JP3711860B2 - 出力回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷に対しコンデンサの充電電圧に応じた電圧を出力する出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば車載用の通信信号出力回路は、車両内に配設された通信線からの誘導放射を抑えてラジオノイズを低減するために、立ち上がりおよび立ち下がりのスルーレートが小さい台形波状の信号を出力するようになっている。こうした台形波発生回路としては、例えば特開平6−214665号公報や特開平9−261016号公報に開示された回路がある。これらの回路は、コンデンサに対して定電流で充電および放電を行うことにより台形波信号を生成するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図11には、この種の一般的な台形波出力回路の電気的構成が示されている。この図11において、IC化された台形波出力回路1は、電源端子2、3間に印加される比較的高い電源電圧VB(例えばバッテリから出力される12V〜16Vの電圧)により動作するため、MOSICに比べ高耐圧化が容易なバイポーラICとして構成されている。
【0004】
この台形波出力回路1は、充放電回路4、駆動回路5および出力トランジスタ6を備えており、出力端子7と電源端子3との間には負荷8が接続されている。このうち充放電回路4は、コンデンサ9、このコンデンサ9を充放電する定電流回路10、11、制御端子12を介して与えられる切替信号Saにより充放電動作を切り替えるスイッチ回路13から構成されている。また、駆動回路5は、トランジスタ14、15、16および抵抗17、18、19から構成される3段のエミッタフォロア回路から構成され、抵抗19を介して出力トランジスタ6に対しベース電流を供給するようになっている。なお、ダイオード20、21は、電源逆接続時にトランジスタ15、6を保護するためのものである。
【0005】
この構成において、コンデンサ9の両端子間には切替信号Saに基づいて台形波状の電圧が生成され、この電圧はトランジスタ14、15、16によって順次レベルシフトされながら出力トランジスタ6のベース電圧となる。そして、出力トランジスタ6も負荷8とともにエミッタフォロア回路を構成しており、結局、台形波出力回路1は負荷8に対しコンデンサ9の端子電圧をそのままの電圧レベルで出力する。
【0006】
この場合、駆動回路5および出力トランジスタ6により電流増幅が行われる。出力電圧Voの大きさにかかわらず出力トランジスタ6が負荷8を十分に駆動できるようにするためには、最大の出力電流Ioが流れる場合つまり出力電圧Voが最大の場合においても、出力トランジスタ6に十分なベース電流が供給されなければならない。具体的には、出力電圧Voの最大電圧値をVo(max) 、負荷8の抵抗値をRL、出力トランジスタ6の直流電流増幅率をhFEとすれば、出力トランジスタ6に流すべき電流値IB1は以下の(1)式のように求められる。このベース電流は、全て抵抗19を介して流れるため、抵抗19の抵抗値は、当該電流値IB1と最大電圧値Vo(max) とに基づいて決定される。
IB1≧(Vo(max) /RL)/hFE …(1)
【0007】
しかしながら、コンデンサ9の放電に伴って出力電圧Voが低下すると、抵抗19の両端電圧が出力電圧Voの電圧低下分だけ増大し、抵抗19に流れる電流は上記(1)式で示す電流値IB1よりも増加する。また、出力トランジスタ6を駆動するのに必要なベース電流は、出力電流Ioが低減する分だけ減少する。これら抵抗19に流れる電流の増加分とベース電流の減少分とは、出力トランジスタ6のベース電流とならず、無駄な電流としてトランジスタ16を介して電源端子3へ流れてしまう。また、抵抗19に替えて電流値IB1の定電流回路を備えた回路構成としても、やはり上記ベース電流の減少分だけは無駄に流れてしまう。その結果、ICの消費電流(つまり消費電力)が増大し、チップ温度が上昇したりバッテリの容量低下が早まるなどの問題が生じる。
【0008】
これに対し、図12に示す台形波出力回路22は、出力トランジスタ6とトランジスタ23とをダーリントン接続し、駆動回路24が出力すべきベース電流を低減している。ここで、駆動回路24は、トランジスタ14、16および抵抗17、19から構成される2段のエミッタフォロア回路から構成されている。
【0009】
この台形波出力回路22によれば、トランジスタ23に流すべき電流値IB2は、上記電流値IB1をトランジスタ23の直流電流増幅率で除した値となるため、たとえ出力電圧Voが低下したとしても無駄に流れる電流は減少する。しかしながら、出力電圧Voは、(電源電圧VB−ダイオード25の順方向電圧VF−トランジスタ23のコレクタ・エミッタ間電圧−トランジスタ6のベース・エミッタ間電圧)で計算される値よりも高くなり得ず、上述の台形波出力回路1に比べ最大電圧値Vo(max) が低下してしまう。
【0010】
