示す回路図 (a)は送信信号のレベル変化に応じた出力トランジスタのベース電流変化を示す図、(b)は従来構成における(a)相当図 信号の送信時において、電源線にノイズが印加された場合の入出力信号波形を示す図 本発明の第2実施例を示す図1相当図 図2(a)相当図 第2実施例の回路機能を概念的に説明する図 本発明の第3実施例を示す図1相当図 従来のトランシーバICの構成を示す図6相当図 図3相当図
符号の説明
図面中、3は通信線、20はトランシーバIC(駆動制御装置)、22は台形波信号生成回路、33はカレントミラー回路、34は駆動回路、35は定電流回路(制御回路)、41はトランシーバIC(駆動制御装置)、42は定電流回路(微小定電流回路,制御回路)、44は台形波定電流回路(制御回路)、Q11はNPNトランジスタ(主トランジスタ)、Q13はNPNトランジスタ(副トランジスタ)、Q14はPNPトランジスタ(出力トランジスタ)、51はトランシーバIC(駆動制御装置)を示す。

Claims (3)

  1. 通信線とグランドとの間に接続され、当該通信線上に通信信号を出力するための出力トランジスタと、
    この出力トランジスタのベースに接続され、当該出力トランジスタを電流駆動する駆動回路と、
    前記通信信号を出力するため、入力される送信信号に基づく台形波電圧信号を生成して前記駆動回路に出力する台形波信号生成回路と、
    前記台形波電圧信号に基づき前記通信線上にハイレベル信号を出力する場合は、前記出力トランジスタをOFFさせるように前記駆動回路を制御する制御回路とを備え
    前記駆動回路は、前記出力トランジスタを定電流駆動し、副トランジスタ側に前記出力トランジスタのベースが接続されると共に前記台形波電圧信号が印加されるカレントミラー回路を備え、
    前記制御回路は、前記カレントミラー回路を構成する主トランジスタに対して、ベース電流を供給する定電流回路を備え、前記通信線上にハイレベル信号を出力する場合は前記定電流回路をOFFさせるように構成されていることを特徴とする出力トランジスタの駆動制御装置。
  2. 前記定電流回路は、前記台形波電圧信号に応じて定電流出力がON,OFFされることで、台形波状に変化する定電流(台形波定電流)を供給する台形波定電流回路であり、
    前記カレントミラー回路を構成する主トランジスタのベースに対して、前記台形波定電流を供給することを特徴とする請求項1記載の出力トランジスタの駆動制御装置。
  3. 前記制御回路は、前記送信信号のレベル変化に応じて、微小定電流の供給をON,OFFさせる微小定電流回路を備え、前記カレントミラー回路を構成する主トランジスタのベースに対して、前記微小定電流と前記台形波定電流との合成電流を供給することを特徴とする請求項2記載の出力トランジスタの駆動制御装置。
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