JP4759759B2 - ダイカストマシン用スプールブッシュ - Google Patents

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Description

本発明は、金型のキャビティ内にアルミニュウム等の金属溶湯を注入して鋳造品を成形するダイカストマシンに用いられるスプールブッシュに関するものである。
従来、金型のキャビティ内にアルミニュウム等の金属溶湯を注入して鋳造品を成形するダイカスト鋳造機に関する技術は周知となっている。また、このダイカスト鋳造機に備えられるスプールブッシュに関する技術は周知となっており、これについて開示する文献も存在する(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1の図1に開示される構成のスプールブッシュでは、筒状のブッシュ本体の内周面にインサートライナーを嵌合させ、ブッシュ本体の内周面と、インサートライナーの外周面との間に冷却液体を流す冷却溝を形成し、Oリングにて封止させる構成としている。
また、特許文献1の図4に開示される構成のスプールブッシュでは、ブッシュ本体の外周面に冷却スリーブを外嵌させる構造としており、このような構成の場合、一般的に、冷却スリーブの端面とブッシュ本体の間には溶接が施されることとしている。
また、特許文献1の図2に開示される構成のスプールブッシュでは、ブッシュ本体の先端部付近にプランジャ穴を取り囲むように冷却通路を設けた構成としている。冷却通路は、複数のキリ穴を交差させて構成されるものであり、各キリ穴の片側開口部は、プラグにて閉じられるようにしている。
特開2003−10953号公報
以上のように、特許文献1においては、従来のスプールブッシュの形態について開示するものであるが、このような二重の筒構造の場合では、外筒と内筒の熱膨張率の違いにより、両筒の間に隙間が生じ、冷却液体の漏れや、溶接箇所の割れが発生する問題があった。また、このことから、寿命が短いことが問題視されており、長寿命化の要請がある。
この点、二重の筒構造とせずに、特許文献1の図2(b)に示されるように一重の筒構造として、前記キリ穴による冷却通路の構成を採用することも考えられるが、この構成の場合、図6に示すごとく、キリ穴51・51・・・が交差する箇所において応力集中や応力腐食による割れが発生し、これに伴う冷却液体の漏れが懸念される。また、開口部52・52・・・を塞ぐプラグ53・53・・・においては、テーパーネジにシールテープを巻く等して冷却液体の圧漏れを防止することとしているが、熱により、シールテープが溶ける等によって損傷し、これに伴って、冷却液体の漏れが発生する問題がある。
また、前記キリ穴51・51・・・は直線状に形成されるため、断面視円形のプランジャ穴54の内周面から各キリ穴51・51・・・までの距離は、内周面の位置によって異なることになり、内周面が均一に冷却されないことになる。また、前記キリ穴51・51・・・は直線状にせざるをえず、この点が冷却液路の設計上の制約となり、十分な冷却効果を得られないといった問題や、逆に、過剰に冷えすぎてしまい、破断チル層を内周面に形成してしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑み、熱膨張等の影響による冷却液体の漏れがなく、冷却液路の設計の自由度の高い、新規なダイカストマシン用スプールブッシュを提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、プランジャチップが摺動されるプランジャ穴が形成される、ダイカストマシン用スプールブッシュであって、筒状の複数のピースの端面同士を付け合わせて接合することにより、一連の前記プランジャ穴が形成されるものとし、前記端面の接合部には、冷却液体を流通させる冷却液路が構成され、前記冷却液路は、互いに付け合わされる前記端面のいずれか一方、又は、両方に、溝を形成し、前記端面が付け合わされた状態において、前記溝が閉じられた空間とされることで構成され、前記溝は、互いに付け合わされる前記端面にそれぞれ開口される第一の円周溝と、該第一の円周溝の底面に開口される第二の円周溝と、から構成されるとともに、前記端面が付け合わされた状態における前記第一の円周溝には、仕切り板が埋設され、前記仕切り板には、該仕切り板の両側に配置される前記第二の円周溝を連通させる連通部が形成され、前記第一の円周溝が前記仕切り板によって塞がれ、前記仕切り板を挟んで両側に配置される第二の円周溝が前記連通部を除いて互いに遮断されるものである。