その結果、台形波出力回路22の電流出力能力が低下したり、電源電圧VBの低下時に、台形波状の通信信号の波高値が不足して通信エラーが発生し易くなる。また、出力トランジスタ6のコレクタ・エミッタ間電圧が、台形波出力回路1の場合に比べ電圧VFだけ高くなるので、コレクタ損失が増大するといった不都合も生じる。このように、従来構成の台形波出力回路1、22では、消費電力の低減と高い出力電圧Voの確保とを同時に達成することができなかった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、コンデンサの充電電圧に応じた電圧を出力するものであって、その出力可能な最大電圧値を高く維持しつつ消費電力の低減を図った出力回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、出力トランジスタは、負荷に対してコンデンサの充電電圧に応じた電圧を出力し、その出力電圧に応じた電流を流し出す(または流し込む)。このコンデンサの充電電圧は、充放電回路によって生成され、一般的には定電圧ではなく例えば台形波電圧のように増減する電圧となる。本手段の駆動回路によれば、電圧検出回路がコンデンサの充電電圧を検出し、可変電流回路はこの検出された充電電圧に応じたベース電流を出力トランジスタに供給する。すなわち、駆動回路は、出力電圧が高く出力トランジスタの出力電流が大きい場合には、比較的大きいベース電流を供給し、出力電圧が低く出力トランジスタの出力電流が小さい場合には、比較的小さいベース電流を供給するようになる。この点において、出力トランジスタのベース電流が最大出力電圧のみに基づいて決定される従来構成の駆動回路とは異なる。
【0013】
その結果、駆動回路は、出力電圧(コンデンサの充電電圧)の高低にかかわらず、出力トランジスタに対し負荷を駆動するのに必要且つ十分なベース電流を供給することが可能となり、回路内に無駄な電流を流すことがなくなる。これにより、駆動回路ひいては出力回路の消費電流(消費電力)を低減でき、電源として用いるバッテリの容量低下やIC化されている場合のチップ温度の上昇を抑えることができる。
【0014】
また、上述のように電圧検出回路と可変電流回路とを用いてベース電流を最適化しているので、例えば出力トランジスタをダーリントン接続してベース電流を低減するといった構成が不要となり(勿論、より大電流を流すために必要な場合にはダーリントン接続としても良い)、出力可能な最大電圧値を高く維持することができる。
【0015】
請求項2に記載した手段によれば、電圧検出回路は、コンデンサの充電電圧として、コンデンサの端子電圧を直接検出するので、駆動回路における種々の非線形回路やその温度変動などの影響を受けることなくコンデンサの両端電圧を正確に検出することができる。
【0016】
請求項3に記載した手段によれば、駆動回路はエミッタフォロア回路から構成されているので、各トランジスタのエミッタ端子は、コンデンサの端子電圧をほぼ一定電圧だけレベルシフトした電圧となり、電圧検出回路はコンデンサの端子電圧に応じた電圧すなわちコンデンサの充電電圧を検出することができる。
【0017】
エミッタフォロア回路は入力インピーダンスが高いので、駆動回路がコンデンサの充電電荷に及ぼす影響が小さく、また、出力インピーダンスが低いので、電圧検出回路を接続したことによる影響も小さい。その結果、出力電圧は、充放電回路によって生成されたコンデンサの端子電圧通りの電圧となり、その電圧歪みが抑制される。
【0018】
請求項4〜6に記載した手段によれば、電圧検出回路を構成する電圧−電流変換回路は、検出したコンデンサの充電電圧に応じた電流を出力し、可変電流回路は、その電流に応じたベース電流を出力トランジスタに出力する。従って、出力トランジスタにはコンデンサの充電電圧に応じたベース電流が供給される。
【0019】
請求項4〜6に記載した手段によれば、電圧検出回路を構成する電圧−電流変換回路において、変換用トランジスタのベース端子に与えられた検出電圧は、ベース・エミッタ間電圧VFだけレベルシフトされてエミッタ電圧となり、変換用トランジスタには変換用抵抗の抵抗値に応じてエミッタ電圧に比例したコレクタ電流が流れる。このコレクタ電流は、可変電流回路としてのカレントミラー回路を介して出力トランジスタのベース電流となる。
【0020】
請求項に記載した手段によれば、IC化する場合に変換用抵抗が温度係数の小さいクロムシリコンから構成されるので、例えば当該ICが自動車のように温度変動幅が大きい環境下で用いられる場合であっても、出力トランジスタにベース電流を過不足なく供給することができる。
【0021】
請求項に記載した手段によれば、電圧−電流変換回路の入力端子と電源線との間に起動回路(抵抗素子など)が接続されているので、例えば駆動回路内において電圧−電流変換回路の入力端子とカレントミラー回路の出力端子とが同一ノードとなるような場合においても、カレントミラー回路を起動し動作させることができる。
【0022】