請求項2においては、前記冷却液路は、円周状に構成されるものである。
請求項3においては、前記冷却液路の内、特定の部位の液路断面積が、他の部位の液路断面積よりも小さく構成されるものである。
請求項4においては、前記第二の円周溝の溝深さは、冷却範囲に応じた深さとするものである。
請求項5においては、前記各ピースには、前記第二の円周溝と前記ダイカストマシン用スプールブッシュの外部とを連通させるための連通穴が設けられており、前記連通穴より冷却液体を供給、又は、排出させることにより、前記冷却液路内にて冷却液体が流通される構成とし、前記連通部と、前記連通穴は、前記プランジャ穴の軸心を挟んで対向するように配置される構成とするものである。
請求項6においては、互いに付け合わせられる前記ピースの端面は、拡散結合にて結合されるものである。
以上の請求項1に記載の発明では、一重の筒構造によるダイカストマシン用スプールブッシュ(以下、単に、「スプールブッシュ」とする。)となるので、二重構造における熱膨張等の影響による冷却液体の漏れの不具合が生じることもない。そして、これにより、スプールブッシュの長寿命化を図ることができる。
また、前記端面の接合部に冷却液路を形成することとするので、接合前において冷却液路の加工が行えるようになり、冷却液路の設計の自由度を高いものとすることができる。
また、前記端面に溝加工を行い、各端面の接合後に冷却液路が構成されるものであるから、前記冷却液路の設計の自由度を広げることができる。
また、前記連通穴から冷却液路に流入された冷却液体は、該冷却液路を通って、連通部に到達し、該連通部から、仕切り板の反対側にある冷却液路へと流入され、該冷却液路を通って、連通穴から排出させるようにして、冷却液体を流通させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、プランジャ穴の内周面から冷却液路までの距離を全体的に略均一とすることができ、プランジャ穴の内周面を略均一に冷却できるようになる。
また、請求項3に記載の発明では、特定の部位の冷却効果を低減させて破断チル層の発生を確実に抑制するなど、所望の冷却効果を得ることが可能となる。
また、請求項4に記載の発明では、冷却範囲に応じて溝深さが設定されるので、当該冷却範囲を確実に冷却することができる。
また、請求項5に記載の発明では、スプールブッシュを円周方向において、満遍なく冷却させることができる。
また、請求項6に記載の発明では、各ピースを互いに強く結合させることができ、前記冷却液路からの冷却液体の漏れといった不具合もない。また、仮に、各ピースを溶接にて接合させることとすると、熱変形により溶接部位の割れが発生し、冷却液体が漏れることになるが、この不具合も発生することがない。また、各ピースを同一部材により構成することによれば、各ピースの熱膨張率は同一となることから、各ピースが均一に変形することになるため、熱変形が生じた場合でも、各ピースの結合状態が確実に維持され、冷却液体の漏れが確実に防止される。
図1は本発明を適用する鋳造装置1の構成例について示すものであり、鋳造金型を構成する可動型2と固定型3を付け合わせた状態でキャビティ4が構成され、スリーブ5及びスプールブッシュ6内に供湯口5aから溶湯が注がれ、該溶湯がプランジャチップ7にて前記キャビティ4内へと射出される構成としている。
図2(a)、及び図2(b)は、本発明にかかるスプールブッシュ6の構成例について示すものであり、このスプールブッシュ6は、前記プランジャチップ7が摺動されるプランジャ穴6Aが形成されて筒型に構成されるものであり、筒状の複数のピース6a・6b・6c(本実施例では三個のピース)のプランジャチップ7の摺動方向の端面11a・11b・・・同士を付け合わせて接合することにより、一連の前記プランジャ穴6Aが形成されるものとし、前記端面11a・11b・・・の接合部には、冷却液体を流通させる冷却液路12a・12b・・・が構成されるものとしている。