請求項に記載した手段によれば、電圧−電流変換回路の入力端子と電圧検出点との間にオフセット電圧発生回路が接続されているので、変換用トランジスタのベース端子の電圧が電圧検出点の電圧に比べオフセット電圧だけ高くなる。その結果、変換用トランジスタおよびカレントミラー回路にそのオフセット電圧に応じた電流が流れ続けるので、カレントミラー回路を起動した状態に保持することができる。また、コンデンサの充電電圧が低い場合(例えば0V近辺)に生じ易い出力電圧の波形歪みを低減することができる。
【0023】
請求項に記載した手段によれば、電圧検出回路を構成する電圧−電流変換回路は、検出電圧と基準電圧との比較結果に基づいて、出力する電流値を複数段階に切り替え、可変電流回路は、その電流に応じたベース電流を出力トランジスタに出力する。従って、出力トランジスタにはコンデンサの充電電圧に応じたベース電流が供給される。
【0024】
請求項に記載した手段によれば、比較回路(例えばコンパレータ)は、検出電圧と基準電圧との比較結果に基づいた電圧を出力する。この電圧は、変換用トランジスタのベース端子に与えられ、電圧VFだけレベルシフトされてエミッタ電圧となる。変換用トランジスタにはそのエミッタ電圧に比例したコレクタ電流が流れ、このコレクタ電流は、可変電流回路としてのカレントミラー回路を介して出力トランジスタのベース電流となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を台形波出力回路に適用した第1の実施形態について、図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1は、台形波出力回路の電気的構成図である。この図1に示す台形波出力回路31は、車載用のICとして構成されており、特に電圧検出回路32および可変電流回路33に特徴を有している。また、ICの高電位側の電源端子34と低電位側の電源端子35との間に電源電圧VBとしてバッテリ電圧(12V〜16V)を直接印加できるようにするため、本ICはMOSICに対し比較的高耐圧化が容易なバイポーラICとして構成されている。
【0027】
図1において、台形波出力回路31は、充放電回路36、駆動回路37およびNPN型の出力トランジスタ38などから構成されている。電源端子34、35にはそれぞれ電源線39、40が接続されており、出力トランジスタ38のコレクタは図示極性の逆電流遮断用のダイオード41を介して電源線39に接続され、出力トランジスタ38のエミッタは出力端子42に接続されている。出力端子42と電源端子35との間には負荷43が接続されており、負荷43に対しハイサイド側に位置する出力トランジスタ38は、負荷43に対して電流を流し出すように動作(ソース動作)する。
【0028】
上記充放電回路36において、電源線39と40との間には定電流回路44(第1の定電流回路に相当)、スイッチ回路45および定電流回路46(第2の定電流回路に相当)が直列に接続されている。定電流回路44とスイッチ回路45との共通接続点は充放電回路36の出力端子であって、当該出力端子と電源線40との間にコンデンサ47が接続されている。スイッチ回路45は、例えばアナログスイッチにより構成され、端子48を介して外部から与えられる切替信号Saに従ってオンオフ動作を行うようになっている。
【0029】
駆動回路37は、PNP型のトランジスタ49、NPN型のトランジスタ50およびPNP型トランジスタ51からなる3段構成の増幅回路である。各トランジスタ49〜51のコレクタは、直接または逆電流遮断用のダイオード52を介して電源線39または40に接続されており、全てエミッタフォロアの接続形態となっている。1段目のトランジスタ49のベースは、駆動回路37の入力端子であって、上記充放電回路36の出力端子に接続されている。また、そのエミッタは、抵抗53を介して電源線39に接続されるとともに2段目のトランジスタ50のベースに接続されている。さらに、トランジスタ50のエミッタは、抵抗54を介して電源線40に接続されるとともに3段目のトランジスタ51のベースに接続されている。トランジスタ51のエミッタは、駆動回路37の出力端子であって、上記出力トランジスタ38のベースに接続されている。
【0030】
トランジスタ49のエミッタと電源線40との間には、トランジスタ55(変換用トランジスタに相当)と抵抗56(変換用抵抗に相当)とからなる電圧検出回路32が接続されている。ここで、トランジスタ55のベースはトランジスタ49のエミッタに接続され、トランジスタ55のエミッタは抵抗56を介して電源線40に接続されている。抵抗56は、温度変化率の小さいクロムシリコン(CrSi)から構成されている。
【0031】
電源線39と駆動回路37の出力端子(トランジスタ51のエミッタ)との間には上記可変電流回路33が接続されている。この可変電流回路33は、PNP型のトランジスタ57、58からなるカレントミラー回路であって、その入力側のトランジスタ57は電源線39とトランジスタ55のコレクタとの間に接続され、その出力側のトランジスタ58は電源線39と駆動回路37の出力端子との間に接続されている。
【0032】
次に、本実施形態の動作について図2および図3も参照しながら説明する。
上記構成を持つ台形波出力回路31から出力される台形波電圧は、車室内に設置されたスイッチの状態を検出するためのバイアス回路、あるいは車内LANを構築する場合の通信信号出力回路などで用いられる。
【0033】
図2は、上記バイアス回路の電気的構成を示している。スイッチ59a〜59dの各一端子は、それぞれ抵抗60a〜60dにより台形波出力回路31の出力端子42にプルアップされており、電子制御装置(ECU)内に具備されたCPU61の入力ポート61a〜61dは、それぞれ上記各一端子に接続されている。図1に示す負荷43は、これらスイッチ59a〜59dおよび抵抗60a〜60dから構成される回路を代表したものである。
【0034】
この場合、消費電流を低減するため、台形波出力回路31は、CPU61がスイッチ59a〜59dの状態を読み込む時だけ、切替信号Saに従って台形波電圧を出力するようになっている。台形波電圧は、立ち上がりおよび立ち下がりのスルーレートが小さいので誘導放射が抑えられ、矩形波電圧を用いた場合に比べラジオノイズを低減することができるためである。
【0035】
図3は、スイッチ回路45のオンオフ状態、コンデンサ47の端子電圧Vc(すなわち充放電回路36の出力電圧)の波形、出力端子42における出力電圧Voの波形および可変電流回路33が流し出す電流Icの波形を示している。この図3において、時刻t1に切替信号SaがLレベルになると、スイッチ回路45がオフとなり、コンデンサ47の端子電圧Vcは、定電流回路44から出力される一定の電流Iaにより一定のスルーレートで上昇する。図示しないが、定電流回路44の出力部はカレントミラー回路から構成されており、端子電圧Vcは,ほぼ電源電圧VBに到達するまで上昇し、到達した時刻t3以降はその電圧VBを維持する。
【0036】
一方、時刻t4において切替信号SaがHレベルになると、スイッチ回路45がオンとなり、コンデンサ47の端子電圧Vcは、定電流回路46の電流Ibと定電流回路44の電流Iaとの差の電流(Ib−Ia)により一定のスルーレートで下降する。定電流回路46の出力部もカレントミラー回路から構成されており、端子電圧Vcはほぼ0Vに到達するまで下降し、到達した時刻t6以降はその電圧0Vを維持する。
【0037】
このコンデンサ47の端子電圧Vcは、トランジスタ49のベースに与えられ、ベース・エミッタ間電圧VFだけレベルシフトされてエミッタに出力される。ここで、エミッタフォロア回路を構成するトランジスタ49は、入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いためバッファ回路として機能する。その結果、トランジスタ49は、台形波形を持つ端子電圧Vcを、そのままの波形で次段のトランジスタ50に伝送することができる。
【0038】
そのトランジスタ50およびその後段のトランジスタ51もエミッタフォロア回路であり、バッファ回路として動作してレベルシフトと電流増幅とを行う。これにより、トランジスタ51のエミッタ電圧はコンデンサ47の端子電圧Vcに対し電圧VFだけ高くなる。この電圧は、さらに出力トランジスタ38のベース・エミッタ間で電圧VFだけ低下するので、結局、出力電圧Voはコンデンサ47の端子電圧Vcに等しくなる。
【0039】
ただし、トランジスタ58と38とにはバイアス電圧が必要となるため、出力電圧Voの最大値Vo(max) は、(電源電圧VB−トランジスタ58のVCE−出力トランジスタ38のVBE)となる。従って、図3に示すように、出力電圧Voは、時刻t1以降上記最大値Vo(max) に到達する時刻t2までの期間コンデンサ47の端子電圧Vcと等しく上昇し、時刻t2以降は上記最大値Vo(max) を維持する。時刻t4以降についても、出力電圧Voは、コンデンサ47の端子電圧Vcが上記最大値Vo(max) に低下する時刻t5までの期間上記最大値Vo(max) を維持し、それ以降は端子電圧Vcと等しく下降する。
【0040】
さて、負荷43は抵抗負荷であるため、出力トランジスタ38には出力電圧Voに比例したコレクタ電流が流れる。出力トランジスタ38を十分に駆動するには、このコレクタ電流を直流電流増幅率hFEで除しただけのベース電流が必要となる。そこで、台形波出力回路31では、このベース電流を以下のようにして生成している。
【0041】
すなわち、トランジスタ49のエミッタ電圧は(Vc+VF)であって、トランジスタ55のエミッタ電圧は端子電圧Vcとなる。電圧検出回路32は電圧−電流変換回路であり、トランジスタ55には(Vc/Ra)(Raは抵抗56の抵抗値)のコレクタ電流が流れる。このコレクタ電流は可変電流回路33を構成するカレントミラー回路に流れ、その結果、図3に示すようにトランジスタ58にはコンデンサ47の端子電圧Vcすなわち出力電圧Voに比例した台形波電流が流れることになる。この電流Icの大部分は出力トランジスタ38のベース電流となるので、負荷43の抵抗値と上記直流電流増幅率hFEとに応じて抵抗値Raを一旦設定すれば、駆動回路37は、出力電圧Voの大きさにかかわらず、出力トランジスタ38に対して負荷43を駆動するのに必要且つ十分なベース電流を供給することができる。なお、従来構成(図11に示す台形波出力回路1において抵抗19に替えて定電流回路を用いたもの)の場合には、上記電流Icに相当する電流は図3において一点鎖線で示すようになり、出力電圧Voの大きさにかかわらず一定となる。