そして、以上の構成では、一重の筒構造によるスプールブッシュ6となるので、二重構造における熱膨張等の影響による冷却液体の漏れの不具合が生じることもない。そして、これにより、スプールブッシュ6の長寿命化を図ることができる。
また、前記端面11a・11b・・・の接合部に冷却液路12a・12b・・・を形成することとするので、接合前において冷却液路12a・12b・・・の加工が行えるようになり、冷却液路12a・12b・・・の設計の自由度を高いものとすることができる。
尚、本実施例では、合計三個の筒状のピース6a・6b・6cを接合して、一体化させる構成としたが、ピースの数については、これに限定されるものではなく、二個、又は、四個、五個・・・としてもよい。また、ピースの数を増やすことによれば、各ピース間に冷却液路を構成することができ、多くの箇所に冷却液路を設けることが可能となる。
また、図3に示すごとく、前記冷却液路12a・12b・・・は、互いに付け合わされる前記端面11a・11b・・・のいずれか一方、又は、両方に、溝(第一の円周溝21、第二の円周溝22)を形成し、前記端面11a・11b・・・が付け合わされた状態において、前記溝が閉じられた空間とされることで構成されるものとしている。
そして、以上の構成では、端面11a・11b・・・に溝加工を行い、各端面11a・11b・・・の接合後に冷却液路12a・12b・・・が構成されるものであるから、前記冷却液路12a・12b・・・の設計の自由度を広げることができる。つまり、接合前のピース6a・6b・6cの端面11a・11b・・・の溝加工は容易であるため、特殊な加工装置を用いることなく、一般的な加工装置を用いることによっても、所望の冷却液路12a・12b・・・の形状を得ることができるのである。
例えば、図4に示すごとく、前記冷却液路12cを円周状に構成することも可能であり、このように冷却液路12cを円周状とすることによれば、プランジャ穴6Aの内周面から冷却液路12cまでの距離を全体的に略均一とすることができ、プランジャ穴6Aの内周面を略均一に冷却できるようになる。
また、このように冷却液路12cを円周状に構成することによれば、応力集中が発生する角部が構成されないため、応力集中に基づく割れの発生といった問題も生じない。そして、これにより、スプールブッシュ6の長寿命化を図ることができる。
また、このように冷却液路12cを円周状に構成することによれば、従来の直線状のキリ穴を設けた場合の構成(図6参照)と比較して、スプールブッシュ6の肉厚を薄く構成することができるため(キリ穴を構成するための余分な肉厚が不要となるため)、スプールブッシュ6の外径を縮小することが可能となる。また、逆に、スプールブッシュ6の外径を同一に維持したまま内径を拡大した設計も可能となり、この点においても、設計の自由度が広いものとされる。
さらに、図4に示すごとく、冷却液路12cの内、下側に配置される部位の断面積を小さく構成する、即ち、特定の部位の液路断面積が、他の部位の液路断面積よりも小さく構成されることとしてもよい。例えば、本実施例のように、下半分の範囲の液路断面積を上半分の範囲の液路断面積よりも小さくし、下半分の範囲での冷却効果を低減させることによれば、溶湯10の破断チル層の発生を確実に抑制するといったことも可能となる。このように、冷却液路12cの設計の自由度を向上させることにより、所望の冷却効果を得ることも可能となる。
また、図3に示すごとく、本実施例では、前記溝は、互いに付け合わされる前記端面11a・11b・・・にそれぞれ開口される第一の円周溝21・21と、該第一の円周溝21・21の底面に開口される第二の円周溝22・22と、から構成されるとともに、前記端面11a・11b・・・が付け合わされた状態において、前記第一の円周溝21・21には、仕切り板14aが埋設され、前記仕切り板14aには、図4に示すごとく、該仕切り板14aの両側に配置される前記第二の円周溝22・22を連通させる連通部15a・15bが形成される構成としている。