【0042】
以上述べたように、本実施形態によれば、駆動回路37に電圧検出回路32と可変電流回路33とを備え、出力トランジスタ38に対しコンデンサ47の端子電圧Vcにほぼ比例したベース電流つまり負荷43を駆動するのに必要且つ十分なベース電流を供給するように構成したので、駆動回路37に無駄な電流が流れることがなくなる。これにより、台形波出力回路31の消費電流(消費電力)を低減でき、電源となるバッテリの容量低下やICの温度上昇を抑えることができる。この効果は、出力電圧Voのデューティ比が小さい(出力電圧Voが0V付近の値となる時間比率が大きい)ほど大きくなる。
【0043】
また、台形波出力回路31は、出力電圧Voとして最大値Vo(max) (=VB−VCE−VBE)まで出力することができるので、図12に示す従来構成に比べてより高い電圧まで出力可能となる。従って、CPU61は、より低いバッテリ電圧に対しても、スイッチ59a〜59dのオンオフ状態を正しく読み込むことができるようになる。
【0044】
さらに、電圧検出回路32の抵抗56を温度変化率の小さいクロムシリコンから構成したので、当該ICの温度が変化した場合であっても、ベース電流が不足して出力電圧Voが低下したり、ベース電流が過剰に流れて消費電流が必要以上に増大するといったことがなくなる。
【0045】
(第2の実施形態)
次に、本発明を台形波出力回路に適用した第2の実施形態について、図4および図5を参照しながら説明する。なお、台形波出力回路の電気的構成を示す図4において、図1と同一構成部分には同一符号を付して示し、ここでは異なる構成部分について説明する。
【0046】
図4に示す台形波出力回路62は、図1に示す台形波出力回路31に対し、駆動回路63の構成が一部異なっている。すなわち、駆動回路63において、電圧検出回路32の入力端子(トランジスタ55のベース)とトランジスタ49のエミッタとの間に、図示極性のダイオード64(オフセット電圧発生回路に相当)が接続されている。
【0047】
図5は、第1の実施形態で説明した図3に相当するものである。ダイオード64を追加すると、トランジスタ55のエミッタ電圧はVFだけ高くなり(Vc+VF)となる。その結果、図5に示すように、端子電圧Vcが0Vの場合であっても、トランジスタ55、57、58には(VF/Ra)だけのオフセット電流が流れ続ける。この場合、電圧VF(約0.7V)は電源電圧VB(バッテリ電圧:12V〜16V)に比べて充分に小さいので、上記電圧VFに基づいて流れるオフセット電流も充分に小さくなり、消費電流の増加分はわずかとなる。
【0048】
ダイオード64を付加しない台形波出力回路31にあっては、トランジスタ55のエミッタ電圧はコンデンサ47の端子電圧Vcと等しくなる。この場合、例えば製造プロセス上のばらつき等によりトランジスタ55のベース・エミッタ間電圧VFがトランジスタ49のベース・エミッタ間電圧VFよりも大きいと、端子電圧Vcが0V付近においてトランジスタ55、57、58および出力トランジスタ38のベースに電流が流れず、出力電圧Voに歪みが生じてしまう。
【0049】
これに対し、本実施形態の台形波出力回路62にあっては、ダイオード64によりトランジスタ55のベース電圧が電圧VFだけ高く設定され、トランジスタ55、57、58には常にオフセット電流が流れている。従って、端子電圧Vcが0V付近であっても出力トランジスタ38にベース電流を供給可能となり、出力電圧Voに歪みが生じることがなくなる。
【0050】
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態である台形波出力回路65の電気的構成図で、図1と同一構成部分には同一符号を付して示している。この図6において、駆動回路66のトランジスタ49のベースと電源線40との間には電圧検出回路67が接続されている。この電圧検出回路67は、十分に高い入力インピーダンスを持つ電圧−電流変換回路から構成され、可変電流回路33に対し端子電圧Vcに比例した電流を流すようになっている。
【0051】
この電圧検出回路67は、コンデンサ47の端子電圧Vcを直接検出するので、より正確な電圧検出が可能となり、出力トランジスタ38のベース電流の制御すなわち消費電流の低減制御を精度良く実行することができる。なお、本実施形態ではコンデンサ47の両端子間に電圧検出回路67が接続されるので、コンデンサ47の充電電荷への影響を低減するために、コンデンサ47の静電容量を増やしたり、定電流回路44、46の電流値Ia、Ibを大きく設定することが好ましい。
【0052】
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態である台形波出力回路68の電気的構成図で、図1と同一構成部分には同一符号を付して示している。この図7において、駆動回路69の2段目のトランジスタ50のエミッタと電源線40との間に電圧検出回路32が接続されている。この場合、バッファ回路として機能するトランジスタ50の出力インピーダンスは低いので、台形波出力回路31で用いた電圧検出回路32をそのまま用いることができる。トランジスタ50のエミッタ電圧は、コンデンサ47の端子電圧Vcに等しいので、本実施形態によっても第1の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
【0053】
(第5の実施形態)
上述の第1ないし第4の実施形態では駆動回路を3段のエミッタフォロア回路により構成したが、駆動回路の段数はこの限りでない。図8は、本発明の第5の実施形態である台形波出力回路70の電気的構成図であって、図1と同一構成部分には同一符号を付して示している。この図8において、駆動回路71は、トランジスタ49からなる1段のエミッタフォロア回路により構成されている。トランジスタ49のエミッタは、出力トランジスタ38のベースに接続されており、そのトランジスタ49のエミッタと電源線39、40との間にはそれぞれ電圧検出回路32、可変電流回路33が接続されている。
【0054】
本実施形態の駆動回路71によっても、出力トランジスタ38に対しコンデンサ47の端子電圧Vcに比例したベース電流を流すことができ、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。ただし、駆動回路71にあっては、電圧検出回路32の入力端子(トランジスタ55のベース)が、当該電圧検出回路32の出力電流により動作する可変電流回路33によりバイアスされるので、トランジスタ55のベースと電源線39との間に起動抵抗72(起動回路に相当)が接続されている。この起動抵抗72は高い抵抗値を持つので、起動抵抗72を付加したことによる消費電流の増加はほとんどない。これにより、端子電圧Vcが0V付近であってもトランジスタ49、55、57、58が常にオン動作状態にバイアスされ、起動失敗や起動遅延を防止することができる。また、出力電圧Voの波形歪みを低減することができる。
【0055】
(第6の実施形態)
図9は、本発明の第6の実施形態である台形波出力回路73の電気的構成図で、図4または図8と同一構成部分には同一符号を付して示している。この台形波出力回路73の駆動回路74には、図8に示す起動抵抗72に替えて、図4に示す台形波出力回路62と同様の抵抗53およびダイオード64(オフセット電圧発生回路)が付加されている。
【0056】
このダイオード64の動作は、第2の実施形態で説明した通りであって、トランジスタ49、55、57、58には常にオフセット電流が流れ続ける。従って、起動失敗や起動遅延の発生を防止できるとともに、出力電圧Voの波形歪みを低減することができる。
【0057】
(第7の実施形態)
図10は、本発明の第7の実施形態である台形波出力回路75の電気的構成図で、図1と同一構成部分には同一符号を付して示している。この図10において、駆動回路76は、コンデンサ47の端子電圧Vcを検出するための電圧検出回路77を備えている。
【0058】
この電圧検出回路77は、電圧−電流変換回路であって、コンパレータ78(比較回路に相当)、オープンコレクタの形態を持つNPN型のトランジスタ79(変換用トランジスタに相当)および抵抗80〜83から構成されている。コンパレータ78の非反転入力端子は充放電回路36の出力端子に接続され、反転入力端子は基準電圧Vrを生成する図示しない基準電圧発生回路に接続されている。また、コンパレータ78の出力端子は、抵抗80を介してトランジスタ79のベースに接続され、そのベースと電源線39、40との間にはそれぞれバイアス設定用の抵抗81、82が接続されている。トランジスタ79のエミッタは抵抗83(変換用抵抗に相当)を介して電源線40に接続され、そのコレクタは可変電流回路33を構成するトランジスタ57のコレクタに接続されている。
【0059】
上記構成において、端子電圧Vcが基準電圧Vrよりも低い場合、コンパレータ78はLレベルの電圧を出力し、トランジスタ79のベースには比較的低い一定電圧V1が与えられる。一方、端子電圧Vcが基準電圧Vrよりも高い場合、コンパレータ78はHレベルの電圧を出力し、トランジスタ79のベースには比較的高い一定電圧V2(>V1)が与えられる。トランジスタ79のエミッタ電圧はベース電圧よりもVFだけ低くなり、トランジスタ79にはこのエミッタ電圧に比例したコレクタ電流が流れる。このコレクタ電流は、可変電流回路33を介して出力トランジスタ38のベース電流となる。
【0060】