また、図3に示すごとく、前記仕切り板14aの板厚Lは、前記第一の円周溝21・21を重ね合わせて形成される溝の幅と略同一に構成され、前記端面11a・11b・・・が付け合わされた状態においては、前記第一の円周溝21・21が前記仕切り板14aによって塞がれる構成とし、仕切り板14aを挟んで両側に配置される第二の円周溝22・22が、前記連通部15a・15bを除いて互いに遮断されるようになっている。
また、図2(b)に示すごとく、前記各ピース6a・6b・6cには、前記第二の円周溝22・22とスプールブッシュ6の外部とを連通させるための連通穴13a・13b・・・が設けられており、前記連通穴13a・13b・・・より冷却液体を供給、又は、排出させることにより、前記冷却液路12a・12b・・・内にて冷却液体が流通される構成としている。
以上の構成によれば、図2(a)及び図4に示すごとく、図の下側にある連通穴13cから冷却液体を流入させる場合では、図の下側から冷却液路12cに流入された冷却液体は、該冷却液路12cを通って、図の上側にある連通部15a・15b(図4参照)に到達し、該連通部15a・15bから、仕切り板14aの反対側にある冷却液路12dへと流入され、該冷却液路12dを通って、図の下側にある連通穴13dから排出させるようにして、冷却液体を流通させることができる。
また、図3に示すごとく、前記第二の円周溝の溝深さWは、冷却範囲、即ち、冷却効果を得たい筒軸方向の範囲に応じた深さとする。これにより、当該冷却範囲を確実に冷却することができる。例えば、図3に示すごとく、先端側に配置されるピース6aにおいて、第二の円周溝22の溝深さWを深く設計することによれば、ピース6aの先端近くまで冷却を行うことが可能となる。また、その溝加工も容易であり、従来構成と比較して、より先端に近い範囲の冷却が可能となる。
尚、このように、スプールブッシュ6の先端側(溶湯の射出側)の冷却範囲を広げることができれば、溶湯射出後の冷却時間の短縮を図ることができ、鋳造サイクルタイムの短縮化を図ることができる。
また、図4に示すごとく、前記仕切り板14aは、環状に構成され、前記連通部15a・15bは、穴形状に構成されるものとし、前記連通部15a・15bは、図において上側に配置され、前記連通穴13a・13b・・・は、図において下側に配置されることとし、前記連通部15a・15bと、前記連通穴13a・13b・・・は、前記プランジャ穴6Aの軸心6mを挟んで対向するように配置される構成としている。
尚、前記連通部15a・15bの穴の断面積は、連通穴13a・13b・・・の穴断面積よりも大きく確保され、冷却液体の流通が円滑に行われるようにしている。
以上の構成によれば、スプールブッシュ6を円周方向において、満遍なく冷却させることができる。
仮に、連通穴13a・13b・・・と、連通部15a・15bとを、近傍に配置してしまうと、連通穴13cから流入した冷却液体は、すぐに連通穴13dより排出されてしまうことになるが、上記のような連通穴13a・13b・・・と連通部15a・15bの配置とすることにより、冷却液体が流れる経路が長く構成され、スプールブッシュ6を効率よく冷却できることとなる。
尚、図4のように、前記仕切り板14aを環状として、穴加工によって前記連通部15a・15bを構成するほか、前記仕切り板14aをC字状の反割ピースを対向させて構成することとし、両反割ピースの端面の間に隙間を形成することにより、前記連通部15a・15bが構成されることとしてもよい。また、図4では、上下方向において、連通穴13a・13b・・・と連通部15a・15bが離れた位置に配置される構成としたが、この構成に限るものではなく、例えば、左右方向において連通穴13a・13b・・・と連通部15a・15bが離れた位置に配置される構成としてもよい。
また、図5に示すごとく、互いに付け合わせられる前記ピース6a・6b・6cの端面11a・11b・・・は、拡散結合にて結合されるものとしている。
この拡散結合は、熱圧着法とも呼ばれるものであり、真空・高温環境下において、数時間、前記端面11a・11b・・・に荷重をかけた状態を保持することにより、金属組織を拡散させ、端面11a・11b・・・を結合させるものである。
例えば、図5に示す装置30の構成においては、炉31内に結合させるピース6a・6b・6cを設置し、炉31内を真空にした状態で、ヒーター32・32にて炉31内を約1000度に昇温させるとともに、最上位置にあるピース6aに荷重33をかけて数時間保持することとするものである。これにより、前記端面11a・11b・・・が接合され、ピース6a・6b・6cが一体化されて、一体構造のスプールブッシュ6が構成される。