この台形波出力回路75によれば、出力トランジスタ38のベース電流は、端子電圧Vcつまり出力電圧Voの大きさに応じて2段階に変化する。これにより、出力電圧Voが低下した時に無駄に流れるベース電流が減少し、従来構成の台形波出力回路1(図11参照)に比べ消費電流を低減することができる。
【0061】
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
上記各実施形態では台形波電圧を出力するように構成したが、コンデンサ47の充放電により、台形波電圧以外の電圧を出力するようにしても良い。
各駆動回路は、エミッタフォロア回路に限定されず、他の回路構成であっても良い。この場合、各電圧検出回路は、コンデンサ47の端子電圧Vcに応じた電圧が現れるノードに接続すれば良い。
各台形波出力回路において、電源線39、40に対する接続形態を逆にし、且つ各トランジスタのタイプをPNP型とNPN型との間で替えることにより、PNP型の出力トランジスタが負荷43に対しロウサイド側に位置するように構成しても良い。この場合、出力トランジスタは、電流吸い込み動作(シンク動作)となる。
【0062】
第1の実施形態において、トランジスタ51のエミッタ電圧を検出するように電圧検出回路32を設けても良い。この場合、第2または第5の実施形態で示したように、ダイオード64または起動抵抗72を付加することが好ましい。
第7の実施形態において、出力電圧Voの大きさに応じて出力トランジスタ38のベース電流を2段階に変化させたが、複数のコンパレータを備えることにより、さらに多段階に変化させるように構成しても良い。また、比較回路はコンパレータに限られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す台形波出力回路の電気的構成図
【図2】スイッチ状態を検出するためのバイアス回路の電気的構成図
【図3】台形波電圧を生成する場合における各部の電圧波形を示す図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図5】図3相当図
【図6】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図7】本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
【図8】本発明の第5の実施形態を示す図1相当図
【図9】本発明の第6の実施形態を示す図1相当図
【図10】本発明の第7の実施形態を示す図1相当図
【図11】従来構成を示す図1相当図
【図12】他の従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
31、62、65、68、70、73、75は台形波出力回路(出力回路)、32、67、77は電圧検出回路、33は可変電流回路、36は充放電回路、37、63、66、69、71、74、76は駆動回路、38は出力トランジスタ、39、40は電源線、43は負荷、44は定電流回路(第1の定電流回路)、46は定電流回路(第2の定電流回路)、47はコンデンサ、55、79はトランジスタ(変換用トランジスタ)、56、83は抵抗(変換用抵抗)、64はダイオード(オフセット電圧発生回路)、72は起動抵抗(起動回路)、78はコンパレータ(比較回路)である。

Claims (7)

  1. コンデンサを有しこのコンデンサに対して充放電を行う充放電回路と、
    負荷に対して直列に接続された出力トランジスタと、
    この出力トランジスタが前記負荷に対して前記コンデンサの充電電圧に応じた電圧を出力するように、前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とを備え、
    前記駆動回路は、
    前記コンデンサの充電電圧を検出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路により検出された前記コンデンサの充電電圧に応じたベース電流を前記出力トランジスタに対して出力する可変電流回路とを備えて構成され
    前記電圧検出回路は、検出電圧と基準電圧との比較結果に基づいた電流を出力する電圧−電流変換回路から構成され、
    前記可変電流回路は、前記出力トランジスタに対して前記電圧−電流変換回路の出力電流に応じたベース電流を出力するように構成されていることを特徴とする出力回路。
  2. 前記電圧検出回路は、前記コンデンサの端子電圧を直接検出するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の出力回路。
  3. 前記駆動回路は、前記コンデンサの端子電圧を入力としエミッタフォロアの形態で1段または多段に接続された1または複数のトランジスタから構成され、
    前記電圧検出回路は、前記トランジスタのエミッタ端子の電圧を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の出力回路。
  4. コンデンサを有しこのコンデンサに対して充放電を行う充放電回路と、