そして、以上の拡散結合により各ピース6a・6b・6cを結合させることによれば、各ピース6a・6b・6cを互いに強く結合させることができ、前記冷却液路12a・12b・・・からの冷却液体の漏れといった不具合もない。
また、仮に、各ピース6a・6b・6cを溶接にて接合させることとすると、熱変形により溶接部位の割れが発生し、冷却液体が漏れることになるが、この不具合も発生することがない。
また、各ピース6a・6b・6cを同一部材により構成することによれば、各ピース6a・6b・6cの熱膨張率は同一となることから、各ピース6a・6b・6cが均一に変形することになるため、熱変形が生じた場合でも、各ピース6a・6b・6cの結合状態が確実に維持され、冷却液体の漏れが確実に防止される。
本発明にかかるスプールブッシュを備えた鋳造装置について示す図。 (a)は、本発明にかかるスプールブッシュの構成について示す図。(b)は、ピースの接合前のピース、仕切り板について示す図。 冷却液路を形成する溝の構成について示す図。 図2(a)のA−A線断面図。 拡散結合をさせる装置構成について示す図。 従来の直線状のキリ穴にて構成される冷却液路について示す図。
1 鋳造装置
2 可動型
3 固定型
4 キャビティ
5 スリーブ
6 スプールブッシュ
6A プランジャ穴
7 プランジャチップ

Claims (6)

  1. プランジャチップが摺動されるプランジャ穴が形成される、ダイカストマシン用スプールブッシュであって、
    筒状の複数のピースの端面同士を付け合わせて接合することにより、一連の前記プランジャ穴が形成されるものとし、
    前記端面の接合部には、冷却液体を流通させる冷却液路が構成され
    前記冷却液路は、互いに付け合わされる前記端面のいずれか一方、又は、両方に、溝を形成し、前記端面が付け合わされた状態において、前記溝が閉じられた空間とされることで構成され、
    前記溝は、互いに付け合わされる前記端面にそれぞれ開口される第一の円周溝と、該第一の円周溝の底面に開口される第二の円周溝と、から構成されるとともに、
    前記端面が付け合わされた状態における前記第一の円周溝には、仕切り板が埋設され、
    前記仕切り板には、該仕切り板の両側に配置される前記第二の円周溝を連通させる連通部が形成され、
    前記第一の円周溝が前記仕切り板によって塞がれ、前記仕切り板を挟んで両側に配置される第二の円周溝が前記連通部を除いて互いに遮断される、ダイカストマシン用スプールブッシュ。
  2. 前記冷却液路は、円周状に構成される、ことを特徴とする、請求項1に記載のダイカストマシン用スプールブッシュ。
  3. 前記冷却液路の内、特定の部位の液路断面積が、他の部位の液路断面積よりも小さく構成される、請求項1又は請求項2に記載のダイカストマシン用スプールブッシュ。
  4. 前記第二の円周溝の溝深さは、冷却範囲に応じた深さとする、ことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のダイカストマシン用スプールブッシュ。
  5. 前記各ピースには、前記第二の円周溝と前記ダイカストマシン用スプールブッシュの外部とを連通させるための連通穴が設けられており、
    前記連通穴より冷却液体を供給、又は、排出させることにより、前記冷却液路内にて冷却液体が流通される構成とし、
    前記連通部と、前記連通穴は、前記プランジャ穴の軸心を挟んで対向するように配置される構成とする、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のダイカストマシン用スプールブッシュ。
  6. 互いに付け合わせられる前記ピースの端面は、拡散結合にて結合されるものとする、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のダイカストマシン用スプールブッシュ。
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