    負荷に対して直列に接続された出力トランジスタと、
    この出力トランジスタが前記負荷に対して前記コンデンサの充電電圧に応じた電圧を出力するように、前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とを備え、
    前記駆動回路は、
    前記コンデンサの充電電圧を検出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路により検出された前記コンデンサの充電電圧に応じたベース電流を前記出力トランジスタに対して出力する可変電流回路とを備えて構成され、
    前記電圧検出回路は、検出電圧に応じた電流を出力する電圧−電流変換回路から構成され、
    前記可変電流回路は、前記出力トランジスタに対して前記電圧−電流変換回路の出力電流に応じたベース電流を出力するように構成され、
    前記充放電回路および前記駆動回路は、一対の電源線間に接続されており、
    前記電圧−電流変換回路は、オープンコレクタの形態を持つ変換用トランジスタと、この変換用トランジスタのエミッタと前記電源線との間に接続された変換用抵抗とから構成され、
    前記可変電流回路は、カレントミラー回路から構成され、
    前記変換用抵抗は、IC化された場合にクロムシリコンから構成されていることを特徴とする出力回路。
  5. コンデンサを有しこのコンデンサに対して充放電を行う充放電回路と、
    負荷に対して直列に接続された出力トランジスタと、
    この出力トランジスタが前記負荷に対して前記コンデンサの充電電圧に応じた電圧を出力するように、前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とを備え、
    前記駆動回路は、
    前記コンデンサの充電電圧を検出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路により検出された前記コンデンサの充電電圧に応じたベース電流を前記出力トランジスタに対して出力する可変電流回路とを備えて構成され、
    前記電圧検出回路は、検出電圧に応じた電流を出力する電圧−電流変換回路から構成され、
    前記可変電流回路は、前記出力トランジスタに対して前記電圧−電流変換回路の出力電流に応じたベース電流を出力するように構成され、
    前記充放電回路および前記駆動回路は、一対の電源線間に接続されており、
    前記電圧−電流変換回路は、オープンコレクタの形態を持つ変換用トランジスタと、この変換用トランジスタのエミッタと前記電源線との間に接続された変換用抵抗とから構成され、
    前記可変電流回路は、カレントミラー回路から構成され、
    前記電圧−電流変換回路の入力端子と前記電源線との間に起動回路が接続されていることを特徴とする出力回路。
  6. コンデンサを有しこのコンデンサに対して充放電を行う充放電回路と、
    負荷に対して直列に接続された出力トランジスタと、
    この出力トランジスタが前記負荷に対して前記コンデンサの充電電圧に応じた電圧を出力するように、前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記出力トランジスタを駆動する駆動回路とを備え、
    前記駆動回路は、
    前記コンデンサの充電電圧を検出する電圧検出回路と、
    この電圧検出回路により検出された前記コンデンサの充電電圧に応じたベース電流を前記出力トランジスタに対して出力する可変電流回路とを備えて構成され、
    前記電圧検出回路は、検出電圧に応じた電流を出力する電圧−電流変換回路から構成され、
    前記可変電流回路は、前記出力トランジスタに対して前記電圧−電流変換回路の出力電流に応じたベース電流を出力するように構成され、
    前記充放電回路および前記駆動回路は、一対の電源線間に接続されており、
    前記電圧−電流変換回路は、オープンコレクタの形態を持つ変換用トランジスタと、この変換用トランジスタのエミッタと前記電源線との間に接続された変換用抵抗とから構成され、
    前記可変電流回路は、カレントミラー回路から構成され、
    前記電圧−電流変換回路の入力端子と電圧検出点との間に、オフセット電圧発生回路が接続されていることを特徴とする出力回路。
  7. 前記充放電回路および前記駆動回路は、一対の電源線間に接続されており、
    前記電圧−電流変換回路は、前記検出電圧と前記基準電圧とを比較する比較回路、この比較回路の出力端子に接続されたオープンコレクタの形態を持つ変換用トランジスタおよびこの変換用トランジスタのエミッタと前記電源線との間に接続された変換用抵抗から構成され、
    前記可変電流回路は、カレントミラー回路から構成されていることを特徴とする請求項記載の出力回路。
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